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2024秋冬 おすすめのネクタイ PART.2

 

前回に続き2024秋冬のおすすめのネクタイとコーディネートについてです。

 

PART.2となっていますが、MR_BEAMSのウェブでも紹介されているので正しくはPART.3となります。

コーディネートのセオリーやテクニックのようなことにも触れているので、じっくり読んでいただければと思います。

 

 

 

 

FRANCO BASSI サックス×グレー ストライプ

 

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メランジがかったグレーとサックスブルーのコンビネーションがとても綺麗なストライプです。


 

オーソドックスなミディアムグレーのスーツに合わせました。

 

 

 



シャツはシンプルにサックスブルーの無地を合わせてグレーとブルーだけでまとめています。

ネクタイのグレーより少し濃いグレーのスーツでブルーはシャツのサックスのトーンより濃いブルーなので、同系色まとめても微妙にトーンがずれていてVゾーンに奥行きが生まれます。

逆にトーンが近すぎると、まとまりが良いだけの味気ないVゾーンになってしまいます。

こう見ると、ビジネスシーンに使えるちょっと気の利いたVゾーンになっていると思うのですが、いかがでしょうか・・・

ミディアムグレーの無地のスーツをお持ちの方には特におすすめしたいストライプです。


 
 
 
 
 
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ブラウンベースに黒とパープルという色使いでビンテージテイストをアップデートさせた、HOLLIDAY&BROWNらしいジャカードタイです。
 
 
 
 
このネクタイを見た時に最初に思い浮かんだのが、ベージュのスーツのコーディネート。
 
 
 

 

ベージュとブラウンは同系色なので相性が良く、パープルとベージュも相性がいいので、必然的にこのコーディネートになりました。

シャツは無地でもいいですが、細いストライプの方がビンテージの柄が引き立つと思い、このシャツを選びました。

アップで見ると黒のラインが挿し色として引き立っている感じがします。

ベージュのギャバジンやベージュのソラーロとも合いそうなので、自分もそれらのスーツと合わせようと思っています。

それにしてもHOLLIDAY&BROWNは、こういったビンテージ調の柄を作るのが本当にうまいですね。



 

 

 

 

HOLLIDAY&BROWN リーフ柄 ジャカード

 

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あまり見たことがない葉っぱの柄で、色もブラック×ブラウンなので難しいと思われている方も多いと思います。

 

前回のブログでも書きましたが、ここ数年本当にブラックベースのネクタイが増えています。

 

 

 

 

濃いめのブラウンのスーツに合わせました。

 

 

 



シャツはブラウンのトーンに合わせてベージュのシャツを選びました。

黒以外はダークブラウン(スーツ)→ブラウン(ネクタイの柄)→ベージュ(シャツ)という同系色でまとめているのがポイントです。

つまり、Vゾーンの中で黒をポイントカラーとして引き立たせるコーディネートなんです。

ブラック×ブラウンのコーディネートは自分の世代はどちらかと言えばNGと教えられてきた色合わせですが、昨今はモード系でよく使われる色合わせでもあるので、30代~40代の服好きの人たちにはポピュラーにな色合わせになっています。

BEAMSの若いスタッフも好きな色合わせですね。

グレーの無地やハウンドトゥースやグレンプレイドなどのモノトーンのチェックとも合いますが、その場合はシンプルに白シャツと合わせた方がいいと思います。

色柄に主張があるネクタイは、引き算でシンプルにまとめた方が合わせやすくなります。

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI ジャカード ペイズリー

 

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パープルベースにゴールドとネイビーの柄という、ぱっと見派手なジャカードのペイズリー。

 

 

 


ブラウンのハウンドトゥースのスーツと合わせました。

 

 

 

 

ジャカードのペイズリーは重厚感があるので、スーツは素材感のあるフランネルのブラウンのハウンドトゥースと合わせました。

ブラウンとパープルの色合わせは相性がいいので、スーツがチェックになってもブラウン系であれば間違いなく合います。

スーツの柄の大きさとネクタイの柄の大きさが大きく違っているのもポイント。

柄のスーツに柄のネクタイを合わせる場合は、なるべく柄の大きさを離すと合わせやすくなります。

 

シャツはパープルでもピンクでも合うので、今回はピンクの無地を合わせました。

パープルは今シーズンのネクタイのトレンドカラーのひとつですが、ネクタイとシャツを同系色でまとめて、それに合うスーツを選ぶという逆算的にコーディネートを組んでいくと意外と合わせやすいのではと思います。

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI プリント ペイズリー

 

 

 

 

ネイビーベースにベージュの色づかいがきいたプリントのペイズリー。

 

意外と柄がはっきりしているので、どんな風に合わせるのかと思う方も多いと思います。
 

 

 

 

少し幅広のチョークストライプのスーツに合わせました。

 

 

 

 

自分がBEAMS Fのショップにいた80年代後半から90年代前半頃にペイズリーのネクタイがとても流行った時期があり、その時に定番だったのが、こんな感じのストライプのスーツと合わせるコーディネートでした。

なので、自分にとってはとても懐かしいコーディネートでもあります。

スーツとネクタイが柄なのでシャツはシンプルに無地で。

 

Vゾーンの基本は柄二つまでです。

自分も含めてファッション業界人は柄を三つ使う事もありますが、うまくまとめるには柄の大きさのバランスを計算しないと悪趣味なVゾーンになります。

BEAMSのショップディスプレイもたまに柄を三つ使ったちぐはぐなVゾーンが見られるので、その際は指導しています。

このような少し幅広のストライプスーツをお持ちの方には特におすすめのペイズリーです。




 

 

今回ご紹介したのはこの5本。

どれもネクタイ単体で見た印象より、私がコーディネートで紹介すると意外と難しくないと思われるのでは・・・

私自身主張が強いVゾーンは苦手なので、ジャケットやスーツに馴染みながら、ちょっと気の利いたコーディネートになるように心がけています。

そして、前回のブログでも書きましたが、私のおすすめのネクタイは数年後にお問い合わせを受けることがとても多いので、トレンドに関係なく長く使えるのがポイントです。

今回ご紹介したネクタイも継続展開はおそらくないので、完売した場合は今後手に入れるのは難しいと思われます。

 

なので、気になる柄のネクタイがあれば、迷わず押さえていただけると助かります。

数年後に欲しいと言われ、〇年前のネクタイとお伝えするのも忍びないので・・・

よろしくお願いいたします。

 

 

 



 

 

以前ブログで紹介して完売したGUYROVERのベージュのウエスタンシャツ。

 

 



完売してから何件かお問い合わせをいただきましたが。

同じ生地で再入荷しました。

襟型が若干変わったので、正確にはニューモデルになります。

これからのシーズンとても重宝するシャツです。

 

品番は2411-0682です。

前回買い逃した方は最寄りの店舗で是非お試しください。

 

 

 

 

 

 

b印マーケットで初回入荷後すぐに完売したMAISON CORNICHONのボーダーTが再入荷しました。

私も愛用している大人のボーダーTです。
https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/post/11975/

 

2024秋冬 おすすめのネクタイ

 

少し前にアップされた2024秋冬のおすすめのネクタイのなかで、コーディネートをご紹介できなかったネクタイがあるので、その中から4本ピックアップしてコーディネートをご紹介します。

 

 

今回のコーディネートは、先日発行されたMR_BEAMS Vol.10の中で、私のおすすめのネクタイが使われている画像を使ってご紹介していきます。

 

 

ちなみに、このコーディネートは私が監修して最終的にすべてをチェックしていますので、間違いなく私のおすすめのコーディネートなのでご安心ください(笑)。

 

 

 

 

 

FRANCESCO MARINO BLACK×PINK STRIPE

 

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ブラックとピンクのコンビネーションは見慣れない方も多いと思いますが、自分がまだ新人だった80年代中頃にはよくあった色合わせです。

 

 

当時インターナショナルギャラリーで展開していたEDELWEISS(エーデルワイス)というフランスのネクタイブランドがあったのですが、そこのブラックベースにピンクのストライプを購入して当時よくつけていたので、ナポリのネクタイブランドですが、自分的にはパリっぽい雰囲気を感じさせるネクタイです。

 

 

ちなみに、新人だった私にそのネクタイをすすめてくれたのが、鴨志田さんだったというエピソードがあります。

 

 

おそらく本人はまったく覚えていないとは思いますが・・・(笑)

 

 

コーディネートはご覧のとおり、ライトグレーのスーツとホワイトのシャツというシンプルなコーディネート。

ベースがブラックなので、ネイビーのスーツではなくグレーのスーツがよく合います。
 

 

白黒のグレンプレイドやハウンドトゥースのスーツやジャケットにもよく合います。
 

 

ブラックスエードのモンクストラップを合わせて、少しだけフレンチアイビーな雰囲気にしました。
 

 

自分的には80年代のフレンチアイビーのイメージですが、特にフレンチと言うキーワードに引っ張られることはないので気にせず合わせていただければと思います。


あくまでも自分ならこんな風に合わせるという一例です。

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI MULTI STRIPE

 

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ブラックベースにベージュとグリーンの色合わせが絶妙なマルチストライプのネクタイです。

 

 

グリーンにサックスを混ぜたようなニュアンスカラーが、実にフランコバッシらしい色づかいです。

 

 

ここ数シーズン、ブラック×カラーという色づかいのネクタイが本当に増えました。

 

 

このネクタイもブラックベースなので、ネイビー系のスーツではなくチャコールグレーのグレンプレイドと合わせました。

 


シャツはベージュや淡いグリーンとのマッチングを考えてサックスブルーを選んでいます。



もちろん無地のグレーともよく合うので、グレーのスーツをお持ちの方はネクタイを合わせるだけで新鮮なVゾーンになると思います。


 

こちらはスタッフのコーディネートですが、こんな風にミディアムグレーのスーツにシンプルにコーディネートすればビジネスシーンでも使えます。

 

 

ブラックベースのネクタイは難しいと思われる方も多いと思いますが、基本的にグレー系の無地やモノトーンのチェックと良く合いますので、それを押さえておけば難しいことはありません。



この二つのブラックベースのネクタイ、是非お試しになってみてください。

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN BROWN STRIPE

 

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かなり濃いめのブラウンにベージュとパープルの挿し色がきいた綺麗なストライプ。

 

 

ネクタイの色づかいが温かみがある印象なので、ブラウンのスーツを合わせました。

 


シャツはこの場合、白でもブルーでもなくピンクやパープルなんです。



理由はネクタイのパープルを活かすために、ピンクやパープルのシャツと合わせるとVゾーンのまとまりがとてもよくなるからです。

 

