本書の出版社であるヒカルランドパークで行われた7名の講演録。天皇家や国体について、多く書かれている。2017年12月初版。

 

 

◎吉田雅紀さんの講演録から

 

【隠岐の特徴】

 隠岐は、島根県の北側50kmほど沖合にある島。

 隠岐の秘密とは何か。・・・(中略)・・・。全国の離島の中で隠岐は別格、隠岐はめちゃくちゃ豊かだということです。島というのは水がない、小さいから川がない、山は低く平野が少ない、水がないからコメができない、コメがないから貧しい。これが一般的な離島のイメージですが、隠岐だけは別格です。

 隠岐は、一言で言うと水の島、水があふれ返っている島です。(p.17)

 隠岐は名水の里であり、お米を豊富に使う大吟醸酒も作られているのだという。

 歴史の教科書で、隠岐といえば後鳥羽上皇や後醍醐天皇が流された島ということを思い出していただけると思います。遠いけれども、ここに皇族とか貴族を流しておけば、とりあえず食べることには困らないだろうから恨まれないだろうということです。(p.18)

 受験で日本史をとった人は「隠岐」を知っていたかもしれないけれど、世界史をとっていたチャンちゃんは、社会人になってから 『太平記』 を読んでいなければ、今でも隠岐という島のことなど意識に入っていなかっただろう。

           

 

【隠岐の地質・地理・植生】

 地質的に、実は隠岐は日本ではありません。・・・(中略)・・・。西日本は白山火山帯に属していますが、隠岐だけは違うのです。隠岐は、金日成が生まれたというウソの伝説のある白頭山の火山帯の突端ですから、隠岐は大陸の端っこです。地質的に日本列島ではないから、隠岐は地震がありません。(p.22-23)

 日本で一番古い地質といわれているのは飛騨片麻岩で、隠岐片麻岩はそれに次いで日本で2番目に古い地質と判定されているらしい。

 地理的には、日本海西部の海流の十字路みたいなところにあるので、植物生態系の交差点でもあると書かれている。

 

 

【伊勢命神社】

 天皇家とのルーツになると、天皇家とのかかわりが非常に類推されますが、この島の一宮で水若酢神社というのがあります。ところが、この島で一番格式が高い神社は、ローソク島、ローソク岩で有名な久見というところです。久見という地名自体も、沖縄に久米島がありますが、それはクメールにつながるのではないかという説もあります。久見にある神社が一番格式が高い。その神社の名前は伊勢命神社です。お伊勢さん、籠神社、そして伊勢命神社と北西につながっていく日本列島のルートが見えてくるわけです。(p.27-28)

 地元では、伊勢命神社を内宮、水若酢神社を外宮と呼んでいるそうです。

 久米島という固有名詞が出てきたので、これに関連するリンクを付けておきます。

   《参照》  『沈んだ大陸スンダランドからオキナワへ』 大宜見猛 (ヒカルランド) 《後編》

            【護衛戦士団・久米部】

 

 

【相撲の発祥地は隠岐?】

 隠岐の相撲は非常に古く、日本相撲協会が「ひょっとして隠岐が発祥かもしれないね」というくらいです。(p.31)

 相撲の神事が行われている神社名が書かれていないのだけれど、西ノ島にある「由良比米神社」でも、島後にある「水若酢神社」でも行われているらしい。どちらも隠岐國一之宮? 隠岐の相撲を題材とした『渾身』という映画が、2013年に上映されたという。

 瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島にも、相撲に関する神事を行う大山祇神社がある。同じ系統の天孫族ということになるだろう。

   《参照》  『誰も語りたがらないタブーの真実2』 中丸薫・三神たける (青志社)
            【相撲のルーツ】

 

 

【隠岐国分寺】

 隠岐国分寺に伝わる蓮華会舞という華やかなお祭りがあります。4月21日、聖徳太子の命日に行われます。同じお祭りをやっているところが大阪の四天王寺です。・・・(中略)・・・。

