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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

9月のこと、友人達と東銀座で待ち合わせ。

 

待ち合わせた場所は、歌舞伎座の地下、「木挽町広場」。

 

メンバーが揃い向かったのは、イングリッシュ・パブの『82』。

 

実はここを予約しようとしたら、この日は20周年記念の催しがあり、予約は不可とのこと。

激混みを覚悟していたが、幸いなことにまだ客の数は少ない。

 

テーブルを確保すると、何を飲むか相談。

以前はメニューがあったのでスコッチやアイリッシュのウイスキーの一覧を眺めて選べたが、今はスマホでメニューを読み込んで見なければならないので、選びにくい。

 

などど文句を言っていたら、メンバーのお一人がこのポスターを見付け、全員一致でこれを頼むことに。

 

四人で乾杯。

今夜のメンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

三人は山崎のダブル・ハイボール。

私は山崎のダブル・オンザロックス。

このあと、mamiさんは余市のダブル・ハイボールも。

 

アペロなので軽いおつまみをと思ったが、イングリッシュ・パブなのでフィッシュアンドチップスを選択。

モルトビネガーとタルタルソースが付いている。

 

大学生の時に、ロンドン大学に短期留学した。

ドミトリーで生活していたので朝食と夕食は食堂で食べることが出来たが、昼食は自分で食べなければならない。

貧乏学生だったので、物価が高いロンドンでは食べられるものが限られ、一番安いフィッシュアンドチップスを毎日街角のスタンドで買って食べていたことを思い出す。

 

空きっ腹にウイスキーを飲んでいるので、だんだん気分はハイに。

その勢いで、mamiさんと記念撮影。

 

サクッと飲むと、本会の店に向かう。

店を出る時はもう満席となっていたので、早めの時間に来て正解だった。

 

秀山祭九月大歌舞伎は既に千秋楽を迎え、垂れ幕は錦秋十月大歌舞伎、義経千本桜になっている。

歌舞伎座の入り口の造形を見ると渡り蟹を連想するのは私だけだろうか。

 

今夜のお店の場所は遠くからでもこの赤い星と月ですぐにわかる。

 

ここはトルコ料理の名店、『ターキッシュ・レストラン&バー サライ』。

 

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この階段を下ればトルコにワープすることができる。

トルコは大好きな国で、イスタンブールやアンカラに公私合わせて39回訪問している。

 

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階段を下りきると、美しいランタンが迎えてくれる。

 

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mamiさんが予約しておいてくれたテーブルは、このお店の特等席の、カーテンで仕切られた半個室。

(今回は撮影していないので、前回二名で訪問時の画像を使用。)

 

私たちのテーブルの前のこの通路でベリーダンサーが踊るので、目の前で鑑賞することが出来る。

今夜は満席の予約とのことで、次々と客が入店してくる。

 

先ずは四人で乾杯。

みんみんさんはスパークリングワイン。

あとの三人は、トルコビール。

 

エフェス・ピルスナーは、イスタンブールに本社を置くエフェス・ビヴァレッジの主力製品。

トルコで飲むビールもほとんどがエフェス。

エフェスの名前はトルコの古代都市、エフェソス(トルコ語でエフェス)からとられている。

 

チョバン・サラダ。

羊飼いのサラダという意味で、いわゆるチョップド・サラダ。

 

四人の取り皿に取り分ける。

酸味が効いたドレッシングが美味い。

 

エズメ5種の盛り合わせ。

エズメとは、すり潰して作られた冷前菜。

 

ピタパンも届く。

ピタパンにエズメを挟んで食べると美味い。

友人達と過ごす銀座の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

9月のこと、彼女と日本橋のリストランテ、『代官山ASO チェレステ日本橋』で過ごす、楽しい夜の続き。

今夜はシェフの特別コース料理とワインのペアリングを楽しんでいる。

 

泡、白、白を飲んだあとは、セコンドピアットに合わせた赤ワイン。

 

プーリア州のヴァリオ・マッサ、エコーズ、ロッソ・サレント、ヴィーノ・ビオロジコ、2020年。

今までは〆のワインはブルゴーニュかバローロだったので、出されたワインがプーリアのプリミティーヴォなのは驚き。

 

色合いはガーネット。

ダークチェリーやストロベリーの香り、赤系果実の熟成感、しっかりとしたタンニン、控えめな酸。

バランスの良いフル寄りのミディアムボディ。

ぶどうはプリミティーヴォが主体でプティ・ヴェルドが少量ブレンドされている。

熟成は、ステンレスタンクで6ヶ月、続いてオークの大樽で12~18ヶ月、更に瓶内で12ヶ月以上を経てリリース。

ぶどう栽培はビオロジックで、EUのオーガニック認証のユーロリーフが付いている。

 

セコンドピアットは、黒毛和牛の炭火焼き、オリーブのソース、タリアータ仕立て。

 

肉の上には、ルッコラ、パルミジャーノ・レッジャーノ。

そして下には、バルサミコ。

まさにタリアータの基本形。

 

