こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

昨日はJリーガーとフットサル日本代表選手とのトレーニングでした。

彼らが取り組んでいる課題を踏まえて『D.D.』という新しいトレーニングにも挑戦してもらったり、上半身操作の重要性を再認識してもらったりという時間を過ごしました。

 

 

 

これまで、サッカーにおける上半身操作の重要性については何度も書いてきました。

コチラ。

 

 

 

例えば動き出す際には体幹の前傾によって必ず重心が下がるので、脚には負荷がかかります。

そのため、脚は速く動かすことができなくなります。

でも脚の回転数を高めないと速くは進めません。

またサッカーではステップ速度とスキルとの関係が深く、それらを踏まえるとどうしてもこの問題をクリアする必要があります。

 

 

 

S.S.ラツィオ(セリエA)|JARTAイタリア研修

 

 

 

そこで、腕の出番なのです。

 

 

 

腕と脚は神経学的にもつながっています。

走る時、腕を振らなければ遅くなりますよね。

脚を速く動かすには、腕を速く動かすべし。

(陸上短距離などでは常識ですね)

 

 

 

腕を速く振ることは、脚を動かす速度を助ける役割を担うのです。

 

 

 

また、それだけではなく、腕を適切に振ることができると初動時に体幹の前傾角度を素早く作る作用も使えます。

腕を後ろに強く振ると、カウンターとして自然に身体が前に傾くので、そのことがわかると思います。

 

 

 

そしてそれら腕の操作のアドバンテージを利用するためには条件が。

 

 

 

それは手首と肩甲骨、肩甲骨と背骨、背骨と骨盤・股関節の連動性が強いことです。

連動性が強いというのは、筋力が強い、という意味ではありません。

 

 

 

それらの部位の間にある骨や関節や筋肉のつながりを強める動かし方ができる、という意味です。

もちろんその際には筋肉が働きますので、筋力も無関係ではありませんが。

いずれにせよ闇雲に筋肉を大きくするタイプの筋力トレーニングの方法では上手くいかないことが多いと思います。

 

 

 

サッカーではどんな腕の振り方が必要かは以前書きましたので、読んでない方はぜひ。

コチラ。

「陸上とサッカーの腕振りの違い」

 

 

 

それからもう一つ。

いくら腕や上半身操作をトレーニングしても、バランスやスピードを発揮する中でそういう腕の操作ができないと実際の競技には生きてきません。

 

 

 

いくらどっしり立った状態で腕や上半身の操作が上手くなっても、「そんな場面は試合にはありません」。

 

 

 

試合では、バランスやスピード、時にはパワーも同時に発揮しながらの身体操作が要求されます。

これはサッカーの上半身操作だけでなく、すべての競技のすべてのトレーニングに言えることです。

 

 

 

トレーニングは上手くなった。

重いものを持ち上げられるようになった。

身体も大きくなった。

ダッシュも速くなった。

 

 

 

でも試合では思ったように能力が発揮できない。

そんなケースは本当に多い。

 

 

 

どれも、根底には複数の要素を同時に発揮する能力が高まっていないことが関与しています。

 

 

いろんなことを同時に発揮する能力。

能力だから鍛えられます。

能力ということを定義したので、トレーニングが作れます。

僕が主宰するJARTAではそれをアブレスト能力と名付けてトレーニングの対象としています。

 

 

 

これが決して特殊なことではなく、基礎中の基礎になってほしいと願っています。

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

 

追伸

これらを実現するセミナー、開催します。

専門家向けではなく、選手も参加できます。

サッカー上半身トレーニングセミナー>

https://jarta.jp/j-seminar/soccer/

 

 

 

JARTAのトレーニング指導をご希望の方は下記から(初回半額です)。

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こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

今回は、僕がこのブログで頻繁に扱うテーマである「言葉の定義」

この定義っていう言葉の響きそのものがちょっと日常的でないですし、理屈っぽさを感じさせる言葉の代表格ですよね。

 

 

 

でも言葉を扱う立場にある僕にとっては、非常に重要なこと。

だって知ってると知ってないで議論やコミュニケーションの質が大きく変わってしまうから。

 

 

 

例えば「今日は参加者の人数が多い」って聞いたら何人ぐらいだと思いますか?

