ベティコです
若かりし頃、いろんなバイトをしてました。
ある時、私は「あひる先生」でした。
そのバイト先で
T大生と出会いました。
エリート大好きな私は
当時の彼氏(劇団員)を捨てて
T大生に乗り換えようと奮闘…www
そんな腹黒物語シリーズです。
昔むかしの大むかし。
大学時代にやってたバイト物語。
FAXと電話で小学生に勉強を教える…
という教育系バイトでした。
家庭教師バイトがつらかったし、
私には向いてないと痛感したので、
しばらく教える系バイトから
遠ざかっていたのですが、
- 子供と電話で5分話すだけ
- 大学生なら誰もカンタン
と書いてあり、
場所がとても通いやすいと思って
面接に行ってみることにしました。
「はじめまして♪パンダ先生ですっ♪」
「!?…よ、よろしくお願いします。」
パ…パンダ?この人何言ってんの?
面接を担当してくれた若い女性は
超絶ハイテンションでお元気すぎた。
私はちょっと引いた((((;゚Д゚)))…
「来てくれてありがと~♪超嬉しい♪」
「は、はあ。」
私が固まっているのに
そのパンダ女性は全くお構いなしで、
ほとんど話もしないうちに、
「採用決定♪今日から働こっ♪」
「え?今日から!?」
トントン拍子で話が進み、
謎のパンダは紙を差し出した。
「名前決めよっか?何にする?」
差し出された紙には
動物の名前がたくさん書かれてました。
子供に電話する時に
動物の名前を使うと説明をされ、
ようやく「パンダ」の意味が分かった。
いぬ先生、
ねこ先生、
うさぎ先生、
パンダ先生、
ライオン先生、
キリン先生、
くま先生、
トラ先生、
ひつじ先生
…
上記みたいな人気の動物は
全部×がついていて
パンダ先生はこう言った。
「〇がついてるのが今空いてる名前だから、そこから選んで?」
残っているのは
イノシシと、ブタと、あひるだった。
うら若き乙女だった20歳のベティコ。
デブい動物には抵抗があった←
「あひるでお願いします…」
「おっけ!あひるちゃんヨロシクね♡」
都会のど真ん中の
わりと大きいビルに入ってて
普通の会社だったと思うんだけど、
社内で苗字呼びする人は誰もおらず、
社員もバイトもみんなが動物呼び。
不思議な世界が繰り広げられてました。
偉い人(支店長?)はライオンだったw
そしてパンダがムチャぶりしてきた。
「ねえ、あひるちゃんて絵描ける?」
「え?電話の仕事じゃ…?」
「答案の丸付けして電話すんのよ~」
「そ、そうなんですね。」
「ねえ、あひるの絵、描いてみて?」
「え…
」
それで描いたのがコレ↑
誰ですか?オバQとか言ってる人は。
あひるです!←断言
「いいじゃん!さっそく丸付けして!」
「あの、研修とかは…」
「ナイナイ(笑)!答えはそこね!」
本当にぶっつけ本番((((;゚Д゚)))!
その日お子様が送ってくれた、
実際のFAXにこわごわと丸をつけて、
あひるの絵とメッセージを書いた。
「明日も答案送ってね!あひる先生より」
こうして私は突然、
あひる先生になりました
ここで出会った、
いろんな動物たち(社員やバイト!笑)。
電話越しの可愛かった子供たち。
そして腹黒な私は、バイト仲間の
T大生しまうま君を狙いましたw
私、高学歴男が大好きでした。
でも、全然うまく行かず…笑
現在アラフォーの私が
大学生後半だったころ、
就職活動してた時期の話です。
そんな「あひる先生の最後の授業」
のんびり更新かもしれませんが、
もしお時間あったら
お付き合いください(*´∇`*)
続く
→「あひる先生の最後の授業②」