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お盆休み

 

先週お盆休みで新潟に帰省していました。

帰省の際に毎回悩むのが、9月で89歳になる父親に何を食べさせるか。

 

今回は帰省した日が連休前の土曜日で、新潟まつりの真最中だったので飲食店はどこも満席。

料理人の後輩におすすめの和食の店を紹介してもらい、なんとか夕飯難民にならずにすみました。
 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 
この季節割烹 丸十という店は、新潟の旬の食材を使った料理と、蒸らさずに焼く関西風のうなぎの蒲焼が有名なお店。

なぜ新潟で関西風の蒲焼なのかと聞くと、ご主人が大阪で料理の修業されていたので、その流れで関西風ということ。

実は自分もふわふわの関東風よりも身がしっかりした感じの関西風の蒲焼の方が好きなので、新潟でこれが食べられるのはうれしいですね。

父親はうなぎが好きなので〆に蒲焼を食べさせようと思いましたが、ご主人が気を使ってくれて裏メニューの握りずしを用意しておいてくれたこともあり、ひとくちでギブアップ・・・

本当に食が細くなりました。



 
 
このお店は500年前の欅造りの古民家の内装を移築したので、店内はまさに古民家の雰囲気。

 

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最近増えているインバウンドのお客様にもとても喜ばれるとのこと。

 

 



日本酒好きにはたまらない地酒のバリエーション。

 

 

 


これは定番のリストで、これ以外にもストックがあるそうです。

日本酒好きの方も新潟に行ったら是非行ってみてください。
 
 

 
 
 
東京の名店で修業された方が始めた焼き鳥やイタリア料理も食べさせましたが、結局一番父が喜んだのは家から徒歩5分くらいのところにある、以前よく通っていた天狗という寿司屋。

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新潟も東京並みに一人1.5万円から2万円の寿司屋が増えている中で、回転寿司よりも少しだけ高いという価格設定は、新潟の繁華街古町では貴重なお店です。

食が細くなった父親も、茶豆(えだまめ)、焼きナスという新潟の夏の定番のおつまみから一気に九貫たいらげました。
 
 
 
 
 
生ものが食べられない私は、お子様セットのようなチョイス・・・
 
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寿司屋にとっては野暮な客ですが、意外と食べられるものがあるものです。

〆にオーダーした茶碗蒸しがとても美味でした。




 
毎回帰省のたびに父親に美味しいものを食べさせようと頑張って店を探してきましたが、今回気づいたことは、本人にとっては初めて行く店で食べなれない料理を食べるよりも、以前から食べなれた馴染みの味の方がうれしいという事。

食が細くなってきたので、さらにそうなってきたのかなと感じました。

なので、次回からは頑張って店を探すのはやめて、父親が行きなれた店だけに連れて行こうと思っています。

そう考えると、ちょっと肩の荷が下りたかなという感じです。



 
毎日父親の食事ばかり考えていますが、自分が食べたいものと言えばいつものこれです。
 
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新潟のソウルフード、みかづきのイタリアンとチーフナッツ。

これは帰省したら絶対に食べなければならないものです。

 

個人的に ”みかづきフルコース” と言っています(笑)。

 

 

 

 

ラーメンも食べたく最終日までチャレンジしましたが、行きたいラーメン屋は休みで全滅・・・・

拾番のラーメンは食べたかった・・・

 

せめて麺モノが食べたく、新幹線に乗る前に小嶋屋のへぎそばを食べました。

 

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つるつるでしこしこの布海苔そば、江戸のそばとは違う美味しさがあります。


 

 

 

 

何年かに一度帰省のタイミングと重なる新潟まつり。

生家の近くを通る住吉行列と言われるこの祭行列は、もともと大阪の住吉大社からご神体を受けたことから始まり、1726年から続く歴史ある祭り行列ですが、自分が子供の頃に比べると行列も随分短くなり寂しい感じ・・・

 

 

 

 

 

 

 

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それでも久しぶりに万代太鼓の音色が聞けて良かったです。

自分も中学生の頃にやっていたので、久しぶりにたたきたくなりました。

今でも太鼓たたけるかな・・・

その夜の花火大会は父親の食事の用意で見れなかったのが残念。

今年は花火大会には縁がなさそうです。

 


 

 

 

帰省中は掃除や買い物で忙しいですが、空いた時間に近くの海に行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


子供のころから行きなれた海は、人も少なくいつもプライベートビーチ状態。

 

人が少ないので水も綺麗ですね。

今年の夏は特に水質が良いような感じがします。

 

 

 

夕暮れ時の海は本当に癒されます。

 

 

 


こんな風景が毎日見られるなんて本当に贅沢です。

 
 
 
 
中学時代のバドミントン部の後輩から連絡があり、久しぶりに集まることに。

 

 

 

 

 

 

 



40数年ぶりに会う後輩もいてお互いに近況報告。

60歳にもなると皆本当に色々あって、自分も含めて平穏無事に何もなくここまできた者は誰もいません。

それでもこうやって数十年ぶりに再会して、皆笑って色々話せることは本当に幸せで楽しいひと時でした。
 
良い先輩でなかったと思いますが、気に留めて声をかけてくれて本当にありがたいと思っています。
 
 
 
 
後輩たちは北朝鮮の拉致被害者の横田めぐみさんの同級生で、毎年新潟でチャリティーコンサートを開催しています。

そのほかにも色々な活動をしていて本当に頭が下がります。

お母様の横田早紀江さんもご高齢なので、めぐみさんの一日も早い帰国を願うばかりです。



 
 
 
父親と夕飯を食べた後は基本的に暇なので、東京ではまずやらないウオーキングを毎日やります。

 

 

 

 
家から新潟総鎮守の白山神社まで往復約1時間、毎日一万歩以上。

東京にいるときはまだ仕事をしている時間なので、はるかに健康的です。

酒が飲めれば家の近くには飲み屋がたくさんあるので、一人で飲みにも行けるのですが・・・

”酒が飲めなくて生魚も食えないんじゃ新潟県人である意味がない” なんてよく言われますが、その通りかもしれませんね。

今回はスーツを着たお洒落なマスターがいるバーに行けなくて残念。

それにしてもお盆休みの最中だというのに古町通は誰もいません・・・(苦笑)。



 

 

 

本家の長男なので墓掃除も全て自分がやります。

 

 
前日に分家の墓も含めて3つの墓を掃除して、花と線香とろうそくをセットするのが自分の役割、子供のころからずっとやっているので、これをやらないとお盆が来た気分にならないんです。

毎年お寺に来るたびに、そろそろ父親が亡くなった後のことも考えておかなければと思っていたところ、偶然にも再従弟の分家の長男に初めて会うことができ、墓のことなども色々話せたのも先祖の思し召しかなと思っています。
 

 

 

 

 

 

家を掃除していたら、中学生の頃に使っていたギターが出てきました。

 

 

 

 

 

 

このギターは姉が使っていたもので、このギターを姉から借りて練習したのが自分のギター歴の始まり。

GAMMAというブランドはどこのギターなのか調べてみると、静岡の東海楽器で作られたもの。

東海楽器と言えば、自分の世代はCAT'S EYEというギターが有名でしたが、CAT'S EYEができる前のブランドのようです。

 

おそらく1973年くらいに買ったものだと思います。

 

 

 

 

 

もう一本は中学二年の時にお年玉で買ったTHREE Sのギター。

 

 

 

 
THREE Sは名古屋にあった鈴木バイオリンが作っていたギターで、新潟のアポロンという楽器店の店員さんにすすめられて買ったものです。

1977年当時2万5千円で買ったギターですが、ネックが細くてとても弾きやすく、音も値段の割には良く鳴ったことを今でも記憶しています。

2台とも高校を卒業したころから押し入れにしまい込んで埃だらけでになっていましたが、綺麗にすれば使えそうなので状態の良いTHREE Sの方を東京に送ることにしました。

最近60年代や70年代に作られたジャパンヴィンテージと言われる日本製のギターがちょっとしたブームになっているので、綺麗にして少し手直して40年ぶりにギターを弾いてみようかなと思っています。

コードも結構忘れているのではたして弾けるのか・・・
 
 
 
 

 

当時使っていたソフトケースも出てきました。
 

 

 


タータンチェックのギターケースって、昭和レトロな感じですよね。

当時はトラッドブームだったので、こういうのが普通に売られていました。

 

でもハードケースに憧れました。

お金持ちの家の子たちは、初めてギターを買った時からハードケースでした。

 

 

 
 
 
先月佐渡島の金山が世界遺産に登録され、ちょっとしたお祝いムード。
 
今後観光で盛り上がることが期待されますが、佐渡島のインフラが整っていないのと、島に行く拠点となる新潟市の観光が全くないのがちょっと心配・・・
 


正直島根の石見銀山より佐渡金山の方が遺跡としては見どころがたくさんあると思いますが、石見銀山は出雲大社という強力な名所があるので、観光と言う意味では新潟はそれには到底及ばないというのが正直なところ。

わざわざ新潟からフェリーに乗って片道二時間(高速艇なら40分)かけて佐渡に行くことの付加価値をどうするかが、これからの課題なのかもしれません。

新潟市にも佐渡金山バブルが来るのか、ちょっと心配しながら見守りたいと思います・・・





お盆と正月の年二回の帰省ですが、ここ数年は一人暮らしの父親の健康状態や暮らしぶりを見るのが主たる目的になっています。

9月で89歳になる父は見た目は70代後半くらいに見えますが、年々耳が遠くなり、足腰も少し弱ってきたかなと感じます。

一日中高校野球を見ていて、気づいたらうたた寝をしていることも多く、ちょっと心配です。

帰省するたびに心配事は増えますが、今の暮らしを変えたくないというのが父親の望みなので、それを尊重しながらどのように支えていけるかと言うことが大事なのかなと思っています。



 

 

 

自分にとっての夏は6月のイタリア出張から始まって、8月の帰省で終わるという感じなんです。

毎年残暑が厳しいので9月中くらいまでは気温も夏と変わりませんが、お盆休みが終わって新潟から帰ってくると、夏も終わったなと言う気分になるんです。

 

次の帰省はお正月。

夏の新潟は大好きですが、冬は寒くて苦手です・・・



 

 


 

真夏のスタイルに合うバッグ

 

