
バースデー ディナー
先月27日に還暦を迎えました。
還暦だからといって特別な思いがあるわけでもなく、毎年のように普通に誕生日を迎えたという感じです。
誕生日のお祝いは、お洒落で派手な店は嫌なので、リラックスして食事ができる店にしました。
そのお店は、初台の路地裏にひっそりと佇むイタリアンのお店 ”MANGIAFUOCO”
2018年にオープンした比較的新しいお店ですが、あるご縁があってコロナ禍に一度伺ったのですが、その後数回予約が取れず、今回は自分にはめずらしく1週間前に予約して伺いました。
前菜一品目は石垣貝と焼きナスのマリネ
シェフの生家で自家栽培した無農薬のナスを使っています。
実は普段ナスをあまり好んで食べないのですが、このナスは甘くてとても美味しい。
石垣貝は初めて食べましたが、ホッキ貝に近い食感で甘みもありとても美味しい。
ソースも絶品です。
ウニのクロスティーニ
説明は不要ですね(笑)。
見た目どおりの美味しさです。
ウニがこぼれていますが、ちょっとサービスしてくれたかな(笑)。
白エビのフリット
カラッと揚がっていてサクサク。
手が止まらない感じで、あっという間に完食。
これは白ワインに合いますね。
パスタは駿河湾の桜エビとミニトマトのスパゲッティ
エビが続きましたが、エビが食べたい気分だったんです(笑)。
エビの甘みとトマトの甘みが相まって、予想していたよりかなり濃厚なパスタ。
ポーションも多いので、甘さがちょっと飽きるかなと思いましたが、あっさり完食。
セコンドは北海道大沼牛のロースのグリル
柔らかい赤身の肉は程よく脂が乗っていて甘みもありとても美味しい。
最近めっきり肉が食べられなくなったので、200gからのオーダーは我が家にはちょっと多い感じですが、なんとか完食。
還暦を迎えたオッサンには、できればもう少し少ないグラムでオーダーできたら嬉しいですね。
グラスワインはこの2種類。
シェフとシェフの奥さんが、このワインに惚れてワイナリーまで足を運んだというイチオシの白。
きめ細かで繊細なミネラル感がありとても美味しい。
カミさん、おかわりしていました(笑)。
赤は大沼牛のグリルに合わせて。
VINO NOBILE DI MONTEPULCIANO POLDO
タンニンがあってかなり複雑な味のワイン。
赤身の肉に合うくらいのことしかわかりませんが、カミさんはかなり満足していました。
タンニンの良し悪しがいまひとつよくわからないんです・・・
酒飲めないので当たりまえですよね(笑)。
ドルチェはお約束のバースデープレート。
ピスタチオのジェラート大好きなんです。
お腹がパンパンでしたが、美味しくいただきました。
ありがとうございました。
マンジャフォーコは、シェフとシェフの奥さんと二人でやっている小さなお店ですが、とてもリラックスして食事ができるお店です。
シェフもシェフの奥さんも、私が15年以上通い続けている赤坂のシーフードイタリアンのラ・スコリエーラの出身で、奥さんには、よくサービスを担当していただいていたというご縁。
お二人が初台でお店をやっているという話をコロナ禍に聞き、これは一度伺わなければと思い、何年かぶりに再会したというお話しなんです。
その後何回か予約を入れようとしたのですが、タイミング悪くいつも満席・・・
いつも当日予約なので仕方ないですね。
コロナ禍になってから、めっきり港区あたりの店に行かなくなり、家からわりと近い阿佐ヶ谷、西荻窪、高円寺、永福町、富士見ヶ丘、浜田山あたりの店ばかり行くようになったので、街中の新しい店はかなり疎くなってしまいました。
着ていく服も気張らなくていいので、休日にリラックスして食事したい時は近場に限ります。
以前と違って、杉並あたりでも街中と同じクオリティーの店が増えたということもありますね。
マンジャフォーコも初台と言う飲食店にとってはマイナーな場所?の路地裏にあるというのも、自分にとっては気張らずに行けるいいロケーションなんです。
ということで、今年のバースデーディナーも気張らずリラックスして美味しくいただきました。
ご興味のある方は、是非マンジャフォーコに行ってみてください。
初台はお洒落な街とは言えませんが、隠れ家みたいなお店なので、パートナーの方とゆっくり食事をするには良いお店だと思います。
たまにはおしゃれな街の店も行ってみたいので、いいお店あったら教えてください。
コスパのいいお店をお願いします(笑)。
お待たせしました。
毎回入荷早々完売している、BRILLA オリジナル セッテピエゲのネクタイが入荷しました。
完全なハンドメイドなので、今回も20本限定です。
https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/post/7379/
お盆休み
例年どおり、お盆休み真っただ中に新潟に帰省しました。
一人暮らしの父親も来月で88歳。
少ない年金と仕送りでなんとか生活していますが、身の周りの事は全部自分でやっているので、お盆と正月は暮らしぶりと健康状態を確認するためにも必ず帰省しています。
帰省した日はいつも外食ですが、これがなかなか大変。
「なにが食べたい?」と聞くと「なんでもいい」と言うのですが、なんでもいいわけでもなく・・・(苦笑)
11日は祭日だったので、新潟の飲食店はどこも予約でいっぱい。
若者が行くような安い居酒屋しか空いていないので、色々考えた末に前日にオープンしたばかりの後輩のお店に行くことに。
イタリアンがベースですが、ちょっとした和食もあるので、父親が食べられるものはありそう。
ということで、まずは新潟の味の和食から。
今年は猛暑で味が今ひとつと聞いていましたが、甘みもあってとても美味しい。
これも新潟の夏の名物焼きナス。
食べたかったようで、かなり盛りが良かったですが完食。
これも新潟の夏の名物かきのもと。
これも一人暮らしではなかなか食べないので喜んでいました。
和食は大満足。
ここからは私のパートでイタリアン。
初めて食べるブッラータとルッコラのサラダ。
チーズがフレッシュなのはわかるよう・・・
美味しいと言っていましたが、老人には少しハードルが高かったか・・・
パスタは定番メニューはなく、リクエストでなんでも作るというスタンス。
刺身でも食べられるたいら貝があるということで、枝豆とたいら貝のスパゲティーをリクエスト。
小食の父親は前菜でお腹がいっぱいと言っていましたが、結構食べていました。
セコンドはオーストラリア牛のもも肉のグリル。
最近自分も肉をたくさん食べなくなったので、二人で100gで充分。
脂の少ない赤身肉は食べなれないせいか、美味しいけれどちょっと固いというコメント。
昭和の人は、牛肉はサシが入って柔らかいものと言うのが一般的な認識なので仕方ないですね。
看板に”おこめとぶどう”と書いてあるように、ワインだけでなく日本酒が充実しています。
新潟の地酒をこれだけ揃えている店はなかなかありません。
ちなみに、帰省中にもう一度酒飲みの後輩を連れて行きました。
食べて飲んで後輩も大満足でした。
翌日は親戚の子供を海に連れて行き、それから墓掃除へ。
物心ついたときからずっとお盆の墓掃除をしていたので、本家の長男としては自分がやらないと気が済まないのです。
本家と分家の墓を合わせて3つの墓を、洗剤を使って丁寧に掃除をしていきます。
昔はそうやって墓掃除をしていた人が多かったですが、今は少なくなりました。
墓の上から水をかけるだけの人が大半です。
花と蝋燭と線香をセットして準備万端。
これで翌日の朝から親戚が来ても万全です。
家のお寺はこのあたりの寺町の中でも地味なお寺でしたが、皇后陛下雅子さまのご実家の小和田家のお墓があり、雅子さまがご成婚前の1993年にお墓参りに来られてから話題のお寺となり、檀家も増えて新しいお墓も随分増えました。
それでも本堂が少し綺麗になったかなくらいで派手にならないのは、新潟らしい実直さが感じられます。
夜は父親を連れて家の近くの寿司屋へ。
新潟の寿司屋も高級化が進み、今や一人15,000円~20,000円なんて東京並みの値段の店も増えてきました。
新潟の繁華街の古町にあるこの店は、この辺りではリーズナブルな値段で寿司が食べられるので大人気。
この日もギリギリ予約なしに入れましたが、その後は次々に来るお客さんを満席で断っていました。
人気店で満席なのに、コロナ禍の影響なのか板前さんが二人だけ。
悪い予感は当たり、オーダーを回しきれずかなり待たされて・・・
父親の注文をまとめて入れて、自分は生ものが食べられないので、食べられそうなものだけちょっとつまむ程度。
なので、美味しそうな寿司の画像はありません(苦笑)。
なんとか父親にお腹いっぱい食べさせて、その後大学時代の友人が待つ近くのお洒落なバーへ。
友人が腎臓がんになり、無事手術も成功し元気になったので快気祝い。
ステージ1で見つかり本当に良かった。
ちなみに、酒の飲めない私はノンアルコールモヒートで乾杯でした。
寿司をあまり食べられず、お腹も空いたので一番好きなラーメン屋の拾番に向かうと5人くらいの待ちが・・・
新潟のラーメン屋で深夜に並びたくないので、拾番の向かいにある美味しいという評判の浦咲へ。
ここもほぼ満席で、なんとか一席空いていてすぐには入れました。
初めて食べましたが、あっさりしていてなかなか美味しい。
水菜が入っていて、見た目は大阪の揚子江のラーメンみたいです。
東京では絶対にやらない深夜ラーメンも新潟なら有りです(笑)。
お盆は母親の実家にも必ずお参りに行きます。
母親の実家は羅紗屋(テーラーに生地を売る生地商)でしたが、祖父は長男の叔父には羅紗屋を継がせず、自分が小学生の頃多角経営で洋服の小売りを始めました。
昭和風に言えば、いわゆるメンズショップ(トラッドショップ)ですね。
昭和風に言えば、いわゆるメンズショップ(トラッドショップ)ですね。
ちなみに、叔父の店がMEN'S CLUB 1985年 7月号に掲載されています。
繁華街の古町の近くにあったので、いわゆる旦那衆や何の仕事しているわからないような怪しい?大人たちが集うトラッドショップでした(笑)。
数年前に叔父がなくなり、叔母が遺品整理をしていたら叔父がストックしていたブレザーボタンや色々なボタン、エンブレムが出てきて、親族で唯一洋服の仕事をしている自分が譲り受けることに。
エンブレムはおそらく70年代後半のものです。
当時のエンブレムは日本の職人さんがハンドメイドで作っていたので、高価で中学生や高校生の頃の自分は欲しくてもなかなか手に入れられるものではありませんでした。
ネイビーブレザーの胸にエンブレムを着けて着るのがアイビーボーイの憧れでした。
翌日叔母から連絡があり、このエンブレムは叔父の孫(従弟の息子)のアーティストNくんに形見として渡すことに。
テレビでは度々見ているのですが、まだ会ったことがないんですよね。
所属するレコード会社がBEAMSのオフィスと同じビルなので、連絡が来るのを待っています。
お盆にささやかなファミリーヒストリーがひとつ生まれたという感じです。
お盆にささやかなファミリーヒストリーがひとつ生まれたという感じです。