 

実例はこちら。

 

 


ご覧のとおり、ブラウンにピンクやパープルはとてよく合うので、ブラウンのスーツをお持ちの方はピンクやパープルのシャツを一枚持っているとコーディネートの幅が広がります。

 

 

ブラウン系のスーツやジャケットをお持ちの方は、このネクタイにパープルやピンクのシャツを合わせてコーディネートしてみてください。

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI PURPLE STRIPE

 

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落ち着いたトーンのパープルとブラウンのコンビネーションが絶妙なストライプです。

 

 

このネクタイもブラウンやベージュと良く合いますが、あえてネイビーのスーツと合わせました。

 

 

ネイビーのスーツとあわせても、シャツはブルーではなくやはりパープルなんです。



Vゾーンを同系色でまとめると、スーツやジャケットが真逆のトーンでも結構まとまりが良くなるという一例です。

 

 

そのようなこともあり、今回のMR_BEAMS Vol.10のNAKAMURA NOTEのページでもネクタイとシャツを同系色で色合わせしています。

 

 

誌面には書かれていませんが、ネクタイとシャツを同系色でまとめると合わせやすいというメッセージでもあるのです。



流れをただ提案するのではなく、お客様にわかりやすく、取り入れやすいように提案するのも自分の役割だと思い毎シーズンNAKAMURA NOTEのページを作っています。






ROSS MILANO SHEPAHRD CHECK

 

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先日アップされた、おススメのネクタイの特集の中でも紹介されていたネクタイですが、カーディガンと合わせたコーディネートでしたので、ジャケットと合わせたコーディネートもご紹介します。

 

 

ベージュのウィンドウペンのジャケットと合わせたパターン オン パターンのコーディネートですが、ジャケットとネクタイの柄の大きさをこれだけ変えれば難易度も下がります。

 

 

そして、クルーネックのニットを合わせてネクタイの柄が見える分量を減らすことによって、さらに柄の馴染みが良くなるようにしています。

 

 

ですが、タイドアップの上にクルーネックのニットを着てネクタイを見せるというコーディネートは、一般のお客様にとっては難易度が高いと思いますので、インナーにはカーディガンやニットのベストやジレを合わせたほうが合わせやすいと思います。

 

 

ネクタイだけ見ると合わせずらいと思う方も多いと思いますが、ブラウンやベージュの無地のジャケットによく合うネクタイです。



カジュアルなネクタイなのでシャンブレーのシャツとの相性もとていいです。

 

 

ブラウンやベージュのジャケットをお持ちの方は是非合わせてみてください。






今回は、今シーズンのおススメのネクタイから、新たに4柄をピックアップしてコーディネートをご紹介しました。

 

 

最近SNSやイベントで数年前に展開していたネクタイをしていると、いま買えないかと言うご質問をいただくことがとても多くなっています。



ほとんどが数年前におススメとして紹介したものですが、その時はブログや動画を見ていなかったか、もしくは紹介してもあまりピンとこなかったのかもしれません。



私が選ぶネクタイは色柄に特徴があっても、実は色々なものに合わせやすいものが多く、手持ちのアイテムとも普通に合わせることができるので、私自身も数年たっても色々なスーツやジャケットに合わせています。

 

 

ある意味お客様にとっても、数年たっても古くならないネクタイなのかなと思っています。



と言うことで、今シーズンおススメのネクタイも数年後に買えますかと聞かないでくださいね(笑)。

 

 

ネクタイは定番以外は継続するものは少ないので、ある意味一期一会なんです。



買い逃したら二度と手に入らない、自分自身も今までそういう経験を何度もしてきました。

 

 

なので、これからもできるだけわかりやすいコーディネートでご紹介していければと思っています。



まだご紹介できていないおススメのネクタイも、後日コーディネートをご紹介したいと思います。

 

 

洋服屋のおしゃれ自慢的な難しいコーディネートではなく、お客様が取り入れやすいちょっと気の利いたコーディネートを紹介する。



それが私の役割でもあると思っています。

 

 

 

 

 

MR_BEAMS CHANNEL 2024秋冬 リコメンドアイテム カジュアル編アップしました。

 

 

是非ご視聴ください。

 

 

 

 

 

 

リコメンド生地 追加分


前回アップしたオーダー生地のおススメで、私がチョイスした生地をバンチに入れてもらえるように生地屋さんにリクエストして採用されなかった生地があると書きましたが、ブログをアップした翌日に新しいバンチが届き、なんとそこに私がチョイスした生地が4柄入っていました。

と言うことで、リコメンド生地の追加で私がチョイスしたその4つの生地をご紹介します。
 

 
新しく届いたバンチがこちら。

 

 

 

 

 

MOONのSHEPAHRD CHECK

 

 

 

 

 

 
モノトーンのチェックは毎シーズンなにかしらバンチに入っていますが、自分的には柄の大きさがポイントだと思っています。

このシェパードチェックは4㎜くらいの大きさで、大きすぎず小さくもなく自分のイメージにぴったりのシェパードチェックです。

ウェイトは420グラムありますが、メリノウールなので表面のタッチは柔らかでありながら、ハリコシがあり仕立て映えする生地です。

自分の中ではモノトーンのシェパードチェックはフレンチアイビーのイメージなので、こういう生地を見ると絶対にピックアップしたくなり生地なんです。

もちろん、コーディネートでイタリア風にも英国風にも見せられる生地なので、モノトーンのシンプルなチェックでオーダーを考えている方には、是非おススメしたい生地です。

 

 

 

 

 

MAGEE TARTAN CHECK

 

 
 

 

 


ブルー×グレーのモダンなタータンチェック風の生地です。

今回この手の大柄のチェックでなかなかいいものがないと思っていた中で、個人的にかなり刺さる生地でした。

自分がブルーとグレーのコンビネーションが好みと言うこともありますが、色合いが絶妙なので本当はオリジナルのジャケットに採用したかったのですが、大柄のジャケットはオリジナルでやると当たり外れがあり難しいので、オーダーのバンチに入れていただきました。

英国生地ですがライトウェイトのツイードなので、厚くて重くて硬いツイードが苦手な方にもおススメです。

 

実物は画像より良い色なので、是非生地を見ていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

MALLALIEUS WINDOWPANE

 

 

 

 

 

 
ライトグレーのベースにネイビーとブルーのダブルウィンドウペンが入った生地です。

これも私が好きなグレー×ブルーのコンビネーションです。

実はここ数年、このブルーとグレーのコンビネーションの生地がすごく増えているんです。

なので、英国生地でもイタリア生地でも、このカラーコンビネーションの生地はコレクションの中でよく見かけます。
 
BEAMSでもライトグレーのジャケットは店舗からのリクエストもあり毎シーズン展開して人気がありますが、自分が着るにはライトグレーの無地はシンプル過ぎて物足りなさを感じるので、自分がライトグレーのジャケットを着るならこんな感じの生地が着たいと思いピックアップしました。
 
英国メーカーのツイードですが、これもライトウェイトのツイードなのでとても着やすい生地です。
 
 
 
 
 

MALLALIEUS LIGHT BLUE TWEED

 

 

 

 

 

 
今シーズンおススメのブルーのジャケット生地は、こんな感じの明るめのブルーの生地です。
 
イタリアのクラシックが注目され始めた90年代の中頃は、こんなブルーのツイードジャケットが結構あり人気でした。

最近はあまり見かけないので、個人的にも久しぶりに展開したい生地でした。
 
今シーズン製品ではTITO ALLEGRETTOで展開して、私のおススメのジャケットとして紹介していますが、オーダーでも作れるようにしたいと思いピックアップしました。
 
TITO ALLEGRETTOのジャケットも大人気で予約でほぼ完売しているので、買えなかった方にもおススメしたい生地です。

前回のブログを見て、ブルー系の無地の生地のおススメがないと思った方も多かったのではないかと思いますが、実はこの生地がおススメでした。

この生地も英国メーカーのツイードですが、330グラムのライトウェイトのツイードなので、仕立て上がりは軽くとても着やすい生地です。
 
 
 
 
 
と言うことで、この4パターンの生地も私が選んでバンチに入れてもらった”中村チョイスの生地”です。

ちなみに、選んで採用されなかった生地もお見せします。
 
 
 
 
 
 
どれもいい生地だと思うのですが、採用されませんでした。

まあ、特に柄モノの生地はBEAMSのお客様には人気ですが、他社さんでは難しいところもあるようなので無理は言えません。





 
前回ご紹介した生地も含めて ”正真正銘の中村チョイスの生地”をまとめました。

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結果的には14パターンの生地を選んで生地屋さんに提案をして、11パターンの生地が採用されました。

実はこの14パターンの生地は、私がBEAMS FとBRILLAのオリジナル用にチョイスした生地で、最終的に採用されなかった生地をオーダーで作れるようにできればいいと思い、生地屋さんに提案した生地なんです。

なので、ある意味とてもBEAMSっぽい生地なのかもしれません。
 
ちなみに、このバンチはBEAMS以外でも扱われている生地なので、他社さんでオーダーされる方にも選んでいただけると嬉しいです。

中村が選んだ生地なんか絶対にすすめないというお店もあるかもしれませんが・・・

アンチがあることはいい事でもあるので、それはそれで良しとしましょう。
 
 
 
 
 
 
タイミング悪く後出しになってしまい申し訳ありません。
 
ご興味のある方は是非実際の生地をご覧いただければと思います。


 
BEAMSのオーダーフェア中はスペシャルプライスでオーダーできますので是非ご検討ください。

よろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 

 

 

 

お待たせしました。

MR_BEAMS CHANNEL 2024秋冬リコメンドアイテム ドレス編 アップしました。

 




是非ご視聴ください。










MR_BEAMS Vol.10が完成しました。
 


8月30日(金)より全国のメンズドレス展開店舗にて無料配布しています。

公式オンラインショップでは〈BEAMS F〉、〈Brilla per il gusto〉、〈International Gallery BEAMS〉のいずれかの商品をご購入のお客様に先着でプレゼント致します。数には限りがございますので、予めご了承ください。

 

2024秋冬 CUSTUM TAILOR BEAMS おすすめの生地

 

秋冬のCUSTOM TAILORのオーダーフェアが始まりました。

 

 

毎回フェアが始まる前にインスタライブやYouTubeライブでオススメの生地を紹介していますが、今回は誰も何も言ってこないうちにフェアが始まり・・・

すみません・・・

毎回私のおススメの生地を楽しみにしているお客様が多いとショップスタッフからも聞いているので、今回はブログで生地を紹介していこうと思います。

 