先日の真夏のコーディネートについてお話したインスタライブの中で、コーディネートが軽くなるとバッグ選びも大事というお話をしました。

 

自分自身もこの時期は使うバッグは軽いものが多くなるので、今日は自分が持っているバッグの中で最近よく使っているバッグをご紹介します。

 

 

 

 

デイパック
 



ジャケットやスーツを着た時はほとんど使いませんが、シャツいちの軽いコーディネートにはデイパックをよく合わせます。

高級なレザーものもありますが、真夏に使うには軽いナイロンのトートバッグの方が合わせやすいと思います。

今まで色々なブランドのものを使ってきましたが、いま使っているのは上の四つ。
 
 
 
 
上段左は20年前にくらいにインターナショナルギャラリーで展開していたOROBIANCO
 

 

OROBIANCOが日本に輸入され始めた初期のイタリア製のデイパックです。

最初はグレーっぽい色でしたが、使い続けるうちに色落ちしたのか少しグリーンっぽくなってきました。

でも、そのグリーンっぽい色が好きで最近またよく使っています。

縫製があまい部分が多く何度もほつれましたが、そのたびに自分で直していまだに使っています。

今も外ポケットの端がほつれています・・・(笑)。

それにしても我ながら20年よく使っていると思います。

 

 

 

 

上段右はフランスの定番HERV’E CHAPELIER 
 

 
我々フレンチアイビー世代は、フランスのデイパックと言えばエルベシャプリエです。

シャプリエのデイパックは、ブランドをスタートした当初アメリカのアウトドアプロダクツで生産していましたが、その後ベトナム製になりました。

これも数年前に購入した現行品なのでベトナム製です。

原産国にこだわって古着屋さんで80年代や90年代前半頃のアメリカ製を探す人もいますが、私はナイロンのデイパックにはそこまでこだわりはないので現行品で充分です。

グレーの色目が絶妙で気に入っています。
 

 

 

 

 

下段の二つはSTANDARD SUPLY

 

 
以前このブログでも紹介していますが、STANDARD SUPPLYのデイパックは、私が今まで使ったデイパックの中で一番使いやすいものです。

これは本当に気に入っているデイパックなので、ネイビーも買い足そうと思っています。



デイパックはいつもワンショルダーで使っています。

なで肩なので手でハンドルをつかまないとすぐにずり落ちます(苦笑)。

肩掛けが疲れたり、電車の中で他の人の迷惑になる時はショルダーの付け根のハンドルを持って手提げにしています。
 
意外にナイロンのデイパックを使ったことがないという人もいるようですが、真夏のシャツいちやポロシャツ、Tシャツのコーディネートにはデイパックが良く合います。
 
 
 

 

 

 

トートバッグ

 

 

 

 

トートバッグは大好きなのでたくさん持っていますが、真夏はコットンダックに見えるこのトートをよく使います。

 

ブランドはフランスのFRANCOIS RENIER(フランソワ レニエ)

3年くらい前にBEAMSで展開していた別注のトートバッグです。
 

今となっては希少なフランス製で自分が別注したということもあり、とても気に入って使っています。

色や素材の新しい提案がないので継続展開していませんが、新しい提案があればまた展開したいトートバッグです。

 

 

 

 

コットンやリネンの無地やレザーとのコンビネーションのトートバッグも欲しいですが、なかなかいいものが見つかりません。

BEAMSのオンラインサイトをチェックするといろいろなトートバッグを展開していますが、デザインが良くてもサイズが合わなかったり、内ポケットが付いていなかったりと、なかなか自分の求めている条件とぴったり合うものがないんです・・・

欲しいものは自分でバイイングしたり作らなければならないということですね。

 

 

 



 

タテ型トートバッグ

 

 

 

 

レザーのトートバッグは重く見えるので真夏は使いにくいですが、このHMAEN(アエナ)のトートバッグは柔らかいグローブレザーでカジュアルに見えるタテ型のトートバッグなのでよく使っています。

 

色も少し青みのあるネイビーと言うのも軽いスタイリングには合わせやすいです。

 

ブライドルレザーのネイビーのトートもこの時期たまに使いますが、やはり真夏のコーディネートには少し重いなと感じています。

 

 

 

 

 

ヘルメットバッグ

 

 

 

 

ミリタリーテイストのヘルメットバッグも真夏の軽いコーディネートには良く合います。

このバッグは以前このブログでも紹介した、WEARLNESS別注のACATEのヘルメットバッグ。

横幅があるので荷物が多いときによく使っています。

今は廃盤になっているので手に入らないですが、実はこのバッグのアップグレード版を秋冬に向けて高田くんと作っています。

11月ごろには展開できそうなので、楽しみにしていてください。



 

 

 

PVC プリントのトートバッグ

 

 

 

 

 

 
5年以上前に購入したZANELLATOのPVCプリントのトートバッグ。
 
しばらく使っていなかったので眠らせていましたが、シャツもパンツも無地のコーディネートの時になんとなく物足りなさを感じて、なにかポイントになるバッグがないかと探していたところ、これがあったなとひらめいて最近また使っています。
 
ボディーの材質もPVCでレザーより軽く見えるのも良いところ。
 
柄の入ったバッグはあまりないですが、真夏のシンプルなコーディネートにはこういうバッグがひとつあると重宝します。
 
 
 
 
 
いま自分が持っているバッグの中では、このあたりが今の時期によく使うバッグです。
 
逆にほとんど使わないのがブラックやダークブラウンのレザーのバッグ。

真夏の軽いコーディネートに合わせるには重すぎると感じるので、ほとんど出番がありません。

バッグは結構持っているほうですが、真夏用のバッグはもう少しバリエーションが欲しいと思っています。

文中にも書きましたが、コットンやリネン素材のトートバッグやレザーとのコンビネーションのバッグは、なにか良いものがないか探しています。

個人的に欲しいだけでなく、良いものがあればバイイングしたいと思っていますが、今のところなかなか刺さるものが見つかりません。




 
クールビズが一般的になり、真夏はジャケットもスーツも着ないという人がかなり多くなりました。
 
と言いますか、この暑さでは着たくても着れないですよね・・・


装いは軽くなりましたが、バッグは何故かジャケットやスーツを着ていた時と同じという人を多く見かけます。

デイパック系のバッグを持っている人たちも何故か黒ばかり・・・
 
 
バッグの中身を毎日入れ替えて使うのは確かに面倒ですが、ジャケットやスーツのコーディネートを考なくてもいいこの時期は、

少しバッグ選びに気を使った方が良いと思います。


このブログを読んで気になる方は、コーディネートの最後にバッグを持って鏡を見てください。

合うか合わないかがすぐにわかる人は、スタイリングに対して意識が高い人かもしれないですね。



 

 

 
 
 
MR_BEAMS CHANNEL 

前回好評だった思い出のシューズの続編をアップしました。

 

 

9足の靴を当時のエピソードを交えてお話ししています。
 
是非ご視聴ください。

 

ABARTH 595C 車検

 

愛車のABARTH 595Cが車検でした。


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買ってから2年半で5702キロ、相変わらず走っていないです・・・


週末に都内の走行メインであまり遠出もしないので距離は伸びません・・・


それなら車いるの?と言うことですよね(苦笑)





代車は695 COMPETIZIONE。

 

 

 

 

 

 


COMPETIZIONEは何度か代車でお借りしていますが、走り屋ではない自分にとってはTURISMOの方が色々な意味で好みです。

 

 

COMPETIZIONEはサスペンションが硬いので路面の突き上げが結構強く、SABELTのバケットシートはホールド感は抜群ですが、TURISMOのシートに比べると着座位置が低くなるので、ハンドルとの距離感も含めてドライビングポジションがどうもしっくりこないんです。


馬力はTURISMOより+15㎰ですが、あまり違いは感じません。


マフラーはRECORD MONZAが付いていますが、アレ?こんなに静かだったかな・・・と言う感じなんです。


営業さん曰く、排ガス規制とマフラーの騒音規制に対応するために、最新型のRECORD MONZAは音がおとなしくなったとのこと。


前に乗っていたABARTHは、TURISMOにRECORD MONZAのマフラーをつけていて近所迷惑になるのではないかと思うほどの音だったので、ちょっと拍子抜けする感じです。


これなら自分の車についているノーマルマフラーの方がいい音かなと思います。


営業さんに、「今回はRECORD MONZAのマフラーは付けなくていいのでは」というアドバイスに従って正解でした。


いずれにしろ、TURISMOでミッションもMTA(オートマ)で右ハンドルで快適に乗りたいなんて、本当のABARTH好きに人たちにとっては邪道と言われても仕方ないですね(苦笑)。

 

 



 

車検まで大きなトラブルはなかったですが、マイナートラブルは何度かありました。

 

 

タイヤの空気圧の異常知らせる警告が一度出て、これは誤作動で自分で警告をリセットすればいいだけだったので大した問題ではないですが、ディーラーさん曰く結構多い事例のようです。

 

 

そして、最近になって2度ほど出た、ESCのエラーからのヒールホールド利用不可とエンジン要点検の警告。

 

 

 

 

 


これはネットで見ると結構頻発しているようですね。

 

 

ヒールホールドが利かなくなるので様子見というわけにはいかず、ディーラーで見てもらいました。

 

 

一回目は警告をキャンセルしてテスターでチェックするとエラーが出なくなり様子見となりましたが、二週間後にまた再発、二回目はしっかりチェックすることになり、原因はセンサーの接点不良ということで、接点復活剤使用により改善したとのこと・・・


なんか工作みたいでいかにもイタリア車っぽいですよね(笑)。


それ以外に車検に際して点検をお願いしたのは、リアスポイラーと幌のあいだの隙間。


(写真を撮り忘れたので他の方の画像をお借りしました)

 

洗車の時に気付きましたが、幌とスポイラーの間に隙間ができていて、そこに落ち葉が入り込んでいます。

 

 

これもよく起こる事例のようです。


どうやらスポイラーが熱で湾曲したようで、スポイラーの交換となりました。


もう一つは幌が勝手に開いてしまうというトラブル。


駐車場に停めて用を済まして戻ると、幌が20㎝くらい開いていることが数回あり、ルーフコントロールモジュールの交換となりました。


これはあまりない事例のようです。

 


前に乗っていたシリーズ3のアバルトに比べるとマイナートラブルが多いですが、突然路上で止まるような大事には至らないのでイタリア車はこんなものかと思わないと乗れません。

