・体がだるい
・食欲がない
・体が熱っぽい
・やる気が出ない
・疲れが取れない
ーなど、
高温多湿の夏に体が対応できなくなり、
夏バテしていませんか?
夏負けや暑気あたりともいわれ、
免疫力も低下します。
8月7日は「立秋(りっしゅう)」。
まだまだ厳しい残暑が続く中、
暦の上では秋を迎えました。
今年は全国的に最高気温が観測されて、
異常な暑さ。
例年、立秋を過ぎると、
夏真っ盛りは過ぎたかなぁと感じる
気候となってきますが、
今年はまだまだ暑さが続きそうです。
そうはいっても、
秋になりますと、
日中は暑くても、
夜は少しずつ涼しくなり、
気温差が出てくるようになります。
体の方も少しずつ秋モードを意識して、
体を冷やさないことも意識していきましょう。
元気に過ごすためには、
季節の変わり目に夏バテした体のケア、とっても大事です。
冷えは、
秋の臓器「肺」への影響が大きくなります。
ちょっとしたことで悲しくなったり、
気持ちをひきずってしまったり。
急に呼吸器の風邪をひいてしまうことも。
皮膚や口中のトラブルや便秘も「肺」の疲れとして表れます。
そこで、
季節の変わり目に、
夏の暑さで疲れた体を整える温活のススメ!
夏の暑さでお疲れの体を整える
〈食べる温活〉7か条
①冷えた室内では温かい飲み物を
冷たい飲み物ばかり飲みすぎてませんか?
疲れたとき、体が冷えたときは、
温かい飲み物!!
冷たい飲みものも
口の中でよくかんで、
常温にしてから飲むと、
体の負担が少なくなります。
カフェなどで冷たい飲み物を飲みたいときには、
氷少なめ、氷なしのオーダーをチョイスしましょう。
②夏野菜、加熱して食す
夏野菜は生のまま食べるという方が
多いと思いますが、
胃腸の弱い方は要注意!
トマト、きゅうり、なすなどの夏野菜は、
食べ過ぎると体が冷えて、
胃腸の働きが悪くなる場合があります。
冷えを感じるときは、
夏野菜もキンキン冷やして、
生で食べるのを控えて、
火を通して調理して、
体を冷やし過ぎない食べ方、工夫してみましょう。
③温かいスープで栄養補給
夏バテして食欲がないという方。
食べないと体力は低下して、
やる気も元気もなくなります。
夏こそ、食が大事です。
さらっと飲みやすい、
温かい具沢山のスープはいかが?
体のバランスを整えてくれますよ。
④冷たい麺+たんぱく質
夏はさっぱりした
そうめんや冷麦が美味しい季節ですよね。
ただし、冷たい麺類ばかり食べていると、
体を温めるたんぱく質が不足して、
体の冷えを助長してしまいます。
そうめんや冷麦を食べるときには、
体温を上げ、体を内側から温めてくれる、
豆腐や魚介類などの
たんぱく質も一緒に摂るようにしましょう。
⑤リラックスミネラル「マグネシウム」を積極的に
夏はエアコンの寒暖差などが原因で
交感神経が優位になりがちです。
そんなときにとりたいのが、
リラックスミネラルといわれる
「マグネシウム」。
現代人はマグネシウムなど
微量ミネラルが不足気味だといわれます。
特に、海藻類は
微量ミネラルを豊富に含みますので、
積極的にとるようにしましょう。
*マグネシウムの多い食材*
玄米、大豆、大豆製品、海藻類(わかめ、こんぶ、ひじきなど)
胡麻、アーモンド、切り干し大根など
⑥自然塩を適塩
暑い夏は汗により排泄されてしまう
水分、ビタミン、ミネラルが不足します。
自然塩を適塩、いただきましょう。
⑦梅干しパワーの活用
日本の伝統的な漬物「梅干し」。
夏バテ予防にも効果的!
「夏負けに梅干し」
夏の体調不良、暑さで夏バテしているときに
梅干しがよいということわざがあるほど。
現代でも
夏に梅干しで塩分と酸味を補給することで、
熱中症対策、
夏バテ予防になることがわかっています。
梅干しには、
カルシウムやカリウムなどのミネラルのほか、
塩分、ビタミンも含まれているため、
汗をかいて失われる成分を補ってくれます。
また、梅干しに含まれる
クエン酸には、代謝をアップさせてくれる働きもあります。
クエン酸をはじめ、
コハク酸、
リンゴ酸、
酒石酸など
梅の有機酸には、
食欲増進や疲労回復効果もあり、
熱中症対策だけはなく、
夏バテ予防にもおすすめです。
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冷房対策も忘れずに!
特に首の後ろは自律神経の中枢なので、
ストールなどでしっかりガードがオススメです。
立秋から〈食べる温活〉を意識していくと、
夏バテや夏の疲れもぐぐっと軽減されますよ。
今日も健やかな一日をお過ごしくださいね。
茨城県土浦市・つくば市
マクロビオティック料理教室
イエローハーモニー
小川原智子(おがわらともこ)