焼き色が素晴らしく、柔らかな肉には旨味が凝縮されている。

 

ドルチェが届く。

 

私の皿には、ハピバ・メッセージ。

 

キャラメルのジェラート。

 

そして洋梨の赤ワイン煮。

 

食後の小菓子とコーヒーが届く。

 

メレンゲやヘーゼルナッツのイタリアの伝統菓子。

 

濃くて熱いコーヒーがいっぱいになった胃を癒してくれる。

 

支配人の大友さんに見送られ、店をあとにする。

大好きだった菊池シェフが独立され、料理は大きく変わってしまった。

でも、ここのシェフに抜擢されるだけあり、若い志水シェフの料理は美味しく、これからの更なる進化が楽しみだ。

 

彼女はお腹がいっぱいなので、大手町まで歩きたいとのこと。

一階の正面玄関から外に出る。

 

銀座ではないが、柳の枝が青々と長く伸びている。

 

「東京トーチ」の建設工事の為「常盤橋タワー」側を歩けないので、渋沢栄一像の前を通ることに。

 

見上げる空に聳え立つのは、「常盤橋タワー」。

彼女と過ごす、日本橋の素敵な夜でした。

 

 

 

 

 

9月のこと、彼女と日本橋のリストランテ、『代官山ASO チェレステ日本橋』で過ごす、楽しい夜の続き。

今夜はシェフの特別コース料理とワインのペアリングを楽しんでいる。

 

白は、私が好きな造り手のワイン。

 

ヴェネト州のピエロパンが造る、ソアヴェ、クラッシコ、2023年。

ピエロパンはソアヴェ最高の造り手。

 

平地で栽培されるぶどうで造られるソアヴェはフレッシュ&フルーティ。

それに対し丘陵で栽培されるぶどうで造られるソアヴェ・クラッシコは厚みのある果実味とミネラルが特徴。

 

熟したパイナップルやパッションフルーツの香り。

豊かな果実味を活き活きとしたミネラルと酸が包み込み、リッチで複層的なボディを形作っている。

セパージュは、ガルガーネガ85%、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ15%。

 

アンティパストミストが届く。

 

桜えびのゼッポリーニ。

ゼッポリーニと言えば中に練り込まれているのは海藻だが、これは桜えびを使った進化系。

下に敷かれているのは、シラス。

 

戻り鰹の土佐酢マリネ。

鰹に土佐酢を合わせるとは、高知県人が喜びそう。

今年は戻り鰹が北上せず、気仙沼港ではなく銚子港に大量に水揚げされている。

 

チーズの茄子巻き、トマトソース。

茄子、トマト、チーズはとても相性が良い。

この三つの食材を合わせるとは、まるでギリシャ料理。

 

信州サーモンの燻製、イクラとオレンジ添え。

ねっとりと脂がのった信州サーモンが美味い。

 

生ハムとモッツアレラチーズと無花果。

これは定番の美味しさ。

 

このアンティパストでソアヴェが進む。

今夜はペアリングでお願いしているが、二杯目を追加。

 

パンが届く。

 

お供はホイップバター。

新たにスタッフに加わったソムリエの苅部さんが大きなボウルからスプーンで取り分けてくれたが、まだ練習不足。

綺麗な卵型にはなっていない。

 

二種類目の白は、北イタリアのヴァイスブルグンダー=ピノ・ブラン。

 

トレンティーノ・アルト・アディジェ州のアルト・アディジェ=スッドチロルのサン・ミケーレ・アッピアーノが造る、シュルトハウス、ヴァイスブルグンダー、2022年。

アルト・アディジェはイタリア領でありながらドイツ語圏。

そこでワインの表記もドイツ語とイタリア語の両方の表記。

サン・ミケーレ・アッピアーノもザンクト・ミヒャエル・エッパンとドイツ名で記した方が良いかもしれない。

 

シュルトハウスは、エッパン(アッピアーノ)村の近くにあるモース・シュルトハウス城に因んだ名前なのだろう。

オレンジやレモンの香りに続き、パイナップルや熟した洋梨のニュアンスも。

濃厚な果実味とミネラルを持つ、力強いボディ。

アルコール度数も14%と高い。

 

プリモピアットが届く。

 

気仙沼産秋刀魚のアーリオオーリオ、北海道小麦のタリオリーニ。

今年の秋刀魚は大振りで脂ものってうまい。

 

皿の縁には、ヒラタケと秋刀魚。

 

こちらはハナビラダケと秋刀魚。

 

パスタの上には秋刀魚の肝。

パスタに和えていただく。

 

果実味もミネラルも強いヴァイスブルグンダーが秋刀魚の脂を優しく包み込んでくれる。

秋刀魚に合わせるワインと聞くと海に面した畑のワインを予想したが、海のない山岳部のワインを選ばれたのは想定外。

アルプスを中心とした山岳地方はミネラルが豊富なので、秋刀魚にも良く合うのだろう。

彼女と過ごす、日本橋の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

今日からは誕生日関連記事に戻ります。

9月のこと、彼女と日本橋のイタリアンで待ち合わせ。

 