 

 

保証期間内ですべて無償で直していただきましたが、保証期間が終わった今後同様のトラブルが出ると、そこそこの出費になるので壊れないことを祈るばかりです(笑)。


 

 

購入当初キャリパーをイエローに塗装する計画でしたが、まだ実行できていません。
 



適正価格でやってもらえる工場は見つかりましたが、腰が重くてまだやれていないんです(苦笑)。

 

 

スポイラーのパーツが日本になく、本国から取り寄せたので完璧に直るまで数か月かかりましたが、初回の車検が無事に終わりました。

 

 

ガソリン車のABARTHはすでに生産が終了し、最後の特別仕様車が販売されています。



これからABARTHのガソリン車に乗りたいという人は、中古車で程度がいいものを探すということになります。


自分も手放す気はないですが、以前からすごく気になっている車があります。


 

ALPINE A110

知り合いの中古車屋さんから良いオファーをいただいたり、家の近くの中古車屋さんにいい個体が出たりと、手に入れるきっかけはこれまで何度かあったのですが、2シーターでトラブルもそこそこあるようで、ディーラーが少ないというのも引っ掛かり、なかなか決心がつかないという感じなんです。


ABARTHと同様にヒストリカルな車の現代版と言うのもすごく刺さります。


何度か実車も見ましたが、唸るほどエレガントなスポーツカーです。


うーん、悩ましい。


誰か背中を押してください(笑)。



 

 

 

 

 

 

MR_BEAMS CHANNEL 2024秋冬 NAKAMURA NOTE Vol.2アップしました。

 


今回はキーワード&カラー編です。

是非ご視聴ください。

真夏に履く靴

 

先日真夏のシャツいちのコーディネートについてインスタライブでお話ししましたが、その際に服装が軽くなると合わせる靴の選びも重要と言うお話をしました。

 

 

インスタライブではあまり詳しくお話できなかったので、今回は私が真夏によく履く靴についてお話ししたいと思います。

 

 

 

 

レザーのデッキシューズ

 

 
5足持っていてこれは本当によく履きます。
 

自分はリアルアイビー世代なので、デッキシューズと言えば夏の定番シューズなんです。


初めてデッキシューズを履いたのが高校2年の頃なので、もう40年以上デッキシューズを履いていることになります。


トラッドなイメージが強いデッキシューズですが、意外と汎用性が高いので色々なコーディネートに合わせて履いています。
 
 
 
 

 



自分はボタンダウンを着た時に合わせることが多いですが、襟型がボタンダウンでなくても全く問題ありません。
 
 
シャツジャケットのような軽いアウターの足元にも良く合います。
 
 
デッキシューズはアメトラのイメージが強い人が多いと思いますが、自分の経験上80年代からフランスでもイタリアでも人気のある靴なので、自分も入り口はアイビーでしたが、もう少しテイストの幅が広い靴という認識です。
 

自分の周りでデッキシューズをよく履いているイタリア人と言えばこの人ですね。
 

 

TITO ALLEGRETTO 

 

 

彼はイタリアのテイストにアメリカのテイストをミックスするのがとても上手です。


ナポリの洋服屋は皆コテコテのドメスティックなサルトリアスタイルと思っている人も多いと思いますが、それは我々日本人の妄想です(笑)。


FORTE DEI MARMIでもデッキシューズを履いている人をよく見かけました。

 

 

10年くらい前はドライビングシューズを履いていた人が多かったですが、今はデッキシューズが圧倒的に多いです。

 

 

イタリア的なテイストが好きな人は、以前流行したドライビングシューズと同じ感覚で合わせてもらえばいいと思います。



ちなみに、前にアップした出張レポートでも少し触れていますが、来年の春夏はデッキシューズの流れが少し強まっている印象です。

 

 

 

 

KITONのショップディスプレイにも使われていました。


大きな流れで言えば、夏らしいホワイトソールの靴の流れが強まっているということなのです。


その中で最もトラディショナルなデッキシューズが再注目されているかなという印象です。


と言っても、自分はずっと履いているので流行りは全く関係ありません。

 

 

 

 


 

ビーフロールのローファー

 
 
4足持っていますが、この3足は夏によく履きます。
 
 
ビーフロールのローファーはカジュアルに見えるので、真夏の軽いコーディネートには良く合います。
 
 
下段右のブラウンはオイルドレザーを使ったローファーです。
 
 
最近はオイルドレザーのローファーを展開しているブランドも少ないのでピンとこない人も多いと思いますが、我々世代にとってはアメトラの定番アイテムで、自分も80年代の後半頃はCOLE HAANのオイルドレザーのローファーをよく履いていました。


ボタンダウンに2プリーツのチノパンにオイルドレザーのローファーと言うのは、ある意味当時のアメトラの定番的なスタイルでした。


自分は当時のラルフローレンのイメージが強いです。


 
自分でもちょと昔っぽいコーディネートだと反省していますが、ボタンダウンは80年代に買ったIKE BEHARのマドラスチェックでパンツはGTAの2プリーツのサイドアジャスターです。


一応アメリカとイタリアのミックススタイルですが、自分が着るとどうしてもトラッド色が強くなりますね(苦笑)。
 

シャツがリアルアメカジすぎたのが失敗でした(苦笑)。
 
 
真夏はライニングのあるグッドイヤーのローファーやタッセルを履くとどうしても足元が重くなるので、このような軽く見えるローファーを持っているとコーディネートがまとまりやすくなります。
 

軽いジャケットスタイルに合わせてもいいですね。
 
 
合わせている画像ありました。
 
 
ポロシャツにジャージジャケット。
 
 
こんなコーディネートにも合いますね。
 
 
 
 
 
 

アンラインドのローファー

 

 
クラシックなグッドイヤーのローファーはライニングのないローファーがおすすめです。


ライニングのないローファーは履き心地も軽いですが、見た目も華奢に見えるので真夏の軽いコーディネートに良く合います。
 
 
自分が持っているのはこの2足。


コーディネートのアドバイスは特にありません。

 
と言うのも、クラシックなローファーをあわせるコーディネートの時に、アンラインドのローファーをあわせると足元が軽く見えていいというアドバイスなんです。


色は右側のウィスキーコードバンの色がいいですね。


明るいブラウンのローファーは、ある意味夏の必須アイテムだと思います。
 
 
ですが、意外とマーケットにないですよね?


BEAMSもしかり・・・


すみません・・・


来年はやらないとですね。
 
 



 
ホワイトバックスとダーティーバックス

 

 

特にホワイトバックスはよく履いています。


BEAMSにアルバイトで入社した1985年にWALK OVERのホワイトバックスとダーティーバックスを買って以来、今も履いているので自分の中では夏の定番中の定番と言える靴です。

 

 

 

 

 

 

コーディネートはこんな感じで、シャツいちから軽いジャケットの足元まで結構出番が多いです。

 

 

自分の感覚では白いスニーカーとあまり変わらないので、とてもイージーな靴でもあります。


ホワイトバックスがちょっと難しいかなと言う人は、ダーティーバックスがおすすめです。


ベージュのスエードでも足元は充分に軽く見えます。

 

 

ホワイトバックスとダーティーバックスは、アメトラ的なイメージが強い人も多いと思いますが、自分はフレンチアイビーのイメージが強いです。


80年代のフレンチアイビー的なコーディネートには欠かせない靴で、BEAMSのスタッフは持っていなければならないマストアイテムだったわりには、今のスタッフはあまり履いてない感じですね。

 

 

当時のフレンチアイビーのリアルな話ができる人が、私を含めて社内に数人しかいないので仕方ないかなと思います。

 

画像は1993年のパリのMARCEL LASSANCEのディスプレイ。

 

 

COLE HAANのホワイトバックスとダーティーバックスが並んでいます。

 


MARCEL LASSANCEは、80年代からずっとホワイトバックスとダーティーバックスを展開していました。


自分は実体験の話しかしないので間違った情報は出しません。


フレンチアイビーやフレンチスタイルに関しては、業界でも怪しい情報が蔓延っているが正直ちょっと気になります・・・

 

 




 

ビットローファー

 


今持っているのはこの4足。


自分が初めてビットローファーを買ったのは1986年。

 

 

その年にCOLE HAANのビットローファーが入荷してきて、BEAMSのスタッフの間でちょっとしたビットローファーブームが起きました。


その後、雑誌のPOPEYEでビットローファーの特集が組まれ、スタッフだけでなく顧客様も含めたブームが起きました。

 

 

ちなみに、その時にPOPEYEの特集ページで紹介されていたのが、映画 太陽がいっぱいの中でアランドロンがビットローファーを履いている画像。


ブルーのボタンダウンにホワイトジーンズ、ブラウンスエードのビットローファーだったような・・・


当時自分も真似をして、IKE BEHARのブルーのオックスフォードのBDにリーバイスのオフホワイトのカツラギの505をはき、COLE HAANのブラウンのビットローファーを履いていました。


90年代や2000年代前半頃にリバイバルブームが何度か来て、バイヤーとしてそのたびにバイイングしてきたので、昨今のブームはいったい何度目のブームなんだろうという感じです。

 

 

 

 

シャツいちの足元に少しニュアンスをつけたい時もいいですし、スーツにノータイの時に足元を軽く見せる効果もあります。

 


ローファーやタッセルだと足元が堅いなと感じるときは、ビットローファーを選ぶといいですね。

 

 




 

ベルジャンシューズ

 


数年前にブームが起きたベルジャンシューズ。

 


BEAMSスタッフもよく履いていたので、持っている人も多いのではないでしょうか。


ブームと言う意味では落ち着いた感じですが、柔らかく軽いシンプルなスリッポンは真夏のコーディネートに良く合います。


夏でもウールのトラウザースをはく人にはいいですね。

 

 

 

小林もウールのパンツに合わせてよく履いています。

 

 

コットンのパンツにも合いますが、自分はなんとなくウールのパンツにあわせた方が靴が引き立つかなと思っています。




 

 

 

エスパドリーユ

 


RIVIERASはスペイン製ですが、正確にはエスパドリーユではなく、スニーカーとエスパドリーユの中間という感じのスリッポンです。

 

 

エスパドリーユよりもアッパーもソールもしっかりしていて、街中でスニーカーのように履けるのが気に入って5色所有しています。


一番カジュアル感の強い靴ですが、ドローコードのパンツやプルオーバーのシャツを着るときはリラックス感のある足元がいいので、夏はかなり出番が多い靴です。

 

