ワインは素敵な恋の道しるべ -69ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

10月のこと、彼女と「東京ミッドタウン八重洲」のレストランで待ち合わせ。

 

まだ17時少し過ぎだというのに、外はもうこんなに暗い。

今夜の待ち合わせの場所は、この右側のビル、八重洲セントラルタワーの中にある「東京ミッドタウン八重洲」。

 

吉岡徳仁作の「STAR」にはまだ照明が当てられていないが、暗くなったので壁面に張られたLEDフィルムの画面は良く見える。

 

今夜の場所は二階の「ヤエパブ」ではない。

 

三階のレストラン街に進む。

新しいオブジェ、西野壮平の「Mauntain line ”Everest”」が飾られている。

 

麓の町からエベレストまでの23日間の旅で撮影した膨大な数の写真をつなぎ合わせてコラージュした作品。

 

今夜のお店は、フレンチ・ビストロ、『オ・デリス・ド・ドディーヌ』。

 

大門にあった予約が取れない人気店が、「東京ミッドタウン八重洲」の開業に合わせて移転したお店。

ここでも連日満席の人気を維持している。

 

開店後すぐに入店したので他に客は少ないが、一時間後には満席となった。

 

彼女が到着すると、選んでおいたスパークリングワインを抜栓。

 

オーストラリア、ヴィクトリア州のタルターニ・ヴィンヤーズが造る、タルターニ、ブリュット、タシェ、ミレジム、2015年。

既に8年半の熟成を経ている。

 

タルターニはカリフォルニアの銘醸、クロ・デュ・ヴァルがオーストラリアに設立したワイナリー。

688haの広大な土地を保有し、その内132haにぶどうが植栽されている。

 

美しいサーモンピンク、勢いのある泡立ち。

”タシェ”とはフランス語で”色のついた”という意味。

フランボワーズの香り。

口に含むと、黒果実の凝縮感、熟成感を持つキレの良い辛口。

瓶内二次発酵方式で造られ、ぶどうはピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ。

 

今夜はアラカルトで料理を選ぶ。

彼女と相談して好みのコースを仕立て、最後に店長さんにヴォリュームチェックをお願いする。

 

冷前菜は、鰯のマリネ、ラタトゥイユを添えて。

料理を一種類注文すると、ちゃんと二皿で届くのが嬉しい。

 

鰯が新鮮で脂がのってとても美味い。

 

ブリュットのスパークリングともよく合い、ボトルをどんどん飲み進む。

 

バゲットは熱々。

毛糸で編んだパン籠が可愛い。

 

ニース風サラダも届く。

ヴォリュームが半端ない。

 

サラダ・ニソワーズには葉物野菜だけでなく、ジャガイモ、インゲン、オリーブ、そしてツナとゆで卵が入っている。

 

サラダだけは一皿で届くので、私が二人の皿に取り分け。

「なんだかもうお腹いっぱいになってきちゃった」と彼女。

 

温前菜は、ホタテ貝のポワレ、甘みのある根菜を添えて。

 

根菜がゴロゴロ入っているが、ホタテが見えない。

 

葉っぱを横にずらすと、特大の帆立が現れた。

この帆立、とても美味い。

ここまでの料理で既に、このお店の人気の理由がわかる気がする。

彼女と過ごす、八重洲の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

10月のこと、ちぃさんと八重洲のフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』で過ごす楽しい夜の続き。

今夜は”16周年記念パーティー”。

 

皿に盛りつける前に、肉料理がお披露目される。

 

この肉の塊は、四万十ポークのロティ。

 

この肉を切り分けてくれるのは、仲良しのシェフ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』の星野シェフ。

 

私たちのテーブルのすぐ横で切り分けてくれるので、じっくり観察し、撮影。

 

スタッフが差し出す皿に肉を乗せると、スタッフが手早くソースを掛け、各テーブルに運ぶ。

 

四万十ポークのロティ、井上糀店麦みそのソース。

 

四万十ポークは肉に旨み、脂に甘味が凝縮され、ジューシーで美味い。

麦みそのソースがよく合う。

井上糀店は四万十町にある糀と味噌の専門店。

 

付け合わせは、茄子のグラタン、焼き栗、ピュレ・ド・ポム・ド・テール。

 