まずはジャケットから。

 

 

 

FERLA SEPHARD CHECK

 

 

 

 

 

 
ベージュベースにブラックとブラウンのシェファードチェック。
 
黒とブラウンは今シーズン多く見られる色合わせなので、ある意味トレンドのカラーリングとも言えます。
 
ベビーアルパカが33%混紡されているのでとても柔らかく上質感のある生地です。
 
発色も生地の上質感もさすがFERLAという感じの生地です。
 
 
 
 
 

FERLA WINDOWPANE

 

 

 

 

 

 
グレーをミックスしたような綺麗なグリーンのベースにベージュのウィンドウペンをのせた生地。

さすがFERLAだけあって、グリーンもベージュも他社にはない絶妙な色出しです。

この生地もベビーアルパカが混紡されていますが、さらに9%リネンが混紡されています。

ここ数年イタリアの生地メーカーで増えている所謂 ”WINTER LINEN” の生地ですね。

ここ生地は360グラムの目付がありますが、起毛感はないので春にも着られます。

最近はこのような3シーズン着られる生地も増えています。





 
FERLA GLENPLAID

 

 

 

 

 

 

グレンプレイドに明るいインディゴブルーのウィンドウペンを挿し色に使った生地。

モノトーンのチェックにブルーのウインドウペンはある意味定番的な色合わせですが、ブルーのトーンが変わるだけで印象がかなり変わります。

このブルーがロイヤルブルーであれば他社でもよく見かける生地と言うことになりますが、さすがFERLAだけあって色出しが違います。

この生地もベビーアルパカが混紡されているのでとても柔らかく滑らかな生地です。



 

 

CALRO BARBERA GLENPLAID

 

 

 

 

 

 

FERLAのところでも書きましたが、今シーズンは黒×ブラウンのカラーコンビネーションの生地が本当に多く見られます

この生地はCARLO BAEBERRAだけあって、ベージュを少し濃くしたようなライトブラウンの色出しが絶妙です。

13%のリネンが混紡されているウィンターリネンの生地ですが、FERLAに比べると麻の風合いはあまり感じません。

 

上のFERLAのグレンプレイドに比べると生地がフラットなので、柄がクリアーに見えて明るい印象の生地です。

表面感がある生地なら上のFERLA、フラットな表面感ならこのBARBERA。

どちらもモノトーンのチェックで少し変化のある生地を探しているという方に特におススメしたい生地です。

 


 

 


CARLO BARBERRA COLOR HOUNDSTOOTH

 

 

 

 

 


グレーとグリーンのコンビネーションがとても綺麗なチェックです。

自分がグレー×カラーという色合わせが好きなこともありますが、今シーズンの流れでもあるグリーンとのコンビネーションであれば、おススメしないわけにはいかない生地です。

シルクが15%混紡されているので通常であればかなり光沢感が出ますが、コットンも10%混紡されているので、適度に光沢が抑えらつつシルクの滑らかなタッチはしっかりと感じられる生地です。

色モノや柄モノのジャケットは着たいけど、目立ちすぎるのは苦手という方におススメの上品なチェック生地です。

 

 

 

 

 

 

E.THOMAS HERRINGBONE

 

 

 

 

 

 
グリーンのヘリンボーンにパープルのウィンドウペンという、ビンテージの英国ツイードにありそうな生地ですが、7%カシミアが混紡されたタッチがとても滑らかな生地です。

数年前にBRILLAのオリジナルで同じような色柄の生地を展開して早期に完売したので、今回はオーダーでオススメしたいと思いピックアップしました。

生地の色柄はかなり英国調ですが、着方によってはイタリア風にも英国風にもなる生地です。

英国調の色柄が好きだけど、重くて硬いツイードは苦手という人には特におススメしたい生地です。

E.THOMASという生地ブランドは馴染みがないという方も多いと思いますが、LOROPIANAやE ZEGNAと並ぶ高品質な生地メーカーなので品質は折り紙付きです。

 

 

 

 

 

SUBALPINO WINDOWPANE

 

 

 

 

 


ベージュベースにブラウンとサックスブルーのダブルウィンドウペンが映える、SUBALPINOのライトウェイトのツイード生地です。

実はこの生地、今シーズンBRILLAのオリジナル用にピックアップしましたが、BRILLAのオリジナルに使うには生地のタッチが硬過ぎるということで採用されなかった生地です。

ですが、すごく色合いが綺麗な生地なので、オーダーでオススメしたいと思いピックアップしました。

 

ベージュベースにブラウンのウインドウペーンという生地はよくありますが、サックスのウィンドウペンを加えているものはなかなかありません。

英国のクサいツイードが苦手な方に特におススメしたい生地です。
 

 

 

 

この7パターンの生地は、自分がバンチに入れたくて生地屋さんにお願いして入れてもらった生地です。

なので、正真正銘の中村チョイスの生地です。

これ以外にも選んだ生地がありましたが、諸事情もありバンチに入らなかった生地もあります。

その中にもおススメしたい生地がたくさんあったので残念ですが、BEAMSのバンチではないので仕方ないですね。

他社さんでオーダーされる方も気に入っていただければ、この生地をチョイスしていただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

MARING & EVANS WINDOWPANE

 

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綺麗なベージュにグリーンにサックスを混ぜたようなニュアンスカラーのウィンドウペンが目をひく生地です。

英国生地ですが、イタリアの生地のような綺麗な色づかいが特徴の生地です。

ベージュにブラウンのウィンドウペンは、ここ数年MARING&EVANSでも定番でしたが、今シーズンは明るく綺麗な色が出てきていることもあり、英国の生地でもこのような綺麗な色のウィンドウペンが増えている印象です。

上のSUBALPINOもそうですが、ベージュに綺麗な色のウィンドウペンが入った生地は今シーズンのおススメです。

 

 
 
 
MOON SHEPHARD CHECK
 
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サックスの綺麗なウィンドウペンが目を引くツイードです。
 
英国的なブラウンのシェファードチェックですが、今シーズンはやはりこのような綺麗な挿し色を使うのが傾向です。

サックスブルーも少しグレイシュなトーンなので主張しすぎないのがいいところ。

英国の定番的なシェファードチェックやガンクラブチェックにも、少し変化が欲しいという人に特におススメしたい生地です。
 
 
 
 
 
 
HARRIS TWEED GLENPLAID

 

 

 

 

 


少し変形のグレンプレイドに発色の良いブルーの太めのウィンドウペンが入った、今までにはなかった新しいイメージのハリスツイードです。

ジャケットもいいですが、480グラムあるのでコートに乗せてもいいかなと思っています。

BEAMS Fのバルカラーコートでオーダーできればいいですが、残念ながらバルカラーのオーダーはできないので、どこかコートがオーダーできるところを探して、この生地でオーダーしようと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

スーツはストライプから。

 
WILLIAM HALSTEAD FLANNEL STRIPE

 

 

 

 

 

 

450グラムの紡毛フランネルという、打ち込みもしっかりしたかなり本格的なフランネルのストライプです。

フランネルと言うと最近はFOXが有名ですが、WILLIAM HALSTEADも頑なに伝統的なしっかりとしたフランネルを製造する生地メーカーです。

今シーズンはストライプの柄がトレンドでもあるので、オリジナルのスーツもストライプの生地を増やしていますが、ブラウンのストライプは展開していません。

個人的にブラウンのストライプは展開したかったので、オーダーでおススメしたいと思いこの生地をピックアップしました。

昨年の秋冬はこの生地でブルーのストライプをおススメしましたが、その色違いになります。

 

 

 

 

 

DRAGO SUPER 180'S STRIPE

 

 

 

 

 

 

上のWILLIAM HALSTEADとは真逆のSUPER 180'Sのストライプ。

 

柔らかく滑らかなイタリアの生地のストライプは、このDRAGOのSKYFALLがおススメです。

 

以前もお話ししましたが、この生地は14.5マイクロンというカシミアと変わらないクオリティの原毛で織られている生地です。

高品質のウールならではの綺麗な発色のブルーのストライプが特徴ですので、ネイビーのストライプをお探しの方には特におススメしたい生地です。

 

 

 

 

 

 

MARING & EVANS FLANNEL STRIPE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


幅広のストライプはこのMARING & EVANSのフランネルがおススメです。

色はグレーもネイビーもいいですね。

英国生地ならではのしっかりと打ち込まれたフランネルですが、上のWILLIAM HALSTEADに比べるとメリノウールを使ったフランネルなので、イタリアの生地がお好きな方にもおススメしたい英国生地です。

既製服ではなかなか見かけない幅広のストライプなので、オーダーならではのストライプだと思います。
 


 
 
LASSIERE MILLS GABADINE
 
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80年代に英国の某コートブランドが使っていたギャバジンを復刻させ、現在でもメゾン系ブランドからオーダーを受けているというLASSIERE MILLSを代表する生地です。

ベージュのギャバジンは色目が重要なので、色々な生地をチェックして自分が最も良いと思う生地をピックアップしました。

ベージュのギャバジンのスーツは自分も2着持っていますが、クラシックなスタイルが好きな方は一着は持っていた方が良いスーツなので、私のおススメの生地でオーダーを検討していただければと思います。

 
 
 
 
LASSIERE MILLS WOOL DENIM
 
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デニムと書きましたが、正確にはウールで織られたデニム調の生地です。

このHERITAGE FRONTIERという生地は、アーカイブルームのコレクションを元にして、ウールを粗めに紡いだ糸で織りあげたデニムのような独特の色合いが特徴です。

所謂ビンテージ調の生地ですが、今の英国ブランドでこのような生地を作るのはLASSIERE MILLSしかないかもしれません。

コットンのスーツが苦手と言う方が意外と多いとショップスタッフから聞きますが、そのような方にも是非お勧めしたい生地です。

上のベージュのギャバジンもこのデニム調の生地も真冬と真夏以外は着られるので、長いシーズン着られるのもいいところです。
 
 
 
 

