真夜中のキャプチュード -50ページ目

手錠の鍵は明日届きます。












自縄自縛の私










竹中直人 監督作品


R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私」観ました!










あらすじ!








立花家はどこにでもある平凡な家庭です。

優秀な兄は、一流校を出たものの就活に失敗、
           肥満の引きこもりとなる…

SP以降、大活躍ですね!


姉は類稀なる才能を持ち、
        ポールダンサーとして成功…(-.-;)やや微妙か?

こうして母は、

次女である百合亜に過剰な期待を寄せる…

そんな大学生の百合亜といえば、

ネットで出会った自縛の世界へ
           のめりこんでいった…。


やっぱ、赤い縄ってのが官能的ですね


ある日、

下着姿で自縛を愉しんでいると、

突如、彼氏が部屋を訪れる…

慌てて上着でごまかすも、

自縛趣味が彼にバレてしまい、ふられてしまう…

それを機に、百合亜は自縛を封印する…




…5年後

27歳となった百合亜。





広告代理店で主任となるものの

自由奔放な上司の矢村修司だけならず、

調子のいい新入社員の桜井達也と

男にだらしない中途入社の弘前恵美という

手のかかる曲者二人が部下となって、

日々の業務で感じるストレスは倍増!


百合亜はついに耐えきれず、

自縛を再開してしまう。













ネット通販で自縛グッズを揃えてしまう。

はじめて縄を鞣す様子を自縛ブログにアップする。

やがて、ネット上で百合亜に興味を持った

「女装自縛マニア」の
    40半ばの“W”という男と親交を深めていく。

Wとの、お互いの自縛報告のおかげで、

百合亜の自縛は徐々にエスカレートしていくのだった…。





































天才俳優の竹中さんですが、

監督業はイマイチに感じておりました…(-.-;)

正直、

あまり期待せず足を運んだわけですが、

かなり好きな作品でしたょ!ヾ((○*´∀`*))ノ゙

すでに7本目のメガホンですが、

かなり味わいの違う作品となっていましてね、

見直しました!;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;






主人公・百合亜役の平田薫さんは

「深夜食堂」のイメージが強かったけど、

ドラマデビューは
  魔法戦隊マジレンジャーでのヒロインだったと知りました。

そういえば、ゴーカイジャーにも出演してましたよ。
            (∀`从)♥♥

ベリーショートのボーイッシュな笑顔に、

控えめの乳放り出して

ヘアヌードまで披露してくれてますのでね

もうメロメロですゎ!'`,、('∀`) '`,、


彼女は2004年のヤンジャンの制コレ出身者ですが、

この10年での成長は著しいですね!

貪欲な感じで、

チャンスを掴んできたんでしょうね!きっと…

        プロだよなぁ~~(∀`从)♡♡♡




誰にでも、

秘めたる趣味嗜好はあるものです!

それがたまたま自縛という世界で、

どなたにも迷惑かけず、ご自身で縛るというね!
           (∀`从)♡♡♡

少しだけ異色な趣味だったってだけね。


私も、

ネット友にも、リアル友にも

縛る、もしくは縛られる、吊るされるのが好きな方

確かにいらっしゃいますが、
(結構な人口なんですよ!じつゎ!)

でもね、

そんな方々には、あまり病んでる方はいませんね。(●´艸`)

健全なるご趣味ですね。





本作はR-15指定らしいですけど、

過激なシーンはほぼありませんので、

そっちが苦手な方も問題なく鑑賞できますしね、

また、

縄の結び目が綺麗でしてね~~!'`,、('∀`) '`,、

   確かに惹かれるゎ~~


まぁ私は、縄師とかより

  刺青師をやってみたいですけどね!

あ!

女性専用のネ!!(__)ノ彡☆バンバン!







ナレーションは全編が、監督本人でしてね、

その語り口は天才の名に恥じぬものでしたよ!

子供と大人の間くらいの年齢層に

  わかりやすく諭すように話しかけている感じ?
                  (●´艸`)
声の仕事される方って

ほんと芝居が上手いもんです。



竹中監督
竹中さんは横須賀の高校へ通ってました


名優・津田寛治さんが

女装自縛好きの堕ちたエリート役を好演!

自縛しながら悶えるシーンは、ただただ頭が下がる芝居で、

   真に迫りすぎて、1周して殴ってやりたい感情に捕らわれましたよ!
                     ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、




女装自縛のきっかけが、

アホ上司とかに媚び得ることを拒否した結果

  出世コースから外れ、思わぬ3流人生を歩き出し、

   妻からも、娘からも下に見られ、

  どこにも居場所を失った結果の性的嗜好ということでしょうか?

ほんと仕事とかで、バカの下につくのって辛いよね(●´艸`)



エリートは挫折に弱いよね



また、

ちょい役のキャストが豪華でして、

監督の人徳でしょうかね?(●´艸`)

様々なジャンルの変わり種が揃ってました!


杉本彩さん



ピース綾部さん



山内圭哉さん



銀粉蝶さん



蛭子さん



鈴木奈々さん





ストーリー自体は、

それほど面白いわけではないです。

あまり軽快なテンポでもなく、

オチも少し変…


ですから、

50:50で好みがわかれる筈です。


ホント!

ラストは飛躍し過ぎって感じ…(-.-;)


キャスティングで出し切っちゃった一本でしょうね!
             ヾ((○*´∀`*))ノ゙


見どころは平田さんに尽きます!

是非、

デカい画面でご覧くださいね。












普通です。






































自縄自縛の私























前売りについてた自縛キューピーちょっと欲しかった!
               _| ̄|○∠))バンバン






































地球が丸いのは、ぜんぶ繋がっているから。











四つのいのち











ミケランジェロ・フランマルティーノ 監督作品


「四つのいのち」観ました!










あらすじ!







