ワインは素敵な恋の道しるべ -130ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

10月のこと、ちぃさんと上野で待ち合わせ。

 

平日の午後だが、結構な人出。

暇な人が多いと思ったが、よく考えると、他の人には私達も暇人に見えているのだろう。

 

向かったのは、リニューアルオープンした国立西洋美術館。

今回鑑賞する企画展は、「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」。

ドイツ生まれの美術商、ハインツ・ベルクグリューン(1914-2007年)が収集した絵画を収蔵する、ベルクグリューン美術館の所蔵作品97点に、日本の国立美術館の所蔵・寄託作品11点を加えた108点からなる企画展。

今回来日した97点の内76点が日本初公開という、観る価値の高い企画展だ。

 

この展覧会は嬉しいことに、数点を除き撮影可能。

ところで、パブロ・ピカソの本名はとても長く、まるで寿限無のようだ。

本名は、パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ。

 

クラウス・ビーゼンバッハ/ベルリン国立新ナショナルギャラリー館長のメッセージ。

 

続いて、主催者のごあいさつ。

 

そして、ベルリン国立ベルクグリューン美術館の紹介。

 

序章では、ベルクグリューン所縁の作品二点が展示されている。

 

パブロ・ピカソ、「眠る男」(1942年) 墨、紙

ベルクグリューンが最初に購入したピカソの作品。

 

アンリ・マティス「パリ、ベルクグリューン画廊の展覧会(1953年)のためのポスター図案」(1952年) 切り紙、画用紙

 

ベルクグリューンは1952年2月にに最初の企画展、「パウル・クレーの版画展」を開催。

それ以降、マティス、ピカソの企画展を次々と開催。

 

ベルクグリューン画廊の企画展のカタログも展示されている。

このカタログ類はベルクグリューン美術館所蔵だと思っていたら、なんと国立西洋美術館研究資料センター所蔵だった。

 

第Ⅰ章は、”セザンヌ-近代芸術家たちの師”。

ピカソ、マティス、クレーにとって師の存在だった、セザンヌの絵画。

ベルクグリューンはセザンヌ、ゴッホ、スーラ等のポスト印象派の作品を所蔵していたが、晩年にコレクションを20世紀美術に特化するため売却。

セザンヌの作品だけは数点を残している。

 

ポール・セザンヌ、「セザンヌ夫人の肖像」(1985-86年頃) 油彩、カンヴァス

 

アルベルト・ジャコメッティ、左「セザンヌの模写-セザンヌ夫人の肖像」、右「レンブラントの模写-窓辺で描く自画像」(1956年) 鉛筆、紙 : 国立西洋美術館所蔵(皆川清彦氏より寄贈)

 

ポール・セザンヌ、「セザンヌ夫人の肖像」(1890年頃) 水彩、鉛筆、紙

 

ポール・セザンヌ、「庭師ヴァリエの肖像」(1906年頃) 水彩、鉛筆、紙 

 

ポール・セザンヌ、「舟にて」(1900-1906年) 鉛筆、水彩、紙 : 国立西洋美術館所蔵

 

第Ⅱ章はいよいよピカソの登場。

ちぃさんと過ごす、「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」の楽しい鑑賞記は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

10月上旬のウォーキング。

 

曇った空にぐるぐると渦を巻いて下降する一本の雲。

ネジやコルクスクリューのように見えるこの雲は、巻雲(けんうん)の一種だと思う。

秋になり高層の空気の流れが速くなるとできる雲だ。

 

ホトトギスが満開となっている。

 

ユリ科ホトトギス属の多年草で、日本原産。

花色は、白、紫、ピンク、黄があるが、街で観るのはほとんどがこの紫の花。

 

花言葉は、”永遠にあなたのもの”、”秘めた意志”。

 

アガパンサスを小振りにしたような、初めて見る薄紫の花を見付けた。

調べてみると、これはネギ科ツルバキア属のツルバキア・ビオラセア。

 

