昨年8月のこと、友人たちと表参道の『タバーン バイ・ザ・グリーン』で過ごす素敵な夜の続き。
今夜のメンバーは、名古屋のなぎささん、福岡の遊歩さん、そして私。
二皿目の料理が届く。
なぎささんのポワソンは、鹿児島県産カンパチのマリネ、パイナップルと茄子のサラダ スリランカスタイル。
遊歩さんと私がアントレとして選んだ料理。
遊歩さんと私のプリモ・ピアットは、ヤリイカとオレンジのアーリオ・オーリオ 冷製カッペリーニ、梅肉レリッシュ、ルッコラのジェノベーゼ。
皿の縁にはルッコラのジェノベーゼ。
カッペリーニの上には梅肉レリッシュ。
カッペリーニと、ヤリイカ、オレンジ、そして梅肉レリッシュ、ルッコラのジェノベーゼを混ぜ合わせていただく。
これは美味い。
飲んでいるシャンパーニュは、モントードン、ブリュット、トラディション。
既に三本目、だと思う。
続く料理が届く。
なぎささんと私のヴィアンド、またはセコンド・ピアットは、バターミルクチキン、キャロライナ・マスタード・BBQソース、ズッキーニ・フリット、ミントヨーグルト、茗荷ときゅうりのレリッシュ。
チキンのヴォリュームは驚き。
とても柔らかく旨みが凝縮されている。
遊歩さんのセコンド・ピアットは、メカジキのレモンハーブマリネ、ブラックバーニャカウダソース、生春巻き、チリソース。
なぎささんと遊歩さんはパンをほとんど食べていない。
私は食べてしまったので、二籠目をもらう。
ここは女性客の比率がとても高い。
女性に人気なのは、お洒落で美味しいお店の証し。
静かな雰囲気の中で飲むシャンパーニュと久し振りに会う友人たちとの会話は最高の贅沢。
いっぱいになったお腹を熱いコーヒーが癒してくれる。
今夜のシャンパーニュと料理に満足し、店をあとにする。
来るときは階段を使ったが、帰りはエレベーターホールから。
エレベーターを出ると、目の前は『ゼルコヴァ』のカフェ・コーナー。
「ザ・ストリングス」を出ると、お二人を宿泊先の銀座に送り届けることにする。
のはずが、何故か丸の内。
丸の内仲通りを歩き、立ち寄ったのは明治安田生命ビルの「マイプラザ」。
向かったのは、重要文化財、明治生命館の地下。
明治生命館は1934年(昭和9年)竣工の、日本における古典主義様式の最高傑作で、建築家の岡田信一郎氏の設計。
この長い廊下の突き当りの更に先にあるのが、歴史ある「センチュリーコート」。
ここは戦前は華やかな社交場として、そして戦後はGHQのレストランとなり、2008年からはクラブレストラン、「センチュリーコート」として華やかさを取り戻している。
「センチュリーコート」の中の、『バー マーブル』に向かう。
バーテンダーの佐々木さんに迎えられ、カウンターに席を取る。
たっぷりシャンパーニュを飲んだあとの二次会で、更にシャンパーニュで乾杯。
カウンターに並ぶ三つのシャンパーニュグラス。
飲んでいるシャンパーニュは、ボランジェ、スペシャル・キュヴェ。
遊歩さんがお好きな銘柄を選んだ。
でもボトルの写真が無い。
この時点でかなり酔いが回っていたようだ。
この写真は、以前ここでボランジェを飲んだ時のもの。
お隣のレストランコーナーを含め、残る客は私たち三人だけ。
支配人の谷内さんが「今夜は遅いご来店ですね」と挨拶に来てくれた。
サクッとシャンパーニュを飲み終えると、谷内支配人に見送られ、帰途に就く。
もう一軒飲みに行くというお二人と銀座で別れると、私は終電に間に合うように家路を急ぐ。
友人たちと表参道と丸の内で過ごす、素敵な夜でした。
遊歩さんの記事はこちら。