 

 

 

20人と思った人もいるでしょうし、100人って思った人もいると思います。

大きな集会をイメージした方は、1万人って思った人もいるかも知れません。

 

 

 

「多い」という言葉は、人によって違うのです。

それを確認しないまま、会議を進行したらまずくないですか?

 

 

 

そもそも、定義ってどういう意味でしょうか?

 

 

 

定義を使いこなすためには、まずこの「定義という言葉」を理解しておく必要があると思います。

 

 

 

辞書によると、

【物事の意味・内容を他と区別できるように、言葉で明確に限定すること。】とあります。

 

 

 

「限定する」

 

 

 

ここがポイントです。

言葉は、人や場面、立場や時代、文化によって解釈が変わります。

解釈が変わるってことは、行動が変わるってこと。

 

 

 

特に抽象的な言葉はその傾向が強いです。

 

 

 

例えば「あの選手は走るのが速い」は、見る人によって速いかそうでないかは違うはずです。

日本人全員から見たらめちゃくちゃ速い桐生選手でも、ウサインボルト選手から見れば、遅い。

ウサインボルト選手を見慣れたコーチから見たら、桐生選手は遅いんです。

 

 

 

だから、ここではこの言葉はこういうことを表しますよ、という限定が必要。

限定、つまり定義するために必要なことは、大きく分けて次の2つの視点です。

 

 

 

1)場面。

その選手が走るのが速いのは、50m走なのかそれともマラソンなのか。または直線なのか野球のベースランニングのように曲がる必要があるのか。

 

2)量的な側面。

走るのが速いという言葉であれば、何秒以上のことを言うのか。

 

 

 

つまり定義とは、「ボーダーラインと場面を明確にする作業」です。

(本当はもう少しあります。質的な側面とか。)

 

 

 

会議やコミュニケーションでうまく噛み合わない時やまとまらない時は、この点を不透明にしたまま議論していることが非常に多いのです。

 

 

 

スポーツの指導やトレーニングにおいては、会議が長引いたり意見がまとまらなかったりどころの話ではありません。

例えば以前ここでも書いた「腰を落とせ」という指導。

以前書いた、結構いろんな反論もあった記事はコチラ。

 

あとそこへの反論を思っきり逆手に取った反論も書きました。

「腰を落とせは間違いだ」は間違いか?

 

 

 

「腰を落とせ」はスポーツ界では非常によく使われる言葉です。

野球のゴロを捕球する時やサッカーのキーパーの姿勢、相撲の基本姿勢などなどたくさんあります。

いろんな競技の選手に尋ねましたが、ほぼ全員、腰を落とせという指導を受けています。

 

 

 

全て、腰を落とすという同じ言葉を使っていますが、中身は大きく異なります。

 

 

 

例えば相撲の腰を落とすと、キーパーの腰を落とすは、ほぼ真逆のパフォーマンスが求められます。

 

 

 

相撲は、その場からなるべく動かされないようにするのが目的。

キーパーはその場からなるべくどの方向にも瞬時に動けることが目的。

 

 

 

だから同じ腰を落とせでも、必要な骨盤や股関節の角度や意識状態は変わります。

 

 

 

指導側が「腰を落とせ」と指導する時、この中身を限定、すなわち「定義」せずに腰を落とせ!と言うことで、もしキーパーが相撲の「腰を落とせ」をやってしまったら、どうなるでしょうか。

 

 

 

キーパーの腰を落とす

相撲の腰を落とす

 

 

 

これらを定義しないと、言葉によってパフォーマンスが低下するリスクが生じるのです。

 

 

 

ちなみに日本文化において、つまり日本人選手においては、腰を落とせという言葉に対する反応は、相撲の腰を落とせに近くなってしまうことが多いです。

この点も非常に注意が必要です。

詳細はコチラ。

「単に欧米式のトレーニングをやってもダメな文化的理由」

 

 

 

上手くなるためにやっている指導のはずが、言葉の曖昧さによって逆のベクトルを生じてしまうのは本当にもったいない。

 