半常緑性の多年草で、原産地は南アフリカ。

花言葉は、”小さな背信”、”残り香”、”落ち着きある魅力”。

 

シュウメイギク(秋明菊)が満開となっている。

キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の多年草で、原産地は中国、台湾。

 

キクの名前が付いているが、キクではなくアネモネの仲間。

花に見えるのは咢片で、花弁は退化している。

 

花色は、白とピンク。

こちらはピンクのシュウメイギク。

 

花言葉は、”薄れゆく愛”、”淡い思い”。

 

セイタカアワダチソウは空き地があれば必ずと言ってよいほど生えている植物。

キク科アキノキリンソウ属の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物。

アレロパシーを有し、日本の侵略的外来種ワースト100に指定されている。

 

一時期ブタクサと混同され花粉症の原因の一つと言われたが、セイタカアワダチソウは風媒花ではなく虫媒花で、花粉は重く飛散しない。

花言葉は、”元気”、”生命力”。

 

この美しい花は、皇帝ダリアハイブリット・ガッツァリア。

皇帝ダリアと園芸種ダリアの交配種で、皇帝ダリアよりも花期が長く、背丈も1~1.5mと低いので花を観賞しやすい。

(皇帝ダリアの背丈は3~4mもある。)

 

この花は、ガッツァリア・ダブルピンク。

ガッツァリアの花言葉は無い。

皇帝ダリアの花言葉は、”乙女の真心”、”乙女の純潔”。

皇帝ダリアが乙女とは、随分背の高い乙女だ。

 

2月初旬のベランダのスナップエンドウの収穫。

二つ目が食べごろになるまで待っていたら、一つ目は10cmを超えてしまった。

それでも柔らかくて美味しかった。

悲しいことに、今後しばらくは収穫が見込めなくなった。

鳥が何羽か来襲し、スナップエンドウの葉っぱを全て食べてしまったのだ。

ネットが無かったので、代わりに柵で囲い、アルミホイルを短冊状に切り、柵にいっぱいぶら下げて鳥除けにした。

スナップエンドウの早い回復を祈りたい。

 

今夜は土佐酒を飲むことにする。

高知県高岡郡中土佐町の西岡酒造が醸す、久礼 純米吟醸。

 

西岡酒造は、2019年7月に訪問した思い出の蔵。

蔵の詳しい説明は、訪問記事をご参照下さい。

その時の訪問記事はこちら。

 

 

蔵がある中土佐町は”土佐の一本釣り”で有名な場所。

久礼は鰹料理に良く合う、ギンギンに辛口の酒。

 

この酒は、能作の錫の酒器で飲むことにする。

吟醸酒だけありふくよかな米の旨みと香りを持つが、日本酒度+5以上に辛口に感じる。

切れの良い美味い酒だ。

 

仕込み水は四万十川の伏流水。

使用米は高知県産の吟の夢、精米歩合は50%。

高知の美味い酒を楽しんだ、今夜のお家日本酒でした。

 

 

 

 

 

 

築地の『KUROSAWA』で鉄板焼を味わい、銀座の『ENOTECA』でワインをサクッと飲んだ後は、「東京ミッドタウン日比谷」の日本料理店、『三ぶん』で日本酒を楽しむことに。

 

ここでは最初にお粥が出される。

飲む前に少しお腹に入れましょうとの配慮。

最初の酒は濁り酒を選ぶ。

ちぃさんのお酒は、福井県大野市の南部酒造場が醸す、花垣 純米 にごり65。

 

使用米は麹米が五百万石、掛米が華越前で、精米歩合は65%。

火入れをしているので爆発の恐れはない。

 

私のお酒は、三重県伊賀市の森喜酒造場が醸す、純米 にごり酒 Siesta。

 

使用米は三重県産山田錦(使用割合6%)、長野県産ひとごこち(19%)、三重県産加工米(75%)、精米歩合は70%、使用酵母は協会7号。

純米、特別純米、純米吟醸、純米大吟醸のあらゆるおりがらみをブレンドして造られた酒なのだそうだ。

 