 

 

 

 

 

このように、プルオーバーシャツやスキッパーにドローコードのようなリラックス感のあるスタイルには最適です。

 

 

休日も夏はほぼドローコードのパンツなので、結構ヘビーローテーションで履いています。

 

 

リビエラが日本で流行ったのが5年以上前だと思いますが、自分の中ではずっと夏の定番で流行りに関係なく今も履いています。


日本に代理店がなくなりましたが、またBEAMSで展開したいと思っています。



 

 

 

このあたりが真夏に軽装になった時によく履く靴です。

 

 

こうやって見ると、結構な足数ありますね・・・(笑)


気に入ると色違いでそろえる癖があるので、どうしてもこんな感じになります。


流行り廃りに関係のないデザインのものがほとんどなので、色違いで持っているとコーディネートの幅も広がりますし、長く履くこともできます。

 

 

 




これら以外でBEAMSのスタッフやお客様がよく履いているのはグルカサンダル。

これも真夏にはいいですね。


自分は何故か一足も持っていないんです・・・


大学生の時にも大ブームがあったのですが、その時も履きませんでした。


嫌いなわけではないですが、なんとなく自分のテイストではないと言うのが理由です。

 

 

 

 

 

 

トレンドという意味では、こんな感じのスリッポンでしょうか。

とにかく今ヨーロッパで大流行しています。

 

 

イタリアだけでなく、フランスや英国でもよく見られるスリッポンです。


来年の春夏はさらに流れが強くなりそうなので、このようなテイストが好きな方は要チェックです。

 

 

 

 

 

 

今回は先日のインスタライブの流れから、真夏の軽いスタイルに合う靴をご紹介しました。

 

 

あくまでも自分のコーディネートの範疇ではありますが、このあたりの靴はシャツいちのコーディネートにも良く合う靴だと思います。


自分が電車の中や街中で見る限りでは、軽装になっているのになんとなく足元が重いなという人が目につきます。

 

 

コーディネートの中で靴は重要なので、服が軽くなったら足元も軽く見せないとアンバランスに見えるものです。

 

 

実はベルトやバッグも重要・・・


これに関しては、また別の機会にお話ししたいと思います。


実は自分もいま夏用のバッグを探しています。

 

 

なかなか見つからないものですね・・・








 




 

真夏に向けて

 

湿気のないヨーロッパから帰ってきて、いきなりの猛暑と80%を超える熱帯地方のような湿度にまいっています。

 

 

この時期は展示会で一日中外回りで歩き回るので、さすがにジャケットやスーツも着れません。


と言いますか、ジャケットやスーツを着て歩き回ったら、おそらく熱中症で倒れます(笑)。


ここ10年くらいはヨーロッパの出張から帰ってきて1週間くらいはジャケットやスーツを着ますが、その後猛暑になって着れなくなるというパターンです。


20年以上前は”梅雨寒” などと言われ、この時期でも雨が降ると涼しくなって羽織りものが必要になることが多かったですが、最近はほとんどありません。


日本の夏の気候は確実に熱帯地方と変わらなくなってきています。


今回は、これから一ヶ月は続く危険な暑さの中で着ることを考えながら購入したものをご紹介します。






RESOLUTEのデザイナー林さんがディレクションしているシャツブランド”FAR EAST MANUFACTURING” のボタンダウンシャツ

 

 

 

 

 



綺麗なグリーンと真夏でも快適なドライタッチの生地が気に入って入荷後すぐに購入しました。


生地はかなり細めのピケと思っていましたが、MICRO SUCKER(マイクロサッカー)という生地らしい・・・


生地の蘊蓄は聞いていませんが、とにかくサラサラしていて暑い日でも快適に着られそうな生地です。
 
 
 
 
 
ソフトな襟で綺麗なロールがでるボタンダウン。
 

 

 



袖はプリーツではなくギャザー使用。


フロントボタンは6個と、つまりあのブランドのディティールを忠実に再現しています。


細かな蘊蓄はホームページでご確認ください。

 

 



早速着ました(笑)。

 
 
 



自分世代がアメカジ風で着るとコスプレっぽくなるので、サイドアジャスターのパンツにホワイトのデッキシューズを合わせて、アイビーっぽさもありながら、少しヨーロッパの雰囲気を入れたコーディネートにしました。


先日インスタにアップしたらところ、すでに多くのお問い合わせをいただいているようですが、FAR EAST MANUFACTURINGのシャツは原宿のBEAMS Fでしか展開していないので、BEAMS Fでしか購入できません。


ご興味のある方は、大変お手数ですがBEAMS Fにお問い合わせいただけますでしょうか。


グリーンの色がとても綺麗で着心地のいいボタンダウンです。




 
 
自分のリコメンドアイテムでもご紹介した、BEAMS FオリジナルのマドラスチェックBD

 

 

 


遅ればせながら、先日やっと購入しました。
 
 
 
 

グリーンベースにネイビー、レッド、イエローのコンビネーションが気に入って自ら選んだ生地です。

 



自分のマドラスチェックを選ぶポイントは、新品の時に少し濃いかなと感じるくらいのトーンを選びます。


理由は、マドラスチェックは色落ちするので、淡い色や白場の多い生地だと洗濯を繰り返すと結構早く色褪せした感じになるんです・・・


それはそれでマドラスの味ではあるのですが、自分くらいの年齢になると色褪せしたマドラスチェックを着るとくたびれた印象に見えるので、自分はそこまで考えて生地を選んでいます。


と言うことで、この生地も洗っていくとグリーンの色が浅くなり、いい色になっていくと予測して選んだ生地なんです。
 
 
そこまで考えて生地を選んでいるなんて誰も思いませんよね。
 
 
もう40年以上マドラスチェックを着ているので、経験がものを言っているということですね。


ちなみに、色褪せたマドラスチェックを復活させる方法があります。


もうこれも知っている人が少ないと思いますが、別の機会にやり方をお知らせします。
 

このシャツ、今月から30%OFFになっています。


私のおススメのマドラスチェックなので、この機会に是非。
 
 
 
 
 
 
 
これからの季節重宝するオープンカラーのシャツを2枚購入しました。
 

 

一枚目はGUYROVERのハイビスカス柄のプリントシャツ

 

 

 

 
 
 
生地のベースがインディゴブルーなので、白とのコントラストがすごく綺麗なんです。


洗いこんでいくとさらにいい色になりそうです。


GUYROVERのオープンカラーシャツは小さめなので、サイズをワンサイズアップしてMサイズを購入しました。


オープンカラーシャツはリラックス感が大事なので、多少ゆったりめを選んだほうがいいです。


ちなみに、着丈は少し長いので1.5㎝詰めました。


タックアウトして着るシャツは、着丈の長さが合わなくて諦める人が多いようですが、シャツも着丈の長さはお直しして着ましょう。


私も長く感じるものは、全てお直しして着ています。


このシャツ、先週まで在庫があったのですが、今日調べたら完売していました・・・


私もギリギリ購入できたという事でした。
 




 
 
 
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4月にシンガポールに行った時にCOLONY CLOTHINGの店頭で見て、これは買おうと思っていました。
 


 
 
このシャツはBLOCK PRINTという、天然染料を使い職人の手作業で染められた生地を使っています。
 
 
 


ネクタイのマダープリントと同じような染め方ですね。
 
 
 
 
 
とても手がかかりますが、生地に染料を吹きかけるインクジェットとは違う深みのある色柄が出ます。
 
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ハンドプリントで染めた雰囲気は画像でもよくわかると思います。


ブルーの部分が深みのあるいいインディゴブルーですね。


私はチェックのイメージが強いと思いますが、こういうエスニックなプリントも大好きなんです。


私が企画した COLONY CLOTHINGの10周年のイカット柄もそこからきているんです。

 


このシャツは3色展開ですが、データを確認したところ、私が購入したこの色が一番よく売れているようです。
 

まだ在庫はありますが、生地が薄くてこれからの季節に快適に着られるシャツなので、梅雨明けすると一気に品薄になる可能性もあります。


ご興味のある方は、最寄りのBEAMS PLUS展開店舗で色柄をご確認いただければと思います。


ちなみに、このシャツも着丈を2㎝詰めました。


PLUSのシャツは全般に着丈が長いんですよね・・・


なので、いつも必ずお直しします。


小言だけでなく、アドバイスします(笑)。
 
 
 
 
 
 
イタリアで見てずっと気になっていたDRUMOHRのニットのスキッパー

 

 

 

 

 

 
DRUMOHRのブランドアイコンであるビスコッティ柄のスキッパーです。
 
 
 
 
FORTE DEI MARMIのDRUMOHRのショップにあった、ビスコッティ柄のスキッパーがずっと気になっていました。
 
 
帰国後もずっと気になっていたので、代理店さんにお願いして取り寄せてもらいました。


しっかり編まれたニットスキッパーですが、リネンとコットンの混紡なのでサラサラしていてとても着心地がいいです。
 
 
真夏は一枚で着ますが、ネイビージャケットの下に着てもいいですね。


まだ一度しか着ていませんが、気に入りすぎて来年の春夏用にバイイングしました。
 
 
色はこのネイビーと画像のグリーンの2色展開です。


来年の春夏の自分のリコメンドアイテムに入るので、是非ご購入いただければと思います。


ちょっとお高いのですが・・・
 
 
 
 
 
ちなみに、同じ糸を使ったVネックのニットを今シーズン展開しています。
これもいいですね。


イタリアのDRUMOHRのショップで見たら絶対に欲しくなるニットです。


今月から30%OFFになっているのでこの機会に是非。


来年は確実に値上がりします(苦笑)。
 
 
 
 
 
 
基本的に仕事の時はどんなに暑くても長袖で、半袖は休日に着るというのが自分なりのルールです。
 
 
真夏は重ね着はしないので、どれも基本的に一枚で着てサマになるものです。


パンツも手持ちのドローコードのパンツやホワイトやベージュやデニムのトラウザースに合わせるので、難しいことは何もありません。


とにかく何を着ても暑いのは当たり前なので、涼しく見えるコーディネートをすることも大事だと思います。


そして、意外と足元だけ重いという人が多いので、真夏は足元が重くならないような靴のチョイスも重要です。
 
 
夏靴の話は長くなるので、また別の機会に。


 
 