「もう少し如何ですか」と肉の追加が運ばれてくるので、ロースを追加。

 

四万十ポークに濃厚な赤ワインが進む。

 

飲んでいるワインは、ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネ、サン・ジョセフ、テール・ダンクル、2012年。

素晴らしい造り手による美味い熟成ワインだ。

 

更に肉を持ってきてくれたので、結局ロースを3切れ、三枚肉のブロックをひとつ食べてしまった。

 

厨房には『ポール・ボキューズ』全店のシェフが揃い、とても賑やか。

 

デセールが届く。

 

万次郎カボチャのポタージュ、カモミーユのアイス。

 

ポタージュにはキャラメルのソース、アイスにはオレンジのマーマレード。

 

食後は濃いコーヒーがいっぱいになったお腹を癒してくれる。

 

今夜の食材を提供した四万十町の方によるPRを兼ねたご挨拶。

四万十町のふるさと納税返礼品に、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』の”四万十町コース・ディナー券”が加えられているとのこと。

(4月30日に終了しています。)

 

支配人の外山さんのご挨拶で今夜を締めくくる。

手前の鈴木シェフが着けている前掛けは、井上糀店のものだった。

 

今夜の料理もワインも素晴らしかった。

各店の支配人やシェフに見送られ、店をあとにする。

ちぃさんと過ごす、八重洲のフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』の”16周年記念パーティー”の楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

 

10月のこと、ちぃさんと八重洲のフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』で過ごす楽しい夜の続き。

今夜は”16周年記念パーティー”。

 

アミューズ・ブーシュを食べ終え、シャンパーニュ、イヴ・ジャック、ラ・キュヴェ・セレクション、ブラン・ド・ブランを三杯飲んだところで、会が始まる。

客の全員が揃うまで飲み物も食べ物も出されないパーティーもあるが、到着した客に順次アミューズとウエルカムドリンクを出す、この運営方式が好きだ。

写真は、今夜の料理を説明する鈴木シェフ。

面白い前掛けをしているが、この種明かしは後ほど紹介された。

 

バゲットが届く。

ここのバゲットは美味い。

お供は、カレー風味の鶏のリエット。

 

アントレに合わせる飲み物は、土佐酒。

今夜は高知県の食材とのコラボディナーなのだ。

 

高知県土佐郡土佐町の土佐酒造が醸す、桂月 純米大吟醸 Sake Nature 2021。

 

酒蔵がある土佐嶺北地方の棚田で有機栽培された山田錦を45%まで磨き、生酛造りで仕込まれた酒。

 

アントレは、与力水産の日戻り戻り鰹のカクテル、土佐ベルガモットのジュレ、Akala Fruiitsのフィンガーライム。

与力水産は、高知県西部、宿毛市にある水産会社。

春野町では、イタリア原産の柑橘、ベルガモットが栽培されている。

そしてAkala Fruitsは宿毛市にあるフィンガーライム専業ファーム。

 

フィンガーライムはキャビアライムとも呼ばれる、オーストラリア原産の柑橘。

 

鰹は遠洋で獲るので港に戻るまで数日かかるが、日戻り鰹は釣ったその日に水揚げされる新鮮な鰹。

日戻りの、戻り鰹が美味い。

鰹もこうして食べるとお洒落なフレンチの一品となる。

 

ポワソンに合わせるのは、ラングドック・ルーションの白ワイン。

 

シャトー・ロスピタレ、ラ・クラプ、グラン・ヴァン・ブラン、2020年。

このワインは元ラグビーフランス代表、ジェラール・ベルトランが造るワイン。

ジェラール・ベルトランは幾つものシャトーを保有しているが、シャトー・ロスピタレは彼が本社を置く、フラッグシップ・ワイナリー。

彼にはフランス大使公邸で一度お会いしたことがある。

 

ジェラール・ベルトランは今や南仏を代表する人気の造り手で、高品質ワインで定評がある。

ぶどう栽培はビオディナミ。

バックラベルにはオーガニック認証マークのデメテールとユーロリーフが付いている。

 

ちぃさんと乾杯。

 

ライムやオレンジ、そのあとには熟した洋梨やマルメロの香りが続く。

芳醇な果実味を持ちながら、強いミネラルとハーブのニュアンスにより、洗練された辛口に仕上がっている。

 

