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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年8月のこと、前夜に名古屋のなぎささんと福岡の遊歩さんと、表参道と丸の内でたっぷりシャンパーニュを飲んで少し二日酔いの午前。

 

銀座に泊まられているお二人を迎えに行く。

 

お二人をピックアップして向かったのは、六本木一丁目の『麻布箪笥町 天涼庵』。

今日はここで、”納涼シャンパーニュと純米大吟醸の会”を開催。

 

店内に入ると、大きなヒマラヤの岩塩が目に飛び込んでくる。

何時もはこの手前のカウンターで食事をしているが、今日は奥の個室を予約。

左の板さんは天麩羅担当。

右の板さんは鉄板焼き担当。

 

今日は、三つある個室のうちの一番奥、一番大きな部屋を予約しておいた。

 

部屋の中にはこんな日本酒が。

今日は十四代は飲まないが、他にも素晴らしい日本酒が揃っている。

 

メンバーが揃い、シャンパーニュで乾杯。

今日のメンバーは、名古屋のなぎささんと海の桜さん、福岡の遊歩さん、そしてお迎えするのは、しづちゃん、mayuさん、私。

 

抜栓したシャンパーニュは、G.H.マーテルが造る、シャンパーニュ、ポル・ジェス、ブリュット。

G.H.マーテルは1869年設立の老舗メゾン。

 

グレープフルーツやライチの香り。

フレッシュな果実味を活き活きとした酸が引き締める。

後味には軽いブリオッシュのニュアンス。

セパージュは、ピノ・ノワール55%、ピノ・ムニエ40%、シャルドネ5%。

 

前菜が届く。

 

皆さん箸袋の図柄に気が付き、お互いの絵を見せ合う。

葛飾北斎の富嶽三十六景で、各人の箸袋の絵が異なっている。

三十六景(実際には北斎は四十六図描いている)が揃っているのか一度お店の方に聞いてみようと思いながら、未だに聞いていない。

 

鮪、烏賊、独活の酢味噌和え。

 

海老と蕎麦豆腐。

 

天麩羅が届く。

海老とアスパラガス。

天つゆは二種、そして藻塩もある。

 

ここで、日本酒も飲み始めることに。

愛知県名古屋市の萬乗醸造が醸す、醸し人九平次 純米大吟醸 雄町 ソヴァージュ 2023年。

名古屋からなぎささんと海の桜さんが来られているので、まずは名古屋の酒を選んだ。

雄町を50%まで磨きこんで醸されている。

 

続く天麩羅は三種。

 

白鱚、穴子、蓮根。

 

続く酒は、奈良県桜井市の今西酒造が醸す、みむろ杉 純米大吟醸。

山田錦を50%まで磨きこみ、ご神体”三輪山”の伏流水で醸されている。

 

鉄板焼きが届く。

 

カウンター席だと目の前で焼いてくれる。

これは前回訪問した時の写真。

 

国産牛サーロインステーキ。

柔らかな肉には旨味が凝縮されている。

友人たちと過ごす、六本木一丁目の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年8月のこと、友人たちと表参道の『タバーン バイ・ザ・グリーン』で過ごす素敵な夜の続き。

今夜のメンバーは、名古屋のなぎささん、福岡の遊歩さん、そして私。

 

二皿目の料理が届く。

 

なぎささんのポワソンは、鹿児島県産カンパチのマリネ、パイナップルと茄子のサラダ スリランカスタイル。

遊歩さんと私がアントレとして選んだ料理。

 

遊歩さんと私のプリモ・ピアットは、ヤリイカとオレンジのアーリオ・オーリオ 冷製カッペリーニ、梅肉レリッシュ、ルッコラのジェノベーゼ。

 

皿の縁にはルッコラのジェノベーゼ。

 

カッペリーニの上には梅肉レリッシュ。

 

カッペリーニと、ヤリイカ、オレンジ、そして梅肉レリッシュ、ルッコラのジェノベーゼを混ぜ合わせていただく。

これは美味い。

 

飲んでいるシャンパーニュは、モントードン、ブリュット、トラディション。

既に三本目、だと思う。

 