ちぃさんと乾杯。

 

濁り酒といっても、二つの酒はかなり濁り度合いが違う。

ちぃさんのはどぶろくに近い濁り、私のは薄濁り。

どちらも美味い。

 

今夜のテーマは、福岡。

酒の肴は福岡の名産から選ぶ。

 

馬酢もつ。

 

東京では馬の酢もつとは珍しい。

 

はかた地鶏生ハム。

 

二杯目は福岡から。

ちぃさんのお酒は、久留米市の旭菊酒造が醸す、旭菊 特別純米 七号。

 

使用米は福岡県産夢一献、精米歩合は60%、使用酵母は協会7号。

 

私のお酒は、久留米市の杜の蔵が醸す、杜の蔵 純米酒。

 

使用米は福岡県産夢一献、精米歩合は65%。

 

交換しあって味わう。

どちらの酒も久留米の酒蔵で、使用米は夢一献。

味の評価などを話した気がするが、既に結構酔っているので記憶にない。

サクッと飲んで食べると、酔い気分で店を出る。

 

アトリウムではストリートピアノの音色が響いている。

 

プロのピアニストなのだろうか。

心地よい演奏にしばし耳を傾ける。

 

ステップ広場では、”日比谷シネマフェスティバル”で、沖田修一監督のトークショーが行われている。

 

酔い覚ましに少し散策して帰ることにする。

ゴジラは今夜も元気に吠えている。

 

『ティム・ホー・ワン』の前には相変わらずの行列。

ちぃさんと過ごす、築地、銀座、日比谷での楽しい午後でした。

 

 

 

 

 

 

10月のある休日、築地の鉄板焼、『KUROSAWA』でランチのあとは、銀座でサクッとワインを飲むことに。


向かった先は、「ギンザシックス」の『エノテカ』。

 

『KUROSAWA』では生ビールと赤ワインだったので、ここではスパークリングワイン。

イタリア、ヴェネト州のアレグリーニが造る、コルテ・ジャーラ、プロセッコ・ミレジマート、エクストラ・ドライ。

 

ちぃさんと乾杯。

青リンゴや洋梨の香り。

フレッシュな果実味とシャープな酸、キレの良いエクストラ・ブリュットだ。

ぶどうは、グレラ100%。

 

ここにはシャトー・ムートン・ロートシルトの展示が色々あり、見るだけでも楽しい。

 

二杯目は、ちぃさんは白ワイン、私は赤ワイン。

白は、フランスのバロン・フィリップ・ド・ロートシルトがボルドーで造る、ムートン・カデ、ソーヴィニヨン・ブラン、2020年。

シャトー・ムートンという訳にはいかないが、一応ロートシルト家のワイン。

赤は、スペインのトーレスがリオハ州で造る、アルトス・イベリコス、クリアンサ、2018年。

 

どちらのグラスもピッタリ同じ量。

プロの技は素晴らしい。

 

再び、ちぃさんと乾杯。

白はソーヴィニヨン・ブラン100%、赤はテンプラニーリョ100%。

 

ワインのボトルには、大きさ別に名前がある。

しかもボルドーとシャンパーニュでは少し呼び名が違っているので、覚えるのが大変だ。

樽の呼び名や容量もボルドーとブルゴーニュでは異なっている。

 

コロナ前は中国人観光客で溢れていた館内は、今は閑散としている。

 

名和晃平さんの作品、”Metamophosis Garden(変容の庭)”に別れを告げ、「ギンザシックス」をあとにする。

 

外はもうすっかり暗くなっている。

銀座から日比谷方面に向かって散策。

 

日比谷の「OKUROJI」にはもう長い間来ていない。

 

ラーメンがとても美味しそうだ。

でもまだお腹が空いていないので、今日はパス。

 

日比谷仲通りに入る。

 

立ち寄ったのは、「東京ミッドタウン日比谷」。

 