 

 

冒頭にも書いた通り、僕の経験上、ここまで書いても言葉の定義ってやっぱり難しいという反応が多いです。

なのでもう少し詳細を。

 

 

 

言葉を定義する方法の一例です。

いろんな方法があると思いますので、あくまで一例です。

 

 

 

僕は中学生の英語で出てくる5W1Hを使います。

 

 

 

When=いつ:時間的な要因を確定。

Where=どこで:場所や場面の要因を確定。

Who=誰が:人物側(実施者・対象)の要因を確定。

What degree=程度:量的な数字で確定。(何人以上を「多い」とするなど)

Why=動機・語源:その言葉の語源や使われている理由を確定

How=手段:行動や手段を確定。

*ここでも質的な側面は省略しています。

 

 

 

抽象的な言葉をこれらに当てはめてみるとうまく定義できると思いますので、ぜひ試してみてください。

 

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

追伸

ピッチャーによく使われる「下半身の安定」も、定義がはっきりしていない言葉の代表格です。

「ピッチャーの下半身が安定している状態」を定義せずに、安定させるためのトレーニングなんて指導できるのでしょうか。

ぜひ一度、「ピッチャーの下半身が安定」を定義してみてください。

投手用トレーニングセミナーでは、それを明確に説明します。

ちょっと分からん、気になる、という方は投手用トレーニングセミナーへどうぞ。

http://jarta.jp/j-seminar/pitcher/

 

 

昨日は明治安田生命さんからのご依頼で、美容ストレッチというテーマで講義してきました。

今回で2回目です。

一般的な美容=スタイルという観点だけでなく、動きという視点も加え、プロアスリートたちに指導しているトレーニングを女性向けにアレンジしてご指導してまいりました。

どんなにスタイルが良くても動きが不十分だとスタイル良く見えないですよね。

普段とは違う景色と雰囲気におもいっきり呑まれながら、2本の講義を終えました。

 

 

 

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こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

今日は調子が悪かった。

今日は調子が悪いからうまくいかなかった。

今日は調子が悪いから、練習を早めに切り替えよう。

 

 

 

これらはスポーツをやっている以上、必ず耳にするか自分が口にした経験があると思います。

 

 

 

逆に、

今日は調子が良い。

今日は調子が良くてうまくいった。

今日は調子が良いから多めに投げ込もう、多めにシュート練習をしよう。

 

 

 

こちらも同様です。

 

 

 

もちろん人間ですからこういったことは必ずありますし、調子とパフォーマンスの良し悪しを関連づけることは感覚を構築していく上でとても重要なことです。

良い感覚をつかむためには、調子が良い時にたくさん練習することは理にかなっています。

ここはもう当たり前のことですし、すでにやられていると思います。

 

 

 

問題は調子が悪いとき。

視点を統一するため、練習で調子が良くないとき、としましょう。

 

 

 

練習で調子が良くないとき、対処は大きく分けて二つあります。

 

 

 

一つは練習を早めに切り上げる。

もう一つは調子が上がるまで続ける。

 

 

 

両者にはいろんな考え方があります。

前者は、そのまま練習を繰り返しても逆に良くない感覚が身についてしまったり、調子を上げようとする作業の中でだんだん選手が混乱してさらに調子を落とす兆候が生まれたりするので、それを避けるため。

 

 

 

後者は、調子が良くないまま練習を終えることで良くない感覚が残ったり不安を残したりすることを避けるという意図があったりします。

 

 

 

どちらも間違いではなく、選手自身であったり指導側の判断で決定すべき部分でもあります。

 

 

 

ただ後者においては、どちらかというと「調子が良くなるまで頑張ろう」というスタンスが多いかも。

 

 

 

でもそれよりも、まずは「調子が良くないときほどチャンス!」と捉える方が上達には近道だと思います。

 

 

 

なぜかというと、調子が良くない状態から調子が良くなるまでのプロセスを習得する貴重な機会だからです。

冒頭でも書いたとおり、試合に入ると今日は調子が悪い、ということはざらにあります。

 

 

 

そのとき、何が必要か。

 

 

 