続く料理が届く。

 

なぎささんと私のヴィアンド、またはセコンド・ピアットは、バターミルクチキン、キャロライナ・マスタード・BBQソース、ズッキーニ・フリット、ミントヨーグルト、茗荷ときゅうりのレリッシュ。

 

チキンのヴォリュームは驚き。

とても柔らかく旨みが凝縮されている。

 

遊歩さんのセコンド・ピアットは、メカジキのレモンハーブマリネ、ブラックバーニャカウダソース、生春巻き、チリソース。

 

なぎささんと遊歩さんはパンをほとんど食べていない。

私は食べてしまったので、二籠目をもらう。

 

ここは女性客の比率がとても高い。

女性に人気なのは、お洒落で美味しいお店の証し。

 

静かな雰囲気の中で飲むシャンパーニュと久し振りに会う友人たちとの会話は最高の贅沢。

 

いっぱいになったお腹を熱いコーヒーが癒してくれる。

 

今夜のシャンパーニュと料理に満足し、店をあとにする。

 

来るときは階段を使ったが、帰りはエレベーターホールから。

 

エレベーターを出ると、目の前は『ゼルコヴァ』のカフェ・コーナー。

 

「ザ・ストリングス」を出ると、お二人を宿泊先の銀座に送り届けることにする。

 

のはずが、何故か丸の内。

 

丸の内仲通りを歩き、立ち寄ったのは明治安田生命ビルの「マイプラザ」。

 

向かったのは、重要文化財、明治生命館の地下。

明治生命館は1934年(昭和9年)竣工の、日本における古典主義様式の最高傑作で、建築家の岡田信一郎氏の設計。

 

この長い廊下の突き当りの更に先にあるのが、歴史ある「センチュリーコート」。

 

ここは戦前は華やかな社交場として、そして戦後はGHQのレストランとなり、2008年からはクラブレストラン、「センチュリーコート」として華やかさを取り戻している。

 

「センチュリーコート」の中の、『バー マーブル』に向かう。

バーテンダーの佐々木さんに迎えられ、カウンターに席を取る。

 

たっぷりシャンパーニュを飲んだあとの二次会で、更にシャンパーニュで乾杯。

 

カウンターに並ぶ三つのシャンパーニュグラス。

 

飲んでいるシャンパーニュは、ボランジェ、スペシャル・キュヴェ。

遊歩さんがお好きな銘柄を選んだ。

でもボトルの写真が無い。

この時点でかなり酔いが回っていたようだ。

この写真は、以前ここでボランジェを飲んだ時のもの。

 

お隣のレストランコーナーを含め、残る客は私たち三人だけ。

支配人の谷内さんが「今夜は遅いご来店ですね」と挨拶に来てくれた。

サクッとシャンパーニュを飲み終えると、谷内支配人に見送られ、帰途に就く。

 

もう一軒飲みに行くというお二人と銀座で別れると、私は終電に間に合うように家路を急ぐ。

友人たちと表参道と丸の内で過ごす、素敵な夜でした。

 

 

遊歩さんの記事はこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年8月のこと、羽田空港第二ターミナルへ。

 

8月の週末ということで、空港は大混雑。

 

何と、福岡の友人が搭乗している便は30分遅れ。

無事、遊歩さんを迎えると、急いでディナーのお店に向かう。

 

今夜のお店は私のお気に入り、「ザ・ストリングス 表参道」。

 

1階には、『カフェ&ダイニング ゼルコヴァ』。

 

予約しているお店は、2階の『タバーン バイ・ザ・グリーン』。

 

レセプションで名前を告げ、店内に案内される。

 

開店直後に入店したので先客は僅かだが、すぐにほとんどのテーブルが客で埋まった。

 

カウンターにはシャンパーニュのボトルが並ぶ。

 

私たちのテーブルは何時もの場所、奥のちょっと良いソファー席。

 

窓側の個室では何かの会が開催されるようだ。

 

今夜は、三人でのディナー。

 

