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ヨーロッパ出張レポート

 

先週金曜日にヨーロッパ出張から帰国しました。


今回の出張はフィレンツェ→ミラノ→ロンドンの3都市をバイイングとリサーチで回りました。


今回はPITTI UOMO、ミラノのショールームとリサーチ、ロンドンのリサーチ、PITTIのスナップも含めて、2025春夏の大枠の流れをご報告します。


かなり画像が多いですが、じっくりとご覧いただければと思います。




 

まずは、一番わかりやすい色の傾向から。

 

”ホワイトから生成のナチュラルトーン”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


昨シーズンから続く流れですが、サプライヤーの提案も着用者も相変わらず多く、来春夏もこのナチュラルなトーンの傾向は確実に続くと思われます。


 

 

”ホワイト~生成りから続くベージュ、ライトブラン”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとピンボケですが、こんなグラデーションのコーディネートもいいですね。

 

 

 

同じベージュ系でも、このような少し黄色味がかったベージュも多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリーミーなベージュと言うキーワードがよく聞かれたので、ベージュの中のバリエーションとして提案されている印象です。

 

 

 

 

 

”グリーンの打ち出しがかなり多く見られました”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明るいグリーンもありますが、画像のようなペールトーンや少しスモーキーなトーンの落ち着いたグリーンが多く、流れはこちらのトーンになっている印象です。

 

 

 

 


”ブルーはサックスブルーが多く見られました”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


グレーがかったような少しトーンを抑えたサックスブルーが多く見られました。


ブルーはここ数シーズンロイヤルブルーやコバルトブルー系のトーンが主流でしたが、来春夏はサックスブルーに移行しそうな印象です。

 

 

 

 

 

 

”ピンクも発色を抑えたスモーキーなトーンが増えています”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色モノは発色の良いトーンもありますが、ペールトーンやスモーキーな発色を抑えた色が増えそうです。

 

 

理由は、最も強い傾向であるホワイトや生成りとの相性にあると思います。


発色の良いカラーを合わせるとメリハリがつきすぎるので、なじみやすいペールトーンやスモーキーなトーンが増えているのだと思います。

 


 

 

 

 

”ほとんどのニットブランドが展開していると言っても過言ではないオープンニット”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



昨年から少し見られるようになってきた、オープンニットやメッシュニットと言われる”穴あき風?ニット” がかなり増えています。

 

ニットの明らかな流れであることは間違いありません。


肌が見えることを気にする日本人にとっては、オープンになっているスペースが小さいものを選ぶことがポイントとなりそうです。


BEAMSでも、今シーズンベストやポロで展開しましたが、とても人気がありました。

 


 

 

 

”既にジャケットに代わるアウターとして一般的になったカバーオールタイプやダブルポケットのシャツジャケットは、薄く軽い素材を使ったものが増えています”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テーラードジャケットを含めて、羽織りモノは ”LIGHTNESS” というキーワードをとにかくよく耳にしました。


このタイプのジャケットもシャツ生地を使ったりリネンの素材を使ったりして、より軽いものが増えています。

 

 

 

 

 


”テーラードはとにかくダブルブレストが多く見られました”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ数シーズン秋冬も含め、サプライヤーのダブルブレストの打ち出しと着用者の多さは、日本のマーケットとの違いを感じさせます。


日本ではブレザーは大人気ですが、それ以外はなかなか広がらないという印象です。

 

 

個人的には柄モノのダブルブレストが好きなので、過去に何度もバイイングをしてチャレンジしてきましたが、なかなか結果が出せずに最近は諦めていましたが、来春夏は久しぶりにチャレンジしてみようかと勝手に思っています。


部下たちに迷惑かけない程度に・・・(苦笑)




 

”少しウェスタンの流れが来ているかなと・・・”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月のPITTI UOMOでもコスプレ系のウェスタンルックのインフルエンサーが増えたと感じましたが、デザイナーズのコレクションでもウェスタンの流れが見られることもあり、ウェスタンシャツの打ち出しが少し増えていました。


ウェスタンの流れが来ていると言っても、シャツやベルトで取り入れるくらいであって、さすがにハットやブーツの流れがあるわけではありません。


自分の経験上ウエスタンの流れは数年に一度訪れます。


特にイタリアは ”マカロニウェスタン” と言われるイタリア製西部劇が60年代から70年代に大ブームだったので、私より上の世代から脈々と続くウェスタン好きの系譜があるように感じます。


そう言えば、昨年お亡くなりになった信濃屋の白井さんもウェスタン好きでした。
 

 

 

 

 

 

”ホワイトソールのスリッポンがとにかく多く見られました”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もともとイタリアのシューズブランドが得意としていたものですが、近年LOROPIANAのスリッポンが大人気のこともあり、シューズブランドだけでなく、トータルブランドでも広く展開されています。

 

 

 

ちなみに、この画像はロンドンのGEORGE CLEVERLEYのディスプレイ

 

 

 

 

今や英国を代表するビスポークシューメーカーでも、このようなスリッポンを展開しています。

 


他の英国の靴ブランドも軒並みこのタイプのスリッポンやスニーカーを展開しているのを見ても、好きか嫌いかは別として、英国も世代が変わりクラシックの考え方も変わってきていることを感じます。
 

 

 

 

 


”ホワイトソールほどではないですが、デッキシューズも多く見られました”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分はデッキシューズが大好きなので、この流れはいいですね。


先日夏用に6足目のSEBAGOを買いました。

 

 

今やKITONでもデッキシューズを展開する時代です。

 

 

 

 

 

本格的なドレスシューズブランドも軽いアンラインドのモデルの展開が増えています”

 

 

 

 

 

 

これも賛否両論あると思いますが、欧米では確実にこういうタイプを望む消費者が増えているのは間違いないようです。


グッドイヤーでアンラインドのものもあれば、マッケーのものもあります。

 


自分はクロケットのフレックスソールのコードバンのアンラインドローファーを購入したので、今年の夏はそれを履きます。

 

 

 

 

 


”今シーズンBEAMSでも大人気だったストライプ柄の流れが継続しています”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストライプは、昨年に続きサプライヤーの提案も着用者もとても多かったです。


今シーズンとは明らかに違う新たな色柄のストライプもあり、さらにバリエーションが増えている印象です。

 

 

 

 

”メタルボタン使いのジャケットやコートが再び増えている印象”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年前にBEAMSでもメタルボタンのアイテムがとても多い時期がありましたが、再びメタルボタンづかいのアイテムが増えている印象を受けました。


ジャケット中心ですが、テーラードだけでなくニットジャケットやジャージジャケットのメタルボタンづかいも見られます。


個人的には、ニットジャケットやジャージジャケットのようなカジュアルなジャケットのメタルボタンづかいがいいと思っています。

 

 

 

 

 

 

これ以外にも色々な傾向がありますが、現時点ではこのあたりが大枠の流れになるのではと思っています。


今回も12日間の出張で画像を650枚程度撮ってきました。


我ながら毎回よく撮るなと思います。


これから日本の展示会が始まるので、最終的には700枚を超えると思います。


これが2025春夏のディレクションのひとつの参考になるのと、中村ノートのスタートになるので、記録はしっかり残しておかなければなりません。


7月に入るとセールが始まりますが、来年のために今年押さえておくべきアイテムの参考にもなればと思っています。


そして、ファッション業界の方で会社にレポートを提出しなければならない方々の参考にもなればとも思っています。


ただし、上司がこのブログを見ているとカンニングがバレますので、あくまでも参考程度に・・・(笑)。


各ブランドの情報は、現地で行ったインスタライブのアーカイブを自分のアカウント(@beams-nakamura)に残してありますので、そちらを是非ご視聴いただければと思います。


PITTIやミラノに行っても何もなかったというバイヤーもいますが、自分はそんなことはないと思っています。


確かに目新しいブランドや劇的な変化はないですが、小さな変化は必ずあります。

 

 

それを見逃さないことが大事。


行き続けなければわからないことをじっくりと丁寧に。


それを大切にしていかなければならないと常に思っています。











 

 

 




 

2024秋冬おススメのアイテム


大変お待たせしました。

 


店舗の商品説明会も終わり、やっと2024秋冬のおススメアイテムをご紹介できる時期となりました。


まだサンプルが入荷していないものも若干ありますが、現時点での私のおススメアイテムをご紹介します。

 

 

たくさんありますので、じっくりとご覧いただければと思います。

 

 

 

 

 

BLU BREのケーブルセーター 

 


 

 

 

 

 

以前このブログでも紹介した、私が個人買いしたVANDORIのコットンケーブルのニットです。


問い合わせが非常に多く、ブログで紹介してからVANDORIさんのストックもすぐに完売したので、BEAMSで展開することにしました。

 

自分が実際に気に入って着ているものなので、皆さんにも是非着ていただきたいと思いバイイングしました。

 

 

ネームはBLU BREになります。

 

 

 

 

 

 

 

TBRMのショールカラーのニットジャケット

 

 

 

 

 