南イタリア・カラブリア州の山村…

年老いた牧夫は山羊の世話をし、

薬の代わりに、教会の床の埃を水で溶いて飲む…

そんな暮らしを、長く…静かに営んできた牧夫も、

やがてその命が尽きる時が来る…


去っていく命があれば、

生まれ出る命もある…


ある日、山羊が出産する。

おぼつかない足元ではあるが立ち上がり、
       そして歩き出す…








やがて、大人に混ざって放牧へと出かけるが、

森の中で、うっかり溝にはまり

群れに置いて行かれてしまう…

懸命な鳴き声も、

それらは誰にも届かない…

親たちにも、牧夫にも、牧羊犬にも…

ようやく仔山羊は溝から出られても、

仲間はもういない…

森の中を彷徨い歩き、

疲れ果て、

森の中に一際大きくそびえる樅の木の元眠りにつく…





やがて季節は移り変わり、


雪が降り…


    春を迎えた山村…



何百年も続く“ピタの祭り”が行われる季節…

祭りに使うため、

巨大な樅の木は伐り倒される…


そして、

祭りが終わると

巨大な樅の木は、

炭焼きにと売られていく…




小さく切り分けられ山のように積まれ、

藁と粘土で固められた小山はそのまま炉となり

樅の木は火をつけられ、燻されて木炭へと変わっていく…


植物は鉱物へ…

村にはかかせない、大切な炭へと生まれ変わる…

そして今日も、

村のあちこちの煙突からは、暖かい煙が上がる…






























さて、

本作なんですが、日本公開は2011年の春。

今回は、ちょっと変わった鑑賞の仕方をしました。

試写会でもなく、

シネマパーティーという形で。


美術館のイベントで、

軽飲食が用意された会場で、

20名ほどの招待客とともに観てまいりました。


本作は、

ドキュメント風に撮られたフィクションドラマです。

よりリアリティーを求めた結果、

役者に演じさせるのではなく、ロケを行った土地に住む

本当の住人たちに、

日々送っている生活を演じさせるという、

ちょっと風変わりな撮影方法を試みました。


実際にこの手法の歴史は古く、

     イタリアでは40年も前から使われていたりします。


「木靴の樹」なども同じ手法で撮られています。




そんな伝統的手法で制作された本作ですが、

じつゎ

たった一人だけ、プロの役者さんが出演しています。





それは誰か?





知りたいですか?(●´艸`)






なんと!

  牧羊犬役のワンちゃん「ヴック」くんでした!


彼は本作で、2010年にパルム・ドッグ賞を獲得しています。

この賞、

記憶に新しいのは、

2011年の『アーティスト』に出演したアギーくんですよね!
                   ヾ((○*´∀`*))ノ゙



ヴックくんの凄いところは、

パンニングのみで

約8分強の長まわしシーン

カメラが左右に移動する間に、

タイミングよく山羊が移動したり

登場人物が芝居したりするこのシーン。

なんと、

監督の思うタイミングが合わず、

22テイク目でようやくOKが出たそうです'`,、('∀`) '`,、

このシーン、

ヴックくんでなければ、もっともっとテイクが必要だったと言われています。
             
             天才犬!(∀`从)♡♡♡







マルティーノ監督は、

舞台となったカラブリアの人です。

ただし監督は、ミラノで育っています。

ミラノ生まれのカラブリア人ということになります。

北部のミラノに対し、

ちょうどブーツの形をしているイタリアの南側、

つま先にあたるのがカラブリア。


都会と、対照的な、時代に取り残されたような田舎の村。


都会ではハッキリと引かれた境界線も、

田舎の村では、曖昧になり

人も、

  動物たちも

    木々も、鉱物も、

その境界は曖昧で、

  そしてすべて繋がっているのです。


その結果、

一切のセリフはなく、

効果音も

  BGMもない、

自然の音だけで構成された88分間は

それは心地よい時間と変わります。


ただね、

ご自宅で、一杯やりながら観たりすると、

たぶん、心地よくて眠くなるでしょう
            '`,、('∀`) '`,、




少し切なくて、

少し可笑しくて、

  考えさせられて、

少し羨ましかったりもする…


 素敵な映像美を、

   どうか一度、手に取ってみて欲しいです。











よく出来ました



































沖縄出身の玲子ちゃんを、里帰りさせたくて…













ストロベリーナイト









佐藤祐市 監督作品


「ストロベリーナイト」観ました!










あらすじ!







天性のプロファイリング能力と行動力を武器に、

警視庁捜査一課で成り上がったノンキャリア・姫川玲子。



数々の難事件を解決してきた彼女には、

決して忘れることの出来ない暗い過去があった…







そんな心の闇とも日々戦いながらも、

彼女に協力的な一課の面々。


そんな彼らの前に、

また新たな殺人事件が舞い込む。








中野東署管内で見つかったマル害は、

仁勇会の下部組織“六龍会”構成員の小林充。

遺体には多数の刺し傷と

左目が縦に切り裂かれていた。


その殺害手口が、

5日前の三鷹、3日前の業平橋の殺人事件と一致。

警察は連続殺人事件として、

合同捜査本部を設置、

姫川班管轄である、中野東署に帳場が立った。






この3件の被害者が、

すべて、広域指定暴力団・龍崎組の構成員であることから、

組織の内部抗争ということで捜査を勧めようとする
             組織犯罪対策第四課の捜査員たち…

しかし、

そんな捜査方針に疑問を抱く姫川の元に、

犯人は「小林充を殺したのは柳井健斗だ」というタレこみが入る…

しかし、

柳井健斗の名前が挙がるや

警察上層部から、奇妙な指令がくだることに…




































ご存じ、

誉田さんの姫川玲子シリーズを原作とする、

テレビシリーズの映画化作品。

原作シリーズ第4弾
   「インビジブルレイン」のエピソードの本作。




本シリーズは、

原作シリーズ第1作がそのままタイトル化しておりますが、

テレビスペシャルドラマ自体は、

ストーリーは興味深かったのですが、

色んな意味で期待度が高かった割に、

映像の出来は凡庸でしたね。


$真夜中のキャプチュード


警察ドラマには、いくつか種類がありますが、

本作はカーアクション皆無、

   ガンアクションが妙にオモチャ臭い、

ストーリーとか、作品の雰囲気重視な感じです。






人間関係もなかなか深く面白いのですが、

劇場版は、

そこいらに、
  さらに輪をかけようとして、やりすぎちゃった感じ
                  '`,、('∀`) '`,、

なので、ところどころから、無理が吹きだしちゃってました。




特に姫川の過去をクローズアップし過ぎて、

何故か、極清会会長・牧田と寝てしまう変な流れになってしまう、

冒頭、

姫川は菊田とデートしてるところから始まるのに…(-.-;)

本作のお相手は、牧田だった…ってね(; -y-)ツ))






しかも、個性派ぞろいの

他のキャラはまったく掘り下げないという…


また、

劇中のキャラクターたちには、

各々にイメージカラーが設定されているのですが、

今回は、姫川の「赤」のみが語られていました。

小道具や、服装などで表されているらしいのですが、

意識して観ても、わかりづらかった!'`,、('∀`) '`,、





原作のタイトルをそのまま

サブタイトルに引用したテレビシリーズではありますが、

内容は、かなり違うものもありますね。

さらに、

公開日にテレビでスペシャルも放送されて、

「アフター インビジブルレイン」と銘打ったドラマは、

映画において、解散した姫川班のメンバーのその後が描かれていました。

テレビ局の、同作品への力の入れようが垣間見れますね。

つか、

絶対に、コケること出来ないのかな?'`,、('∀`) '`,、


かといって、

それほど、力んだ感じもなく、

  よい形で映画へ漕ぎ着けた感じですかね?
                (〃'∇'〃)ゝ


なんだか最近、

簡単にテレビドラマの映画化が行われてますが、

はたして邦画は、

この道を進んでいっていいのでしょうか?(-.-;)

ただ、

何故か観客動員はイイんですよね…'`,、('∀`) '`,、








さて、

今回のラストはなんだか軽い感じ。

いかにもシーズン2への布石的位置づけの作品であることはみえみえ!
                         ヾ((○*´∀`*))ノ゙


本作の個性派キャラの中でも、

姫川のライバルとも思える同じ十係の日下や、

テレビシリーズでは、憎らしいほど嫌な奴だった

“ガンテツ”こと勝俣らの態度の豹変は

シーズン2を睨んでのものなのでしょうか?
               (●´艸`)

特に今回、

ガンテツの優しさが光ってましたよヾ((○*´∀`*))ノ゙

暴走し過ぎて、捜査から外された姫川は、

ガンテツに、

掴んだ情報から捜査を進めてもらえるように頭をさげるのですが、

ガンテツは、手がかりの書かれたメモを

姫川の目の前で捨てちゃうんですね。

ところが、

実際にはガンテツは動いてくれてる…

そう!

