ELEMENTS OF STYLE -9ページ目

BEAMS 高松

 

先日の熊本に続き、先週は高松に行ってきました。

 

 

 

 

BEAMS高松店の35周年のサンクスデイでトークショーを行うため、小林と無藤のBRILLAチームと高松店に行きました。

 

 

 

 

高松店に到着後16:00からのトークショーに備えてまずは腹ごしらえ。

 

 

 

高松ですからうどんを食べなければ始まりません。

 

高松店の近くの有名店 ”うどん棒” で人気の冷天うどんを頂きました。

 

小林は甲殻類アレルギーなので海老天は食べられず、冷かけにとり天とコロッケを付けたのですが物足りなかったらしく、翌日も同じ店に行ってリベンジしていました(笑)。

 

自分が初めて高松店に行ったのは30年ほど前ですが、その時もうどん棒だったような覚えがあります。

 

 

 

 

 

トークショーは大盛況。
 

 

50席用意していましたが、開始時間には立ち見のお客様もいらっしゃったので、急遽店中の椅子をかき集めて席を作りました。

 

 

 

 

冒頭に社長の設楽からお客様へご挨拶。

 

 

無藤と小林が神妙な表情で固まっています・・・(笑)。

 

今回も熊本店に続き設楽が高松に駆けつけました。

本当にこんな会社なかなかないです。

 

 

 

スタートは3人のコーディネート紹介。

 

 

 

小林はスーツにタイドアップ、無籐はジャケットにデニムと予想していたのですが、見事に予想通りでした(笑)。

 

自分はその中間をとってスーツにノータイのスタイル。

 

割りといつも空気読んでいます(笑)。

 

 

 

 

 

ここで突然ドンムットーネの辛口コーディネートチェック。

 

 

高松店の氏家さんが無藤に突っ込まれてタジタジ(笑)。

 

氏家さん、無茶ぶりに対応していただきありがとうございました。

高松店のお客様も喜んでいただけたと思います。

 

 

 

 

今回のテーマは、これからの季節に役立つアイテムとコーディネート。

 

 

 

小林と無藤がピックアップしたアイテムとコーディネートをそれぞれ二人が解説しました。

 

 

 

 

私のパートは2023秋冬のおススメアイテムのご紹介。

 

 

トークショーにお越しいただいたお客様だけに、まだ誰も知らない秋冬のおススメアイテムを数点ご紹介しました。

 

STILE LATINOとGABOのジャケットとFILIPPO DE LAWRENTISのニット。

どれも私のおススメ。

トークショーにお越しいただいたお客様だけの先出情報なので、ここではまだお見せできません(笑)。

 

 

 

 

終盤はお客様の質問コーナー。

 

 

いつもなかなか質問が出ないのですが、今回は数名のお客様から質問があり、最後まで盛り上がって本当に良かったです。

 

 

 

 

 

非公式のノベルティーはアップデートされたドンムットーネのバッチと新しく作った順平バッチ。

 

 

小林は大岡越前? 無藤はジュリーバージョンにアップデートです。

 

 

 

 

 

初めてのトークショーで緊張気味だった無藤は、無事に終えてやっとリラックス。

 

 

顔がかなり緩んでいます(笑)。

高松店の中尾さんのコーディネートがなかなか良かったので、ハッピで隠れてお見せできないのが残念。

 

 

 

 

 

サンクスパーティーの恒例となったショッピングバッグのフォトブース。

 

 

設楽と高松店の幹部との3ショット。

 

私も小林も無藤もたくさんのお客様と記念撮影させていただきました。

 

 

 

 

 

打ち上げは高松店の近くのレストランバー。

 

 

 

乾杯の音頭はいつも無藤。

禁酒中なのでジンジャエールで乾杯(笑)。

 

 

設楽も合流して大盛り上がりでした。

 

 

 

 

二次会は有志でカラオケ。

 

 

 

 

無藤は酒が入っていなくてもキレがある事が分かりました(笑)。

 

私は不参加でホテルへ・・・

ここでは空気読めませんでした(苦笑)。

申し訳ありません。

 

 

 

 

 

熊本店に続き高松店のサンクスデイも大盛況でした。

 

トークショーも近県の高知や徳島、岡山、淡路島など、高松以外からもたくさんご来店いただきました。

本当にありがとうございました。

開催店舗は未定ですが、来シーズンもサンクスデイを行う予定です。


私サンクスデイ皆勤を目指していますので、行くなと言われなければどこへでも行きます(笑)。

 

コロナ前から開催しているサンクスパーティーも未開催の店舗は岡山だけなので、次シーズンは岡山からでしょうか。

これからもお客様に喜んでいただける企画を考えて皆さまの街に伺いたいと思います。

お会いできる日を楽しみにしています。

 





 

 

 

久しぶりにTAGLIATOREのジャケットを購入しました。

 

 

 

ダークマドラス風のウールのシアサッカー。

 

なかなか珍しい素材感です。

 

 

 

 

モデルは一番軽い仕立てのDAKAR。

 

 

袖裏がない仕様なので、これからのシーズン重宝します。

 

 

 

 

袖ボタンは3つにしました。

 

 

理由は、かなりカジュアルな雰囲気のジャケットなので4つボタンだとちょっと大げさに感じるからです。

 

 

 

 

ほぼ副資材が入っていない軽い一枚仕立てなのに、肩のラインがとても綺麗なのがこのモデルの特徴。

 

 

「TAGLIATOREってマシンメイドでしょ」と一言で片付けてしまう人もいますが、そう言うことだけで語れない部分もあるんです。

 

サルトリアもマシンメイドも両方着る自分が言うのが一番説得力があるのかもしれません。

 

細かいことは抜きにして、このジャケットなかなかいいですよ。

オススメです。

 

 

 

 

 

最近の買い物


最近入荷した来たものや他社製品で欲しいものが見つかり、ちょこちょこ買い物をしています。

 

今日は最近購入したものをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

R.C.Aのミリタリー スニーカー

 

 

 
ブランドネームはライニングのかかと部分に小さくプリントされているだけなので、ほぼノーネームのスニーカーです。
 
 
 
 
ですが、ウンチクは満載です。

 

 

 
1970年代~1980年代にかけてアメリカ軍が使用していたトレーニングシューズをベースに製作されたミリタリースニーカーです。

ミリタリースニーカーと言えば、ジャーマントレーナーが有名ですが、それのアメリカ版という感じでしょうか。
 
アッパーは12オンスのコットンキャンバス、シューレースはコットン100%の8㎜幅、ライニング部分のサイドの当て布、ステッチ(通称カモメ)、ベロの長さ、踵のテープ、ハトメの色、左右対称のトゥバンパー、フォクシングテープの縦模様など忠実に再現し。ソールは当時と同じバルカナイズ製法(加硫製法)で、インソールはクッション性の高いものを使用し快適な履き心地になるようにアップデートされています。
 
ソールはヴィンテージスニーカーに詳しい人が見れば、”あれか!”と思わず唸ってしまうソールのデザイン。
 
とにかくコテコテにこだわったスニーカーなんです。
 
休日のスタイルはほとんどインスタにアップしませんが、実は休日に一番履くスニーカーがコンバースのオールスターのローカットなので、このミリタリースニーカーはかなり刺さりました。

ということで、先日入荷したので即買いしました。
 
ノーマークの方も多いと思いますので、ご興味のある方は是非最寄りの店舗でチェックしていただければと思います。
 
 

 

 

 

BLU BREのリネン/コットンのニットT

 

 

 
先日のYouTube LIVEでも紹介したBEAMS別注のニットTです。
 
 
もともと店舗から真夏に着ても快適なリネンのTシャツを展開して欲しいという声があがり、初めはインポートブランドで探したのですが、リネン特有のフシと表面の光沢感があり、ちょっとシニアっぽくて見えるものしかありませんでした。
 
そこで日本工場でこだわって作った方が良いものが出来ると思い、糸から探して別注したのがこのニットTなのです。
 
 
 
 
リネンの質感を損なわないようにコットンをブレンドしたことによって、光沢感をおさえてフシが目立たないフラットな編地に仕上げました。

 

 
ポケットの大きさや位置なども何度も修正して絶妙なバランスになっています。
 
フィッティングもユルすぎずタイトすぎない絶妙なバランスなので、オトナの方に是非着ていただきたいニットTです。
 
今シーズンは綺麗な色の流れが来ているので、このニットTも6色展開ですが、自分にとって基本色のネイビーをまず購入しました。
 
ありそうで無かった、真夏でも快適に着られる大人のニットTです。
 
ご興味のある方は是非お試しください。
 

 

 

 

 

昨年大好評だったBLU BREのスキッパー

 

自分もネイビーと生成りとターコイズの3色買いしました。

 

 

昨年の11月にシンガポールに行った時も着ていましたが、昨年の夏は本当によく着ていました。

 

 

 

BEAMSでは今シーズン新色の展開はなかったのですが、先日青山のVANDORIさんに行ったら綺麗なグリーンを展開していたので思わず買ってしまいました。

 

 

 
すごく綺麗なグリーンです。

最近グリーンがちょっとマイブームなので、このグリーンはかなり刺さる色なんです。
 
と言いますか、このモデルはBEAMSの別注だったはずなのですが・・・

まあいいですか(笑)。
 
 
 
