そういえば通信...R.I.P. ディーン・ブラウン
ぼんやりと日常を過ごしていると思わぬ方の訃報を見逃していることがあって、今年の1.26にディーン・ブラウン師匠が天に召されていたことをまあまあ最近になって汁。ちゃう知る。合掌。思えばディーンはん、ギタリストとして知られるようになった際には、バークリーの同期やったからかいちいち「マイク・スターンの後釜」みたいな感じで、コブハムやタイガー大越やブレッカーバンドで後任者としてギターを弾きつつ、マイクとの比較で「いまいち物足りない」と評価されていたように思う。だがしかし。マイクのような圧倒的にスムーズなテクニックでクリシェのフレーズをひたすら撒き散らすことなく、ブルース魂とジャズスキルをほどよくブレンドしつつも破綻を恐れずにゴリゴリと弾き切るディーンのプレイには、俺はひじょーにシンパシーを感じていたのだった。根性ギター、という点では彼を凌ぐギタリストはなんぼのもいないだらう、と。そしてなんつっても「顔で弾くいている」と言われるあの表情。やはりプロである限り、演奏中の見た目も重要であり、その点ではディーンはトップに君臨する存在である。何をおいても、まずはこれを観て欲しい。Dean Brown SolosFrom a DVD of Bob James Live at Montreux Jazz Festival. Great guitar. Shocking Dance technique, scary facial approach alsowww.youtube.comこんときのボブ・ジェームスのモントルーでのライヴはマジ神憑りなシーンの続出で何度見ても飽きないので可能であれば全編をご覧いただきたい野田阪神。そしてこちらは晩年の自宅でのソロ。Oh Holy Night - (arr. Dean Brown) music - Adolphe Adam👉 About DEAN BROWN: https://www.deanbrown.com/bio🎵 Get DB music: streaming albums and downloads available on all platforms🎸 For online Zoom/Skype Lessons....www.youtube.com実に美しいトーンでしっとりと弾いているが、このときすでに癌と闘病中であったことを想ふと、泣けてくるではないか皆の衆。ラストでスティーヴィー・ワンダーのフレーズをカマすセンスもサイコーやしね。いずれにせよまた一人、俺のアイドルが星になったことを哀しみつつ、彼のスピリットをなんぞ受け継がなあかんなあ、と。次のライヴでは、エレキで何か考えますよってにね。