ポワソンは、四万十鰻と高知香り米のパイ包み焼き、ソースマトロート。

マトロートは淡水魚をワインで煮た料理。

”う”の文字はマッシュルームのピュレで書かれている。

 

見た目はう巻きのよう。

 

濃厚な鰻の旨味をパイが優しく包み込む。

鰻にはマトロートがとてもよく合う。

 

ヴィアンドに合わせ、赤ワインが出される。

 

ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネ、サン・ジョセフ、テール・ダンクル、2012年。

”テール・ダンクル”は”インクの大地”という意味。

 

ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネはローヌ、コンドリューに本拠地を置くワイナリー。

2代目のジョルジュ・ヴェルネはコンドリュー名称保護委員会の会長を30年間務め、コンドリュー・ワインの品質向上に貢献した人物。

今の当主は、ジョルジュの娘、3代目のクリスティーヌ。

 

ちぃさんと乾杯。

 

テール・ダンクルの名前が示すとおり、濃厚な黒果実の果実味。

そして11年間の熟成により生まれた深い熟成感と、果実味に綺麗に溶け込んだタンニン。

やはりジョルジュ・ヴェルネのワインは美味い。

ぶどう栽培はビオロジック、セパージュはシラー100%。

ちぃさんと過ごす、八重洲の『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』での”16周年記念パーティー”の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

明日の早朝に出発し、京都に遊びに行きます。

しばらく皆さんのブログを訪問できないと思いますが、帰宅後フォローさせていただきます。

10月のこと、ちぃさんと東京駅で待ち合わせ。

 

八重洲側に出ると既に陽は落ち、「東京ミッドタウン八重洲」が入居する八重洲セントラルタワーが明るく輝く。

 

今日の目的の場所は、「大丸東京」の中。

 

まずはお化粧室へ。

またまたこんな写真で恐縮だが、この夜景を眺めながら・・・は気持ちが良い。

 

今夜は『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』の”16周年記念パーティー”。

 

『ポール・ボキューズ』全店のシェフたちが集結しているので、厨房の中にはシェフが溢れている。

 

今夜の私たちの席は、窓際の丸テーブル。

 

テーブルには、セルヴィエットとメニューカルテ。

 

今夜は高知県とのコラボメニューとのこと。

 

高知県の食材がふんだんに盛り込まれた料理。

ワインのペアリングには、土佐酒も入っている。

 

シャンパーニュが注がれる。

サーヴしてくれるのは、代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』の先崎支配人。

 

今夜のシャンパーニュは、イヴ・ジャック、ラ・キュヴェ・セレクション、ブラン・ド・ブラン。

好きな銘柄が出され、テンションが上がる。

 

コート・デ・ブラン近郊に本拠地を構えるR.M.で、ファースト・ヴィンテージは1962年の比較的若いメゾン。

リヨン・インターナショナル・コンクール 2022で金賞を受賞している。

 

勢いのある泡立ち。

グレープフルーツ、レモン、そしてライチの爽やかな香り。

ヴォリュームのある果実味を綺麗な酸とミネラルが優しく包み込む。

ぶどう栽培はサステナブル農法で、セパージュはシャルドネ100%。

 

アミューズ・ブーシュが届く。

 

シャンパーニュのお供は三種。

 

鮎のグジェール。

聞き忘れたが、四万十鮎なのだろう。

 

四万十ポークの生ハム。

 

キノコのスープ。

『ポール・ボキューズ』のスペシャリティのスープは美味い。

 

このカップは、代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』のものだ。

 

イヴ・ジャックのシャンパーニュは美味い。

会が始まる前に、既に三杯目。

ちぃさんと過ごす、八重洲の『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』での”16周年記念パーティー”の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

10月のこと、大好きなリストランテ、『代官山ASO チェレステ日本橋』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

今夜は熊本県の食材を用いた、菊池シェフの特別コース。

 

セコンドピアットには、熟成ボルドーが出された。

ムーリス・メドックの、シャトー・ブリエット、クリュ・ブルジョワ・シュペリウール、2010年。

 

酔いが回ったのだろうか、ピントが合っていない。

ブリエットは古くから評価の高いシャトーで、ムーリスを代表するシャトーの一つだ。

 