 
今日は真夏用の服の話でした。


自分はドレススタイルが好きなのでジャケット、スーツを一年中着たい派ですが、7月と8月の湿度の平均が80%で最高気温35度越では、もはや屋外でジャケットやスーツを着て動き回るのは体調にもよくないので、この時期は仕事の時は長袖のシャツというのを自分の中でのドレスコードにしています。


自分はクールビズ否定派ではないですが、クールビズだからどんな格好をしてもいいというのは否定します。


なので、自分自身の中で最低限のルールを作っておくのことは大事ですね。


くだけすぎないクールビズ、実は皆さん結構悩まれているのかなと思います。


参考になるかどうかはわかりませんが、お知らせしていければと思っています。












 
 
 
 
お待たせしました。

MR_BEAMS CHANNEL 2024秋冬NAKAMURA NOTE アイテム編 アップしました。
是非ご視聴ください。


 
 

 

イタリアの富裕層の週末


PITTI UOMOが終わった金曜日に、フィレンツェと同じトスカーナ州のリゾート地 FORTE DEI MARMIに行ってきました。


FORTE DEI MARMIは高級別荘地で、自分が取引しているイタリアのブランドのオーナーたちもここに別荘を持つ人が多く、


春から秋にかけて、週末は毎週ここで過ごすという人も多いです。





小さい街ながら、メゾン系ブランドからセレクトショップまで多くの店があることも聞いていたので、以前から一度来てみたかった街でした。

 

FORTE DEI MARMIは、近くの山から採れる大理石をこの街に集め、港から各地に運んだことで栄えた街とのこと。


もともとは沼地でしたが、ムッソリーニが首相だった時代に埋め立てをして開拓したのが別荘地としての始まりのようです。


ちゃんとイタリアの人から聞いたことを覚えています。


ネットで検索してもヒットしないので、しっかり学習しないとダメですね。


訪れた土地の歴史や文化に触れるということが大事で、彼らが説明してくれることはしっかり聞かなければなりません。

 






宿泊したホテルは、あのGIANNI AGNELLIの別荘だったというホテル。




クラシックスタイルで静かでとても良いホテルでした。
 

 

 

 


ホテルにチェックインして、今回一緒に週末を過ごしたイタリアのサプライヤーの社長の別荘へ。

 

 

 

 

 

 



ポルシェGT3と1958年製のFIAT600カブリオレ、クラシックベスパ、そしてちょっとボロい普通の自転車・・・


どこかの国の成金とは全く違う趣味の良さです。


改装中の別荘の中もすべて見せてもらいましたが、ところどころにアートをちりばめた趣味のいい空間でした。




 

 

少し遅めのランチは、彼がメンバーになっているビーチクラブのレストランで。

 

 

 

 


 

日本風に言えば会員制海の家という感じでしょうか・・・


ビーチクラブはレストランだけでなく、オーナーだけが入れるビーチサイドにプライベートキャビンという専用スペースがあります。


プライベートキャビンはパラソルではなく、布の屋根がついていて専用のチェアとベッドがセットされたプライベートスペースです。


ようは、会員となってこのスペースの権利を買うんです。


なにもかもレベルが違いすぎて驚くばかり。


ランチの後は、彼が所有するプライベートキャビンでゆっくりしました。







夕食は彼らが行きつけの海辺のレストラン RISTRANTE GILDAへ。

 

 

 

 

 

 

 


前菜少しと薄くてクリスピーで軽いピザとパスタだけにしたのですが、彼らが食べていたアラゴスタ アッラ カタラーナ(伊勢海老のサラダ)を見ていたら食べたくなり、結局いつものように食べ過ぎました(苦笑)


料理の写真撮っている人なんて誰もいないので、料理の画像は少なめです・・・


 

 

 

 

街中の移動はFIAT600カブリオレで。

 

 

 

 

 

 

彼の祖父から受け継いでいるというこの車は、完ぺきにレストアされた極上の個体です。


お金持ちの街なので高級車もたくさん走っていますが、誰もが振り向くのでどんな高級車より一番目立っていました。


ちなみに、彼は社用車でBMWのM6に乗り、趣味でポルシェ356スピードスターも所有しています。


庶民の私には、もうなにがなんだかわかりません(笑)。




 

 

翌日はホテルで朝食を食べてから街をリサーチ。

 



小さい街なので、どんなにお金持ちでも移動は徒歩か自転車が基本です。
 

 

 

 

 

メゾン系のブランドからBEAMSでも取り扱いのあるブランドや有名なセレクトショップまであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらのお店はほんの一部。


別荘にたくさん服を持ち込まない富裕層たちは、現地で服を買って別荘に置いておくようです。


高級なホテルに宿泊している観光客も服は現地調達のようで・・・


レベルが違いますね。


 

 

 


HORTE DEI MARMIで一番高級なホテル”PRINCIPE”のDRUMOHRのディスプレイ。

 

 

 



SPAに行くエントランスの一番いい場所の壁面にディスプレイされています。


最高級ホテルなので宣伝効果は抜群ですね。


 

 

 

 

宿泊者の気分だけ味わいたいのでお茶だけしました(笑)。

 

 

 



エスプレッソ1杯千数百円・・・


円安もありますが、もはや金銭感覚がおかしくなります。

 

 

 

 

 

ランチはPRINCIPEのビーチクラブで。

 

 

 

 

 



クッションカバーもビーチタオルもすべてDRUMOHR。


このホテル、トップシーズンは1泊30万円からで最低でも4泊しないと予約できないそうです・・・


ということは、最低120万円払わないと泊まれないということ・・・


そのホテルのビーチクラブのクッションとビーチタオルがすべてDRUMOHRということなんです。


このビスコッティ柄のビーチタオル欲しい・・・


どこで使うの?ということですね(笑)。
 

 

 

 

 

ランチは夜に備えて軽めのボンゴレで。

 



★★★★★Lのホテルのパスタですから、美味しいのは言うまでもありません。

 

 

 



リサーチの後、夕飯まで時間があったのでこの日もビーチクラブへ。

 

 

 

 

 

 

 



土曜日はこの時期でも人が多いと聞いていましたが、意外と混雑もなくゆったりとした感じでした。


 

 

 

FORTE DEI MARMIの海は正直それほど綺麗ではありません。

 



砂が少し黒いので、波が立つと砂が舞い透明度がなくなります。


新潟の海と同じ感じです。

 

 

 

 

 

カラフルな水着はイタリアのリゾートのマストアイテム。

 


最低でも1週間分の水着はリゾートに持ってくるそうです。


なので、同じ水着を二日連続ではいたり、色が褪せたような古い水着をはいている人は誰もいません。


ヨーロッパの水着のマーケットがとても大きいのは、日本とは全く違う文化によるところが大きいですね。


日本人のような丈の長い水着やブカブカの水着はいた人も全くいません。
 

 

 

 

 

 

今回招待してくれたDRUMOHRの社長のミケーレと2ショット。

 



二人とも長袖のリネンシャツ。


乾燥しているイタリアの夏は、海辺でも麻のロングスリーブです。

 

 

 

 

 


夕食前にFORTE DEI MARMIの丘の上にある街 PIETRASANTAをリサーチ。

 

 

 

 

 


ピエトラサンタは庶民的なお店やアートギャラリーが多く、海辺の街とは違った趣があります。


カジュアルなレストランやカフェも多く、とても活気のある街です。


 


 


夕飯はピエトラサンタにあるレストラン”GIACOMO PIETRASANTA”


 



ミラノの有名店 ”DA GIACOMO” の支店のようですが、実は私DA GIACOMOがあまり好きではないんです・・・


理由は味付けが濃くて重いので、数回行ったことはあるのですが、美味しいと思ったことが一度もなく、正直ジャコモか・・・と思ったのですが、ミラノとは全く違う軽くて上品なとても美味しい料理でした。


ミケーレが連れて行ってくれたレストランで、ハズレだったことは今まで一度もないんです。

 


 

 

 

 

食後はFORTE DEI MARMIで一番美味しいというジェラート屋へ。

 

 

高級なレストランの食後にわざわざ庶民的なジェラート屋に連れて行くというのが、余裕のある人のホスピタリティですね。

 

 

 

 

 


FORTE DEI MARMIは小さな街なので、自転車の乗る人がとても多いです。

 

 

 

 

 

 

別荘を持っているお金持ちもホテルの宿泊者も基本は徒歩か自転車です。


自分もホテルで自転車を借りて、街中も海に行くのも自転車で移動していました。


イタリアの自転車なのでオシャレに見えますが、基本的には日本でいう ”ママチャリ” です(笑)。

 

 

このギャップが気張った感がなくてとてもいい感じなんです。

 

 

 

 

 

 

そして、自転車を適当に停めてカフェでくつろぐ。

 

 

ゆったりとしたユルい時間が流れます。

 

 

 


 

 


ミケーレは顔が広いので、色々なところで知り合いと会って声をかけられます。


まるでHORTE DEI MARMIの若き主ですね(笑)。

 

 

 

 

 

 

ミラノに移動する前にビーチクラブのレストランで軽く昼食。

 


 

 




日曜日はさすがに混んでいるので予約が必須。


メンバーでもピークの時間帯は予約が難しく、30分だけ席を用意してもらって軽く昼食をとってミラノに向かいました。

 

 

 

 

 

ずっと行ってみたかったHORTE DEI MARMI。


実は今回は一人で行こうと思っていました。


フィレンツェからの交通手段を調べるためにイタリアの取引先に色々聞いていたら、ここに別荘を持つDRUMOHRの社長のミケーレからお誘いがあり、一緒に週末を過ごすことになりました。

 

 

リサーチもレストランもリラックスタイムも完璧なオーガナイズで感謝するばかりです。

 

 

ここ数年春夏はリゾートスタイルの流れがあるので、リアルな富裕層のライフスタイルとリゾートスタイルを見ることができ、とても参考になりました。

 

 

日本にヨーロッパのリゾートスタイルをそのまま持ち込むのはなかなか難しいですが、休日の街着としてどのように落とし込んで提案していくかがポイントなのかなと、ここ数年思っています。

 


Tシャツ、短パン、ビーチサンダル、ここから変えていかないとですね・・・

 

 

 





 

ヨーロッパ出張レポート

 