調子が悪いなりになんとかする、または試合の中で調子を取り戻すという「能力」が必要です。

 

 

 

練習で調子が悪いときは、その能力を磨く絶好の機会です。

なぜなら意図的に調子が良くない状態を作ることはできないからです。

 

 

 

その日、なぜか調子が悪い、そんなときはビッグチャンスだと捉えてみましょう。

 

 

 

調子が悪いときこそ、めちゃいい練習になります。

 

 

 

「調子を取り戻す練習」をするときのポイントをご紹介します。

とにかくまず「なぜ、調子が良くないのか」をしっかり分析します。

 

 

 

注意したいのは、単に狙ったところに行かない、とかスピードが出ない、とかは分析ではなく、観察です。

 

 

 

分析は、「なぜ」狙ったところに行かないのか、「なぜ」スピードが出ないのかを追求することです。

 

 

 

ということは、

狙ったところに行くために必要なファクターとは。

スピードが出るために必要なファクターとは。

 

 

 

これらを自分で整理して理解しておく必要があります。

 

 

 

そして調子の悪いときにそれらのうちでどれが欠けているのか、を調べていくことで調子を取り戻すヒントが見えてきます。

 

 

 

いやいや、それが難しいんじゃないの。。

 

 

 

となりそうなので、、一例としてオススメの方法を。

 

 

 

シュートやピッチングなど実際のパフォーマンスレベルでの分析というより、もっと根本的なレベルでのチェックを行う方が原因が見えやすかったりします。

 

 

 

例えば、片足立ちの状態とか、みぞおちの動き具合とか、背骨・肋骨・肩甲骨・仙腸関節・股関節

の柔軟性とか。

 

あとお腹の固さも関係深い場合が多いです。

なんか体重移動が鈍いな。。という時、お腹の固さをとることで改善したりとかは結構あるのです。

 

 

 

実際のパフォーマンスは非常に複雑な動きの集合体ですので、そこでなんとかしようとしても上手くいかないというか原因がわからないことが多く。

もっとシンプルな部分でチェックしていくのがオススメです。

 

 

 

そして自分が問題が起こりやすい部分がわかってきたら、それをチェック&解消する行為をルーティンワークに取り入れたり。

*そんな部分を深く学ぶセミナーもあります。

JARTAルーティンセットセミナー>

https://jarta.jp/j-seminar/routine/

 

 

 

これらは実際にトップレベルの選手たちが行なっている方法ですので、ぜひ試してみてください。

 

 

 

特にプロレベルでプレーしている選手たち、本気でプロを目指している選手たち、オススメですよ。

 

 

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

 

追伸

トレーニングって鍛えるだけじゃなくてこんな観点でも使えるんです。

そんなことを伝えたくて今回の内容を書いてみました。

少しでも調子の波をなくすために、調子が良くない時に前を向けるように。

 

 

自分自身の分析やチェックに使えるトレーニングは、プレー動作の構成に近いほど有効です。

JARTAのトレーニング指導はそんな観点でのご要望にもお応えします。

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こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

伸脚ってわかりますか?

一般的な準備体操にも含まれるような古典的なストレッチなのです。

古典的なものですが、僕はかなり重視しています。

 

 

 

適切に行えれば、かなり有効なストレッチ。

逆にできないのは、ちょっとまずい状態。

 

 

 

つまり怪我の温床がすでに身体に存在している可能性があります。

 

 

 

もちろん伸脚だけで全てが図れるほど単純なものではないですが、どこか痛めやすい選手は身体が硬いことが多いという現実を考えれば、指標の一つにはできると思います。

 

 

 

伸脚のやり方はこんな感じ。

 

 

 

チェックポイントは以下の3つ。

 

 

 

1)軸足側のカカトが地面につけときましょ

カカトが浮くってことは、足首が硬いというより股関節か腰が硬いので、そちらの改善を優先してください。

 

 

 

2)肩や腕、背中はリラックスよ

せっかく股関節やモモ裏の筋肉をストレッチしているのに、上記の部位を緊張させると身体トータルとしては硬い動きを覚えてしまう可能性が。

腕はリラックスしつつ、肘の先っぽは地面に向けておく習慣をつけておくと、そこからいろんな有効な動きにつながります。

 

