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年一くらいで必ずどこか海外に取材旅行に行ってる獸木野生。
最近のPALMを読んでる人なら気付いてると思うが、特に目や体調ヤバくなってからCGの背景にものすごく写真を多用していて、編集長が「ほんとに自分で撮った写真ですか?*」と心配するくらいなんだけど、基本そういう写真を撮りに行くんだね。
*有名な場所でも人の撮った写真だと著作権侵害になります
もちろん横着しないで手で描くこともたまにあるけど、実際にあるものは想像じゃ描けないのでその場合も写真はもちろん必要だ。
例えばこの背景のニューヨークの摩天楼とかが取材で撮った写真。
映画とかでよく見るショットだと思うけど、摩天楼が一定の角度で見渡せる場所はそうないので、結構歩き回って撮ってるんだよ。
これは確かブルックリン橋の上から撮ったもの。
漫画に使うのは見慣れた景勝地もあるが、もっと使うのはフツーの地味で面白くない場所やモノの写真がほとんどなので、ここにはあえてあまりアップしないけど、今スイスで撮ってるのは参考までにこんな感じ。
工事中の道やパトカーとか
日本の写真だと日本の人はすぐわかって違和感を感じてしまうが、外国のだったらPALMや他の作品の舞台になる場所以外のものでも、まあまあごまかしがきく。
アフリカの熱帯林をバリので代用したり、ボストンの空港を全然違う場所ので代用したりは結構アリなんだ。
そして、取材旅行は行き先によって時期を選ばなきゃならない時もあるけど、大体は恐怖の年末調整(年末になると印刷所が休みになるので締め切りが早まる、漫画家が恐れているモノ)を避けて10-11月くらいに行っている。
しかし.....今回はなぜか夏。
そのわけは
そう、去年死ぬ思いをした温暖化酷暑を避け、どうせなら避暑を兼ねてどこか涼しそうなところに行こうとしたんだね。
去年の猛暑は正式に災害規模の暑さと認定されて、健康な人にも身の危険が及ぶくらいだったから、体が色々アレな獸木などはこれ以上は絶対無理なレベル。
避暑って言葉は優雅だけど、地球がこんなんなっちゃった今は避難とかと同じ生死のかかった意味を帯びて来ている。
でもどこへ行ったらいいのかなー?
去年行ったばかりだけど、やはり南半球のオーストラリアが安全かしら?
と、悩む獸木に、AIDのスイス・コネクション、ソニアちゃんが
スイス
を推進してくれた。
最近は異常気象で避暑地も暑かったりするが、それでもスイスは湿気が少なく、過ごしやすいとのこと。ガイドブックにも真夏でも朝晩は涼しいから羽織る物を持って行こうとか書いてある。
スイスは世界中の人の避暑地だから今すぐホテル予約してね、というソニアちゃんのアドバイスでホテルや航空券を予約したのが5月。
これで今年はなんとか生き延びられる.......
と、ホッとした獸木。
ところが
あとから予約したホテルのサイトで設備をよく見てみると、なんと
エアコンなし!
なんとスイスはエアコンは標準装備じゃないんだね。
来てみたら、レストランとか公共の場所や、古いタイプの車両だと電車にもエアコンがなく、スイスに来てから3日目くらいでちょっと熱中症でピンチだったとき助けてくれたエリザベスちゃんによると、新しいものを除き、そもそも建物がエアコンつけるようにできてないらしい。
マジですか....?
大丈夫かしら?
そして旅行が近づいた6月
ヨーロッパにまさかの
熱波
フランス、ドイツ、40度越え!
(ちなみにスイスは両国のとなり)
しかもまだ6月‼︎
むあじですかあ〜〜⁈
しかも日本は長梅雨で
まさかの
冷夏!
*獸木出国時の成田
いやいや....
ロンドンに行く5日前は911
バリに行く前は火山が噴火警戒レベルマックス
と、いつも色々あるから今回も覚悟してたけどね。
かくして、今こんな感じです。
どうなるのかにゃー?
がんばれ獸木!
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