 
他にもおススメはありますが、今回ご紹介した生地は特におススメの生地です。
 
生地の傾向としては英国調の流れは続いていますが、ここ数年の急激な温暖化もあり、少しウェイトが軽い生地が多くなっています。

ガチガチの重い生地は個人的にも好きですが、ある意味趣味性の強いものになっているのは間違いありません。

色に関しては綺麗で明るい色が出てきているので、英国調の柄であっても挿し色に綺麗な色が入っている生地が多くなっているのが傾向です。

オーダーはパーソナルな嗜好で作るものなので、傾向は参考程度にしていただき、ご自身が好きなものをオーダーするのが一番だと思います。

なので、私のおススメはあくまでも皆さんの参考になればと思い毎回ご紹介しています。

値段に関しては最寄りのオーダー開催店舗にご確認いただければと思います。





自分は根っから生地を見るのが好きなので、オーダーのバンチが届くとほぼ全ての生地バンチに目を通します。

40年この仕事をしていると、生地を見ただけで仕立て上がりのイメージが頭に浮かぶので、この生地はこんなシルエットでこんなディティールでこんな裏地やボタン、みたいなことがすぐに頭に浮かびます。

本来であれば、そのようなこともお伝えできればいいですが、SNSやブログでは限界があり難しいというのが正直なところです。

なので、オーダーは信頼できるスタッフとしっかりコミュニケーションをとってオーダーすることが大事だと思います。

信頼できるスタッフがいるかどうか・・・

BEAMSは大丈夫だと思いますが・・・

それも含めてオーダーのご検討よろしくお願いいたします。







 

 

 

 

お盆休み

 

先週お盆休みで新潟に帰省していました。

帰省の際に毎回悩むのが、9月で89歳になる父親に何を食べさせるか。

 

今回は帰省した日が連休前の土曜日で、新潟まつりの真最中だったので飲食店はどこも満席。

料理人の後輩におすすめの和食の店を紹介してもらい、なんとか夕飯難民にならずにすみました。
 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 
この季節割烹 丸十という店は、新潟の旬の食材を使った料理と、蒸らさずに焼く関西風のうなぎの蒲焼が有名なお店。

なぜ新潟で関西風の蒲焼なのかと聞くと、ご主人が大阪で料理の修業されていたので、その流れで関西風ということ。

実は自分もふわふわの関東風よりも身がしっかりした感じの関西風の蒲焼の方が好きなので、新潟でこれが食べられるのはうれしいですね。

父親はうなぎが好きなので〆に蒲焼を食べさせようと思いましたが、ご主人が気を使ってくれて裏メニューの握りずしを用意しておいてくれたこともあり、ひとくちでギブアップ・・・

本当に食が細くなりました。



 
 
このお店は500年前の欅造りの古民家の内装を移築したので、店内はまさに古民家の雰囲気。

 

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最近増えているインバウンドのお客様にもとても喜ばれるとのこと。

 

 



日本酒好きにはたまらない地酒のバリエーション。

 

 

 


これは定番のリストで、これ以外にもストックがあるそうです。

日本酒好きの方も新潟に行ったら是非行ってみてください。
 
 

 
 
 
東京の名店で修業された方が始めた焼き鳥やイタリア料理も食べさせましたが、結局一番父が喜んだのは家から徒歩5分くらいのところにある、以前よく通っていた天狗という寿司屋。

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新潟も東京並みに一人1.5万円から2万円の寿司屋が増えている中で、回転寿司よりも少しだけ高いという価格設定は、新潟の繁華街古町では貴重なお店です。

食が細くなった父親も、茶豆(えだまめ)、焼きナスという新潟の夏の定番のおつまみから一気に九貫たいらげました。
 
 
 
 
 
生ものが食べられない私は、お子様セットのようなチョイス・・・
 
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寿司屋にとっては野暮な客ですが、意外と食べられるものがあるものです。

〆にオーダーした茶碗蒸しがとても美味でした。




 
毎回帰省のたびに父親に美味しいものを食べさせようと頑張って店を探してきましたが、今回気づいたことは、本人にとっては初めて行く店で食べなれない料理を食べるよりも、以前から食べなれた馴染みの味の方がうれしいという事。

食が細くなってきたので、さらにそうなってきたのかなと感じました。

なので、次回からは頑張って店を探すのはやめて、父親が行きなれた店だけに連れて行こうと思っています。

そう考えると、ちょっと肩の荷が下りたかなという感じです。



 
毎日父親の食事ばかり考えていますが、自分が食べたいものと言えばいつものこれです。
 
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新潟のソウルフード、みかづきのイタリアンとチーフナッツ。

これは帰省したら絶対に食べなければならないものです。

 

個人的に ”みかづきフルコース” と言っています(笑)。

 

 

 

 

ラーメンも食べたく最終日までチャレンジしましたが、行きたいラーメン屋は休みで全滅・・・・

拾番のラーメンは食べたかった・・・

 

せめて麺モノが食べたく、新幹線に乗る前に小嶋屋のへぎそばを食べました。

 

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つるつるでしこしこの布海苔そば、江戸のそばとは違う美味しさがあります。


 

 

 

 

何年かに一度帰省のタイミングと重なる新潟まつり。

生家の近くを通る住吉行列と言われるこの祭行列は、もともと大阪の住吉大社からご神体を受けたことから始まり、1726年から続く歴史ある祭り行列ですが、自分が子供の頃に比べると行列も随分短くなり寂しい感じ・・・

 

 

 

 

 

 

 

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それでも久しぶりに万代太鼓の音色が聞けて良かったです。

自分も中学生の頃にやっていたので、久しぶりにたたきたくなりました。

今でも太鼓たたけるかな・・・

その夜の花火大会は父親の食事の用意で見れなかったのが残念。

今年は花火大会には縁がなさそうです。

 


 

 

 

帰省中は掃除や買い物で忙しいですが、空いた時間に近くの海に行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


子供のころから行きなれた海は、人も少なくいつもプライベートビーチ状態。

 

人が少ないので水も綺麗ですね。

今年の夏は特に水質が良いような感じがします。

 

 

 

夕暮れ時の海は本当に癒されます。

 

 

 


こんな風景が毎日見られるなんて本当に贅沢です。

 
 
 
 
中学時代のバドミントン部の後輩から連絡があり、久しぶりに集まることに。

 

 

 

 

 

 

 



40数年ぶりに会う後輩もいてお互いに近況報告。

60歳にもなると皆本当に色々あって、自分も含めて平穏無事に何もなくここまできた者は誰もいません。

それでもこうやって数十年ぶりに再会して、皆笑って色々話せることは本当に幸せで楽しいひと時でした。
 
良い先輩でなかったと思いますが、気に留めて声をかけてくれて本当にありがたいと思っています。
 
 
 
 
後輩たちは北朝鮮の拉致被害者の横田めぐみさんの同級生で、毎年新潟でチャリティーコンサートを開催しています。

そのほかにも色々な活動をしていて本当に頭が下がります。

お母様の横田早紀江さんもご高齢なので、めぐみさんの一日も早い帰国を願うばかりです。



 
 
 
父親と夕飯を食べた後は基本的に暇なので、東京ではまずやらないウオーキングを毎日やります。

 

 

 

 
家から新潟総鎮守の白山神社まで往復約1時間、毎日一万歩以上。

東京にいるときはまだ仕事をしている時間なので、はるかに健康的です。

酒が飲めれば家の近くには飲み屋がたくさんあるので、一人で飲みにも行けるのですが・・・

”酒が飲めなくて生魚も食えないんじゃ新潟県人である意味がない” なんてよく言われますが、その通りかもしれませんね。

今回はスーツを着たお洒落なマスターがいるバーに行けなくて残念。

それにしてもお盆休みの最中だというのに古町通は誰もいません・・・(苦笑)。



 

 

 

本家の長男なので墓掃除も全て自分がやります。

 

 
前日に分家の墓も含めて3つの墓を掃除して、花と線香とろうそくをセットするのが自分の役割、子供のころからずっとやっているので、これをやらないとお盆が来た気分にならないんです。

毎年お寺に来るたびに、そろそろ父親が亡くなった後のことも考えておかなければと思っていたところ、偶然にも再従弟の分家の長男に初めて会うことができ、墓のことなども色々話せたのも先祖の思し召しかなと思っています。
 

 

 

 

 

 

家を掃除していたら、中学生の頃に使っていたギターが出てきました。

 

 

 

 

 

 

このギターは姉が使っていたもので、このギターを姉から借りて練習したのが自分のギター歴の始まり。

GAMMAというブランドはどこのギターなのか調べてみると、静岡の東海楽器で作られたもの。

東海楽器と言えば、自分の世代はCAT'S EYEというギターが有名でしたが、CAT'S EYEができる前のブランドのようです。

 

おそらく1973年くらいに買ったものだと思います。

 

 

 

 

 

もう一本は中学二年の時にお年玉で買ったTHREE Sのギター。

 

 

 

 
THREE Sは名古屋にあった鈴木バイオリンが作っていたギターで、新潟のアポロンという楽器店の店員さんにすすめられて買ったものです。

1977年当時2万5千円で買ったギターですが、ネックが細くてとても弾きやすく、音も値段の割には良く鳴ったことを今でも記憶しています。

2台とも高校を卒業したころから押し入れにしまい込んで埃だらけでになっていましたが、綺麗にすれば使えそうなので状態の良いTHREE Sの方を東京に送ることにしました。

最近60年代や70年代に作られたジャパンヴィンテージと言われる日本製のギターがちょっとしたブームになっているので、綺麗にして少し手直して40年ぶりにギターを弾いてみようかなと思っています。

コードも結構忘れているのではたして弾けるのか・・・
 
 
 
 

 

当時使っていたソフトケースも出てきました。
 

 

 


タータンチェックのギターケースって、昭和レトロな感じですよね。

当時はトラッドブームだったので、こういうのが普通に売られていました。

 

でもハードケースに憧れました。

お金持ちの家の子たちは、初めてギターを買った時からハードケースでした。

 

 

 
 
 
先月佐渡島の金山が世界遺産に登録され、ちょっとしたお祝いムード。
 
今後観光で盛り上がることが期待されますが、佐渡島のインフラが整っていないのと、島に行く拠点となる新潟市の観光が全くないのがちょっと心配・・・
 


正直島根の石見銀山より佐渡金山の方が遺跡としては見どころがたくさんあると思いますが、石見銀山は出雲大社という強力な名所があるので、観光と言う意味では新潟はそれには到底及ばないというのが正直なところ。

わざわざ新潟からフェリーに乗って片道二時間(高速艇なら40分)かけて佐渡に行くことの付加価値をどうするかが、これからの課題なのかもしれません。

新潟市にも佐渡金山バブルが来るのか、ちょっと心配しながら見守りたいと思います・・・





お盆と正月の年二回の帰省ですが、ここ数年は一人暮らしの父親の健康状態や暮らしぶりを見るのが主たる目的になっています。

9月で89歳になる父は見た目は70代後半くらいに見えますが、年々耳が遠くなり、足腰も少し弱ってきたかなと感じます。

一日中高校野球を見ていて、気づいたらうたた寝をしていることも多く、ちょっと心配です。

帰省するたびに心配事は増えますが、今の暮らしを変えたくないというのが父親の望みなので、それを尊重しながらどのように支えていけるかと言うことが大事なのかなと思っています。