アトリウムではストリートピアノの演奏。

9日間だけの企画で、誰でも弾くことが出来る。

三日間はゲスト・ピアニストの演奏もあるようだ。

 

少し聴いていたい気もするが、私達は次のお店に移動。

 

向かった先は、日本酒と和食のお店、『三ぶん』。

 

店の前に置かれたメニューには、”全国うまいものまつり、福岡編”と書かれている。

三週間後に福岡に行く予定なので、何だか嬉しくなる。

 

本日の日本酒のメニューを眺め、ちぃさんと何を飲むか相談。

「東京ミッドタウン日比谷」の『三ぶん』で、ちぃさんと過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

10月のある休日、築地の鉄板焼、『KUROSAWA』で、ちぃさんと過ごす楽しい午後の続き。


埜瀬料理長がガーリックライスの準備を始める。

 

米は、新潟県魚沼産コシヒカリの極上米。

ガーリックは、青森県のホワイト六片。

コシヒカリの粘りを出さないように作るのがコツなのだそうだ。

 

ガーリックライスの一部を切り出し、ヘラで鉄板に強く押し当て、煎餅を作る。

これを茶碗に乗せて、出来上がり。

 

ここのガーリックライスは最高に美味しく、お気に入り。

香の物は柴漬け。

 

半分食べたところで、埜瀬料理長が出汁を掛けてくれる。

 

残り半分は出汁茶漬けで。

今回の料理にも満足し、料理長に礼を述べて席を立つ。


と言っても、帰るのではない。

この階段を上り、二階のサロンに向かう。

昔の日本家屋の階段は急だ。

 

デザートを二階のサロンでいただくのだ。

 

床の間の絵は前回とは入れ替わっている。

季節感のある生花が美しい。

 

ここにはバーカウンターがあり、スピリッツ類も飲むことが出来る。

 

デザートが届く。

 

三種のスイーツの盛り合わせとは嬉しい。
 

フレッシュフルーツと赤ワインのジュレ。

 

ベイクドチーズケーキ。

カシスとバニラのアイスクリーム。

 

〆は黒澤ブレンドコーヒー。

 

ここにもフランスのポスター。

 

満腹満足で店をあとにする。

 

お腹がいっぱいなので、銀座まで散策。

マロニエ通りを真っすぐ歩いてきたので、銀座二丁目の交差点に出た。

ブルガリビルの壁に作られつつあるのは、セルペンティ。

今年(2022年)のクリスマスには、三年ぶりにセルペンティのイルミネーションを観ることができそうだ。

 

ルイ・ヴィトンでは何時もはマネキンが洋服を纏っているが、今回は洋服も合わせた造形になっている。

 

銀座通り(中央通り)はホコ天。

 

銀座四丁目交差点、「和光本館」の前まで来た。

あ、「和光本館」ではなく、「セイコーハウス銀座」に名称変更となっていた。

ちぃさんと過ごす、銀座の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

10月のある休日、築地の鉄板焼、『KUROSAWA』で、ちぃさんと過ごす楽しい午後の続き。

 

いよいよ肉が届く。

 

今焼いているのは、ハンバーグ。

 

こうしてみると、埜瀬料理長のお腹が立派だ。

 

肉に合わせ、抜栓しておいた赤ワインを出してもらう。

(写真は飲み干した後に撮影。)

 

ジョエル・ゴット、ジンファンデル、カリフォルニア、2019年。

ジョエル・ゴットはカリフォルニアに数店のレストランを展開する、レストラン・オーナー。

そして妻はカリスマ・ワインメーカーのサラ・ゴット。

夫婦で高品質のワイン造りを行っている。

 

ぶどうは、ジンファンデルの聖地、ロダイのものを40%、50%はメンドシーノ、ナパ、ソノマ、パソロブレス、アマトールのものをブレンド。

残りの10%は、プティ・シラー、シラー、アリカンテ。

 