先週金曜日にヨーロッパ出張から帰国しました。


今回の出張はフィレンツェ→ミラノ→ロンドンの3都市をバイイングとリサーチで回りました。


今回はPITTI UOMO、ミラノのショールームとリサーチ、ロンドンのリサーチ、PITTIのスナップも含めて、2025春夏の大枠の流れをご報告します。


かなり画像が多いですが、じっくりとご覧いただければと思います。




 

まずは、一番わかりやすい色の傾向から。

 

”ホワイトから生成のナチュラルトーン”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


昨シーズンから続く流れですが、サプライヤーの提案も着用者も相変わらず多く、来春夏もこのナチュラルなトーンの傾向は確実に続くと思われます。


 

 

”ホワイト~生成りから続くベージュ、ライトブラン”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとピンボケですが、こんなグラデーションのコーディネートもいいですね。

 

 

 

同じベージュ系でも、このような少し黄色味がかったベージュも多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリーミーなベージュと言うキーワードがよく聞かれたので、ベージュの中のバリエーションとして提案されている印象です。

 

 

 

 

 

”グリーンの打ち出しがかなり多く見られました”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明るいグリーンもありますが、画像のようなペールトーンや少しスモーキーなトーンの落ち着いたグリーンが多く、流れはこちらのトーンになっている印象です。

 

 

 

 


”ブルーはサックスブルーが多く見られました”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


グレーがかったような少しトーンを抑えたサックスブルーが多く見られました。


ブルーはここ数シーズンロイヤルブルーやコバルトブルー系のトーンが主流でしたが、来春夏はサックスブルーに移行しそうな印象です。

 

 

 

 

 

 

”ピンクも発色を抑えたスモーキーなトーンが増えています”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色モノは発色の良いトーンもありますが、ペールトーンやスモーキーな発色を抑えた色が増えそうです。

 

 

理由は、最も強い傾向であるホワイトや生成りとの相性にあると思います。


発色の良いカラーを合わせるとメリハリがつきすぎるので、なじみやすいペールトーンやスモーキーなトーンが増えているのだと思います。

 


 

 

 

 

”ほとんどのニットブランドが展開していると言っても過言ではないオープンニット”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



昨年から少し見られるようになってきた、オープンニットやメッシュニットと言われる”穴あき風?ニット” がかなり増えています。

 

ニットの明らかな流れであることは間違いありません。


肌が見えることを気にする日本人にとっては、オープンになっているスペースが小さいものを選ぶことがポイントとなりそうです。


BEAMSでも、今シーズンベストやポロで展開しましたが、とても人気がありました。

 


 

 

 

”既にジャケットに代わるアウターとして一般的になったカバーオールタイプやダブルポケットのシャツジャケットは、薄く軽い素材を使ったものが増えています”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テーラードジャケットを含めて、羽織りモノは ”LIGHTNESS” というキーワードをとにかくよく耳にしました。


このタイプのジャケットもシャツ生地を使ったりリネンの素材を使ったりして、より軽いものが増えています。

 

 

 

 

 


”テーラードはとにかくダブルブレストが多く見られました”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ数シーズン秋冬も含め、サプライヤーのダブルブレストの打ち出しと着用者の多さは、日本のマーケットとの違いを感じさせます。


日本ではブレザーは大人気ですが、それ以外はなかなか広がらないという印象です。

 

 

個人的には柄モノのダブルブレストが好きなので、過去に何度もバイイングをしてチャレンジしてきましたが、なかなか結果が出せずに最近は諦めていましたが、来春夏は久しぶりにチャレンジしてみようかと勝手に思っています。


部下たちに迷惑かけない程度に・・・(苦笑)




 

”少しウェスタンの流れが来ているかなと・・・”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月のPITTI UOMOでもコスプレ系のウェスタンルックのインフルエンサーが増えたと感じましたが、デザイナーズのコレクションでもウェスタンの流れが見られることもあり、ウェスタンシャツの打ち出しが少し増えていました。


ウェスタンの流れが来ていると言っても、シャツやベルトで取り入れるくらいであって、さすがにハットやブーツの流れがあるわけではありません。


自分の経験上ウエスタンの流れは数年に一度訪れます。


特にイタリアは ”マカロニウェスタン” と言われるイタリア製西部劇が60年代から70年代に大ブームだったので、私より上の世代から脈々と続くウェスタン好きの系譜があるように感じます。


そう言えば、昨年お亡くなりになった信濃屋の白井さんもウェスタン好きでした。
 

 

 

 

 

 

”ホワイトソールのスリッポンがとにかく多く見られました”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もともとイタリアのシューズブランドが得意としていたものですが、近年LOROPIANAのスリッポンが大人気のこともあり、シューズブランドだけでなく、トータルブランドでも広く展開されています。

 

 

 

ちなみに、この画像はロンドンのGEORGE CLEVERLEYのディスプレイ

 

 

 

 

今や英国を代表するビスポークシューメーカーでも、このようなスリッポンを展開しています。

 


他の英国の靴ブランドも軒並みこのタイプのスリッポンやスニーカーを展開しているのを見ても、好きか嫌いかは別として、英国も世代が変わりクラシックの考え方も変わってきていることを感じます。
 

 

 

 

 


”ホワイトソールほどではないですが、デッキシューズも多く見られました”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分はデッキシューズが大好きなので、この流れはいいですね。


先日夏用に6足目のSEBAGOを買いました。

 

 

今やKITONでもデッキシューズを展開する時代です。

 

 

 

 

 

本格的なドレスシューズブランドも軽いアンラインドのモデルの展開が増えています”

 

 

 

 

 

 

これも賛否両論あると思いますが、欧米では確実にこういうタイプを望む消費者が増えているのは間違いないようです。


グッドイヤーでアンラインドのものもあれば、マッケーのものもあります。

 


自分はクロケットのフレックスソールのコードバンのアンラインドローファーを購入したので、今年の夏はそれを履きます。

 

 

 

 

 


”今シーズンBEAMSでも大人気だったストライプ柄の流れが継続しています”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストライプは、昨年に続きサプライヤーの提案も着用者もとても多かったです。


今シーズンとは明らかに違う新たな色柄のストライプもあり、さらにバリエーションが増えている印象です。

 

 

 

 

”メタルボタン使いのジャケットやコートが再び増えている印象”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年前にBEAMSでもメタルボタンのアイテムがとても多い時期がありましたが、再びメタルボタンづかいのアイテムが増えている印象を受けました。


ジャケット中心ですが、テーラードだけでなくニットジャケットやジャージジャケットのメタルボタンづかいも見られます。


個人的には、ニットジャケットやジャージジャケットのようなカジュアルなジャケットのメタルボタンづかいがいいと思っています。

 

 

 

 

 

 

これ以外にも色々な傾向がありますが、現時点ではこのあたりが大枠の流れになるのではと思っています。


今回も12日間の出張で画像を650枚程度撮ってきました。


我ながら毎回よく撮るなと思います。


これから日本の展示会が始まるので、最終的には700枚を超えると思います。


これが2025春夏のディレクションのひとつの参考になるのと、中村ノートのスタートになるので、記録はしっかり残しておかなければなりません。


7月に入るとセールが始まりますが、来年のために今年押さえておくべきアイテムの参考にもなればと思っています。


そして、ファッション業界の方で会社にレポートを提出しなければならない方々の参考にもなればとも思っています。


ただし、上司がこのブログを見ているとカンニングがバレますので、あくまでも参考程度に・・・(笑)。


各ブランドの情報は、現地で行ったインスタライブのアーカイブを自分のアカウント(@beams-nakamura)に残してありますので、そちらを是非ご視聴いただければと思います。


PITTIやミラノに行っても何もなかったというバイヤーもいますが、自分はそんなことはないと思っています。


確かに目新しいブランドや劇的な変化はないですが、小さな変化は必ずあります。

 

 

それを見逃さないことが大事。


行き続けなければわからないことをじっくりと丁寧に。


それを大切にしていかなければならないと常に思っています。











 

 

 




 

2024秋冬おススメのアイテム


大変お待たせしました。

 


店舗の商品説明会も終わり、やっと2024秋冬のおススメアイテムをご紹介できる時期となりました。


まだサンプルが入荷していないものも若干ありますが、現時点での私のおススメアイテムをご紹介します。

 

 

たくさんありますので、じっくりとご覧いただければと思います。

 

 

 

 

 

BLU BREのケーブルセーター 

 


 

 

 

 

 

以前このブログでも紹介した、私が個人買いしたVANDORIのコットンケーブルのニットです。


問い合わせが非常に多く、ブログで紹介してからVANDORIさんのストックもすぐに完売したので、BEAMSで展開することにしました。

 

自分が実際に気に入って着ているものなので、皆さんにも是非着ていただきたいと思いバイイングしました。

 

 

ネームはBLU BREになります。

 

 

 

 

 

 

 

TBRMのショールカラーのニットジャケット

 

 

 

 

 

 
今シーズンから新たに展開するイタリアのニットジャケットのブランドです。


上品なライトグレーのヘリンボーンとダブルフェースのように裏がキャメルカラーになっているのがとてもラグジュアリーな雰囲気に見えるニットです。


似合うモデルに着てもらいました(笑)。



ご覧のようにシルエットがとても綺麗なニットジャケットです。





TBRMのカシミヤのニットジャケット

 

 

 

 

 

 
同じくTBRMのカシミア100%のニットジャケットです。
 
 
カシミアの糸を贅沢に使い、かなりしっかりと編み込まれたニットジャケットです。


編みが違いますが、同じモデルを小林に着てもらいました。

 
TBRMのニットジャケットの特徴は、ニットジャケットでありながら、まるでテーラードジャケットのようなラインが出ることです。


実際に着ていただくと、今までのニットジャケットとは明らかに違うことを実感していただけると思います。
 
 
 
 
 
 
 
COLONY CLOTHINGのウルトラスエードのシャツジャケット
 
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BEAMSでも人気のCOLONY CLOTHINGの定番、ウルトラスエード(洗える人工スエード)のシャツジャケットをアップデートしました。


よりシャツジャケット風に見えるように、腰にサイドポケットを付け、ボタンを大きいものに変更しました。


これで今までよりもCPOジャケット風に見えるようになりました。


色はベージュとライトブルーの2色展開ですが、このライトブルーが特におススメです。


いかにも私が選びそうな色ですよね(笑)。
 

 
 
