国内に行ってみたい町がたくさんあります。
そのひとつがここ桐生。
もう何年も前から、桐生うどんを食べに行きたいと思っていたのですが、2012年には重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)にも指定されて、ますます行きたい町になりました。
重要伝統的建造物群保存地区(通称:重伝建)
文化財保護法に基づき市町村が指定した伝統的建造物保存地区の内、特に価値が高いものとして国が選定したもので、令和元年12月時点で全国43都道府県100市町村120地区が選定されています。
そんな訳で、先週の土曜に日帰り旅。
横浜から上野~北千住~栃木と経由して3時間ちよっとで桐生駅に到着。
駅から無料のレンタサイクルで重伝建地区へ。
(人生初の電動アシストチャリ、その威力に驚愕です)
この本町通りを少し進んで行くと、重伝建。
市・県・国の指定文化財の建物が連なっています。
最初にお目見えするのがこちら。
◆桐生新町◆
(重要伝統的建造物群保存地区)
矢野本店
有鄰館
「矢野本店」の蔵のひとつで、現在はイベントスペースとして使われています。
群馬と言えばの焼きまんじゅう。
向かいは洋服屋の味がある店舗。
花のにしはら
明治期の建築で、上海にも進出していた「書上商店」の旧店舗。
お堂風の屋根と朱色の樋が印象的。
伝建まちなか交流館
建造物の相談所だそうです。
この向こうの山沿いには西宮神社が鎮座していて、寺町風情も広がっています。
(これは次回の宿題)
本町通りは桐生天満宮まで一直線。
どことなく川越にも似た風景?
平田家住宅店舗・店蔵
江戸時代に雑貨屋だった商家で、現在の店舗は明治33年築。
蔵は蔦に包まれ、天井には木まで生えています。
その傍らに"想い"と題された作品。
(丸尾康弘/2005年とあり)
中村弥市商店(中村家住宅)
大正時代の建築で、虫籠格子が風流。
森合資会社事務所・店舗
明治~大正の建築で、今も事務所として現役だそうです。
(保険会社か何かの事務所の様子)
そして、重伝建に佇む銭湯。
入口には"いやしいっぱい一の湯"の立て札。
開業医は今も昔もリッチ?
町の人々に支えられながら、今も現役で活躍する建物の数々。
計り知れない苦労があると思いますが、これからも美しく活きた姿を魅せていって欲しいものですね。
けれど、中には主人を失い、朽ちかけた家屋も。
建物は生き物なのだなぁと実感する風景。
ところで、
重伝建地区の手前にある鰻屋が良い香りを漂わせていました。
ここは次回必ず。
続く
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