 
今シーズンから新たに展開するイタリアのニットジャケットのブランドです。


上品なライトグレーのヘリンボーンとダブルフェースのように裏がキャメルカラーになっているのがとてもラグジュアリーな雰囲気に見えるニットです。


似合うモデルに着てもらいました(笑)。



ご覧のようにシルエットがとても綺麗なニットジャケットです。





TBRMのカシミヤのニットジャケット

 

 

 

 

 

 
同じくTBRMのカシミア100%のニットジャケットです。
 
 
カシミアの糸を贅沢に使い、かなりしっかりと編み込まれたニットジャケットです。


編みが違いますが、同じモデルを小林に着てもらいました。

 
TBRMのニットジャケットの特徴は、ニットジャケットでありながら、まるでテーラードジャケットのようなラインが出ることです。


実際に着ていただくと、今までのニットジャケットとは明らかに違うことを実感していただけると思います。
 
 
 
 
 
 
 
COLONY CLOTHINGのウルトラスエードのシャツジャケット
 
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BEAMSでも人気のCOLONY CLOTHINGの定番、ウルトラスエード(洗える人工スエード)のシャツジャケットをアップデートしました。


よりシャツジャケット風に見えるように、腰にサイドポケットを付け、ボタンを大きいものに変更しました。


これで今までよりもCPOジャケット風に見えるようになりました。


色はベージュとライトブルーの2色展開ですが、このライトブルーが特におススメです。


いかにも私が選びそうな色ですよね(笑)。
 

 
 
 
 
EAST HARBOUR SURPLUSのネイティブ柄のジャージジャケット
 
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PITTI UOMOのブースで見た時から、これはバイイングすべきジャケットと思っていました。
 
 
 
 
自分からするとこのネイティブな柄のジャケットは、かなり80年代のフレンチアイビーを感じさせるジャケットです。

 
こんな風にデニムジャケットとのレイヤードもいいですね。


プレス内覧会でもメディアの方々からご好評いただいているジャケットです。
 
 
 
 
 
 
 
CIRCOLO コーデュロイ ジャージジャケット
 
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太畝のコーデュロイに見えますが、ストレッチのきいたジャージジャケットです。
 
 
 
 
少しスモーキーなグリーンのトーンが絶妙です。
 
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ダブルブレストのジャケットの流れが来ていますが、テーラードのダブルをさらっと着るのは難しいので、こんな感じのジャージジャケットがおススメです。
 

イタリア製にしてはお手頃な価格なので、テーラードジャケットより楽に着られるものを探されている方にもおススメしたいジャケットです。
 
 
 

 
 
 
TAGLIATORE コーデュロイ ジャケット
 
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今シーズンもコーデュロイの流れは続いていますが、ラギッドな色ではなくこんなキレイな色がおススメです。
 
 
 

ウールが混紡されているので、コーデュロイにありがちな硬さがなく柔らかいタッチに仕上がっています。
 
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上品で綺麗なイタリアらしいテイストがお好きな方には特におススメです。


自分が着るならライトグレーのニットにホワイトパンツを合わせて、上品に見えるコーディネートで着たいですね。
 
 
 
 
 
 
 
TITO ALLEGRETTO ブルーのツイードジャケット
 
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青みの強いブルーのツイードは、90年代中頃にイタリアンクラシックが流行り始めたころに人気だった色なんです。
 

近年はあまり見かけない色でしたが、自分も久しぶりにこんなブルーのツイード着たいと思いピックアップしました。
 
 

 
ツイードにありがちな野暮ったさを全く感じさせないブルーのカラーです。
 
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ツイードと言っても重く硬い生地感ではないので、軽くて着心地が良いのもいいところです。
 
 
ネイビージャケットではないブルーのジャケットをお探しの方には、特におススメしたいジャケットです。
 
 
 
 
 
 
 
STILE LATINO グレンプレイド ジャケット
 
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PITTI UOMOの会場で一目惚れしてオーダーしたジャケットです。
 
 
 
 
生地はFERLAで別注したSTILE LATINOのエクスクルーシブファブリック
 
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ブラウンとブラックの大柄のグレンプレイドにグリーンのウィンドウペンという、STILE LATINOでないと作れない絶妙なチェックです。
 
 
 
 
VINCENZO本人が着ていました。


とてもお似合いです。


他のブランドには絶対に見られない、STILE LATINOならではの素敵な柄のジャケットです。


ちなみに、ペイズリーの裏地は無地になります。

 
 
 
 
 
 
BRILLA オリジナル グレンプレイド ジャケット
 
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最近グリーン好きの私が選んだグリーンのグレンプレイド。
 
 
 
 
生地はイタリアのZIGNONE(ジニョーネ)
 
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ZIGNONEは高級な生地メーカーではないですが、この生地はシルクが混紡されているのでとても滑らかな手触りです。


通常BRILLAのオリジナルでは使わない生地メーカーですが、色柄がとても良かったので私が選んでラインナップに加えました。

 
BRILLAのオリジナルにしては値ごろ感がある価格もいいですね。
 

 
 
柄の大きさもコーディネートしやすい丁度いい大きさです。
 
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手持ちのグリーンのチェックジャケットがさすがに古くなってきたので、今シーズンはこの柄を新調しようと思っています。


多色づかいのチェックジャケットが苦手な方にも是非お試しいただきたいジャケットです。



 
 
 
 
BRILLA オリジナル カノニコ別注生地のグレンプレイドスーツ
 

 

 

 
 
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昨年の1月にイタリアのCANONICOのファクトリーに行って別注した生地を使ったスーツです。
 
 
 
 

ミディアムグレーのグレンプレイドにグリーンのウィンドウペンをさしました。

 


悪目立ちしないグリーンのカラーが絶妙です。
 


ジャケットは5~6年前に展開していた、ゴージのラインに傾斜が付いたナポリテイストのモデルをアップデートして復活させました



 


パンツは2アウトプリーツのテーパードシルエット。
 

 

細くも太くもない綺麗なシルエットの2プリーツです。


ビジネスでも使いやすいように、ベルトループ付きのモデルにしました。




 

 

 

 

BEAMS F オリジナル カノニコ別注 ミニガンクラブチェックスーツ

 

 

 

 

 


上のBRILLAと同じくCANONICOのファクトリーに行って別注した生地です。


 

 

ベージュとブラウン、グレー、ブラックという凝った4色づかいのチェックです。

 


このような生地は英国の生地メーカーにはよく見られるますが、暗いトーンのものが多くなかなか自分の理想とするものが見つかりませんでした。


なので、今回別注でイメージ通りの色柄を作ることができました。
 
 
 
 
膨大なアーカイブの資料を見ながらデザイナーと一緒に作り上げた別注生地です。
 


CANONICOの別注生地は色々なお店で見ると思いますが、こんな凝った生地はなかなか無いのでは・・・


まあ、普通に考えればこんなチェックの生地を仕込む人もいないですよね。

 

 

ある意味とてもBEAMSっぽい生地ができたと思います。

 

 

 


 

 

 

TAGLIATORE オリーブグリーン ダブルブレストコート

 

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昨年自分が個人オーダーしたコートですが、Instagramを見た方からのお問い合わせがとても多かったので、同じ生地とモデルで今シーズン展開することになりました。

 

 

少し淡いオリーブグリーンの色が絶妙です。


テーラードコートですが、ミドルゲージのニットの上に羽織ってカジュアルに着てもいいと思います。


ちなみに、サイズは小さめなのでワンサイズアップで着ることをおススメします。


私は通常44サイズですが、このコートは46を着用しています。




 

 

 

BEAMS F オリジナル ガンクラブチェック バルカラーコート

 

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昨年大人気だったブラックウオッチに続き、今シーズン私が一番おススメしたいオリジナルのオーバーコートが、このガンクラブチェック。


英国W.BILLのIRISHI DONEGAL TWEEDで仕立てました。


普通のガンクラブチェックとは違い、綺麗なカラーネップが入っているのが特徴。


この生地を見つけた時から、”絶対に展開すべきと強く思ったほど思い入れのある生地”なのです。




 

 

 

LARDINI ダブルフェイス バルカラーコート

 

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LOROPIANAの生地を使い、ダブルフェイスの生地は必然的にハンドの工程が増えるので、とても贅沢な作りのコートです。





LARDINIのミラノのショールームに行った時に、このなんとも言えない柔らかで上品な佇まいにやられました。

 

 

柔らかくて軽くてドレープが綺麗な、本当に素晴らしいコートです。

 


値段は¥368,000-(税抜)と高めですが、他のブランドでは確実に50万を超えるクオリティーなので、ご興味のある方は是非ご試着していただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ネクタイのおススメはコメントを入れるといつ書き終わるかわからないので、ブランドと画像だけでお許しください。

 

 

 

FRANCESCO MARINO ウール小紋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FRANCHESCO MARINO ストライプ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN ビンテージ調ジャカード

 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN ビンテージ調プリント

 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN ジャカードプリント

 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN ウールペイズリー

 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN ストライプ

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI ジャカード ペイズリー

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI プリント

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI ワイド ストライプ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI パープル ストライプ

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI ブラックストライプ

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI 段落ちストライプ

 