でも私が降り立ったのは、虎ノ門ヒルズ駅。

「虎ノ門ヒルズ・ステーションタワー」のステーションアトリウムでは、世界陸上のパブリックビューイングと”400cM走”の催し。

 

ステーションアトリウムからエスカレーターを上って向かったのは、「cask」。

 

目的の場所は、奥にあるワインセラー。

私が好きな造り手のワインが入荷したと連絡をもらったので、買いに来た。

 

素晴らしいブルゴーニュワインがずらりと並ぶ。

でも価格高騰が激しいのが辛い。

好きな造り手のブルゴーニュ・ピノノワールを2本、ついでにオーストリアの好きなぶどう品種の白を1本とカヴァを1本購入。

 

このエチケットには嫌でも目が行ってしまう。

ルフレーヴの、左はマコン・ヴェルゼ、レ・シェーヌ、右はピュイィ・フュイッセ。

ソムリエの川上さんによると、明日はここでルフレーヴの無料試飲会が開催されるので是非来てくださいとのこと。

猛烈に心が動いたが、ルフレーヴを無料で試飲してそれだけで済むはずもなく、二桁万円の出費を覚悟しなければならず、断念。

 

買い物を済ませると、2FのTデッキに出て桜田通りの上を渡り、「虎ノ門ヒルズ 森タワー」側に移動。

正面のガラスの建物は、「グラスロック」。

 

「グラスロック」には『うちゅうブルーイング』が出店している。

小淵沢の人気の醸造所で、以前は「麻布台ヒルズ」にポップアップストアがあったが、今はここに恒久店が出来て嬉しい。

今日は飲む時間が無いのが残念。

 

「虎ノ門ヒルズ」前の愛宕下通りで車に乗り、パピュ~ンと向かったのは、日本橋。

日本橋南詰の再開発が進み、景色が大きく変わっている。

 

今夜のディナーの場所は、「日本橋三越本店新館」。

 

「cask」のワインセラーでソムリエの川上さんと話しが弾み、時間を取ってしまった。

彼女との待ち合わせ時間まであと5分、急いで三越の暖簾をくぐる。

 

最上階には、広いフロアに三軒の高級店。

右は日本料理の『なだ万』。

右奥は中華料理の『日本橋 紫苑』。

『銀座アスター』のお店だ。

 

そして左奥には、イタリアン。

 

ここは『代官山ASO チェレステ日本橋』。

代官山のイタリアンの名店、『リストランテASO』の日本橋店。

 

大友支配人に迎えられ、何時もの半個室に案内される。

大友さんとは、とても長いお付き合い。

 

半個室からセラー兼サービスカウンター越しにダイニングを望む。

開店後間もない時間なので客は少ないが、一時間後には満席となった。

 

大友支配人が、新しくここに勤務することとなったソムリエの苅部さんを紹介してくれ、今夜は彼が私たちのテーブルを担当してくれるとのこと。

早速、最初のワインがグラスに注がれる。

今夜はシェフの特別コースとワインのペアリングをお願いしている。

 

ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブラン・ド・ブラン、エクストラ・ブリュット。

ドメーヌ・ルーは5世代続く家族経営の大規模ドメーヌで、サン・トーバン村に本拠地を構え、ブルゴーニュの24の村に合わせて70haもの畑を所有。

 

グレープフルーツやライチの香りに続き、熟した洋梨や炒ったナッツの香り。

口に含むとフレッシュな果実味に加え、リッチな熟成感。

綺麗な酸と活き活きとしたミネラル、そして後味にはブリオッシュのニュアンス。

このワインは、サン・トーバン村とシャサーニュ・モンラッシェ村の間にある標高の高い区画のシャルドネを100%用い、瓶内二次発酵方式で、法定期間の二倍の18ヶ月間熟成させてリリースされている。

 

ストゥッツィーノが届く。

これを見た途端、シェフが交代したことを実感する。

大好きだった菊池シェフは5月に辞められ、後任には代官山の『リストランテASO』から異動してきた志水シェフが就任されている。

菊池シェフは8月17日に信濃町に『リストランテ・ペルマネンテ』を開業されている。

近々訪問する予定だ。

 

サツマイモとオルツォ(大麦)のミネストローネ。

 

サツマイモのニョッキ、カチョ・エ・ペペソース。

 

サツマイモのフォカッチャ。

今夜のアミューズはサツマイモ尽くし。

彼女と過ごす、日本橋の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

今日は誕生日記事を一旦お休みし、展覧会記事をアップ。

訪問記をアップすることで、興味を持たれて訪問される方が増えると嬉しいです。

開催期間は11月3日(月・祝)までです。

10月のこと、しづちゃんと六本木で待ち合わせ。

 

向かったのは、「東京ミッドタウン」。

 

ここに来れば毎回撮影する、安田侃氏の作品、「意心帰」。

何時もと違うアングルで撮影すると、全く違う作品のように感じる。

 