実は菊田からも同じお願いをされていたため、

姫川には嫌がらせしたのではなく、

もうすでに頼まれてるんだよ!的な態度だったと後にわかるわけです。

なんだ~~~

ガンテツってカッコいいんぢゃん!(∀`从)♡♡♡
            って思いましたよ~!

   なんてイイ人っ!








今回は主軸となっているのが、

よくある警察の隠蔽体質のお話なので、

ガンテツも、それとなく上層部への不信感を募らせていたのでしょうかね?

今回カッコよかったのは、

  ガンテツの武田さんと

   潔い幕引きをする和田捜査一課長こと、
      三浦友和さんで間違いないでしょうね!


あと、

金子ノブアキさんがほぼ、死体役という

   贅沢キャスティングもお楽しみください。
               '`,、(人´∀`)'`,、


鑑賞後、

テレビスペシャルも観て欲しいっすね!

録画してるかな?みなさん??


そして次クールから、

第2シーズンが始まるのかな?ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、







インビジブルレインの名の通り、

全編通して、晴れているシーンはわずか1シーンのみで、

クランクアップの日、

最後のシーンである名古屋の市街地シーンで使われた水は

50tにもなるらしいです。

円形レールを使った、

大沢さんの360°撮影のアクションシーンといい

    気合の入った一本ではありますので、

      劇場鑑賞はお奨めかもです!
















普通です



























































僕…真珠入ってますから…














つやのよる











行定勲 監督作品


「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語観ました!










あらすじ!







松生春二は、妻と子供を残し、

艶という女と駆け落ちし、大島へと流れ着く…。

しかし、

一向に改善されない艶の奔放なる不貞行為に手を焼いている。

ところが、妻・艶は大病を患い、いまでは昏睡状態である。

春二は艶の死が近づいていることを悟り、

思い悩んだ挙句、

艶と関係のあった男たちに、

艶の死が近いことを伝えようと行動を開始する…































11Kgも痩せた阿部さんの役作りは凄い!

しかも、

物語は、阿部さん演じる春二が、

包丁を研ぐシーンから始まる…


それこそ、

鬼気迫る演技で。


その包丁を紙袋に詰め

自転車をこいで病院へと向かい、

研ぎ澄ました包丁を大上段に構え、

妻である、ベッドの上の女に振りかざす!


ここまでは凄まじい迫力とおどろおどろしさの連続で、

一気に惹きこまれるわけですよ!


ただ、

物語はここがピーク。






それ以降は、

正体の知れない艶を軸にして、

彼女に関わった男と関係のある女性たちが、

オムニバスでそれぞれの男遍歴を語るのですが、

実はそれらにより、

実体の無い“艶”という女に血が通う仕組み。



荻野目さんの野獣っぷりはまだまだ健在!



オムニバス形式で物語が変わっていくため、

大きな山場のようなものは感じないが、

それを補い余りある豪華キャストは見ものだと思いますね。

それぞれのエピソードを繋ぐのが艶で、

ストーリーテラーな役割が春二。


話が進むにつれ、

艶の顔が見えてくるようなつくりです。


ただ、

物理的に艶が誰なのかは、まったくわからない面白さがありますね。

最後まで、ハッキリと映らない艶の正体。


あくまで

艶に翻弄される男たちのそばにいる女性たちを通し語られる艶。



さりげない存在感風吹さん





でもね…

手法としては面白いし、

言いたいことや、

やりたいこともハッキリわかるんですが、

なんだか、物語を最後まで引っ張る力がない…

途中、

飽きちゃう。


長いと感じる…


ある位置から、つまらないと感じだす。


そんな狙い過ぎ演出のオンパレードだったように振り返ります・・・(-.-;)


久しぶりに眠気もきましたしね…(-.-;)




もうアチコチ出ずっぱりの真木さん




でもまぁ、

それぞれのエピソード単体はよく出来てました。

それもこれも、

実力派揃いで固めた豪華女優ばかりでしたから!


私は特に、

艶の前夫・太田…

岸谷五朗さんが演じているのですが、

真珠入りを強調し(爆)、

仕事上の付き合いである橋本湊を誘うわけですが、

無表情な性欲の塊って感じがよく出ていて、

         かなり好みなキャラでした。


独特の間をもつ岸谷さん



湊役の野波さんもガンガンに脱いぢゃって、

その体当たりな姿勢に好感もてますね!


この太田ってキャラは、

観ていて思ったのですが、

森見さんの「きつねのはなし」に出てくる

   “天城さん”を彷彿とさせました。

着流し姿で、住まいも似ていて、

私の中では、

さいごまで、

天城さんとして処理されていましたよ
              ヾ((○*´∀`*))ノ゙

この物語が一番好きだったかも!

  言っておきますが

    野波さんのヌード観れたからぢゃないぞ!
             '`,、(〃'∇'〃) '`,、


もう少し獣っぽかったら天城さんだな…


ラストは、

ちょっと蛇足的シーンがありました。


脈を打っていた、艶の心電図モニターが、

ピーっていって、

一本の直線になる…


ここで終わればよかったんだけど、

その後、

艶の通夜シーンまであって、

なんかもったいない終わり方になっちゃってましたね。






この通夜のシーンは、

冒頭に組み込んでもよかったんぢゃなかろうか?

    と、思ったりしました・・・ 。

そしてラストは、艶が死んでおしまい!

そのほうがスマートだったような…(-.-;)

つ~か

私ならそうしますね。


セカチューや、北の零年

  今度は愛妻家などはわかりやすく面白かったのだが…



まぁ、

スケールとしては、DVDでもよろしいかと思われます(-.-;)

テッドとか行かれたらいかがでしょうか?(●´艸`)









普通です

























つやのよる































瞳を見ただけで、あいつの心を感じた気になるな!お前はあいつの瞳に自分の心を読みとっただけだ!












ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日










アン・リー 監督作品


「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
観ました!










あらすじ!







