重要伝統的建造物群保存地区。
通称、重伝建。
文化財保護法に基づくもので、市町村が指定した伝統的建造物群保存地区の内、特に価値が高いものとして、国が選定したものを言います。
令和5年12月時点で、43道府県105市町村の127地区が選定されています。
(山形・東京・神奈川・熊本には選定地区無し)
旅のテーマは色々ありますが、この重伝建もそのひとつ。
今まで東日本編・西日本編でまとめていましたが、訪れた重伝建も50地区を超え、そろそろ2つの記事では収まりきらなくなってきたので、エリアごとに分けて再編集する事にしました。
という訳で、
まずは北海道・東北・関東編。
<北海道>
1.函館市元町末広町 (訪問:2018/9 他)
北海道は現在、1地区のみが選定。
近代化を支えた倉庫街と洋館建築群の町並みで魅せます。
続いて、東北。
美しき自然との饗宴が魅力です。
<青森県>
2.弘前市仲町 (訪問:2023/8 他)
通りから雄大な岩木山を望む。
青森には弘前と黒石の2地区。
3.黒石市中町 (訪問:2021/9)
黒石津軽家が治めた城下町。
"こみせ"と呼ばれる町屋の軒先にある雪除けのアーケードが往時のまま残されています。
秋田には角館と増田の2地区。
<秋田県>
4.仙北市角館 (訪問:2013/10 他)
みちのくの小京都、角館。
枝垂桜に新緑に紅葉と、自然との素晴らしい調和も堪能出来ます。
5.横手市増田 (訪問:2021/9)
豪雪地帯ならではの内蔵文化。
家屋に重厚な蔵が造られ、座敷や冠婚葬祭の場として受け継がれてきました。
<岩手県>
6.胆沢郡金ケ崎町(城内諏訪小路) (訪問:2017/8)
垣根と茅葺建築の武家屋敷町。
美しい垣根の刈り込みや家々の巨木も見所。
<宮城県>
7.柴田郡村田町 (訪問:2019/5)
紅花の集積地として栄えた商家町。
迫力の店蔵が連なる街道は壮観なる風景。
<福島県>
8.南会津郡下郷町大内宿 (訪問:2023/11)
東北随一の観光地、大内宿。
戊辰戦争の戦火を免れた茅葺屋根家屋が連なる壮観なる光景。
訪れる者を時間旅行に誘います。
9.南会津郡南会津町前沢 (訪問:2023/11)
奥会津の片隅にぽつりと残る集落。
かつて、馬や牛と共に生活したL字型の曲り家の風景が今もそこに。
そして、関東。
商家町として栄えた町並みが残っています。
<茨城県>
10.桜川市真壁町 (訪問:2015/10 他)
"真壁のひなまつり"で有名な真壁。
200を超える伝統的建造物があります。
文化財建造物も100棟近く、国内随一の規模。
<栃木県>
11.栃木市嘉右衛門町 (訪問:2021/4 他)
案外、知られていない栃木駅周辺の町並み。
川伝いに連なる蔵の町並みと合わせて散策すれば、栃木の偉大さを体感出来ます。
<埼玉県>
12.川越市川越 (訪問;2021/2 他)
関東随一の観光地でもある小江戸川越。
観光地化と町並み保存のバランスを上手く取っていて、楽しめます。
<千葉県>
13.香取市佐原 (訪問:2021/4 他)
江戸優りと謳われた郷愁感を誘う町並み。
個人的には、関東で一番好きな重伝建。
(鰻が素晴らしく美味しい)
<群馬県>
14.桐生市本町(桐生新町) (訪問:2024/6 他)
世界遺産の富岡製糸場を始めとして、織物産業が盛んだった群馬。
桐生には独特の"ノコギリ屋根工場"が今も遺り、往時を偲ばせます。
このエリアの未訪問の重伝建は以下。
・福島県喜多方市小田付
・群馬県中之条町六合赤岩
全制覇目前。
以上、東北・関東編でした。
*最終更新:2024/6/23
次回、甲信越・東海編を送ります。
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