キリスト様に笑われる?/獸木inスイス・ルツェルン教会編 | 獸木野生Official

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Blog by graphic novelist / Movie maker Maxine-Yeasty Kemonogi.
漫画家・映画監督獸木野生のオフィシャル・ブログ。著作PALM(パーム)、映画AppleEyeシリーズ。
ペット、アニマルライツ・コミュニティAID活動、旅行記他。



最初にいいお知らせがあります。


スイスから帰国寸前にぶっ壊れたデジカメのSDカード。
カードそのものは使えなくなってましたが、写真データは全て無事で、普通にパソコンに取り込むことができました。

 
その数なんと

1814枚


そりゃ壊れるわな....

AIDのイベントでも毎回撮っては消し使い込んでたからなー


酷使してごめんねSDカード

お疲れさまでした。

そして写真キープしててくれてありがとう。(涙)

そんなわけで、よりハイクオリティ~な画像で皆さんに美しいスイスの風景をシェアさせていただきます!





ルツェルンにはカソリックの教会がたくさんあるんだけど、特に目立つのはこの美しいイエズス教会。




街のどこからでも見えて、ホテルの窓からもこのように毎日拝ませていただいていた。

いろいろお世話になるし、教会には早めにご挨拶に行きたかったんだが、何しろ気温や天気優先で行動するためなかなか叶わず....




ついに訪れた終日雨の日曜日を待って参拝!

この日はほんとに朝から晩までしっかり雨。
気温もがくんと下がってめっちゃ寒く、防寒着大活躍。




日本だと夏場の雨って涼しくてありがたいくらいなんだけど、スイスは雨だと本気で寒いし、なんかイメージ違って寂しい感じで辛い....
ルツェルンは日帰りツアーも多いみたいだから、この日だけの観光らしき人たちはそれでも雨合羽羽織って頑張って楽しんでたよ。
*一瞬避難したカフェの軒先より。なぜかスイスではこのアヒルちゃんマスコットがあちこちに.....






そしてイエズス教会の前には、この日にぴったりの羊飼い像が

観光客の皆さんも傘さしてここで像と一緒に雨のルツェルン記念撮影してた





この日は日曜日で最初行ったときはミサをやっていたので、部外者の獸木はこの門の後ろからそっと参加させていただいた。

荘厳ながら、ピンク基調の暖かい雰囲気。
これは後で戻って撮影させていただいた写真だが、ミサの時はシャンデリアが灯ってさらに明るい雰囲気だった。



そう、お気づきの通り、ここと次に紹介するお隣のフランシスコ教会は写真撮影OKだったんだね。
教会を撮影させていただけるのは非常に貴重な機会なので、相当数の取材写真もしっかり撮影させていただいたよ。
PALMは主人公がみんな無宗教(FBのプロフィール設定にある宗教カテゴリー的にスピリチュアルともいう)なのにカトリックの人多いんだよね(マフィア多いし)....
でも神聖な場所なので、ここではどこでも掲載されてる有名なショットだけ少しご紹介するね。



ちなみにチューリッヒでやはりホテルのすぐそばにあり、お世話になったグロスミュンスター教会も撮影禁止だった。ステンドグラスがジャコメッティ作。
ジャコメッティは、美術の教科書に載った写真くらいしか知らなかったけど、チューリッヒ美術館にも特設コーナーがあったりして色々意外な発見があったので、機会があったら書くかも。


でもとにかく外観からして霊験あらたかな感じなのでみてね。


チューリッヒ旧市街の賑やかな通りの真ん中にあるので年中この前を行き来してたんだけど、通りかかるたびに鐘がリンゴンリンゴン鳴って、この場所だけ突然重厚な雰囲気で、とっても素敵だったんだよ。





そしてこれがイエズス教会の内部。スイスで最初のバロック様式建築物らしい。

外の雨を忘れてしまう明るさと温かさだ。
でもって観光客のためにもパイプオルガンの演奏を流してくれていた。
隣のフランシスコ教会でも同じことをやってくれることがあるらしいので、パイプオルガンの演奏聴きながら、ずっと教会で瞑想とかさせていただくのもいいかもだね。