 

 

 

自分にとっての夏は6月のイタリア出張から始まって、8月の帰省で終わるという感じなんです。

毎年残暑が厳しいので9月中くらいまでは気温も夏と変わりませんが、お盆休みが終わって新潟から帰ってくると、夏も終わったなと言う気分になるんです。

 

次の帰省はお正月。

夏の新潟は大好きですが、冬は寒くて苦手です・・・



 

 


 

真夏のスタイルに合うバッグ

 

先日の真夏のコーディネートについてお話したインスタライブの中で、コーディネートが軽くなるとバッグ選びも大事というお話をしました。

 

自分自身もこの時期は使うバッグは軽いものが多くなるので、今日は自分が持っているバッグの中で最近よく使っているバッグをご紹介します。

 

 

 

 

デイパック
 



ジャケットやスーツを着た時はほとんど使いませんが、シャツいちの軽いコーディネートにはデイパックをよく合わせます。

高級なレザーものもありますが、真夏に使うには軽いナイロンのトートバッグの方が合わせやすいと思います。

今まで色々なブランドのものを使ってきましたが、いま使っているのは上の四つ。
 
 
 
 
上段左は20年前にくらいにインターナショナルギャラリーで展開していたOROBIANCO
 

 

OROBIANCOが日本に輸入され始めた初期のイタリア製のデイパックです。

最初はグレーっぽい色でしたが、使い続けるうちに色落ちしたのか少しグリーンっぽくなってきました。

でも、そのグリーンっぽい色が好きで最近またよく使っています。

縫製があまい部分が多く何度もほつれましたが、そのたびに自分で直していまだに使っています。

今も外ポケットの端がほつれています・・・(笑)。

それにしても我ながら20年よく使っていると思います。

 

 

 

 

上段右はフランスの定番HERV’E CHAPELIER 
 

 
我々フレンチアイビー世代は、フランスのデイパックと言えばエルベシャプリエです。

シャプリエのデイパックは、ブランドをスタートした当初アメリカのアウトドアプロダクツで生産していましたが、その後ベトナム製になりました。

これも数年前に購入した現行品なのでベトナム製です。

原産国にこだわって古着屋さんで80年代や90年代前半頃のアメリカ製を探す人もいますが、私はナイロンのデイパックにはそこまでこだわりはないので現行品で充分です。

グレーの色目が絶妙で気に入っています。
 

 

 

 

 

下段の二つはSTANDARD SUPLY

 

 
以前このブログでも紹介していますが、STANDARD SUPPLYのデイパックは、私が今まで使ったデイパックの中で一番使いやすいものです。

これは本当に気に入っているデイパックなので、ネイビーも買い足そうと思っています。



デイパックはいつもワンショルダーで使っています。

なで肩なので手でハンドルをつかまないとすぐにずり落ちます(苦笑)。

肩掛けが疲れたり、電車の中で他の人の迷惑になる時はショルダーの付け根のハンドルを持って手提げにしています。
 
意外にナイロンのデイパックを使ったことがないという人もいるようですが、真夏のシャツいちやポロシャツ、Tシャツのコーディネートにはデイパックが良く合います。
 
 
 

 

 

 

トートバッグ

 

 

 

 

トートバッグは大好きなのでたくさん持っていますが、真夏はコットンダックに見えるこのトートをよく使います。

 

ブランドはフランスのFRANCOIS RENIER(フランソワ レニエ)

3年くらい前にBEAMSで展開していた別注のトートバッグです。
 

今となっては希少なフランス製で自分が別注したということもあり、とても気に入って使っています。

色や素材の新しい提案がないので継続展開していませんが、新しい提案があればまた展開したいトートバッグです。

 

 

 

 

コットンやリネンの無地やレザーとのコンビネーションのトートバッグも欲しいですが、なかなかいいものが見つかりません。

BEAMSのオンラインサイトをチェックするといろいろなトートバッグを展開していますが、デザインが良くてもサイズが合わなかったり、内ポケットが付いていなかったりと、なかなか自分の求めている条件とぴったり合うものがないんです・・・

欲しいものは自分でバイイングしたり作らなければならないということですね。

 

 

 



 

タテ型トートバッグ

 

 

 

 

レザーのトートバッグは重く見えるので真夏は使いにくいですが、このHMAEN(アエナ)のトートバッグは柔らかいグローブレザーでカジュアルに見えるタテ型のトートバッグなのでよく使っています。

 

色も少し青みのあるネイビーと言うのも軽いスタイリングには合わせやすいです。

 

ブライドルレザーのネイビーのトートもこの時期たまに使いますが、やはり真夏のコーディネートには少し重いなと感じています。

 

 

 

 

 

ヘルメットバッグ

 

 

 

 

ミリタリーテイストのヘルメットバッグも真夏の軽いコーディネートには良く合います。

このバッグは以前このブログでも紹介した、WEARLNESS別注のACATEのヘルメットバッグ。

横幅があるので荷物が多いときによく使っています。

今は廃盤になっているので手に入らないですが、実はこのバッグのアップグレード版を秋冬に向けて高田くんと作っています。

11月ごろには展開できそうなので、楽しみにしていてください。



 

 

 

PVC プリントのトートバッグ

 

 

 

 

 

 
5年以上前に購入したZANELLATOのPVCプリントのトートバッグ。
 
しばらく使っていなかったので眠らせていましたが、シャツもパンツも無地のコーディネートの時になんとなく物足りなさを感じて、なにかポイントになるバッグがないかと探していたところ、これがあったなとひらめいて最近また使っています。
 
ボディーの材質もPVCでレザーより軽く見えるのも良いところ。
 
柄の入ったバッグはあまりないですが、真夏のシンプルなコーディネートにはこういうバッグがひとつあると重宝します。
 
 
 
 
 
いま自分が持っているバッグの中では、このあたりが今の時期によく使うバッグです。
 
逆にほとんど使わないのがブラックやダークブラウンのレザーのバッグ。

真夏の軽いコーディネートに合わせるには重すぎると感じるので、ほとんど出番がありません。

バッグは結構持っているほうですが、真夏用のバッグはもう少しバリエーションが欲しいと思っています。

文中にも書きましたが、コットンやリネン素材のトートバッグやレザーとのコンビネーションのバッグは、なにか良いものがないか探しています。

個人的に欲しいだけでなく、良いものがあればバイイングしたいと思っていますが、今のところなかなか刺さるものが見つかりません。




 
クールビズが一般的になり、真夏はジャケットもスーツも着ないという人がかなり多くなりました。
 
と言いますか、この暑さでは着たくても着れないですよね・・・


装いは軽くなりましたが、バッグは何故かジャケットやスーツを着ていた時と同じという人を多く見かけます。

デイパック系のバッグを持っている人たちも何故か黒ばかり・・・
 
 
バッグの中身を毎日入れ替えて使うのは確かに面倒ですが、ジャケットやスーツのコーディネートを考なくてもいいこの時期は、

少しバッグ選びに気を使った方が良いと思います。


このブログを読んで気になる方は、コーディネートの最後にバッグを持って鏡を見てください。

合うか合わないかがすぐにわかる人は、スタイリングに対して意識が高い人かもしれないですね。



 

 

 
 
 
MR_BEAMS CHANNEL 

前回好評だった思い出のシューズの続編をアップしました。

 

 

9足の靴を当時のエピソードを交えてお話ししています。
 
是非ご視聴ください。

 

ABARTH 595C 車検

 

愛車のABARTH 595Cが車検でした。


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買ってから2年半で5702キロ、相変わらず走っていないです・・・


週末に都内の走行メインであまり遠出もしないので距離は伸びません・・・


それなら車いるの?と言うことですよね(苦笑)





代車は695 COMPETIZIONE。

 

 

 

 

 

 


COMPETIZIONEは何度か代車でお借りしていますが、走り屋ではない自分にとってはTURISMOの方が色々な意味で好みです。

 

 

COMPETIZIONEはサスペンションが硬いので路面の突き上げが結構強く、SABELTのバケットシートはホールド感は抜群ですが、TURISMOのシートに比べると着座位置が低くなるので、ハンドルとの距離感も含めてドライビングポジションがどうもしっくりこないんです。


馬力はTURISMOより+15㎰ですが、あまり違いは感じません。


マフラーはRECORD MONZAが付いていますが、アレ?こんなに静かだったかな・・・と言う感じなんです。


営業さん曰く、排ガス規制とマフラーの騒音規制に対応するために、最新型のRECORD MONZAは音がおとなしくなったとのこと。


前に乗っていたABARTHは、TURISMOにRECORD MONZAのマフラーをつけていて近所迷惑になるのではないかと思うほどの音だったので、ちょっと拍子抜けする感じです。


これなら自分の車についているノーマルマフラーの方がいい音かなと思います。


営業さんに、「今回はRECORD MONZAのマフラーは付けなくていいのでは」というアドバイスに従って正解でした。


いずれにしろ、TURISMOでミッションもMTA(オートマ)で右ハンドルで快適に乗りたいなんて、本当のABARTH好きに人たちにとっては邪道と言われても仕方ないですね(苦笑)。

 

 



 

車検まで大きなトラブルはなかったですが、マイナートラブルは何度かありました。

 

 

タイヤの空気圧の異常知らせる警告が一度出て、これは誤作動で自分で警告をリセットすればいいだけだったので大した問題ではないですが、ディーラーさん曰く結構多い事例のようです。

 

 

そして、最近になって2度ほど出た、ESCのエラーからのヒールホールド利用不可とエンジン要点検の警告。

 

 

 

 

 


これはネットで見ると結構頻発しているようですね。

 

 

ヒールホールドが利かなくなるので様子見というわけにはいかず、ディーラーで見てもらいました。

 

 

一回目は警告をキャンセルしてテスターでチェックするとエラーが出なくなり様子見となりましたが、二週間後にまた再発、二回目はしっかりチェックすることになり、原因はセンサーの接点不良ということで、接点復活剤使用により改善したとのこと・・・


なんか工作みたいでいかにもイタリア車っぽいですよね(笑)。


それ以外に車検に際して点検をお願いしたのは、リアスポイラーと幌のあいだの隙間。


(写真を撮り忘れたので他の方の画像をお借りしました)

