こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
伸脚ってわかりますか?
一般的な準備体操にも含まれるような古典的なストレッチなのです。
古典的なものですが、僕はかなり重視しています。
適切に行えれば、かなり有効なストレッチ。
逆にできないのは、ちょっとまずい状態。
つまり怪我の温床がすでに身体に存在している可能性があります。
もちろん伸脚だけで全てが図れるほど単純なものではないですが、どこか痛めやすい選手は身体が硬いことが多いという現実を考えれば、指標の一つにはできると思います。
伸脚のやり方はこんな感じ。
チェックポイントは以下の3つ。
1)軸足側のカカトが地面につけときましょ
カカトが浮くってことは、足首が硬いというより股関節か腰が硬いので、そちらの改善を優先してください。
2)肩や腕、背中はリラックスよ
せっかく股関節やモモ裏の筋肉をストレッチしているのに、上記の部位を緊張させると身体トータルとしては硬い動きを覚えてしまう可能性が。
腕はリラックスしつつ、肘の先っぽは地面に向けておく習慣をつけておくと、そこからいろんな有効な動きにつながります。
3)左右の入れ替えは低いままね
多くのストレッチのもったいないところは、左右の入れ替え時の動作を重視していないところ。
左右を入れ替えるような動きはスポーツにおいて非常に重要な動きであることが多いです。
だから僕は単なるストレッチであっても左右の入れ替え動作をないがしろにはしたくない。
伸脚の場合の入れ替え動作のポイントは、低く、かつ裏モモを使って動くこと。
あと足裏はくるぶしラインに加重しつつ床反力を利用して腰を持ち上げます。
*独学での練習時における怪我やパフォーマンスへの悪影響については責任を持てません。自己責任にてお願いいたします。
どうしても斬新な動きのトレーニングやストレッチに目が行きがちですが、古典的なストレッチやトレーニングは決して軽視してはなりません。
そもそもトレーニングやストレッチの判断基準が斬新かそうでないか、古いか新しいかなどにあるのはおかしいですしね。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
忘れられがちですが、伸脚ってバランス運動でもあります。
2)が苦手な場合は、硬さだけではなくバランスにも問題がある可能性ありです。
またはバランスと柔軟性の同時発揮能力かも。
JARTAでは同時発揮能力のことをアブレスト能力と名付けてトレーニングの対象としています。
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