点呼
今回の春休み 上の二人は忙しく家には パパと私と下の娘 &かんちゃん気が抜けちゃって 料理を作る意欲が 著しく低下している私を見かねて3人で くるくる寿司へ行くことに・・お会計を済ませ 車に乗るや否やパパの点呼を取る声『番号いち・・・次!』見ればわかるじゃん?3人なのにこれは パパが 車の中で必ず行う 我が家のルール忘れもしない あれは 息子が幼稚園の頃私の母を連れて お墓参りに行った一連の流れを終えてみんな 足早に車に向いバタン・バタン・バタン三回 車のドアの閉まる音した車に乗るのは大人が3人だったから 三回のバタンでなんの疑いもなくパパは 車を発車し車を走らせること 五分!すると 後席から 息子が 『おばあちゃんは〜?』え〜 後席を見ると 母がいないパパは 現状が理解が出来ず 『いつ 降りたんだ?』息子が 無邪気に 『最初から 乗って無いの』 え〜パパの顔から血の気が引いた「やばい!あの義母さんを … 置き去りに?それも、お寺に」パパは 凍り付いた顔で ハンドルをきりスピードを上げて お寺に引き返した母は まだお寺の門のところを歩いていて私達は 一目散に駆け寄ると『義母さん!乗ったかと思いました!』パパが 申し訳なさそうに言った母の怒りと哀しみとショックは涙目と小刻みに震える唇が物語っていて『どうせ、私は家族じゃないから』っと 精一杯 冷静を装いながら言った話を聞くと どうやら母は 小さな息子を先に乗せて反対側から 車に乗ろうとした瞬間パパが 確認もせず 車を発車したらしい母もパパもワザとした事じゃないけどパパの心には 深い傷が残ったのかもあれから 20年未だに トラウマを引きずるパパは私と二人のランチの時でも 点呼をとるもう直ぐ お彼岸お墓参りには 気をつけて