この日の遅いランチは、みかづきのカレーイタリアン。
新潟のソウルフード、帰省したら一度は食べないとですね。
食後にチーフナッツも食べてみかづきフルコースでした。
帰りにセブンイレブンでこんなものを見つけて衝動買い。
今回は本当のポッポ焼きは食べられそうにないのでこれで我慢。
味は近からず遠からず?でした。
夜は中学の同窓会。
東京でまったく違う仕事をしていて、数年前に実家の神社を継ぐことになった彼女。
60年も生きていると人生いろいろあります。
乾杯の音頭は何故か私・・・
数週間前に幹事の無茶ぶりで指名され・・・
生徒会長や学級委員だった人がやった方がいいとお断りしましたが、生徒会長は欠席で学級委員は誰だったかわからず・・・
あまりごねるのも野暮なので、おとなしく引き受けました。
あまりごねるのも野暮なので、おとなしく引き受けました。
立食と思っていたらフルコース。
まだお腹にカレーイタリアンが残っていたので、完食できず残念。
場も和み、あちらこちらで記念撮影。
もう少し自分から積極的に皆と交流した方がいいと思うけど、余計なお世話か・・・
次回の選挙は自民党厳しそうだし・・・
頑張ってくださいね。
次回の選挙は自民党厳しそうだし・・・
頑張ってくださいね。
最後に記念撮影。
皆いい笑顔。
二次会も盛り上がりました。
珍しくセンターで写っている私・・・
たまたまです(笑)。
本当に楽しい同窓会でした。
幹事の皆さんご苦労様でした。
次回も楽しみにしています。
3次会はなさそうなので、飲みが足りない?二人とスーツが似合うマスターのいるバーへ。
酒が飲めないのに ”いつものやつ” で通用するんです。
野暮な客ですが、優しいマスターがいつも歓迎してくれます。
家も近いし、酒が飲めれば毎日でも通いたいとてもいいバーです。
今年の新潟は異常な暑さ。
台風のフェーン現象もあり、近くの商店街の温度計は39度・・・
家から一番近い海水浴場は、ただでさえいつも人が少ないのに、猛暑で完全なプライベートビーチ状態。
帰り際に外人グループが二組来て、自分以外は全て外国人。
少しだけ海外のビーチ風?な感じでした(笑)。
毎年海に行くのは楽しみですが、今年は暑すぎてあまり行けなくて残念でした。
家の掃除をしていると、毎回BEAMSのアーカイブが見つかりますが、今回はこんなものが・・・
アニエスベーのカーディガン。
サイジングやタグから見ると、おそらく80年代のもの。
今も父親が着ているようですが、どこで手に入れたのか不明。
そういうのがチラホラあるんです。
若い頃着ていたものを結構父親に譲ったので、もしかすると自分が着ていたものなのかもしれません。
今年88歳になる父親は耳が少し遠くなりましたが、元気にしていました。
昨年交通事故を起こして免許を返納してから外出することも減ったようで、一日中テレビを見て居眠りをしていることが多くなっているのはちょっと心配。
高齢化社会の波は確実に自分の身近にも起きていて、現実に目を向けなくてはいけないことも色々あります。
この歳になると、帰省しても若い頃のように色々な人と合うわけでもなく、なんとなく退屈な毎日。
大学生の頃、午前中は海に行って、午後はテニスをして、夜はディスコに行くようなお気楽で楽しい夏休みが懐かしいです(笑)。
今回は同窓会もあり、旧友たちにも会えて楽しいお盆休みでした。
友人達も皆元気で良かった。
次回はお正月かな。
寒い新潟の冬は苦手です・・・
MR_BEAMS CHANNEL 2023秋冬リコメンドアイテム スーツ編アップしました。
BEAMS F 45周年のスペシャルなスーツも紹介しています。
是非ご視聴ください。
BRILLAのオリジナルのコスメが誕生しました。
とにかく品質にこだわったマルチクリームです。
無藤と干場氏が動画で詳しく解説しています。
是非ご視聴ください。
PITTI SNAP カジュアル編
PITTIスナップ、ドレス編、ドレスダウン編に続き、今回はカジュアル編です。
私がカジュアルを語るのもどうかと思ったのですが、現状のPITTIで見かけるカジュアルスタイルにも色々思うことがあり・・・
コーディネートの評論のようになっている部分もありますが、客観的に見た今のPITTIのカジュアルスタイルについて書きました。
今や良くも悪くもなんでも有り状態のカジュアルスタイルなので、難しく考えず見ていただければと思います。
サファリ風ジャケットに白Tシャツ、ベージュのチノパンに足元は黒のジャーマントレーナー。
シンプルなコーディネートですが、ジャケットのベルトをしっかり結んでいるのがポイントでしょうか。
巻モノや目立つアクセサリーをつけていないのも個人的には好きなコーディネートです。
スニーカーが流行っぽいものでないのもいいですね。
意外とこういうコーディネートは、最近のPITTIの会場ではあまり見かけません。
日本でもあまり見かけないコーディネートですね。
シンプルで大人っぽく頑張り過ぎていない、個人的には好感度なコーディネートです。
メタルボタンのニットジャケットに白のオープンカラーのシャツ、バンダナをネッカチーフ代わりに巻いて、パンツは星柄プリントのパンツ。
星条旗のパターンをコーディネートで表現するのがポイントでしょうか・・・
かなり作りこんだ感じがあって自分は絶対にマネしませんが、雰囲気はなかなかいいと思います。
ネッカチーフとパンツの色柄を変えれば、ニットジャケットのコーディネートとしてはリラックス感もあっていいと思います。
ちなみに、この人は前回のドレスダウン編でも紹介しています。
個人的には、この人の普段のコーディネートを見てみたいと思っています。
PITTIの時は皆作りこんできますからね・・・
例年より暑くなかったとはいえ、この時期のフィレンツェでレインコートを着た人はほとんどいないので結構目立ちます。
コートの色に惹かれてスナップしました。
黒のニットにベージュのチノパン、イエローのハーフコートって、意外と色合わせがしっくりくるものだと思いました。
春先ならいいコーディネートではないかと思います。
足元のスニーカーは今だとこうなるんです・・・
ウオレットチェーンもそうですが、どうしても足し算になってしまうんです。
この方、どこかのアウターブランドの人でしょうか。
このコートの色目はちょっと違いますが、個人的に綺麗な色のハーフコートがちょっと気になっています。
かなりお年を召したこの方、色づかいがタダモノではないです。
黒のポロシャツとパンツ、首元にはスカーフを巻いています。
モノトーンにパープルのリネンのシャツジャケットってなかなかいないです。
少し80年代のデザイナーズの雰囲気も感じられます。
このくらい年季の入った人が着ているからこそ映えるコーディネートですね。
しかし、大物感が漂っていますが、この人一体何者だろう。
ここ数年でめっきり増えた、ミリタリー&ワーク系アメカジ?コーディネート。
この手のコッテリ系アメカジ?が増えてきたのは、この5~6年くらいでしょうか。
この画像は2016年のPITTI UOMOのスナップです。
アメリカンテイストの流れが見え始めた頃は、このくらい簡単に取り入れられる感じでしたが、その後アメリカのテイストが強まると、どんどんコッテリしたテイストになっていきました。
インナーにプリントのシャツやショートスリーブのシャツを着ていますが、夏っぽさは感じられず、30度超えのフィレンツェでこの格好はちょっと無理があるなと言うのが個人的な印象・・・
でも、こういう人たちの方がスナップの対象になりやすいんですよね・・・
こちらは同じアメカジテイストでも少しイタリアのテイストが入っています。
ファッション業界でない一般の方には、こちらの方がリアリティーがあるのかなと思いますが、スナップを撮るような人たちにはあまりウケないアメカジですね。
誇張したコッテリ系なのか、リアリティーのあるラテン系なのか、昨今のアメカジは着る人が好きなように着るというのが正しいのかもしれません。
正統派アメカジ?の人もいます。
オックスフォードのBDにベイカーパンツ、トリッカーズの外羽のウィングチップという、自分世代には懐かしいコーディネート。
80年代や90年代前半頃のBEAMSのスタッフやお客様のコーディネートみたいでとても懐かしいです。
PITTIの会場で見ると、こういう人が少ないので珍しさもありますが、日本だとさすがに一昔前の感じでしょうか・・・
オーソドックスなアメカジスタイルですが、今やBEAMS PLUSのスタッフにもいないかもしれません。
ブレザーを羽織ってレジメンタルタイをすれば、BEAMSの若いスタッフと同じ感じになりますね。
ブラックのニットとパンツにグレーっぽいカーキのシャツを羽織ったコーディネート。
自分はこの手のコーディネートはしませんが、シンプルで好きなコーディネートです。
足元がVANSのチェッカーと言うのもいいですね。
自分的には、BRILLAのディレクターの小林が言ってる高感度より好感度なコーディネートです。
しかし、PITTIの会場でVANSを履いている人がめっきり少なくなりました。
5年くらい前は大流行していたのに・・・
パイルの白いTシャツにミリタリーパンツ、ショールカラーのロングカーディガンという、脱力系?カジュアルコーディネート。
日本だとOCEANSやSAFARIの誌面に出てきそうなコーディネートですが、PITTIの会場ではあまり見かけないコーディネートです。
足元はフリンジの付いたレザーデッキシューズを履いていますが、日本人だと今ならサンダルになるでしょうか・・・
自分の中では、このコーディネートはお洒落なサーファーというイメージなんです。
元BEAMSの種市くんみたいなキャラだなと思ってシャッターを切りました。
内輪ネタですみません。
ラスティックな色づかいがとても似合う二人。
服のテイストは二人とも違いますが、それぞれのテイストに合わせたシルエットやサイズバランスがとてもいいです。
右の人のパンツのテーパードのシルエットがとても綺麗ですが、ダブルの幅が8㎝くらいあります。
左の人のパンツはソフトなフレアーで裾はタタキ上げ、靴はビーフロールのローファーで、二人とも何か狙いがありそう・・・
また会う機会があれば聞いてみたいですね。
黒人の人たちはサプールのような派手なスーツを着た人が多いですが、意外とカジュアルが上手い人が少ないのが実情です。
UAの内山さんと豊永さん。
お二人とも自然で気負った感じが無くていいですね。
内山さんのオレンジのジャケットも豊永さんのネイビーのジャケットも洗いがかかっているようなカジュアルなジャケット。
フィッティングも適度にリラックス感があっていいですね。
トラッドな雰囲気をベースにしながら、身に着けているモノを見るとちょっとしたこだわりが感じられます。
スナップ狙いで作りこんでいる感じがないのもいいですね。
今回のPITTIで見た日本人のカジュアルスタイルの中では、個人的に一番好きなコーディネートです。
ネクタイ屋さんのカジュアルコーディネート。
”ネクタイ屋さんなのにネクタイしないとダメでしょ” と言ったら、ホテルに帰って着替えて戻ってきたと・・・
一日2コーデですか?