 
あるブランドでグリーンのコットンスーツをオーダーしているので、それに合わせてもいいかなと思っています。
 
真夏に一枚で着ても映える色なので、自分にとって買うべき色でした。
 
BEAMSでは展開していない色なので、ご興味がある方はVANDORIさんのWEBサイトか青山のお店でチェックしてみてください。
 
 
 
 
このブラウンもいいですね。

 
これ買ったら5色買いになります・・・

 
 
 
 
ずっと探していたヘルメットバッグ。

 

本チャンのミリタリーものは苦手なので、オトナが持てるヘルメットバッグをもう何年も探していました。

 

ネットで探してもなかなか見つからないので半分諦めていたのですが、先日COLONY CLOTHINGとミーティングをしていた時に元BEAMSの高田くんが持っているヘルメットバッグが目に留まりました。

 

そのバッグがコレです。

 

 

 

なんとACATEのヘルメットバッグです。

 

 

 

 

高田くんがディレクターを務めるWEBサイト WEARLNESSがACATEとコラボして作ったACATE初のMADE IN JAPANのバッグです。

 

 

相変わらずキマッてますね(笑)。

 

 

 

生地は日本が誇るKOMATSU MATEREの"KONBU”ナイロンを使用しています。
 

帆布のような見た目からは想像できないドライ感、締まり感が昆布のようだということでこの名前がついています。

 

 
一見するとカジュアルな「帆布」のように見えますが、ナイロン 100% の見た目からは想像できない軽さが特徴です。
 
引き裂き強度にも秀でいるハイスペックな素材なので、自分のように気を使わずガンガン日常使いする人にとっては最適な素材です。

 

 

 

 

自分がバッグのディティールで重視する、携帯やパスをすぐに取り出せる内ポケットもちゃんと付いています。

 

 

 
外ポケットはマグネットのスナップボタンで開閉がとてもスムーズ。
 
細かいところですが、こういう使い勝手はとても重要なんです。
 
レザー部分はACATEのレザークオリティーなので、とても柔らかく手になじむレザーを使っています。
 
 
 
ということで、理想的なヘルメットバッグがやっと見つかったので、先日WEARLNESSのWEBサイトで購入しました。
 
自分のようにリアルミリタリーは苦手だけど、ミリタリーの雰囲気は好きだという方には是非お勧めしたいバッグです。
 
 
 
 
 
こんな感じで自社だけでなく他社でも色々買い物しました。
 
我ながら手持ちのアイテムと合わせて使えるものばかり。
 
手前味噌ですが買い物上手なんです(笑)。

ジャケットやスーツもオーダー含めて色々購入したので今度ご紹介します。

これからは真夏に向けての買い物が多くなりますが、欲しいモノばかり・・・
 
あまり無理せず自分のワードローブを見極めながら計画的に買い物しようと思います。
 
 
 
 

 

熊本から六本木

 

先週末は熊本に行ってきました。

 

 
BEAMS熊本店で行われたTHANKS DAYでお客様のご案内と閉店後にインスタライブを行いました。

今回は私と王子(西口)の二人で行ってきました。
 
 
 

熊本店に着くと何故かドンムット―ネのバッジが・・・

 

 
仙台店のサンクスデイの時に作ったものですが、誰が持ってきたのでしょうか。
 
熊本店のスタッフが皆着けていたので、無籐を知らないお客様からはBEAMSの創業者では?と噂になっていました(笑)。
 
 
 
 
14:00から18:00までは熊本店の顧客様のご案内。
 

 

沢山の顧客様にご来店いただき、私も王子(西口)も大忙しでした。

 

 

 

 

閉店後インスタライブに向けて打ち合わせ。

 

 

 

インスタライブと言えども行き当たりばったりではなく、いつも事前の打ち合わせは怠りません。

 

 

 

 

ライブのスタートは大好評だったフォトブースから。

 

 

このブースで私も2日間お客様と何枚も写真を撮りました。

 

熊本店の藤本さんも王子(西口)もいい笑顔です。

 

 

 

 

前回のライブではかなり緊張していた藤本さんも、今回は2回目なのでちょっとリラックスしている感じでした。

 

 

 

実は一週間前から寝つきが悪かったようで、今回もかなり緊張していたようです(笑)。

 

 

 

 

自分は熊本でのインスタライブは2回目なので、今回は王子(西口)への質問を多くしてたっぷり語ってもらいました。

 

 
王子と藤本さん(ジョージ)のカラミも良かったです。
 
二人は同い年です。
 
 
 
 
私はいつもの感じで(笑)。

 

 
マニアックな話に振れると長くなるので、今回は抑え気味に(笑)。
 
 
 
 
あっという間の70分でした。
 
ご視聴ありがとうございました。
 
 

ライブのアーカイブをアップしましたので、見逃された方は是非ご視聴ください。

 
 
 
 
終了後近くの居酒屋で打ち上げをして24:00過ぎに解散。
 
熊本のお客様に喜んでいただき充実した一日でした。

 
 
 
私は翌日もお昼からお客様のご案内。

 

 

二日連続でご来店いただいたお客様もいらっしゃり、コーディネートのアドバイスや普段疑問に思っていることなど、色々お話しさせていただき、とても有意義な一日でした。

 

 

二日間のサンクスデイも大盛況に終わり、閉店後熊本店のスタッフとお疲れ様会。

 

 
この日の為に社長の設楽と副社長の遠藤、前日は常務の設楽も駆けつけました。

 

 

 

 

地方店舗のイベントに社長、副社長、常務、取締役が駆け付ける洋服屋は他にはないと思います。

 

 
それがお店を大事にするBEAMS魂なのです。
 
 
 
 
ご来店いただいた皆様、ライブをご視聴いただいた熊本の皆様。
 
ありがとうございました。
 
とても楽しく有意義な二日間でした。
 
またお会いできる日を楽しみにしています。
 
 
 
 
次は5月13日(土)14日(日)に高松店に行きます。
 
今回は私とBRILLAチーム(小林、無籐)の3人で行きます。
 
詳細は後日お知らせします。

高松の皆様、高松店でお会いしましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これまでは3階がメンズとウィメンズのドレス、2階がメンズとウィメンズのカジュアルというフロワー構成でしたが、今回のリニューアルで3階は全てメンズ、2階はウィメンズというわかりやすいフロワー構成になりました。
 
 
 
 
 
3階のエントランスから入ると、今まで壁のように立っていた什器がなくなり、広々として見やすいフロワーになりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
かなり広いスペースでゆったりと商品をご覧いただけます。
 
 
 
 
奥のウィメンズだったフロワーはメンズドレスのコーナーになりました。
 
 
 
 
 
 
 
手前味噌ですが、一般的にドレスクロージングが売れないと言われているご時勢に、こんな広いスペースでドレスアイテムをしっかり揃えている店は他にはないのでは・・・

コロナ禍でもしっかりドレスアイテムを展開してきたからこそ、今このような事が出来るのだと思います。
 
軸をブラさないことが本当に大事なんです。
 
 
 
 
オーダールームも広いスペースをとりました。
 
 
オーダーだけでなく、個室でゆっくりお買いものをしたいというお客様にも是非お使いいただければと思います。
 
 
 
 
2階のウィメンズも広くゆったりとして見やすいフロワーになりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これまで2階と3階に分かれていたウィメンズがワンフロワーになり、女性のお客様が入りやすく見やすいお店になりました。
 
メンズよりもさらに大きく変わったウィメンズフロワーも是非ご覧いただければと思います。
 
 
 
 
 
新しくなったBEAMS 六本木ヒルズ店、皆様のご来店をお待ちしております。

https://www.beams.co.jp/news/3524/

 

 

 

 

 

 
 
日本の機屋で生地を別注し、日本の熟練の職人が一本一本手縫いで仕立てたセッテピエゲのネイビータイを作りました。
 
 
イタリア製を越える出来栄えです。

大量生産が出来ない為、初回は20本限定です。

B印マーケットマーケットでの販売になりますので、こちらをご覧ください。

https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten-post/7379/?fbclid=IwAR2c-wLMn3orh_8zyQYYWDPdefEU-A5YXwFbPJygmUuzkCtl5hlouPNnyIs

 

 
 
 
 
昨年11月にシンガポールで収録したCOLONY CLOTHINGの動画です。

 

 

 

是非ご視聴ください。
 
 

 

 
 
雑誌 ”経済界”とタイアップしたYoutubeで、世界で通用する経営者のタイムレスな服装術についてお話しています。

題名とは異なりかなり真面目なお話ですが、是非ご視聴ください。

ミリタリージャケット

 

昨年このブログで紹介した REMI RELIEFのコットン/リネンのミリタリージャケット

 

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かなり重宝して、昨年は梅雨明けまでヘビロテで着ていました。

 

今年も出番が多くなりそうですが、リネンが40%なので、この時期だと夜になるとまだ肌寒くて、ちょっと早い感じなんです。

 

 なので、この時期に丁度いい羽織りモノを探していました。

 

 いま持っているものも考えて、色々試着もしてみて購入したのがコレです。

 

 

 

 

 