待ち合わせの場所は、「サントリー美術館」。

 

今日は「幕末土佐の天才絵師 絵金」展を観に来た。

昨年(2024年)7月に高知に旅した時、香南市赤岡で開催された”絵金祭り”に行ったので、”絵金”には馴染みがある。

 

その時の記事はこちら。

 

 

 

 

赤岡には懇意にしている高木酒造がある。

ここの日本酒の銘柄名は豊能梅と土佐金蔵。

土佐金蔵は、まさに絵金の名を冠した美味い酒だ。

 

高木酒造の五代目とのツーショット。

五代目は”絵金祭り”でも中心的な役割を担われている。

この日は猛暑日で、私は汗びっしょり。

 

土佐の金蔵(1812~76)は高知城下に生まれ、幕末から明治初期にかけて数多くの芝居絵屏風を描いた狩野派の絵師。

絵師金蔵、略して絵金さんは地元で愛された絵師で、歌舞伎や浄瑠璃のストーリーを極彩色で絵画化した芝居絵屏風は人気で、今も夏祭りの間に神社や商店街の軒下に飾られ、提灯や蝋燭の灯りで怪しく浮かび上がる絵は強いインパクトを持っている。
では、絵金とはどんな人物だったのか。

絵金は文化9年(1812)に高知城下・新市町(現・はりまや町)の髪結いの子として誕生。

同じ町内の南画家や土佐藩御用絵師に絵を学び、18歳のときに土佐藩主の息女・徳姫の駕籠かきの名目で江戸にのぼり、駿河台狩野派の土佐藩御用絵師・前村洞和の下で3年間修業する。

帰郷後、土佐藩家老の御用絵師となったが、33歳の頃、高知城下から追放されてしまう。

贋作事件に巻き込まれたとも言われている。

その後、藩内を転々とし、赤岡(現・香南市赤岡町)の叔母の家に一時滞在していたと伝えられ、赤岡に多くの芝居絵屏風が残されている。

明治9年(1876)、数え65歳で他界。

 

第一章 絵金の芝居絵屏風 (写真撮影禁止)

高知県には絵金の芝居絵屏風類が約200点現存している。

ここでは高知県香南市赤岡に保存されている芝居屏風絵を中心に、32点が展示されている。

以下、代表作3点をアップ。

写真撮影禁止だったので、”絵金祭り”の際に撮影した画像を使用。

 

「伊達競阿国戯場 累」(だてくらべおくにかぶき かさね)

「伽羅先代萩」の名称で上演されることが多い人気の演目。

この右の女性がポスターに使われている。

 

「花衣いろは縁起 鷲の段」(はなごろもいろはえんぎ わしのだん)

子供が鷲にさらわれ、苦労の末に再会を果たす物語。

 

「浮世柄比翼稲妻 鈴ヶ森」(うきよづかひよくのいなづま すずがもり)

左は白井権八、右は幡随院長兵衛。

白井権八に切り捨てられた雲助たちの死体が散らばっている凄惨な場面。

 

第二章 高知の夏祭り (一部写真撮影可)

絵金の芝居絵屏風を神社の夏祭りに飾る風習は幕末から続き、今も約10か所の神社で屏風を絵馬台(台提灯)に飾る昔ながらの夏祭りが行われている。

ここには朝倉神社や八王子宮の祭礼につかわれる絵馬台や、最近発見された絵馬提灯「釜淵双級巴」など、53点が展示されている。

 

大きな絵馬台に絵金の芝居絵が飾られているのは、高知市の朝倉神社の祭礼を再現したもの。

 

これが朝倉神社の祭礼の様子。

 

部屋の奥にあるのは、香美市の八王子宮の祭礼に使われる、手長足長絵馬台。

 

これが八王子宮の祭礼の様子。

 

八王子宮の手長足長絵馬台右側の二枚。

右:「岸姫松轡鑑 朝比奈上使」(きしのひめまつくつわかがみ あさひなじょうし)

左:「芦屋道満大内鑑 葛の葉子別れ」(あしやどうまんおおうちかがみ くずのはこわかれ)

 

中央:「由良湊千軒長者」(ゆらのみなとせんげんちょうじゃ)

三庄大夫に売られ、こき使われている安寿姫と厨子王。

 

左側の二枚。

右:「絵本太功記 杉の森とりで」(えほんたいこうき すぎのもりとりで)

左:「玉藻前曦袂 道春館」(たまものまえあさひのたもと みちはるやかた)

 

ここからは朝倉神社の絵馬台。

右:「伽羅先代萩 御殿」(めいぼくせんだいはぎ ごてん)

左:「仮名手本忠臣蔵 判官切腹」(かなてほんちゅうしんぐら はんがんせっぷく)

 

右:「嬢景清八島日記 日向島」(むすめかげきよやしまにっき ひゅうがじま)

左:「妹背山婦女庭訓 吉野川」(いもせやまおんなていきん よしのがわ)

この二枚は絵金の作品ではなく、弟子の河田小龍作。

 