メドックのクリュ・ブルジョワという格付けはとても分かりにくいが、現在では最上位のクリュ・ブルジョワ・エクセプショネルが14シャトー、次のクリュ・ブルジョワ・シュペリウールが56シャトー、そしてクリュ・ブルジョワが179シャトー格付けさてている。

 

濃いガーネット。

ダークチェリーやカシスなどの黒果実の香り。

13年間の時を経て、果実の熟成感、凝縮感が強く、柔らかなタンニンは健在、後味にはスパイスのニュアンスも。

セパージュは、メルロー54%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド4%。

熟成はバリック(新樽比率約30%)で12か月間。

 

セコンドピアットが届く。

 

あか牛のアロッスト、赤ワインとキャロルクイーンのソース。

キャロルクイーンは阿蘇がっちゃん農園の完熟ミニトマト。

 

この火入れが食欲をそそる。

熊本のあか牛は大好きで、阿蘇のあか牛牧場の直営店まで食べに行ったことがある。

 

話しは脇道に入るが、カトラリーにはホールマーク。

シルバープレーティングであることがわかる。

 

ドルチェは、後藤ぶどう園のぶどうを使ったカッサータ、みやしず米のリオレソース。

リオレソースは、米をミルクで炊いたソース。

 

カッサータに添えられているのは、ピーナッツクリーム。

 

カッサータは大好きなスイーツ。

シャインマスカットも美味い。

 

いっぱいになったお腹を濃いコーヒーが癒してくれる。

 

メインダイニングルームとの間を仕切っているのは、サービスカウンター。

カウンターの下にはワインセラー。

一度この中をじっくり検分してみたいと思う。

 

大友支配人に見送られ、満腹満足で店をあとにする。

 

常盤橋を渡り、大手町方面へ散策。

東京トーチの建設が始まった。

2028年には麻布台の森JPタワーを抜き、日本で最も高いビルが竣工する。

 

こちらは一足先に竣工した常盤橋タワー。

彼女と過ごす、日本橋のリストランテでの素敵な夜でした。

 

 

 

 

 

 

10月のこと、大好きなリストランテ、『代官山ASO チェレステ日本橋』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

今夜は熊本県の食材を用いた、菊池シェフの特別コース。

 

ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、ミレジム、2020年を飲んだ後は、フランスとイタリアのシャルドネの飲み比べ。

左はブルゴーニュ、コート・シャロネーズのクローディ・ジョバールが造る、リュリー、モンターニュ・ラ・フォリ、2015年。

右はトレンティーノ・アルト・アディジェのケラーライ・テルラン、シャルドネ、2021年。

 

クローディ・ジョバールのシャルドネは8年間の熟成を経て淡い琥珀色。

ケラーライ・テルランのシャルドネはまだ若く淡いレモン色。

 

クローディ・ジョバールのワインは私のブログの常連。

クローディの父親はブルゴーニュで8代続く育苗家、母親は有名ネゴシアンの醸造責任者という家に生まれ、自らのドメーヌを率いると共に、ブルゴーニュの名門、ルモワスネの醸造責任者を務める注目の女流醸造家。

 

リュリーの畑でドメーヌを立ち上げたが、今では幾つかのアペラシオンに生産範囲を広げている。

私のセラーには欠かせない存在だ。

 

アプリコット、パッションフルーツなどのトロピカルなフルーツ香に、熟成からくるエステル香が心地よく混じる。

濃厚な果実味と熟成感、優れたぶどうのみが到達できる、素晴らしい熟成シャルドネだ。

 

ケラーライ・テルランのシャルドネは、イタリア最高峰のシャルドネの一つと高く評価され、多くの三ツ星レストランにオンリストされている。

テルランの設立はオーストリア・ハンガリー帝国時代の1893年。

 

南チロルのテルランの畑の標高は300~600mにあり、世界的にも珍しい水晶が混じる石英斑岩土。

そこから生み出されるワインは長期熟成型の優れた品質を有し、”ハプスブルグの至宝”と呼ばれた。

 

甘いフルーツ香と豊かな果実味を持ちながら、切れのある酸と活き活きとした強いミネラルを持つバランスの良い辛口。

まだまだ若く、熟成のポテンシャルを強く感じさせるボディだ。

 