 

 

 

 

 

 

ROSS MILANO ペイズリープリント

 

 

 

 

 

 

 

ROSS MILANO ウールガンクラブ

 

 

 

 
 
私のおススメのネクタイは、数年前に展開していたものを着けてInstagramにアップするとかなり問い合わせがあるんです。


しかし、残念ながら購入できるケースはほとんどありません。


理由は、ネクタイは定番以外は同じものを継続して展開することがほとんどないからなのです。


なので、ある意味ネクタイは ”一期一会” なのです。


そのようなこともあり、少しでも気になるモノがあればお買い求めいただければと思います。




 
 
かなり多くのアイテムをご紹介しましたが、どれも2024秋冬の私のおススメのアイテムです。


今日(6月5日)の午前から予約の受付を開始しましたが、アイテムによってはすでに予約で完売しているものもあります。


これからYoutubeやMR_BEAMSでもご紹介していきますので、もし気になるアイテムがありましたら最寄りの店舗にお問い合わせいただければと思います。


自分も欲しいものがたくさんあって何を買おうか悩み中です。


全て買えればいいですが、懐具合と相談なのは皆さんと同じです。


とりあえず絶対に欲しいものは明日予約を入れます。


今の時点では秘密です・・・(笑)






 
 
 
 
 
 
 
b印マーケット 中村商店の新しいアイテムの販売がスタートしました。
今回は私が個人買いして気に入って着ているフランス製のボーダーTです。

ご興味のある方は是非ご覧ください。
 

 

最近の買い物

 

5月も終わろうとしていますが、いつものように少し出遅れて買い物をしています(苦笑)。


衝動買いではなく、よく考えたうえでの買い物なので、それはそれでいいのですが、完売して買えなかったアイテムもあるので、もう少し早く買うべきかなとも思っています。

 

今回は最近購入したアイテムをご紹介します。

 

 

 

 

 

自分が選んだ生地なので、なんとなくずっと気になっていたジャケットです。

 

 

 

 

 

 

 

ブラウンとオリーブのベースに黒とオレンジとピンクのオーバーペンの入ったチェック。

 

 
文字で表現すると複雑なチェックに感じますが、実物は目馴染みのいいチェックです。
 
 
画像ではわからないですが、表面にシアサッカーのような凹凸があり清涼感のある生地です。


この生地を見たとき ”80年代のフレンチアイビーっぽい生地だな” というのが第一印象。
 
 
自分がBEAMSに入社したころ、BEAMS Fでこういうチェックの生地をよく展開していました。


当時は今のようなイタリアっぽい大柄の生地は少なく、このくらいの大きさの生地が主流でした。
 
 
こういうジャケットはコーディネートが浮かばないという方も多いと思いますが、自分は基本的のノータイかタイドアップするにしても無地のニットタイしか合わせません。
 

シャツも基本的に無地しか合わせないと思います。


イエローやベージュ、オレンジのシャツか、もしくはポロシャツやスキッパー。


パンツは白かベージュしかないかなと思います。


フレンチアイビーっぽい感じなら、ホワイトジーンズもいいですね。


とにかく、こういうジャケットはシンプルにコーディネートした方がいいです。


自分自身は物足りなさを感じたとしても、周りの人は充分に個性があると感じるはずです。


なので、今度シンプルコーディネートでインスタアップしますね。



 
 

 

 

前から欲しいと思いながら、なぜかこの時期になって購入したウェスタンシャツ。

 

 

 

 
 
 
 

 

生地はコットンツイルで、実は2023年秋冬に入荷したものです。

 

 
少し厚手のコットンツイルで夏場は出番が少なくなりますが、真夏以外はずっと着られるので購入しました。


もうすぐ完売なので、慌てて購入したということもありますが・・・
 
 
少しイエローががかったベージュがポイントで、上のペトリロのジャケットにも合いそうですが、着てみたらさすがに暑くてこれからの時期は難しそう・・・(苦笑)。
 
 
手持ちのツイードのジャケットにも良く合いそうなので、シーズンは関係なく自分にとっては買うべきシャツでした。
 
 
 
 
 
 
 

夏の休日は、ほぼドローコードのパンツしか穿かない自分が今シーズン選んだのがこのパンツ。

 

 

 

 
 
 
 
 

自分がBEAMSに入社した80年代中頃から90年代前半頃は、こういったエスニックプリントのパンツやシャツ、ジャケットがインポートブランドでも結構ありました。

 



当時自分もこのようなイカット柄のリラックスパンツを穿いていたので、数年前からまた展開したいと思っていましたが、当時のような生地がなかなか見つからず実現できずにいました。


今回のCOLONY CLOTHINGの10周年のアイテムを企画するにあたり、まだ20台だった自分が強く影響をうけた80年代中頃から90年代前半頃のテイストをアップデートさせて作りたかったので、自分のイメージに合うイカット柄を生地から別注で作りました。



 
実は、プリントのリラックスパンツが結構好きなんです。
 

 

 

 
このバンダナ柄のリラックスパンツは昨年個人オーダーしたもの。
 
 
かなり気に入って、昨年の夏はドローコードのパンツの中でもかなり出番が多かったです。
 
 
 
 
 
そんなこともあり、実は今シーズンこんなパンツも展開しています。

BRILLA オリジナル バンダナ柄のドローコードパンツ


自分が気に入っているものは製品化しないとだめですよね。


と言うことで、BRILLAのオリジナルで製品化しました。





プリント柄のパンツをどうやってコーディネートすればいいかわからないという人も多いと思いますが、難しく考える必要は全くありません。


自分は白のTシャツ、スキッパー、リネンのプリオーバーシャツと、白のトップスしか合わせません。


足元は、エスパドリーユのようなスリッポンかサンダル


サンダルは今風のレザーサンダルでなくても、アイランドスリッパやビルケンでもいいと思います。


ようは、リゾート風のリラックス感をいかに街着で見せるかということなのです。


と言うことで、個人的にもかなり気に入っているこの2本のプリント柄のパンツ。


皆さんにも是非お試しいただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

そして、COLONY CLOTHING 10周年のコラボと言えば、何度か紹介しているこのシャツ。

 

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予約で完売してしまい、まさか企画をした自分が買えないという展開でしたが、シンガポールに行った時にCOLONY CLOTHINGのストックを譲ってもらいました。


このマドラスチェックとマルチストライプのプールサイドシャツはどうしても欲しかったので、手に入れられて本当にうれしいです。


BEAMSでは予約で完売してしまいましたが、COLONY CLOTHINGの日本のオンラインサイトにはまだ若干在庫があるようなので、ご興味のある方は是非そちらでご購入いただければと思います。

 

 


 

 

 



ベルトレスではなく、ベルトループが付いた2プリーツのパンツが欲しくてこれを購入しました。

 



BRIGLIAの2プリーツのコットンツイル


イタリアブランドで2プリーツのコットンツイルは何本か持っていますが、さすがにシルエットも裾幅も細く感じるようになり、今シーズンから新たに展開を始めたこのパンツを購入しました。


最近BEAMSでもあまり扱いのなかった、太すぎず細すぎない丁度いいテーパードシルエットの2プリーツです。


イタリアブランドのパンツの価格が高騰している中、イタリア製で¥29,700-(税込)という価格も魅力です。


ベージュもいい色なので購入しようと思っています。


太いパンツが苦手な方や、2プリーツに抵抗のある方にも是非ご試着いただきたいパンツです。





久しぶりにまとまった買い物をしました。

 


どれも私のおススメなので、是非最寄りの店舗でご試着いただければと思います。


これ以外にもオーダーしたジャケットやスーツが何着か上がってきたので、またご紹介したいと思います。

 

 




そんなことを言っている間に、再来週の月曜日からヨーロッパ出張です。


忙しくてなにを着ようか全く考えていません・・・


出張の準備は大変なんです。


ちょっと憂鬱です・・・(苦笑)







2024秋冬初だし情報です。

 


傾向が気になる方は是非ご覧ください。


 

ITEM編 

https://www.beams.co.jp/blog/fig/149979/

 

 

 

KEYWAORD編

https://www.beams.co.jp/blog/fig/150033/

 

 

 

COLOR編

https://www.beams.co.jp/blog/fig/150051/

 





 

 

結婚式に招待されたら何を着ていくか。

 

ガチガチのドレスコードやルールに縛られたフォーマルではなく、今の時代性を踏まえたリアルなコーディネートを紹介しています。



ご興味のある方は是非ご覧ください。
https://www.beams.co.jp/special/mr_beams/article/6426/

 

 

 

WHISKY CORDVAN

 

一ヶ月ぶりの更新です。


サボっていたわけではありません・・・


COLONY CLOTHINGの10周年でシンガポールに行って、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




帰国後に広島店のトークイベントに行って、

 

 

 

 


 

 

さらに2024春夏のNAKAMURA NOTEの締め切りに追われ・・・

 

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ブログを書く時間が全くありませんでした。

 

 

と言うことで、久しぶりの更新ですが、今回は最近購入した靴のお話です。

 

 

 