インド東海岸、

元フランスの植民地であるポンディシェリで、

社会貢献の一環として、植物園を改良して作られた

動物園経営をしているサントッシュ・パテル…。


妻・ジータとの間には、

ラヴィと、

家族ぐるみで付き合っているママジおじさんが連れて行ってくれた

コーヒーが沸かせるほどに澄んだ水を湛える

パリのプールの名前から名付けられた、

“ピシン・モリトール”という二人の男の子をもうけている。


ピシンは、友人から“ピシング(おしっこ)と呼ばれ、からかわれていた。

中学に入るとピシンは自らのニックネームを、

パイ(π)と名乗った。

その名の通り、

円周率を何百桁も暗記し、

いつしか彼をピシングと呼ぶものはいなくなった…。


子供時代のパイは、

宗教に興味を持った。

ヒンズーにはじまり、キリスト教や、イスラム教…アラーと
                  無節操に信心深かった…

彼は父の動物園にいる動物の中でも、

ベンガルトラの「リチャード・パーカー」にご執心だった。

動物園に来た時の書類上のミスでついた、ヘンテコな名前のトラだ…。

素手で肉塊を与えようとし、父に叱られ、

     怒った父に、肉食獣の恐ろしさを身を持って教えられた。



そしてパイ16歳の年…

父の動物園の支援を市が打ち切ることになり、

一家でカナダへと移住することとなる。

日本籍貨物船、ツィムツーム号に、北米で売り払う動物たちと共に乗り込み、

一路カナダを目指す。

ところが航海の最中、

貨物船は大嵐に沈没してしまう。

たまたま、夜中にデッキに出ていたパイだけ、

救命ボートに乗り、死を免れた。


嵐が過ぎ、

救命ボートで目を覚ましたパイ…

ところが、

ボートにはパイ以外に

足を怪我したシマウマ、

オランウータン

ハイエナと、

ベンガルトラのリチャード・パーカーが乗っていた…


シマウマとオランウータンはハイエナに、

そしてハイエナはトラに殺されてしまう…

そして、トラの次の標的はパイということになる…

危険を感じたパイは、

トラの目を盗み、ボートの床板と

救命胴衣を使って簡易イカダを作り

ボートとロープでつなぎ、

そのイカダで漂流することとなる…


こうして、神に導かれ、食糧も水も尽きた海上で、

パイとベンガルトラの奇妙なサバイバルが始まるのだった…。





































昨年の夏くらいから劇場CM流れていて

かなり楽しみに待っていましたよ。

公開初日に行っちゃいましたヾ((○*´∀`*))ノ゙
映画公開とブログ公開の時間差は気づかないフリしてね。



原作はカナダのヤン・マーテルの2001年発表の小説『パイの物語』なんですが、

いきなり序盤から、

大人になったパイと、

彼の冒険談を聞こうと自宅を訪れた
    カナダ人のライターが食事するシーンなんです。

ひょっとして、

このカナダ人がオチとなる予定だったんでしょうかね?
                  '`,、('∀`) '`,、

私、

このファーストシーンで、

なんとなくオチがわかっちゃって…
              (__)ノ彡☆バンバン!

だってさ、

しょっぱなに、パイが大人になってれば、

227日漂流したって、助かったんでしょ?結果として?
                '`,、('∀`) '`,、

そして取材しに来たライター…とくればね…。






で、

オチわかったので、

あとはもう、映像美とか、

いかなる過酷な冒険が待っているのかと思えば、

序盤30分以上かけて、

幼少のパイのことを延々と語り、

必要以上に掘り下げられる主人公キャラ…

そしていざ、

漂流がはじまると、

広い太平洋上にポツンと一艘の救命艇…

何故か子供と、腹を空かせたトラが乗ってるという

これ以上ないシチュエーションなのに、

トラ以上の脅威がほぼ、存在しないという…(-.-;)




まぁ~~海上も穏やかでね~~

凪の日なんて、

水面が鏡のようになって、

太平洋上でですよ!'`,、('∀`) '`,、



サメとかもいるんですが、

簡易イカダに目もくれないし、

渇いてくると、

定期的に雨も降り、飲料水を確保でき、

腹が減ると

トビウオの群れが勝手にボートに飛び込み、

それを追って、赤身で旨そうなマグロっぽい魚も飛び込んでくる。

わずかにトラと奪い合うが、

何故かトラは引き、トビウオで我慢する…



もうね!

神が居るんだか、居ないんだか?



しかも、

そのマグロ(仮)を使って、

トラを調教するんですね…

まぁ、人に飼われていたわけですから

   条件反射で言うこと聞いちゃうかもしれないけど、

  動物園の空腹のトラに、はたして野生は無いのだろうか?






トラに襲われないよう、

餌となる魚を捕まえて、斧で殺したとき、

信心深いパイは、命を奪ったことを懺悔するのですが、

後半はもう野獣と変わらない感じでね(●´艸`)

なりふり構っていられないんですね!

序盤の神への執着がこの辺で効いてますね
              '`,、(人´∀`)'`,、


で、

やがて、パイたちは、

植物で出来た浮島へ漂着する

何故か何万匹ものミーアキャットのみ生息していて、

植物の根は食べられるし

真水もある…

パイもトラも大満足!(∀`从)♡♡♡
   

          楽園ぢゃい!'`,、('∀`) '`,、











そんなバカな!┐('~`;)┌











でもね

その浮島は、夜になると真水が酸性に代わり、

喰える植物は夜になると肉食の植物になって、

逆に動物を栄養にする、とんでもない島だったんですね。

昼間、真水だった池に、溶けた魚が浮き、

植物の花弁の中から、人の歯が出てきて、

その事実を知るのです。

で、

やむなくこの島を離れることとなる…'`,、('∀`) '`











シンドバッドの冒険か!?(-.-;)










そして

次の瞬間、メキシコにたどり着いちゃったんですね。。。


浜辺で倒れるパイ

朦朧とした意識の中、

苦楽を共にしたパートナーの

リチャード・パーカーは、痩せた体でジャングルへと還っていく

仲間意識を持っていたのはパイだけ…

トラは、

パイを振り返ることもなく、

ジャングルへと消えていく…

救出されたパイは、その寂しさに泣き崩れる…






         (*´-д-)-3 泣けないゎぁ~~…



私としては、

もう少し、キャストアウェイっぽい、

サバイバル生活に馴染むくだりが観たかったかな~~~…

救命胴衣とボートの床板

  オールで組んだイカダまではワクワクしたのにね
                      ┐('~`;)┌ヤレヤレ...


想像以上にガッカリ度の高い_ノ乙(、ン、)_ ウウウウウム...

否!

期待度が高すぎた私の責任です(ll'∀')


もうさ、

トラVSサメとか見たかったよね'`,、((ヾ(∀´* )'`,、

違うドラマになっちゃうか!?
           _| ̄|○∠))バンバン



もともとシャマラン監督にオファーされていたらしいですね

そっちも観てみたいね!



で、

予想通りのオチでしたとさ…チャンチャン!


















普通です
























































東京の人は忙しいんだな…












東京家族










山田洋次 監督作品


「東京家族」観ました!










あらすじ!







