2月のこと、友人たちと『能登割烹とぐち』で過ごす、楽しい夜の続き。
今夜のメンバーは、ちぃさん、茶目子さん、ノンベェさん、そして私。
今夜は能登半島応援会食。
能登の酒をどんどん飲んでいる。
中能登町の鳥屋酒造の池月の次は、珠洲市の宗玄酒造が醸す、宗玄 しぼりたて生原酒。
宗玄酒造は能登杜氏発祥の蔵。
冬季の季節限定酒。
使用米は五百万石他で、精米歩合は65%、アルコール度数は19%と高い。
ぶりかまが焼きあがった。
写真ではわかりにくいが、かなり巨大。
かまと言いながら、身がたっぷりついていて美味い。
やはり寒鰤は最高だ。
四種類目の酒も宗玄。
宗玄酒造も大きな地震被害を受けたが、復興に向け力強く歩み続けている。
2024年3月14日の日本名門酒会のYouTube記事を貼り付けておく。
宗玄 純米 能登乃国 山田錦。
使用米は兵庫県産山田錦、精米歩合は65%。
アルコール度数15%、日本酒度+4と、実にバランスが良い飲み飽きしない酒だ。
もみいか天。
ちょっと塩分が強いが、酒の肴として最適。
もみいかの説明もアップ。
海老と野菜の天麩羅は塩で。
日本酒をたくさん飲むときは、油分のある料理が悪酔い防止に効果がある。
この塩は珠洲市の天然塩なのだそうだ。
五種類目の酒は、能登半島地震で蔵が大きな被害を受けた、能登町の数馬酒造の酒。
竹葉 しぼりたて生原酒。
これも冬季の季節限定酒。
使用米は能登産五百万石他、精米歩合は67%、アルコール度数は18%。
地震で取水設備が破壊されて従来の仕込み水が使えないため、海洋深層水で仕込んでいる。
数馬酒造も地震と豪雨災害に見舞われながらも、自社蔵での酒造りを復活させている。
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能登の酒をたっぷり飲んだあとの六種類目は、再び縁起物の立春朝搾り。
長野県北安曇郡池田町の大雪渓酒造が醸す、大雪渓 純米吟醸 生原酒 令和七年乙巳(きのとみ)二月三日 立春朝搾り。
使用米は長野県産山恵錦、精米歩合は55%、酵母は協会1801号と1001号のダブル使用。
そして〆の酒は最初に飲んだ、栃木県佐野市の第一酒造が醸す、開華 純米吟醸 生原酒 令和七年乙巳二月三日 立春朝搾り。
使用米は五百万石と美山錦、精米歩合は55%。
四合瓶を飲み干してしまった。
立春朝搾りについて詳しく知りたい方は、こちらから。
ところで話は変わるが、ここのお化粧室に掛けられたこの額が気に入っている。
入店した時は一番乗りで他に客は居なかったが、今はもう満席となっている。
能登の酒と立春朝搾りの祝い酒をたっぷり飲み、大将に今夜の礼を述べ、満腹満足で店をあとにする。
友人達と過ごす、北千住の楽しい夜は続きます。