右:「加賀見山旧錦絵 鶴岡八幡」(かがみやまこきょうのにしきえ つるがおかはちまん)

左:「伊賀越道中双六 岡崎」(いがごえどうちゅうすごろく おかざき)

 

右:「近江源治先陣館 盛綱陣屋」(おうみげんじせんじんやかた もりつなじんや)

左:「船弁慶」(ふなべんけい)

 

右:「敵討優曇華亀山 赤堀屋敷」(うききのかめやま あかほりやしき)

左:「蝶花形名歌島台 小坂部館」(ちょうはながたまいかのしまだい おさかべやかた)

 

夏祭りのもうひとつの風物である絵馬提灯も展示されている。

行燈絵とも呼ばれる絵馬提灯は毎年新調されたため、現存作は非常に少ないのだそうだ。

「第七 六段目 勘平切腹」

高知県立美術館所蔵で、12点の「図太平記実録代忠臣蔵」の中の1点。

 

「第八 七段目 祇園一力茶屋」

 

「第九 九段目 山科閑居」

 

近年発見された、石川五右衛門の生誕から窯茹ででの処刑までを描いた「釜淵双級巴」、第一~第二十五(第十七は欠品)も展示されているが、撮影禁止。

 

第三章 絵金と周辺の絵師たち (写真撮影禁止)

ここでは、屏風、絵巻、軸物以外の絵金の作品と、絵金と深い関わりのあった絵師の作品、13点が紹介されている。

絵金夫妻の墓(高知市薊野)の碑文によると、絵金の教えを受けた弟子は数百人に及ぶとのこと。

残念ながら撮影禁止だったので、ご紹介はここまで。

 

赤岡の”絵金祭り”も観て、絵金についてある程度の知識を持っていたつもりだが、この大規模な展覧会のお陰で更に知見を深めることが出来た。

「サントリー美術館」を出た二人は、絵画鑑賞の疲れと喉の渇きを癒すため、ディナーに向かうことにする。

しづちゃんと過ごす六本木の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

9月のこと、ちぃさんと丸のフレンチ、『エリックスバイエリックトロション』で過ごす、私の誕生日のお祝いの続き。

ここは、フランスの人間国宝と称されるM.O.F.(国家最優秀職人賞)に輝くエリック・トロション氏の名を冠するお店。

 

ポワソンが届く。

 

真鯛のポワレ、ヴァンブランソース。

ソースの色が何故緑なのかと思ったら、パセリとほうれん草が加えられているとのこと。

 

皮はパリッと焼かれ、身はジューシーで美味い。

 

ポワソンに合わせて飲んでいるシャンパーニュは、フランシス・オルバン、ブリュット・ロゼ、ムニエ。

名前どおり、ピノ・ムニエ100%のシャンパーニュ。

 

バゲットは食べ過ぎ注意と言いながら、お代わりをもらう。

 

ヴィアンド用に、赤ワインをグラスでお願いする。

 

大塚店長が抜栓してくれたのは、イタリア、トスカーナのイオレ・エ・オレーナが造る、キャンティ・クラッシコ、2021年。

 

イオレ・エ・オレーナは、キャンティ・クラッシコ地区で最も優れた造り手と称されている。

そんなワインを抜栓してくれた大塚店長に感謝。

 

赤ワインでも、ちぃさんと乾杯。

ブルーベリーやダークチェリーの香り、豊かな果実味にはビターチョコレートやなめし皮のニュアンス。

滑らかなタンニン、活き活きとした酸味を持つ、洗練されたボディのキャンティ・クラッシコだ。

ぶどうは、サンジョヴェーゼ83%、カナイオーロ等17%。

 

ヴィアンドは、鹿、赤すぐり。

メニューには単語が二つのみ。

 

北海道産の夏鹿に、赤すぐりと赤ワインを加えたフォン・ド・ヴォーのソース。

添えられているのはニョッキのゴルゴンゾーラソースと甘長唐辛子。

 

鹿肉の焼き色が美し過ぎて眩しいくらい。

 

血の香りがする鹿肉に、しっかりしたボディのサンジョヴェーゼはベストマッチ。

 

すっかり夜の帳に覆われ、東京駅丸の内駅舎と八重洲の再開発ビル群が明るく輝く。

個室からのこの眺めもお御馳走の一つ。

 

届いたハピバプレートが可愛い。

 

何だか私はノリノリ。

 

大塚さんが記念写真を撮ってくれた。

 

こちらはちぃさんのデセールプレート。

 

ほうじ茶チーズケーキと、生チョコレート。

 

ヴァニラプリン。

 

食後は熱いコーヒーで今夜を締めくくる。

 

今夜初めて気が付いたが、コーヒーは何時の間にかネスプレッソになっていた。

 

新しくシェフに就任された戸丸さんが部屋に挨拶に来てくれた。

戸丸さんは代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』出身なので、メゾンの思い出話などで盛り上がる。