REMI RELIEFのコットン ミリタリー ジャケット

 

 

 

まさかの同モデル生地違いです(笑)。

 

リネン/コットンの色がインディゴなので、オリーブグリーンにしようかなとも思ったのですが、自分が持っている服との相性を考えるとネイビーかなと思い、結局ネイビーになりました。

 

生地がコットンなので秋も着ることを考えれば、ブルー系が2色になっても着る時期を分ければいいかなという結論のが自分なりの結論でした。

 

 

 


サイズ選びは迷いました。

 

生地の縮率が違うのか、コットン/リネンに比べると少し小さめです。

 

何度か試着して、今回はワンサイズ上げてSサイズを選びました。

 

 

 

 

実は同じモデルのアメリカ製のジャケットを持っています。

 

 

以前MEN'S EX Onlineの連載 ”中村アーカイブ” でも紹介した、90年代中頃に購入したアメリカ製のBDUジャケットです。

 

いわゆる本物と同じパターンで作られた民生品のレプリカなので、袖はかなり太くて短く、身幅が大きく、襟ぐりがかなり下がった感じの本チャン仕様です。

 

当時買ってはみたものの、自分が着るとものすごく野暮ったく、あか抜けない感じだったので、2年くらい着てその後は屋根裏に眠っていました。

 

数年前に今なら着れるかなと思い、引っ張り出して着てみましたが、やはりダメでした...(苦笑)。

 

昔と変わらず、ものすごく野暮ったく、あか抜けない感じに見えて、やっぱり自分は本チャンミリタリーは無理だなと再認識しました。

 

そういう意味でも、このREMI  RELIEFのミリタリージャケットはサイズバランスが本当に良くできているので、私のようにリアルミリタリーが似合わない人や苦手な人におススメしたい一品です。

 

 

 

 

昨今の古着ブームで本物志向の人も増えているので、日本のブランドが作ったミリタリーなんか邪道という人もいると思いますが、自分はそういう考えはなく、むしろリアルなものよりも現代的にアップデートされたものの方が似合う人が多いのではないかと思っています。

 

実際に自分がお会いしてお話ししたお客様の中にも、ミリタリーテイストは好きだけど古着は苦手という方がたくさんいらっしゃいます。


そういう方たちにおススメできるものを紹介するというのも、自分の役割だと思っています。

 

何かのSNSで洋服がダサい人の特徴みたいなことが書いてあって、その中に ”古着を着ないと言うやつ” という項目がありました。

「それ俺のことか」って、思わず自分で突っ込みました(笑)。

まあ、ダサくて結構ですよって感じです(笑)。

 

広い世界で見れば、古着を着なくてもオシャレな人はたくさんいますから。

 

 

 

REMI RELIEFと言えば、昨年BEAMS PLUSのバイヤーに真夏に着られるリネン/コットンのウェスタンシャツを別注でできないかと言ったのですが、その後リアクションが全くなく…(苦笑)

 

もうシカとされるのも慣れました(笑)。


こうなったら自分の個人商店でやろうかな...


REMI RELIEFさん、私の別注企画お願いできますか?

 

 

 

 

 

 

 

 



 

70年代後半のアメトラ

 

MEN'S CLUB 1978年 12月増刊号。

 

 

トラッド ルック特集号 AMERICAN TRADITIONAL。

 

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自分が高校一年生の時に発行された本です。

 

 

メンズクラブを読み始めたのは中学一年生(1975年)からで、毎月購読していたので、この号も当然持っていました。

 

 

記憶力が良いので表紙を覚えていて、中の内容も見たらすぐに思い出します。

 

 

その記憶力を学問に活かせればもっと優秀な頭脳になっていたかもしれませんが、興味があることと無いことに対しての記憶力の差がかなりあります(苦笑)。

 

 

まあ、昭和から平成の洋服屋にとっては、それで良かったのかもしれませんね。

 

 

今回はこの号の内容に触れながら、当時(70年代後半)のアメリカン トラディショナルの流れについて触れたいと思います。

 

 

 

 

 

 

当時注目されていたニューヨーク デザイナーズ。

 

 

このブログでも度々触れてきましたが、当時注目されていたのがニューヨークを拠点としていたトラディショナル派のデザイナー達でした。

 

 

 

 

 

JEFFREY BANKS(ジェフリー バンクス)

 

 

 
ジェフリー バンクスはラルフ ローレンとカルバン クラインという、当時最も勢いのあった両デザイナーのアシスタントを務めたことでも有名です。
 
 
1977年頃に自身のブランドを立ち上げ、ポール スチュアート、ニーマン マーカス、サックス フィフス アヴェニューなどの高級店で扱われていました。
 
 
当時のジェフリー バンクスを知らない人でも、プレッピーに興味のある人であれば、この本のことは知っている人も多いのではないでしょうか。
 
 
2011年に発刊された ”PREPPY CULTIVATING IVY STYLE” 
 
 
アメリカのプレッピースタイルのルーツ、成長、そして派生について紹介している書籍です。
 
 
この書籍の著者がジェフリー バンクスです。
 
 
 
 

 

ALEXANDER JULIAN(アレクサンダー ジュリアン)

 

 

 

アレキサンダー ジュリアンと言えば、我々世代は ”色の魔術師” というフレーズがすぐに思い浮かびます。

 

 

上の画像でもかなり色を使ったツイードのジャケットを着ていますが、アレキサンダー ジュリアンと言えば、こんなカラフルな色づかいのテキスタイルと色合わせが特徴です。

 

 

最近はどんな活動をしているのかわからなかったのですが、数年前にBEAMS Fにリサーチに来られていました。

 

 

どこかで見たことがある外人さんだなと思ったら、ご本人でした。

 

 

2015年に息子のヒューストン氏と休止していたブランドを再開し、現在もデザイナーとして活躍しているようです。

 

 

 

 

 

 

SALVATORE CESARANI(サルバトーレ セザラニ)

 

 

 
ラルフ ローレンの片腕として、デザインは素人だったラルフ ローレンのイメージを実際に形にしていたのがセザラニと言われています。


映画 ”華麗なるギャツビー”の衣装を実際に手掛けたのも、ラルフ ローレンに在籍中だったセザラニであることはファッション業界では有名な話です。
 
 
そして、1980年のレイクプラシッド オリンピックの公式ユニフォームを手掛けたことでも有名です。
 
 
自分にとって3人の中ではセザラニが一番馴染みがあります。
 
 
理由は友人が80年代中頃ニューヨークに留学していて、当時セザラニのオフィスでアルバイトをしていたので、彼の話は友人を通してよく聞いていました。
 
 
なので、会ったことはないですが、勝手に親近感を感じています(笑)。
 
 
現在はニューヨークでニットのコレクションを展開しているそうです。
 
 
 
 
 
 
当時ラルフローレンはすでに別格で、それに続くクラシック系のデザイナーが彼らでした。
 
 
ショップだとPOUL STUARTも同じジャンルになるのかなと思います。
 
 
そして、80年代に入るとALAN FLUSSERがこれに加わるという感じです。
 
 
 
 
 
何故そのような流れになったかは、こちらで解説していますので是非ご一読ください。
 
ちなみに、当時アメリカで大きな流れになっていたと言われているニューヨーク デザイナーズですが、実際は同時期に大流行していたアルマーニを中心としたイタリアン デザイナーズの勢いにかなりおされていたと言われています。
 
 
それについては、自分のバイイングの経験の中でも色々なエピソードがあるので、また別の機会にお話ししたいと思います。
 
 
 
 
 

PREPPIEの語源でもある、PREPARATORY SCHOOL(プレパラトリースクール)の名門 フィリップ アカデミー アンドーバーの入学式のスナップ特集もあります。

 

 

 

 

 

 

今ではネットで気軽に見れるスナップも当時はとても貴重なものでした。

 

 

アイビーリーグの予科のような役割を果たしていたスクールだけあって、親は皆アイビーをベースとしたアメリカントラディショナル スタイルです。



70年代後半ということもあり、ジャケットの襟幅も広く、パンツも裾幅が広いものが多く見受けられます。

 

 

私はよく時代性という話をしますが、こうやって見るとアイビーやアメリカントラディショナルスタイルも確実に時代によって変化しているのが分かると思います。

 

 

 

 

 

もうひとつ興味深いのが、ハーバード大学があるケンブリッジにあったプレッピー御用達のショップ ”THE PREP SHOP” の紹介記事。

 

 

 
 
 
ボストンの郊外、マサチューセッツ州やニューイングランド地方にはプレップスクールが多く、そこに通う生徒たちを対象に衣料品を販売している店ということ。
 
 
こういった店(プレップスクールに通う子供たちの専門店)が意外と少なかったらしく、アメリカ全土から注文が着ていたらしいです。
 
 
扱っているものは、ブレザー、ツイードやフランネルのスーツやジャケット、レジメンタルタイ、タッセル スリッポン、ラコステのポロ、トップサイダー、ダウンジャケットにマウンテンパーカ等々・・・
 
 
まさにプレッピーですね。
 
 
自分も高校生の頃にこんな店に行ってみたかったという感じです。
 
 
 
 
 
 
BRAND STORYのページでは、BOSTONIANの靴が紹介されています。
 
 
 