瀬戸内海の小島住まいの平山周吉と妻のとみこが、

東京に暮らす子供たちのもとを訪ねた。


多摩で開業医を営む長男・幸一、

舞台美術の仕事を手伝う次男・昌次、

美容室「ウララ」を経営する長女・滋子たちの暮らしぶりを見にやってきた

それぞれの家を泊まり歩くも、

仕事の忙しい子供たち、

東京見物もままならない…


挙句、

気が引ける子供たちの計らいで、

横浜のインターコンチネンタルホテルへと追いやられる。


贅沢に慣れていない両親は、

高級ホテルに戸惑い、2泊3日の予定を早めに切り上げ

滋子の家に戻って来てしまった…。


そんな中、母・とみこが軽く体調不良をうったえたものの

予定が狂った滋子により、

滞在場所を失ってしまう周吉ととみこ…

そこで、周吉は教員時代の友人宅へ、

とみこは次男・昌次の部屋へとそれぞれ向かうこととなった…。





































146分の長丁場なんですが、

劇中の時間の流れが、とても緩やかでしてね、

じつに心地いいんですよ(●´艸`)


田舎の両親の状況…

  東京に住む子供たちの生活…

うまく噛み合わない、それぞれの事情…

そして、

突然の母の死…


内容はわずかにこれだけなんですが、

ゆったりとした流れの中に

  輪郭のハッキリした訴えが提示されている感じでした。

なんてことない時間が、濃い味でしたよ。


そして本作も、

震災により公開が先送りになった一本でね、

作中においての、

昌次と紀子の出会いのきっかけが、

震災復興ボランティアであり、

 被災者への応援メッセージが込められた一本であるわけです。





元祖である「東京物語」では、

次男・昌二の嫁が重要な役どころなんですが、

「東京家族」では、昌次は未婚で、彼女を母に紹介する流れ、

その、彼女・間宮紀子と、昌次の両親とのふれあいが全編に配置されています。


東京物語での次男昌二の嫁さんの名前が紀子ですので、

紀子役・蒼井優さんが、

本作でのキーとなっているのは間違いないでしょうね。


さりげなく、震災が物語の流れの中に描かれていて、

物語の中心というか、

  ストーリーを牽引しているのが、

  妻夫木くんと蒼井さんなんですね。

 なので、

ラストシーンでの橋爪功さんのセリフを引き出しているのが

蒼井さんたちなんですね。

そしてその流れの中、静かに終劇となるわけです。






古い作品ですと、

「羅生門」と「愛と死をみつめて」のみDVD所有していますが、

ハッキリ言って、あまり古い作品は積極的には観ません。

志村喬さんは好きで、出演作は観ますが、

    コレクションはほとんどないですね。


正直

私もCSで一度だけ、東京物語を観ただけで、

あまり深いところまで記憶に残っていないのですが、

再鑑賞決定ですね~~~'`,、(人´∀`)'`,、これゎ!


かなり肌に合う作品でしたょ!


東京見物の描写が

この60年でどれだけ変わったか

見比べるのもいいですね。(●´艸`)







山田監督の81作目である本作なんですが、

寅さんに代表されるように、

日本の“家族”という単位を長年に渡り撮り続けた監督。

さすがに秀逸な描き方でして、

本作も、ホント味のある

飽きない作りなので、マヂで感謝ですよ(∀`从)♡♡♡

最近

山田作品を最近観る機会が多いので、

    本作も迷わず鑑賞でしたっ!



音楽は久石譲さん。

ただ、印象的な管楽器は今回は見当たらず。

らしいメロディーと、らしくない編曲でしたが、

じつに作品には合っていたという印象でした。





そして

やや、アチコチで本作への批判的意見を目にしますが、

そもそも本作は、

決して、
  単純にリメイクされた作品なんかではないワケでしてね。

あくまで

“小津安二郎監督の『東京物語』をモチーフに製作”し、

       小津監督へ捧げる一本としての位置づけで、

この両作はね、

 両監督を比べるための基準となるモノでもなんでもないのでして、

あくまでも現段階では

小津=山田
      という方程式しか成り立たないワケですよ。

どちらが上でも下でもなくてね!


だからね、

こう、比べて評価してではなく、

60年の時間の差のある、
  
  家族の物語が二本存在するってだけだったりするワケです。





なので、

変な先入観だったり、
  余計な予備知識無しでまず、観てもらいたいですね!


妻夫木さんの込み上げる泣きシーンだけ、

  ちょっと、もらいそうになりましたヾ((○*´∀`*))ノ゙

その前後を知ると、

   実にいいシーンですよっ!'`,、('∀`) '`,、












普通です


















東京家族






























あるものは年を重ねるごとに美しくなる…人間はそうはいかないが…










カラカラ








クロード・ガニオン監督作品


「カラカラ」観ました!










あらすじ!






カナダ・ケベック州モントリオールから大学教授の職をリタイアした後、

かねてより希望していた念願のアジアへやって来たピエール。

沖縄本島南部に滞在し、

夢のような時間の中、気功のワークショップ参加を終え、

帰国までの残り10日間でさらに、
     深く沖縄に触れる旅を計画していた。

そんな中、

ピエールが那覇・美栄橋で道に迷っていたところ、

純子と明美という日本人のふたり組に助けられる。

目的地の博物館まで案内してもらい、

二人と楽しい時間を過ごし、

博物館では、展示されていた素朴な織物に心奪われる。

それは、人間国宝平良敏子が織った芭蕉布だった。

強い好奇心にかられたピエールは、芭蕉布工房へ取材の約束を取り付ける。

翌朝、

ピエールが公園で気功をしていると、

昨日、親切にしてもらった純子が目の前に現れる。

留学経験のある純子は、東京から移住してきた主婦で、

通訳としてピエールに同行したいと申し出る。

共に行動する二人…

そのうちに、一人の人として、女性として扱ってくれるピエールに、

純子は好意を寄せ始め、

やがて、出会ったばかりの二人は必然的に結ばれてしまう…。

一日の終わり…

とてもいい時間を過ごしたと伝え、

握手で別れた純子だったが

その夜、ピエールの元に純子から電話が入る…。

なんと、ピエールの滞在するホテルに部屋をとり、
                 そこからの電話だという。

急ぎ部屋を訪ねるピエール…

純子は、不仲な夫・健一に殴られた顔を押さえ、家出してきたと泣きじゃくる。

そして、二人には時間が必要だといい、

明日からもピエールの旅に同行したいと言い出す。

面倒に巻き込まれることに怪訝な態度をとるも、人のいいピエールは、

困惑の中、純子を放っておけず、しぶしぶ承諾する。

旅の初日の朝、

健一に見つかった純子は、逃れるためにピエールにレンタカーを暴走させる

ピエールは思う…

こんな冒険はいらない…と…。

買い物に出た純子を置き去りにしようとするピエールだったが、

どうしても思いとどまってしまうのだった…

こうして、

様々な事情を抱えた二人が、

空っぽの心を埋める旅へと出発するのだった。



出会うべく惹かれあう二人の心は空っぽ気味


































沖縄本島が舞台の本作…


沖縄切れをおこすと、とりあえず

日帰りで行っちゃうような沖縄キ●ガイな私ですが、

最近、

ハワイには確実にあるマナが、

はたして沖縄にはあるのだろうかと考えるようになりました。


つまり、

沖縄にある“アレ”は、

マナではなく、もっと別の何かなんだなってね。


マナなんかより、

もっともっと過激なエネルギーなんぢゃないだろうか?ってね…


なので、

あれだけ移住を望んでいた沖縄という地は、

住むのではなく、

その何かを補給するためにたどり着く

そんな場所なのではないかと思い始めています。

なのでね、

やがて現実に引き戻されてしまう時が訪れてもいいのです。

そして

本作には、漠然とですが、その“何か”が描かれていましたょ
                      (●´艸`)




ピエールが、

大木の根本で座禅を組み、瞑想に耽る…

その何かに触れている…

どこででも寝てしまう…

何かに触れながら…


そんな沖縄の姿を切り取ったのは

カナダ人監督だというので、公開を楽しみにしてましたよっ!
              ヾ((○*´∀`*))ノ゙

見事でしたょ!






