重伝建まとめリブート最終第6弾。
重要伝統的建造物群保存地区。
通称、重伝建。
文化財保護法に基づくもので、市町村が指定した伝統的建造物群保存地区の内、特に価値が高いものとして、国が選定したものを言います。
令和5年12月時点で、43道府県105市町村の127地区が選定されています。
(山形・東京・神奈川・熊本には選定地区無し)
旅のテーマのひとつ、重伝建。
北海道・東北・関東編、甲信越・東海編、北陸編、近畿編、中四国編と続いてきたリブート版重伝建まとめもこれが最終、九州・沖縄編です。
商家町の重伝建が多い福岡県。
<福岡県>
1.八女市八女福島 (訪問:2022/3)
八女茶で有名な福岡県南西部の都市八女。
城下町から商家町へと変遷していった町。
2.八女市黒木 (訪問:2022/3)
久留米藩の在郷町だった八女黒木。
居蔵造りと呼ばれる妻入入母屋の大型の町家が連なります。
国指定天然記念物の大藤が圧倒的迫力。
3.うきは市筑後吉井 (訪問:2022/3)
久留米と天領・日田を結ぶ宿場町として栄えた筑後吉井。
町家活用が推進されていて、"おひなさまめぐり"でも賑わいます。
4.うきは市新川田篭 (訪問:2022/3)
山間部に広がる棚田の稲作集落。
日本の原風景が今もそこに残っています。
<佐賀県>
5.鹿島市浜庄津町浜金屋町 (訪問:2024/1)
漁師町として発展した在郷町。
小径に迷い込んだ先に、茅葺のコの字の"くど造り"民家が連なっています。
6.鹿島市浜中町八本木町 (訪問:2024/1)
浜金屋町に隣接した肥前浜宿の一部。
醸造業で栄えた、"酒蔵通り"と呼ばれる白壁土蔵造りの町並みが続きます。
国内屈指の銘酒"鍋島"もこの地で生まれました。
7.嬉野市塩田津 (訪問:2024/1)
有明海に繋がる塩田川の水運で栄えた白漆喰の町並み。
8.西松浦郡有田町有田内山 (訪問:2016/5 他)
有田焼や伊万里焼で有名な佐賀。
有田町には土蔵造りから洋館風まで、様々な建造物が遺されています。
裏手に入れば、焼き窯やレンガ造りの煙突もあり、焼物の郷の雰囲気を味わえます。
有田と伊万里は祖母の形見の壺の蔵元を探して旅をした想い出の地。
長崎県は重伝建も異国情緒。
<長崎県>
9.長崎市東山手 (訪問:2017/6)
10.長崎市南山手 (訪問:2017/6)
洋館や教会が点在し、異国情緒漂う長崎。
かつての外国人居留地であった、東・南山手の2地区が選定されています。
11.雲仙市国見町(神代小路) (訪問:2017/6)
雲仙市の北部の小さな集落。
かつての武家町も今では静かな生活の場。
石垣の風景が往時を偲ばせます。
石垣の美で魅せる大分県と宮城県。
<大分県>
12.杵築市北台南台 (訪問:2020/1 他)
北南の高台に武家町が築かれ、その狭間に商家町が形成された、"サンドイッチ型城下町"とも称される唯一無二の町並み。
坂の城下町は風情たっぷり。
<宮崎県>
13.日南市飫肥 (訪問:2018/7 他)
南国ならではの楠の巨木や重厚な石垣が印象的な武家町、飫肥。
東日本の城下町とは少し違った雄大さ。
武家町を麓と呼ぶ鹿児島県。
<鹿児島県>
14.南九州市知覧 (訪問:2020/3 他)
"薩摩の小京都"とも呼ばれる武家屋敷通。
その見事な生垣と石垣の通りは、"日本の道100選"にも選定されています。
美しい庭園も拝観出来ます。
15.出水市出水麓 (訪問:2020/3)
熊本との県境を守った武家屋敷群。
広大な町割が往時のままに。
16.薩摩川内市入来麓 (訪問:2020/3)
川に囲まれた城下町は美しい玉石垣の町並み。
鹿児島特有の二ツ家様式のお屋敷。
17.南さつま市加世田麓 (訪問:2020/3)
石垣と武家門、用水路が風流。
以上、九州・沖縄編でした。
雄大な町並みが九州地方の特徴で、関東人の私にとっては驚きの風景ばかり。
これにて、重伝建まとめリブート版完了。
このエリアの未訪問な重伝建たち。
・福岡県朝倉秋月
・長崎県平戸市大島村神浦
・大分県日田市豆田
・宮崎県日向市美々津
・宮崎県椎葉村十根川
・沖縄県渡名喜村渡名喜島
・沖縄県竹富町竹富島
全国にある重伝建、やっと7割到達。
(2024/1/30時点で全127地区中、91地区訪問、残36地区)
いつまでも、"日本の原風景"を感じる風情ある町並みを巡っていきたい。
*最終更新:2024/1/30
***重伝建まとめ***
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