ブロンプトンで秘湯へ行こうセカンドシーズン。秋山郷・切明温泉へ行ってきた。
[走行データ]
距離 59.51 km
最大標高差 1217 m
平均斜度 全体 -2.1% 上り 5.3% 下り 5.1%
以前から行きたいと思っていた秋山郷。春が来た。雪解けだ。行こう。
日帰りは困難なエリアだが、二つほど方法がある。いずれも山の反対側からのアプローチだ。一つは湯田中駅から奥志賀まで路線バスで輪行、そこから奥志賀林道と秋山林道を通って秋山郷最奥の切明へ。もう一つは飯山駅から自走でカヤの平経由、秋山林道、切明へ。今回はカヤの平林道が閉鎖中なので奥志賀ルートを採用した。
注意:奥志賀林道・秋山林道は冬期(11月上旬~5月下旬)通行止めですが、崩落等で通行規制・通行止めとなることもあります。事前の問合せ(北信建設事務所0269-22-3111)を推奨します。規制に従って下さい。
そしてブロンプトンで秋山林道を往く。舗装状態は良いが、崖上からの落石と路面の石に注意だ。
大規模な土砂崩れのあとだ。しかし既に土砂は完全に取り除かれている。有難い。
気持ちの良い新緑の林道を行く。
大雪渓だ。この雪が完全に消えるのは7月後半だという。
最後に橋を渡って中津川を越えると切明温泉(きりあけおんせん)に到着だ。
雄川閣が見えてきた。切明には『雄川閣』と『切明温泉リバーサイドハウス』の二つの温泉宿がある。
今日は初めてなので、秘湯の雰囲気のある『雄川閣』にしよう。
猿が訪ねてくるほど、山奥なのである。
受付を済ませて早速風呂へ。
素晴らしい湯を独占である。極楽極楽。
露天風呂はまるで野湯のようだ。湯船から美しい急流のワイルドな眺めである。
いつもの炭酸水を飲もうか。
切明温泉
雑魚川と魚野川(*)が合流して中津川となる地点にある。江戸中期(1700年頃)にこの地域を差配していた箕作村の名主島田三左衛門が開発した(切り明けた)と伝えられる。しかし江戸後期に水害で宿が流されて復旧されなかった。それから250年後の1972年、雄川閣が栄村村営の宿として営業を再開した。今は雄川閣と切明リバーサイドハウスの二軒の秘湯宿がある。川原をスコップで掘れば温泉が容易に湧き出すため「マイ秘湯」を作ることができる。スコップは宿で貸してくれる。
[(*) 魚沼市を流れる魚野川とは異なる。野反湖から流出する別名「千沢」。]
湯 | 走り | 秘湯度 | 総合 | |
---|---|---|---|---|
切明温泉雄川閣 | ☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ★★ | 10 |
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