名古屋のなぎささんが少し遅れるとのことなので、先に二人で乾杯の練習。

 

今夜のシャンパーニュは、モントードン、ブリュット、トラディション。

モントードンは1891年創業で、ランスに本拠地を構えるメゾン。

自社畑はコート・デ・ブラン地区のリセイ村に35haを保有。

 

綺麗な果実味と熟成感、活き活きとした酸を持つブリュット。

セパージュは、ピノ・ノワール50%、ピノ・ムニエ25%、シャルドネ25%。

 

一杯を飲み終えたときになぎささんが到着し、本番の乾杯。

改めて今夜のメンバーは、名古屋のなぎささん、福岡の遊歩さん、そして私。

なぎささんとは、丁度一年前に東京でお会いして以来。

遊歩さんとは、2023年5月に福岡に遊びに行って会って以来、一年と三か月ぶり。

お互いの近況報告など、話が弾む。

 

今夜は、プリフィックスのコース料理。

選択肢が多いので、皆さんあれやこれやと選び、注文。

注文を終えると、パンが届く。

 

パンは4種類、ハードタイプ、ソフトタイプ、バゲット、レーズンパン。

 

パンのお供は、塩麹とレモンのホイップバターとE.V.オリーブオイル。

 

最初の料理が届く。

 

なぎささんの料理は、TAVERN特製コブサラダ、白みそとバターミルクのドレッシング。

 

遊歩さんと私の料理は、鹿児島県産カンパチのマリネ、パイナップルと茄子のサラダ スリランカスタイル。

黄色が、パッションフルーツとタマリンドのソース。

灰色が、焼き茄子チーズクリーム。

 

カンパチの刺身が何枚も積み重ねられている。

 

カンパチの下には、パイナップルと茄子のサラダ スリランカスタイル。

井澤シェフの料理は意表を突く素材の組み合わせが面白く、世界のスパイスやハーブを駆使し、とても楽しい。

友人たちと過ごす、表参道の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年8月のこと、彼女と虎ノ門の『ザ・グリル・トラノモン』で過ごす楽しい夜の続き。

 

フレッシュオイスターは既に12個食べているが、更に6個追加。

 

今日の牡蠣は兵庫県赤穂産。

 

殻に厚みがあり、身が大きくプリプリでクリーミー。

 

フレッシュオイスターのあとは、肉料理。

岩手県産白金豚肩ロースのグリル、フルーツトマトのケッカソース。

ケッカソースはフレッシュトマトを使った火入れしていない、イタリアのソース。

ワンポーションがとても大きいので、一皿を二人で分けて食べることにした。

 

サイドディッシュは、ブラウンマッシュルームのサラダ。

 

取り分けは私の役割。

今回も綺麗に盛り付けることが出来た。

 

プラチナポークは旨みが凝縮され、すこぶる美味。

 

卓上アイテムは、ブジョー製。

左が胡椒で右が塩。

 

飲んでいるワインは、スペイン、カタルーニャ州、ペネデスのマス・デ・モニストロルが造る、カヴァ、セレクション・エスペシアル、ブリュット、ミレジム、2022年の二本目。

 

私たちはディナーにしては早い時間に入店したので店内は空いていたが、本来のディナーの時間が近付くにつれ客がどんどん増えてきた。

 

休日なので、皆さんディナーの出足が早い。

 

サーモンと帆立、海老のクリームソース。

これは一人一皿。

 

パスタはリガトーニ。

太いパスタに濃厚なソースが絡んで美味い。

 

パスタを食べ終えるころには、二本目のカヴァも最後の一杯となる。

デザートを何にするか尋ねると、「アイスクリームを食べたい」と彼女。

「それならすぐ近くに美味しいソフトクリーム屋さんがあるよ」と私。

 

今日の料理も美味しかった。

やはり『ザ・グリル・トラノモン』は好きなお店だ。

 

次に立ち寄ったのは、同じフロアーにある『ザ・スタンド フール・ソー・グッズ』。

 

ここのソフトクリームは美味しい。

ついでにドーナツも購入。

 

ソフトクリームを二個持って、満面の笑み。

 