ここではホイップバターを大きなボウルからスプーンで掬って皿にぼてっと置かれる。

 

今夜のスタッフはなかなか上手で形がそこそこ整っている。

本当に上手い人だと、綺麗な玉子型になる。

 

パンも届く。

このパンを食べ終えると、次は焼きたてフォカッチャが出される。

 

アンティパストは、バターナッツカボチャとヨーグルトの冷製ポタージュ、フォアグラのエスプーマとエシャロットのクリーム。

 

バターナッツカボチャの冷製ポタージュの真ん中には、エシャロットのクリーム。

その上にはヨーグルトのクリーム、更にその上にはフレーバーパールのレモン&ペッパー。

フランス、ブルターニュのクリスティーヌ・ル・テニエの製品。

次々と味が変わる複層的な盛り付けが楽しい。

 

プリモピアットが届く。

 

天草大王のラグー、自家製フェトチーネに絡めて、白かびチーズのアクセント。

天草大王は熊本県内でのみ飼育されている、肉用の大型地鶏。

下に敷かれているのは、天草大王の胸肉。

 

ラグーソースにはカマンベールチーズが加えられているので、味に深みがあって美味い。

すりおろされたフォルマッジオは、パルミジャーノ・レッジャーノ。

 

焼きたてフォカッチャが届く。

プレーンと、高知県産あおさのフォカッチャ。

 

白ワイン二種を飲み干すと、次は赤ワイン。

出されたワインを見て思わず笑みがこぼれる。

 

ドメーヌ・ジャン・タルディ・エ・フィス、ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ、キュヴェ・マエリー、2019年。

神様アンリ・ジャイエのワイン造りを継承する偉大なドメーヌのワイン。

マエリーは、ドメーヌの現当主、ジャンの息子のギョーム・タルディの愛娘の名前。

使用されるぶどうは、ヴォーヌ・ロマネのすぐ西側の1.04haの畑のピノ・ノワールで、平均樹齢は約40年。

 

プリモピアットの後半にこのワインを合わせる。

ラズベリーやブラックベリーのベリー系の香り。

豊かな果実味に続き、スミレ、バラ、腐葉土、錆びた鉄などの多様なニュアンス。

しっかりとした、しかし強すぎないタンニン、綺麗な酸がボディを引き締め、長い余韻へと続く。

流石タルディ、このクラスにしてこの出来は素晴らしい。

彼女と過ごす、日本橋のリストランテでの素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

今日から私の記事もようやく昨年の10月。

先を急がねばです。

今夜は彼女と日本橋のリストランテで待ち合わせ。

 

10月ともなると日の入りが早くなった。

日本橋の街灯にはもう明かりが灯っている。

 

お店の開店までには少し時間があるので、久し振りに日本国道路元標を見に行く。

この街灯は日本橋の中央に立っていたもので、市電の架線ガイドも兼ねていた。

街燈には東京市道路元標の文字。

この街灯が日本橋の中央に立っていた時には、足元に日本国道路元標が埋められていて、元標自体は今もその場所にある。

 

これが日本国道路元標のレプリカ。

実物は、日本橋を渡るときに橋の中央に埋められているのを観ることができる。

日本中の主要道路は、この元標から距離が測られている。

 

今夜のお店はここ、日本橋三越本店新館の最上階。

 

入口に三越の暖簾が掛けられるようになった。

 

エレベーターで最上階に上り、今夜のお店に向かう。

熊本県の食材を使ったフェアーが開催中のようだ。

 

お店は、『代官山ASO チェレステ日本橋』。

ここの菊池シェフの料理は創意工夫に富み、美味しくて大好きだ。

 

大友支配人に迎えられ、何時もの半個室に案内される。

彼女が到着するまで、今夜の菊池シェフの特別コース料理をチェック。

 

半個室からはサービスカウンター越しにダイニングルームを見ることができる。

開店時間丁度に入店したので他に客は居ないが、一時間後にはほぼ満席となった。

 

”Celeste”は”青空”、でもセルヴィエットの店名の刺繍は白。

 

彼女が到着し、大友支配人がスパークリングワインを注いでくれる。

 

私のブログに頻繁に登場する、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、ミレジム、2020年。

1898年創業のクレマン専業メゾンで、高品質のクレマン造りで高い評価を獲得している。

 