 
 
グローブレザーのスリッポン、当時日本でも大流行していたサドルシューズ、アイビーの定番で ”おかめ靴” とも言われていた外羽根のフルブローグ。


日本でALDENなどまだ知られていなかった時代、BOSTONIAN、NETTLTONE、JOHNSTON&MURPHY、FLORSHEIM、COLE HAAN、SEBAGO、BASSなど、田舎の少年だった私にとっては、どれも憧れのブランドでした。
 
 
今でも私がセバゴのデッキシューズやビーフロールローファー、BASSのグローブレザーのローファーを好んで履いているのは、この当時のイメージが強く残っているからなのです。

 
 
 
 
 
バッグはTRAFALGAR。
 
 
 
自分にとってアメリカのバッグと言えばトラファルガーなんです。
 
 
洋服屋になってからは、このようなバッグの本流が英国にある事を知りますが、この頃はキャンバスとレザーのコンビのバッグと言えばトラファルガーでした。


そして、リボンベルトもトラファルガーでした。
 
 
自分もワインレッドにネイビーのストライプのものを持っています。
 
 
この当時のものなので、当然サイズが合わなくて今は使うことはできませんが、資料として残してあります。
 
 
バイヤーになってからは、このトラファルガーのリボンベルトをオマージュして、英国やイタリアのメーカーで何度もリボンベルトを作りました。
 
 
今でも自分の中では、リボンベルトと言えばトラファルガーなのです。
 
 
 
 
 
 
1976年くらいから、メンズクラブでもヘビーデューティーの特集が組まれるようになりました。
 
 
 
 
ヘビーデューティーとアイビーを合体させた ”ヘビアイ” なるものも出てきて、日本でも本格的なアウトドアウェアのブームが起きました。
 
 
これについては、また秋冬シーズンになったら詳しく触れたいと思います。
 
 
 
 
 
 
ちなみに、ファッション業界でちょっとブームになりつつある?レイヤードコーディネートは、この当時のヘビーデューティーの流れと関連性があります。
 
 
 
ネルシャツの下にタートルを着てジャケットを羽織るというコーディネートもまさにそれです。
 
 
これについても秋冬になったら触れたいと思います。
 
 
 
 
 
 
当時スーツは3ピースが正統と言われていました。
 
 
 
ビジネスライクなスーツだけでなく、ツイードやコーデュロイなどのスポーティーなスーツも3ピースが多かった時代です。
 
 
ちなみに、今で言うリクルートスーツは、グレーの3ピースに白のボタンダウン、レジメンタルタイ、黒のウィングチップが最も面接受けするスタイルと言われていました。
 
 
 
 
 
 
この号には、BEAMS Fのオープン告知があります。
 
 
45年前の10月にBEAMS Fはオープンしました。
 
 
西海岸のテイストでスタートしたBEAMSが、ニューヨークデザイナーズやプレッピーなど、東海岸の流れが来たタイミングでBEAMS Fをオープンさせました。
 
 
この7年後の秋に私はBEAMSにアルバイトとして入社することになりますが、田舎の高校生にはBEAMS Fがどんなお店なのか、この時はまだ知る由もありませんでした。
 
 
 
 

 

 

70年代後半頃のアメリカのトラッドについて軽く触れようと思いましたが、書き始めたらどんどん長文になってしまいました(苦笑)。



ブログという書きもので、どれくらい深堀するか書いているうちにわからなくなるんです。

 

 

なので、今回は当時の記憶をたどりながら、皆さんに飽きずに読んでいただけるギリギリの長さで書きました。





 

 

こうやって見ると当時のメンクラは現地取材もたくさんあって、とても濃い内容だったと今見ても改めて思います。

 

 

昨今プレッピーやヘビーデューティー、ブリティッシュアメリカンなど、70年代のアメリカのリバイバルの流れがあるので、メンズクラブでもう一度当時のリアルなスタイルを紹介すれば、若い世代の人たちも興味を持ってくれるのではないかと思います。

 

 

増刊号でもいいので、そういう企画できないかなと勝手に思っています。

 

 

パリの有名セレクトショップでも70年代のメンクラが高い値段で売られているくらいですから、海外でも相当うけると思います。

 

 

当時のアメリカのトラディショナルのリアルな資料と情報を持っているのは、世界中を見回してもメンクラが一番だと思います。

 

 

多分ご本人たちが、その価値をわかっていないのかもしれません。

 

 

MEN'S CLUB Special Issue
”The History of the American Traditional”

 

 

勝手に名前まで考えました。

 

 

皆さん、そういう本見たいと思いませんか?

 

 

 


 

 



MR_BEAMS CHANNEL 更新しました。

 

 

今シーズンのおすすめアイテム ドレス編です。

是非ご視聴ください。

 

 

 

 

 

 

CHANNEL KOTAROで1月の行われたPITTI UOMOについてお話ししています。

 

 

私の視点だけではなく、神藤さんの視点も入れてお話しています。

 

是非ご視聴ください。

 

 

 

最近の買い物

 

国内の展示会もひと段落し、店舗に行って商品を物色する時間も少しできたので、遅ればせながら春夏の買い物を初めました。

 

今日は今月に入って購入したものをご紹介します。

 

 

 

 

 

EAST HARBOUR SURPLUSのストライプのシャツジャケット

 

 

 

 

 

 
もう説明はいらないですね。

 
MR_BEAMS CHANNELB印マーケットで私のおススメとしても紹介しているシャツジャケットです。
 
 
オーバーシャツと書いていますが、このモデルはイタリアのプリズナーシャツ(囚人服)から発想を得て作られたものであるとデザイナーが言っています。


EAST HARBOUR SURPLUSは、その名の通りサープラス色が強いブランドで、これまではラギッドなテイストのコレクションでした。
 
 
そのようなこともあり、なかなかバイイングには至りませんでしたが、今シーズンは綺麗な色のアイテムが増え、特にこのシャツジャケットの色柄が個人的にかなり刺さりました。
 
 
 
バイヤー陣にはあまり刺さらなかったようで、忖度させるのも嫌だったので個人的にオーダーしようと思ったのですが、自分が個人オーダーするくらいなら展開しようということになりオーダーに至りました。


部下たちに無理強いしたわけではありません(笑)。
 
 
ベージュにターコイズブルーのストライプの配色がとにかく綺麗なんです。

 
バイイングしないなら個人買いしようと思うほどのジャケットなので、買わない理由はありません。


ちなみに日本でこれをバイイングしたのはBEAMSだけなので、他のショップでは展開はありません。


既に46以外は完売に近い状況ですが、イタリアに生地が20着分だけ残っていたので追加オーダーをかけました。
 
 
4月上旬入荷予定なので、買い逃した方やノーマークだった方も予約を入れていただけると嬉しいです。
 
 
生地はリネンとコットンの混紡なので、暑くなってもTシャツや半袖ニットと合わせて着ることが出来ます。

 
自分のように綺麗なシャツジャケットが着たい方には、是非着ていただきたいシャツジャケットです。
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 
BEAMS PLUSが毎春夏展開しているリネン/コットンのケーブル編みのセーターです。
 
 
毎シーズン綺麗なカラーバリエーションで展開していて、数年前からいいなと思っていたのですが、着丈が長いのがネックで購入をあきらめていました。
 
 
歴代のディレクターに毎年着丈が長いので修正した方が良いとアドバイスしていたのですが、何故かシカとされ続け・・・(苦笑)。


それでも小言のように言い続けていたら、いつの間にか修正されていました。
 
 
嫌がられても言い続けるものですね(笑)。
 
 
自分のようなリアルアイビー世代には、綺麗な色のケーブルのサマーニットはかなり刺さるんです。
 
 
なんと言っても、このカラーバリエーションですからね。
 
 
この色以外にネイビーとグリーンがあるので全部で10色展開です。
 
 
私が購入した、このサックスにターコイズをミックスしたような色は今シーズンの傾向でもあるので、プレスルームでサンプルを見たときから、この色はおさえようと思っていました。
 
 
イタリア製のニットに比べると値段も安いので、気になっているブルーとグリーンもまとめて3色買いしようと思ったのですが、少し様子を見てからにしようと思いました。
 
 
私の経験上、リネンがらみのニットはコットンに比べると伸びや型崩れが起きることもあるので、一番のお気に入りの色を購入して何回か着て伸びや型崩れを検証してからにしようというのが理由です。
 
 
まあ、もう何年も定番で展開しているニットなので心配は無用だと思いますが、買い物は慎重にするにこしたことはありません。
なかなかいい色です。
 
 
多分買うことになると思います(笑)。
 
 
ちなみに、始めに紹介したシャツジャケットとこのニットをMR_BEAMSの中村ノートのページでコーディネートしています。
 
 
自分がコーディネートしたので、どちらも購入するのは自然な流れなんです。
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 
サックスブルーに少しターコイズブルーを混ぜたような絶妙なトーンのタブカラー。
 
 
Vゾーンに少しだけ変化をつけたくて購入しました。
 

 

コーディネートは、何着も持っている青味のあるネイビー系のスーツに合わせるイメージです。

 

 

 

 

 

 

 