『メゾン ポール・ボキューズ』は、数十回は通っているお気に入りのグラン・メゾンだ。

見送りに来てくれたシェフと記念撮影。

 

ちぃさんと大塚店長に感謝の、嬉しいお誕生日のお祝いでした。

 

 

 

 

 

 

9月のこと、ちぃさんと丸のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』で過ごす私の誕生日のお祝いの続き。

ここは、フランスの人間国宝と称されるM.O.F.(国家最優秀職人賞)に輝くエリック・トロション氏の名を冠するお店。

 

アミューズブッシュが届く。

何故か写真はボケボケ。

 

真鯛のブランダードのクロケット、オマール海老とマヨネーズのソース。

一口で頬張る。

美味い。

今夜の料理への期待が一挙に高まる。

 

今日は私の誕生日のお祝いに、大塚店長がスペシャルなシャンパーニュを用意してくれた。

ルグラ・エ・アス、ブラン・ド・ブラン、グラン・クリュ、ブリュット。

シュイイ村のシャルドネ100%で、瓶内熟成期間は52ヶ月と驚くほど長い。

 

第一のアントレは、地だこ、バジル、ガスパチョ。

メニューにはこの三つの単語しか記載されていない。

 

三つの単語から料理を想像するのだが、何時も想像を超える料理が出されるのが素晴らしい。

バジル入りのクスクスの上に、山形県産の真蛸。

でもガスパチョが無い。

 

大塚店長が現れ、ガスパチョを皿に流し込んでくれる。

光の加減でガスパチョの色が綺麗に出ていない。

 

料理がぱっと美しくなった。

 

蛸はライムでセビーチェにされている。

一番上にはバジルの新芽。

 

ここのカトラリーは、ミズサワオリジナルのSolシリーズ。

 

バゲットは美味しいが、食べ過ぎ注意。

料理の品数が多いので、パンを食べ過ぎるとお腹がいっぱいでヴィアンドを食べられなくなってしまう。

 

第二のアントレは、山形豚、メロン、パセリ。

 

コンソメのゼリーの中には、山形豚のジャンボン・クリュ、シェリーヴィネガーでマリネしたエシャロット。

薬味はパセリと粗挽き胡椒。

添えられているのは、ズッキーニとアンデスメロンとフェンネル。

 

美味しいアントレでシャンパーニュがどんどん進み、早くもボトルを飲み干してしまった。

 

二本目のシャンパーニュを抜栓。

二本目にはロゼを選んだ。

 

フランシス・オルバン、ブリュット・ロゼ、ムニエ。

名前どおり、ピノ・ムニエ100%のシャンパーニュ。

 

メゾン・オルバンの四代目、フランシス・オルバンがヴェレ・ド・ラ・マルヌ地区のルヴリニー村で2007年に新たに立ち上げたメゾン。

ピノ・ムニエの栽培で高評価を得ているメゾンだ。

 

ちぃさんとロゼのシャンパーニュでも、「おめでとう」、「ありがとう」の乾杯。

 

フランボワーズ、ストロベリー、レッドチェリーなどの赤系果実の香り。

豊かな果実味の中に赤ワインを感じ、バラやスミレのニュアンスも。

以前はムニエのシャンパーニュには苦手意識があったが、ドミニク・ブシェのお店で彼の名前を冠したムニエのシャンパーニュを飲み、その美味しさに目覚めた。

 

このミュズレもコレクションに追加。

 

第三のアントレは、鰹、茄子、大蒜。

 

千葉県産鰹のクロケット。

昨年までは戻り鰹の水揚げは気仙沼港が中心だったが、今年は鰹が北上せず、銚子港での水揚げが増えている。

 

鰹のクロケットの下には、茄子のピュレ。

上には、トマトソース、江戸前ハーブ、大蒜のチップ。

 

鰹のクロケットとロゼのシャンパーニュが良く合って美味い。

 

鰹はレア。

謂わば鰹のレアカツ。

 

入店した時はまだ明るかったが、秋の日は釣瓶落とし、もうすっかり暗くなり東京駅丸の内駅舎が明るく輝く。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

引き続き時系列を飛び越え、誕生日のお祝い関連記事をアップします。

9月のこと、ちぃさんと丸の内で待ち合わせ。

 

二重橋側から東京駅側へ、行幸地下通路を進む。

 

何時もは写真が展示されている行幸地下ギャラリーには見慣れぬ展示が。

 

これは”ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI”。

2025年で19回目の開催。

「”アートアワードトーキョー丸の内”は、若手アーティストの発掘・育成を目的とし、2007年にスタートした現代美術の展覧会です。次世代を担うアーティスト達の清々しく斬新な感性が一堂に会する丸の内を、是非この機会にお楽しみください」とのこと。

ここには全国の美大・芸大から厳選された20作品が集結している。

 

この二体は、多摩美術大学大学院、楊琢(Yang Zhuo)の「The Black Goat」。

 

こちらは、京都芸術大学大学院、中川ももの「inside my pantropy」。

 

入館したのは、「新丸ビル」。

 