今まで飲んでいたのは2019VTだったので、2020VTを飲むのは初めて。

フランボワーズの香り。

勢いのある泡立ち、濃厚な果実味、軽やかな酸。

2020VTは2018VTに味わいが近く、2019VTよりも黒ぶどうの比率が高いようだ。

 

ストゥッツィーノが届く。

 

真蛸のセビーチェ。

 

自家製トリュフバター。

 

プレザオラと和梨。

プレザオラは牛肉の生ハム。

どれもクレマンによく合って美味しく、ワインが進む。

彼女と過ごす、日本橋の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

9月のこと、しづちゃんと飯田橋の南インド料理のお店、『トウキョウ・バワン』でディナーとワインを楽しんだ後は、神楽坂に移動。

 

向かったのは『ぼっちりや』。

ここは高知のお酒と物産が揃ったお店。

 

おお、土佐名物のウツボのからあげもあるようだ。

 

日本酒が並ぶ冷蔵庫を覗き込み、今日のグラス日本酒の中から好きなものをチョイス。

ボトルを取り出し、お店の方に渡すと、こうしてグラスに注いでくれる。

 

選んだ酒はこの二種。

しづちゃんとグラスを交換しながら味較べ。

 

高岡郡中土佐町久礼の西岡酒造店が醸す、久礼 純米吟醸 CELうらら 生酒。

CELうららということは、高知酵母のCEL-24を使い、米は高知の酒造好適米、土佐麗ということ。

 

久礼は鰹の一本釣りで有名な町。

西岡酒造が醸す酒、純平と久礼はいずれも素晴らしい切れ味の辛口で、鰹によく合う。

その西岡酒造が甘口の吟醸酒を生み出すCEL-24酵母を用いて酒を醸すと、驚いたことに甘口に感じない。

しっかり酸があるので、芳醇でありながら爽やかな酒に仕上がっている。

日本酒度は-5だが、亀泉や豊能梅や桂月が醸すCEL-24の吟醸酒はいずれも-10を超えているのに較べれば、やはり甘くない酒だ。

 

もう一杯は、安芸市の有光酒造場が醸す、安芸虎 純米吟醸 雄町 ひやおろし。

秋になれば、ひやおろしを飲みたくなる。

 

ひと夏越して旨みが増したひやおろしは秋を感じる美味い酒だ。

備前赤磐雄町を用い、精米歩合は60%。

 

おつまみも一皿お願いする。

椎茸のたたき。

椎茸の南蛮漬けといった感じの料理。

 

二杯目の酒は、この二種類。

 

香南市赤岡町の高木酒造が醸す、大吟醸 絵金。

絵金の屏風絵をラベルにした、限定酒。

2019年7月に、しづちゃんと高知に旅した時に、高木酒造と西岡酒造を訪問しているので、この二つの酒蔵には思い入れがある。

(この記事のあと、2023年11月にも西岡酒造を訪問しています。)

 

絵金とは、江戸末期から明治初期に活躍した狩野派の絵師、絵師金蔵こと広瀬金蔵のこと。

赤岡に居住し、歌舞伎や浄瑠璃を題材にした芝居屏風絵を多く残している。

赤岡町では、この屏風絵を飾って絵金祭りが毎年7月の第三土曜日と日曜日に開催されている。

酒は華やかな香り。

口当たりは爽やかで、そのあとにコメの旨みが続き、後味は切れの良い辛口。

 

安芸郡芸西村の仙頭酒造場が醸す、土佐しらぎく 生詰 純米吟醸 山田錦。

秋の限定酒だ。

 

山田錦を50%まで磨き、醸されている。

米の旨みをしみじみと感じる、綺麗な酒だ。

 

二杯目も、グラスを交換して飲み比べ。

お店のオーナーの石元握美さんから、いろいろな酒蔵の情報を聞くのも楽しい。

 

気持ちよく酔って店をあとにする。

 

帰りも毘沙門天の前で立ち止まり、「今夜もお世話になりました」と御礼。

 

このまま帰るつもりだったが、何となくもう少し飲もうかということに。

しづちゃんを案内したのは、ショットバーの『ロゼッタ』。

 

『ロゼッタ』が開店したのは1988年4月。

今のオーナーは2006年8月に店を引き継いだ二代目。

 