2019VTと若いこともあり、コルクの状態はとても良い。

 

ちぃさんと乾杯。

熟したプラム、ブラックベリー、カシス、そしてスパイスのニュアンス。

濃厚な果実味を持ちながら、シルキーなタンニンと相まって、洗練されたボディを形作っている。

熟成はアメリカンオークの樽(新樽比率25%)で8ヶ月。
アルコール度数は14.4%と高い。

 

いよいよ肉料理が届く。

 

アンデスの岩塩とコチュジャンベースのたれ。

 

肉は、長時間熟成させた、岩手県産黒毛和牛。

 

付け合わせは、パプリカ、シャドークイーン、ズッキーニ、ニンニク。

それと、ここには写っていないが、もやし。

 

ハンバーグの上には綺麗な目玉焼き。

 

この黄身が濃厚で美味い。

 

フォアグラ入りハンバーグが姿を現す。

 

ナイフを入れると、中にはフォアグラがゴロゴロ。

 

肉料理と共にワインが進む。

 

今日の料理とワインに、ちぃさんはご満悦。

 

ついでに私の写真も。

近年、額が広くなった。

 

純和風の建物の鉄板焼なのだが、壁に掛けられたポスターはフランス。

 

このミスマッチな雰囲気がとてもお洒落。

ちぃさんと過ごす築地の鉄板焼、『KUROSAWA』での楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

10月のある休日、ちぃさんと築地で待ち合わせ。

 

向かったのは、路地裏に佇む築80年の日本家屋。

 

ここが今日のランチのお店、『鉄板焼 KUROSAWA』。

 

表札も、黒澤。

 

一階には、洋室と和室を続き部屋に改装した、長いコの字型のカウンター席。

二階には個室が二室と、お酒やコーヒーを楽しめるサロンがある。

 

私達は一番乗りしたので店内写真を気兼ねなく撮影。

今日も満席の予約で、30分もすると店内は一階も二階も賑やかな話声で満たされた。

 

表通りに面した側は、元の洋室。

ステンドグラスが、日本家屋でありながら洒落た洋室を備えていたことを伺わせる。

 

私達の席は、前回と同じ場所。

ここが何気にお気に入り。

 

ランチョマットも秋の装い。

 

まずは生ビールで乾杯。

ここはプレミアム・モルツ。

 

このビール、なんとお店からのサービス。

実は先月の予約が、”お店の関係者にコロナ感染者が出た”とのことで店が休業となり、キャンセルとなってしまった。

このビールはそのお詫びとのこと。

 

シェフのお任せ前菜盛りが届く。

今日は、土曜・祝日限定の特別コース、”明”をお願いしている。

まさに”黒澤 明”の名を冠したコースだ。

 

鰹のマリネ。

ソースは酢味噌。

 

ズワイガニのクロケット。

 

南瓜のムース、コンソメのジュレ。

上にはとんぶり。

 

南瓜のムースが滑らかで美味い。

皿にも、秋色の紅葉。

 

埜瀬料理長が現れ、「先日はご予約がキャンセルとなってしまい申し訳ありませんでした。ご迷惑をお掛けしたにもかかわらず、またご来店いただきありがとうございます」と丁寧なお詫びの言葉。

そのまま私達の料理を料理長自ら担当してくれることに。

埜瀬さんにサーヴしてもらうのは、二度目。

 

サービスのビールだけでは申し訳ないので、もう一杯飲むことにする。

このプレモル、サーバーの管理も注ぎ方も良く、とても美味い。

 

市場より、本日の魚介のソテー。

料理長が毎朝自ら市場に出向き仕入れた新鮮な魚介が使われている。

 

目の前で料理長が盛り付けてくれた皿が美しい。

 

黒米の焼きリゾットの上には、真鱈のソテー。

ソースは、グリーンカレー風味のバジルソース。

野菜類は、神奈川県三浦半島や長野県上田の契約農家から直送される、無農薬・有機栽培野菜。

 