”どれだけ気合入ってるの” という感じです(笑)。
サングラスの色も狙ってますね。
PITTI用に用意してきたのかな・・・今度聞いてみます。
散々いじっておきながらですが、彼のインスタグラムはタイドアップ中心のコーディネートを紹介しています。
是非チェックしてみてください。
コロナ禍でカジュアル化が進んだこともあり、本当に様々なカジュアルスタイルを見ることができます。
その中でもアメリカンテイストのカジュアルはトレンドと言うこともあり、様々なアメカジスタイルが見られます。
なので、今のPITTI UOMOにBEAMS PLUSが出展したら相当反響があるだろうなと思います。
パリで行われた展示会も大盛況でした。
秋冬になればもう少し英国調のカジュアルスタイルも出てくると思いますが、春夏の英国テイストはかなり難しいです。
でも実際はロンドンの名店を見ても、品揃えのテイストはイタリアとフランスをミックスしたようなラテンテイストなのが実情。
個人的にはこういうテイストの方が好きですね。
夏は綺麗な色を取り入れてコーディネートするのが好きです。
PITTIでも以前はこういう綺麗な色の服を身に着けた人が多かったですが、コテコテな人ばかりでさらっと綺麗な色を着た人が少なくなったのは個人的にも残念なところではあります。
ドレス編、ドレスダウン編、カジュアル編と続きましたが、なんとなく今のPITTIの雰囲気は感じて頂けたかなと思います。
これ以外にカプリでもスナップを撮ってきたので、どこかでお見せできればと思います。
ネットで検索するとPITTIのスナップはたくさんありますが、正直かなり盛った人や奇抜なスタイルの人が大半なので、一般の方からすれば、PITTIってこんな人ばかりなの?と思ってしまうかもしれません。
そう言った意味では、リアルなカジュアルスタイルのスナップは男前研究所のスナップが一番リアリティーがあるかもしれません。
ご興味のある方は、一度チェックしてみてください。
来年1月のPITTIも頑張ってスナップ撮ってこようと思っています。
ドレスもカジュアルも海外のスナップのような感じではなく、リアリティーのあるスナップをもっとお見せできればと思っています。
真似のできないようなスタイルでなく、皆さんがリアルに参考になるようなスナップをもっとお見せできればと常に思っています。
自分の考えに共感してくれる方いませんかね。
売れませんか・・・(苦笑)。
お待たせしました。
MR_BEAMS CHANNEL 2023秋冬RECOMMENDアイテム アップしました。
第一回目はジャケット編です。
今シーズンはジャケットの当たりシーズンなので、おすすめのジャケットがたくさんあります。
是非ご視聴ください。
PITTI SNAP ドレスダウン編
6月の出張ではドレスアップした人だけでなく、ドレスダウンからカジュアルスタイルの人まで、様々なスタイルの人のスナップを撮ってきました。
ドレスダウンと言っても、クラシックなジャケットやスーツを着崩したスタイルと言うことではなく、昨今日本でも多く見られるセットアップスーツも含めた様々なジャケットやスーツの着こなしです。
今回は先回のドレス編に続き、ドレスダウンした人のスナップを紹介します。
自分が気に入ったコーディネートということではなく、客観的に見た今のドレススタイルの様々な傾向を紹介したいと思います。
生成りのジャージのセットアップスーツ。
日本でセットアップスーツと言うと、化繊混の生地でネイビーやブラックでスリムなパンツの付いたカジュアルなスーツと言うのが今やマスになっていますが、ヨーロッパに来るとそのような人はほとんど見かけません。
もはやジャパニーズスタイル?なのかもしれませんね。
PITTIの会場でよく見かけるのは、こんなユルイ感じのセットアップスーツ。
おそらくジャージのセットアップスーツです。
足元はやはりスニーカー。
どこのスニーカーが分かりませんが、シンプルなデザインとカラーで正解。
スニーカーが流行っていますが、合わせるスニーカーが微妙な人がとにかく多いです。
オイスターホワイトのリネンのセットアップスーツ。
これもユルイ感じのセットアップスーツ。
パンツは共生地の帯がベルトの代わりになっています。
シャツはプリントのバンドカラー。
白いTシャツだけでなく、この手のセットアップスーツにはバンドカラーやプルオーバーのシャツを合わせている人もよく見かけます。
これはTシャツ一択の日本とは大きく違うところです。
足元はラフィアのタッセル。
BEAMSでも以前展開していました。
あまり人気はなかったですが・・・(苦笑)。
同じセットアップスーツでもこの感じだとスニーカーではないですね。
足元はこんな感じかエスパドリーユみたいなものがいいですね。
クラシックなスーツを用いたドレスダウン。
6ボタンのダブルブレストにチェンジポケットがついたかなりクラシックなテーラードスーツ。
インナーはプリントのTシャツでベースボールキャップを被り、足元はホワイトのグルカサンダル。
ドレスダウンというよりも、かなりドレスとカジュアルをミックスしたコーディネートです。
ここまでクラシックなスーツをカジュアルとミックスするコーディネートは、現地でもなかなか見ないです。
LL BEANのトートバッグも含め、色づかいにかなり気を配っているのがうかがえます。
なので、テイストはバラバラですが、なんとなく上手くまとまっているように見えます。
イタリア人にはこういう人はいないので、おそらくアメリカ人か英国人ではないかと思われます。
PITTIスナップ=イタリア人というのは、今や間違った認識です。
こちらもクラシックなスーツにプリントのTシャツとスニーカーを合わせたコーディネート。
6ボタンのダブルでサイドベント、袖口も本切羽になっています。
パンツもクリースが入って裾はダブル。
明らかにドレス仕立てのクラシックなスーツです。
上の人に比べると色合わせもアイテムもシンプルでハードルは少し下がっているので、クラシックなスーツでもコットンやリネンであれば、このくらいのドレスダウンは出来そうですが、こういうコーディネートは ”頑張っている風に見せてはいけない” ので、頑張らなければ着れない人はマネするべきではないコーディネートです。
クラシックなダブルブレストのブレザーにベースボールキャップ。
今までしていたスタイルに、何も考えずにただベースボールキャップを被るという人がかなり増えています。
彼らにとっては最も簡単で今っぽい?ドレスダウンなのでしょうが、これが今ひとつ・・・
スポーティーなブレザーにベースボールキャップは相性がいいので、インナーとパンツとシューズにひと工夫必要ですね。
ベースボールキャップがとにかく流行っていますが、上手くコーディネートしている人は10%くらいしかいないという印象です。
なので・・・
ドレススタイルにベースボールキャップを取り入れようと思っている方は、ネットのPITTIスナップは見ずにウチの王子のコーディネートを参考にしましょう。
いつもながらポーズが決まっています。
ドレスダウンと言うか、ジャケット着た方がいいのに?という感じのコーディネート。
パンツと同じ色のジャケットでスーツだったら無理のないドレスダウンなのに・・・と思うのは自分だけでしょうか。
クラシックなリネンシャツのボタンも開けすぎ・・・
靴は軽くシンプルなスリッポンで抜きを作っているので、ジャケットは抜かずに普通で良かったのに・・・
全体的にクラシックな雰囲気が漂うコーディネートなので、色々な意味でもっと普通に寄せた方が良いドレスダウンになると思います。
ヨーロッパは今すごくTATOOが流行っているんです。
”こんな普通の人もTATOO入れるの” というのが今回の出張でも多く見られました。
このコーディネートも、もしかすると胸元のTATOOを見せることが軸だったのかも・・・
少し前のPITTIでは見かけなかったコーディネート。
生成りのシアサッカーのジャケットは肩掛け、パンツはタータンチェックで靴はエスパドリーユ。
首元はネッカチーフを巻いて、ハットをかぶるという、リゾートなのかイタリアンなのかフレンチなのか・・・?