61歳になり、

第二の人生を、憧れのアジアで始めたピエールですが、

純子同様、彼もやはり、不完全な状態の人間だったのですね。

お互いが、お互いを無意識に補おうとする…

結果、惹かれてしまう切なさ…


知ってます?

沖縄で何かを補充すると

お腹の辺りにボールのようなものが溜まるんだよ(●´艸`)

何なんだろうね?アレゎ…?



なんか…

ちょくちょく脱線しますが、

それだけ、想いが強いんでしょうね(∀`从)♡♡♡

実際、

沖縄舞台の作品は

そのほとんどが記憶に強く残っています。

本作も、長く愛する一本になりそうですよ(ù _, úo)フフフ...




カラカラとは、

泡盛専用の沖縄の酒器のことで、

中に陶器の球を入れておいて、

泡盛が空になると、カラカラと鳴るそうです。


独特の意匠を持ち、

視覚的にも外国人受けしそうな一品で、

監督がこのタイトルを付けた理由が

存分に作中に表されています。


からっぽ…

   枯渇…

 カラカラと虚ろに響く音…

そんなイメージのカラカラは、

そのまま、

人間たちに置き換えることが出来ます。

本作では、

乾いた心を持つピエールや純子に象徴されています。







本作で、

ピエールが惹かれる芭蕉布。

イトバショウという植物を刈取り

繊維を取り出し、茹で

   裂いてしごいて、

     糸として生成し、

 ようやく機織り機にかけられる

その気の遠くなるような長い手間が、

まるで、

そう簡単じゃないょ!人の人生も。

    そう語っていました。


どちらも複雑な過程無くして成り立たないワケで、

人生を上手に比喩していましたょ。(●´艸`)



人間国宝・平良敏子が、絶えようとする芭蕉布を

後世へと繋ぐ役目を果たすのと同様に、

年齢も、生まれも育ちも、

    性別も違う二人を、芭蕉布がさりげなく繋ぐ役目をし、

物語にスムーズさを感じます。




ただひとつね

外国人監督なのに、

酒場で知らん者同士が盛り上がり

カチャーシー踊りだすというありきたりな沖縄表現…

やっぱりクロード・ガニオン もやっちゃいましたっ
              _| ̄|○∠))バンバン
これ、

かなり足引っぱるシーンだと思うょ~ムニャムニャ...






まぁ、

全国34か所の上映劇場しかありませんので

  なかなか出会えないかも知れませんが、

  思い出したらDVD借りてみてくださいね。



  









普通です














































世界最強のおぢさんゎ、ダブルチョコファッジ&ストロベリー












96時間/リベンジ











オリヴィエ・メガトン 監督作品


「96時間/リベンジ」観ました!










あらすじ!





元CIA秘密工作員ブライアン=ミルズは、

ボーイフレンドができた娘・キム=ミルズへの干渉が原因で

キムとの関係にギクシャクしていた…

元妻のレノーアといえば、

現在の夫との不仲に悩み、

そんなレノーアに優しく接するブライアンを頼りにしている。

そんな二人を、

警護の仕事で向かうイスタンブールへの同行を誘うブライアンだったが、

そんな彼らに忍び寄る影…

それは2年前パリで、

人身売買組織の一員であり、

キムを攫ってしまったことをきっかけに

奪還の際にブライアンによって殺された

息子・マルコの復讐を企てるアルバニア人のムラドだった。

息子・マルコをはじめ、ファミリーを殺された報復に出たのだった!





ブライアンの誘いで、

イスタンブールで休暇をとるレノーアとキム…

ブライアンは、レノーアと二人、

バザールへと向かう途中、

ついにムラドの手下たちはブライアンに襲い掛かる。


追跡者たちを簡単に撃退するものの、

レノーアを人質にとられ、

ついにブライアンも捕まってしまう!

やがてキムにも魔の手がのびる…

用意周到なるムラドの復讐計画の前に、
        ブライアンはレノーアとキムを無事救出できるのか!?



銃突き付けられても電話できる余裕







































前作がかなり面白かったために

まさかの続編に、
     勇んで観に行ってきましたよヾ((○*´∀`*))ノ゙



前作では、

誘拐事件に巻き込まれ、

なす術もなく連れ去られたキムですが、

本作ではリーアム・ニーソンを上回る大活躍でしたっ!
                (__)ノ彡☆バンバン!

成長しましたね~~~



そして本作では、

リーアム・ニーソンが攫われてしまいました
          ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \
                    ダメぢゃん!


しかも、

元妻が人質にとられるや、

絶望的な顔するニーソンに僕らはドッキドキさっ!!
           +゚*。:゚+(人*´∀`)ウットリ+゚:。*゚+.


今回は、まぁニーソン兄さんの困った顔が満載でね、

前作93分と同様、

本作も92分という短めな上映時間に

盛りだくさんの
   ニーソン兄さんの「コイツゎ弱ったぜ!」顔が出ちゃうのさっ!
                     +.(*ゝд・)b゚+.゚


ただね、

どこかで、何とかなる!という余裕があるのが、
     ニーソン兄さんなんですけどね!'`,、('∀`) '`,、

街中のカーチェイス、盗み、手榴弾投下と、一般人とは思えない活躍のキム


本作、「TAKEN2」というのが原題なんですが、

邦題の「96時間」というのは、

“誘拐事件の被害者が無事でいられると考えられる猶予期間”
                  から付けられたらしいすね。



今回、

元妻であるレノーアの旦那さんスチュワートがセリフの上でしか出てきませんでした。

結構ザンダー・バークレー好きなんですが、

会えなくて残念!(-.-;)

彼は、アポロ13で出会いました。

キックアスとかにも出てましたね~~(∀`从)♡♡♡



ニーソン兄さんに困った顔させたレノーア


先に申しましたが、

本作では、ニーソンより、娘キムのほうが活躍するんですね。

まぁ、しめるべき所はニーソン兄さんがしめるワケなんですが…


兄さん、

だいぶ年食っちゃって、動きがかなり鈍くなってましたね…

スタローン同様、

走る姿がなんか、ドタバタしてて'`,、('∀`) '`,、

アクションするにも、だいぶ負担がかかっちゃうのか、

本作ではキムがそれらを補うハメに!(ll'∀')

その所為か何なのか?