帆立も絶妙な火入れ。

埜瀬料理長に焼いてもらうと、それだけで何時もより美味しく感じる。

ちぃさんと過ごす、築地の鉄板焼、『KUROSAWA』での楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

彼女と丸の内で過ごす平日の午後の続き。

「丸の内テラス」の大好きなフレンチ、『エスプリ・ド・タイユヴァン』でのランチの後は、丸の内仲通りを散策しながら次のお店に向かう。

 

曇り時々雨の予報だったが、幸いなことに朝の雨は上がり、今は曇りで雨粒は落ちてきていない。

 

2022年に入れ替わったストリート・アートのなかでも、目を惹く作品。

薄い布で覆われた頭部のなかで、唯一露出している唇には今にも開きそうな存在感がある。

ポーランドのイゴール・ミトライの作品、「眠れる頭像」(1983年)。

 

行幸通りに来ると、恒例の東京駅丸の内駅舎の撮影。

 

「ブリックスクエア」に来ると、何時も時計を見上げてしまう。

ゆっくりランチを楽しんだので、もうすぐ15時になろうとしている。

 

「二重橋テラス」の『アドリフト・バイ・デイヴィット・マイヤーズ』はもうハロウィンの飾りつけ。

 

丸の内仲通りから晴海通りを左折し、更にレンガ通りを右折し、六丁目に至る。

目的のお店は、『ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ』。

 

ここはショコラティエ、辻口博啓氏のお店。

 

お店の奥には、テーブル二卓と4席のカウンターからなるイートインスペース。

目の前でスイーツが作られるところを見ることが出来るので、カウンター席がお気に入り。

 

ここに来た目的は、秋本番の生絞りモンブラン、”銀座モンプリン”。

 

ショコラティエのお店なので、パフェロワイヤルも外せない。

 

一番下には、渋皮栗のパン・ド・ジェンヌ、その上にはグラスバニラ、その外側には有機ココナッツシュガーのメレンゲがセットされる。

 

メレンゲが生クリームで覆われる。

 

熊本県産利平栗のクリームが絞られる。

 

たっぷりの栗のクリームで覆われる。

 

最後にショコラブランのパピヨンが乗せられ、完成。

 

とても繊細な栗のクリームが全体を覆い、ヴォリューム感が半端ない。

ひと口食べると、今まで食べた数多くのモンブランを凌ぐ素晴らしい味わい。

「う~ん、幸せ」と彼女。

 

銀座もんぷりんを食べている間に、パフェロワイヤルが作られる。

 

チョコレートアイスの上には、チョコレートガナッシュとブランデー味のマカロン。

これは一つを二人で分けて食べる。

 

彼女の飲み物は紅茶。

オペラという名前で、ブレンドされている茶葉の種類を教えてもらったが、メモを取らなかったので失念。

 

そして私はコーヒー。

『エスプリ・ド・タイユヴァン』でも二杯飲んできているので、今日の午後三杯目のコーヒー。

 

壁に設置されたプロジェクターでは、チョコレートの製造工程等の紹介。

 

ショコラも美味しそうだが、それはまた次回の楽しみに取っておくこととしよう。

 

『ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ』を出ると、ぶらぶらと銀座を散策。

泰明小学校横には、”銀座の柳二世”。

銀座は埋め立て地で土壌が多くの水分を含み、街路樹が根腐れを起こして育たなかった。

そこで選ばれたのが水辺に育つ柳の木。

 

ところが銀座名物となった柳の街路樹は度重なる道路拡張により昭和43年(1968年)に姿を消してしまった。

それから16年後、撤去された銀座の柳が実は日野市に移植されていたことが判明。

その大部分が枯れてしまい、残っていたのは僅か三本。

銀座の有志が50本の枝を譲り受け、挿し木で育て上げたのが現在の銀座の柳二世。

その二世も歳をとり、この柳はお隣の紅葉の陰にひっそりと佇んでいる。

 

さらに歩を進め、日比谷仲通りまで来た。

 