 

 

3)左右の入れ替えは低いままね

多くのストレッチのもったいないところは、左右の入れ替え時の動作を重視していないところ。

左右を入れ替えるような動きはスポーツにおいて非常に重要な動きであることが多いです。

 

だから僕は単なるストレッチであっても左右の入れ替え動作をないがしろにはしたくない。

伸脚の場合の入れ替え動作のポイントは、低く、かつ裏モモを使って動くこと。

あと足裏はくるぶしラインに加重しつつ床反力を利用して腰を持ち上げます。

 

 

 

 

*独学での練習時における怪我やパフォーマンスへの悪影響については責任を持てません。自己責任にてお願いいたします。

 

 

 

 

どうしても斬新な動きのトレーニングやストレッチに目が行きがちですが、古典的なストレッチやトレーニングは決して軽視してはなりません。

 

 

 

そもそもトレーニングやストレッチの判断基準が斬新かそうでないか、古いか新しいかなどにあるのはおかしいですしね。

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

 

追伸

忘れられがちですが、伸脚ってバランス運動でもあります。

2)が苦手な場合は、硬さだけではなくバランスにも問題がある可能性ありです。

またはバランスと柔軟性の同時発揮能力かも。

JARTAでは同時発揮能力のことをアブレスト能力と名付けてトレーニングの対象としています。

 

 

古典的なものから新しい概念までを科学するJARTAのトレーニング指導をご希望の方は下記から(初回半額です)。

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こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

Exit Velocity(EV)という言葉をご存知でしょうか?

これはいわゆる打球速度のことです。

最近メジャーリーグでバッターの評価指標や中継の時などにテレビ画面に表示されたりするようになってきた注目のスタッツです。

 

 

 

これまではスイング速度という指標が多く、トップ選手でスイングの速度は時速何キロ、みたいな話を聞いたことがある方も多いと思いますが、分析技術が向上してきたことにより、日本でも今後このEVが注目されてくるのは明白です。

 

 

 

打球速度が速いと、ホームランなど飛距離はもちろん、打球が野手の間を抜ける確率も高まります。

つまり打球速度が高まるとヒットやホームランの可能性が高まるということです。

 

 

 

そしてこの打球速度を高める手段は決して筋力だけではなく。

力の伝達効率という側面も重要ではないかと思います。

 

 

 

つまり下半身や体幹部分で作ってきた力を逃がさないための身体操作。

 

 

 

今回はそんな話を書きました。

『ヒットの確率が大きく高まる「打球速度」世界クラス190キロ以上の秘訣とは』

https://bbcrix.com/articles/70823/original

 

出典:https://bbcrix.com/articles/70823/original

 

 

 

 

2017年MLBのホームラン王、ジャンカルロ・スタントン選手も登場します。

昨シーズンの世界最速を叩き出した選手です。

今回は腕の話を扱う中での登場なのですが、スタントン選手の最もものすごいところは別の場所。

そこはまた別の機会に。。

 

 

 

あと今後注目すべき数値として『spm』というものもあります。

これについては先日書いたので野球関係の方はぜひ読んでみてください。

https://bbcrix.com/articles/70793/original

出典:https://bbcrix.com/articles/70793/original

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

 

追伸

今回のリンク先記事では腕の話に焦点を置きましたが、打球速度を高める手段や考え方はもちろん全身に渡って存在します。

そしてその根底には棒状のもの(バット)を加速させるかつ物体(ボール)に衝撃を与えて飛ばすという物理学的な側面があり、そこには当然のことながら原理原則があります。

そこを外すと、どんなに筋力つけても打球速度は上がりません。

 

 

 

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こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

ちょっと期間が空きましたが、連載しているSafari Onlineに記事が掲載されました。

https://safari-online.jp/latest/detail.php?id=1093

 

 

 

 

今回は『ヒップコンプレックス』というムーブメント系のストレッチです。

 

 

 

 

様々な動きを持つ股関節とその周囲の筋肉を一連の流れを持つストレッチで整えようという方法です。

*講習会でご紹介している名前とは違いますが。。

 