自分的には上半身と下半身がバラバラな感じがするんです・・・
上半身がモノトーンなので、パンツにダークブラウンのリネンを入れたらいいかなと思います。
エスパドリーユの雰囲気とも合いますし・・・
普通でいいのに普通では済まされない、ドレスを着崩す人はそう言う人が多いのが実情です。
今回のPITTIでよく見かけた明るいブルーのスーツ。
コバルト系のブルーがトレンドと言うこともあるでしょう。
足元は最近イタリアやフランスで大人気のAUTRYのスニーカー。
コットンスーツにスニーカーは良いと思いますが、”以前はスリッポンを履いていましたがが、スニーカーに変えました” というコーディネートが本当に多いです。
それだけスニーカーが大流行しているということなんです。
このコーディネート、インナーがスキッパーではなくTシャツにするだけでイメージが変わると思います。
スニーカーの色も合わせ過ぎでしょうか。
マドラス風のジャケットが目に留まり撮ったスナップ。
このジャケットいいですね。
どこのでしょうか、マドラスチェック好きには気になります(笑)。
ネイビーのニットTとホワイトデニムでラテンアイビーっぽいのはいいですが、足元は今だとこうなるんです・・・
ニューバランスのクラシックタイプかコンバースのオールスターみたいなレトロなスニーカーならいいと思うのですが、彼らにはそれでは物足りないのかもしれません。
これはADIDASですが、どこのスニーカーかわからない正体不明の派手なスニーカーをあわせている人が本当に多いです。
スニーカーとベースボールキャップが手っ取り早いドレスダウンのアイテムになっているのが実情です。
自分だったらレザーのデッキいシューズを合わせるかな・・・
逆にそれでは彼らにとっては古臭いのかもしれません(苦笑)。
生成りとホワイトでまとめたコーディネート。
これも今まではスリッポンだった足元をスニーカーに変えたコーディネート。
違和感がないのは、ジャケットが適度にユルイ感じなのとスニーカーのカラーリングが他のアイテムと馴染んでいること。
スニーカーのカラーリングまで考えていたらなかなかですね。
取引のあるサプライヤーのスタッフなので、今度会ったら聞いてみます。
イタリアっぽいコーディネートが好きな人には、良いコーディネートだと思います。
若い子にはわからない、オジサン好感度系コーディネートですね(笑)
グリーンのリネンスーツにストライプ(シアサッカー?)のウェスタンシャツ。
暑かったのか上着は脱いでバッグに引っ掛けています。
コットンやリネンのスーツにウェスタンシャツを合わせるのは自分もよくやりますが、比較的簡単にドレスダウンできるコーディネートです。
ジャケットを着るとヨークは見えないですが、ステッチとボタンがいいアクセントになります。
ベルトはバックルのターコイズブルーがアクセントになったウェスタンベルト。
ウェスタンベルトは10年くらい前に流行りましたが、復活の兆しがあります。
シャツとベルトで抜いて靴はクラシックなタッセル(おそらくALDEN)と言うのもバランスがいいですね。
これでスニーカーやカジュアルなスリッポンだったら大ハズレです(笑)。
彼はまだ20代ですが、ルイジ ボレッリのネクタイの企画を任されています。
イタリアの20代でクラシックとカジュアルを上手くミックスしている人は意外と少ないです。
日本の20代の人達にはまずいないタイプのコーディネートです。
日本代表は高田くん。
白いストライプのスーツってPITTIの会場でもなかなかいません。
かなりクラシックな感じのスーツですが、インナーをTシャツにしてスカーフを垂らしてアクセサリーも付けて、足し算と引き算でドレスダウンという感じでしょうか。
バッグは自分も持っているACATEのヘルメットバッグ。
多分中身はほとんど入っていないと思うので、これもコーディネートのひとつでしょうか。
足元は抑えてクラシックなタッセルと言うのがいいですね。
こういうコーディネートの時は、どこかに正統派なアイテムを入れて整えることが大事です。
コロナ禍前はクラシック回帰の流れがあって、6月のPITTIでもドレスアップした人がかなり増えていましたが、コロナが開けると一気にカジュアル傾向に振れていました。
カジュアルと言ってもドレスを軸としたカジュアルの人が多いですが、中でもベースボールキャップとスニーカー、Tシャツなどでドレスダウンする傾向が多く見られました。
これは90年代中頃から2000年代前半頃まで続いたイタリアンクラシックの流れの後に、製品染めのジャケットが出てきてドレスのカジュアル化が進んだ流れに似ています。
当時もCONVERS、ONITSUKA、ADIDAS、DIADORAやドレスシューズメーカーが作るレザースニーカーが大流行して、ジャケットやスーツにスニーカーを合わせるスタイリングが大流行しました。
そういう意味ではドレスの世界にもY2Kのような流れがあるのかもしれません。
それにしても本当にただベースボールキャップかぶってスニーカー履いてドレスダウンという人が多かったですね。
PITTIに来るような業界人はミーハーな人が多いので、ちょっと流行ると皆同じになるんです・・・
そうなるだろうと思って自分は3日間スーツにタイドアップでした。
おそらく、このご時世に真面目にスーツ着た人の注目度はかなり低いですが・・・
次回はカジュアル編と言いたいところですが、自分の撮ったカジュアルスナップなど説得力がないのかも・・・
画像はたくさん撮ってきたので少し考えます。
カジュアルはちょっと癖のあるアメカジ系が多かったかなと・・・
MR_BEAMS CHANNEL 23秋冬 ”NAKAMURA NOTE” 更新しました。
今回はカラー編です。
是非ご視聴ください。
最近の買い物 2
秋冬モノも少しずつ入荷して来ていますが、自分はかなり出遅れて今頃春夏ものをせっせっと購入しています(笑)。
まあ、自分の買い物はあまり流行に左右されないものばかりで、短い夏が終わっても来年も使えるものなので、この時期でも欲しいものがあれば何も躊躇せずに買います。
今回は、そんな最近購入したものをご紹介します。
軽く紹介するつもりが、いつものように長文になってしまいました(苦笑)。
かなり色々書いていますが、お付き合いください。
久しぶりにプルオーバーのボタンダウンが欲しくなり、色々探していたらBEAMS PLUSでいいものを見つけました。
BEAMS PLUS オリジナル シャンブレー プルオーバーBD
シャンブレーのプルオーバーというのが刺さりました。
試着してみると少し緩めのフィッティングはイメージどおりで、半袖の重要なポイントである袖の長さも丁度良く、なかなかいいなと言う感じだったのですが・・・
問題は着丈がかなり長いこと。
”着丈なんて詰めればいいだけでしょ”と言いたいところですが、BEAMS PLUSのシャツは裾のガジェットの部分に+のステッチが入っているので、サイド側が詰められないのです・・・
BEAMS PLUS 原宿店のスタッフに「このステッチがあると着丈が詰められないので無い方がいいんだよね」と言ったら、「これはPLUSのアイコンなので絶対に外せません」と怒られました(苦笑)。
と言うことで、文句を言いながらもSサイズをおとなしく購入して、そのままBEAMS Fに行き、前丈と後丈を4㎝ほど詰めてサイドは詰めずにラウンドをつなげるという面倒?なお直しをして着ることにしました。
BEAMS PLUSのスタッフの話では、”裾をインして着る人もいるので着丈は少し長めに設定しています”ということですが、休日にリラックスした感じで着たいのでタックインは無しなんです。
BEAMS PLUSのスタッフの話では、”裾をインして着る人もいるので着丈は少し長めに設定しています”ということですが、休日にリラックスした感じで着たいのでタックインは無しなんです。
仕上がりは、ちょっと裾のカーブが緩くなったなという感じですが、自分的には全く問題なしでした。
80年代後半や90年代前半頃はアメリカ製でBEAMS FのオリジナルのプルオーバーBDを展開していました。
当時はBEAMS PLUSはまだなかったので、BEAMSのカジュアルでも春夏は毎シーズンプルオーバーのBDを展開していました。
当時は自分もかなり着ていましたが、プルオーバーのBDを着るのは30年振りくらいかもしれません。
コーディネートはドローコードのパンツと合わせて、足元はデッキシューズやエスパドリーユのようなスリッポンという感じでしょうか。
自分の世代だと、リアルアメトラで着るとコスプレになるか、ただ昔のものを着ているオジさん風になるので、少しテイストをズラして着ることがポイントだと思います。
自分の世代だと、リアルアメトラで着るとコスプレになるか、ただ昔のものを着ているオジさん風になるので、少しテイストをズラして着ることがポイントだと思います。
襟のボタンは外して着ようかなと思います。
イタリアっぽい感じではなく、アメリカ人が洗濯をするときにボタンを外して、休日にそのまま着てしまうというイメージです。
イタリアっぽい感じではなく、アメリカ人が洗濯をするときにボタンを外して、休日にそのまま着てしまうというイメージです。
MEN'S CLUBの1983年8月号の ”ワスピッシュ・ルック”の特集ページのイラストのイメージです。
アメリカではリラックスしたカジュアルスタイルに限り、ボタンダウンのボタン外しはあるという事を当時知りました。
イタリアのそれと違うのは、テクニックとしてではなく、”洗濯の後に襟のボタンを付けるのも面倒だからそのまま着てしまった” という無頓着な感じから生まれたもののようです。
イタリアのそれと違うのは、テクニックとしてではなく、”洗濯の後に襟のボタンを付けるのも面倒だからそのまま着てしまった” という無頓着な感じから生まれたもののようです。
少し話がそれてしまいましたが、簡単に言うとプルオーバーのボタンダウンだからと言ってアメトラっぽく着なくてもいいので、ポロシャツやTシャツを着るように気楽に自由に着ましょうと言うことなんです。
半袖のボーダーTが欲しくなり、生成×ブラウンのボーダーTを購入しました。
ホワイト×ネイビーのボーダーは何枚か持っているので、それ以外の色を探していました。