「東京ミッドタウン日比谷」のステップ広場では、”TOKYO FILM 2022”が開催中。

そろそろ帰途に就くことにする。

彼女と過ごす、丸の内、銀座での楽しい午後でした。

 

 

 

 

 

 

10月中旬のこと、彼女から明日の午後に半休を取るのでランチを一緒にしたいとのメッセージ。

二人が好きな丸の内のフレンチを予約し、お店で待ち合わせることに。

 

大手町から向かったのは、みずほ丸の内タワー、ではなく、この中に入っている「丸の内テラス」。

ここは旧日本興業銀行本店のあった場所。

名前は”丸の内”だが、丸の内仲通りの終点にあり、最寄り駅は大手町。

 

今日は雨混じりの曇りの天気。

丸の内仲通りも濡れていて、通りを歩く人の姿も少ない。

 

予約しているランチのお店は、この素敵なセラーがあるフレンチ。

 

『エスプリ・ド・タイユヴァン』は、パリの名店、『タイユヴァン』の料理を気軽に味わえるお店。

待ち合わせ時間の10分前に入店し、彼女が到着する前に今日のワインを選んでおくことにする。

 

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ウォークインセラーにはタイユヴァン厳選のワイン、400種類以上が並ぶ。

ソムリエールの出牛さんと相談しながら、ワインを選ぶ。

確かここで前回はロワール、その前はブルゴーニュ、さらにその前はボルドーを飲んだ。

今回は既に決めているランチの料理に合わせ、ブルゴーニュのピノ・ノワールを選ぶ。

 

カウンターに座って待っていると、ほぼ時間通りに彼女が到着。

やはり平日はランチの客の引きが早く、既にお店は貸切状態。

 

最初はエノテカの定番のスパークリングワイン、チリのコンチャ・イ・トロが手掛けるワイナリー、マイカス・デル・リマリが造る、エスパス・オブ・リマリ、ブリュット。

そう、このお店はエノテカの経営。

シトラス系の香り、フルーティーでありながらキレの良い辛口。

セパージュは、シャルドネ87%、ピノ・ノワール13%。

 

今日のスープは、ごぼうのヴルーテ。

ランチの後にあるお店に行く予定なので、今日はフルコースではなく、スープとメイン料理のランチコースをお願いしている。

 

パンも届く。

 

もう一杯スパークリングを飲むことにする。

スペイン、カタルーニャのクロ・モンブランが造る、プロジェクト・クワトロ、カヴァ、ロゼ。

名前の表記が”CU4TRO”とは面白い。

スペイン語で”cuatro”は”4”。

”A”が”4”になっている。

クワトロの由来は、ぶどうを4品種使っていること。

 

ストロベリーやラズベリーの赤い果実の香り。

豊かな果実味と酸味のバランスが良く、ブリオッシュや炒ったナッツのニュアンスも。

セパージュは、トレパ80%、ピノ・ノワール15%、ガルナッチャ3%、モナストレル2%。

 

こちらの責任者の保坂ソムリエとのワインの話しも楽しい。

壁にはタイユヴァン・コレクションのワインが並ぶ。

以前ここで購入した、ドメーヌ・ブリュノ・クレールが造る、タイユヴァン・コレクション、マルサネ、ロゼ、ル・サントネール、2017年が素晴らしく美味しいという話でも盛り上がる。

 

メイン料理が出される前に、抜栓しておいたブルゴーニュのピノ・ノワールを出してもらう。

ギレーヌ・バルト、ブルゴーニュ・ルージュ、セレクション・タイユヴァン、2016年。

 

ギレーヌ・バルトはシャンボール・ミュジニーに1925年に設立され、1999年に現当主のギレーヌ・バルト女史が引き継いでいる。

畑は6.5ha、シャンボール・ミュジニー屈指の造り手と高い評価を得ている。

 