 

 

とにかくゆっくり動くのがポイントです。

あと片膝立ちになるときに背中に力が入らないように。

 

 

 

ぜひやってみてください。

動画も近いうちにアップします。

→載せるとしたらコチラです。

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

 

追伸

知人から、さいたま市のスタバの「本日のオススメ豆」がコモドドラゴンだったという衝撃の報告が。。

コモドドラゴンブレンド、パッケージかっこいい…。

 

 

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こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

5人目の出産報告にたくさんのお祝いメッセージをいただき、本当にありがとうございます。

この場をお借りして心から御礼申し上げます。

 

 

 

さて今回は、握力の鍛え方。

 

 

 

 

 

 

スポーツに握力は非常に重要であることは言うまでもありません。

そしてスポーツで扱う握力にはグリップとホールドという概念があり、どちらかというとホールドが重要な役割を担うことも以前書きました。

「柔らかく握れ」の謎

 

 

 

そういうことも踏まえた上で、今回は握力の高め方。

 

 

 

単に強く握る、

単に握るための筋力を鍛える、

 

 

 

ではなく、スポーツの複雑な動きの中でパワーを発揮できるための方法をご紹介します。

 

 

 

やり方はめちゃシンプル。

 

 

 

「いろんな角度」で握力トレーニングをやる。

 

 

 

人間の身体は全てが複雑に繋がっているため、同じ「握る」という動きでも、肩や背骨の角度によって関わる筋肉とその割合が変わります。

 

 

 

だから、その組み合わせによっては握力が変わっちゃうことも。

 

 

 

強くなるぶんにはいいかもですが、弱くなってるところがあるのは要注意。。

 

 

 

怪我やパフォーマンスの低さの原因になってるかもです。

 

 

 

 

写真の角度は一例ですが、いろんな角度の中でもスポーツにおいて一応優先順位の高い角度を並べています。

 

 

 

どうせ100回グリップトレーニングするなら、いろんな角度で合計100回やるべし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの例での細かい説明は省略します。

 

 

 

 

あと、写真は小学生ですが、小学生向けという意味でもないですし、逆に小学生からやるべき、という意味でもありません。

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

 

追伸

あと、アブレスト(並立能力)の観点からすると、バランスと握力の同時発揮もとても重要。

実際、片足立ちのようにバランスを保ちながら本来の握力を発揮するのって難しかったりします。

ってことは、いくら握力鍛えてもバランス要求されるような場面ではその握力、発揮できないですよね。

だから「同時に発揮することそのもの」をトレーニングすべし。

 

 

 

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今日、とてもとても嬉しい出来事がありました。

 

 

 

我が家に新メンバーが加わったのです。

 

 

5人目にして2人目の女の子です。

 

 

 

 

母子ともに元気です。

出産に携わってくださった方々、支えてくださった方々に心より感謝です。。

 

 

 

あまり家にいない父ですが、娘から「パパと結婚したい」と言われるのが夢です。

 

 

 

今年はトレーニング指導している選手たちも何人か新米パパになっているし、なんだか長い付き合いになってきたなぁと実感してます。

 

 

 

 

というわけで、しばらく主夫もやりながら働きますw

スポーツトレーナーと経営と主夫のトリプルワーク、気合い入ります。

 

 

 

 

すでにいくつかの家事は戦力外通告を受けていますが、このチャンスをものにしてやるぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

1月に帯同していた自主トレ、公開日には非常に多くの報道陣の方に来ていただきました。

翌日のスポーツ新聞にはたくさん記事を掲載していただき、トレーニングを指導している側としては非常に嬉しい気持ちでした。

 

 

 

ただ、そこで気になったことが。

 

 

 

そこでというか、トレーニングに関する記事でずっと気になってたことかな。。

 

 

 

それは体幹トレーニングという言葉。

あなたは体幹トレーニングという言葉を聞いて、どんなトレーニングをイメージしますか?

 

 

 

こんなのではないですか?