基本一枚で着るので合わせるパンツの色を考えると、一番合わせやすい生成×ブラウンに落ち着きました。
長袖で同じ色を持っているので、悩むこともなかったというのが正直なところです。
サイズは2で、よく着ているセントジェームスの3と比べると少しゆったりめですが、スリムでもなくオーバーサイズでもない適度に余裕があって丁度いいサイズ感です。
サイズは2で、よく着ているセントジェームスの3と比べると少しゆったりめですが、スリムでもなくオーバーサイズでもない適度に余裕があって丁度いいサイズ感です。
このルミノアのボーダーT、セールになっていて30%OFFで購入いただけます。
在庫はかなり少なくなっていますが、ご興味のある方は是非チェックしてみてください。
オリーブグリーンのコットンスーツを新調したので、それに合わせるマドラスチェックのネクタイを購入しました。
今となっては貴重なMADE IN USAです。
このネクタイを選んだ理由は、もちろん新調したオリーブグリーンのコットンスーツに合うことが一番ですが、90年代前半頃によく着ていた、このマドラスチェックのシャツの色使いに似ていることもポイントでした。
似ていますよね(笑)。
好きなものは何年経っても変わらないということです。
コーディネートはこんな感じです。
コットンスーツ、シャンブレーシャツ、マドラスチェックのネクタイというコーディネートは、合わないわけがない鉄板コーディネートです。
コットンやリネンのスーツをお持ちの方は、是非マドラスチェックのネクタイをコーディネートに取り入れてみてください。
コットンやリネンのスーツをお持ちの方は、是非マドラスチェックのネクタイをコーディネートに取り入れてみてください。
余談ですが、上の90年代の前半頃によく着ていたマドラスチェックのボタンダウンは、渋谷にあったRED WOODのオリジナルで、IKE BEHARにいたスタッフが独立して始めたEAGLE SHIRTS製という蘊蓄があります。
このあたりの話は、またインスタライブでお話しします。
このあたりの話は、またインスタライブでお話しします。
今も所有していますが、さすがにボロくなってしまい屋根裏に資料として保管しています。
これはアメリカ製ですが、数年前までアジア生産のスキッドグリップが売られていたので、それでもいいから買いなおそうと思っていましたが、人気が無かったのか廃盤になってしまい、今はネットでレディースサイズでチラホラ見かけるだけになりました。
ここ数年、スキッドグリップのようなオーソドックスなキャンバスのデッキシューズが欲しいと思っていましたが、なかなかいいものが見つからず、半ば諦めていたのですが、先月のヨーロッパの出張でパリに行った時にBEAMS PLUSの展示会で見つけました。
BEAMS PLUSがディレクションした、TOP SIDERの ”MIL CVO”
蘊蓄は満載ですが、簡単に言うと1940年代に米軍に供給されたミリタリーモデルを木型から再現して復刻させたモデルです。
詳しいウンチクはこちらをご覧ください。
蘊蓄は満載ですが、簡単に言うと1940年代に米軍に供給されたミリタリーモデルを木型から再現して復刻させたモデルです。
詳しいウンチクはこちらをご覧ください。
https://www.beams.co.jp/news/3580/
自分が高校生や大学生の頃にあった ”ソラマメ型” のラストとは少し異なりますが、細身のミリタリーラストは自分がイメージしていたものにかなり近いです。
ソラマメ型のラストという呼び方は、今の若い人は知らないようです・・・
BEAMS PLUSのショップスタッフに「ソラマメ型ってなんですか?」と言われました(苦笑)。
長々と説明するとオッサンが講釈こいてるみたいなので、軽く優しく説明しました(笑)。
当時のミリタリーのコントラクターラベルをモチーフにしたスペシャルデザインのロゴやスタンプもなかなか雰囲気があります。
BEAMS PLUSのショップスタッフに「ソラマメ型ってなんですか?」と言われました(苦笑)。
長々と説明するとオッサンが講釈こいてるみたいなので、軽く優しく説明しました(笑)。
当時のミリタリーのコントラクターラベルをモチーフにしたスペシャルデザインのロゴやスタンプもなかなか雰囲気があります。
ちなみに、インソールはかなりクッションがきいているので、とても履き心地がいいです。
ビンテージの復刻ですが、こういうアップデートは嬉しいですね。
ということで、早速ネイビーとホワイトの2色購入しました。
ホワイトのキャンバスのデッキシューズも、80年代後半に購入したCONVERSEのCD1以来なので本当に久しぶりです。
ちなみに、当時のミリタリーモデルのリアルなカラーがこの色です。
ヴィンテージの雰囲気がすごく感じられていい色ですが、爽やか系トラッドが好きな自分にはちょっとハードルが高かったです。
ミリタリーテイストが好きな方には是非オススメしたい色です。
ずっと欲しかったブラックカーフのモンクストラップ。
CROCKETT&JONESのブラックスエードのモンクストラップは持っていますが、春夏のトロピカルウールやモヘアのトニックや通年のウーステッドの生地のスーツやパンツと合わせると、スエードのブラックはなんとなく違和感があるんです。
なので、ブラックカーフのモンクストラップストラップは必要という結論になり、購入しようと思ったらクロケットが完売してから追加オーダーもなく・・・
ブラックカーフのモンクストラップは定番なので、品揃えとして切らしてはいけないとMDに言ったら、なんと隠し玉?をオーダーしていました。
それがこの靴です。
LLOYD FOOTWEARのMASTER LLOYDのブラックカーフモンクストラップ
マスターロイドは英国ノーザンプトンで、マスターの称号を持つ職人により制作されるロイドフットウェアの中で最上級のラインです。
アッパーは極上のヨーロピアンカーフを使い、オークバーク素材でヒドゥンチャネル仕様のアウトソール。
このあたりは、アッパーラインの靴にはお約束の仕様ですね。
ノーズの長さとトゥシェイプのバランスも絶妙です。
自分は英国のドレスシューズはどのブランドでもほとんど6ですが、この靴も6でジャストでした。
英国製となると、”どこのファクトリーで作っているの?” という話になりがちですが、そんな野暮な話はしないでくださいね(笑)。
英国靴好きの方なら予想はつくと思いますが、今やこのクオリティーで10万円以下で買えるというのは、驚異的なコストパフォーマンスだと思います。
モンクストラップは、ドレスシューズの中ではスーツにもジャケットにもドレスダウンにも合わせられる汎用性も魅力です。
フレンチトラッドのテイストもあるので、オックスフォードの靴はひと通り持っているという方には、特におススメしたいモデルです。
ご興味のある方は、是非最寄りの店舗でご試着いただければと思います。
これ以外にも自社以外でも購入したものもあるので、また機会があればご紹介したいと思います。
”秋冬のおススメは?”というご質問も少し頂いていますが、たくさんあります。
紹介するのはブログがいいのか、インスタライブがいいのか、Youtubeがいいのか、まだちょっと整理がついていない状況なので、もうしばらくお待ちください。
PITTI UOMOのブースで見て一目ぼれした、このSTILE LATINOのジャケット。
バイオレットのウインドウペンがとにかく洒落ています。
これはおススメです。
自分も欲しいです。
これはおススメです。
自分も欲しいです。
MR_BEAMS CHANNEL 2023秋冬 トレンド解説動画 KEYWORD編アップしました。
是非ご視聴ください。
PITTI SNAP ドレス編
バイイングを初めて30年以上経ちますが、出張の画像は人任せにせず自分でずっと撮り続けて来ました。
スナップが流行り始めてからは、スナップはプレスのスタッフが撮っていましたが、最近はプレススタッフの同行もないので、前回からは私が自らスナップを撮るようになりました。
空いている短い時間に撮影しているので、それほど多くの画像はありませんが、今回は先月のPITTI UOMOで撮ってきた画像の中からドレススタイルに絞ってお見せします。
白いジャケットにネイビーパンツの二人。
左の人を正面から撮った画像もあります。
ジャケットがシングルピークドラペルという以外は、ベーシックなアイテムとシンプルな色づかいのコーディネートです。
シャツの開け方、日焼けのし過ぎ、ミラーのサングラスでイタリアン血中度が高く見えますが、シンプルで綺麗なジャケットコーディネートなので個人的には好感度が高いです。
ホワイトのジャケットはブースでもよく見られ、来場者の着用も多かったですね。
夏の定番でもある、ホワイト×ネイビーの色合わせが久しぶりに戻って来ている印象です。
この方、翌日のコーディネートはこんな感じでした。
ダブルのブレザーにブルーのシャツ、オフホワイトのパンツという、オーソドックスなコーディネート。
意外とこういうベーシックなアイテムをさらっと着ている人が少ないのが実情。
普通に着ればいいのに、頑張って盛ってしまい、残念なコーディネートになっている人が意外と多いです。
ホワイトのリネンのスーツに色落ちしたデニムのウェスタンシャツ。
こういうシンプルなコーディネートの人はたくさんいるのですが、スナップに撮られるタイプではないんです・・・
首元にネッカチーフを巻いたり、ニットを肩掛けでもしたら撮られるかもしれません(苦笑)。
でも、そんなことをする必要はないですね。
このコーディネートは充分この人のキャラクターに合っていると思います。
ホワイトのジャケットやスーツにデニムやシャンブレーのシャツを合わせる場合は、シャツが色落ちして淡くなっているモノを合わせるのがポイントです。
ホワイトジャケットを使ったモノトーンコーディネート。
ジャケット以外は全てブラックという、PITTIの会場ではあまり見かけないコーディネート。
この場合、ジャケットが白黒のチェックというのはよく見かけます。
でも、どこかで見たことがあると思ったら・・・
既に小林がやっていました(笑)。
こうやって見ると、ホワイトジャケットは色々な着方があります。
自分も来年の春夏は一着手に入れたいと思います。