私はクロワッサンドーナツ(左)、彼女はカスタードクリームドーナツ(右)。

 

ドーナツとソフトクリームを美味しく食べると、地下に下り駅に向かう。

 

B2Fまで降りると、「T-MARKET」を指さして、「あれは何なの」と彼女。

どうやらここを知らないようなので案内することに。

 

緑豊かな900坪の空間に27の個性的な店舗が並ぶ。

 

ここは代官山の『アタ』と新潟の「カーブドッチ」のコラボ店。

彼女は「東京ミッドタウン日比谷」にある同じコラボ店の『バーマン』が大好きなので、ここにも来たいとのこと。

 

ここでテキーラをショットで飲むのも楽しそうだ。

そろそろ帰途に就くことにしよう。

彼女と過ごす、虎ノ門の楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

先週のこと、パリの素敵なレストラン、『ル・トラン・ブルー』からディナー会の案内が届いた。

 

『ル・トラン・ブルー』は内装が絢爛豪華なレストランで、もちろん料理もワインも素晴らしい。

最後に訪問したのはコロナ前のことだが、何故突然こんな案内が私に届いたのか不思議。

 

『ル・トラン・ブルー』訪問記事はこちら。

 

 

 

4月2日(水)に開催される、三ツ星シェフ、マルク・ヴェイラ氏のディナー会。

真ん中がマルク・ヴェイラ、左が二つ星シェフのミシェル・ロスタン、右が『ル・トラン・ブルー』のシェフのサミル・バリア。

マルク・ヴェイラ氏は、サヴォワ地方で活躍されているシェフ。

 

三人のシェフによる4皿のコース料理。

フランスのテロワールを満喫するとともに、サヴォワの山々の至宝である自然や野生のハーブにインスパイアされた料理を味わうことが出来る素晴らしいディナー会なのだそうだ。

彼女とここで食事を楽しんだことを懐かしく思いだす、嬉しい招待状でした。

(注記:残念ながらこのディナー会は欠席します。出席できない旨、返信しました。)

 

昨年8月のこと、彼女と虎ノ門のお店でディナーの約束。

 

レストランの予約時間よりかなり早く「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」に到着。

 

食事の前に、caskでお買い物。

ここは信濃屋のお店で、国内外の良い食材が揃っている。

 

そしてスピリッツのコーナーも充実。

 

時間になったので、2Fに向かう。

中央通路はとても広く、贅沢な空間。

 

今日のディナーのお店は、『ザ・グリル・トラノモン』。

最近、ここに来ることが多くなっている。

 

レセプションで名を告げ、バーの横を通って席に案内される。

 

お店が用意してくれたテーブルは窓際だったが、夕方とはいえまだ日差しがあるので、陽が当たらないメインダイニングのテーブルに代えてもらった。

 

まだ夕方早い時間なので、客の数は少ない。

 

彼女が到着し、早速カヴァを抜栓。

今夜はカヴァとフレッシュ・オイスターを楽しむ企画。

お店からこのプランの案内をいただき、急遽来ることにした。

 

スペイン、カタルーニャ州、ペネデスのマス・デ・モニストロルが造る、カヴァ、セレクション・エスペシアル、ブリュット、ミレジム、2022年。

樹齢の高い畑から採れる良質のぶどうのみを用いて造られた特別なキュヴェ。

セパージュは、マカベオ 40% 、チャレロ 30%、パレリャーダ30%。

ぶどう栽培はビオロジック、瓶内熟成期間は15ヶ月。

 

青リンゴやグレープフルーツの爽やかな香り。

引き締まった果実味と綺麗な酸味、フレッシュ&フルーティーな高品質のカヴァだ。

 

まずはフレッシュオイスターを12個。

 

今日のオイスターは、兵庫県赤穂産。

 

殻に厚みがあり、見た目以上に大きくミルキーで美味い。

最初はエシャロットビネガーで。

 

シンプルにレモンで食べるのも良い。

 

タバスコを持ってきてくれた。

これもなかなか良い。

 

殻に丸みがあるので、皿の上に置くとコロンと横になってしまう。

 