出典:https://stretchpole-blog.com/core-training-menu-3599

 

 

 

自主トレの報道も含め、トレーニングではこのところ当然のように「体幹トレーニングを行なった」「体幹を鍛えていた」と書かれます。

 

 

 

石垣島での熊谷紗希選手の自主トレの時もそうでしたし、

 

 

 

プロ野球選手たちの熊本自主トレでも同様です。

 

 

 

けれど、現状として「体幹トレーニング」という言葉によって、イメージされるのは、体幹を固めて使うパターンのものが多いのが現実。

 

出典:https://www.life-rhythm.net/merit-of-taikan-training/

 

 

 

僕が危惧しているのは、「体幹トレーニングをやった」「体幹を鍛えた」という文字を読んだ選手や指導者の方が、やっぱり体幹だよね、となって一般的なイメージの方の体幹トレーニングを中心に据えること。

 

 

 

俗にいう体幹トレーニングが悪いとは言わないけれど、パフォーマンスを高めていくためには明確なデメリットが存在してしまっていることも確か。

僕を含めて違う意図を持ってトレーニングを指導しているトレーナーは多いはず。

 

 

 

メディアの方、取材の際はどうかこの点を汲んでいただきたいです。

 

 

 

一方で、より専門的な立場から言うと、体幹を鍛える・使うという意味では、全てのトレーニングは体幹トレーニング。

 

 

これも、

 

 

 

これも、

 

 

これだって。

 

 

 

これは違うけど。

 

 

 

本質的には体幹を使わずに行えるトレーニングなんて、ない。

良い選手ほど、良い動きほど、体幹を使いまくる。

 

 

 

ただし、固めて使うのか、それともずらしたりぐにゃっとしなやかに使うのかの違いはある。

 

 

 

それはトレーニングの目的次第だし、パフォーマンスを高めるという目的のもとであれば、パフォーマンスが上がるなら

なんでも良いと思います。

 

 

 

ただその身体操作の差は、そのトレーニングスタイルの差は、一般的に考えられている以上に大きいんです。

 

 

 

ごちゃごちゃ何が言いたいのか見えにくくなってきました笑

 

 

 

よーするに、体幹トレーニングにも色々あると。

 

 

 

「体幹トレーニング・体幹を鍛える」という表現で、前に流行って今では常識っぽくなった、いわゆる体幹トレーニングをイメージするだけの時代は終わりにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

追伸

なんだか反論が出そうなタイトルにしましたが、僕はトレーニングの良し悪しはトレーニング×その選手で決まると思っています。

だからその選手に足りないものに合致していれば、つまりその結果パフォーマンスが上がれば良いトレーニング。

それでしか評価できないと思います。

良いトレーニングも良くないトレーニングもない。

だから僕はトレーニングの構造とパフォーマンスの構造の分析を重視します。

 

 

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こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

トレーナーを目指す方や身体についての勉強をされている方にとって、とても重要だと思うことを書こうと思います。

 

選手にはあんまり関係ない話かもしれませんが、もし僕の戯言に付き合う時間があるのでしたらお付き合いしてみてください。

 

 

 

まず誤解を恐れずに言うと、僕は身体の細かい筋肉の名前や関節、骨の部位、靭帯や臓器などの「名称」はトレーナーの中ではかなり知らない方だと思います。

 

 

 

つまり、人間の身体の部位の名称についての知識が少ないです。

 

 

普段大勢のトレーナーの前で身体やトレーニングについて話すことが多いにも関わらずです。

 

 

 

僕と契約している選手、JARTAのセミナーに来ている人、不安に思ったかな笑

 

 

 

知識量なんて、JARTAの講師のみんなの方が絶対に多いっす。

 

 

 

それでもトレーナー業やトレーナー育成の事業をやっているわけですが、ネット上だけでの印象とは恐ろしいもので、もし直接僕に会って知識のやりとりをしたら、僕は多くのトレーナーさんに幻滅されちゃうかもしれない。

 

 

 

名称に関する知識が少なくても、僕が多くの選手にトレーニングの指導をできている理由を自己分析すると、僕は知識は少なくても法則と方法をたくさん持っているのが武器になっていると言えます。

 

 

 

つまり考え方、思考方法で勝負しているのだと解釈しています。

 

 

 