 

洗車の時に気付きましたが、幌とスポイラーの間に隙間ができていて、そこに落ち葉が入り込んでいます。

 

 

これもよく起こる事例のようです。


どうやらスポイラーが熱で湾曲したようで、スポイラーの交換となりました。


もう一つは幌が勝手に開いてしまうというトラブル。


駐車場に停めて用を済まして戻ると、幌が20㎝くらい開いていることが数回あり、ルーフコントロールモジュールの交換となりました。


これはあまりない事例のようです。

 


前に乗っていたシリーズ3のアバルトに比べるとマイナートラブルが多いですが、突然路上で止まるような大事には至らないのでイタリア車はこんなものかと思わないと乗れません。

 

 

保証期間内ですべて無償で直していただきましたが、保証期間が終わった今後同様のトラブルが出ると、そこそこの出費になるので壊れないことを祈るばかりです(笑)。


 

 

購入当初キャリパーをイエローに塗装する計画でしたが、まだ実行できていません。
 



適正価格でやってもらえる工場は見つかりましたが、腰が重くてまだやれていないんです(苦笑)。

 

 

スポイラーのパーツが日本になく、本国から取り寄せたので完璧に直るまで数か月かかりましたが、初回の車検が無事に終わりました。

 

 

ガソリン車のABARTHはすでに生産が終了し、最後の特別仕様車が販売されています。



これからABARTHのガソリン車に乗りたいという人は、中古車で程度がいいものを探すということになります。


自分も手放す気はないですが、以前からすごく気になっている車があります。


 

ALPINE A110

知り合いの中古車屋さんから良いオファーをいただいたり、家の近くの中古車屋さんにいい個体が出たりと、手に入れるきっかけはこれまで何度かあったのですが、2シーターでトラブルもそこそこあるようで、ディーラーが少ないというのも引っ掛かり、なかなか決心がつかないという感じなんです。


ABARTHと同様にヒストリカルな車の現代版と言うのもすごく刺さります。


何度か実車も見ましたが、唸るほどエレガントなスポーツカーです。


うーん、悩ましい。


誰か背中を押してください(笑)。



 

 

 

 

 

 

MR_BEAMS CHANNEL 2024秋冬 NAKAMURA NOTE Vol.2アップしました。

 


今回はキーワード&カラー編です。

是非ご視聴ください。

真夏に履く靴

 

先日真夏のシャツいちのコーディネートについてインスタライブでお話ししましたが、その際に服装が軽くなると合わせる靴の選びも重要と言うお話をしました。

 

 

インスタライブではあまり詳しくお話できなかったので、今回は私が真夏によく履く靴についてお話ししたいと思います。

 

 

 

 

レザーのデッキシューズ

 

 
5足持っていてこれは本当によく履きます。
 

自分はリアルアイビー世代なので、デッキシューズと言えば夏の定番シューズなんです。


初めてデッキシューズを履いたのが高校2年の頃なので、もう40年以上デッキシューズを履いていることになります。


トラッドなイメージが強いデッキシューズですが、意外と汎用性が高いので色々なコーディネートに合わせて履いています。
 
 
 
 

 



自分はボタンダウンを着た時に合わせることが多いですが、襟型がボタンダウンでなくても全く問題ありません。
 
 
シャツジャケットのような軽いアウターの足元にも良く合います。
 
 
デッキシューズはアメトラのイメージが強い人が多いと思いますが、自分の経験上80年代からフランスでもイタリアでも人気のある靴なので、自分も入り口はアイビーでしたが、もう少しテイストの幅が広い靴という認識です。
 

自分の周りでデッキシューズをよく履いているイタリア人と言えばこの人ですね。
 

 

TITO ALLEGRETTO 

 

 

彼はイタリアのテイストにアメリカのテイストをミックスするのがとても上手です。


ナポリの洋服屋は皆コテコテのドメスティックなサルトリアスタイルと思っている人も多いと思いますが、それは我々日本人の妄想です(笑)。


FORTE DEI MARMIでもデッキシューズを履いている人をよく見かけました。

 

 

10年くらい前はドライビングシューズを履いていた人が多かったですが、今はデッキシューズが圧倒的に多いです。

 

 

イタリア的なテイストが好きな人は、以前流行したドライビングシューズと同じ感覚で合わせてもらえばいいと思います。



ちなみに、前にアップした出張レポートでも少し触れていますが、来年の春夏はデッキシューズの流れが少し強まっている印象です。

 

 

 

 

KITONのショップディスプレイにも使われていました。


大きな流れで言えば、夏らしいホワイトソールの靴の流れが強まっているということなのです。


その中で最もトラディショナルなデッキシューズが再注目されているかなという印象です。


と言っても、自分はずっと履いているので流行りは全く関係ありません。

 

 

 

 


 

ビーフロールのローファー

 
 
4足持っていますが、この3足は夏によく履きます。
 
 
ビーフロールのローファーはカジュアルに見えるので、真夏の軽いコーディネートには良く合います。
 
 
下段右のブラウンはオイルドレザーを使ったローファーです。
 
 
最近はオイルドレザーのローファーを展開しているブランドも少ないのでピンとこない人も多いと思いますが、我々世代にとってはアメトラの定番アイテムで、自分も80年代の後半頃はCOLE HAANのオイルドレザーのローファーをよく履いていました。


ボタンダウンに2プリーツのチノパンにオイルドレザーのローファーと言うのは、ある意味当時のアメトラの定番的なスタイルでした。


自分は当時のラルフローレンのイメージが強いです。


 
自分でもちょと昔っぽいコーディネートだと反省していますが、ボタンダウンは80年代に買ったIKE BEHARのマドラスチェックでパンツはGTAの2プリーツのサイドアジャスターです。


一応アメリカとイタリアのミックススタイルですが、自分が着るとどうしてもトラッド色が強くなりますね(苦笑)。
 

シャツがリアルアメカジすぎたのが失敗でした(苦笑)。
 
 
真夏はライニングのあるグッドイヤーのローファーやタッセルを履くとどうしても足元が重くなるので、このような軽く見えるローファーを持っているとコーディネートがまとまりやすくなります。
 

軽いジャケットスタイルに合わせてもいいですね。
 
 
合わせている画像ありました。
 
 
ポロシャツにジャージジャケット。
 
 
こんなコーディネートにも合いますね。
 
 
 
 
 
 

アンラインドのローファー

 

 
クラシックなグッドイヤーのローファーはライニングのないローファーがおすすめです。


ライニングのないローファーは履き心地も軽いですが、見た目も華奢に見えるので真夏の軽いコーディネートに良く合います。
 
 
自分が持っているのはこの2足。


コーディネートのアドバイスは特にありません。

 
と言うのも、クラシックなローファーをあわせるコーディネートの時に、アンラインドのローファーをあわせると足元が軽く見えていいというアドバイスなんです。


色は右側のウィスキーコードバンの色がいいですね。


明るいブラウンのローファーは、ある意味夏の必須アイテムだと思います。
 
 
ですが、意外とマーケットにないですよね?


BEAMSもしかり・・・


すみません・・・


来年はやらないとですね。
 
 



 
ホワイトバックスとダーティーバックス

 

 

特にホワイトバックスはよく履いています。


BEAMSにアルバイトで入社した1985年にWALK OVERのホワイトバックスとダーティーバックスを買って以来、今も履いているので自分の中では夏の定番中の定番と言える靴です。

 

 

 

 

 

 

コーディネートはこんな感じで、シャツいちから軽いジャケットの足元まで結構出番が多いです。

 

 

自分の感覚では白いスニーカーとあまり変わらないので、とてもイージーな靴でもあります。


ホワイトバックスがちょっと難しいかなと言う人は、ダーティーバックスがおすすめです。


ベージュのスエードでも足元は充分に軽く見えます。

 

 

ホワイトバックスとダーティーバックスは、アメトラ的なイメージが強い人も多いと思いますが、自分はフレンチアイビーのイメージが強いです。


80年代のフレンチアイビー的なコーディネートには欠かせない靴で、BEAMSのスタッフは持っていなければならないマストアイテムだったわりには、今のスタッフはあまり履いてない感じですね。

 

 

当時のフレンチアイビーのリアルな話ができる人が、私を含めて社内に数人しかいないので仕方ないかなと思います。

 

画像は1993年のパリのMARCEL LASSANCEのディスプレイ。

 

 

COLE HAANのホワイトバックスとダーティーバックスが並んでいます。

 


MARCEL LASSANCEは、80年代からずっとホワイトバックスとダーティーバックスを展開していました。


自分は実体験の話しかしないので間違った情報は出しません。


フレンチアイビーやフレンチスタイルに関しては、業界でも怪しい情報が蔓延っているが正直ちょっと気になります・・・

 

 




 

ビットローファー

 


今持っているのはこの4足。


自分が初めてビットローファーを買ったのは1986年。

 

 

その年にCOLE HAANのビットローファーが入荷してきて、BEAMSのスタッフの間でちょっとしたビットローファーブームが起きました。


その後、雑誌のPOPEYEでビットローファーの特集が組まれ、スタッフだけでなく顧客様も含めたブームが起きました。

 

 

ちなみに、その時にPOPEYEの特集ページで紹介されていたのが、映画 太陽がいっぱいの中でアランドロンがビットローファーを履いている画像。


ブルーのボタンダウンにホワイトジーンズ、ブラウンスエードのビットローファーだったような・・・


当時自分も真似をして、IKE BEHARのブルーのオックスフォードのBDにリーバイスのオフホワイトのカツラギの505をはき、COLE HAANのブラウンのビットローファーを履いていました。


90年代や2000年代前半頃にリバイバルブームが何度か来て、バイヤーとしてそのたびにバイイングしてきたので、昨今のブームはいったい何度目のブームなんだろうという感じです。

 

 

 

 

シャツいちの足元に少しニュアンスをつけたい時もいいですし、スーツにノータイの時に足元を軽く見せる効果もあります。

 


ローファーやタッセルだと足元が堅いなと感じるときは、ビットローファーを選ぶといいですね。

 

 




 

ベルジャンシューズ

 


数年前にブームが起きたベルジャンシューズ。

 


BEAMSスタッフもよく履いていたので、持っている人も多いのではないでしょうか。


ブームと言う意味では落ち着いた感じですが、柔らかく軽いシンプルなスリッポンは真夏のコーディネートに良く合います。


夏でもウールのトラウザースをはく人にはいいですね。

 

 

 

小林もウールのパンツに合わせてよく履いています。

 

 