温かい料理も注文。

蟹クリームコロッケ、アメリケーヌ・ソース。

 

大きなコロッケの中には蟹がたっぷり。

 

二人に取り分けるのは私の役割。

「貴方が取り分けると盛り付けがとっても綺麗」と彼女。

彼女に褒められると木に登る私です。

彼女と過ごす、虎ノ門の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年8月のこと、ちぃさんと丸の内のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』で過ごす、素敵なシャンパーニュ・ディナーの続き。

ここは、フランスの人間国宝と称されるM.O.F.(国家最優秀職人賞)に輝くエリック・トロション氏の名を冠するお店。

 

ヴィアンドは、鴨胸肉、ヤングコーン、グリーンペッパー。

 

マグレ鴨は大好物。

大きな胸肉には旨みが凝縮されている。

ソースは、フォン・ド・ヴォーに生クリームとグリーンペッパーを加えたもの。

 

ヤングコーンは柔らかく甘みがあり、髭まで美味い。

 

鴨に合わせて飲んでいるワインは、ボルドー、クリュ・ラ・マクリーヌ、2020年。

 

重厚でアルコール度数も高いクリュ・ラ・マクリーヌは、鴨には少し重過ぎた。

それでも鴨もワインも美味しいので楽しくどんどん食べ進む。

 

ヴィアンドのあとは楽しいデセールの時間。

今夜は盛りだくさん。

 

プリン。

 

桃のコンポートとバニラアイス。

 

生チョコ。

 

無花果のコンポートと生クリーム。

 

スイーツが苦手なちぃさんからデセールの残りが届く。

今夜はプリンしか食べていない。

どうやらお腹がいっぱいでフルーツもチョコレートも無理のようだ。

お陰で私は大好きなスイーツをいっぱい食べることが出来る。

 

食後の〆は再びシャンパーニュ、ラリエ、リフレクション、R.020、ブリュット。

 

「今夜の食事もシャンパーニュも素晴らしかったね」の乾杯。

 

窓の外を見ると、稲光と共に激しい雨。

このビルが地下鉄直結で良かった。

 

大塚店長に見送られ、満腹満足で店をあとにする。

 

2024年5月まではここにいた木彫りのシマウマを撮影したが、6月に新しいお店に変わり、もうシマウマに会えないと思うと寂しい。

この新しいお店、『ブルディガラ』では素晴らしいワイン会が開催される予定で、参加するのが楽しみだ。

 

帰りはエレベーターを使わずにエスカレーターを乗り継いで地下に下る。

 

『ポワン・エ・リーニュ』は大好きなブーランジュリー・レストラン。

ここにもまた来なければだ。

 

今夜は早い時間から食事をしたので、ゆっくり食事を楽しんだあとでも「新丸ビル」地下の人出は多い。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な夜でした。

 

ところで、これが今回飲んだ三本のシャンパーニュとニュージーランドのスパークリングワインのミュズレ。

実はここのところシャンパーニュばかり飲んでいるのでミュズレの数が増え、収拾がつかなくなっている。

 

 

 

 

 

 

昨年8月のこと、ちぃさんと丸の内のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』で過ごす、素敵なシャンパーニュ・ディナーの続き。

ここは、フランスの人間国宝と称されるM.O.F.(国家最優秀職人賞)に輝くエリック・トロション氏の名を冠するお店。

 

ニュージーランドのブラン・ド・ブランの次、二本目のワインは、シャンパーニュ。

ラリエ、リフレクション、R.020、ブリュット。

 

ラリエはグラン・クリュ村のアイ村で1906年に創業。

アイ村には素晴らしいシャンパン・メゾンが集結し、ラリエもその内のひとつ。

 

ミュズレに名前が入っていると、コレクションしやすい。

 

ちぃさんと乾杯。

豊かな泡立ちが気分を高揚させる。

 