どういうことかというと、例えばサッカー選手がシュートの時に膝の前側に痛みを訴えている場合、仮にその部位の筋肉や関節内部組織や靭帯の名称を知らなくても、その選手の動き方を見ればどこにどういうタイミングでどういう方向の負荷がかかるかを考えるとその痛みの原因がある程度の範囲まで推察できます。

 

 

 

痛みを根本的に解消、つまりその場の痛みを解消+再発を防ぐためには、その負荷がかからないような身体機能と身体操作をその選手に習得してもらえば良いわけで、極論を言うと痛む部位の名称がわからなくても問題は解決できる、つまり選手のニーズには応えられるわけです。

あくまで極論ですが。。

 

 

 

これって、学校の試験における「歴史の問題」「数学の問題」の違いと同じだと僕は思います。

 

 

 

どんなに歴史の知識があっても、テストに出たその問題の知識がなければ回答は出せません。

 

 

 

「日露戦争の開戦は何年ですか?」

 

出典:http://momosensei.hatenablog.com/entry/2016/08/26/054328

 

 

 

どんなに歴史の知識があっても、このテストの問題においてはこの西暦何年に日露戦争が始まったかの知識がなければ点は取れません。

逆に覚えていれば、その前後関係やプロセス、理由を知らなくても「知っている」という評価となります。

 

 

 

それに対して数学では、その問題の回答を知らなくても、法則や方法を知っていることで問題は解けたりします。

極論を言うと、公式を覚えていなくても順を追って解いていけば解けることもあります。

(公式はそうやって作られた形だからです)

 

 

 

逆にルート3が1.732…を覚えてそれだけを知っていても、問題は解けません。

解決方法を問う学問である数学においては、ヒトナミニ…という覚え方では本来はキリがないのです。

 

 

 

僕もそうでしたが、数学が苦手な人は、ここを理解していないことが多い。

覚えようとしすぎかも。

 

 

 

いわゆる「文系の人」が陥りやすいところです。

(文系の人をどうこういうつもりはありません。僕も学校では文系だったし…)

 

 

 

知識がたくさんあればトレーナーができる、なければできない、だからたくさん知識を得なければ。と思っているトレーナー志望の方が多いですが、違います。

 

 

 

トレーナーの仕事は、数学の問題を解くことに近い。

思考様式がそうでなければやっていけません。

 

 

 

「知らない」なんて選手に言ってる場合じゃない。

「僕あんまり膝のこと詳しくないんです」、なんて言ったら二度とその選手は頼んでこない世界です。

 

 

 

身につけるべきは、方法、考え方です。

覚えて身につける知識様式では使えません。

 

 

 

方法を身につけるための知識ももちろん必要ですが、歴史の年表を覚えるような覚え方では、現場では一切使えません。

 

 

 

いくら筋肉の名前や関節、細かい組織の名前、栄養素の名前などを知っていても、それだけでは全く選手に対して役立てられません。

ネット上の発信だけならば尊敬されるかもですが。。

 

 

 

トレーナーとしてやっていくためには、初めて出会う問題、症状でも対応できるような類の方法・考え方の獲得が必要です。

 

 

 

「なぜ、そうなるのか」

「それが何を意味しているのか」

という理解が求められるのです。

 

 

 

いやいや、やっぱり知識は必要だし、知識量があればいずれ対応できるだろ、という意見もわかります。

じゃあそれはどこまで知識量があれば対応可能になるの?

など泥仕合をするつもりはありません。

 

 

 

僕が言いたいのは勉強するスタンス。

1対1の知識を集める勉強方法ではなく、法則や方法を習得できる、数学の「応用問題」を解けるようなベクトルで勉強するのをオススメしています。

 

 

 

だって現場に出れば、応用問題しかありませんから。

 

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

追伸

僕がこんな考え方ですから、主催するJARTAの講習会も全てこのスタンスです。

知識量を増やすことよりも、考え方、法則、方法論を重視。

応用問題を解けるようになって初めてトレーナーです。

そして僕らは「問題の解き方」には一切こだわりません。

 

「手段に囚われず、必ず選手の成長に貢献するトレーナーになろう」というスタンスです。

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