ホワイトだけでなく、生成りのリネンのスーツもよく見かけます。
ピンクのシャツにブルーのニットタイというコーディネートはいいですが、靴がいまひとつ・・・
このタイプのスリッポン、最近すごく流行っているんです。
PITTIのシューズブランドのブースでも必ずと言っていいほど展開されていました。
イタリアだけでなくパリでも結構売られていたので、人気のほどがうかがえます。
あるブランドの人気のモデルが、他のブランドにも広がったようです。
ジャケットやカジュアルに合わせるのはいいと思いますが、生地がコットンやリネンのスーツであってもタイドアップしたスタイルにはミスマッチだと思います。
ニットやポロやリネンシャツと合わせるノータイのドレスダウンのコーディネートであれば、この靴を合わせてもいいと思います。
このスーツ、よく見ると襟にタブが付いていて、ポケットにはインバーテッドプリーツが入り、袖はターンナップになっています。
ハンティングジャケットをモチーフにしたようなリネンスーツですが、実は90年代にBEAMSでもこんなジャケットが流行ったことがありました。
スナップには殆ど出て来ない正統派なジャケットコーディネート。
クラシックなネイビージャケットにストライプタイを合わせたトラディショナルなスタイル。
日本のビジネスシーンでも使えるコーディネートです。
90年代後半から2000年代前半頃のイタリアンクラシック全盛の頃は、PITTIの会場でもこんな正統派コーディネートの人たちがたくさんいましたが(むしろこっちが主流でした。)、今は少数派になってしまいました。
しかし、PITTIの会場の中で見かけないだけで、ミラノのような都会では普通にこのような人たちを見かけるので、あくまでもPITTIに来るような業界人でこういうコーディネートをする人が少なくなっただけと言うだけの話です。
こちらもクラシックなスーツをクラシックなコーディネートで着る正統派の二人。
無地のスーツに無地のシャツに小柄のネクタイ。
足元もしっかりクラシックなキャップトゥーを履いています。
スナップを撮られないタイプですが、こういうクラシックなスーツを普通にきちっと着こなす人は会場の中には結構います。
左の人のように主張はしないですが、エレガントに装っている人をイタリアンクラシック全盛時は ”MOLTO INGLESE”(とても英国っぽい)と言って賞賛したものでした。
MOLTO INGLESEと言う言葉自体最近聞かなくなりました。
ライトグレーのスーツにグリーンの剣先付きのニットタイというシンプルなコーディネート。
スーツはおそらくウールではなく、コットンかリネンです。
白シャツと綺麗なグリーンのタイを合わせてポケットチーフも白で、こういうスーツは盛ったコーディネートではなく、シンプルにコーディネートするのが一番。
靴が惜しいかな・・・
ドライビングシューズ風のローファーでハズしたのかなと思いますが、ちょっとミスマッチ。
普通でいいと思うのですが、ちょっとハズしたくなる人が多いんです。
かなり目にする薄いブラウンのスーツ。
リネンやコットンの素材が多いです。
Vゾーンはネイビー系のストライプか無地でシンプルにまとめるか、明るめの綺麗な色のネクタイを合わせるか二通りのコーディネートが見られます。
自分は春夏なら後者の方が好みです。
足元はブラウンスエードのスリッポンという合わせが多いですね。
さらに淡いベージュに近いトーンもよく見かけます。
生成りのスキッパーにオリーブのベルジャンシューズ。
靴のオリーブのトーンがスーツの色に馴染んでいるので嫌味がありません。
白シャツを合わせたシンプルの極みのようなコーディネートですが、よく見るとボタンダウンのボタンを外してシャツの襟を少し出して着ています。
スーツのサイジングやシルエットも良くて思わずシャッターを切りました。
こういう、シンプルで雰囲気のある着こなしの人が本当に少なくなったのが残念なところです。
ベージュのワントーンでまとめたシンプルなジャケットコーディネート。
バッグの柄、シューレースの色、ボーダーのソックスはこだわったポイントなのかなと思います。
シンプルだからこそ細部に気を配る、こういう人は意外と少なく、やり過ぎて嫌味になるパターンが多いです。
パンツのダブルの幅が3.5㎝、最近少し細目のダブルが増えてきました。
昨年のPITTIのレポートでピンクのスーツを着た人が増えているというのを見ましたが、今回もいました・・・
偶然にも二人とも似たコーディネート。
生地メーカーのコレクションをチェックすると確かにピンクのカラーがバリエーションに加わっているので、そういう意味ではトレンドとも言えるのですが、実際に着ている人は少数です。
上の画像のMさん、このスーツをナポリのサルトリアで仕立てました。
ピンクのソラーロを着こなせる日本人はなかなかいません。
70年代風のスーツ。
モード系の人や日本の業界人には多い70年代風のジャケットやスーツですが、PITTIの会場ではほとんど見かけないのが実情です。
欧米の人たちはトレンドとクラシックの境界線をきちっと認識しているので、日本人のような中途半端にトレンドを取り入れる人は殆どいません。
やるならやる、やらないならやらない、この手のテイストはそういう考え方で良いのではないかと思います。
今回はネットのスナップではあまり出てこない、クラシックなジャケットやスーツを盛らずに着る人を中心にピックアップして紹介しました。
カジュアルなコーディネートの人が多く、ジャケットやスーツはコスプレ系が圧倒的に多いので、シンプルで気の利いたコーディネートの人を限られた時間でスナップするのはなかなか大変でした。
今回改めて思ったのは、トレンドがどうあれ自分らしさを大事にして装うことが一番であるということ。
そういう意味では、PITTI UOMOの会場は無理している人が圧倒的に多く、スナップ撮られたくて盛る人が多いのは、コロナ禍後も変わらないというのが実情です。
盛らない人たちのスナップ、どこかでやってくれませんかね・・・
誰もやらなければ、自分がやるしかないかなと思います。
コスプレじゃないスナップを皆さんにお見せしたいです。
PITTI UOMO 104 続報
久しぶりの更新です。
出張中もブログをアップしたのは一回だけ・・・
サボっていたわけではありません(苦笑)。
コロナ前は深夜でも寝ずにブログを書いていましたが、体調管理を優先させるために少しやり方を変えました。
具体的にはブログを書けない分インスタライブでリアルな情報を動画配信する手法を1月の出張から始め、今回もPITTI UOMOではSTILE LATINOとBELVEST、ミラノではTAGLIATOREとLARDINI、DRUMOHRのショールームでライブを配信しました。
私のInstagramのアカウントにアーカイブを残してあるので、まだご覧になっていない方は是非ご覧いただければと思います。
フィレンツェでアップした前回のブログも画像を増やして加筆して、更に詳しく内容を充実させましたので、既にご覧になった方も再度ご覧いただければと思います。
と言うことで、今回は遅ればせながらPITTI UOMO 104の続報です。
ERRICO FORMICOLAのブースでディスプレイされていたマドラスチェック風のジャケット。
プレコレクションの時はシャツで綺麗なマドラス風のチェックがありましたが、ジャケットも良い色柄のマドラス風チェックを展開していて目を惹きました。
ちなみに、PITTIの後にMILANOのBOGLIOLIのショールームに行きましたが、やはりマドラス風のチェックを展開していました。
これもいいですね。
自分のようなリアルアイビー世代にはかなり刺さります。
70年代後半から80年代前半頃のアメリカントラディショナルのイメージなんです。
個人的にも来春夏着たい柄です。
バイイングしなかったら個人オーダーします(笑)。
今回のPITTIはシャツもジャケットもパンツもマドラス風のチェックのバリエーションが増えていました。
レザーは明るく綺麗な色のバリエーションが増えていました。
様々な色がありましたが、その中でもグリーン系とサックスブルーが多かった印象です。
トレンドカラーのラベンダーやホワイトもありました。
形は様々ですが、こんな綺麗な色のレザーは、着るだけで簡単に着こなしに変化をつけられるアイテムだと思います。
日本のようにライダースジャケット一辺倒でないというのもレザーのリアルな流れだと思います。
LBM 1911のブース。
LBMは色の提案と見せ方がとてもうまいので、毎回チェックしていますが、バイイングもしないのにいつもブースの中を見せてくれて写真も撮らせてくれます。
今回もトレンドカラーのサックスブルーとライラックを中心とした打ち出しでした。
スモーキーなサックスブルーとライラックの打ち出しは本当に多く見られました。
LBMのブースは毎回トレンドカラーを取り入れたカラーコーディネートも明確なので、バイヤーにとってはとてもイメージしやすいビジュアルマーチャンダイズだと思います。
カジュアルなテイストをミックスしてモダンなクラシックスタイルを提案するSARTORIO。
最近のPITTIでのSARTORIOの打ち出しは、良くも悪くも日本人がイメージするKITONのセカンドラインのSARTORIOのイメージとはちょっと違うのかなと思います。
でも、PITTIの後にミラノに行って色々なショップをリサーチすると、このテイストが今のイタリアのドレスダウンスタイルなのかなと思います。
それについてはまた別の機会に触れたいと思います。
コーディネートの好き嫌いは別として、PITTIの出展ブランドで綺麗な色のジャケットをこれだけメインで提案していたのはSARTORIOだけと言ってもいいでしょう。
諸事情があり、ここ数年はバイイングには至りませんが、毎シーズン必ず必ず生地はチェックしています。
ちなみに、昨年の春夏にSTRASBURGOさんで展開していた、このマドラスチェック風のジャケットは良かったですね。
ミッドタウンのお店で真剣に試着しました。
それもディスプレイ外してもらって・・・
こんな綺麗なチェックなかなかありません。
そして、今回はこのフレスコのワイドストライプのスーツが良かったです。