 
こんな感じで合わせると、普通のサックスブルーのシャツを合わせるイメージのまま、少し変化を感じさせるVゾーンになります。
 
 
実は似た色目のシャツを以前GUYROVERで展開していたのですが、買おうと思った時にはマイサイズが完売し買いそびれてしまいました。
 
 
なので、この色のシャツは自分がどうしても欲しくて展開したものなんです。
 
 
ブルー系の無地のシャツは何枚か持って、少しVゾーンに変化をつけたいという方には特におススメです。
 
 
生地はハケメなので、これからの季節には最適です。
 
 
とにかく絶妙な色のトーンを見ていただきたいので、ご興味のある方は最寄りの店舗でチェックしてみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以前このブログやインスタライブでも紹介したCROOTSのブライドルレザーのトートバッグ
 
 
私はネイビーを愛用していますが、ブライドルレザーを使いながら軽量であるこのトートバッグは、カジュアルからジャケット、スーツスタイルまで合わせられるので、非常に使い勝手が良く重宝しています。


これまではネイビーとブラックの2色展開でしたが、以前からブラウンは展開しないのかと言うお問い合わせを多数いただいていたので、今シーズンからダークブラウンをバリエーションに加えました。
 
 
実は、このダークブラウンも個人オーダーしようと思っていたくらいなので、先日入荷して早速購入しました。
 
 
持っているブラウンのトートは重いものばかりだったので、軽量のレザートートはずっと欲しいと思っていました。
 
 
このバッグ、私がインスタライブで紹介して以来、入荷する度に早期に完売するベストセラーのバッグになりました。
 
 
追加する度にオーダー数量は増やしていますが、ダークブラウンは初めての展開なので、気になる方はお早めに店舗でご覧いただければと思います。
 
 
 
 
 
 
 
3月になって購入したのはこの4点。
 
 
購入しようと思っていたモノの中で既に完売しているモノもあるんです…


中には追加オーダーしているモノもあるので予約を入れようと思っています。


これから入ってくるものもあるので、買い物の予算はきちっと組まなければなりません。
 
 
欲しいと思うものを全部買えればいいですが、予算は決まっているのでそういう訳にもいきません。
 
 
自分は洋服屋ですが、買い物の感覚は皆さんと同じだと思います。


自分がこの世界に入った頃は、「洋服屋は借金しても服を買え」みたいな風潮があって、キャンシングしたり永遠に終わらないリボ払いで洋服を買っている業界人達がたくさんいましたが、自分はそういうことをしたことが一度もないんです。
 
 
そういう時代でもないですよね。
 
 
なので、自分がおススメするものも、お自身にとって必要なものかどうか考えてご購入いただけると嬉しいです。
 
 
SNSではびこるインフルエンサー商法に引っかからないためにも、色々な意味でモノを見極めることが大事だと思います。
 
 
最近Instagramで数年前に購入したモノを身に着けていると、「今買えますか」というお問い合わせが結構あります。
 
 
3年以上前に購入したモノが多いので、もちろん今売っているものは殆どありません。
 
 
ビジネス的には全くプラスにはなりませんが、なんかちょっと嬉しいんです。
 
 
自分の買ったものやおススメしたものが間違っていなかったと再認識できて、数年経った今もお客様の共感を得られるというのは、とても嬉しいことなんです。
 
 
中には当時あまり売れなかったものもあるので、その時買ってもらえたらもっと嬉しかったと言うのもありますが・・・(笑)。
 
 
売れるものもあれば売れないものもある。
 
 
その方が健全だと思っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

春夏のおススメのネクタイ

 

世の中ネクタイをしない人が増えているというのに、毎シーズンお問い合わせの多いおススメのネクタイ。

 

 

それだけBEAMSのお客様はドレススタイルがお好きな方が多いのだと思います。

 

 

いつもBEAMSを御贔屓いただき本当にありがとうございます。

 

 

今回は2023春夏のFRANCO BASSIとHOLLIDAY&BROWNの中から、私のおススメのネクタイをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

HOLLIDAY&BROWNのブルーとブラウンのストライプ

 

 

 

 
インディゴ系のブルーとミディアムブラウンのコンビネーションが、とても上品なストライプです。
 
 
 
 
 
少し青みのあるネイビージャケットと合わせました。
 
 
 
 
もちろん普通のネイビージャケットやブレザーとも合いますが、こんな感じの少し青みのあるネイビーのジャケットと合わせるとこなれた感じになります。
 
 
 
 
ブルーとグレーを混ぜたような生地のBRILLAのスーツと合わせてみました。
 
 
 
 
普通のネイビースーツにも勿論合いますが、少し堅い感じになるので、こんな中間色のスーツと合わせると上品な雰囲気になると思います。
 

グレーのスーツの場合はミディアムグレーがよく合うと思います。
 
 
その他では、ベージュやブラウンのスーツと合わせてもいいと思います。
 
 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY&BROWNのブラックとブラウンのストライプ

 

 
 
 
ブラックとブラウンは、最近他のブランドでもよく見かける色合わせです。
 
 
 
 
ブラックベースなので、モノトーンのジャケットとの相性がいいです。
 
 
 

白黒のハウンドトゥースに合わせると、ブラウンと白のストライプがとてもいいアクセントになります。
 
 
 
 
スーツはグレンプレイドと合わせました。
 
 
 
 
柄のはっきりしたグレンプレイドは上のジャケットと同じ雰囲気になるので、敢えて遠目で無地に見えるグレンプレイドと合わせました。
 
 
これもよく合いますね。
 
 
遠目で無地に見えるチェックに合うということは、当然グレーの無地と合わせてもよく合います。
 
 

ベーシックとは少し離れてしまいますが、ブラウンのスーツと合わせてもいいと思います。

 
 
モダンな雰囲気のコーディネートになると思います。


BEAMSのディスプレイだとモノトーンのネクタイにグレーのシャツを合わせたがるケースが多いので、このネクタイもグレーのシャツをあわせるかもしれないですが、私的にはNGなのでシンプルに白のシャツをおススメします。
 
 
シンプルで物足りない場合は襟型で変化をつけることをおススメします。


 

 

 

 

ストライプの柄に変化のあるFRANCO BASSIのストライプ

 

 
 
 
元ネタはビンテージのストライプだと思いますが、色づかいが綺麗なのでビンテージな感じは全くありません。
 
 
”THE FRANCO BASSI” という感じの色づかいですね。
 
 
 
 
 
 
色柄の雰囲気から見るとジャケット向きのストライプですが、今シーズンらしいブルーのリネンスーツに合わせてみました。
 
 
 
 
ウールのベーシックなスーツにはあまり合わないですが、リネンやコットン、デニムなどのスポーティーなスーツに合わせるといい雰囲気になると思います。
 

もちろん、そういった素材のジャケットともよく合うので、ちょっと変化のあるストライプが欲しいという方には特におススメです。


気付いたら似たようなストライプがクローゼットにたくさんあるという方も、このストライプであれば被らないと思います。
 
 
 
 
 

 

ROSS MILANOのウール/リネンのタータンチェック

 

 
 
 
コレクションのバリエーションが少ないブランドですが、何故か毎シーズン必ず刺さる色柄がありバイイングしています。


今シーズンおススメなのが、このウール/リネンのタータンチェック。
 
 
このネクタイは、トラッドぽくネイビーブレザーと合わせるのがいいですね。
 
 
 
 
シャンブレーシャツとも相性がいいので、皆さんがお持ちのアイテムでコーディネートできると思います。
 
 
ブラックウオッチを明るくしたようなブルーとグリーンの色づかいが絶妙です。


自分はブレザー以外もデニムのスーツと合わせようと思っています。


シャツはやはりシャンブレーを選ぶと思います。
 
 
ちょっと変化をつける時は、ウェスタンシャツやワークシャツに合わせるのもいいと思います。
 
 
見た目はかなり麻感がありますが、ウールが70%なので麻のシワが気になる方も心配いりません。


今シーズン展開しているチェックの中で、このチェックが一番おススメです。

 
 
 
 
 
 
ビンテージ調のモチーフが特徴のHOLLIDAY&BROWNのジャカードタイ
 
 
 
 
柄は珍しい感じですが、色づかいは大定番のブルー×ブラウン。
 
 
最初に紹介したストライプもそうですが、この色づかいはある意味イタリアのネクタイの黄金比でもあるのです。
 
 
モチーフに特徴があるので、敢えてオーソドックスなスーツに合わせました。
 
 
 
 
定番のネイビーストライプにもよく合います。
 
 
 
 
ネイビーの無地と合わせる時は、シャツに少し変化をつけてもいいですね。
 
 
 
 
一般的には見慣れない柄だと思うので、仕事柄オーソドックスなスーツしか着られない人がVゾーンに変化をつけたい時に取り入れるにはいいですね。
 

ここ数年ビンテージ調の柄が増えているので、見慣れない柄が多いと思いますが、色づかいも見慣れないと難しいネクタイになるので、選ぶ時に注意していただきたいポイントです。
 
 
 
 
 

 

 

HOLLIDAY&BROWNのリネン/シルクのドットタイ

 

 
 
 
大きめのドットは手で描いたようなプリントが特徴です。
 
 
これもビンテージにありそうな柄です。
 
 
コーディネートを考えた時に、真っ先に浮かんだのがシアサッカーのスーツ。
 
 
 