 この国分寺は、表向きは曹洞宗と言われますが、実は真言宗です。後醍醐天皇が流されて、あちらこちらの島に行かれますが、『増鏡』によると、ここの国分寺を行在所、御所に決めて、そこにお住まいになったと言われています。その国分寺の後ろに修験の山があります。それを大満寺山といいます。大まんじ、お寺のマークのまんじ(卍)です。世界の中心の土地という意味を持つわけです。高野山の奥の院に行くと、実は高野山の人は裏高野と呼んでいるという話をちらっとされたことがあります。(p.28-29)            

 

 

【皇族と隠岐】

 皇族は、一生のうち一度は隠岐を訪れなくてはならないという決まりがあるそうです。(p.33)

 大嘗祭のときには、お酒も含めて決められた産地の決められた食べ物がありまして、アワビは必ず隠岐のアワビでないとだめ。(p.252)

 古代天皇家に関わる人々は、黒潮に乗って日本海側に入り、隠岐を経由して、日本に上陸したであろうことは想像に難くない。

 蛤御門とか、あんなのは表向きの理由です。

 いいですか、入れ替わったんです。京都では面が割れるので東に移った。そのとき、冷泉家だけは京都に残った。あれは単なる和歌読み集団ではないです。京都に行けば、ほとんどの祭事に筆頭格で出てきますからね。筆頭格ですよ。冷泉家が何で残っているかといったら、最後の天皇陛下が戻ってきたときのためです。だから彼らは隠岐に行くんです。ことしでしたか、隠岐に冷泉家関係者が50人行きますよね。あれはただの訪問ではないです。隠岐に行かないとだめなんです。もともとは隠岐の島を通って、海部一族というのか、籠神社の海部家。(p.229)

 これは、飛鳥昭雄さんの話しの中にあるもの。

   《参照》  『冷泉布美子が語る 京の雅・冷泉家の年中行事』 南里空海 (集英社)

 冷泉家には、あかずの蔵があります。これは家長ですらあけられない。・・・(中略)・・・本当の蔵は地下にあります。そこには、秘密中の秘密、天皇家の成り立ちから、どこから来たかも含めて書いてある。僕が一部聞いたのは、羊のなめし皮があって、そこには天皇家がどういうルートで来たかちゃんと記されてある。見た人がいるんです。(p.234)

 

 

◎   菅沼光弘さんの講演録から。

 

【刺青の風習と遺伝子】

 昔の日本の人は簡単に刺青を入れます。実は、済州島の人も入れるのです。沖縄の人も入れる。ずっと南の方の人たちも、みんな入れるんです。しかし、中国人や韓国人はあまり入れない。・・・(中略)・・・どうも民族的にも済州島と朝鮮半島は違って、済州島の人たちはもっと日本に近いんじゃないか。(p.57)

 いずれにしましても、我が日本民族というのは、・・・(中略)・・・韓国人や中国人とは遺伝子が違うんです。日本人の遺伝子というのは独特なんですよ。そして、今言いましたように済州島の人たちとか、台湾の原住民の人たちに近いんですよ。(p.57)

徐福は隠岐に入った後、若狭湾に入っています。(p.253)

   《参照》  『日本の神々と天皇家のルーツ』 天無神人 (ナチュラルスピリット) 《後編》

            【刺青】

 日本人のルーツとなる人々は、黒潮に乗ってやって来たのだということ。

 日本海側に向かう流れに乗れば、済州島や隠岐の島に漂着するだろう。

 

 

【金正男の刺青】

 儒教の最大の道徳は、孝ですね。両親からいただいた体に傷をつけることは最も孝に反する行為だというので、普通、韓国、朝鮮の人は刺青をやらないんですよ。・・・(中略)・・・。なのに金正男には何で刺青があったのか。(p.56)

 北朝鮮に拉致されたあの方は北朝系ですからね。ですから殺されずに今も生きています。死んでいません。北朝鮮は天皇家が大好きなんです。南朝系を引っさらうと問題が起こるから、北朝にしたんです。(p.237)