夏になると服も軽くなり、色も明るくなるので足元も軽く見える靴が欲しくなります。


レザーのデッキシューズやビットローファーなどは明るい色の靴を持っていますが、ローファーやタッセルなどはダークブラウンばかり・・・


毎年6月くらいになると、なんとなく足元が重いな・・・と思いながらダークブラウンの靴を履いていました。

 

 

最近フレンチアイビーの話がよく出ますが、それこそ80年代にフレンチアイビーが流行った頃は、ローファーのブラウンと言えば明るいブラウンでした。

濃くてもこのくらいのブラウンが主流でした。

 

 

そのようなこともあり、今年こそは明るいブラウンのローファーを買おうと思いながらもBEAMSでは展開がなく・・・


他社さんも含め色々探していたら、このローファーが見つかりました。

 

 

 

 

 

 
CROCKETT & JONESのHARVARD 2



HOWEENのWHISKY CORDVANを使ったアンラインドローファーです。
 
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アンラインドなので刻印が見えるのもアジですね。


場所が良ければHOWEENのロゴが刻印されていますが、自分はそんなのは全く気にしていません。


 

 

 

モカ縫いもハンドソーン。

 


出し縫いも含めて、あのブランド?よりも綺麗ですね(笑)


 

ソールはスーパーフレックスレザーソール。

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返りがすごく良くてとても履きやすいです。

 

 

 

 

 

実はクロケットのコードバンのアンラインドローファーは2足目です。

 

 

 

 
8年前に購入したBOSTONというモデルのコードバンローファーです。
 
 
値段は当時は11万円くらいだったと記憶していますが、今や16万円超え・・・


高くなりましたね、それでもクロケットは頑張っている方だと思います。


材料費、光熱費、輸送費の高騰のトリプルパンチと止まらない円安、高くなる要因しかないんです・・・

 


なので、ブツブツ文句は言わずに買いました(笑)。

 

 

 

 

 

HOWEENのコードバンは供給が少ないと言われていますが、数年前にCROCKETT&JONESのファクトリーに行った時は結構ストックがありました。

 

 

他のメーカーのレザーよりは少ないですが、クロケットの生産量から考えれば、かなりストックがあります。

 

 

 

 

日本では ”コードバンの靴はいつ入ってくるかわからない” などと言われていますが、先日シンガポールに行った時も普通に売られていてコンスタントに入荷してくるようなので、日本だけ入ってこないということなのかな・・・

 

ミラノのDRUMOHRのショップで聞いても普通に入ってくると言っていたので謎ですね。



ただし、欲しい靴があっても超円安なのでいま海外で買うととても高いです。




 

やっと手に入ったライトブラウンのローファー。

 

 

新調した明るいグリーンのリネンジャケットの足元にもいいかなと思います。
 


パンツはベージュかホワイトですね。

 

 

 

 

こんな感じのカジュアルスタイルの足元にもいいかなと思います。

 



80年代調ですが、ちょっと古臭かったかな・・・(苦笑)


 

 

BEAMSの店頭もダークブラウンばかりなので、来年の春夏は明るいブラウンを展開しなければと思っています。


傾向的には洋服の色は明るく綺麗な色が多くなってきているので、足元にも薄い色が必要になってきていると思います。

 

 

 

 

 

ちなみに、この靴はこちらのサイトで購入しました。

 

 

コードバンのローファーは定期的に入荷するようですが、普通のレザーに比べればサイズ切れすることも多いようです。

 

 

自分のようにすぐに欲しい人はサイズがあるときに購入された方が良いと思います。


アンラインドのウィスキーコードバンのローファーと聞くだけで、我々世代にとってはなにか凄い靴みたいですが、そんなことも気にせずにガンガン履きたいと思います(笑)。


汚れようが傷つこうが雨が降ろうが気にせず、手入れはしっかりやって経年変化を楽しむ。


ウィスキーコードバンだからと言って後生大事には履きません(笑)。

 

 

それが中村流の靴との付き合い方なので・・・

 

 

 

 

 



 

 

 

 

夏に向けて

 

夏はまだまだ先だと思っている方が大半だと思いますが、自分は毎年6月の二週目からイタリア出張に行くので、その頃イタリアはもう30度超えの気温で真夏と変わりません。

 

 

なので、あと2ヶ月で夏が来るという感覚なのです。


そのようなこともあり、一般の方に比べると少し早いですが、すでに夏に向けてアイテムも色々購入し始めています。

 

 

前回のニットに続き最近購入したものをご紹介します。

 

 

 

 

BLU BREのボーダースキッパー

 

 

 

 
ブログやMR_BEAMS CHANNELで、今シーズンのリコメンドアイテムとして紹介しているボーダーのスキッパーポロです。

2色買いしました。
 
 

 

 

 

MR_BEAMS CHANNELでもお話していますが、大人が着られるようにボーダーの幅にこだわって別注しました。

 

 
幅が広いと子供っぽくなり、細すぎるとシニアっぽく見えるので、幅の太さはかなり慎重に決めました。
 
さらに、ボーダーの色のトーンも大事なので、ネイビーとブラウンの色出しにもこだわりました。
 
 
 
 
 
 
モデルは数年前から人気の、無地のスキッパーポロをベースにしました。

 

 

 

 
自分も無地のものを数枚持っていますが、襟の大きさとVの空き具合がちょうど良く、スリムでもワイドでもない絶妙なボディーバランス、型崩れがなく真夏も快適なドライタッチの生地と、本当によくできたスキッパーポロです。
 
 
 
 
 
MR_BEAMSのスタイリングのように、コットンやリネンのジャケットやスーツに合わせるのもおススメです。
 
 
 
無籐はパイルのブレザーと合わせて
 
 
 
小林俊はネイビージャケットと合わせてアズーロ エ マローネで
 
 
このように、ジャケットやカジュアルなスーツのインナーとして合わせれば、早い時期から着れますね。
 
 
自分も手持ちのパイルのジャケットやデニムやコットンのスーツに合わせようと思っています。
 
 
真夏はドローコードのパンツを穿くことが多いので、こういう一枚でさらっと着てサマになるアイテムは本当に重宝します。
 

スキッパーもボーダーのポロも着たことがないという方にも、是非お試しいただきたい自信作です。
 
 
 
 
 
 
 
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最近入荷してきたイタリア製のカットソーですが、実は昨年個人的に購入して夏場よく着ていました。
 
 
このカットソー自体は2年前から展示会で見ていたのですが、紹介されたときは、ドロップショルダーのワイドボディーで着丈が長いという、今どきのオーバーサイズスペックで、大人のお客様におススメするのは難しいという判断でバイイングに至りませんでした。
 
 
昨年の展示会で小さめのサイズのサンプルがあったので、ウィメンズを始めたのかなと思っていたら、「オーバーサイズ過ぎるので小さなサイズが必要という声が多く、小さいサイズも作りました」と・・・


思わず「やっぱりね」と思いながら、小さいサイズを試着したらいいサイズ感。


もともと上質な素材感は気に入っていたので、バイイングすることになりました。
 


 
 
襟ぐりが伸びずにぴったりしているのがいいです。
 
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襟ぐりが伸びているカットソーやニットは、大人が着ると間延びした感じがして、なんとなく貧相で安っぽく見えてしまいます。
 
 
 
 
 
袖先にリブのついたちょうちん袖ですが、リブが適度に緩いのも子供っぽくなくて気に入っています。
 
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袖の長さも絶妙です。
 
 
 
 
いわゆるスエット型と言われる裾にリブの入った仕様ですが、袖と同様に適度に緩いリブなので、締め付け感は全くありません。
 
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サイズダウンしたことによって、細くもなく緩くもない大人が着てもちょうどいいバランスになりました。

 

 

バイイングの際に試着してかなり気に入ったので、代理店さんのストックを譲ってもらい、昨年の夏かなり着ていました。


適度に厚みがありながら、なめらかで柔らかい生地感が絶妙で、スエット型でありながら裏毛のスエットと違い、真夏でも快適に着られるのもおススメのポイントです。


真夏になる頃にはサイズ欠けする可能性が高いので、ご興味のある方は是非お近くの店舗でご試着いただければと思います。


 

 

 

 

 

自分の中では必須アイテムのネイビーのウェスタンシャツ。

春夏用に久しぶりに新調しました。

 

 

 

 

 

 

品名はメッシュとなっていますが、イタリア語でGIRO INGLESE(ジーロ イングレーゼ)、日本語でカラミと言われている生地を使っています。

 

 
ジーロ イングレーゼは、独特の織り方でハニカム状のメッシュになったイタリアでは夏の定番生地です。

 
通気性が良く、肌に触れる面積も少ないので真夏でも快適に着れますが、生地の織りが複雑なため、値段が高いのが難点・・・


普通はドレスシャツやワンピースカラーなどによく使われますが、これをウエスタンシャツに落とし込むのはBEAMSだけかもしれません。


なぜジーロ イングレーゼの生地のウェスタンシャツをオーダーしたかと言うと、実は10数年前にもGUYROVERでネイビーのジーロ イングレーゼのウェスタンシャツを展開していました。
 