 
と言うか、オーダーした時からそれがイメージだったので、最初からこのコーディネートでした(笑)。
 
 
素材がシルクであれば、また違うイメージがわいたと思いますが、麻の少しかすれたネイビーはシアサッカーに合わせるには最適なトーンなんです。
 
 
 
 
 
 

 

今シーズンのトレンドでもある、中柄の小紋が特徴のHOLLIDAY&BROWNのプリントタイ

 

 

 

 

 

 
小紋の中に使われている差し色のパープルがとても綺麗な色です。
 
 
ベージュとパープルの色合わせが個人的に刺さりました。
 
 
 
 
先日Instagramにアップした画像です。
 
 
ミディアムグレーのスーツにパープルのストライプのシャツと合わせました。
 
 
 
 
 
MR_BEAMSのVゾーンのページでも使われています。
 
 
こちらはライトグレーのスーツでピンクのシャツと合わせました。
 
 
このネクタイを始めて見た時からシャツはパープルやピンクを合わせようと思っていました。
 
 
ベースカラーが柔らかいトーンなので、ミディアムグレーやライトグレーとの相性がとても良いです。
 
 
ベージュとグレーは相性が良く、ミディアムやライトグレーとパープルやピンクも相性が良いという、自分の経験に基づく色合わせのイメージみたいなものがあるので、ネクタイを見た時にすぐにコーディネートのイメージがわくのです。
 
 
グレー以外ではブラウン系のスーツにもよく合います。
 
 
ネイビースーツには難しいのでご注意ください。
 
 
 
 
 
 
FRANCO BASSIとHOLLIDAY&BROWNの中で、今シーズン私が特におススメしたいのがこの7本。
 

コーディネートはいつも通り、読者の皆さんが持っていると思われるアイテムでシンプルにコーディネートしました。
 
 
なので、”こんなコーディネート普通でしょ” という上級者の方や業界人の方たちに向けたコーディネートではありません。
 
 
逆に、そんな難しいコーディネートでなくては合わせられないようなものはおススメしませんので、ご安心ください。
 
 
 
 
 
 
他のブランドでもおススメのネクタイはありますので、それはまた別の機会に。
 
 
今回おススメしているネクタイの中には既に在庫が少なくなっているものもあります。
 
 
気になるものがありましたら、是非最寄りの店舗でご覧いただければと思います。
 
 
私のおススメのネクタイは、流行りが過ぎてすぐに着けられなくなるようなものはないのでご安心ください。
 
 
行き過ぎず古臭くなく退屈でない。
 
 
ネクタイ選びは、そういう感覚が大事だと思っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
お待たせしました。
 
MR_BEAMS CHANNEL 更新しました。 
 
今シーズン私のおススメのカジュアルアイテムを紹介しています。
少し長めですが、おススメのポイントもしっかり解説していますので、是非ご視聴ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

1985年 パリの若者学

 
1985年 8月に発行されたPOPEYEの ”パリの若者学” という特集号。
 
 
当時のパリの10代の若者たちのライフスタイルを紹介しています。
 
 
このブログでも何度か紹介している1984年に発行されたフレンチアイビーの特集に継ぐ号だったので、自分の記憶の中にもかなり色濃く残っていたのですが、この号自体は家で探しても見つからないので、ずっと探していました。
 
 
先日BEAMSのアーカイブルームのスタッフが八幡山の古本屋で見つけてくれて、38年振りに内容をチェックすることが出来ました。

 

 

巻頭ページはパリのリセ(日本の高等学校)のライフスタイルを紹介したページ。

 

 

当時のPOPEYEは、まだモノクロページがありました。

 

 

 

 
ラコステにチノパンにカーディガン、ソックスはアーガイルと、まさしく当時のフレンチアイビーの典型的なスタイルです。
 
 
ちなみに、カーディガンとパンツは当時パリのレアールにあったセレクトショップISLANDのもの。
 
 
ISLANDのアイテムは80年代 BEAMSでも展開していました。


文中には彼らの好きなブランドが ”KENZO” と書かれています。
 
 

KENZOは当時フレンチアイビーの若者たちの憧れのブランドでした。

 

 
 
 

 

 

 

今やネットで誰でも気軽に見れるストリートスナップも当時は貴重でした。

 

 

SNSが無い時代、パリまで行ってスナップを撮るのは、色々な意味で容易なものではなかったと思います。

 

 
街頭スナップと言うのも昭和っぽくていいですね。

 

 

 

 

 

 

フレンチアイビーと言えばベージュのM65

 

 
このスナップが自分の記憶の中に強烈に残っていました。
 
 
靴はウェストンのゴルフ風のU-TIP。
 
 
オトナ顔負けですね。
 
 
 
 
 
 

チルデンセーターの上にカーディガンと、これもなかなか偏差値が高いですね。

 

 
ポロシャツはおそらく当時パリで流行っていたFRED PERRY
 
 
サングラスはおそらくRay BanのWayFarer。
 
 
当時どちらもパリで流行っていました。
 

 

 

 

 

 

肩掛けニットも当時のパリで流行っていました。

 

 
左の子はレザーに肩掛けですが、ソックスはやはりアーガイル
 
 
アーガイルのソックスはフレンチアイビーの定番でした。
 
 
ラコステのポロに肩掛けニット。


自分も当時よくしていました(笑)。
 
 
 
 
 

 

スエードのベースボールジャケットは当時パリで流行っていましたが、これを見るとメンズだけでなく10代の女性たちの間でも流行っていたようです。

 

 

 

 
スエードのベースボールジャケットは当時BEAMSでも人気で、入社したばかりの頃、GOLDEN BEARのピッグスエードのベースボールジャケットを良く売ったのを今でも覚えています。
 
 
ちなみに、上の子が16歳で下に子が15歳。
 
 
なかなか偏差値高いですね。
 
 
パンツのシルエットも当時のフレンチの雰囲気です。
 
 
 
 
 
 
デニムを穿いてもスニーカーは履かないというのが、当時のフレンチアイビーのスタイルと言うのは10代も同じ。

 

 
レザーのデッキシューズやデザートブーツあたりが最もカジュアルな靴で、カラーのデッキシューズも当時人気でした。
 
 
このあたりは同じく80年代にミラノで流行った ”パ二ナリ” と共通しているところでもあります
 
 
 
 
 
 
 
当時のフレンチアイビーの定番はポロシャツ、カーディガン、チノパン。
 
 
これはオトナもティーンエイジャーも同じでした。

 

 
アーガイルのカーディガンは最近あまり見かけないですが、こうやって見るとフレンチっぽくて今また新鮮です。
 
 
こんなことを書くと、BEAMSの若いスタッフが古着屋でアーガイルのカーディガンを探しまくります(笑)。
 
 
 
 

 

 

 

エンブレムが付いたブレザーも当時のフレンチの雰囲気ですね。

 

 
エンブレム付きのブレザーは、自分的には60年代~70年代のアイビーのイメージですが、当時はフランスのブランドでも結構見かけたので、 ”フランス人もこんなアイビーっぽいブレザーを着るんだ” という印象でした。
 
 
ここ数年日本の若い人たちの間でブレザーが流行っていますが、さすがにエンブレムを付けている人はいないですね。
 
 
誰かチャレンジしてみては・・・
 
 
エンブレムを付ける時は胸ポケットがパッチポケットでなければなりません。
 
 
それだけは覚えておいてくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
他のページではKENZOのメンズについて触れられています。
 

 

 

 
当時高価なメゾン系ブランドは若い層には見向きもされないのに、KENZOだけが唯一支持されていると書かれています。
 
 
KENZOのメンズは当時フレンチアイビーの人たちの憧れのブランドと言われていましたが、ティーンエイジャー達にとっても憧れのブランドだったということですね。
 
 
賢三さん自身のスタイルが、上の画像のようにトラディショナルなスタイルだったのも支持される理由だったのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
そして、フランスで大ベストセラーとなったこの本も紹介されています。
 
 
”BCBG” 当時のフランスの上流階級の人たちのライフスタイルが書かれています。
 
 
フレンチトラッドな人たちの愛読書でもありました。
 
 
日本語版も出ていますので、ご興味のある方は古本屋かネットで探してみてください。
 
 
 
 
 
 
 
こうやって見ると、当時のパリのティーンエイジャーのファッション偏差値はかなり高いですね。
 
 
カジュアルなスタイルでも足元はレザーシューズと言うのが、フレンチアイビーの典型的なスタイルでしたが、10代の子供たちも同じ感覚なのは当時驚きました。
 
 
大人と同じようなものをさらっと着こなしている、当時はそんな印象を強く持ちました。
 
 
当時お洒落をしていた彼らが、今どんな格好をしているのか興味がありますね。
 
 
もし機会があれば、モードな人たちではないパリの人たちのスナップを撮りに行きたいものです。
 
 
昔のフレンチアイビーみたいな人はほとんどいないと聞いていますが・・・
 
 
 
 
 
