
初シンガポール
BEAMSのスタッフだった河村くんがシンガポールでやっているセレクトショップCOLONY CLOTHINGから招待され、先週初めてシンガポールに行ってきました。
招待と言っても遊びに行ったわけではありません。
YouTubeの撮影、インスタライブ、お店のレセプションパーティー、現地メディアの取材と、観光する暇はありません。
初日は早朝5:00過ぎにシンガポールに到着。
なんとかホテルにチェックインできたので、シャワーを浴びて少し休憩して昼前からスタート。
シンガポールの有名な帽子屋さんHAT OF CAINで動画撮影。
自分の出番ではないので、高田くんと河村くんの撮影を見守る係。
オレンジのポロとライトグレーのパンツがいいですね。
ホワイトスニーカーもGOOD。
終了後皆でHAT OF CAINの帽子をかぶり記念撮影。
しかし一人だけハットが似合わない・・・
子供の頃は帽子が似合っていたのですが・・・
その後シンガポールのリゾートアイランド セントーサ島へ移動して動画撮影。
ヨットを借りて洋上で撮影をするという、なんとも贅沢な時間。
高田くんの着ているターコイズブルーのプールサイドシャツいいね。
元BRILLAのバイヤーだけあって、こういう色っぽい色が似合います。
デッキでは撮影が続いていますが、自分のパートが終わったので河村くんと談笑。
イタリアでは今まで何度も経験のあるクルーズですが、日本を含めてアジアでは初めて。
まさかシンガポールでこんなことがやれるとは思ってもみませんでした。
全ての撮影が終わり撮影クルーも一緒に記念撮影。
とてもいい動画撮れたと思います。
アップされるのが楽しみです。
撮影も全て終わりリラックスタイム。
いいオトナがあまりにもはしゃぎ過ぎて、これ以上お見せできません(笑)。
これは動画でお見せしたかった・・・(笑)。
すっかり日も暮れてバーベキュータイム。
美味しい肉やカニなど、ちょっと贅沢なバーベキューでお酒もすすみます。
お酒が入って船となればこれをやりたくなりますね(笑)。
Tくんはどこに行っても変わらず、いつも楽しそう。
愛すべきキャラです。
寄港の途中で見たシンガポールの夜景。
自分が大学生の頃、まだ夢の島と言われ何もなかったお台場からこんな夜景が見えたなと思い、懐かしいボズスキャッグスのWE ARE ALL ALONEを聞きながら、久しぶりにこんな綺麗な夜景が見れてシンガポールに来て本当に良かったなと、しみじみ思いました。
二日目はお昼前にお店に集合しランチからスタート。
ミシュランのビブグルマンを6年連続でとっている人気店 SONG FAに名物バクテーを食べに。
昼時だけあって長蛇の列。
20分待ってやっと入れました。
初のバクテーでしたが、あっさりした薄味で私好み。
スープも麺もとても美味しく、次回来たらまた食べたいと思う味でした。
アジアンフードは普段あまり食べないですが、ちょっとイメージが変わりました。
日本から来たチームも皆大満足でした。
ランチを終えてお店に戻りインスタライブ。
コロニークロージングから自分のアカウントにリレーして約二時間のライブ。
その後、現地メディアの取材が入り一時間。
取材が終わると2022秋冬のコロニークロージングのレセプションパーティー。
顧客様や現地の業界人が集まり大盛況でした。
コロニークロージングの顧客様と記念撮影。
ご来店ありがとうございます。
これからもコロニークロージングをよろしくお願いいたします。
ファッション業界の方たちは以前からSNSで繋がっているので、初対面ですがなんとなく顔なじみがある人たちばかり。
皆さんBEAMSに対して好印象を持っていてくれて嬉しいばかり。
次回は皆さんのお店に伺いたいと思います。
レセプションが終わり近くの食堂で打ち上げ。
シンガポールの人たちは大盛り上がりで、これぞアジアンパワーという感じでした。
日本人より数倍元気です(笑)。
Tくん、完全に現地の人になっています(笑)。
3日目は午前中からメディアの取材が3件。
地元の新聞社の動画撮影やテレビ局の取材、ファッション誌の取材と夕方まで喋りっぱなしでした。
当初8件の取材が入ったとのことですが、さすがに時間的に無理だったので4件に絞り取材をしていただきました。
こんな光栄なことはないので、次回は時間を作って全てお受けしたいと思います。
取材が終わったのが16:00過ぎ、夕食まで移動しながら少しだけ観光をしました。
お約束のマリナ ベイ サンズとマーライオン。
これだけはおさえておきたかった。
マーライオン、聞いていたとおりの小ささでした・・・
夕食は河村くんの自宅でバーベキュー。
河村くんが仕切り、自分たちは食べるだけ(笑)。
本当にすみません。
この日のために用意してくれたアルゼンチンビーフを時間をかけて火入れをしてくれて激ウマでした。
フライトは23:30だったので、ゆっくり食事が出来ました。
お店で食べるよりリラックスできて、出張の最後をしめるには最高の時間でした。
Tくん、すでに酔っぱらいの顔になっている(笑)。
二泊三日、機中泊二日というスケジュールでしたが、充実した3日間でした。
BEAMSを卒業していった素晴らしい後輩たちとシンガポールで仕事ができて本当に良かったと思います。
これがスタートで、これからも一緒に色々なことが出来たらいいなと思っています。
河村くん、佐藤くん、高田くん、お世話になりました。
これからもよろしくお願いいたします。
チーム コロニークロージング最高!
