本年1月23日から始まった、東京国立博物館の特別展「中尊寺金色堂」の展示は、阿弥陀如来、観音勢至両菩薩、六地蔵、二天の全ての仏像が国宝である。
他の展示物も、目録の通り大半が重要文化財である。
国宝の仏像は会期末の4月14日まで展示。国宝仏以外の展示が前期3月3日まで、後期が3月5日から展示替えとなる。
目録の展示期間(票の一番右)に前期か後期の記載がある。
国宝仏以外に興味のある方は、2回行く人もいるようだ。また展示内容に合わせて予定を組み、前期か後期のどちらかに行く人もいる。
図録は2800円と高めだが立派なつくりになっている。
写真撮影は金色堂のモデル以外は不可。
現地で観るより、側面や背面を観ることもでき、貴重な体験になると思う。
また中尊寺の拝観料が値上げになっているので、都心にお住まいの方は交通費を考えれば、またとない機会とも思える。
本館内の他の展示、特に博物館詣のコーナーにギリギリ間に合った。(1月28日まで)
彫刻の部屋や、涅槃図や羅漢図などの重文を展示している場所もある。
お出かけの際には、よい運動にもなるので、本館内1階から「半沢直樹」で使われた中央階段を上がって、2回の展示も隈なく見学することをお勧めする。
初めての方や、時間と体力がある方は、東洋館や法隆寺館もお勧めだ。
東洋館は中国や朝鮮の仏像類が展示されており、重文も多く、ほとんどが写真撮影可能。
法隆寺館は主に銅像系の古仏が展示されており、確か全て重文で写真撮影も可だ。
4月16日からは平成館になるが「特別展 法然と極楽浄土」も始まる。
今年も仏教や仏像が好きな人は、東博から目が離せなさそうだ。
パンフレット表
パンフレット裏
目録1
目録2
目録3
目録4
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