10月のある休日、ちぃさんと築地で待ち合わせ。
向かったのは、路地裏に佇む築80年の日本家屋。
ここが今日のランチのお店、『鉄板焼 KUROSAWA』。
表札も、黒澤。
一階には、洋室と和室を続き部屋に改装した、長いコの字型のカウンター席。
二階には個室が二室と、お酒やコーヒーを楽しめるサロンがある。
私達は一番乗りしたので店内写真を気兼ねなく撮影。
今日も満席の予約で、30分もすると店内は一階も二階も賑やかな話声で満たされた。
表通りに面した側は、元の洋室。
ステンドグラスが、日本家屋でありながら洒落た洋室を備えていたことを伺わせる。
私達の席は、前回と同じ場所。
ここが何気にお気に入り。
ランチョマットも秋の装い。
まずは生ビールで乾杯。
ここはプレミアム・モルツ。
このビール、なんとお店からのサービス。
実は先月の予約が、”お店の関係者にコロナ感染者が出た”とのことで店が休業となり、キャンセルとなってしまった。
このビールはそのお詫びとのこと。
シェフのお任せ前菜盛りが届く。
今日は、土曜・祝日限定の特別コース、”明”をお願いしている。
まさに”黒澤 明”の名を冠したコースだ。
鰹のマリネ。
ソースは酢味噌。
ズワイガニのクロケット。
南瓜のムース、コンソメのジュレ。
上にはとんぶり。
南瓜のムースが滑らかで美味い。
皿にも、秋色の紅葉。
埜瀬料理長が現れ、「先日はご予約がキャンセルとなってしまい申し訳ありませんでした。ご迷惑をお掛けしたにもかかわらず、またご来店いただきありがとうございます」と丁寧なお詫びの言葉。
そのまま私達の料理を料理長自ら担当してくれることに。
埜瀬さんにサーヴしてもらうのは、二度目。
サービスのビールだけでは申し訳ないので、もう一杯飲むことにする。
このプレモル、サーバーの管理も注ぎ方も良く、とても美味い。
市場より、本日の魚介のソテー。
料理長が毎朝自ら市場に出向き仕入れた新鮮な魚介が使われている。
目の前で料理長が盛り付けてくれた皿が美しい。
黒米の焼きリゾットの上には、真鱈のソテー。
ソースは、グリーンカレー風味のバジルソース。
野菜類は、神奈川県三浦半島や長野県上田の契約農家から直送される、無農薬・有機栽培野菜。
帆立も絶妙な火入れ。
埜瀬料理長に焼いてもらうと、それだけで何時もより美味しく感じる。
ちぃさんと過ごす、築地の鉄板焼、『KUROSAWA』での楽しい午後は続きます。