一の宮まとめ記事第三弾。

 

律令国の各国に定められた、その国で最も高い格式を誇る神社、一の宮。

 

68国に加え、近年、新一の宮も定められ、諸説ありますが、その数は100社を超えます。

(私が参拝対象としているのは109社)

 

それでは、

 

北海道・東北編、関東編に続き、北陸道編です。

(社名に記事へのリンクを貼りました)

 

古代、秋田から福井までが"越"というひとつの国でした。

 

飛鳥〜奈良時代にかけて、"越"は越前・越中・越後・出羽と分割され、更に、越中から能登が、越前から加賀が分立していきます。

 

そういうお国事情もあってか、この北陸道は一の宮争いも絶えなかったようです。

 

<越後国(新潟県)>

1.彌彦神社 (参拝:2015/4 他)

御祭神:天香山命

 

御神山、弥彦山の麓に広がる美しい境内。

 

御神廟(奥宮)の鎮座する弥彦山頂からは、日本海と信濃川の雄大な風景を拝めます。

 

 

御朱印・御守り

 

御朱印(奥宮 御神廟)

 

南北に大きい新潟、北の下越地方に対し、南の上越地方にも一の宮があります。

 

2.居多神社 (参拝:2015/4)

御祭神:大己貴命(大国主命)、奴奈川姫命 他

 

小振りな出雲大社といった風情の社殿。

 

御朱印

 

そして、新潟には島があります。

 

<佐渡国(新潟県 佐渡島)>

3.度津神社 (参拝:2016/9)

御祭神:五十猛命

 

檜の香り漂う境内。

 

 

自然の中に神の存在を感じられる空間です。

 

御朱印・御守り

 

<能登国(石川県)>

4.氣多大社 (参拝:2024/2 他)

御祭神:大己貴命(大国主命)

 

趣きのある社殿。

 

社叢の"入らずの森"を前にすれば、古代の息吹を感じる事が出来ます。

 

 

御朱印・御守り

 

人生初御朱印も氣多大社で頂きました。

 

以降、毎年、郵送でご祈祷をお願いしています。

 

 

<加賀国(石川県)>

5.白山比咩神社 (参拝:2017/10 他)

御祭神:白山比咩大神(菊理媛命)、伊弉諾命、伊弉冉尊

 

 

霊峰・白山を御神体とする全国の白山系神社の総本社。

 

御朱印・御守り

 

一の宮が四社もある越中国。

 

<越中国(富山県)>

6.射水神社 (参拝:2023/5 他)

御祭神:瓊瓊杵尊

 

高岡古城公園に鎮座して、城趾と一の宮を一度に堪能出来ます。

 

御朱印

 

7.氣多神社 (参拝:2023/5 他)

御祭神:大己貴命(大国主命)、奴奈川姫命

 

越中国から能登国が分立し、越中国一の宮だった氣多大社が能登国一の宮となります。

 

その際に、氣多大社から分霊を請けて創建されたと伝わります。

 

御朱印

 

8.高瀬神社 (参拝:2023/5)

主祭神:大己貴命

 

加賀藩主・前田氏の加護を受けた大社。

 

御朱印

 

9.雄山神社 (参拝:2023/5)

御祭神:伊邪那岐神・天手力雄神

中宮祈願殿

 

日本三名山・立山を御神体とする雄山神社。

 

山頂の峰本社と麓の二社から成ります。

 

 

自然崇拝の雰囲気、神仏習合の風景を色濃く残す中宮祈願殿。

 

前立社壇

 

森の中の中宮祈願殿に対し、川沿いの前立社壇。

 

御朱印(中宮祈願殿)

 

御朱印・御守り(前立社壇)

 

<越前国(福井県)>

10.氣比神宮 (参拝:2023/2 他)

御祭神:伊奢沙別命、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇 他

 

大陸と京都を結ぶ玄関口、敦賀。

 

"北陸道総鎮守"として、朝廷からも崇敬を集めました。

 

御朱印

 

<若狭国(福井県)>

11.若狭彦神社(上社)若狭姫神社(下社) (参拝:2023/2)

御祭神:彦火火出見尊(上社)・豊玉姫命(下社)

 

越前と京都を繋ぐ"鯖街道"に鎮座していて、上社・若狭彦神社と下社・若狭姫神社で構成されています。

 

 

東大寺二月堂の"お水取り"の水はこの若狭彦神社から送られたもので、お水送り神事が行われます。

 

御朱印(若狭彦神社)

 

御朱印(若狭姫神社)

 

北陸道は2023年春に全社制覇。

 

以上、北陸道編でした。

 

 

***一の宮まとめ***

・北海道・東北編→Click

・関東編→Click

・東海・甲信編→Click

・近畿前編→Click

・近畿後編Click

・中国・四国編→Click

・九州編→Click

 

*更新日:2024/2/26