ジャケットをパッチポケットにして、ちょっとスポーティーな雰囲気で着たいですね。
会社の体制が変わり、リニューアルしたALTEA。
完全にトータルブランドになって、テイストもちょっと若くなりました。
逆にこういったテイストでセンスのいいイタリアブランドはなかなかないので、今のPITTIでは貴重な存在なのかもしれません。
特に日本人のようなセレクト力と編集力のない国のバイヤーにとっては、ALTEAのようにアイテムも素材も色もトレンドをある程度網羅しているトータルブランドは貴重なのかもしれません。
自分が見ても、なかなかトレンドをおさえたうまい提案をしているなと感じました。
3年ぶりの春夏のPITTI UOMOでしたが、一言で言うとカジュアル傾向に振れている印象でした。
カジュアルと言ってもドレス系のカジュアルなので、ストリート系のカジュアルとは違いますが、色々なカジュアルスタイルを見ている我々日本人にとっては、ちょっと?な打ち出しやコーディネートも見られました。
ジャケットやスーツのサプライヤーも有名どころは、STILE LATINO、BELVEST、CARUSO、SARTORIO、LBMくらいで、あとはあまり聞いたことがないブランドが多く、ちょっと寂しい感じでした。
来場者の中でタイドアップしているのはコスプレ系の人ばかり。
カジュアルと言ってもドレス系のカジュアルなので、ストリート系のカジュアルとは違いますが、色々なカジュアルスタイルを見ている我々日本人にとっては、ちょっと?な打ち出しやコーディネートも見られました。
ジャケットやスーツのサプライヤーも有名どころは、STILE LATINO、BELVEST、CARUSO、SARTORIO、LBMくらいで、あとはあまり聞いたことがないブランドが多く、ちょっと寂しい感じでした。
来場者の中でタイドアップしているのはコスプレ系の人ばかり。
パイプや葉巻咥えて、ダレスバッグにステッキって、こんな人会場の中には誰もいません。
真っ当なクラシックな装いをしているのは日本人が一番多かった印象です。
私もおそらくカジュアルなスタイルの人が多いと予想していたので、敢えて3日間スーツにタイドアップで通しました。
私もおそらくカジュアルなスタイルの人が多いと予想していたので、敢えて3日間スーツにタイドアップで通しました。
いつもと変わらないスタイルですが、色々な方に写真撮って頂きました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
個人的には少し消化不良なPITTI UOMOでしたが、それでも色々細かな流れも見えて来たので、結果的には行って良かったなと思っています。
やはり、現地でしか感じられない事は多いと思います。
次回の一月は秋冬なので、もう少しドレス系の打ち出しが増えることを期待したいと思います。
やはり、現地でしか感じられない事は多いと思います。
次回の一月は秋冬なので、もう少しドレス系の打ち出しが増えることを期待したいと思います。
今回は来場者のスナップも撮ってきたので、次回はそのスナップをお見せしたいと思います。
コスプレではないリアルなスナップをお見せします。
コスプレではないリアルなスナップをお見せします。
大変お待たせしました。
MR_BEAMS CHANNEL 2023秋冬”NAKAMURA NOTE” ITEM編アップしました。
MR_BEAMS CHANNEL 2023秋冬”NAKAMURA NOTE” ITEM編アップしました。
是非ご視聴ください。
PITTI UOMO 104
火曜日からPITTI UOMOが始まりました。
毎日夕食を終えてホテルに帰るのが遅く、二日目が終わった今やっとブログを書いています。
春夏という事もあり、前回の1月に比べてもドレス系のサプライヤーの出展が少なく、カジュアルなアイテムばかりが目に付き、なんとなく物足りなさを感じると言うのが正直なところです。
そんな中でも気になった傾向やアイテムをお伝えします。
前回の1月のPITTIでも綺麗なカラーパンツを打ち出していたBERWICH。
今回も引き続きカラーパンツを打ち出していました。
ブライトなトーンとスモーキーなパステルがありますが、ご覧の通り綺麗なカラーパンツの打ち出しが目を引きました。
個人的にはリネンのサックスのストライプと明るいブルーのグレンプレイドが気になりました。
オーダーするかどうかはまだわかりませんが、個人的に穿きたい感じの色柄です。
GERMANOも綺麗なカラーパンツを打ち出していました。
カラーのトーンがとても綺麗です。
右側にあるミントグリーンは自分も履きたい感じの色です。
右側にあるミントグリーンは自分も履きたい感じの色です。
個人的に気になったのが、このリネンのプリント。
実はここ数年プリントのパンツを展開したくて色々探していたのですが、なかなか良いものがなく、やっとイメージに近い色柄の生地が見つかったと言う感じなんです。
少し太めのドローコードのパンツに乗せたい色柄です。
ちなみに、こんなマドラスっぽいチェックのパンツもありました。
イタリアのブランドも提案が随分変わってきました。
マドラスっぽいと言えば、DEVOREでもマドラス風チェックを展開していました。
綺麗な色ですが、ちょっとかわいすぎました(笑)。
シャツで目についたのが、綺麗な色のリネンのチェックシャツ。
シャツブランドの提案としては確実に増えているので、個人的にも注目しています。
従来のイタリアっぽいチェックではなく、マドラスチェックをイメージさせる少しアメリカっぽいテイストに振れているのが傾向です。
リネンの値段がかなり高くなっているので、色柄が綺麗になればなるほど値段も高くなるという傾向が強くなっているのが気になるところです。
従来のイタリアっぽいチェックではなく、マドラスチェックをイメージさせる少しアメリカっぽいテイストに振れているのが傾向です。
リネンの値段がかなり高くなっているので、色柄が綺麗になればなるほど値段も高くなるという傾向が強くなっているのが気になるところです。
チェックと並び目に付いたのがストライプ。
特にオルタネイトストライプやマルチストライプは、80年代から90年代前半頃にかなり流行ったので、個人的に懐かしさもありつつ今また新鮮です。
シャツはもちろん綺麗な無地のバリエーションも多いです。
綺麗な色のリネンの無地のシャツの提案は引き続きかなり多いです。
リネンの生地がかなり値上がりしているので、気に入った色があれば迷わず今シーズン購入しておいた方がいいと思います。
ニットも綺麗な色のバリエーションがかなり多く見られました。
ご覧の通り、本当にニットはカラフルなバリエーションが多く見られました。
少しスモーキーなサックスブルーと青みのあるパープル系のライラックが新鮮に感じました。
ニットはバリエーションを見れば色の傾向が分かりやすいので、トレンドの色を取り入れやすいアイテムであるとも言えます。
PARABOOTSはホワイトとベージュのバリエーションが新鮮。
新しいモデルが出ない代わりに、新しいレザーやカラーで変化をつけています。
洋服が綺麗な色が多く出て来ているので、必然的にホワイトやベージュのバリエーションが重要になって来るのかなと思います。
もともとBEAMSが得意としているテイストなので、どう味付けをしていくのかと言う感じです。
二時半を超えたので、そろそろ限界です。
またレポートします。
おやすみなさい。
2023秋冬 プレス内覧会
今週は2023秋冬のプレス内覧会が行われました。
プレス内覧会は、次シーズンの展開アイテムと方向性をメディア関係者にお伝えする半年に一度の大事な会です。
今回はそのプレス内覧会の様子を少しお見せしたいと思います。
今回のメインディスプレイはこんな感じでした。
ラギッドなテイストと都会的なテイストの二つの流れがあるので、偏りなくコーディネートしました。
ラギッドなテイストも少し綺麗な方向に振れてきているので、色を挿したりホワイトのパンツを合わせたりしてバランスをとることが大事になって来ています。
トレンチコートとボマージャケット。
トレンチコートはサラッとアランセーターとチェックのパンツを合わせて。
絶妙なオリーブグリーンのボマージャケットは、ピスタチオグリーンのニットをあわせて都会的な雰囲気にしました。
傾向の色でもあるダークネイビーはワントーンで。
1月のPITTIでもブラックのモノトーンにかわりネイビーのモノトーンが多く提案されていました。
スーツはブラックコーデュロイとブラウンのフランネルのハウンドトゥース。
どちらも英国的な素材のスーツですが、コーデュロイはあえてブラックで、ハウンドトゥースはカウントリー風にならないようにコーディネートしました。
レインコートとオーバーコートは圧巻のバリエーション。
オーバーコートは次シーズンの重要なアイテムでもあります。
しかし、色が地味だというご指摘もチラホラ頂きました・・・
柄のパンツも圧巻のバリエーション。
適度にゆとりのあるものから太めのものまで、シルエットのバリエーションもあります。
秋冬シーズンのニットの傾向でもあるケーブルのニット。
様々なケーブルニットがありますが、その中でもアランニットはサプライヤーの提案も多かったので、カラーバリエーションを持って展開しています。
こんな感じでトレンチコートとチェックのパンツでサラッとコーディネートするのもいいですね。
マフラーの合わせも気に入っています。
今シーズンは綺麗なカラーが増えています。
特にニットは色々なアイテムと合わせることを考えても色が大事です。
個人的にも気に入っている綺麗なグリーンのクリケットセーター。
淡いグリーンのペーンの入ったGABOのジャケットもおススメです。
ヘリテージなチェックのジャケットもバリエーション豊富に展開します。
綺麗な色が差し色に使われているのがポイントです。
インナーに綺麗なイエローを合わせたディスプレイ。
インナーに綺麗なイエローを合わせたディスプレイ。
パープルのニットを合わせてもいいですね。
ヘリテージなチェックは野暮ったくなりすぎないように色づかいがポイントです。
コーデュロイの流れは継続しています。
ブラウン系だけでなくグレーやブラックのコーデュロイも展開します。