コットンのパンツにも合いますが、自分はなんとなくウールのパンツにあわせた方が靴が引き立つかなと思っています。




 

 

 

エスパドリーユ

 


RIVIERASはスペイン製ですが、正確にはエスパドリーユではなく、スニーカーとエスパドリーユの中間という感じのスリッポンです。

 

 

エスパドリーユよりもアッパーもソールもしっかりしていて、街中でスニーカーのように履けるのが気に入って5色所有しています。


一番カジュアル感の強い靴ですが、ドローコードのパンツやプルオーバーのシャツを着るときはリラックス感のある足元がいいので、夏はかなり出番が多い靴です。

 

 

 

 

 

 

このように、プルオーバーシャツやスキッパーにドローコードのようなリラックス感のあるスタイルには最適です。

 

 

休日も夏はほぼドローコードのパンツなので、結構ヘビーローテーションで履いています。

 

 

リビエラが日本で流行ったのが5年以上前だと思いますが、自分の中ではずっと夏の定番で流行りに関係なく今も履いています。


日本に代理店がなくなりましたが、またBEAMSで展開したいと思っています。



 

 

 

このあたりが真夏に軽装になった時によく履く靴です。

 

 

こうやって見ると、結構な足数ありますね・・・(笑)


気に入ると色違いでそろえる癖があるので、どうしてもこんな感じになります。


流行り廃りに関係のないデザインのものがほとんどなので、色違いで持っているとコーディネートの幅も広がりますし、長く履くこともできます。

 

 

 




これら以外でBEAMSのスタッフやお客様がよく履いているのはグルカサンダル。

これも真夏にはいいですね。


自分は何故か一足も持っていないんです・・・


大学生の時にも大ブームがあったのですが、その時も履きませんでした。


嫌いなわけではないですが、なんとなく自分のテイストではないと言うのが理由です。

 

 

 

 

 

 

トレンドという意味では、こんな感じのスリッポンでしょうか。

とにかく今ヨーロッパで大流行しています。

 

 

イタリアだけでなく、フランスや英国でもよく見られるスリッポンです。


来年の春夏はさらに流れが強くなりそうなので、このようなテイストが好きな方は要チェックです。

 

 

 

 

 

 

今回は先日のインスタライブの流れから、真夏の軽いスタイルに合う靴をご紹介しました。

 

 

あくまでも自分のコーディネートの範疇ではありますが、このあたりの靴はシャツいちのコーディネートにも良く合う靴だと思います。


自分が電車の中や街中で見る限りでは、軽装になっているのになんとなく足元が重いなという人が目につきます。

 

 

コーディネートの中で靴は重要なので、服が軽くなったら足元も軽く見せないとアンバランスに見えるものです。

 

 

実はベルトやバッグも重要・・・


これに関しては、また別の機会にお話ししたいと思います。


実は自分もいま夏用のバッグを探しています。

 

 

なかなか見つからないものですね・・・








 




 

真夏に向けて

 

湿気のないヨーロッパから帰ってきて、いきなりの猛暑と80%を超える熱帯地方のような湿度にまいっています。

 

 

この時期は展示会で一日中外回りで歩き回るので、さすがにジャケットやスーツも着れません。


と言いますか、ジャケットやスーツを着て歩き回ったら、おそらく熱中症で倒れます(笑)。


ここ10年くらいはヨーロッパの出張から帰ってきて1週間くらいはジャケットやスーツを着ますが、その後猛暑になって着れなくなるというパターンです。


20年以上前は”梅雨寒” などと言われ、この時期でも雨が降ると涼しくなって羽織りものが必要になることが多かったですが、最近はほとんどありません。


日本の夏の気候は確実に熱帯地方と変わらなくなってきています。


今回は、これから一ヶ月は続く危険な暑さの中で着ることを考えながら購入したものをご紹介します。






RESOLUTEのデザイナー林さんがディレクションしているシャツブランド”FAR EAST MANUFACTURING” のボタンダウンシャツ

 

 

 

 

 



綺麗なグリーンと真夏でも快適なドライタッチの生地が気に入って入荷後すぐに購入しました。


生地はかなり細めのピケと思っていましたが、MICRO SUCKER(マイクロサッカー)という生地らしい・・・


生地の蘊蓄は聞いていませんが、とにかくサラサラしていて暑い日でも快適に着られそうな生地です。
 
 
 
 
 
ソフトな襟で綺麗なロールがでるボタンダウン。
 

 

 



袖はプリーツではなくギャザー使用。


フロントボタンは6個と、つまりあのブランドのディティールを忠実に再現しています。


細かな蘊蓄はホームページでご確認ください。

 

 



早速着ました(笑)。

 
 
 



自分世代がアメカジ風で着るとコスプレっぽくなるので、サイドアジャスターのパンツにホワイトのデッキシューズを合わせて、アイビーっぽさもありながら、少しヨーロッパの雰囲気を入れたコーディネートにしました。


先日インスタにアップしたらところ、すでに多くのお問い合わせをいただいているようですが、FAR EAST MANUFACTURINGのシャツは原宿のBEAMS Fでしか展開していないので、BEAMS Fでしか購入できません。


ご興味のある方は、大変お手数ですがBEAMS Fにお問い合わせいただけますでしょうか。


グリーンの色がとても綺麗で着心地のいいボタンダウンです。




 
 
自分のリコメンドアイテムでもご紹介した、BEAMS FオリジナルのマドラスチェックBD

 

 

 


遅ればせながら、先日やっと購入しました。
 
 
 
 

グリーンベースにネイビー、レッド、イエローのコンビネーションが気に入って自ら選んだ生地です。

 



自分のマドラスチェックを選ぶポイントは、新品の時に少し濃いかなと感じるくらいのトーンを選びます。


理由は、マドラスチェックは色落ちするので、淡い色や白場の多い生地だと洗濯を繰り返すと結構早く色褪せした感じになるんです・・・


それはそれでマドラスの味ではあるのですが、自分くらいの年齢になると色褪せしたマドラスチェックを着るとくたびれた印象に見えるので、自分はそこまで考えて生地を選んでいます。


と言うことで、この生地も洗っていくとグリーンの色が浅くなり、いい色になっていくと予測して選んだ生地なんです。
 
 
そこまで考えて生地を選んでいるなんて誰も思いませんよね。
 
 
もう40年以上マドラスチェックを着ているので、経験がものを言っているということですね。


ちなみに、色褪せたマドラスチェックを復活させる方法があります。


もうこれも知っている人が少ないと思いますが、別の機会にやり方をお知らせします。
 

このシャツ、今月から30%OFFになっています。


私のおススメのマドラスチェックなので、この機会に是非。
 
 
 
 
 
 
 
これからの季節重宝するオープンカラーのシャツを2枚購入しました。
 

 

一枚目はGUYROVERのハイビスカス柄のプリントシャツ

 

 

 

 
 
 
生地のベースがインディゴブルーなので、白とのコントラストがすごく綺麗なんです。


洗いこんでいくとさらにいい色になりそうです。


GUYROVERのオープンカラーシャツは小さめなので、サイズをワンサイズアップしてMサイズを購入しました。


オープンカラーシャツはリラックス感が大事なので、多少ゆったりめを選んだほうがいいです。


ちなみに、着丈は少し長いので1.5㎝詰めました。


タックアウトして着るシャツは、着丈の長さが合わなくて諦める人が多いようですが、シャツも着丈の長さはお直しして着ましょう。


私も長く感じるものは、全てお直しして着ています。


このシャツ、先週まで在庫があったのですが、今日調べたら完売していました・・・


私もギリギリ購入できたという事でした。
 




 
 
 
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4月にシンガポールに行った時にCOLONY CLOTHINGの店頭で見て、これは買おうと思っていました。
 


 
 
このシャツはBLOCK PRINTという、天然染料を使い職人の手作業で染められた生地を使っています。
 
 
 


ネクタイのマダープリントと同じような染め方ですね。
 
 
 
 
 
とても手がかかりますが、生地に染料を吹きかけるインクジェットとは違う深みのある色柄が出ます。
 
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ハンドプリントで染めた雰囲気は画像でもよくわかると思います。


ブルーの部分が深みのあるいいインディゴブルーですね。


私はチェックのイメージが強いと思いますが、こういうエスニックなプリントも大好きなんです。


私が企画した COLONY CLOTHINGの10周年のイカット柄もそこからきているんです。

 


このシャツは3色展開ですが、データを確認したところ、私が購入したこの色が一番よく売れているようです。
 

まだ在庫はありますが、生地が薄くてこれからの季節に快適に着られるシャツなので、梅雨明けすると一気に品薄になる可能性もあります。


ご興味のある方は、最寄りのBEAMS PLUS展開店舗で色柄をご確認いただければと思います。


ちなみに、このシャツも着丈を2㎝詰めました。


PLUSのシャツは全般に着丈が長いんですよね・・・


なので、いつも必ずお直しします。


小言だけでなく、アドバイスします(笑)。
 
 
 
 
 
 
イタリアで見てずっと気になっていたDRUMOHRのニットのスキッパー

 

 

 

 

 

 
DRUMOHRのブランドアイコンであるビスコッティ柄のスキッパーです。
 
 
 
 
FORTE DEI MARMIのDRUMOHRのショップにあった、ビスコッティ柄のスキッパーがずっと気になっていました。
 
 
帰国後もずっと気になっていたので、代理店さんにお願いして取り寄せてもらいました。


しっかり編まれたニットスキッパーですが、リネンとコットンの混紡なのでサラサラしていてとても着心地がいいです。
 
 
真夏は一枚で着ますが、ネイビージャケットの下に着てもいいですね。


まだ一度しか着ていませんが、気に入りすぎて来年の春夏用にバイイングしました。
 
 
色はこのネイビーと画像のグリーンの2色展開です。


来年の春夏の自分のリコメンドアイテムに入るので、是非ご購入いただければと思います。


ちょっとお高いのですが・・・
 
 
 
 
 
ちなみに、同じ糸を使ったVネックのニットを今シーズン展開しています。
これもいいですね。


イタリアのDRUMOHRのショップで見たら絶対に欲しくなるニットです。


今月から30%OFFになっているのでこの機会に是非。


来年は確実に値上がりします(苦笑)。
 
 
 
 
 