B1Fでエレベーターに乗り5Fで降りると、今夜のお店、フレンチの『エリックス バイ エリック・トロション』に向かう。

ここは、フランスの人間国宝と称されるM.O.F.(国家最優秀職人賞)に輝くエリック・トロション氏の名を冠するお店。

 

お隣のフレンチ、『ブルディガラ丸の内 ザ・レストラン』には先日訪問したばかり。

 

何時もはこのセラーに面したカウンター席で食事をしているが、今夜は誕生日のお祝いなので一つだけある個室を予約している。

左端に写っているのは店長の大塚さん。

 

カウンター席の反対の壁側にはテーブルが並び、その上にはブルゴーニュ、コート・ドールのグラン・クリュ街道の地図。

コロナ前、ここを車で走った時の記憶が蘇る。

 

窓の外には、東京駅丸の内駅舎。

 

私たちが向かったのは、窓際の奥の壁、いや倉庫、いえいえ、ここに個室があるのです。

 

引き戸の奥には、こんな個室。

 

個室の窓からも、この景色を二人占め。

 

店長の大塚さんが部屋に来られ、「今日は高原さんのお誕生日のお祝いにこの三本のシャンパーニュを用意しました」とのこと。

 

先ずは、大塚さんが今日のために特別に取り寄せてくれた一本を抜栓。

 

ルグラ・エ・アス、ブラン・ド・ブラン、グラン・クリュ、ブリュット。

ルグラ・エ・アスは1991年創業の若いメゾン。

 

コート・デ・ブランのグラン・クリュ村のシュイイで栽培されるシャルドネを100%用い、瓶内熟成期間は52ヶ月ととても長い。

 

「お誕生日おめでとう」、「ありがとう」の乾杯。

 

柑橘系の爽やかな香りのあとには、熟した洋梨の香り。

口に含むと、果実の凝縮感と熟成感、綺麗な酸とミネラル、チョークや炒ったアーモンド、ブリオッシュのニュアンス。

 

ミュズレにはメゾン名の他に、シュイイの名前入り。

これはコレクションに加えることにする。

 

グラスはドイツ、バイエルンのシュピゲラウ。

とても薄くて口当たりが良いグラスで、食洗器でも大丈夫なほどの耐久性を有している。

 

ちぃさんと過ごす、誕生日のお祝いの素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

9月のある休日、丸の内のフレンチ、『ブルディガラ丸の内 ザ・レストラン』で合同誕生会を開催し、TOHOシネマズ日比谷で「ディア・ストレンジャー」を鑑賞した後は、軽くディナー。

 

向かったのは、「東京ミッドタウン日比谷」にある「日比谷フードホール」。

 

予約しているお店は、メキシコ料理の『サン・アントニオ テックス-メックス』。

7月18日に開業したばかりの、テキサス発祥のテックス・メックスの新しいお店。

サン・アントニオには乗り継ぎで一度だけ行ったことがある。

 

その時の記事はこちら。

 

 

ネオンサインが可愛い。

何故か、ウエスト・サイド・ストーリーの楽曲、「I feel Pretty」が頭の中で鳴り響き始める。

 

カウンター席もあるが、今日はテーブル席を選ぶ。

 

ここには以前、『ブルックリン・シティ・グリル』があったが、7月2日に閉店。

壁の牛、豚、鶏の造形は『ブルックリン』の時のままで、ソンブレロを被せてメキシコらしくしている。

 

ジャズのスタンダードナンバーが賑やかに演奏され始めた。

「日比谷フードホール」では第二・第四土曜日にジャズバンドの演奏がある。

 

まずは茶目子さんとビールで乾杯。

観てきた「ディア・ストレンジャー」の謎解き、感想で話が尽きない。

 

選んだビールは、コロナ・エキストラ。

 

ライムを絞り込んで飲むコロナが美味い。

 

まだお腹は空いていないが、ビールのお供を注文。

 

トトポス(トルティーヤチップス)は注文していないが、お通しとのこと。

 

ホットチキンウイング。

 

あまり辛くないが、美味い。

 

コロナ・エキストラの次は、フローズンマルガリータで乾杯。

メキシカンではフローズンマルガリータは欠かせない。

でもよく考えると、メキシコには10回ほど行ったことがあるが、現地でフローズンマルガリータを飲んだことが無い。

テキーラは何時もストレートで飲んでいた。

 

ライムは絞り込み、ピンクグレープフルーツは食べる。

このグレープフルーツがとても美味い。

 

メルトチーズのナチョスが届く。

 

トトポス(トルティーヤチップス)の下には、挽肉、コーン、ひよこ豆。

 

これが結構お腹に堪える。

このあとにファヒータかタコスを頼むつもりだったが、二人ともギヴアップ。

 

ジャズバンドの演奏に加え、ボーカル(左端の女性)のパンチの効いた歌声が気持ち良い。

 

「ディア・ストレンジャー」鑑賞で心に刺さっていた棘は、テックス・メックスと明るいジャス演奏で抜けたようだ。

 