ラズベリーやストロベリーの赤いベリー系の香り。

口に含むと、溢れるばかりの果実味、シルキーなタンニン、綺麗な酸味、実に繊細でエレガントなピノ・ノワールで、村名クラスの実力を備えている。

ワインはドメーヌのセラーで保管され、飲み頃になってからリリースされているのだそうだ。

 

和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み。

グランド・メニューではブフ・ブルギニヨンだが、ランチ・メニューではわかりにくいということで、和牛ほほ肉の赤ワイン煮込みという名称を使っているのだそうだ。

 

大きな和牛ほほ肉の塊は存在感がある。

口の中でとろけてしまうほど柔らかい。

 

このブルゴーニュ料理には、やはりブルゴーニュのピノ・ノワールが良く合って美味い。

 

美しいピノ・ノワール色。

最後の一杯を名残惜しそうに色合いを楽しみながら飲み干す。

 

食後はコーヒー。

 

ソムリエの保坂さんや出牛さんとのお話しが楽しく、コーヒーは二杯目。

 

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あまり遅くまで居座るとお店の方々に迷惑をかけるので、そろそろお暇することにする。

彼女と過ごす、丸の内の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

日本橋のイタリアン、『代官山ASO チェレステ日本橋』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

 

セコンド・ピアットは、阿蘇和牛のアロッスト、菜の花工房の味噌を使ったソース。

ソースはフォン・ド・ヴォーに味噌が加えられている。

 

阿蘇和牛の焼き色が食欲をそそる。

 

添えられた野菜のソテーの歯応えが良く美味い。

 

適度にサシが入った肉は、濃い赤ワインとの相性も素晴らしい。

 

飲んでいるワインは、ヴェネト州のマァジが造る、カンポフィオリン、2015年。

 

私達のテーブルは半個室の中。

メインダイニングとはサービスカウンターで仕切られているので他のテーブルからの視線が遮られ、寛いで食事をすることができる。

 

セコンド・ピアットを食べ終えると、ソムリエの大友さん(昨年12月から支配人に昇格)から素敵なプレゼント。

これは私が大好きな造り手のカルヴァドス。

ルモルトン、ヴュー・カルヴァドス・デュ・ドンフロンテ、1989年。

33年物とは素晴らしい。

 

カルヴァドスはリンゴのシードルと洋梨のポワレから造られるブランデー。

カルヴァドスの三つの生産地の内、ドンフロンテ地区は洋梨の比率が高い(30%以上)ことが特徴で、カルヴァドス全体の生産量の1%以下という貴重品。

その中でもルモルトンが造るカルヴァドスは洋梨が主体で、その比率は70%以上と高い。

 

濃厚で上品な香りと果実味。

熟成したルモルトンは最高品質のコニャックにも引けを取らない。

ルモルトンのカルヴァドスは最高のディジェスティフだ。

 

 

ドルチェが届く。

秋映えのストゥルーデル、ローリエのジェラートとカルヴァドスのソース。

ストゥルーデルはオーストリアや北イタリアのチロル地方の伝統菓子で、ドイツ語ではシュトゥルーデル。

 

リンゴ、レーズン、松の実をシナモンで香り付けしたフィリングを薄い生地で巻き、焼き上げたドルチェ。

タルトタタンが詰まったカンノーロのような菓子だ。

リンゴのドルチェに、リンゴから造られたカルヴァドスのソースとは洒落ている。

 

ローリエのジェラートの香りも良い。

 

デコレーションも可愛い。

 

リンゴのドルチェにリンゴのスピリッツが合わないはずがない。

 

食後はイタリアンローストのコーヒー。

 

何時もは厨房から出てこられない菊池シェフが挨拶に来てくれた。

菊池シェフの料理は創意工夫に富み、大好きだ。

 

大友ソムリエに見送られ、満腹満足で店をあとにする。

 

「今夜も美味しかった。ありがとう。お腹がいっぱいなので、少し歩きましょうよ」と彼女。

彼女と過ごす日本橋の夜は素敵に更けていきました。