 
基本的に仕事の時はどんなに暑くても長袖で、半袖は休日に着るというのが自分なりのルールです。
 
 
真夏は重ね着はしないので、どれも基本的に一枚で着てサマになるものです。


パンツも手持ちのドローコードのパンツやホワイトやベージュやデニムのトラウザースに合わせるので、難しいことは何もありません。


とにかく何を着ても暑いのは当たり前なので、涼しく見えるコーディネートをすることも大事だと思います。


そして、意外と足元だけ重いという人が多いので、真夏は足元が重くならないような靴のチョイスも重要です。
 
 
夏靴の話は長くなるので、また別の機会に。


 
 
 
今日は真夏用の服の話でした。


自分はドレススタイルが好きなのでジャケット、スーツを一年中着たい派ですが、7月と8月の湿度の平均が80%で最高気温35度越では、もはや屋外でジャケットやスーツを着て動き回るのは体調にもよくないので、この時期は仕事の時は長袖のシャツというのを自分の中でのドレスコードにしています。


自分はクールビズ否定派ではないですが、クールビズだからどんな格好をしてもいいというのは否定します。


なので、自分自身の中で最低限のルールを作っておくのことは大事ですね。


くだけすぎないクールビズ、実は皆さん結構悩まれているのかなと思います。


参考になるかどうかはわかりませんが、お知らせしていければと思っています。












 
 
 
 
お待たせしました。

MR_BEAMS CHANNEL 2024秋冬NAKAMURA NOTE アイテム編 アップしました。
是非ご視聴ください。


 
 

 

イタリアの富裕層の週末


PITTI UOMOが終わった金曜日に、フィレンツェと同じトスカーナ州のリゾート地 FORTE DEI MARMIに行ってきました。


FORTE DEI MARMIは高級別荘地で、自分が取引しているイタリアのブランドのオーナーたちもここに別荘を持つ人が多く、


春から秋にかけて、週末は毎週ここで過ごすという人も多いです。





小さい街ながら、メゾン系ブランドからセレクトショップまで多くの店があることも聞いていたので、以前から一度来てみたかった街でした。

 

FORTE DEI MARMIは、近くの山から採れる大理石をこの街に集め、港から各地に運んだことで栄えた街とのこと。


もともとは沼地でしたが、ムッソリーニが首相だった時代に埋め立てをして開拓したのが別荘地としての始まりのようです。


ちゃんとイタリアの人から聞いたことを覚えています。


ネットで検索してもヒットしないので、しっかり学習しないとダメですね。


訪れた土地の歴史や文化に触れるということが大事で、彼らが説明してくれることはしっかり聞かなければなりません。

 






宿泊したホテルは、あのGIANNI AGNELLIの別荘だったというホテル。




クラシックスタイルで静かでとても良いホテルでした。
 

 

 

 


ホテルにチェックインして、今回一緒に週末を過ごしたイタリアのサプライヤーの社長の別荘へ。

 

 

 

 

 

 



ポルシェGT3と1958年製のFIAT600カブリオレ、クラシックベスパ、そしてちょっとボロい普通の自転車・・・


どこかの国の成金とは全く違う趣味の良さです。


改装中の別荘の中もすべて見せてもらいましたが、ところどころにアートをちりばめた趣味のいい空間でした。




 

 

少し遅めのランチは、彼がメンバーになっているビーチクラブのレストランで。

 

 

 

 


 

日本風に言えば会員制海の家という感じでしょうか・・・


ビーチクラブはレストランだけでなく、オーナーだけが入れるビーチサイドにプライベートキャビンという専用スペースがあります。


プライベートキャビンはパラソルではなく、布の屋根がついていて専用のチェアとベッドがセットされたプライベートスペースです。


ようは、会員となってこのスペースの権利を買うんです。


なにもかもレベルが違いすぎて驚くばかり。


ランチの後は、彼が所有するプライベートキャビンでゆっくりしました。







夕食は彼らが行きつけの海辺のレストラン RISTRANTE GILDAへ。

 

 

 

 

 

 

 


前菜少しと薄くてクリスピーで軽いピザとパスタだけにしたのですが、彼らが食べていたアラゴスタ アッラ カタラーナ(伊勢海老のサラダ)を見ていたら食べたくなり、結局いつものように食べ過ぎました(苦笑)


料理の写真撮っている人なんて誰もいないので、料理の画像は少なめです・・・


 

 

 

 

街中の移動はFIAT600カブリオレで。

 

 

 

 

 

 

彼の祖父から受け継いでいるというこの車は、完ぺきにレストアされた極上の個体です。


お金持ちの街なので高級車もたくさん走っていますが、誰もが振り向くのでどんな高級車より一番目立っていました。


ちなみに、彼は社用車でBMWのM6に乗り、趣味でポルシェ356スピードスターも所有しています。


庶民の私には、もうなにがなんだかわかりません(笑)。




 

 

翌日はホテルで朝食を食べてから街をリサーチ。

 



小さい街なので、どんなにお金持ちでも移動は徒歩か自転車が基本です。
 

 

 

 

 

メゾン系のブランドからBEAMSでも取り扱いのあるブランドや有名なセレクトショップまであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらのお店はほんの一部。


別荘にたくさん服を持ち込まない富裕層たちは、現地で服を買って別荘に置いておくようです。


高級なホテルに宿泊している観光客も服は現地調達のようで・・・


レベルが違いますね。


 

 

 


HORTE DEI MARMIで一番高級なホテル”PRINCIPE”のDRUMOHRのディスプレイ。

 

 

 



SPAに行くエントランスの一番いい場所の壁面にディスプレイされています。


最高級ホテルなので宣伝効果は抜群ですね。


 

 

 

 

宿泊者の気分だけ味わいたいのでお茶だけしました(笑)。

 

 

 



エスプレッソ1杯千数百円・・・


円安もありますが、もはや金銭感覚がおかしくなります。

 

 

 

 

 

ランチはPRINCIPEのビーチクラブで。

 

 

 

 

 



クッションカバーもビーチタオルもすべてDRUMOHR。


このホテル、トップシーズンは1泊30万円からで最低でも4泊しないと予約できないそうです・・・


ということは、最低120万円払わないと泊まれないということ・・・


そのホテルのビーチクラブのクッションとビーチタオルがすべてDRUMOHRということなんです。


このビスコッティ柄のビーチタオル欲しい・・・


どこで使うの?ということですね(笑)。
 

 

 

 

 

ランチは夜に備えて軽めのボンゴレで。

 



★★★★★Lのホテルのパスタですから、美味しいのは言うまでもありません。

 

 

 



リサーチの後、夕飯まで時間があったのでこの日もビーチクラブへ。

 

 

 

 

 

 

 



土曜日はこの時期でも人が多いと聞いていましたが、意外と混雑もなくゆったりとした感じでした。


 

 

 

FORTE DEI MARMIの海は正直それほど綺麗ではありません。

 



砂が少し黒いので、波が立つと砂が舞い透明度がなくなります。


新潟の海と同じ感じです。

 

 

 

 

 

カラフルな水着はイタリアのリゾートのマストアイテム。

 


最低でも1週間分の水着はリゾートに持ってくるそうです。


なので、同じ水着を二日連続ではいたり、色が褪せたような古い水着をはいている人は誰もいません。


ヨーロッパの水着のマーケットがとても大きいのは、日本とは全く違う文化によるところが大きいですね。


日本人のような丈の長い水着やブカブカの水着はいた人も全くいません。
 

 

 

 

 

 

今回招待してくれたDRUMOHRの社長のミケーレと2ショット。

 



二人とも長袖のリネンシャツ。


乾燥しているイタリアの夏は、海辺でも麻のロングスリーブです。

 

 

 

 

 


夕食前にFORTE DEI MARMIの丘の上にある街 PIETRASANTAをリサーチ。

 

 

 

 

 


ピエトラサンタは庶民的なお店やアートギャラリーが多く、海辺の街とは違った趣があります。


カジュアルなレストランやカフェも多く、とても活気のある街です。


 


 


夕飯はピエトラサンタにあるレストラン”GIACOMO PIETRASANTA”


 



ミラノの有名店 ”DA GIACOMO” の支店のようですが、実は私DA GIACOMOがあまり好きではないんです・・・


理由は味付けが濃くて重いので、数回行ったことはあるのですが、美味しいと思ったことが一度もなく、正直ジャコモか・・・と思ったのですが、ミラノとは全く違う軽くて上品なとても美味しい料理でした。


ミケーレが連れて行ってくれたレストランで、ハズレだったことは今まで一度もないんです。

 


 

 

 

 

食後はFORTE DEI MARMIで一番美味しいというジェラート屋へ。

 

 

高級なレストランの食後にわざわざ庶民的なジェラート屋に連れて行くというのが、余裕のある人のホスピタリティですね。

 

 

 

 

 


FORTE DEI MARMIは小さな街なので、自転車の乗る人がとても多いです。

 

 

 

 

 

 

別荘を持っているお金持ちもホテルの宿泊者も基本は徒歩か自転車です。


自分もホテルで自転車を借りて、街中も海に行くのも自転車で移動していました。


イタリアの自転車なのでオシャレに見えますが、基本的には日本でいう ”ママチャリ” です(笑)。

 

 

このギャップが気張った感がなくてとてもいい感じなんです。

 

 

 

 

 

 

そして、自転車を適当に停めてカフェでくつろぐ。

 

 

ゆったりとしたユルい時間が流れます。

 

 

 


 

 


ミケーレは顔が広いので、色々なところで知り合いと会って声をかけられます。


まるでHORTE DEI MARMIの若き主ですね(笑)。

 

 

 

 

 

 

ミラノに移動する前にビーチクラブのレストランで軽く昼食。

 


 

 




日曜日はさすがに混んでいるので予約が必須。


メンバーでもピークの時間帯は予約が難しく、30分だけ席を用意してもらって軽く昼食をとってミラノに向かいました。

 

 

 

 

 

ずっと行ってみたかったHORTE DEI MARMI。


実は今回は一人で行こうと思っていました。


フィレンツェからの交通手段を調べるためにイタリアの取引先に色々聞いていたら、ここに別荘を持つDRUMOHRの社長のミケーレからお誘いがあり、一緒に週末を過ごすことになりました。

 

 

リサーチもレストランもリラックスタイムも完璧なオーガナイズで感謝するばかりです。

 

 

ここ数年春夏はリゾートスタイルの流れがあるので、リアルな富裕層のライフスタイルとリゾートスタイルを見ることができ、とても参考になりました。

 

 

日本にヨーロッパのリゾートスタイルをそのまま持ち込むのはなかなか難しいですが、休日の街着としてどのように落とし込んで提案していくかがポイントなのかなと、ここ数年思っています。

 


Tシャツ、短パン、ビーチサンダル、ここから変えていかないとですね・・・