61話 霊体レスキュー隊、隊員募集中!?~霊界から来た迷子の霊?~
秋の公園の朝。色づいた落ち葉が風に舞っている。タカシは今日も公園の片隅でクールに佇む。(夢データの解析は継続中だ。論理的な繋がりはまだ見出せないが…諦めない。)
ハナちゃんは落ち葉を集めて山を作っている。ヨシダさんはベンチで紅葉を見ながら「秋のあんこは格別じゃ…」と呟いている。チヨは霊体なので、公園の真ん中で腕組みをして、なんか考え込んでいる。
「うーん…霊体レスキュー隊…隊長はうち…隊員はハナちゃん(人間やけど見えるから一応)…二人だけかぁ…寂しいなぁ…隊員募集せな!」チヨが霊体レスキュー隊の今後の活動について考えているらしい。霊力チャージと霊格アップのために始めた霊助けだが、隊を結成してしまったらしい。
チヨは霊体レスキュー隊の初任務について、ハナちゃんに話しかけてきた。「なあ、ハナちゃん!霊体レスキュー隊、今日から本格的に活動開始やで!隊員募集のチラシ作るん手伝ってくれへん?」
「霊体レスキュー隊?面白そう!いいよー!どんなことするの?」ハナちゃんはノリノリだ。
「困ってる霊を助けるんや!感謝されたら霊力チャージできるし、霊格も上がるらしいねん!」チヨは張り切っている。霊力チャージと霊格アップが目的らしい。
タカシは二人の会話を聞きながらデータ収集する。(霊体レスキュー隊…霊的な困り事を解決する組織か。データ収集の対象にしよう。隊長チヨ、隊員ハナ…霊体と人間…珍しい組み合わせだ。霊力チャージと霊格アップ…非科学的なパラメータだが、データとして記録する。)霊体レスキュー隊の活動データは、俺の新しいデータ収集の領域だ。
ヨシダさんはチヨの話を聞いて、「霊体レスキュー隊とな?ほう…面白そうじゃな。ワシも若い頃、冒険家として色々な人を助けたことがあってな…」また昔話が始まりそうだが。
チヨはヨシダさんに話しかける。「ヨシダさん、霊体レスキュー隊、隊員募集してるんですけど、どうですか?霊力なくても、何か手伝ってくれるんやったら!」
ヨシダさんは少し考えて、「うむ…霊力はないが…あんころ餅の差し入れならできるぞ!現場への差し入れは重要じゃ!」と、的外れな協力を申し出る。
「あんころ餅の差し入れかよ!霊体は食べられへんねん!」チヨがツッコミを入れる。
霊体レスキュー隊(隊員2名、うち1名霊体、1名人間)が、どうやって困っている霊を見つけるかでドタバタしていると、公園の入口から、様子のおかしい霊が現れた。霊体なのに、足元がおぼつかない様子で歩いていて、公園の入口の柱にぶつかっている。そのまま霊体なのに地面に座り込んでしまった。
「ん?なんや、あの霊…なんか変やで?」チヨはその霊の異変に気づいた。霊感で霊体を解析する。
「うわぁ…!霊体やのに…霊体が不安定や…重力が…効いてるような…感じや…」チヨは驚く。霊体なのに重力が効いている?ありえない!
霊は困惑した様子で、チヨたちに近づいてきた。霊体なのに、幽霊歩きではなく、普通の人間のようによろよろ歩いている。
「あ、あの…ここは…どこ…?私は…霊界の…えっと…どこから来たんだっけ…?」霊は困惑した様子で話す。霊界から来た霊らしい。しかも迷子になっている。
「霊界から来た迷子の霊や!」チヨは確信した。「よし!霊体レスキュー隊の初任務や!この霊を助けるで!」チヨは張り切る。霊力チャージと霊格アップのチャンスだ!
