今日から私の記事もようやく昨年の10月。
先を急がねばです。
今夜は彼女と日本橋のリストランテで待ち合わせ。
10月ともなると日の入りが早くなった。
日本橋の街灯にはもう明かりが灯っている。
お店の開店までには少し時間があるので、久し振りに日本国道路元標を見に行く。
この街灯は日本橋の中央に立っていたもので、市電の架線ガイドも兼ねていた。
街燈には東京市道路元標の文字。
この街灯が日本橋の中央に立っていた時には、足元に日本国道路元標が埋められていて、元標自体は今もその場所にある。
これが日本国道路元標のレプリカ。
実物は、日本橋を渡るときに橋の中央に埋められているのを観ることができる。
日本中の主要道路は、この元標から距離が測られている。
今夜のお店はここ、日本橋三越本店新館の最上階。
入口に三越の暖簾が掛けられるようになった。
エレベーターで最上階に上り、今夜のお店に向かう。
熊本県の食材を使ったフェアーが開催中のようだ。
お店は、『代官山ASO チェレステ日本橋』。
ここの菊池シェフの料理は創意工夫に富み、美味しくて大好きだ。
大友支配人に迎えられ、何時もの半個室に案内される。
彼女が到着するまで、今夜の菊池シェフの特別コース料理をチェック。
半個室からはサービスカウンター越しにダイニングルームを見ることができる。
開店時間丁度に入店したので他に客は居ないが、一時間後にはほぼ満席となった。
”Celeste”は”青空”、でもセルヴィエットの店名の刺繍は白。
彼女が到着し、大友支配人がスパークリングワインを注いでくれる。
私のブログに頻繁に登場する、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、ミレジム、2020年。
1898年創業のクレマン専業メゾンで、高品質のクレマン造りで高い評価を獲得している。
今まで飲んでいたのは2019VTだったので、2020VTを飲むのは初めて。
フランボワーズの香り。
勢いのある泡立ち、濃厚な果実味、軽やかな酸。
2020VTは2018VTに味わいが近く、2019VTよりも黒ぶどうの比率が高いようだ。
ストゥッツィーノが届く。
真蛸のセビーチェ。
自家製トリュフバター。
プレザオラと和梨。
プレザオラは牛肉の生ハム。
どれもクレマンによく合って美味しく、ワインが進む。
彼女と過ごす、日本橋の素敵な夜は続きます。