北陸漫遊3ヶ年計画。

 

2月の福井県に続き富山県へ。

 

再訪問と初訪問を織り交ぜて巡りました。

 

<旅の行程>

1日目:立山(芦峅寺・岩峅寺)→富山→岩瀬

2日目:高岡→城端→五箇山(相倉・菅沼)→五箇山温泉

3日目:城端→南砺高瀬→井波→高岡

4日目:高岡→伏木→吉久→山町筋・金屋町→富山

 

漫遊の始まりは一の宮から。

 

一の宮が4社もある、他に類が無い越中国。

(氣多神社・射水神社・高瀬神社・雄山神社)

 

そんな4社の内の1社にお参りです。

 

日本三霊山、立山を御神体とする古社です。

 

◆越中国一の宮 雄山神社中宮祈願殿◆

 

富山駅から在来線で1時間の千垣駅で下車。

 

駅前から町営バスで数分。

(バスという名のバン)

 

立山連峰を真東に望む街道沿いに、木々に囲まれた鳥居が現れます。

 

 

陽の明かりに照らされた新緑の参道。

 

 

自然に包まれる心地良き空間。

 

まさに自然崇拝の雰囲気が漂っています。

 

 

神仏習合時代の名残りの石仏。

 

かつて、中宮寺(芦峅寺)と呼ばれ、立山信仰の一大拠点として栄えました。

*読みは"アシクラジ"

 

因みに、"峅"には"神が降り立つ地"という意味があるそうです。

 

尚、ここ中宮祈願殿と少し西にある前立社壇、山頂の峰本社の総称が雄山神社。

 

 

感嘆の溜め息が溢れ、時が止まる。

 

斎館

 

能舞台の様な造りの斎館。

 

苔を纏った石畳が美しい。

 

 

宙にも舞う心地でこの異空間の奥へ。

 

社叢の杉林は富山県指定天然記念物です。

 

石舞台

 

堂宇が建っていた?

 

神明社

(主祭神:天照大御神)

 

斎戒橋

 

心を清めて橋を渡る。

 

立山開山御廟

 

立山を開山した慈興上人の御廟です。

 

ここに建っていた開山堂は、昭和40年(1965)の台風による倒木で倒壊してしまったそうです。

 

立山若宮(東本殿)

(御祭神:天手刀雄神・稲背入彦命・佐伯有頼命)

(立山町指定有形文化財)

 

強烈な雰囲気を放つ岩の上のお宮。

 

古来より立山若宮権現と称され、立山登拝の際は必ず参拝をしたそうです。

 

天手力雄神は天照大御神の岩戸隠れの際、岩戸を放り投げて、世に陽の光を取り戻した神。

 

稲背入彦命は景行天皇の皇子。

 

佐伯有頼命(後の慈興上人)はその末裔で、芦峅寺の開祖。

 

祈願殿(拝殿)

<御祭神>

伊邪那岐神

天手力雄神

 

創建年代は不詳。

 

社伝によれば、大宝元年(701)に佐伯有頼(後の慈興上人)が白鷹に導かれて巌窟に至り、そこで山の神のお告げを受け、開山したとされたと伝わります。

 

 

神仏習合時代、大講堂と呼ばれた社殿。

 

 

杉の木立の奥へ進みます。

 

立山大宮(西本殿)

(御祭神:伊邪那岐神)

 

奥宮の様な存在でしょうか。

 

壮麗な社殿が建っていましたが、明治時代に落石により全壊してしまい、今では小さなお社のみ。

 

 

参道を振り返る。

 

木漏れ日と自然の織り成す清浄なる風景。

 

旅の始まりから最高の気分。

 

御朱印

 

境内を後にして、巡礼の道を散策します。

 

続く。

 

 

***一の宮まとめ***

①北海道・東北編→Click

②関東編→Click

③北陸道編→Click

④東海道編→Click

⑤近畿編(1)→Click

⑥近畿編(2)→Click

⑦中国・四国編→Click

⑧九州・沖縄編→Click