築地で鉄板焼、銀座でワインのあとは、日比谷で日本酒、三ぶん、東京ミッドタウン日比谷 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

築地の『KUROSAWA』で鉄板焼を味わい、銀座の『ENOTECA』でワインをサクッと飲んだ後は、「東京ミッドタウン日比谷」の日本料理店、『三ぶん』で日本酒を楽しむことに。

 

ここでは最初にお粥が出される。

飲む前に少しお腹に入れましょうとの配慮。

最初の酒は濁り酒を選ぶ。

ちぃさんのお酒は、福井県大野市の南部酒造場が醸す、花垣 純米 にごり65。

 

使用米は麹米が五百万石、掛米が華越前で、精米歩合は65%。

火入れをしているので爆発の恐れはない。

 

私のお酒は、三重県伊賀市の森喜酒造場が醸す、純米 にごり酒 Siesta。

 

使用米は三重県産山田錦(使用割合6%)、長野県産ひとごこち(19%)、三重県産加工米(75%)、精米歩合は70%、使用酵母は協会7号。

純米、特別純米、純米吟醸、純米大吟醸のあらゆるおりがらみをブレンドして造られた酒なのだそうだ。

 

ちぃさんと乾杯。

 

濁り酒といっても、二つの酒はかなり濁り度合いが違う。

ちぃさんのはどぶろくに近い濁り、私のは薄濁り。

どちらも美味い。

 

今夜のテーマは、福岡。

酒の肴は福岡の名産から選ぶ。

 

馬酢もつ。

 

東京では馬の酢もつとは珍しい。

 

はかた地鶏生ハム。

 

二杯目は福岡から。

ちぃさんのお酒は、久留米市の旭菊酒造が醸す、旭菊 特別純米 七号。

 

使用米は福岡県産夢一献、精米歩合は60%、使用酵母は協会7号。

 

私のお酒は、久留米市の杜の蔵が醸す、杜の蔵 純米酒。

 

使用米は福岡県産夢一献、精米歩合は65%。

 

交換しあって味わう。

どちらの酒も久留米の酒蔵で、使用米は夢一献。

味の評価などを話した気がするが、既に結構酔っているので記憶にない。

サクッと飲んで食べると、酔い気分で店を出る。

 

アトリウムではストリートピアノの音色が響いている。

 

プロのピアニストなのだろうか。

心地よい演奏にしばし耳を傾ける。

 

ステップ広場では、”日比谷シネマフェスティバル”で、沖田修一監督のトークショーが行われている。

 

酔い覚ましに少し散策して帰ることにする。

ゴジラは今夜も元気に吠えている。

 

『ティム・ホー・ワン』の前には相変わらずの行列。

ちぃさんと過ごす、築地、銀座、日比谷での楽しい午後でした。