ブロンプトンでレールトレイル。クィーンズクリフからドライスデール経由でサウスジーロンに至る『ベラライン・レールトレイル』を走ってきた。週末のみだが、クィーンズクリフ~ドライスデール間では復元された蒸気機関車が運行されている。本日はベラライン・レールトレイルの本当の楽しみ方を実践する。
登り基調のクィーンズクリフ~ドライスデール間約17キロは蒸気機関車を使い、ドライスデールからジーロンまでの18キロをブロンプトンで走行するのである。
[走行データ]
ルート:クィーンズクリフ(Queenscliff)~ドライスデール(Drysdale)間17キロは蒸気機関車で輪行、ドライスデール(Drysdale)~サウスジーロン(South Geelong)間18キロはブロンプトンで走行
ビクトリア州第二の都市ジーロンからバスで約1時間、コロニアル調の美しい煉瓦造りの建築物が残るクィーンズクリフの町へやってきた。
バス停からベラライン鉄道のクィーンズクリフ駅へはブロンプトンで3分もかからない。
11時発のドライスデール駅行き蒸気機関車に合わせてやってきた。駅に着くと、予め買っておいたドライスデール駅までの切符をゲット。昔ながらの固い紙に印刷された切符がとてもナイスである。
ベラライン鉄道は長らく廃線になっていた路線をボランティアの人々が復活させ、週末だけ観光客向けに運行している。ボランティアの皆さんはどうも、元鉄道関係者と鉄道ヲタクとお見受けした。元鉄道関係者は技術を必要とする実際の列車運行を担当し、テツの方々はチケット販売や水の補給作業や出発の際の旗振り等を担当させてもらっているようだ。
英国スコットランドのAndrew Barclay and Sons製機関車、製造年は1918年。11ある蒸気機関車のうちoperationalなものでは二番目に古いらしい。このクラシカルな蒸気機関車を運行するのに、なんだかボランティアのみんながワクワク状態なのである。
11時になった。出発だ。ブロンプトンと『蒸気機関車でGO!』である。
駅を出てしばらく海沿いを行く。
そのうち勾配のあるルートとなった。夏の繁忙期は大きな蒸気機関車で確か2~3両の大きな客車を牽引するのだが、季節は冬、しかも本日は天気が悪い。客の数が少ないので、小さな蒸気機関車をつかって小さな客車2両を牽引している。それでも機関車はあえぎながら坂を登攀していく。線路沿いにレールトレイルが設定されているが、列車が平地で時速20キロ程度、坂に差し掛かると12キロ程度にまで減速してしまうのでサイクリストたちに次々と抜かれてしまうのだ。
車窓には牧場とブドウ畑である。
定刻より10分程度遅れて終点のドライスデール駅に到着した。
水を補給し終わってクィーンズクリフ駅へ折り返す蒸気機関車を見送る。
ここから先はブロンプトンで南ジーロン駅までレールトレイルを行く。
本日の走行距離はドライスデールからサウスジーロンまで約18キロ。蒸気機関車にも乗って楽しい小旅行であった。
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