18話 自販機パニックと、機械オタクの来襲
いつもの公園。昼下がり。タカシは、いつものようにジュースを販売している。
(…今日も平和だな。しかし、たまには刺激的な仕事もしたいなー。って、刺激的なトラブルは勘弁だけど。)
その時、タカシの内部で機械トラブルが発生する。なんと、タカシは、販売するジュースをランダムに入れ替え、とんでもないジュースを販売し始めたのだ。
(…おいおい、どうしたんだ? まさか、反抗期か?)タカシは、心の中で呟く。
ジュースを買おうとした客たちは、ありえない組み合わせのジュースに困惑し、騒ぎ始める。
「なんだ、このジュースは!? コーラとみそ汁のミックスだと!?」
「ありえない! ぜんざいと炭酸は、ゲテモノだ!」
客たちは、タカシに文句を言い始める。
タカシは、トラブルを解決しようと、内部で必死に作業する。しかし、機械の言葉が分からないため、思うようにいかない。
(…おい、機械語、さっぱり分からん! 誰か、助けてくれー! って、誰か機械に詳しい人はいないのか!)
ハナちゃんが、タカシの様子に気づき、心配そうに近づいてくる。
「…あれ? 自販機さん、今日は変なジュースしか出さないの? 新しい挑戦?」
ハナちゃんは、タカシのボタンを連打したり、ジュースの取り出し口を覗き込んだりする。
タカシは、光を点滅させたり、ジュースの取り出し口をカタカタと動かしたりして、ハナちゃんに助けを求める。
(ハナちゃん、ありがとう。でも、俺にもよく分からないんだ…)タカシは、心の中で呟く。
ヨシダさんは、「自販機も、たまには冒険が必要じゃからのう。あの自販機も、新しい味を求めておるのかもしれんぞ。」と、いつものように的外れなことを言う。
ハナちゃんが特定のボタンを押すと、ありえない組み合わせのジュースの排出が止まり、通常のジュースが出てくる。
「わあ、普通のジュースだ!」ハナちゃんは、嬉しそうに声を上げる。
タカシは、ジュースの取り出し口をパカパカと動かし、ハナちゃんに感謝の気持ちを伝える。
トラブル解決後、タカシの前に、タカシを設置した会社のエンジニア、エンジが現れる。
(…これは、興味深いトラブルですね。自販機の反抗期ですね。ちょっと見せてください。)
エンジは、タカシの内部を調べ、トラブルの原因を特定し、修理を始める。
「なるほど、ここが故障していたんですね。この部品をこうして、こうすれば…」
エンジは、奇妙な機械語を呟きながら、手際よく修理を進めていく。
タカシは、エンジの奇妙な行動に困惑しながらも、エンジが自分の過去を知っていることを確信する。
エンジは、タカシに、機械に関する様々な知識を教えてくれる。しかし、その知識は、タカシにとって全く役に立たないものばかりだった。
「この自販機は、古代の自販機文明の末裔なんですよ。この音は、古代の自販機語で『愛』を意味するんです。」
エンジは、タカシのジュースの排出音を分析し、古代の自販機語を解読しようとする。
タカシは、ジュースの排出音を変化させたり、光を点滅させたりして、エンジとの会話を試みる。しかし、エンジは、タカシの言葉を全く理解できない。
ヨシダさんは、「機械も、人と一緒じゃからのう。たまには、奇抜なことをしたくなるもんじゃ。」と、今回は少しだけ的を射たことを言う。
タカシは、エンジとの出会いを通して、自分の「仕事」に新たな可能性を感じると同時に、エンジの奇妙な行動に困惑する。
夕暮れ時、タカシは、エンジと別れ、静かに公園の風景を見つめている。
(…エンジ…あなたは一体、何者なんだ? そして、なぜ俺の過去を知っているんだ? って、そもそも俺に過去なんてあったのか?)
19話 只今編集中(しばらくお待ちください)
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9話 ボールはどこへ消えた!?自販機探偵、華麗なる(迷)推理!
11話 謎の箱、現る!…一体何が入ってるんだ!? 爆弾…じゃ