 
当時も購入しましたが、イタリアテイストが全盛のころでしたので、ウェスタンシャツですが襟がカッタウェイだったのです・・・


それでも生地とウエスタンシャツのマッチングが気に入って、5年ほど前まで着ていましたが、さすがに襟型が古く感じて最近は着なくなり、オーソドックスなウェスタンシャツの襟型でオーダーし直したと言うのが経緯です。
 

と言うことで、一番気に入っている自分が着て皆さんにおススメしないと意味がないで、早速購入しました。


自分はウェスタンシャツをカジュアル以外にもジャケットやカジュアルなスーツにも合わせるので、結構出番が多いです。


ネイビーのシャツも好きなので、ある意味ネイビーのジーロ イングレーゼをウェスタンシャツに乗せるのは、春夏としてはベストなマッチングと思っています。


是非皆さんにも着ていただきたいシャツです。
 

 

 

 

 

 

 

手持ちの水着が古くなってきたので新調しました。

 

 

 

 

 

 
DRUMOHRのビスコッティ柄のスイムショーツです。
 
 
昨年のイタリア出張の時にミラノのDRUMOHRのショールームで見て、欲しくてオーダーしたものがやっとデリバリーされました。
 

BEAMSでも展開したかったのですが、ヨーロッパのブランドの水着は丈が短めなので、一般的にはなかなか難しいのが実情です。
 
 
日本も最近少し変わってきたものの、まだまだ丈の長い水着を穿いている人の方が多い実情もあり・・・


ちなみに、昨年の6月にカプリ島に行った時に撮ったスナップをお見せします。
 
 
 
 
 
 
このように、丈の短い水着をそのままショーツがわりに穿いています。
 
こういう文化もヨーロッパのリゾートならではで、日本のリゾートではまず見られないですね。
 
 
 
 
 
ショップのディスプレイもご覧の通り。
 
 

大人も子供も丈の短い水着が当たり前です。

 

 

ちなみに、このDRUMOHRの水着は、数年前にイタリアの有名な水着ブランドのMOSAIQUEを傘下に収めてから本格的に展開を始めました。
 

 

そして、そのMOSAIQUEの水着を2000年代前半頃に自分がバイイングしていたので、20年経った今なんとなく縁を感じるんです。

 

 

と言うことで、LUIGI BORELLIとERICO FORMICOLAの水着にDRUMOHRの水着が加わり、4枚体制になりました。

 


実は、もう一枚欲しいなと思っています。


昨年はLUIGI BORELLIの水着を展開していたのですが、今シーズンは新しいものをオーダーしていないので、どうしようかなと思っています。


長いバカンスがあるわけでもなく、シーズンに数回都内のホテルのプールに行くのと、夏休みに新潟の海に行くだけなのですが、なんか欲しくなるんですよね(笑)。

 


ヨーロッパのお店のように、長いバカンスがあり、夏になると水着が毎年バカ売れする。


日本もそうなるといいですね。

 

 

 

 

 

 

 

前回に続き、私の買い物のお話でした。

 


今回もカジュアルアイテムばかりでしたが、先日オーダーしていたジャケットが2着仕上がってきたので、お直しが上がりましたらご紹介します。


今シーズンは買い逃しているものも多いので、かわりに何を買おうか練り直しています。


自分がおススメのアイテムは、もう少し多くオーダーしてもらわないとですね・・・


自分が買えないのは仕方ないとして、予約で完売してしまうものが多数出ることは、お客様に申しわけないと思っています。


色々なジレンマを抱えながら、日々お客様に喜んでいただけるものを考えています。
 

 

秋冬も色々おススメのアイテムがあるのですが、少量オーダーのものもあり・・・


今からちょっと心配です(苦笑)。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春ニット


今年は2月がとても暖かく、春が早く来るかと思いきや、3月に入り寒の戻りがあり、ニットも薄手のメリノウールのクルーネックやカーディガンが手放せませんでした。

 

 

4月に入り気温も安定してきたので、新しい春ニットを購入しました。

 

 

 

 

 

プレスルームのBEAMS PLUSのコーナーで見つけたストライプのカーディガン。

 

 

 

 

REMI RELIEFのインディゴのストライプカーディガン

 

 

 

 

 

インディゴ色のマルチストライプがかなり刺さり、入荷した日にBEAMS PLUS原宿店で購入しました。

 

 

インディゴブルーのグラデーションのマルチストライプは今まで見たことがありません。

 

ブルー好きにはたまりません。

 

 

 

 

 

フロントボタンは低い位置についた一つボタン。

 


フロントを開けて着るのがメインで、とめたい時にとめるという感じでしょうか。

 

自分もボタンをしないで羽織る感じで着るイメージです。

 

 

 

 

 

品名は鹿の子となっていますが、かなりザックリとした編みの鹿の子です。

 

 

つくりはニットと言うより、ニットとジャージを組み合わせたニットソーと言っほうがいいですね。

カジュアルな作りですが、ニットほどデリケートに扱わなくてもいいので、自分のようにラフに着たい人には、むしろこのくらいのつくりの方がいいです。

 

 

 

コーディネートは、シンプルに白いTシャツやグレーのTシャツを合わせて着ようかなと思っています。

 

パンツはデニムのスラックスやデニムのドローコードのパンツで、インディゴづくしなコーディネートもいいかなと思っています。

 

 

 

寒い日は、以前購入したREMIREL IEFのリネン・コットンのミリタリージャケットを羽織ってもいいかなと思っています。

その場合は、ホワイトパンツを合わせようかなと思います。

理由は、アメカジっぽいアイテムを着ても臭い感じにはしたくないので・・・

 

 

 

 

手持ちのアイテムと合わせられて、コーディネートのバリエーションも増えるのでよい買い物でした。

 

実はストライプのカーディガンがずっと欲しかったのです。

 

ストライプのカーディガンは、フレンチアイビー的なアイテムでもありますから。

その辺の話は長くなるので別の機会に。

 

 

 

 

 

 

 

インスタライブで少し紹介した VANDORIのケーブルのVネック。

 

 

 

 

展示会で見たときは、結構厚手なので着る時期が短いかなという理由でバイイングに至らなかったのですが、改めてVANDORIさんのショップで試着してみると、モチっとした独特の素材感とケーブルの雰囲気、浅めのVネック、ボディーのバランスがとても良く感じて購入しました。

 

 

 

 

 

 

デザインはクリケットセーターですが、あえてラインを入れないことで大人っぽい雰囲気に仕上がっています。

 

 

素材はコットン84%にポリエステル14%。

 

 

表面の柔らかいタッチと独特なモチっとした風合いが特徴で、3月の寒い日でもかなり重宝しました。

 

 

暖かくなってくると確かに着る機会が減るかなと思いますが、この素材感なら秋口から寒くなる12月初めまでは着られるので、持っていれば意外と長く着られると思います。



実はこのニット、b印マーケットの自分のページで展開しようかと検討していたのですが、迷っているうちに在庫が少なくなり、少なくなっていたストックも自分がインスタライブで少し紹介したら翌日には完売してしまいました。

 

 

なので、今シーズンはもう手に入りませんが、秋の初めに新色も加えてb印マーケットで展開しようかなと思っています。



その際は、是非ご購入お願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、自分のリコメンドアイテムとして紹介して、予約で埋まってしまい自分が買えないと言うパターンになってしまったMORGANOのクリケットセーター

 

 

 

 

 

予約のキャンセルが出る可能性もあるので、キャンセル待ちを入れましたが、今日データをチェックしたら完売していました・・・

 

 

追加オーダーも検討しましたが、6月くらいの入荷になるので難しいという結論に至りました。

 

 

このニットはリネンが73%なので、半袖の上に着れば梅雨時期の肌寒い時期にも着られますが、7月に入ると気温と湿度が急に高くなるので、6月入荷はちょっと厳しいかなという判断でした。

 

 

自分も本当に欲しかったニットです。

MR_BEAMSで、こんな夏っぽいコーディネートをお見せしておいてすみません・・・

春夏のニットとしては結構多い着数でオーダーしたのですが、足りませんでした。
 
秋冬の糸に置き換えて展開しようかなと思っています。

実現したらお知らせします。
 
 
 
 
 
 
 
と言うことで、新たにワードローブに加わった二つのニット。
 
 
どちらも今着られて秋口にも着られるので、良い買い物ができたと思っています。


コットンのニットは、着る時期が短いということで敬遠される方も多いと店舗スタッフから聞きますが、秋口も着られるので実は結構長く着られるものなのです。


自分自身も秋口はコットンの二ットから始まり、ハイゲージのメリノウールとコットンのニットを併用する時期(11月頃)があって、12月を過ぎると起毛感のあるニットになり、クリスマスくらいからタートルネックを着るという流れです。
 
 
以前はコットンやリネンのニットはサマーニットと言われ、季節が限定されるようなこともありましたが、昨今は地球温暖化もあり、ジャケットやスーツの生地もウインターリネンやウインターモヘアなど、季節感のないものも今や常識となりつつあるように、ニットに関してもシーズンを限定しすぎず、気温に対して素材を選ぶような流れになってきているのかなと思います。
 