私はウォッカマティーニをステアで。

しづちゃんのカクテルはホワイトレディ。

 

乾杯。

 

『トウキョウ・バワン』でビールとワイン、『ぼっちりや』で日本酒を飲んできているので、強いカクテルで酔いが一挙に回る。

 

もう理性の抑制が効かなくなり、一杯だけのつもりが二杯目をオーダー。

私は大好きなアイラモルト、アードベッグの10年をストレートで。

 

しづちゃんは、マスターにお任せのカクテル。

出されたのは、フランスのマスカット・リキュール、ミスティア。

 

しづちゃんと乾杯。

 

ミスティア・スプモーニは、ミスティアにグレープフルーツジュースを加え、トニックウォーターで割ったカクテル。

 

アイラモルトやアイランズモルトで一番好きなのは、ポートエレン、その次がタリスカー。

でもポートエレンは今では一本50万円の値が付き手が届かなくなったし、タリスカーの30年も入手困難となっている。

そこで最近は普段飲みにはヨード香が強いアードベッグの10年を飲むことが多くなっている。

 

ここで、写真が途絶えている。

翌朝起きると、ちゃんと家で寝ていた。

でも、帰りの記憶はあやふや。

しづちゃんと飲み過ぎた、飯田橋と神楽坂の夜でした。

 

 

 

 

 

 

9月のある休日、しづちゃんと飯田橋の南インド料理のお店、『トウキョウ・バワン』で過ごす楽しい夜の続き。

 

続く料理は、オーナーの柳谷さんのおススメ。

 

マトン・スッカは骨付きマトンの炒め煮。

 

ピリ辛で美味しいが、味が強いのでライスを食べたくなる。

 

バスマティライスは頼むと直ぐに届く。

ここにはタンドールが無いので、ナンはメニューにない。

 

マトン・スッカはバスマティライスと一緒に食べると最高に美味い。

でもマトンは骨付きなので要注意。

この後にカレーを頼むつもりだったが、もうお腹がいっぱいになってしまった。

やはりインド料理は4人くらいで食べたほうが、色々な料理を注文できるので楽しい。

 

白ワインのボトルを飲み干すと、赤はボトルでの注文を止め、グラスでお願いする。

 

Grover Art Collection Cabernet Shiraz(グローバー アート・コレクション カベルネ シラーズ)

先に飲んだ白と同じく、グローヴァー・ザンパ・ヴィンヤードがカルナータカ州バンガロール近郊で造る、グローヴァー、アート・コレクション、カベルネ・シラーズ、2020年。

エチケットの絵の作者は、インドの有名な画家の一人、サンジェイ・バタチャルヤ。

(写真はVinicaからお借りしました。)

 

色合いは濃いガーネット。

濃厚な果実味と強いタンニンを持つ、重厚でありながら洗練されたボディ。

やはりグローヴァーのワインはレベルが高い。

コンサルタントは、フランスのミシェル・ローランで、エチケットにも彼の名前が入っている。

 

デザートは、グラブ・ジャムン。

世界で一番甘いデザートなのだそうだ。

 

確かに甘いが、トルコのバクラヴァの方がもっと甘い。

 

ロケーションは飯田橋駅から結構遠いが、美味しい店には人が集まる。

多くのテーブルが二巡目に入り、向こうのテーブルにはインド人の6人のグループ。

 

柳谷さんに今夜の礼を述べ、店をあとにする。

 

ところで、このお店のショップカードの絵が面白いので、アップ。

 

直ぐ近くには東京大神宮。

 

鳥居の外からご挨拶。

夜になっても参拝に訪れる人が絶えないようだ。

 

大神宮通りをそぞろ歩きをしながら、早稲田通り方面に向かう。

この写真は後ろ向きに、東京大神宮の上に輝く満月を撮影したもの。

正確には、満月となった中秋の名月の翌日の月。

 

道の途中には焼き鳥の人気店、『ブロシェット』。

店名が示すとおり、フランス語が通じるお店。

以前は予約が取れなかったが、今は神楽坂にもお店が出来ているので予約が取りやすくなった。

 

早稲田通りに出ると右折し、牛込橋を渡る。

 

外堀通りを横断し、神楽坂通りを上る。

 