 
”フレンチアイビーをヨーロッパの人に聞いても皆知らないので、日本で勝手に作られたものでは” と言う人もいますが、それは間違いです。
 
 
フレンチアイビーやフレンチトラッドの代表的なショップであったMARCEL LASSANCEのオーナー、ラサンス氏本人がSHIPSさんのウェブサイトでフレンチアイビーについて語っています。
 
 
 

「フレンチ・アイビーやフレンチ・トラッドは、かつてのアメリカン・プレッピーをフランスで再現したスタイルですが、他のテイストが様々混ざり合っているのがユニークなんです。例えば、どういうわけかイギリスのモッズの要素が感じられたり。その始まりは、1965年頃ですが、もっとも特徴的なアイテムは、メタルボタンが付いたダブルブレストのネイビーブレザー、オックスフォードのボタンダウンシャツ、白いソックスとビーフローファーなどです。あとは、コーデュロイリーバイスの5ポケットパンツ、クラークスのデザートブーツ、シェットランドセーターも忘れてはいけません。それらは、60年代にシャンゼリゼ通りにあったドラッグストア“The Minets”に群がる若者グループの恰好だったんですよ。マルセル・ラサンスは、1984年に日本へ上陸しました。感度が高くクラシックなアプローチの魅力をよく理解している日本のみなさんに共感していただけたことは、非常に嬉しいことです。みなさんに出会えたことを誇りに思っていますし、感謝しています」

 

 

自分がフレンチアイビーを知ったのが1980年代前半頃ですが、その起源は60年代中頃だということを、これを見て初めて知りました。

 

 

やはり先人たちの話を聞くことは大事ですね。

 


自分はフレンチアイビーが盛り上がっていた頃のパリをリアルに知るギリギリの世代なので、今のヨーロッパのインフルエンサー達が知らないのは仕方がないことだと思います。

 

 

自分の世代のイタリア人も英国人も、当時パリのショップと取引していた人以外は、そのムーブメントはわからないと思います。

 

 

ある意味フレンチアイビーやフレンチトラッドは、フランス人にしかわからないテイストだったのだと思います。

 

 

そして、60年代から70年代にかけてアイビーやプレッピーの大流行を経験した日本人にとっては、フランスのフィルターを通したとトラディショナルスタイルがとても新鮮だったのは言うまでもありません。

 

 

フレンチアイビーはPOPEYEが日本に紹介し、その後他のファッション誌でも取り上げられました。

 

 

自分の記憶の中に残っていることもまだあるので、また資料が見つかったら紹介していきたいと思います。

 

 

このブログは日本語なのでグローバルなモノではないですが、インスタグラムでも拡散しているので、もし今回のブログを見て ”これ俺だ” みたいなリアクションがあれば嬉しいですね。

 

 

本当にあったらめちゃくちゃ嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

B印MARKET 久しぶりに更新しました。

 

 

今回のおススメは、元BRILLAのバイヤーだった高田氏が手掛けた+PHENIXのM-65とFIELD COATです。

 

https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten-post/7031/

 

 

 

 

ベージュのM-65とモッズパーカはフレンチアイビーの定番なので、これもある意味アップデートされたフレンチアイビー的なアイテムですね。

 


自分はベージュのM-65購入しました。


ご興味のある方は是非チェックしてください。

 

 

 

 

 

 

久しぶりにCHANNEL KOTAROに出演しました。

 

 

衣替えとなっていますが、時計ベルトのお話しです。

 

是非ご視聴ください。

 

 

 

 

 

CUSTOM TAILOR BEAMSのおススメの生地についてです。

 

 

是非ご視聴ください。

 

フレンチアイビーなコート

 

先日入荷した、BEAMS Fのオリジナルのナイロンバルカラーコート。

 

 
イタリアのリモンタ社の生地を使い、袖は一枚袖でアンブレラヨークも付けました。


カジュアルなナイロンのバルカラーでも、いっさい手を抜かないのがBEAMSのモノづくりです。
 
 
スプリングコートと考えると薄手のコットン素材もたくさんあるのに、なんでナイロンなの? と思われる方も多いと思います。


実はこのコート、今は無きパリのセレクトショップ MARCEL LASSANCE で90年代に定番として展開されていた英国製のナイロンのバルカラーコートをオマージュして作りました。
 
 
この画像は私が1993年にパリに出張に行った時に撮った、マルセル ラサンスのディスプレイです。
 
 
これがそのコートです。
 
 
聞くところによるとこのコート、当時英国の警察官が着ていたポリスマンコート(雨天用の雨合羽?)にマルセルラサンスのネームを付けてオリジナルとして販売していたそうです。
 
 
なので、素材の良いナイロンを使っていたわけでもなく、ただのナイロンのバルカラーでした。
 
 
当時マルセル ラサンス本人が少し大きめのこのコートをジャケットやスーツの上に羽織って、颯爽とパリの街を歩いているのを見て、洒落ているなといつも思っていました。


実は、このコートをオマージュして作ったのは2度目なんです。
 
 
最初は以前 MEN'S EX Online でも紹介した英国製のBEAMS F オリジナルのバルカラーでした。
 
 
このコートの詳細は長くなるので、以前の記事をご覧ください。
 
 
マルセル ラサンス本人が着ていた、ゆったりとして着丈が長いバルカラーがイメージだったので、MとLの2サイズ展開で自分もMサイズを着ていました。
 
 
店舗からはビジネスで着る人が多く、MとLだとサイズが大きいのでSサイズが必要という声があがりましたが、「もともとの意図がそういうじゃないんだよな・・・」という思いが強かったので、店舗の意見をよく聞く自分が珍しく「意図が違うのでSサイズはやりません」ときっぱり言ったのを今でも覚えています。
 
 
今となっては若気の至りでしょうか・・・(苦笑)
 
 
そんな苦い経験もありながらも、当時はよく売れたので数年定番として展開していました。
 
 
その後、英国調の流れやイタリアのクラシックの流れが強くなると、このようなフレンチテイストのアイテムは逆風となり、しばらく忘れられた存在になっていきました。
 
 
それから25年くらいの年月が経ち、昨今のちょっとしたフレンチ アイビーのリバイバルブームを見れば、当時をリアルに知る自分としてはこのコートを復活させるタイミングだと思ったのです。
 
 
当初英国製で作れないかと思いましたが、今や英国にこのようなコートを作るファクトリーもなく、グレンフェルのような本格的なコート工場で作れば、ナイロンであっても10万円くらいにはなってしまいます。
 
 
イタリアで作ると雰囲気が艶っぽくなってしまうので、それもイメージが違い・・・
 
 
そのような経緯もあり、色々考えて末に日本の工場で作った方が雰囲気が良いものが作れるという判断にいたり、このコートが完成しました。
 
 
ゆったりとしたシルエットも長めの着丈もイメージ通り。
 
 
こういうストーリーをお知らせしなければ、ただのナイロンのコートと見過ごされてしまうのかも・・・
 
 
自分にとっては思い入れを持って作ったフレンチアイビーなバルカラーコートなんです。
 
 
今回はサイズも4サイズ、少しゆったり目に着るのがおススメですが、ジャストに着るのは意図と違うなんて言いません(笑)。
 
 
ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
MARCEL LASSANCEと言えば、パリのショップは無くなりましたが、日本で購入することが出来ます。
 
 
特にこのナイロンのモッズパーカは、マルセル ラサンスの代表的なアイテムです。
 
 
今世界中でマルセル ラサンスのアイテムが買えるのはおそらくSHIPSさんだけ。
 
 
色々な経緯があると思いますが、詳しくはSHIPSさんのスタッフにお問い合わせください。
 


 
 

 

 

 

 

OLD ENGLAND 1989 秋冬

 

今は無きパリの名店OLD ENGLAND

 

 

我々フレンチアイビー世代にとっては、生涯忘れることのできないパリを象徴する名店であった事は間違いありません。

 
 
私が持っている資料の中に1989年秋冬のスタイルブックがあります。
 
 
私が初めてパリに行ったのが1989年の9月なので、おそらくその時にお店でもらったものだと思われます。

 

 

今日はそのスタイルブックのスタイリングをお見せしながら、当時のパリの正統派クラシックの名店がどんな感じだったのか、雰囲気だけでも感じとっていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

表紙はオフホワイトのアランセーターにグレーフランネルのコーディネート。

 

 
男性はクルーネックのアランセーターの上にショールカラーを重ね、女性はクルーネックのカーディガンの下にイエローのモックネックを合わせたレイヤードです。
 
 
当時日本でもINVERALLANのアランセーターが大人気でしたが、特にウィメンズはフレンチトラッドのマストアイテムとして90年代に入ってもその人気が続いていました。
 
 
 
 
 
 
スーツのスタイリングはストライプとグレンプレイド。

 

 
グレーのチョークストライプにオルタネートストライプのシャツ、ネクタイはジャガードです。
 
 
ブレイシーズ(サスペンダー)もドットと柄を多用しているので、英国のスタイリングと比べると少し盛った感じもあります。
 
 
 

 

 

 

ブラウンのグレンプレイドに赤と黄色のウィンドウペンの入ったスーツ。

 