ラリエのシャンパーニュを象徴する四つの要素は、”ピュア”、”深み”、”フレッシュ”、”凝縮感”。

まさにこれらの要素を体現したシャンパーニュだ。

R.020は2020年のぶどうを81%用い、セパージュはシャルドネ51%、ピノ・ノワール49%。

ドサージュは7g/ℓで、瓶内熟成期間は36ヶ月以上と長い。

 

第二のアントレは、牛タン、レンズ豆、胡桃。

メニューに書かれた三つの食材から、どんな料理かを想像するが、何時も想像を超える料理に驚かされる。

 

牛タンとレンズ豆のテリーヌの存在感が素晴らしい。

レンズ豆は、最上のフランス、ピュイ産。

ソースは、マヨネーズとマスタードを合わせたもの。

添えられているのは、エンダイヴと胡桃のサラダ。

 

第三のアントレは、稚鮎、すじ青海苔、カダイフ。

この料理は私の予想通りで、ちぃさんに褒められる。

 

稚鮎のカダイフ巻きはサクサクの食感と、鮎の苦みが心地良い。

白ワインとすじ青海苔のソースが味に彩を添える。

 

三本目のワインもシャンパーニュ。

これは、ここの定番シャンパーニュ、シャスネ・ダルス、キュヴェ・プルミエール、ブリュット。

 

シャスネ・ダルスはコート・デ・バールで1956年に創業したCM(コーポラティヴ・ド・マニピュラン)。

セパージュは、ピノ・ノワール60.5%、シャルドネ39%、ピノ・ブラン0.5%。

リザーヴワイン比率は47%と高く、瓶内熟成期間は36ヶ月以上と長い。

ドサージュは、9g/ℓ。

 

このミュズレは持っているような気もするが、一応もらっておこう。

 

ポワソンが届く。

太刀魚のポワレ、オレガノとタイムとトマトのソース。

 

このソースはこれ単体で食べても美味いので、たっぷりの量が嬉しい。

太刀魚の下には、バジルで色付けしたクスクス。

 

太刀魚は完全に骨が取り除かれていて、安心して食べることが出来る。

添えられているのは、島オクラ。

 

ヴィアンド用に、赤ワインをグラスで。

 

選んだワインは、ボルドーのクリュ・ラ・マクリーヌ、2020年。

メドック地方にあるクリュ・ラ・マクリーヌでは、ワイン製造と並んで、アメリカンクォーターホースの飼育も行っている。

そのため、エチケットにはぶどうの葉と馬の絵が描かれている。

 

ワイン名に”シャトー”が無く”クリュ”になっているのは珍しいが、2006年にカステル夫妻がこのワイナリーを取得した時、1892年から使われているこの名前を維持することにしたのだそうだ。

バックラベルには、”シャトー・カステル・ファミリー・エステーツ”の名前も入っている。

 

メルローの重厚な果実味とシルキーなタンニン。

これは今夜のヴィアンドには重過ぎたかもしれない。

セパージュは、メルロー 90%、カベルネ・ソーヴィニョン 8%、プティ・ヴェルド 2%

アルコール度数は14%と高い。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

2ヶ月ほど前に挿し木をしたローズマリーの枝に根が生え、土に植え付けたところ、花が咲いた。

 

このローズマリーの親木は三年ほど探し続けてやっと見付けた株で、香りがとても強く、葉が柔らかい。

料理に最適なので、今まで多くの挿し木をして苗を作り、友人たちに差し上げてきた。

こんな小さな苗に花が咲いたのは初めて。

さて、この苗は誰のところで育ててもらうことになのか楽しみだ。

 

昨年8月のこと、ちぃさんと二重橋で待ち合わせ。

 

行幸地下通路を丸の内方面に向かう。

 

向かったのは、「新丸ビル」。

B1Fからエレベーターに乗り、5Fに向かう。

 

今夜のディナーのお店は、フレンチの『エリックス バイ エリック・トロション』。

ここは、フランスの人間国宝と称されるM.O.F.(国家最優秀職人賞)に輝くエリック・トロション氏の名を冠するお店。

 

まだ8月だが、お店の生花は既に秋の装い。

 

窓の外には、東京駅丸の内駅舎。

でも、シェードが下ろされているのであまり観えない。

 