 
 
EAST HARBOUR SURPLUSのネイティブ柄のジャージジャケット
 
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PITTI UOMOのブースで見た時から、これはバイイングすべきジャケットと思っていました。
 
 
 
 
自分からするとこのネイティブな柄のジャケットは、かなり80年代のフレンチアイビーを感じさせるジャケットです。

 
こんな風にデニムジャケットとのレイヤードもいいですね。


プレス内覧会でもメディアの方々からご好評いただいているジャケットです。
 
 
 
 
 
 
 
CIRCOLO コーデュロイ ジャージジャケット
 
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太畝のコーデュロイに見えますが、ストレッチのきいたジャージジャケットです。
 
 
 
 
少しスモーキーなグリーンのトーンが絶妙です。
 
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ダブルブレストのジャケットの流れが来ていますが、テーラードのダブルをさらっと着るのは難しいので、こんな感じのジャージジャケットがおススメです。
 

イタリア製にしてはお手頃な価格なので、テーラードジャケットより楽に着られるものを探されている方にもおススメしたいジャケットです。
 
 
 

 
 
 
TAGLIATORE コーデュロイ ジャケット
 
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今シーズンもコーデュロイの流れは続いていますが、ラギッドな色ではなくこんなキレイな色がおススメです。
 
 
 

ウールが混紡されているので、コーデュロイにありがちな硬さがなく柔らかいタッチに仕上がっています。
 
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上品で綺麗なイタリアらしいテイストがお好きな方には特におススメです。


自分が着るならライトグレーのニットにホワイトパンツを合わせて、上品に見えるコーディネートで着たいですね。
 
 
 
 
 
 
 
TITO ALLEGRETTO ブルーのツイードジャケット
 
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青みの強いブルーのツイードは、90年代中頃にイタリアンクラシックが流行り始めたころに人気だった色なんです。
 

近年はあまり見かけない色でしたが、自分も久しぶりにこんなブルーのツイード着たいと思いピックアップしました。
 
 

 
ツイードにありがちな野暮ったさを全く感じさせないブルーのカラーです。
 
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ツイードと言っても重く硬い生地感ではないので、軽くて着心地が良いのもいいところです。
 
 
ネイビージャケットではないブルーのジャケットをお探しの方には、特におススメしたいジャケットです。
 
 
 
 
 
 
 
STILE LATINO グレンプレイド ジャケット
 
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PITTI UOMOの会場で一目惚れしてオーダーしたジャケットです。
 
 
 
 
生地はFERLAで別注したSTILE LATINOのエクスクルーシブファブリック
 
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ブラウンとブラックの大柄のグレンプレイドにグリーンのウィンドウペンという、STILE LATINOでないと作れない絶妙なチェックです。
 
 
 
 
VINCENZO本人が着ていました。


とてもお似合いです。


他のブランドには絶対に見られない、STILE LATINOならではの素敵な柄のジャケットです。


ちなみに、ペイズリーの裏地は無地になります。

 
 
 
 
 
 
BRILLA オリジナル グレンプレイド ジャケット
 
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最近グリーン好きの私が選んだグリーンのグレンプレイド。
 
 
 
 
生地はイタリアのZIGNONE(ジニョーネ)
 
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ZIGNONEは高級な生地メーカーではないですが、この生地はシルクが混紡されているのでとても滑らかな手触りです。


通常BRILLAのオリジナルでは使わない生地メーカーですが、色柄がとても良かったので私が選んでラインナップに加えました。

 
BRILLAのオリジナルにしては値ごろ感がある価格もいいですね。
 

 
 
柄の大きさもコーディネートしやすい丁度いい大きさです。
 
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手持ちのグリーンのチェックジャケットがさすがに古くなってきたので、今シーズンはこの柄を新調しようと思っています。


多色づかいのチェックジャケットが苦手な方にも是非お試しいただきたいジャケットです。



 
 
 
 
BRILLA オリジナル カノニコ別注生地のグレンプレイドスーツ
 

 

 

 
 
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昨年の1月にイタリアのCANONICOのファクトリーに行って別注した生地を使ったスーツです。
 
 
 
 

ミディアムグレーのグレンプレイドにグリーンのウィンドウペンをさしました。

 


悪目立ちしないグリーンのカラーが絶妙です。
 


ジャケットは5~6年前に展開していた、ゴージのラインに傾斜が付いたナポリテイストのモデルをアップデートして復活させました



 


パンツは2アウトプリーツのテーパードシルエット。
 

 

細くも太くもない綺麗なシルエットの2プリーツです。


ビジネスでも使いやすいように、ベルトループ付きのモデルにしました。




 

 

 

 

BEAMS F オリジナル カノニコ別注 ミニガンクラブチェックスーツ

 

 

 

 

 


上のBRILLAと同じくCANONICOのファクトリーに行って別注した生地です。


 

 

ベージュとブラウン、グレー、ブラックという凝った4色づかいのチェックです。

 


このような生地は英国の生地メーカーにはよく見られるますが、暗いトーンのものが多くなかなか自分の理想とするものが見つかりませんでした。


なので、今回別注でイメージ通りの色柄を作ることができました。
 
 
 
 
膨大なアーカイブの資料を見ながらデザイナーと一緒に作り上げた別注生地です。
 


CANONICOの別注生地は色々なお店で見ると思いますが、こんな凝った生地はなかなか無いのでは・・・


まあ、普通に考えればこんなチェックの生地を仕込む人もいないですよね。

 

 

ある意味とてもBEAMSっぽい生地ができたと思います。

 

 

 


 

 

 

TAGLIATORE オリーブグリーン ダブルブレストコート

 

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昨年自分が個人オーダーしたコートですが、Instagramを見た方からのお問い合わせがとても多かったので、同じ生地とモデルで今シーズン展開することになりました。

 

 

少し淡いオリーブグリーンの色が絶妙です。


テーラードコートですが、ミドルゲージのニットの上に羽織ってカジュアルに着てもいいと思います。


ちなみに、サイズは小さめなのでワンサイズアップで着ることをおススメします。


私は通常44サイズですが、このコートは46を着用しています。




 

 

 

BEAMS F オリジナル ガンクラブチェック バルカラーコート

 

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昨年大人気だったブラックウオッチに続き、今シーズン私が一番おススメしたいオリジナルのオーバーコートが、このガンクラブチェック。


英国W.BILLのIRISHI DONEGAL TWEEDで仕立てました。


普通のガンクラブチェックとは違い、綺麗なカラーネップが入っているのが特徴。


この生地を見つけた時から、”絶対に展開すべきと強く思ったほど思い入れのある生地”なのです。




 

 

 

LARDINI ダブルフェイス バルカラーコート

 

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LOROPIANAの生地を使い、ダブルフェイスの生地は必然的にハンドの工程が増えるので、とても贅沢な作りのコートです。





LARDINIのミラノのショールームに行った時に、このなんとも言えない柔らかで上品な佇まいにやられました。

 

 

柔らかくて軽くてドレープが綺麗な、本当に素晴らしいコートです。

 


値段は¥368,000-(税抜)と高めですが、他のブランドでは確実に50万を超えるクオリティーなので、ご興味のある方は是非ご試着していただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ネクタイのおススメはコメントを入れるといつ書き終わるかわからないので、ブランドと画像だけでお許しください。

 

 

 

FRANCESCO MARINO ウール小紋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FRANCHESCO MARINO ストライプ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN ビンテージ調ジャカード

 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN ビンテージ調プリント

 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN ジャカードプリント

 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN ウールペイズリー

 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN ストライプ

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI ジャカード ペイズリー

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI プリント

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI ワイド ストライプ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI パープル ストライプ

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI ブラックストライプ

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI 段落ちストライプ

 

 

 

 

 

 

 

ROSS MILANO ペイズリープリント

 

 

 

 

 

 

 

ROSS MILANO ウールガンクラブ

 

 

 

 
 
私のおススメのネクタイは、数年前に展開していたものを着けてInstagramにアップするとかなり問い合わせがあるんです。


しかし、残念ながら購入できるケースはほとんどありません。


理由は、ネクタイは定番以外は同じものを継続して展開することがほとんどないからなのです。


なので、ある意味ネクタイは ”一期一会” なのです。


そのようなこともあり、少しでも気になるモノがあればお買い求めいただければと思います。




 
 
かなり多くのアイテムをご紹介しましたが、どれも2024秋冬の私のおススメのアイテムです。


今日(6月5日)の午前から予約の受付を開始しましたが、アイテムによってはすでに予約で完売しているものもあります。


これからYoutubeやMR_BEAMSでもご紹介していきますので、もし気になるアイテムがありましたら最寄りの店舗にお問い合わせいただければと思います。


自分も欲しいものがたくさんあって何を買おうか悩み中です。


全て買えればいいですが、懐具合と相談なのは皆さんと同じです。


とりあえず絶対に欲しいものは明日予約を入れます。


今の時点では秘密です・・・(笑)






 
 
 
 
 
 
 
b印マーケット 中村商店の新しいアイテムの販売がスタートしました。
今回は私が個人買いして気に入って着ているフランス製のボーダーTです。

ご興味のある方は是非ご覧ください。
 

 

最近の買い物

 

5月も終わろうとしていますが、いつものように少し出遅れて買い物をしています(苦笑)。


衝動買いではなく、よく考えたうえでの買い物なので、それはそれでいいのですが、完売して買えなかったアイテムもあるので、もう少し早く買うべきかなとも思っています。

 

今回は最近購入したアイテムをご紹介します。

 

 

 

 

 

自分が選んだ生地なので、なんとなくずっと気になっていたジャケットです。

 

 

 

 

 

 

 

ブラウンとオリーブのベースに黒とオレンジとピンクのオーバーペンの入ったチェック。

 