クライマックスシーンでは、

「もう、こういうことに疲れた」と、

次回作は無いことをサラリと言っちゃってましたね
               (__)ノ彡☆バンバン!


なんで勝てないとわかってて、向かっていくのか?

とにかく

タイトルは96時間でも

上映時間は92分しかありませんからね

奪還にかける時間はラスト30分!

その間に別々に行動する2名を救出ですから、

そのスピード感たるや凄まじいものがありますね。

キムと派手なカーチェイスをしてたので、

もうラスト20分足らずでレノーアにたどり着かなくてはなりません!


ニーソン兄さんは、

とっ捕まって、頭から袋被されて

車で運ばれる際も、脳内でカウントしながら、

車の移動距離を計算、

どの路地をどちらに折れたか、

どの道で移動したか、道路の特徴を音だけで判断、

それを後々、見事なまでにトレースし、

敵のアジトまでたどり着く
     (上映中の到着までの所要時間はわずか数分)

もう、

そこいらの並みの工作員ぢゃないんだからっ!
           ヾ((○*´∀`*))ノ゙


大抵の野郎は、片手で殺される



でもね

前作では、偶然トラの尾を踏んでしまった感のある

人身売買組織…

「娘を返さねば、必ず見つけ出して殺す!」と言われても、

何言ってんだぁ~~ヘヘヘ~~((ヾ(∀´* )とか言ってたら

本当に全員殺されちゃって
         ( Д )~゚ ~゚ ナヌ~~~~~ッ!


それに比べ、本作では、

一人で組織を壊滅に追い込んだ
     バケモノだと知った上での復讐作戦な割に、

そこんトコ十分理解して臨んだ作戦な筈なのに、

単にマルコへの復讐心に燃えるムラドに振り回された感のあるのは何故だ?

組織の人々は、とんだとばっちりを受けてしまったように見えるのは何故だ!?

だって、

銃火器あれだけ駆使しても、

まったく敵わなかったぢゃん!'`,、('∀`) '`,、

ラスボスがムラドだとしたら、

ラスボスはまったくの役立たずの爺さんでしかなく

その手前で一騎打ちした小太りの兄さん(ケヴォルク・マリキャン?)のほうが

圧倒的な戦闘力でしたけどね。



ムラドを一度は許そうとまでして、

実際は、心入れ替えるワケないとふんだ上で

殺る機会を伺っていたようにも見えますが…

この辺りの

丸くなったニーソン兄さんを

ラストシーンで上手く描いてましたね!




無事でよかたねぇ~~、そうそう何度も攫われたくないしね



さてさて!前作同様

デートの途中でも邪魔にならない

   疲れない鑑賞時間には拍手です!

困った顔しながら

片っ端から殺しまくるリーアム兄さんを是非確認しに行こう!






普通です


























































しるしは何だ?空っぽのおなか。













明日の空の向こうに












ドロタ・ケンジェジャフスカ監督作品


「明日の空の向こうに」観ました!










あらすじ!






ポーランドと国境を接する旧ソ連(ロシア)の小さな貧しい村…

ヴァーシャとペチャの兄弟と、その友人であるリャパの三人の幼い子供たちは、

住む家も無く、駅舎のベンチに寝泊まりし、

物乞いと盗みで、なんとかその日を暮らしている…。


彼らの目の前には国境があり、

その先の外国には、まともな暮らしが待っていると信じている。

やがて3人は、国境越えの旅へと出発する…

広大な自然に囲まれ、

人々の施しに生かされながらも、

決して夢を

希望を失わない彼らは、神様にほんの少しだけお願いをする…

しかし、

命懸けの旅の果てに、彼らを待つ現実は、

あまりに幼い彼らには過酷なものだった…。


































まず最初に

大島渚監督のご冥福をお祈り申し上げます。

とてもピュアな映画人だったと思います・゜・(ノД`)・゜・。
                 作品は好みでゎないけどねヒソヒソ









KINENOTEの試写会に行ってきました!

さてさて本作、

まず、主人公の一人、ペチャ役のオレグ・ルィバくんが

       ウルトラかわいいんですけどっ!'`,、('∀`) '`,、

兄・ヴァーシャ役のエウゲヌィ・ルィバくんとは、本当の兄弟であり、

喧嘩のシーンとかが、妙にリアルなんですよ(●´艸`)



そして、

この3人が皆、イケメン過ぎなんですよ

それだけでも劇場へ確認しに行ってもいいんぢゃね?'`,、('∀`) '`,、


この子らは、

今回の作品で厳正なるオーディションのもとに選ばれた

演技経験のないガキ共なんですが、

やはり、

動物と子供にゃ勝てないっすね~~(∀`从)♡♡♡

           万国共通のルールっすね!


でもね、

演技かマジか?

なんだかツボに入ってケタケタ笑うシーンなんか、

   絶対に大人は敵わないな~~って思いました。(●´艸`)




コイツら、

真っ黒に汚れて、

大人が投げ捨てたタバコのヤニと、

       虫歯だらけの黒い歯…

信じ難い臭い…



でもね、

未来を信じるその瞳は実に美しい。

死ぬかもしれない冒険に

その小さな体一つで立ち向かう姿が健気です。


拾ったペットボトルに川や池の水を汲んで飲み、

物乞いして手に入れたパンとチーズで飢えをしのぐ、

もし、病気になったらどうするの?

    歯が痛くなったら…

落ちてるモン食ってお腹いたくなったら…

  とか!

おぢさん心配しちゃうよ!・゜・(ノД`)・゜・。




彼らは、自分たちの明るい未来を信じ、

神様に、ほんの少しだけお願いするんです。

亡命なんて言葉も知らない

でも、

国境を越えさえすれば、

きっと何かが待っていて、何かが変わると信じ、

旅立つのです…

途中、

飛び乗った貨物列車から、

母親に抱かれ、愛されている赤ん坊の姿を見たヴァーシャ…

思い出せない母親のぬくもりを求め、

寝入っている弟ペチャを抱きしめ、キスする…

喧嘩ばかりの二人ですが、

いざという時、

ヴァーシャはペチャを必ず守るための行動をとる…






ですよ!これこそ!







とにかく序盤の3人のセリフや行動には、

まったくどの方向へと進むのかという訴えがないので、

正直単純なストーリーな割に、五里霧中に進む物語、

子供たちの雄弁なる表情が効果的に肉付けをしている作品です。

       ↓↓↓↓ これ見て!この表情!

カワイすぎ!


ポーランドでは最高水準と思われる技術を有するカメラマン

   「アルトゥル・ラインハルト」の切り取る画も素晴らしく、

 彼のカメラは固定されていなくて、

  360度の立体画像なんですね!

かなり見上げるショットが多く、

  空をバックに奥行きのある画が印象的でした。

そしてそのショットこそ、

子供たちの目線の位置なんですね!

秀逸なカメラワークですよね。


子供登場映画にありがちな

線路を歩くシーンも

   じつによく撮れてます!

足元とかから疾走感とかだしてね!