  《参照》  『大宇宙連合からの啓示』 田村珠芳 (徳間書店) 《1/4》

                【拉致問題に関すること】

 

 

◎板垣英顕さんの講演録から

 

【シュメール人とフェニキア人】

 ユダヤ人なんかは特に「天皇家は我々の親戚なんだ」みたいなことを言っている。あれは嘘ですからね。ユダヤと天皇制は関係ありませんから。もともとはシュメールです。(p.72)

 シュメールはどうしたかというと、少しずつ海外に出て、特に海路を通って日本までやってきます。最初に上陸したのは、今の南さつま市です。長屋の笠狭というところがあって、そこに第一王都を作る。これが天孫族がたどり着いた最初です。ただし、天孫族の中にもいろいろ種族があって、先にやってきた先着民族がいます。こういうのを中心にして日本が成り立っていくわけです。後で説明しますが、特に金塊とも関係が深かったのはシュメール人です。

 ・・・(中略)・・・。いずれにしてもシュメールの天孫族のところには金が相当集まったそうです。本当はフェニキア人ではないかといわれています。フェニキア人というのは日本の民族と非常に関係が深い。宝船というのがありますが、これはタルシシュ船というもので、カルタゴがレバノン杉を使って船をつくってやってきます。そこに七福神が乗っています。

 七福神の中にえびす様がいます。えびす様は、まさにシュメールの一角を占めている民族です。(p.73-74)

 フェニキア人というと、学生時代、カルタゴの盛衰を記述した高坂正孝さんの著作(『文明が衰亡するとき』)の中で記述されていたのを覚えている程度で、それ以降、いかなる書物であれ、フェニキア人に関してほとんど読んだ記憶がない。その本では「フェニキア人が築いた海洋国家・カルタゴの盛衰から、日本人は多くを学べるだろう」ということが記述されていたと記憶している。

 

 

【天皇陛下の意に逆らった輩】

 天皇陛下と小沢一郎代表に委託されているMSA(日米の相互防衛協定[NSA協定]に基づき運用された資金)の4京3000兆円の積み残し。ほとんど4京円分ぐらいが積み残されていて、去年(2016年)の8月4日から動き始めていましたが、途中で邪魔が入って動かなくなりました。誰が邪魔をしたのかというと、安倍さんと麻生さんです。・・・(中略)・・・。ついに天皇陛下が機嫌を害された。・・・(中略)・・・。今や安倍さんのことは「朝敵だ」と言っています。(p.62)

 この巨額資金4京3000兆円がそのままタイトルになっている板垣さんの著作は、この読書記録には書いてないけれど、それ以外の本の中にも、これに関することはチラホラ書かれているので、それらを下にリンクしておいた。

 分配の邪魔をしているときに、・・・(中略)・・・マティス国防長官が韓国経由で日本に来ることになっていました。その直前、葉山の御用邸におられた天皇陛下は1月27日にそのことを知りました。邪魔しているのを知っているから、麻生さんを呼び出して「なぜ振り込んでいないのか」と怒鳴りつけた。天皇陛下はカッとなったらすごいそうです。余りに言うことを聞かないので、「勅命だ、ハンコを押せ」。ようやく渋々お金を動かす書類にハンコを押したそうです。(p.88-89)

   《参照》   『人類への警告⑥ 真の支配者』 高山長房 《前編》
              【ポール・ブルームと麻生太郎】

   《参照》   『トランプドルの衝撃』 ベンジャミン・フルフォード (成甲書房) 《後編》

              【ルイス・アイゼンバーグ】

 

  板垣英憲・著の読書記録

     『吉備太秦が語る「世界を動かす本当の金融のしくみ」』

     『嘘だらけ世界経済』

     『縄文八咫烏直系! 吉備太秦と世界のロイヤルファミリーはこう動く』

     『ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 中国4分割と韓国消滅』

 

 

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