茶目子さんと過ごす、丸の内と日比谷でのお誕生日のお祝いの楽しい半日でした。

 

 

 

 

 

合同誕生会記事の途中だが、ベランダ菜園の今朝の収穫をアップ。

 

三株植えた鷹の爪の収穫は、106本。

これで今年の収穫は、716本。

オーガニック栽培した鷹の爪を天日で丁寧に干すと、とても辛みの強い美味しい赤唐辛子が出来上がる。

 

9月のこと、茶目子さんと丸の内のフレンチ、『ブルディガラ丸の内 ザ・レストラン』で合同誕生会を楽しんだあとは、丸の内仲通りを散策。

 

下りはエレベーターを使わずに、エスカレーターで。

1階まで下ると、何だか人出が増えている。

 

行幸通りに出ると驚いたことに、お祭りの法被を着た人、人、人。

 

行幸通りに来ると、先ずは東京駅丸の内駅舎を撮影。

 

開催されていたのは、”TOKYOわっしょい”。

 

イベント情報をチェック。

残念なことに、全ての催しは16時から。

浅草の神輿も担がれる。

よさこい鳴子踊りのパフォーマンスもあるが、出演は高知のチームではなく、東京YOSAKOIチーム 燦ーSUNー。

 

神輿が三時間後の出番を待っている。

 

丸の内仲通りで開催されているのは、”マルノウチ・ストリート・パーク”。

 

幾つもの休憩スペースが作られ、多くの人が休日の午後を自由に楽しんでいる。

まだまだ緑が濃く、空が狭くなっている。

 

ストリートアートが幾つか入れ替わっている。

山本桂輔「眠りながら語らい、歌う」(2025年)

 

「丸ビル」のマルキューブにはパターゴルフ場。

 

「丸ビル」を出ると、「ブリックスクエア」でひと休み。

「これはヘンリー・ムーアの”羊の形”という作品ですよ」などと紹介。

正確には、「羊の形(原型)」(1971年)。

 

「もう一つ面白いオブジェがありますよ」と茶目子さんを案内すると、驚いたことに礎石しか残っていない。

 

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ここにあったのは、イギリスのバーナード・メドウズの作品、「恋人たち」(1981年)。

きっと、箱根の森美術館に戻って行ったのだろう。

 

再び丸の内仲通りを日比谷に向かって歩いていると、新東京ビル1階に出来た新しいショップを見付けた。

 

ここは、TRADMAN'S BONSAIが手掛ける、グループ初の盆栽STORE「TRADMAN'S TOKYO」。

以下、H.P.から転載。
「店内に盆栽を並べ、アパレルやグッズなどのオリジナルプロダクトも展開。
より多くの方に、日本の伝統文化である盆栽の魅力を知り、愛でて欲しいという想いから、様々な盆栽を五感で感じることができる伝統文化の旗艦店を目指している」。

 

私は小・中学生の頃、盆栽とカクタスが好きで多くの鉢を育てていたので、盆栽にもそれなりの知見がある。

ショップの店長さんと盆栽の話で盛り上がる。

これは五葉松。

 

こちらは真柏。

 

次の予定の時間が近付いたので、先を急ぐ。

向かったのは、「東京ミッドタウン日比谷」。

 

アトリウムでは”HIBIYA CLASSICS”が開催されている。

指揮はリッカルド・ムーティ。

チケットを購入している映画の上映時間となってしまったので、急いでTOHOシネマズに移動。

 

観た映画は、「ディア・ストレンジャー」。

監督・脚本は、真利子哲也。

 

主演は、賢治:西島秀俊、ジェーン:グイ・ルンメイ。

舞台は、ニューヨーク。

日本・台湾・アメリカ合作作品。

 

日系アメリカ人の賢治、台湾系アメリカ人のジェーンの共通言語は、英語。

ジェーンは実家の両親宅では中国語を話し、賢治は気持ちが昂ると日本語が出る。

ニューヨークで生きる移民としての息苦しさの中で、自分の居場所を必死に見付けようとする二人。

 

そんな中で息子のカイが誘拐され、それを契機として封印されていた過去が暴かれ、押さえていたお互いへの不満が噴出し、二人の関係は崩壊へと突き進む。

所詮夫婦はどんなに愛していると思っていても、他人同士。

ジェーンの「二人を繋ぐ言葉は英語で、どちらの母国語でもない」という一言に、脆い関係が浮き彫りとなる。

それでも誘拐犯が死体となって見つかり、カイが戻り、最終的には元の幸せな家庭に戻るかと思いきや、驚きの結末が。

心に大きな棘が刺さったまま劇場をあとにする。

 

スクリーンはTOHOシャンテだった。

外に出ると、既に夜。

『ティム・ホー・ワン』には入店待ちの長い列。

 

ゴジラは今日も元気に吠えている。

 

まだお腹はそんなに空いていないが、軽く食べて帰ることにして、再び「東京ミッドタウン日比谷」に向かう。

茶目子さんと過ごす、休日の楽しい夜は続きます。