そしてキャストなんですが、

少ない登場人物の中でも、

パンを市場で売ってるおばさんと、

彼らを保護した 

ポーランド警察の警官は印象深いキャラでした。

とくに警官は、3人を何とかしてやりたいとは思うのですが、

指示を仰ぐボスの対応が遅くイラだつ姿…

そのけだるい芝居が見事でした。

スタニスワフ・ソイカさんという役者さんのようですね。 


旅の途中、

3人が出会う結婚式での新郎新婦

はしゃぐ新郎に対し、

やや笑顔に陰のある新婦

どうやら赤ん坊がいるであろうお腹を触って、

涙ぐむシーン

彼女の選んだ人生には、いったいどんな陰があるのか?

登場人物たちの深みある背景の描き方は秀逸でした。




なんでも

ポーランドは審査が通った映画作品に

政府から製作費の一部が援助されるそうです。

映画製作環境は整っているほうですから

本作のようなジックリ撮られた作品も可能になるのでしょうかね?



私的には、

ロードムービーとしては

「天国の口、終りの楽園。」を彷彿とさせました…

  ちょっと、わかりづらくてスイマセン(-.-;)(-.-;)

もしくゎ

  「スラムドッグ$ミリオネア」で悪党から女の子連れて逃げるシーンを感じました…

  さらにわかりづらくてスイマセン(-.-;)(-.-;)(-.-;)




とにかく生きることに純真で、

   健気な兄弟に、神は裏切りをみせる…

そんな切ない物語ですが、

     一見の価値ありです。どうか、ご覧くださいね!











よくできました








































絶望の少年が悪魔に変わる…











LOOPER/ルーパー










ライアン・ジョンソン監督作品


「LOOPER/ルーパー」観ました!










あらすじ!






2074年、

人類はついにタイムマシンを手に入れる。

ところが、

あまりに完成度が低いマシンのため、

その危険性を危惧し、

法で禁止され、

密かに使っているのは犯罪組織のみだった。

その使い道は、

未来では

殺害した遺体の身元が100%わかってしまうため、

殺害したいターゲットを過去へと送り、

過去に控える、“ルーパー”と呼ばれる暗殺者が

殺害と遺体の処理を任されているのだ。


そんなルーパーであるジョー…

ある日、

指定の場所に送られてきたターゲットは、

あろうことか、30年後の自分であった…!






なんでこんな逃げやすそうな場所で始末すんだろ?

































タイムトラベルものとしては、ソコソコ面白かったですよ!

なんとなく、

その巡り合わせみたいのが、ターミネーターっぽい雰囲気でしたが…


よく、

タイムスリップなんかしたら、

過去の自分や、先祖なんかに干渉しない的な
      暗黙のルールが存在したりするもんですが、

本作ではその辺りは完全無視なんですね。


「戦国自衛隊」とかでは、

しきりに先祖への警戒がみられるのにね。(-.-;)


本作では、

過去の自分に助けを求めたり、

協力しちゃったり、

   かなり縛りが緩いんですよ。'`,、('∀`) '`,、





でも、しっかりと時間はループされていて、

未来から来た人間への拷問が、

過去のソイツへの拷問とかってシーンがあって、

なかなか残酷でよかったですよ!(●´艸`)

過去の人間の指を切り落とすと、

未来のその人間の手から、突如、指が無くなってしまったりね。

鼻そぎ落とされたりね(-.-;)


愛車はユーノス



でね、

ルーパーが始末するターゲットが、未来の自分であった場合、

ルーパーは、「ループが閉じる」と言って、

その段階でルーパーとしての仕事を終えるのですね。

自ら、未来の自分の命を奪うのでね。

そして余生30年を、面白おかしく生きるワケです。

通常、

報酬は銀の延べ棒なんですが、

相手が自分自身だと、

金の延べ棒に変わるんです。

未来の悪者も、結構イイとこあるなぁ~なんてね!
                 '`,、('∀`) '`,、




まぁ、

ゴールがわかっているので、充実した人生を送れることでしょうね
                        (●´艸`)


で、

ここいらから、

どうもタイムスリップものとしては、

ツジツマ合わない流れになっていきます。'`,、('∀`) '`,、



「サウンド・オブ・サンダー」では、

過去の、ほんの一部が変わっただけで、

人類の存在も変わってしまう!

過去の小さな虫を踏み殺してしまうと、

現在の人類の姿が大きく変わってしまうとか、

知能を持たない種族みたくなっちゃったりとかね。


要するに、

時間ってもんは、いろいろな道を、

   可能性を持っているという概念ですよね。



つまり、

30年も前に

誰に30年後殺されるのかわかるわけだから、

当然、

過去に送られた時点で、何とか逃走し、

まだ幼いであろう、自分を殺そうとしている相手を、

   無抵抗な子供のうちに、先に殺ってしまおうって考えますよね。


でもさ、

今の自分があるのは、

自分の記憶の中にある過去があって

さらには、関わり有る無しに関係なく、

いろんな時間の集合体の上になりたってるので、

未来に存在している人間を過去に始末すると、

その先が全て変わっちゃうってのが、

いままでのタイムスリップの概念でしてね。

で、

ここまでの展開を観る限りね、

その概念通りに設定されてましてね。


なので、

タイムトラベルあるある的な伏線も多く存在して、

      それはそれで面白いんですよね。

だけどその割に、

リンク無視なトコもあってね_| ̄|○∠))バンバン





でまぁ、

とにかく物語進めるために、

かなり無理矢理なところも多く存在するんですけど、

きっと、大きな期待もされてないでしょうから、

そのぐらい緩くても許します。'`,、('∀`) '`,、


なんだか、

TKとか呼ばれる、約10%の確率で現れるという

  超能力者まで登場させて、

   どうすんだろう?とかね'`,、('∀`) '`,、


車は4輪で走るのに、

  バイクだけ、帝国軍のスピーダー・バイクっぽく

  宙に浮いているんですよ。


どれもこれも、

なぁ~~~んか、

   中途半端だよね。(*´-д-)





未来からきて、

ルーパーたちを管理しているエイブがヤングジョーに

これからは、将来性ある中国へ行け!っていうと、

「いや!フランスへ行くんだ!」と

頑として譲らなかったのに、

未来でジョーは、上海で結婚してたりして、

え?

あの言い合いってなんだったの?

  放っぽりっぱなし?みたいのとかね。



とにかく突っ込みどころも多いんですが、

これくらい緩めのほうが面白いんでしょうな。


ラストは

時間のループ絡みの落ちに行き着く流れでしてね、

ここに持ってくるために、

ルーパーの使う銃とかの説明をしつこくしてあったりして、

細かく伏線張ってるので、

自然に、この結末、受け入れられるワケです。


考えられているんですが、

  どうにもならない部分はスルーする、

その“ものづくり精神”はプロですね'`,、('∀`) '`,、



無理なもんは無理!'`,、('∀`) '`,、


  そんな作品ですね。

     肩凝らないので、是非行ってみてねん!


















普通です
























LOOPER/ルーパー