しゃれで始めた自転車で秘湯へ行く企画、くたびれたので小休止しようと思っていたのですが、なし崩し的にセカンドシーズンに突入してしまいました。唐突な再開でしたので改めてごあいさつです。今後ともお付き合いのほど、宜しくお願いします。

 

(これまでの実績:タイトルか写真をクリックして記事へ)

 

セカンドシーズン第一湯「三条の湯」

 
セカンドシーズン第二湯「孫六」

 

セカンドシーズン第三湯「黒湯」

 
セカンドシーズン第四湯「鶴の湯」

 
さて本日は、ファーストシーズンから繰り越しとなってしまった秘湯、これから行きたい大物秘湯を厳選してリストアップしましたのでご紹介したいと思います。

 

1.三斗小屋温泉煙草屋旅館(栃木・会津中街道)

ファーストシーズンに訪問予定先として掲げながら、タイミングを逸してしまった秘湯だ。那須塩原駅からバスとロープウェーで那須岳へ、そこから登山道を自走で茶臼岳の中腹をまいて三斗小屋宿跡を経由し、最後に山道の登りをブロリュックによるかつぎで宿に到達する。このため、まずは足腰を鍛えて、とか、ブロリュックでの峠越えが可能かどうかの実証実験等をしているうちに、木曽御岳山の噴火が・・・。三斗小屋行きは火山(那須・茶臼岳)噴火口至近を通過するので、実施をためらっているうちに紅葉も盛りを過ぎてしまった・・・。でもいつの日か行ってみたい。

 

(外部リンク先です。)

 

2.切明温泉雄川閣(長野・秋山郷)

上越新幹線越後湯沢からバスで津南、さらにバス乗り継ぎだが、バス接続が悪すぎで、得意の早起きをしても到着がどうしても12時を過ぎてしまう。日帰りを強行する場合は、早朝のバス無し時間帯に越後湯沢→津南の間をタクシーで一万円ほど使って繫ぐしかなさそうだ。それとも、清津峡の先の瀬戸口温泉までいって、自走で山を越えるか。時間の節約にはならないが。いずれにせよ日帰り難易度の極めて高い秘湯だ。さらに今年4月に清津峡手前の崖崩れで県道が通行止め・片側通行となって、越後湯沢からの自走は全く以て危険である。どうする。

 

3.川原毛大湯滝(秋田・湯沢)

山形県湯沢市の山奥に、暑い時期だけ楽しめる温泉の滝がある。本州でカムイワッカの湯 に勝負を挑めるのはここしかないだろう。これは是非行ってみなければ。東京から秋田新幹線で大曲乗り換え湯沢まで。湯沢駅からバスで皆瀬の先、小安のバス停で下車、自走で16キロくらいだ。ただ東京からの日帰りはとても無理そうだ。シーズンは7月上旬から9月中旬と言われる。11月上旬から5月上旬までは道路が通行止めとなる。

 

(外部リンク先です。)

 

 

4.奥々八九郎温泉(秋田・小坂町)

十和田湖の南、元々小坂鉱山の有った町、小坂町の山中にある。山道を行くと突然ひらけた場所に現れる驚愕の天然ジャグジーとして秘湯マニア垂涎の野湯だ。鉱石を求めて試掘したが狙いが外れて温泉が噴き出してしまったそうだ。あたりの風景はまるでイエローストーンの小型版である。付近には田圃の真中の八九郎温泉(自然湧出)と川のほとりの奥八九郎温泉(掘削自噴)もある。

 

5.藤七温泉彩雲荘 (岩手・八幡平)

岩手・八幡平の秘湯だ。八幡平にはいくつかの温泉があるが、藤七温泉は海抜1400mと最も高いところにある一軒宿の秘湯だ。八幡平駅又は松尾八幡平駅から自走しても良いが、疲れそうなので盛岡駅からバスだろう。来週いこう来週いこうと思っているうちにシーズンが終わってしまった。営業は4月下旬から10月下旬だ。

 

6.白馬鑓温泉 (長野・白馬鑓)

標高2100メートルにある。いわずとしれた日本で一、二を争う本格山岳温泉である。但し、白馬の猿倉までバスで行って、そこにブロを置いてから本格的な登山道を片道5時間行くことになる。途中、万年雪の雪渓もあって難易度が高い。7月上旬から9月下旬までしか入れないので、来季以降に持ち越しだ。

 

7.赤湯温泉山口館 (新潟・苗場)

標高1060メートル。苗場スキー場の山を越えた辺りにある。苗場のバス停からブロンプトンで林道を行き、一般車通行止めの車止めからさらにブロンプトンで2~3キロ進むと登山口に辿り着く。そこにブロンプトンは置いて標高差250mの鷹の巣峠を越える。その所要時間は一時間半程度か。電気もなく、電波も届かない秘湯の山小屋だ。営業は4月下旬~11月初旬、冬はクローズだ。

 

8.大塩温泉露天風呂(会津・只見川)

只見川沿いの春先のみ湧出する秘湯中の秘湯である。その他のシーズンはダム湖の水面下となる。上越新幹線で浦佐で在来線乗り換え、小出で只見線に乗って終点の只見、そこから代行バスで会津大塩駅まで。たつみ荘が管理してくれている。来春以降、たつみ荘のホームページで状況を確認しつつ、行く時期を探ることとしよう。

http://blog.goo.ne.jp/tatsumi_sou

 

9.黒薙温泉旅館(富山・黒部渓谷)

黒部渓谷の支流最奥にある秘湯だ。宇奈月温泉の源泉地でもある。9月に黒部渓谷攻めをした際、時間的制約から祖母谷温泉 とここのどちらかを選ばざるをえず、秘境度の高い祖母谷 を選んだが、黒薙も非常に魅力的な秘湯だ。冬の間は休業する。来季は北陸新幹線 が開業するので首都圏にぐっと近くなる。是非訪問したい。

http://www.kuronagi.jp/

 

10.十谷温泉十谷荘 天狗の湯(山梨・富士川町)

鰍沢口駅からブロンプトンで十数キロである。前回、十谷温泉(じっこくおんせん) へ行った時、まずここを目指して行ったが、もう清掃に入ったっとのことで振られてしまった。単独での立ち寄り湯は大女将の出方次第のところがあるようだ。次回はなんとか入れてもらいたいのでもっと「可愛げ」を出して訪れてみようと思っている。

 

うーん、どれも結構ハードルが高そう。でも諦めないでいきます。

 

ちなみに行ってみたい気持ちはあるが、ブロンプトンでは無理・徒歩でも危険なのでやめておこうと思っている秘湯は以下の通りだ。あまり情報がないので、この方面のエキスパートの方や最近行ってみた方に道がどんな具合になっているのか、是非教えを請いたいと思っている。

・高天原温泉 1日ではたどり着けない秘湯。黒部川源流付近、水晶岳の麓の標高2100メートルにある。

・阿曽原温泉 「死の水平歩道」を4時間歩かないとたどりつけない秘湯だ。

・仙人温泉 10時間登山しないと入れない秘湯。阿曽原温泉のさらに先にある。

 

黒部湖からの風景だ。高天原温泉はあの稜線の先にある水晶岳の中腹にあるはずだ。



黒部渓谷鉄道 の終点「欅平」から断崖絶壁の「死の水平歩道」を行った先に仙人温泉と阿曽原温泉があるという。


 

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【ブロンプトン・エッセイ】