 
スーツにちょっと派手目なベストというスタイリングも、当時のパリのショップのディスプレイでよく見られました。
 
 
英国ではNGなスーツにボタンダウンという合わせもフランスっぽいと言うのが私のイメージです。
 
 
ちなみに、当時のOLD ENGLANDのスーツやジャケットは英国のAUSTIN REEDが作っていましたが、二つボタンで肩バッドがしっかり入って襟のゴージが低いという、80年代の流れを反映させたモデルが主流でした。
 
 
BEAMSで80年代に展開していたOLD ENGLANDのジャケットやスーツもこのモデルでした。
 
 
二つボタンのモデルは確かセンターベントだったような・・・
 
 
その後90年代に入ると英国調の流れが強まり、三つボタンのモデルが主流となっていきます。

 

 

 

 

 

 

今で言うテラコッタ色のツイードジャケット。

 
 
シャツとネクタイの合わせがちょっと?ですが、こういうちょっと野暮ったい感じもフレンチっぽいというのが私のイメージです。
 
 
ちなみに、他のショップでも濃い色のシャツに派手なネクタイというコーディネートは当時よく見かけました。
 

ネクタイとチーフはおそらくDRAKE'Sですね。
 
 
当時DRAKE'SはかなりOLD ENGLANDのネクタイを作っていたとMICHAEL DRAKEから直接聞いていました。
 
 
もっとも、当時はほとんどのアイテムがOLD ENGLANDのネームで売られていたので、どれがDRAKE'Sなのか一般の消費者にはわからないことでした。
 
 
”OLD ENGLANDのものなら間違いない” それが1867年創業の老舗の信頼感でもあるので、商品のバックボーンを知りたいというのは日本人以外いなかったのではないかと思います。
 
 
 
 
 
 
綺麗な色のガンクラブチェックのジャケット。

 

 
英国で見るようなクサいガンクラブチェックに比べると、こういう綺麗な色のガンクラブチェックもフレンチのイメージです。
 

ネクタイの合わせがやはりちょっと野暮ったい・・・
 
 
最初のスーツスタイル以外はベストを合わせていますが、当時のフランスはデザイナーズブランドも含めてとにかくベストを合わせたコーディネートが多く見られたので、フレンチ=ベストをよく合せるというイメージを当時持っていました。
 
 

 
 

 

ハウンドトゥースのスーツに黒のタートルのモノトーンコーディネート。

 

 
まだパリに行ったことがなかった時に、先輩達から聞いていたフレンチの代表的なコーディネート。
 
 
これを見ると何故か安心します(笑)。


今見てもパリっぽいと思ってしまうほど、自分にとってはフレンチな雰囲気を最も感じさせるスタイリングなのです。
 
 
今のパリにはこんな人いないですけどね・・・
 
 
 

 

 

 

マルチカラーのアーガイルは、おそらく当時BEAMSでも大人気だった英国のCOGI(コーギー)

 

 
当時アーガイルのニットはパリでも定番だったので、クラシック系のショップには必ず品揃えされていました。
 

当時のOLD ENGLANDはイタリアの製品がほとんど置いていなかったと記憶していますが、このスタンドカラーのダッフルはイタリアのモノのような感じがします。
 
 
柄モノでも無地であっても綺麗な色のニットはやはりフレンチのイメージでした。
 
 
BEAMSのスタッフでイタリア資本になってからのバランタインのアーガイルを古着で探しているスタッフがいると聞きますが、我々世代のスタッフにとってはCOGIのマルチカラーのアーガイルがお宝ニットだったので、このブログの読者の方で古いアーガイルを探している方がいらっしゃれば、COGIのマルチカラーのアーガイルをおススメします。
 
 

 

 

 

カントリーテイストのスタイリングはこんな感じで、英国のそれとは大きく違います。

 

 
英国であればハンティングですが、パリなので油絵を描くというシチュエーションですね。
 
 
左はオイルドコート(おそらくバブアー)右はスエードのキルティングジャケット。
 
 
当時はパリでもオイルドコートとキルティングジャケットが人気でした。
 
 
それにしても、やはりなんとなく野暮ったいですね(笑)。


でも、こういう野暮ったい感じがフレンチっぽいという側面もあるんです。
 
 
 
 
 
 
 

このあたりも自分がフレンチっぽいと思うスタイリング。

 

 
最近はあまり見かけない、タッターソールのベストはブリティッシュの定番。
 
 
当時はBEAMS Fでも英国製のタッターソールのベストを展開していました。
 
 
ツイードジャケットにシャンブレーのシャツに小紋のアスコットタイ。


当時のフレンチはアスコットタイが定番でした。
 
 
これにバルカラーコートと言うのもフレンチっぽいスタイリングですね。
 

左の女性のスタイリングは、今で言うレイヤードコーディネート。
 
 
タートルやモックネックにシャツを重ねジャケットを着るというコーディネートは、最近BEAMSのメンズスタッフの間でもちょっと流行っている?コーディネート。
 
 
 
 
 
 
ウィメンズはフレンチっぽいとも言えますが、メンズは70年代後半頃のアメリカのイメージですね。
 
 
私的には、シャツの上にポロ襟のニットを重ねるのが当時のフレンチのイメージです
 
 
スカーフをベルトの代わりにするというのも、当時ウィメンズではよくあったこなし。


インスタ映えを狙ってメンズでもやる人がいそうですね・・・(苦笑)。
 
 
 

 

 

 

 

今にも通じる、こんな柔らかい雰囲気のスタイリングもあります。

 

 
当時のフレンチのイメージからすると、ちょっとイタリアっぽい雰囲気かなという感じです。
 

男性はカーディガンにタートルを合わせていますが、ニット オン ニットのレイヤードも当時パリで流行っていたコーディネートです。

 

 

 

 

 

 

OLD ENGLANDは子供服も展開していました。

 

 
男の子のジャケットがマオカラーと言うのもフレンチっぽいですね。
 
 
ちなみに、この画像は1989年に私がOLD ENGLANDの前で撮った写真。
 
 
こんな上品でお金持ちそうな家族が買い物をしている光景が普通に見られました。
 
 
 
 
 
 
 
メンズのスタイリングに比べるとウィメンズのスタイリングは野暮ったさがありません。

 

 

 

 

タキシード風に見えるこのスタイリングは、ベストとパンツがコーデュロイなんです。

 

 

カマーバンドに見えるのも白黒の小紋柄のスカーフ。

 

 

このスタイリングを当時見たときは脱帽モノでした。


靴がブラックスエードのモンクストラップと言うのもパリっぽい雰囲気です。

 

 


 

 

 

メンズライクなスタイリングはこんな感じです。

 

 
OLD ENGLANDと言えば、カラフルなカラーのINVERTEREのダッフルが有名でしたが、このダッフルはおそらくGLOVERALL。
 

自分は縄紐とトグルの付いたクラシックなダッフルコートが好きなので、綺麗な色のGLOVERALLがあれば今でも欲しいです。
 
 
 
 

 
裏表紙はこんな感じです。
 

 

イエローのコーデュロイは当時フレンチトラッドの定番でした。


ちなみに、OLD ENGLANDのパンツはBERNARD ZINSが作っていました。


チノパンは2インプリーツのBRUCE、スラックスは2インプリーツのBACが定番でした(全てOLD ENGLANDネーム)。

 

 

 

 

 

 

このスタイルブック、これより前のスタイルブックに比べると、ちょっとスタイリングの雰囲気が変わりました。

 

 

1986年にOLD ENGLANDの近くにRALPH LOUREN大きな路面店がオープンして、それ以降ちょっとラルフローレンを意識したビジュアルが増えたかなという印象です。

 

 

それまでは、クラシックの大型店はパリではOLD ENGLANDしかなかったので、ある意味独壇場だったところに強力な競合店が出来たという感じだったのではないかと思います。

 


我々も ”パリのラルフローレンはパリっぽくてカッコいい” なんて言ってたくらいなので(苦笑)。


ショップスタッフがフランス人と言うだけで、そんなことはなかったんですが・・・


思い込みと言うのは、しばしば間違った認識を生むものなんです・・・(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

フレンチアイビーやフレンチトラッドと言っても当時は色々なショップがあり、それぞれテイストが違っていたので一括りにはできませんでした。

 


当時品揃え店で有名なところでは、MARCHEL LASSANCE、HEMISPHERES、HARRIS、ISLAND 等々。


ブランドで言えば、KENZO HOME、HERMES、ARNYS、AGNES B なども注目されていました。

 

 

その中でもOLD ENGLANDはフランスの正統派クラシックのご用達店であったことは間違いありません。

 

 

1867年に創業したOLD ENGLANDも2012年1月に閉店。

 

 

MARCHEL LASSANCE、HEMISPHERES、ARNYSも今は無き・・・

 


我々世代のフレンチは、もはや古き良き時代のフレンチになってしまったのかなと改めて思う今日この頃。

 

 

最近SNSで”フレンチっぽく” というワードを良く目にしますが、ちょっと違うかなと思いつつ、説教と昔話と自慢話はオヤジがしてはいけないことと、高田純次さんが言っているので、あまり触れないようにしています(笑)。

 

 

なので、自分が知る限りの情報はブログやSNSを通してお伝えしていこうと思います。

 

 

フレンチアイビー関連でちょっと面白い雑誌も手に入ったので、それもご紹介できればと思います。

 

 

お楽しみに。