全国に126地区ある重伝建。
それは、文化財的価値がある建造物群の町並み。
青森県には2地区(弘前と黒石)あります。
弘前の重伝建は弘前城の北側の武家町。
◆仲町◆
(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
石場家住宅
(国指定重要文化財)
重伝建地区の入口にある重文建築。
江戸時代中期の築造で、藩の御用商家でした。
現在は酒屋を営んでいます。
堀沿いから一本入ると、東北地方ならではの生垣と黒板塀の武家町が広がっています。
慶長8年(1603)から藩祖・津軽為信、2代・信牧に渡り、弘前城と城下町が築かれます。
城の南西に長勝寺を中心とした寺町を置き、築城当時、追手門があった北に武家町を配置して防御を固めました。
岩木山を望めるのが魅力のひとつ。
近代的な家屋も多いのですが、碁盤状の地割や生垣が往時を物語っています。
3度目の訪問で、初めての武家屋敷拝見。
旧岩田家住宅
(青森県重宝)
*見学無料
江戸時代後期の中流武士の旧宅です。
岩田家10代・平吉は箱館戦争において、津軽部隊の参謀を務めました。
昭和56年(1981)に弘前市に寄贈され、一般公開となります。
風流な飛び石を辿って玄関へ。
ヒロマ
内部は5の広間と台所のある造り。
ジョイ
質実剛健で質素。
ウラザシキ
岩田家から寄贈されたものか不明ですが、武具が武家屋敷らしさを醸していました。
かつての生活用品たち。
ツボ
坪庭は"ツボ"と呼ばれましま。
晩秋や雪の季節に、縁側から鑑賞したい。
通りを端から望む。
仲町には他にも公開中の武家屋敷が3軒ありますが、時間の都合でここまで。
次回訪れた時は、ゆっくりと隅から隅まで散策してみたい。
続く。
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