 
春夏のニットを着る時期が短いからと敬遠されてきた人も、なにを着ていいかわからないシーズンの変わり目に着るアイテムとしては、実はとても重宝するアイテムです。
 
 
 
 
 
 
いつものようにスローペースな私ですが、ジャケットやスーツも何着かオーダーして、カジュアルアイテムも色々購入しようと思っています(すでに完売のアイテムもありますが・・・)


購入したらまたご報告します。
 
 

 

 

 

 

 

 

STILE LATINO BESPOKE

 

STILE LATINO史上初の仮縫い付きのスミズーラが仕上がってきました。


 

二度の仮縫いを行い、採寸から13ヶ月かけて完成しました。

 

 

 

 


この話が持ち上がったのが、コロナ禍後初めて行った2023年1月のイタリア出張で、フィレンツェにある私が大好きな Trattoria da ruggero(トラットリア ダ ルジェーロ)でVINCENZO ATTOLINIと会食をした時でした。

 

 

30年以上バイイングをしてきて、これまで数多くのテーラーや様々なレベルの既製服を見てきた経験から、ここ数年色々と思うことがあり、その疑問を彼にぶつけたことから始まりました。

 

 

その疑問とは、最近日本やアジアでは仮縫い付きのサルトリアで仕立てる服が最も優れていて、ファクトリーで作られた服はなんでもマシンメイドの一言でかたずけられてしまい、下に見られることが多いこと。


確かにサルトリアの服は地縫い以外は手縫いで縫われているので、その手間と手縫いで縫われた味わいはファクトリーメイドの服にはない趣があります。


とはいえ、手で縫われているからと言って、サルトリアの服がすべてにおいてファクトリーメイドの服より優れているかと言えば、私個人の考えはNOです。


理由は、サルトリアで仕立てた服であってもカッティングが悪く、とても野暮ったく旧世界的に見えてスタイリッシュな感じが全くしない服を今までたくさん見てきたからです。


自分自身もこれまでサルトリアでジャケットやスーツを何着も仕立て、いろいろなレベルのファクトリーメイドの服もたくさん着てきましたが、結局一番気に入って着ているのはスティレ ラティーノの服なのです。

 

 

理由は、古さや野暮ったさを全く感じさせないスタイリッシュに見えるカッティングと抜群の着心地の良さです。

 

 

そんな自分が抱いている疑問を彼に伝え、「こんなに素晴らしいジャケットやスーツを作っているのに、日本やアジアではSTILE LATINOはファクトリーで作られているという理由でサルトリアより下に見られている、自分はVINCENZOがサルトリアと同じ仕立てができる技術と技量を持っていることを知っているので、いつかそれを世の中に知らしめたほうがいい」、と話したところ、 ”中村 俺にとっては全然難しいことではない、やろうじゃないか”という話になったのが、このプロジェクトの始まりでした。

 

 

 

 

 

まさかすぐにやろうという話になるとは思わなかったのですが、数日後ミラノのショールームで採寸を行いました。

 

 

一般的にサルトリアの採寸はアバウトです。

 

仮縫いがあるのが前提で、仮縫いで補正すればいいという考えなので、それほど緻密な採寸は行われないことが多いです。

メジャーが曲がっていて、こんなはかり方で大丈夫なの?と思うこともこれまで何度もありました(苦笑)。

一方VINCENZOの採寸は、仮縫いなしで体形補正まで入れたMTM(パターンオーダー)をずっとやってきたので、採寸が非常に緻密です。

この採寸であれば、一回目の仮縫いがかなり高い精度で上がってくることは、服作りを知っていれば容易にわかることです。


 

 

 

 

 

その後ナポリのファクトリーで仮縫いの製作が始まります。

 

 

 

 

 

 

VINCENZOの指導の下、職人さんが手縫いで仮縫いを仕上げていきます。

 

VINCENZOの気合の入り方がすごいです(笑)。

 

 

 

 

 

上がってきた一回目の仮縫いは、予想していたとおりかなり精度が高く、あまり修正するところはないかなという感じでしたが、VINCENZOが見れば完ぺきではなく、細部をかなり細かくチェックしてメモしていきます。

 

 

 

 

 

 

パンツはラインはとても綺麗に上がっていましたが、ひざ幅と裾幅が細く感じたので、そこだけは自分から修正をお願いしました。

 

 

 

 

 

仮縫いをしながら息子たちに仕立てのレクチャーをするVINCENZO。

 

 

こうやってファクトリーの中だけでなく、現場で自分の技術を息子たちに伝えるのは、モデリストとして様々なファクトリーで技術指導をしていた父親のCESAREについて、10代の中頃からモデリストとしての技術を学んだことと同じなのかもしれません。

 

 

 

 

 

PITTIの期間中、自分の仮縫いのスーツがディスプレイされ、ブースを訪れる世界中のバイヤーやジャーナリストにVINCENZOが熱心に紹介していました。

 

 

自分が色々言ったことで、VINCENZOの職人魂に火がついて、ちょっと大変なことになってしまったかなと・・・

 

 

 

 


その後10月に彼らが来日した時に2回目の仮縫いを行い、今年の1月の出張の際にミラノのショールームで最終の微修正を行い、先日私の手元に届きました。


生地は繊細で縫うのが難しい、SUPER 160‘Sの千鳥格子の生地をあえて選びました。

 

 

柔らかくて繊細な生地は誤魔化しがきかないので、手縫いで綺麗に縫えるかどうかの一つの判断材料にもなります。

 

 

 

 

 

 

イセの分量をたくさん入れているので、袖の前側のふくらみがたっぷり出ています。

 

 

 

 

通常の既成のラインでも、この部分は他のブランドと比べてボリュームがあり優れている部分ですが、ハンドならではのボリュームが出ています。

 

 

 

 

 

 

襟と芯地を縫い付けるハザシも手縫いですが、一般的なサルトリアの仕立服に比べても繊細な縫いになっています。

 

 

 

 

 

 

ボタンホールももちろん手縫い。

 

 

 

 

 

 

 

 

ステッチも手縫いなのは襟裏のカラークロスを見るとよくわかります。

 

 

片倒しのステッチももちろん手縫いです。

 

 

 

 

 

 

O脚でふくらはぎが張っているので、パンツはクセ取りをしたS字のラインになっています。

 

 

 

 

指定はしていませんが、ダブルのモーニングカットで上がってきました。

 

 

 

 

 

早速試着してみました。

 

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襟ののぼりから肩先にかけてのライン、胸のボリュームからウェストシェイプにつながるライン、包み込むような毛回し、高いアームホールとイセ込みをたっぷり入れた袖付け、背中からウェスト、裾につながる綺麗なライン、ストレスが全くない着用感。
 
 
既製服でも着やすくラインの綺麗なSTILE LATINOですが、仮縫いをつけて手縫いで仕上げたこともあり、さらに高い完成度で仕上がっています。
 
 
パンツは、既成やパターンオーダーだとひざ下にくぼみのようなしわが出るのですが、クセ取りを行っているのでO脚の私が穿いてもきれいなシルエットが出ます。

 

 
画像を見るとわかりますが、右脚が1㎝短いので直しに出しました。

ナポリに送るのではなく、日本のお直し屋さんで・・・

簡単な直しであれば、日本で直して変わらないので、ナポリに送り返すようなことはしません。

こだわりはありますが、頭は柔軟です。
 
 

 



話が持ち上がってから13ヶ月。

STILE LATINOの初の仮縫い付きのスミズーラは、彼らの情熱とともに届きました。

 

 

30年以上に及ぶバイイング経験の中で、本当に多くのテーラーや既製服のブランドやファクトリーを見てきましたが、自分のSARTORIA HEROはやっぱりVINCENZO ATTOLINIであることを今回再認識しました。

 

 

 

 

 

 

今回のプロジェクトが始まってから、たまたま見つけたパリのメゾンのレジェンド、FRANCESCO SMALTの言葉。

レジェンドのお言葉を借りて僭越ながら、私が伝えたかったのもまさにこういう事だったのです。


”一着のスーツとして美しいのかどうか、それがすべてなのだ” 

本質を突いた、本当にいい言葉です。


VINCENZOもこれを見たら同じ思いであるに違いないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入荷早々ほぼ完売となってしまった、私のリコメンドのBRILLAオリジナル マルチストライプ プルオーバーシャツ。

https://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24110530306/?color=90

 

生地が手配でき、4月末~5月初め頃に再入荷します。

ご購入できなかった方は、是非ご予約いただければと思います。

私も購入できなかったので予約します。

 

 

パンツの丈の長さ

 

最近 ”パンツの丈の長さは長めがトレンドなので、長くしようと思いますがどうでしょうか” という質問をされることがよくあります。

 

 

答えは正しくもあり、間違ってもいます・・・


どういう事かというと、それはパンツのシルエットや裾幅によって変わるものなので、なんでも長くすればいいということではないのです。

 

 

私がイタリア出張で撮ってきた画像で具体的に検証してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

短く感じてきて長くしようと思っている方は、おそらくこのくらいの長さにしているのかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 



