こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
1月に帯同していた自主トレ、公開日には非常に多くの報道陣の方に来ていただきました。
翌日のスポーツ新聞にはたくさん記事を掲載していただき、トレーニングを指導している側としては非常に嬉しい気持ちでした。
ただ、そこで気になったことが。
そこでというか、トレーニングに関する記事でずっと気になってたことかな。。
それは体幹トレーニングという言葉。
あなたは体幹トレーニングという言葉を聞いて、どんなトレーニングをイメージしますか?
こんなのではないですか?
出典:https://stretchpole-blog.com/core-training-menu-3599
自主トレの報道も含め、トレーニングではこのところ当然のように「体幹トレーニングを行なった」「体幹を鍛えていた」と書かれます。
石垣島での熊谷紗希選手の自主トレの時もそうでしたし、
プロ野球選手たちの熊本自主トレでも同様です。
けれど、現状として「体幹トレーニング」という言葉によって、イメージされるのは、体幹を固めて使うパターンのものが多いのが現実。
出典:https://www.life-rhythm.net/merit-of-taikan-training/
僕が危惧しているのは、「体幹トレーニングをやった」「体幹を鍛えた」という文字を読んだ選手や指導者の方が、やっぱり体幹だよね、となって一般的なイメージの方の体幹トレーニングを中心に据えること。
俗にいう体幹トレーニングが悪いとは言わないけれど、パフォーマンスを高めていくためには明確なデメリットが存在してしまっていることも確か。
僕を含めて違う意図を持ってトレーニングを指導しているトレーナーは多いはず。
メディアの方、取材の際はどうかこの点を汲んでいただきたいです。
一方で、より専門的な立場から言うと、体幹を鍛える・使うという意味では、全てのトレーニングは体幹トレーニング。
これも、
これも、
これだって。
これは違うけど。
本質的には体幹を使わずに行えるトレーニングなんて、ない。
良い選手ほど、良い動きほど、体幹を使いまくる。
ただし、固めて使うのか、それともずらしたりぐにゃっとしなやかに使うのかの違いはある。
それはトレーニングの目的次第だし、パフォーマンスを高めるという目的のもとであれば、パフォーマンスが上がるなら
なんでも良いと思います。
ただその身体操作の差は、そのトレーニングスタイルの差は、一般的に考えられている以上に大きいんです。
ごちゃごちゃ何が言いたいのか見えにくくなってきました笑
よーするに、体幹トレーニングにも色々あると。
「体幹トレーニング・体幹を鍛える」という表現で、前に流行って今では常識っぽくなった、いわゆる体幹トレーニングをイメージするだけの時代は終わりにしよう。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
なんだか反論が出そうなタイトルにしましたが、僕はトレーニングの良し悪しはトレーニング×その選手で決まると思っています。
だからその選手に足りないものに合致していれば、つまりその結果パフォーマンスが上がれば良いトレーニング。
それでしか評価できないと思います。
良いトレーニングも良くないトレーニングもない。
だから僕はトレーニングの構造とパフォーマンスの構造の分析を重視します。
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