そしてお隣のフランシスコ教会。
外観は素朴に見えるが、スイスで最も美しいゴシック様式建築物と言われてるそうだ(地球の歩き方より)。

これは別の雨じゃない日に撮ったものだが、入り口のものすごーく高いところにマリア像が。




中も広くて、いろんなセクションがある。
イエズス教会よりは普通に暗い室内だが、この天井のアートは華やかー






一番奥におわすマリア像。




有名なありがたいマリア像らしい。

最初は畏れ多くて近寄りがたい気がしたのだが、このお部屋が最後だったので、雨と寒さをしのいでしばらくここでお休みさせていただきながらしんみり過ごす。
この日はどこにも行けなかったので、ふたつの教会と、すぐそばのピカソに特化した美術館で一日過ごさせていただいた。



そろそろ行くかと出口に向かった獸木

出口の錠に手をかけて、外は寒いから上着を着ようとしたら......
*出口。錠だけでノブなし。

防寒着がない!!



最後に訪れたあの部屋だと思い、教会の一番奥まで戻ったら、やっぱりあのマリア様の部屋のベンチにあった。


そう、獸木は今回も必需品の帽子や何やらを何度かあちこちに置き忘れては戻るハメになったんだけど、日本顔負けに安全なスイスでは、その度誰も触った形跡すらないまま元の場所にあったんだ。


ありがたや
ありがたや.......


もはや生きてくだけで精一杯で管理能力ゼロだからなー。優しい社会でよかった......。
特に今日は防寒着なかったら極寒でとても生きていけない。



と、防寒着をベンチから拾って目をあげると.....




さっきはなんかとっつきにくかったおふたりが、なんかププッと笑ってはる(ようにみえた)!
ププッ


そしてしょうがないわねーと呆れ顔のマリア様に抱かれたお子様(多分ジーザス)が、
よっ、相変わらずやな獸木。気をつけていけや
風に手を振っておられたように見えたのであった。


笑うんすね、キリスト様。
あんま笑顔のイメージないけど。



このマリア像と、もうひとつのこの教会のシンボルらしい像(白い背景のやつ)は、共に教会内でカードが売られていたので(日本の道端の野菜販売所のように売り子さんとかはおらず、自分でボックスにお金を入れるシステム)、お土産に何枚かずつゲットしてきたよ。

獸木に会うと、売り切れてない限りどちらか選ばされると思うので、心を決めておいてね。

なお獸木のお土産は先着順というか、帰国後獸木に会った順に渡して行くので、売り切れの際はご容赦ください。




ちなみにこの白い方の像、
獸木は入り口の高いところにあるマリア像と思い込んでいて、教会内ではちゃんとチェックしてこなかったのだが、帰ってきて調べたら

聖アンナ(と、多分聖母子)像

と判明。


全然知らなかったのだが、聖アンナ様とはマリア様のお母さん。

つまりジーザスの.....

おばあちゃん!


おお〜


思わず亡き母のおうちシュライン(獸木的仏壇みたいなもの)にカード飾ってしまいました。





そしてこれがまた隠れた名像?らしく、有名マリア像と一緒にカードにまでなってるのに、旅行サイトやルツェルンの教会を回った方のブログとかをみてもどこにも書いてなく、もはや置いてあった場所もわからん〜ところだったのだが、

幸い膨大な数の資料写真を撮らせていただいていたのでそれを一枚一枚チェックしたら



ありました



本邦初公開?フランシスコ教会の聖アンナ像置き場所



この中にあります

わかるかなー?




わかりますねー

右下だよ


教会に入って右を向くと、確か正面右側。
これから行く人がいたら、じっくりお姿堪能してね



ルツェルンはマリア様を大事にしてる街なのか、あちこちでマリア像を見かけた。


ルツェルンの旧市街の端に、シュプロイヤー橋というもうひとつの屋根付き橋があるんだけど、この真ん中あたりにもマリア様が祀られている。


カペル橋より一回り小さい橋だよ





この格子のはまった窓の向こうに祀られてるよ。




ステンドグラスもマリア様



橋の入り口でたむろってた鳩。w

ちなみに、シュプロイヤー橋は旧市街の端、カペル橋は旧市街の真ん中にあるのに、獸木の泊まったホテルはどちらの橋を渡ってもほぼ目と鼻の先なんだ。

旧市街やルツェルンが、どんなに狭いかわかるね。



でも狭いと思って侮ってたルツェルン。
明日はチューリッヒに戻るというときになって、絶対行きたいと思っていた場所に駆け込むことに....


さあ、どこでしょう?
 

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トランプ大統領





.......かな?