タカシは迷子の霊のデータを収集する。霊体構成…不安定。霊的波動…混乱。記憶データ…断片的。「霊界…ルール…混乱」パラメータ上昇。
(霊界から人間界に迷い込んできた霊か…霊界のルールと人間界の物理法則の違いに混乱しているようだ。霊体が重力の影響を受ける…データ未収集だ!霊界の生態やルールに関する貴重なデータが取れるかもしれない!)俺はデータ収集に意欲を燃やす。
迷子の霊は、人間界のルールが分からず困っているらしい。霊体なので壁をすり抜けようとするが、なぜか壁にぶつかってしまう。空中に浮こうとするが、なぜか地面に引きずり降ろされる。霊体なのに、まるで重い鎧を着ているかのようだ。
「霊界では、壁はないのに…どうして…?空中を飛ぶのが当たり前なのに…どうして浮けないの…?」迷子の霊は混乱している。
チヨは霊体レスキュー隊として、迷子の霊を助けようと奮闘する。まずは霊界のルールと人間界のルールの違いを説明しようとするが、相手は混乱していて話が通じない。霊感で迷子の霊の心を読もうとするが、霊感が乱れていて何を考えているのか分からない。
「霊感、アテにならへんな!霊界の霊の心は読めへんのか!」チヨは霊感に文句を言う。
「霊感はアテにならないデータが多いだろ!霊界の霊に関するデータは不足している。」俺はチヨにツッコミを入れる。
ハナちゃんは霊体レスキュー隊の隊員として一生懸命手伝おうとするが、霊体には触れないので、ただ迷子の霊の周りをウロウロするだけだ。「大丈夫だよ!きっとお家(霊界?)に帰れるよ!」と声をかけるが、霊体なので言葉が届いているかは不明だ。
ヨシダさんは迷子の霊を見て、「ほう…霊界から来た迷子の霊か…ワシが若い頃…いや、霊界に行ったことはないな…しかし、迷子というのは困ったものじゃ。迷子の霊には、あんころ餅は効くのかい?」またあんころ餅で解決しようとしている。
迷子の霊は混乱しているし、チヨの霊感はアテにならないし、ハナちゃんは触れないし、ヨシダさんはあんころ餅を勧めようとするし…霊助けはドタバタに進んだ。
迷子の霊は霊体なのに、地面の段差につまずいたり、植え込みに突っ込んだり、ゴミ箱にぶつかったり…人間界の物理法則に翻弄されている。チヨはそんな迷子の霊を霊体で引っ張ろうとしたり、霊体で背中を押そうとしたりするが、霊体が不安定でうまくいかない。
タカシは、迷子の霊の行動データ、霊体構成データ、霊界のルールに関するデータ(迷子の霊が話す断片的な言葉やチヨの霊界情報から推測)を収集・解析する。霊界では霊体は自由に浮遊できる、壁をすり抜けられる、重力の影響を受けない…人間界とは物理法則が違う。
(霊界の物理法則…興味深いデータだ!そして、迷子の霊は、その違いに戸惑っている…これをどうデータ化するか…)俺は解析に没頭する。
ドタバタの末、チヨは迷子の霊に、人間界では霊体でも物理的なものに影響を受けること、霊体でも地面を歩けることなどを、身振り手振り(霊体なので分かりにくいが)で一生懸命説明した。ハナちゃんも言葉を添える。
少しずつ、迷子の霊は人間界の霊体としての感覚に慣れてきたようだ。地面を歩く練習をしたり、壁をすり抜けるのを諦めたり。霊体なのに、人間みたいに頑張っている。
迷子の霊は、自分を助けようとしてくれたチヨたちに感謝の念を伝えた。言葉ではない、霊的な波動として。
「ありがとう…」
その感謝のエネルギーが、チヨの霊体に流れ込んできた。チヨは霊力がチャージされるのを実感する。
「って!霊力回復した!マジで感謝のエネルギーすごいわ!霊体レスキュー隊、初任務成功や!」チヨは嬉しそうに霊体をプルプルさせる。霊体が安定したらしい。
迷子の霊は、人間界での霊体としての感覚に慣れたことで、混乱が収まり、落ち着きを取り戻した。霊界に戻る方法はまだ分からないが、とりあえず人間界で困らない程度にはなったようだ。公園にしばらく滞在することになったらしい。
タカシは、迷子の霊の生態や霊界のルール、霊助けの過程に関するデータを記録する。霊界の物理法則、霊体の適応能力、霊力チャージのメカニズム…貴重なデータが取れた。
(霊体レスキュー隊、初任務成功…迷子の霊に関するデータ収集もできた。霊界と人間界の繋がり…謎は深まるが、データは増える。このデータが、第59話の夢データの解析にも役立つかもしれない。)俺のデータ収集魂は燃え上がる。
チヨは霊体レスキュー隊の活動に手応えを感じている。「霊体レスキュー隊、これからバンバン霊助けするで!霊力チャージと霊格アップ、そして霊体漫才のネタ集めのために!」霊助けの目的がどんどん増えている。
ヨシダさんは、「ほう…霊体レスキュー隊、初任務成功か…おめでとう。しかし、霊界の霊は、あんころ餅は食べないのかのう。」と、まだあんころ餅のことを気にしている。
「霊界の霊はあんころ餅食べへんねん!」チヨがツッコミを入れる。
こうして、チヨ率いる霊体レスキュー隊の初任務は、霊界から来た迷子の霊を巡るドタバタの末、無事成功した。タカシのデータ収集は、霊界という未知なる領域へとさらに広がり、公園の日常に、また一つ新しい要素が加わった。霊体レスキュー隊の今後の活動と、迷子の霊の存在が、公園の物語にどう影響していくのか、データでは予測できない。だからこそ、面白い。そして、チヨとの漫才も、迷子の霊ネタで盛り上がりそうだ。
62話 只今編集中(しばらくお待ちください)
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