5月のこと、「アトレ竹芝タワー棟」の『シンガポール・シーフード・リパブリック東京』での早い時間のディナーを済ませると、お隣の「アトレ竹芝」にある、四季劇場に移動する。
ここには四季劇場の”春”と”秋”があり、今夜の公演は”春”。
三か月前に購入しておいた電子チケットを読み取り機にかざし、入場。
平日だが、隅の数席を除けばほとんど満席。
私たちのチケットは一番良いS1ではあるが、四季の会に入っていないので一番前のブロックは取れず、二番目のブロック。
それでも最前列で前が広いので、足を延ばして観劇することができる。
騒めいていた館内が静まり、いよいよ舞台の幕が開く。
ここからは撮影禁止。
以下の写真は、劇団四季のH.P.からお借りした。
私が初めて劇団四季の舞台を見たのは大学一年の時、「ジーザス・クライスト=スーパースター」だった。
当時お付き合いしていた東京女子大演劇部の彼女に誘われたのだ。
演出は浅利慶太、キリスト役は鹿賀丈史、ユダ役は飯野おさみ、マリア役は島田祐子、劇場は今は無き中野サンプラザだった。
参考までに劇団四季の紹介ヴィデオを貼り付けておく。
姉、エルサの戴冠式を前に歌い踊るアナ。
演じるのは荒巻くるみ。
この舞台では、オリジナルの楽曲に加え、10曲以上の新曲が加えられている。
アナとハンスの出会い。
ハンスを演じるのは、杉浦洸。
エルサの戴冠式。
この後に悲劇が訪れる。
エルサを演じるのは、森川温子。
前半最大の山場、エルサが歌う「Let It Go」。
森川温子の圧倒的な歌唱力に息を飲む。
歌い終わったときには万雷の拍手。
ちぃさんも私も感動のあまり涙が止まらなくなってしまった。
クリストフの踊りの見せ場。
素晴らしい歌唱と踊りに陶酔する。
演じるのは、笠間大樹。
真実の愛に救われた、エルサとアナ。
右端に見えているオラフ、小林英恵の演技が光っていた。
終演後には三回のカーテンコール。
最後にはスタンディングオベーションとなった。
脚本は、アニメーション版で監督も務めたジェニファー・リー。
作詞・作曲は、「Let It Go」でアカデミー歌曲賞を受賞したロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻。
そして演出は、マイケル・グランデージ。
キャストも貼り付けておく。
現役時代は毎年秋にニューヨークに旅し、リンカーンセンターでのニューヨークフィルのガラコンサート、ブロードウェイでのミュージカル、そしてジャスクラブ・オブ・ザ・イヤーを獲得したジャズクラブ訪問を楽しんでいた。
主要なミュージカルのほとんどはブロードウェイで観ていたので、劇団四季からは離れてしまっていた。
これからは日本で歌舞伎だけでなく、ミュージカルも楽しむことにしよう。
興奮冷めやらぬまま、帰途に就く。
浜松町駅に着くと、明るく輝く東京タワー。
久し振りにミュージカルに感動した、楽しい夜でした。