9月のある休日、しづちゃんと飯田橋のお店で待ち合わせ。
八重洲にあった南インド料理の名店、『ダバ・インディア』が街の再開発のために惜しまれながら閉店したのは2023年4月2日のこと。
友人たちと『ダバ・インディア』を最後に訪問したのは2018年9月だった。
その後はコロナもあり、訪問できないまま閉店となってしまった。
友人たちと訪問時の記事はこちら。
もうあの味を楽しむことができないのかと思っていたら、後継店といえるお店が二店舗開業した。
ひとつは『ダバ・インディア』の元の店長の柳谷さんのお店で、飯田橋で2023年4月25日に開店した、『トウキョウ・バワン』。
シェフは、『ダバ・インディア』の元のコックを起用。
もうひとつは『ダバ・インディア』の運営会社のお店で、新御茶ノ水で2023年5月12日に開業した、『インディアン・ストリート・フード&バー ゴンド』。
今夜は『トウキョウ・バワン』を訪問。
開店10分前に店に着くと、店の前には既に数人の行列。
私は予約しているので並ぶ必要はないのだが、次々と客が訪れ列が長くなっていくので、一緒に並んで待つことにする。
店内ではスタッフが開店準備に忙しそう。
開店時間となり、客が次々とテーブルを埋めていく。
ほとんどが予約客で、予約なしで訪れた客はカウンター席に案内されているようだ。
まずはインドビールで、しづちゃんと乾杯。
『ダバ・インディア』にご一緒したメンバーに声をかけたが、急だったこともあり、二人だけでの訪問となった。
しづちゃんのビールは、マハラジャ。
私のビールは、ゴッドファーザー。
インドには30回ほど訪問し、何時もキングフィッシャーを飲んでいた。
でも、ここにはキングフィッシャーは置かれていない。
ゴッドファーザーは少しもっちりした感じのラガー。
原材料欄を見ると、米も使われている。
バニールとパクチーのサラダ。
バニールはインドのチーズ。
二人ともパクチーが大好きなので、たっぷりのパクチーが嬉しい。
オニオンチーズドーサ。
ドーサは南インドの伝統料理。
吸水させた米と豆をすりつぶして発酵させ、その生地を薄焼きにしたもの。
ドーサの中には、タマネギとパクチーとチーズがたっぷり。
ドーサにはMサイズとLサイズがあり、これはM。
Lはどれ程大きいのだろう。
お供は、サンバル、ココナッツ、カラチャツネ。
ドーサを切り分け、一つはサンバルで。
もうひとつはココナッツにカラチャツネで。
なかなか美味い。
ビールの次は、白ワインをボトルで。
グローヴァー・ザンパが造る、グローヴァー、アート・コレクション、ソーヴィニヨン・ブラン、2022年。
グローヴァーはインドのワインの中では、スラ・ヴィンヤーズと並んで私が好きなワイナリー。
インドには400を超えるワイナリーがあり、私はその内50種類あまりを飲んでいる。
その中ではこの二つのワイナリーが秀逸なのだ。
エチケットに使われている絵の作者は、インドの有名な画家、リニ・ドゥマル。
スラ・ヴィンヤーズを始め、インドのワイナリーの多くがムンバイの北、ナシクに本拠地を構えるが、グローヴァーの本拠地はカルナータカ州のバンガロール近郊。
フレッシュな果実味を持ち、酸は控えめだが、爽やかな飲み口。
フランスのミシェル・ローランの指導を受け、三代にわたって国際品種のぶどうによるワイン造りを続けている。
エチケットにもミシェル・ローランの名前が入っている。
ワダはブラックペッパーやショウガが入った揚げ物。
薬味はサンバルとココナッツ。
ワダにはサンバルがよく合う。
飯田橋の南インド料理のお店、『トウキョウ・バワン』で、しづちゃんと過ごす楽しい夜は続きます。