10月のこと、大好きなリストランテ、『代官山ASO チェレステ日本橋』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
今夜は熊本県の食材を用いた、菊池シェフの特別コース。
セコンドピアットには、熟成ボルドーが出された。
ムーリス・メドックの、シャトー・ブリエット、クリュ・ブルジョワ・シュペリウール、2010年。
酔いが回ったのだろうか、ピントが合っていない。
ブリエットは古くから評価の高いシャトーで、ムーリスを代表するシャトーの一つだ。
メドックのクリュ・ブルジョワという格付けはとても分かりにくいが、現在では最上位のクリュ・ブルジョワ・エクセプショネルが14シャトー、次のクリュ・ブルジョワ・シュペリウールが56シャトー、そしてクリュ・ブルジョワが179シャトー格付けさてている。
濃いガーネット。
ダークチェリーやカシスなどの黒果実の香り。
13年間の時を経て、果実の熟成感、凝縮感が強く、柔らかなタンニンは健在、後味にはスパイスのニュアンスも。
セパージュは、メルロー54%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド4%。
熟成はバリック(新樽比率約30%)で12か月間。
セコンドピアットが届く。
あか牛のアロッスト、赤ワインとキャロルクイーンのソース。
キャロルクイーンは阿蘇がっちゃん農園の完熟ミニトマト。
この火入れが食欲をそそる。
熊本のあか牛は大好きで、阿蘇のあか牛牧場の直営店まで食べに行ったことがある。
話しは脇道に入るが、カトラリーにはホールマーク。
シルバープレーティングであることがわかる。
ドルチェは、後藤ぶどう園のぶどうを使ったカッサータ、みやしず米のリオレソース。
リオレソースは、米をミルクで炊いたソース。
カッサータに添えられているのは、ピーナッツクリーム。
カッサータは大好きなスイーツ。
シャインマスカットも美味い。
いっぱいになったお腹を濃いコーヒーが癒してくれる。
メインダイニングルームとの間を仕切っているのは、サービスカウンター。
カウンターの下にはワインセラー。
一度この中をじっくり検分してみたいと思う。
大友支配人に見送られ、満腹満足で店をあとにする。
常盤橋を渡り、大手町方面へ散策。
東京トーチの建設が始まった。
2028年には麻布台の森JPタワーを抜き、日本で最も高いビルが竣工する。
こちらは一足先に竣工した常盤橋タワー。
彼女と過ごす、日本橋のリストランテでの素敵な夜でした。