何時ものカウンター席に着く。

ここが私たちの指定席。

 

カウンターの前のセラーにはフランスの銘醸ワインが並ぶ。

 

カウンターの背中側の壁には、ブルゴーニュ、コート・ドールのグラン・クリュ街道の絵。

この街道を車で走ったことを懐かしく思い出す。

 

今夜はこの三本の飲み較べ。

左の二本がシャンパーニュ、右の一本が初めて飲むニュージーランドのスパークリングワイン。

 

まずは、ブラン・ド・ブランのワインから。

ニュージーランド、マールボロのナンバーワン・ファミリー・エステートが造る、キュヴェ No.1。

 

ナンバーワン・ファミリー・エステートは 1999年7 ⽉にシャンパーニュ出身の醸造家、ダ ニエル・ルブリュンがニュージーランド、マールボロで始めたスパークリング専業のワイナリー。 

シャンパン方式による高品質のスパークリングワインで高い評価を得ている。

ルブリュン家はフランス、シャンパーニュで1648 年から 12 世代に渡りルネ・ルブリュンのメゾン名でシャンパーニュ造りを続ける名門。

 

ミュズレにもNo.1の名前入り。

 

ちぃさんと、今夜もいっぱい飲みましょうの乾杯。

青リンゴやライムの爽やかな香り。

ドライな果実味、綺麗な酸とミネラル、後味にはブリオッシュや炒ったナッツのニュアンス。

ぶどうはシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン、ドサージュは2g/ℓと少なく、瓶内熟成期間は36ヶ月以上と長い。

 

ワイングラスはシュピゲラウ。

南ドイツ、バイエルン地方で1521年から続く名門。

とても軽く、薄くて口当たりがよく、しかも耐久性に優れている。

 

アミューズ・ブーシュは香ばしく焼き上げられたグジェール。

周りに散らされている赤いパウダーは、ピメント・ドゥ・エスプレット。

フランスのバスク地方にあるエスプレット村の名産品。

 

第一のアントレは、蛸、ガスパチョ、赤パプリカ。

 

ガスパチョの中に、赤パプリカのムースが浮かんでいる。

彩りを添えるのは、赤と黄のパプリカ、キュウリ。

 

皿の縁には、北海道産の真蛸。

赤パプリカのムースに潜らせて食べると美味い。

 

バゲットが届く。

美味しいが、料理の品数が多いので、バゲットは食べ過ぎ注意。

 

陽が陰り、シェードが引き上げられる。

東京駅丸の内駅舎が良く見えるようになった。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵なディナーは続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年8月のこと、彼女と六本木の「東京ミッドタウン」の『ニルヴァーナ・ニューヨーク』で過ごす楽しい夜の続き。

 

タンドリー料理が届く。

 

二人に取り分け。

真ん中のタンドリーベジタブルは、ズッキーニとオクラ。

オクラはインドでもよく食べられる野菜だ。

 

タンドリーフィッシュティッカは、メカジキ。

驚くほど柔らかく、美味い。

 

タンドリープラウン。

「この海老、とっても大きいわね」と彼女。

焼く前の頭が付いた状態のときは、20数cmはあったのではと思う。

 

タンドリーチキンティッカも柔らかい。

「これは焼く前にヨーグルトに漬けこんでいるね」と私。

 

飲んでいるシャンパーニュは、アンドレ・ディリジャン、ブリュット・トラディション、ヴェメンスの二本目。

 

肉料理に合わせ、赤ワインもグラスで。

チリ、セントラル・ヴァレーのクレマスキ・フルロッティが造る、カサ・クレバール、カベルネ・ソーヴィニヨン、2023年。

 

チキン・ハイデラバーディー・ビリヤニ。

 

ハイデラバードの名物料理で、ビリヤニと言えばハイデラバードと言われるくらい有名。

羊肉と鶏肉で作られるのが一般的だが、日本では羊が苦手な人が多いためか、ここでは鶏肉だけで作られている。

 

カレーとナンが届く。

 

バターチキンカレー。

 

三種挽き割り豆のダルカレー。

 

