日本三名山、白山。
古代より霊山として崇められた霊峰。
養老元年(717)には泰澄が開山、全国に白山信仰が広まります。
天長9年(832)には3箇所に馬場(登拝拠点)が設けられ、大いに栄えました。
その馬場となったのが白山神社でした。
①加賀:白山比咩神社
②越前:平泉寺白山神社
③美濃:長滝白山神社
そんな白山信仰の源流、白山比咩神社。
加賀国一の宮であり、白山神社の総本社。
◆加賀国一の宮 白山比咩神社◆
一の鳥居は昭和11年(1936)の建立。
6年振りのお参りに高鳴る鼓動。
清浄な空気に包まれた参道。
御神木(老杉)
(白山市指定天然記念物)
推定樹齢800年、樹高42mにも及ぶ巨木。
手水舎・二の鳥居
大ケヤキ
(白山市指定天然記念物)
樹齢1000年を超えるそうです。
荒御前神社
(主祭神:荒御前大神)
御祭神は神功皇后の朝鮮出兵を助けた神様。
(白山大神の荒御魂と思ったら違うようです)
参道を振り返る。
神門
昭和16年(1941)の建立です。
神門をくぐり、いよいよ御神前へ。
外拝殿
昭和57年(1982)の改修により、旧拝殿を外拝殿とし、その後ろに直会殿(旧幣殿)、新築された拝殿・幣殿が連結する造りとなります。
<御祭神>
・白山比咩大神(菊理媛命)
・伊弉諾尊
・伊弉冉尊
崇神天皇の御代7年(紀元前91)、北の舟岡山に神地を定めたのが創祀と伝わります。
その後、手取川沿いに遷座されましたが、文明12年(1480)に大火で全焼した為、長享2年(1488)、現在地に遷座となり今に至ります。
授与所
白山奥宮遥拝所
奥宮は白山の主峰(御前峰)の山頂、標高2,702mの地に鎮座しています。
白光苑
昭和33年(1958)造営の神苑です。
木立の合間から御本殿がちらり。
御本殿は明和7年(1770)の造営。
瑞々しい苔たち。
他にも宝物館や末社があるのですが、それはまた次の機会に…
北参道から境外へ。
御朱印・御守り
金沢に戻る前にもう一社、鶴来の名の由来となった神社に寄ります。
続く
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