いわゆるくるぶし丈と言われる長さで、確かに今となっては短いかなと思います。


ですが、スリムなパンツをくるぶし丈で穿いているいる人は現地ではまだまだ多いのが実情です。

 

 

 

 

 

 

では、丈を長めに穿いている人はどんなパンツを穿いているかというと、全体的にゆったりしたシルエットで裾幅も広めのパンツを穿いている人がほとんどです。

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のとおり、いわゆるハーフクッションやワンクッションという長さです。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、太いパンツを短めに穿いている人もわりと見かけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

これに関してはセオリーがどうこうは関係なく、ファッション業界人である彼らのパーソナルな個性であって、良し悪しを語るものではありません。


ダブルの幅を見ると、裾幅が広いパンツを短く穿く人はダブルの幅が細めです。

 

 

幅はおそらく3.5㎝くらい。

 

 

この太さのパンツをこの丈で穿く場合、ダブルの幅が広いと股下が短く見えるので、スタイルが悪く見えてしまいます。

 

 

余談ですが、80年代や90年代前半頃、プリーツの入った太いパンツが流行った頃はダブルの幅は3.5㎝が主流でした。

 

 

フレンチアイビーも3.5㎝でした。

 

 

 

 

 

 

裾幅が細いパンツを長い丈で穿くのはもちろんNGです。

 

 

さすがにスリムなパンツをこんな長さで穿きたいという人はいないと思いますが、裾幅の細いパンツを長い丈にすると裾にたまりができて、当然パンツのシルエットが台無しになりスタイルも悪く見えます。
 

 

 

 

 

 

テーパードがかかって裾幅が細めのパンツの丈感で、個人的に良いと思う画像をピックアップしました。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



おそらく裾幅は18㎝~19㎝くらいだと思いますが、裾の前部分がスリッポンのタンの部分に軽く触れ、後ろ部分が履き口に触れるか触れないかくらいが、今の流れから考えた丁度いい丈ではないかと思います。


このくらいの長さにすると、素足の場合は肌が少しだけ見えるくらいになり、ソックスを履いている場合はソックスが少しだけ見えるようになります。


最初にお見せした短い丈のパンツに比べると、自然な感じに見えて印象も良いと思います。




 

 

 

BEAMSのスタッフから、ハーフクッションやワンクッションをすすめられたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 


こんな感じがいわゆるハーフクッションです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンツの裾が靴の甲に軽く触れ、ほんの少し裾の前部分が折れるのをハーフクッションと言います。


このくらいの長さになると裾幅が細いパンツには向きません。


上のスタッフの画像のように、裾幅が最低でも19.5㎝以上ないとパンツのシルエットがきれいにでません。


つまり、裾幅が細いパンツには向かない丈の長さです。

 

 

 

 

 

実際の画像をお見せして色々お話ししましたが、まとめると。

 

 

丈の長さはパンツのシルエットや裾幅によって変わります。


特に裾幅は重要なポイントです。


裾幅が18㎝(もしくはそれ以下)~19㎝くらいはノークッションで合わせた方がよく、くるぶし丈で短く穿いていた人が長くしたい場合は、これより長くしないほうが良いと思います。

 

 

ハーフクッションやワンクッションは、裾幅が19.5㎝以上が一つの目安ワンクッションで穿く場合は20㎝以上の裾幅がないと難しいと思います。

 

 

単純に数値ではかれない部分もありますが、自分の経験上大まかな目安はこのくらいでないかと思います。

 

 

さらに、本来は裾幅と靴の相性というのもありますが、それをリンクさせると、とても難しい話になるので別の機会に。





最近ファッション業界人を中心に太めのパンツを穿く人が増えて、そのようなパンツを穿く人たちが長めの丈で穿いているのを店頭やSNSで見て、丈は長めが流行っているように感じて、裾幅が細いパンツを穿く人も丈を長くしないといけないと思い込む人が増えているのかなと感じます。

 

 

もしくは、なんでも長めをすすめるショップスタッフがいるとすれば、それは問題ありです。


冒頭にも述べたように、ひところ流行った足首がはっきり見えるような丈感は確かに古くなったと言わざるをえません。

 

 

そのような丈のパンツを長くする場合は、上の画像でお見せしたような、ノークッションでくるぶしが隠れるくらいの長さが良いと思います。

 

 

もしご自身でショップスタッフにうまくイメージを伝えられない場合は、自分が良いと思う丈の長さの画像を見せて、それと同じような長さに合わせるように伝えるよ良いと思います。



 

 

なんとなくファッション業界人を中心に太めのパンツが流行っているように感じている方も多いと思いますが、実際にヨーロッパに行くと、ファッション業界人も細いパンツを穿いた人の方がまだまだ圧倒時に多いというのが実情です。


BEAMSでも毎週上がってくるセールスレポートを見ても、今でもトップ30位くらいまではノープリーツとワンプリーツの細身のパンツです。


なので、スリムなパンツが好きな人は、無理に太いパンツを穿くことはないので、自信をもって細いパンツを穿いてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもタイトでパツパツ(笑)。


何が流行ろうが自分のスタイルを貫く人。

 

 

彼のような人が、ある意味いまのファッション業界では貴重な存在なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お待たせしました。

MR_BEAMS 2024春夏 リコメンドアイテム カジュアルアイテム編アップしました。

 

 

すでに完売のアイテムもありますが、是非ご視聴ください。





 

 

 

 




 

 






 

フレンチなアイテム ”フィッシュマウス ラペルのジャケット・スーツ”

 

先月からスタートした、80年代から90年代のフレンチアイビーやフレンチトラディショナルを代表するアイテムを紹介する連載 ”フレンチなアイテム”  今回はフィッシュマウス ラペルのジャケットとスーツについてです。

 

 

 

 

フィッシュマウスラペルって聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。

 

ラペルの下襟が少し上衿側に上がった襟で、ゴージの刻みが魚の口のように見えるのでフィッシュマウスと言われています。
 

 

自分が初めてこの襟を見たのは、1989年に初めて出張でパリに行った時に、ある店のウィンドウディスプレイで見たジャケットでした。


右岸のエルメスに対して左岸のARNYS(アルニス)と並び称されていたメゾン ARNYSのショーウィンドウにディスプレイされていた、3ボタンのサイドベンツにスラントポケットという英国的なディティールでありながら、それまで見たことのなかった特徴的なラペルに目を奪われました。

 

 

 

 

1989年から2001年まで、自分が撮り続けたARNYSのショーウィンドウの画像をお見せします。

 

1989年

 

 

1993年

 

 

1994年

 

 

1994年



1995年

 

 

1999年

 

 

1999年

 

 

2000年

 

 

2001年

 

 

ご覧の通り、1989年に初めてパリに行ってから2005年くらいまで、毎年2~3回多いときは年4回はパリに行っていたので、その度にARNYSを訪れてウィンドウディスプレイの写真を撮っていました。


その枚数は、おそらく100枚以上はあると思います。

 

 

ご覧の通り、小さな変化はあるとは思いますが、基本的なスタイルは変わらないので、ARNYS=フィッシュマウスラペル=パリっぽいというイメージが自分の中で出来上がってしまいました。


そして、90年代は英国調のブームが来て、BEAMSでも英国テイストのジャケットやスーツの展開が増えていきますが、80年代にフレンチアイビーを提案してきたBEAMSにとっては、フレンチテイストの英国調を提案するのは自然な流れで、ARNYSのようなフィッシュマウスラペルのジャケットやスーツを展開するようになりました。

 

 

 

 

 

1992年秋冬のBEAMSカタログに掲載された、BEAMS Fのオリジナルジャケット(RING JACKET製)

 


”今シーズンから登場するフィッシュマウスのジャケット” と書かれています。


フィッシュマウスラペルのジャケットは、この年から登場しました。



 

 

 

 

1993年秋冬のBEAMSのカタログに掲載された、BEAMS Fのオリジナルのホームスパンのスーツ(RING JACKET製)

 

 

フィッシュマウスのホームスパンのスーツというのもARNYSっぽいですね。

シャツとネクタイとチーフが何故かイタリアっぽいのが今見るといまひとつ・・・(苦笑)

 

 

 

 

 

 

1994年秋冬のBEAMSのカタログに掲載された、BEAMS Fのフィッシュマウスの3ピーススーツ(RING JACKET製)

 

 

3ピースまで作ってしまいました。

我ながらかなり攻めています。

いま見るとコーディネートはフレンチっぽいですが、なんとなくMARCEL LASSANCE風?