プレーンナンは二枚。

 

ナン、ビリヤニと一緒にカレーを食べる。

お腹はいっぱいなのだが、美味しいので完食。

 

夏休みど真ん中なので店は空いているかと思ったら、満席の賑わい。

 

二本目のシャンパーニュも飲み干してしまった。

 

もう少し飲もうということで注文したのは、ジントニック。

reinaさんの影響でジントニックを飲むことが増えたような気がする。

 

今夜も食べ過ぎ飲み過ぎ。

満腹満足で店をあとにする。

 

時計を見ると、三時間も飲んで食べていた。

 

来たときは多くの人で賑わっていた「ガラリア」は、既に人影が少なくなっている。

 

彼女と過ごす、六本木の楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

昨年8月のこと、彼女と六本木で待ち合わせ。

 

この写真を見れば、私が何処に居るのかすぐにお分かりになるはず。

安田侃氏の作品、「意心帰」。

でもよく似た「意心帰」は「東京国際フォーラム」にもある。

 

地下から「ガレリア」に入る。

 

「東京ミッドタウン」が開業したのは2007年3月30日。

早いもので18年も通い続けているが、今も来るたびにワクワク感があるのは素晴らしい。

 

予約しているレストランの開店時間まで間があるので、ガーデンアーチに出てみる。

真夏の緑は濃く、雲は出ているものの空は青い。

今からディナーを楽しむのは、この右側の「ガーデンテラス」の中。

 

店の前の椅子に腰掛けて開店を待っていると、彼女が現れた。

 

今夜のお店は、ニューヨーク発祥のインド料理店、『ニルヴァーナ・ニューヨーク』。

マンハッタンにあったセレブが集う伝説のインド料理店、『ニルヴァーナ』を東京に再現させたお店。

ここには開業以来通っているので、50~60回ほどは訪問していると思う。

 

エントランスの真ん中にはアクリル板、その下には白い牛。

随分以前に1頭が倒れてしまったが、アクリル板を外せないのか、ずっとそのままになっている。

 

一番乗り。

およそインド料理店とは思えない店内。

店のインテリアはミッソーニ。

 

前回はテラスで食事を楽しんだが、夏の盛りの今は暑過ぎる。

 

日差しを避けるため、一段高くなった四人用のテーブルを用意しておいてくれた。

 

今夜はシャンパーニュ・ディナー、早速シャンパーニュを抜栓。

アンドレ・ディリジャン、ブリュット・トラディション、ヴェメンス。

 

アンドレ・ディリジャンは、コート・デ・バールの中心、ビュクセイユ村に本拠地を置くR.M.。

17世紀からぶどう栽培をしている家族で、シャンパーニュの元詰めを始めたのは第二次世界大戦後。

 

熟した洋梨やパッションフルーツの香り。

黒果実を感じる濃厚な果実味、後味には炒ったナッツやブリオッシュ。

セパージュは、ピノ・ノワール85%、シャルドネ15%。

 

ところで、今回この黒いミュズレを見て驚いた。

何故なら、今までこのワインを飲んだ時のミュズレはシルバーだったからだ。

 

これは前回ここで飲んだ時のミュズレ。

 

そしてこれは「メルセデスミー」の『アップステアーズ』で飲んだ時のもの。

 

サラダ、ボウル・オブ・グリーンズが届く。

お供は、焙煎タヒニのドレッシング。

 

ベイビーリーフとブロッコリースプラウト主体のサラダはとても柔らかく美味しい。

上に乗っているピンクの粒は、ビーツで色付けされたクスクス。

 

二人に取り分け。

マンゴーとブルーベリーが良いアクセントとなっている。

これだけ取り皿二つに盛り付けてもまだたっぷり残っている。

 

季節のスペシャリティ、タンドリー鯖が届く。

彼女に「好きな方を選んで」と言うと、「脂が少ない尻尾側にする」とのこと。

 

ソースはバルサミコ。

千切り生姜が鯖の臭みを消し良い働きをしている。

彼女と過ごす、六本木の楽しい夜は続きます。