 
文字で表現すると複雑なチェックに感じますが、実物は目馴染みのいいチェックです。
 
 
画像ではわからないですが、表面にシアサッカーのような凹凸があり清涼感のある生地です。


この生地を見たとき ”80年代のフレンチアイビーっぽい生地だな” というのが第一印象。
 
 
自分がBEAMSに入社したころ、BEAMS Fでこういうチェックの生地をよく展開していました。


当時は今のようなイタリアっぽい大柄の生地は少なく、このくらいの大きさの生地が主流でした。
 
 
こういうジャケットはコーディネートが浮かばないという方も多いと思いますが、自分は基本的のノータイかタイドアップするにしても無地のニットタイしか合わせません。
 

シャツも基本的に無地しか合わせないと思います。


イエローやベージュ、オレンジのシャツか、もしくはポロシャツやスキッパー。


パンツは白かベージュしかないかなと思います。


フレンチアイビーっぽい感じなら、ホワイトジーンズもいいですね。


とにかく、こういうジャケットはシンプルにコーディネートした方がいいです。


自分自身は物足りなさを感じたとしても、周りの人は充分に個性があると感じるはずです。


なので、今度シンプルコーディネートでインスタアップしますね。



 
 

 

 

前から欲しいと思いながら、なぜかこの時期になって購入したウェスタンシャツ。

 

 

 

 
 
 
 

 

生地はコットンツイルで、実は2023年秋冬に入荷したものです。

 

 
少し厚手のコットンツイルで夏場は出番が少なくなりますが、真夏以外はずっと着られるので購入しました。


もうすぐ完売なので、慌てて購入したということもありますが・・・
 
 
少しイエローががかったベージュがポイントで、上のペトリロのジャケットにも合いそうですが、着てみたらさすがに暑くてこれからの時期は難しそう・・・(苦笑)。
 
 
手持ちのツイードのジャケットにも良く合いそうなので、シーズンは関係なく自分にとっては買うべきシャツでした。
 
 
 
 
 
 
 

夏の休日は、ほぼドローコードのパンツしか穿かない自分が今シーズン選んだのがこのパンツ。

 

 

 

 
 
 
 
 

自分がBEAMSに入社した80年代中頃から90年代前半頃は、こういったエスニックプリントのパンツやシャツ、ジャケットがインポートブランドでも結構ありました。

 



当時自分もこのようなイカット柄のリラックスパンツを穿いていたので、数年前からまた展開したいと思っていましたが、当時のような生地がなかなか見つからず実現できずにいました。


今回のCOLONY CLOTHINGの10周年のアイテムを企画するにあたり、まだ20台だった自分が強く影響をうけた80年代中頃から90年代前半頃のテイストをアップデートさせて作りたかったので、自分のイメージに合うイカット柄を生地から別注で作りました。



 
実は、プリントのリラックスパンツが結構好きなんです。
 

 

 

 
このバンダナ柄のリラックスパンツは昨年個人オーダーしたもの。
 
 
かなり気に入って、昨年の夏はドローコードのパンツの中でもかなり出番が多かったです。
 
 
 
 
 
そんなこともあり、実は今シーズンこんなパンツも展開しています。

BRILLA オリジナル バンダナ柄のドローコードパンツ


自分が気に入っているものは製品化しないとだめですよね。


と言うことで、BRILLAのオリジナルで製品化しました。





プリント柄のパンツをどうやってコーディネートすればいいかわからないという人も多いと思いますが、難しく考える必要は全くありません。


自分は白のTシャツ、スキッパー、リネンのプリオーバーシャツと、白のトップスしか合わせません。


足元は、エスパドリーユのようなスリッポンかサンダル


サンダルは今風のレザーサンダルでなくても、アイランドスリッパやビルケンでもいいと思います。


ようは、リゾート風のリラックス感をいかに街着で見せるかということなのです。


と言うことで、個人的にもかなり気に入っているこの2本のプリント柄のパンツ。


皆さんにも是非お試しいただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

そして、COLONY CLOTHING 10周年のコラボと言えば、何度か紹介しているこのシャツ。

 

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予約で完売してしまい、まさか企画をした自分が買えないという展開でしたが、シンガポールに行った時にCOLONY CLOTHINGのストックを譲ってもらいました。


このマドラスチェックとマルチストライプのプールサイドシャツはどうしても欲しかったので、手に入れられて本当にうれしいです。


BEAMSでは予約で完売してしまいましたが、COLONY CLOTHINGの日本のオンラインサイトにはまだ若干在庫があるようなので、ご興味のある方は是非そちらでご購入いただければと思います。

 

 


 

 

 



ベルトレスではなく、ベルトループが付いた2プリーツのパンツが欲しくてこれを購入しました。

 



BRIGLIAの2プリーツのコットンツイル


イタリアブランドで2プリーツのコットンツイルは何本か持っていますが、さすがにシルエットも裾幅も細く感じるようになり、今シーズンから新たに展開を始めたこのパンツを購入しました。


最近BEAMSでもあまり扱いのなかった、太すぎず細すぎない丁度いいテーパードシルエットの2プリーツです。


イタリアブランドのパンツの価格が高騰している中、イタリア製で¥29,700-(税込)という価格も魅力です。


ベージュもいい色なので購入しようと思っています。


太いパンツが苦手な方や、2プリーツに抵抗のある方にも是非ご試着いただきたいパンツです。





久しぶりにまとまった買い物をしました。

 


どれも私のおススメなので、是非最寄りの店舗でご試着いただければと思います。


これ以外にもオーダーしたジャケットやスーツが何着か上がってきたので、またご紹介したいと思います。

 

 




そんなことを言っている間に、再来週の月曜日からヨーロッパ出張です。


忙しくてなにを着ようか全く考えていません・・・


出張の準備は大変なんです。


ちょっと憂鬱です・・・(苦笑)







2024秋冬初だし情報です。

 


傾向が気になる方は是非ご覧ください。


 

ITEM編 

https://www.beams.co.jp/blog/fig/149979/

 

 

 

KEYWAORD編

https://www.beams.co.jp/blog/fig/150033/

 

 

 

COLOR編

https://www.beams.co.jp/blog/fig/150051/

 





 

 

結婚式に招待されたら何を着ていくか。

 

ガチガチのドレスコードやルールに縛られたフォーマルではなく、今の時代性を踏まえたリアルなコーディネートを紹介しています。



ご興味のある方は是非ご覧ください。
https://www.beams.co.jp/special/mr_beams/article/6426/

 

 

 

WHISKY CORDVAN

 

一ヶ月ぶりの更新です。


サボっていたわけではありません・・・


COLONY CLOTHINGの10周年でシンガポールに行って、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




帰国後に広島店のトークイベントに行って、

 

 

 

 


 

 

さらに2024春夏のNAKAMURA NOTEの締め切りに追われ・・・

 

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ブログを書く時間が全くありませんでした。

 

 

と言うことで、久しぶりの更新ですが、今回は最近購入した靴のお話です。

 

 

 



夏になると服も軽くなり、色も明るくなるので足元も軽く見える靴が欲しくなります。


レザーのデッキシューズやビットローファーなどは明るい色の靴を持っていますが、ローファーやタッセルなどはダークブラウンばかり・・・


毎年6月くらいになると、なんとなく足元が重いな・・・と思いながらダークブラウンの靴を履いていました。

 

 

最近フレンチアイビーの話がよく出ますが、それこそ80年代にフレンチアイビーが流行った頃は、ローファーのブラウンと言えば明るいブラウンでした。

濃くてもこのくらいのブラウンが主流でした。

 

 

そのようなこともあり、今年こそは明るいブラウンのローファーを買おうと思いながらもBEAMSでは展開がなく・・・


他社さんも含め色々探していたら、このローファーが見つかりました。

 

 

 

 

 

 
CROCKETT & JONESのHARVARD 2



HOWEENのWHISKY CORDVANを使ったアンラインドローファーです。
 
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アンラインドなので刻印が見えるのもアジですね。


場所が良ければHOWEENのロゴが刻印されていますが、自分はそんなのは全く気にしていません。


 

 

 

モカ縫いもハンドソーン。

 


出し縫いも含めて、あのブランド?よりも綺麗ですね(笑)


 

ソールはスーパーフレックスレザーソール。

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返りがすごく良くてとても履きやすいです。

 

 

 

 

 

実はクロケットのコードバンのアンラインドローファーは2足目です。

 

 

 

 
8年前に購入したBOSTONというモデルのコードバンローファーです。
 
 
値段は当時は11万円くらいだったと記憶していますが、今や16万円超え・・・


高くなりましたね、それでもクロケットは頑張っている方だと思います。


材料費、光熱費、輸送費の高騰のトリプルパンチと止まらない円安、高くなる要因しかないんです・・・

 


なので、ブツブツ文句は言わずに買いました(笑)。

 

 

 

 

 

HOWEENのコードバンは供給が少ないと言われていますが、数年前にCROCKETT&JONESのファクトリーに行った時は結構ストックがありました。

 

 

他のメーカーのレザーよりは少ないですが、クロケットの生産量から考えれば、かなりストックがあります。

 

 

 

 

日本では ”コードバンの靴はいつ入ってくるかわからない” などと言われていますが、先日シンガポールに行った時も普通に売られていてコンスタントに入荷してくるようなので、日本だけ入ってこないということなのかな・・・

 

ミラノのDRUMOHRのショップで聞いても普通に入ってくると言っていたので謎ですね。



ただし、欲しい靴があっても超円安なのでいま海外で買うととても高いです。




 

やっと手に入ったライトブラウンのローファー。

 

 

新調した明るいグリーンのリネンジャケットの足元にもいいかなと思います。
 


パンツはベージュかホワイトですね。

 

 

 

 

こんな感じのカジュアルスタイルの足元にもいいかなと思います。

 



80年代調ですが、ちょっと古臭かったかな・・・(苦笑)


 

 

BEAMSの店頭もダークブラウンばかりなので、来年の春夏は明るいブラウンを展開しなければと思っています。


傾向的には洋服の色は明るく綺麗な色が多くなってきているので、足元にも薄い色が必要になってきていると思います。

 

 

 

 

 

ちなみに、この靴はこちらのサイトで購入しました。

 

 

コードバンのローファーは定期的に入荷するようですが、普通のレザーに比べればサイズ切れすることも多いようです。

 

 

自分のようにすぐに欲しい人はサイズがあるときに購入された方が良いと思います。


アンラインドのウィスキーコードバンのローファーと聞くだけで、我々世代にとってはなにか凄い靴みたいですが、そんなことも気にせずにガンガン履きたいと思います(笑)。


汚れようが傷つこうが雨が降ろうが気にせず、手入れはしっかりやって経年変化を楽しむ。


ウィスキーコードバンだからと言って後生大事には履きません(笑)。

 

 

それが中村流の靴との付き合い方なので・・・