 

 

 

 

 

1994年のBEGIN 5月号に掲載されたINTERNATI0NAL GALLEREYの2ボタンのフィッシュマウススーツ(RING JACKET製)

 

 

インターナショナルギャラリーでもフィッシュマウスのスーツを展開していましたが、2ボタンで少しモダンな雰囲気に落とし込んでいました。

 

 

ご覧の通り、BEAMS FでもINTERNATIONAL GALLERYでも、フィッシュマウスのジャケットやスーツを展開し、顧客様にもとても人気がありました。

 

 

ちなみに、ARNYSのジャケットやスーツはISAIA製だった(少し安いラインは別のファクトリーだったようです)ので、当時INTERNATIONAL GALLERYもISAIAでフィッシュマウスラペルのジャケットやスーツを別注して展開していました。


このように、BEAMSにおけるフィッシュマウスラペルのジャケットやスーツは、90年代の英国調の流れの中で、フランスから見た英国を提案すモデルでした。

 

 

 

 

 

そして、1999年に当主であるジャン グランベール アルニスさんに会う機会を得ます。

 

 

ジャンさんもお兄さんのミッシェルさんも3ボタンのフィッシュマウスラペルのスーツ。


タブカラーに綺麗なプリントタイというのも、ARNYS風でありパリっぽさを感じるコーディネートです。

 


1999年と言えば、イタリアンクラシックの世界的なブームが始まった頃で、初めてパリに行った1989年から10年目の1999年にお二人に会えたのは、いろいろな意味で自分の中での節目だったのかなと思います。

 


パリを代表するメゾンであるARNYSを象徴するフィッシュマウスラペルのジャケットやスーツですが、パリのビスポークテーラーの仕立服にはよく見られる襟型ですが、既製服ではARNYS以外のショップで見ることはありませんでした。


フレンチビスポークによくある襟型。

 

 

 それも我々にとっては魅力的に感じるポイントでもありました。

 

 



 

最近ファッション業界人の間でやたらとフレンチというキーワードが飛び交っていますが、フィッシュマウスラペルの既製服は見かけることはなく、ネットで検索するとオーダー屋さんで紹介しているのをちらほら見かるくらいです。


いまフィッシュマウスラペルのジャケットやスーツと言われ、私がすぐに思い浮かぶのがこのスーツです。

 

 

 

 

パリで活躍する日本人テーラー、鈴木健次郎さんが仕立てたスーツです。


私自身、鈴木さんの仕立てたスーツはSNSでしか見たことがなかったのですが、高円寺のサファリさんでほとんど着用されていない新品同様のスーツが並んでいて、久しぶりにパリっぽいスーツを見たなとちょっと感激しました。

 

 

店長の田島さんに、”このスーツ フレンチっぽくてすごくカッコいいけど、なかなか売れないでしょう?”  と聞くと、” はい、わかる人がほとんどいないんです” と想像したとおりの返答。


それはそうですよね。


フレンチテーラードを知る人でなければ、見慣れないビスポークスーツということになるのは仕方ないかもしれません。


自分のサイズに近ければお直しして着たいところですが、サイズが大きく無理でした。


まだ数着残っているようなので、ご興味のある方はサファリさんにお問い合わせください。


ちなみに、このグレーのスーツの画像はサファリさんのオンラインに掲載されているものです。

 


日本でオーダー会を行うこともあるので、ご興味のある方は是非ビスポークを。

instagram@kenjiro_suzuki

 






今回のフレンチなアイテムは、90年代にBEAMSで展開していて顧客様にもとても人気のあったフィッシュマウスラペルのジャケットやスーツのお話でした。

 


ARNYSと言うと、立ち襟のフォレスティエールがファッション業界人の中でちょっとしたブームになっていますが、80年代や90年代は裕福なお年寄りが着るような、かなりシニアなイメージのジャケットだったので、時代が変わったとはいえ、なんとなく若い人たちが着ているのがピンとこないんです・・・

 


1999年のARNYSのディスプレイ

 

立ち襟のジャケットというのであれば、80年代にパリで流行したチロリアンジャケットの方が、若い人たちが着るにはリアリティがあるかなと・・・


そのあたりのお話はまた別の機会に。

 

 

 

 

 

 

 

大変お待たせしました。MR_BEAMS CHANNEL 2024春夏リコメンドアイテム スーツ・ジャケット編アップしました。すでに完売したり少なくなっているものもありますが、是非ご視聴ください。

 

 

 

 

 

ジャケットの襟の汚れ


インスタライブの質問コーナーをやると、必ず質問があるジャケットの襟の汚れ。


Tシャツやクルーネックのニットを着た時の、襟の汚れに対する予防策や対処方法を教えてほしいという質問。


自分はあまりジャケットのインナーにTシャツやクルーネックを着ないのですが、インスタの画像を探してみたら数枚ありました。


 


 


 

 

あまりに似合っていませんね(苦笑)。




 

自分は仕事柄多くのジャケットを持っているので、同じジャケットを頻繁に着ることがないのと、Tシャツやクルーネックのニットを着ることも少ないので、ジャケットの襟が汚れて困ると感じたことは今までありません。


それでも普通に考えれば、シャツを一日着れば襟は汚れているわけで、襟がないインナーを着ていれば、その汚れがジャケットの襟裏につくことになります。


シャツであれば、一回着れば洗濯をするのである程度汚れは落ちますが、ジャケットの場合は汚れが蓄積することになります。


そう考えると、ジャケットに対するダメージがあると言わざるを得ません。

 


ここ数年、ジャケットやスーツのインナーにTシャツやクルーネックを着るのが一般的になって、芸能人やスポーツ選手などは特にそういったスタイルの人が多く、一般的には ”おしゃれな人はシャツを着ない” みたいな風潮もあるので、襟の汚れの問題は結構多くの人が抱えているのではないかと思います。


解決方法は私的には洗うしかないと言いたいところですが、世の中には色々な汚れ防止のアイテムが出ています。

 

 


Tシャツのリブが後ろだけ高くなっていて、襟に肌が触れないようになっているのですが、Tシャツのリブがジャケットの後ろ襟から見えるのは、個人的にはなんとなく陳腐に見えるのと、ジャケットを脱いだ時にリブが後ろだけ高くなっているのは見た目に違和感があります。

 

 

アイデア商品的でよく考えられているとは思いますが、個人的には・・・です。

 

 

 

 

 

そして、こんなアイテムもあります。

 


襟や袖に貼って汚れを防止するテープ。


もともとはシャツの襟や袖に貼って汚れを防止するためのテープですが、これをジャケットの襟に貼って汚れ防止にしている人もいるようです。


確かに汚れ防止にはなるのですが、ジャケットを脱ぐと明らかにテープを張っているのがわかるので、人前でジャケットを脱がないという人にはいいかもしれません。


この二つは確かに汚れ防止にはなると思いますが、オシャレにこだわりがある人には難しいのかなと思います。





 

スカーフを巻くのは汚れ防止に効果がありますが、一般の方は巻モノが苦手という方がとても多いので、誰もができる解決策にはならないのかなと思います。


 


 

 

巻モノに抵抗感のない方でも6月~9月くらいは暑くて巻モノは厳しいので、オールシーズンの汚れ防止策としては難しいですね。

 

 

 

 

 

自分が思いつくジャケットの襟汚れの防止策というのは現状これくらいです。


初めにも書きましたが、ジャケットのインナーに襟なしのものを着れば、襟が汚れるのは絶対に避けられません。

 

 

なので、ジャケットのインナーにTシャツやクルーネックのニットを着るのは、ジャケットの襟が汚れるのは仕方ないと割り切って着るしかないのです。


ジャケットを大事に長く着るには、襟付きのインナーを着るというのが間違いない解決策だと思います。


自分がもしTシャツやクルーネックのニットを着ることが多い場合は、同じジャケットは1週間に2回着ない、襟が汚れてもクリーニングに出すのは1か月に一回だけ、その際は普通のドライクリーニングではなく、最近よく見かけるウオーターウオッシュやバイオウオッシュなどのプレミアムなクリーニングに出す。

 

 

クリーニングのコストはかかりますが、このように対処するしかないと思います。


どうしても襟なしのアイテムをインナーに着たくて、襟汚れ防止のTシャツを着たり、汚れ防止用のテープを貼りたくない人は、同じジャケットの着用頻度をなるべく減らして、生地へのダメージが少なく汚れが良く落ちるクリーニングを探し、クリーニングの頻度は多くても月に一度にする。


長々と書きましたが、自分の結論はこれしかないかなと思います。

 

昨年お亡くなりになった業界の重鎮の方が生前 ”男なら少しくらい服が汚れても気にするな” とおっしゃっていたと聞きましたが、確かにそれは一理あるかなと思います。

 

 

何か昭和っぽくていいお話ですね(笑)。

 

 

ヨーロッパに行くと、少し汚れていたり擦り切れている服を普通に着ている業界人も結構見かけるので、いつまでも新品のような状態できれいに着たいという日本人とは、少し感覚が違うかなと思うことが以前からよくありました。

 

それは清潔好きな日本人の良いところでもあるので、永遠の課題なのかもしれません。


正直、自分自身は洋服のケアに関してはそれほど神経質ではないので、ジャケットやスーツも汚れたらクリーニングに出すくらいの感じなんです。


なので、何年もクリーニングに出していないものもあります。

 

 

それで服がダメになったということも今までないので、服のケアというのも過剰にやりすぎることはないのかなと思っています。


あくまでも同じ服を頻繁に着ないという条件はありますが・・・


このあたりのお話もまた別の機会にしたいと思います。