スーツはいつも通り素材、色柄も含め多くのバリエーションで展開します。
他社さんはあまりスーツの提案がないと聞いていますが、BEAMSはいつものとおりジャケットもスーツも気合を入れて展開します。
ネクタイも綺麗な色のものが増えています。
ウールのバリエーションが増えているのも傾向です。
パープルは青みがかったバイオレットがバリエーションに加わっています。
PITTIのブースでもひと際存在感のあったスティレラティーノのジャケット。
バイオレットのペーンがすごくきれいです。
バイオレットのペーンがすごくきれいです。
ブルーはコバルトブルー。
毎シーズンブルーは出てきますが、少しずつ変化をしながら提案されています。
PITTI UOMOのレポートでも書きましたが、ホワイトのトーンの流れが来ています。
ワントーンでコーディネートするととても上品な雰囲気になります。
秋冬シーズンには必ず出てくるブラウン系のカラーはキャメル。
ダーク系のブラウンは少なくなり、キャメルのトーンが増えています。
BEAMS F 45周年のアイテム。
これ以外にも色々なアイテムがあります。
皆さまお楽しみに。
皆さまお楽しみに。
ほんの一部だけお見せしましたが、こんな感じでプレス内覧会を行いました。
反省点は、もうちょっと色をお見せしたかったかなというところ・・・
サンプルが間に合っていないものもあるので、これからシーズンに向けて収録するYouTubeやインスタライブ、MR_BEAMSでお見せできればと思います。
サンプルが間に合っていないものもあるので、これからシーズンに向けて収録するYouTubeやインスタライブ、MR_BEAMSでお見せできればと思います。
秋冬のトレンド解説動画も一昨日収録しました。
7月初旬の公開になると思います。
お楽しみに。
来週月曜日からはイタリア出張。
2024春夏のバイイングが始まります。
秋冬を走りながら春夏がスタートする。
もう何十年もやっているので慣れましたが、普通に考えれば頭がゴチャゴチャになりますよね。
もう何十年もやっているので慣れましたが、普通に考えれば頭がゴチャゴチャになりますよね。
それが出来ないとディレクションやバイイングは出来ないんです。
でもたまに「あれ?春夏だっけ」ということもあるのですが・・・(笑)
内覧会続きで秋冬の頭でしたが、切り替えて行ってきます。
まずは出張の準備。
何着て行こうかな・・・
何着て行こうかな・・・
新調したこのスーツは持っていこうと思います。
グリーンの色がとても綺麗。
かなり気に入っています。
かなり気に入っています。
スーツの可能性
最近お客様とお話しすると「スーツは仕事で着なくなったので必要ないんだよね」という声をよく聞きます。
確かにコロナ前から春夏はクールビズもあって、ゴールデンウイーク以降はスーツを着なくていいという会社がとても多くなっていました。
コロナ禍以降はリモートが普通になって、更にスーツは必要ないという人が増えました。
確かに、いわゆるビジネススーツは会社に着ていく必要がないというのが世間一般の流れではあるようですが、スーツと言ってもビジネススーツだけでなく色々なテイストのスーツがあるので、着方によって色々な可能性があると思っています。
今日はそんなスーツの着こなしの可能性についてお話ししたいと思います。
昨年オーダーしたコットンスーツ。
5年くらい前にBRILLAで展開していた襟の傾斜が強いナポリタイプのモデルでオーダーしました。
生地は英国のBRISBANE MOSSの少しオリーブがかったベージュのコットンツイル。
ダブルステッチのきいたゴリゴリのナポリテイストです(笑)。
合わせたシャツは昨年BEAMSのFENICAで展開していたGITMAN VINTAGEのマドラスチェックのBD。
普通に考えればナポリテイストのスーツにアメリカ製のマドラスBDは合わないと思われる方も多いと思いますが、色柄のテイストだけ注意すれば意外と違和感なくまとまります。
足元はブラウンスエードのビットローファーです。
ちなみに、別の日は20年くらい前に購入したBEAMS FのマルチストライプのBDシャツを合わせていました。
7年前に購入したDE PETRILLOのオリーブグリーンのコットンスーツ。
BRILLAのオリジナルのリネンのプルオーバーシャツと合わせています。
抹茶っぽいグリーンのリネンシャツを合わせてグラデーションでコーディネートしました。
足元はオリーブグリーンのキャンバスとブラウンカーフのコンビのタッセル。
ちなみに、シャツは一昨年購入したもの。
今シーズンも同じモデルを展開していますが、残念ながらこの色は展開していません。
カジュアルなコーディネートの時はタックアウトして着ますが、こんな感じでジャケットやスーツに合わせてインして着ることもあります。
5年前にナポリのDALCUOREでスミズーラしたストライプスーツ。
生地は英国のFOX BROTHERSのAIRというフレスコの生地です。
普通に考えればタイドアップする雰囲気のスーツですが、シャンブレーのウェスタンシャツでドレスダウンしました。
ウェスタンシャツのドットボタンが良いアクセントになっています。
生地がフレスコというザックリとしたメッシュ状の生地というのもドレスダウンしやすいポイントです。
ナポリのサルトリアのスーツであってもドレスダウンして着ることができるという一例です。
足元はブラックカーフのタッセルです。
5年前にオーダーしたシングルピークドラペルのスーツ。
当時BRILLAで展開していたモデルです。
生地はBARBERIS CANONICOのウールのシャンブレーの生地です。
ソラーロのような光沢のある生地です。
ピークドラペルなので当時は必ずタイドアップして着ていました。
ここ数年着ていなかったのですが、先日ちょっとひらめいて、数年前にスミズーラでオーダーしたMARIA SANTANGELOのワインレッドのストライプシャツと合わせてみました。
意外といい雰囲気にまとまりました。
ちなみに、同じシャツを違うスーツで合わせたコーディネートがこちら。
3年前にスミズーラしたSTILE LATINOのソラーロのスーツ。
これも3年前にオーダーしたTITO ALLEGRETTOのダブルのコットンスーツ。
ドレスシャツとしてオーダーしたものですが、ストライプが太くて存在感があるので、ノータイで着ても良い雰囲気になります。
このようなドレスっぽいシャツを合わせる場合は、”昔のセンツァ クラバッタのように、ただネクタイを外しましたというような見え方にならないことが大事” です。
ちなみに、今シーズン同じMARIA SANTANGEROで似たシャツを展開しています。
ベージュやブラウン系のスーツにはタイドアップしてもノータイで合わせてもよく合います。
個人的にもおススメのシャツです。
4年前にオーダーしたDE PETRILOのダブルのストライプスーツ。
生地はBARBERIS CANONICOの4プライです。
ウェイトが400gあるゴリゴリの生地ですが、ドライタッチでメッシュ状になっていて風通しがいいのでこの時期でもよく着ています。
合わせているのはBEAMS Fのオリジナルのイタリア製ニットポロ。
かなりクラシックな雰囲気のスーツなので、普通に考えればタイドアップしかないと思う人がほとんどだと思います。
ですが、4プライでざっくりとした生地感なので、ニットポロを合わせても自分的には全く違和感がありせん。
足元はブラックスエードのベルジャンシューズです。
5年前にDALCUOREでスミズーラしたコットン/リネンのスーツ。
生地はHOLLAND& SHERRYのバンチから選びました。
仕上がって来たら思ったよりかなり鮮やかで派手なブルーでした(笑)。
合わせているのは10年以上前に購入したDRUMOHRの長袖のカノコのプルオーバーBD。
今は展開していないのですが、このカノコのプルオーバーBDが大好きで、色が褪せると染め直しをしてずっと着ています。
コットンスーツにプルオーバーのBDというコーディネートは、ポロシャツを合わせるのとはちょっと違うニュアンスになるので個人的には好きなコーディネートです。
ここ数年の自分のインスタグラムの画像から春夏のスーツのノータイコーディネートをピックアップしてお見せしました。
私のインスタのフォロワーの方はお分かりだと思いますが、どのスーツもタイドアップした画像があるので、同じスーツでドレスアップもドレスダウンもしています。
コットンやリネンのようなスポーティーなスーツはノータイのドレスダウンは難しくないですが、ウールのスーツはなかなか難易度が高いと感じる方も多いのではないでしょうか。
ウールのスーツをドレスダウンするポイントは生地の素材感です。
上のコーディネートでもザックリと織られたフレスコや綾織のソラーロ、表面のタッチがしっかりとしたシャンブレーなど、素材感がしっかり感じられる生地です。
一方、表面が滑らかでタッチも柔らかく、光沢があるような生地のスーツはドレスダウンには向かないので、きちっとタイドアップして着た方が良いと思います。
上のコーディネートで合わせているアイテムも、スーツをドレスダウンする用に揃えたものではなく、何年も前から着ているモノを色々組み合わせてコーディネートしているだけです。
なので、スーツの着こなしのバリエーションの幅を広げるという意味においては、とても費用対効果が高いコーディネートだと思います。
クラシックなスーツが好きな方でタイドアップしかしたことがないという方や、スーツはタイドアップするものと思われている方も、こんなコーディネートもあるので是非トライして頂ければと思います。
洋服屋だとスカーフ巻いたりシャツの下にTシャツ着たり、どうしてもやりすぎな感じになってしまいますが、自分のようにシンプルにコーディネートしていただければ、それほど難しいことはないと思います。
ファッション業界でも意外とこういうスタイルの人少ないんです。
あっ、一人いました。
大先輩の鴨志田さん。
鴨志田さんのこういうさりげないシンプルなドレスダウンは好きですね。
でも、こういうのはあんまり好きじゃないな・・・
ファッショニスタは人と違う格好をしなければならないのが宿命かな・・・
先輩、生意気言ってすみません。
怒らないでくださいね(笑)。