坂の途中には、日本ワインを飲むことができるお店、『アガリス神楽坂』。

ここでは、しづちゃんとmayuさんと一緒に日本ワインを楽しんだことがある。

 

その時の記事はこちら。

 

 

 

毘沙門天まで坂を上ってきた。

目的のお店までは、あと少し。

しづちゃんと過ごす、神楽坂の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

9月のある休日、しづちゃんと飯田橋のお店で待ち合わせ。

八重洲にあった南インド料理の名店、『ダバ・インディア』が街の再開発のために惜しまれながら閉店したのは2023年4月2日のこと。

友人たちと『ダバ・インディア』を最後に訪問したのは2018年9月だった。

その後はコロナもあり、訪問できないまま閉店となってしまった。

 

友人たちと訪問時の記事はこちら。

 

もうあの味を楽しむことができないのかと思っていたら、後継店といえるお店が二店舗開業した。

ひとつは『ダバ・インディア』の元の店長の柳谷さんのお店で、飯田橋で2023年4月25日に開店した、『トウキョウ・バワン』。

シェフは、『ダバ・インディア』の元のコックを起用。

もうひとつは『ダバ・インディア』の運営会社のお店で、新御茶ノ水で2023年5月12日に開業した、『インディアン・ストリート・フード&バー ゴンド』。

 

今夜は『トウキョウ・バワン』を訪問。

開店10分前に店に着くと、店の前には既に数人の行列。

 

私は予約しているので並ぶ必要はないのだが、次々と客が訪れ列が長くなっていくので、一緒に並んで待つことにする。

店内ではスタッフが開店準備に忙しそう。

 

開店時間となり、客が次々とテーブルを埋めていく。

ほとんどが予約客で、予約なしで訪れた客はカウンター席に案内されているようだ。

 

まずはインドビールで、しづちゃんと乾杯。

『ダバ・インディア』にご一緒したメンバーに声をかけたが、急だったこともあり、二人だけでの訪問となった。

 

しづちゃんのビールは、マハラジャ。

私のビールは、ゴッドファーザー。

インドには30回ほど訪問し、何時もキングフィッシャーを飲んでいた。

でも、ここにはキングフィッシャーは置かれていない。

 

ゴッドファーザーは少しもっちりした感じのラガー。

原材料欄を見ると、米も使われている。

 

バニールとパクチーのサラダ。

バニールはインドのチーズ。

 

二人ともパクチーが大好きなので、たっぷりのパクチーが嬉しい。

 

オニオンチーズドーサ。

ドーサは南インドの伝統料理。

吸水させた米と豆をすりつぶして発酵させ、その生地を薄焼きにしたもの。

 

ドーサの中には、タマネギとパクチーとチーズがたっぷり。

ドーサにはMサイズとLサイズがあり、これはM。

Lはどれ程大きいのだろう。

 

お供は、サンバル、ココナッツ、カラチャツネ。

 

ドーサを切り分け、一つはサンバルで。

もうひとつはココナッツにカラチャツネで。

なかなか美味い。

 

ビールの次は、白ワインをボトルで。

グローヴァー・ザンパが造る、グローヴァー、アート・コレクション、ソーヴィニヨン・ブラン、2022年。

グローヴァーはインドのワインの中では、スラ・ヴィンヤーズと並んで私が好きなワイナリー。

インドには400を超えるワイナリーがあり、私はその内50種類あまりを飲んでいる。

その中ではこの二つのワイナリーが秀逸なのだ。

エチケットに使われている絵の作者は、インドの有名な画家、リニ・ドゥマル。

 

スラ・ヴィンヤーズを始め、インドのワイナリーの多くがムンバイの北、ナシクに本拠地を構えるが、グローヴァーの本拠地はカルナータカ州のバンガロール近郊。

 

フレッシュな果実味を持ち、酸は控えめだが、爽やかな飲み口。

フランスのミシェル・ローランの指導を受け、三代にわたって国際品種のぶどうによるワイン造りを続けている。

エチケットにもミシェル・ローランの名前が入っている。

 

ワダはブラックペッパーやショウガが入った揚げ物。

 

薬味はサンバルとココナッツ。

 

ワダにはサンバルがよく合う。

 

飯田橋の南インド料理のお店、『トウキョウ・バワン』で、しづちゃんと過ごす楽しい夜は続きます。