次回は10周年かな。
必ず行きます。
カーディガン
昨年あたりからリバイバルしているカーディガン。
私も定番のハイゲージやショールカラーなど何枚も持っているので、休日や商談が無いデスクワークの日には結構着ています。
今回は今シーズン購入したカーディガンをご紹介します。
BEAMS PLUSのオリジナルのカーディガンは初めて購入しました。
ネイビー×インディゴ×グリーンという私好みのカラーリング。
配色的にはブラックウオッチに似ています。
糸は5ゲージなので適度な厚みがありますが、シルクを15%混紡してあるので滑らかで柔らかいタッチです。
裾のリブはあえて緩く編まれていて、ジャケット代わりに羽織るにはピッタリです。
サイズはイタリアサイズ44の私がSサイズを着ていますが、少しゆったりめです。
私より体格が小さい42くらいの方は難しいかもしれません。
プラスのオリジナルは大きめなんです・・・
私もいいなと思っても着れないものが結構あります。
大きめじゃないと売れない。
カジュアルはそういう流れなんです・・・(苦笑)
先日インスタでアップしたコーディネートです。
イタリアのブランドのパンツを合わせていますが、このパンツはアメリカのチノパンをイメージして作られたモデルなので、アメカジテイストには見えるかなと・・・
リアルなアメカジには見せたくないので、このくらいのミックス感が自分的には丁度いいかなと思います。
オッサンなので、アメカジテイストも奇麗に着たいんです(笑)。
長袖のTシャツを合わせてもいいですね。
もう少し寒くなったらインナーにハイゲージのタートルを合わせ、ニット オン ニットで着てもいいかなと思います。
柄物のカーディガンが欲しかったので、丁度いいタイミングで見つかりました。
気になる方は最寄りの店舗でご試着してみてください。
色柄が絶妙なアーガイルです。
YouTubeでも紹介したBLU BREのウールカシミアのラインカーディガン。
チルデンとスクールカーディガンをミックスしたようなBEAMS別注のエクスクルーシブモデルです。
今シーズンのMR_BEAMSでも色違いのブラックが掲載されています。
ブラックの方が人気があるかなと思いましたが、やはりブラックの方が先に完売しました。
BRILLAのディレクターの小林もブラックを着ています。
自分は柔らかいトーンの方が良かったのでグレーを購入しました。
ボタンがフラットでつや消しのメタルと言うのもいいですね。
ラインの抹茶色は最近のお気に入りのカラー。
柔らかいミディアムグレーにグリーンのコンビネーションがすごく気に入っています。
こちらも先日アップしたインスタのコーディネート。
シンプルに白のオックスフォードのボタンダウンとオフホワイトのチノパンで合わせました。
ミディアムグレーとホワイトはとても相性がいいので、最初からこんなイメージでした。
グリーンと生成りのラインが結構目立つので、あまりゴチャゴチャしないコーディネートの方がいいですね。
こんな感じでカーディガンより薄いライトグレーのパンツと合わせてもいいと思います。
フロントボタンはとめてもはずしても雰囲気がいいのでどちらでも着られます。
長袖のTシャツやタートルネックを合わせてもいいですね。
柄物のシャツよりシンプルなシャツやカットソーを合わせた方がこのカーディガンの良さが引き立ちます。
なので、コーディネートは難しいことはないと思います。
カシミアが30%混紡されているので、すごくタッチが滑らかで高級感があります。
サイズはSサイズを購入しました。
タイトでもなくユルすぎることもなく、ちょうどいいサイズ感で着られます。
とても配色が綺麗なカーディガンです。
スタンドカラーのカーディガンを購入するのは10数年ぶりでしょうか・・・
以前購入したのがDRUMOHRのもので、今でもネイビーとサックスを持っていますが、スリムなフィットが流行った頃のものなので今着ると結構タイトです。
またタイトな流れが来て着れる時が来るかもしれないので、断捨離せずに屋根裏で保管しています。
定番と言えども流行りすたりはあるので、持ち続けていればまた着れるかもしれないし着られないかもしれない。
定番とはそういうものだというのが私の持論です。
ネックの高さにはこだわって別注したので、絶妙の高さになっています。
幅広の前立てと大きめのボタンがブルゾンぽく見える。
ここもポイントです。
糸はSUPER120'Sのメリノウールにカシミアを10%混紡しています。
このタグを見るだけでなんだかすごく良さそうに思えますが、実際に触ってみるととても滑らかで柔らかくて上質感があります。
フィリッポのニットは糸のクオリティーに対してコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
スタンドカラーのカーディガンと言えば、ZANONEのCHIOTOが毎シーズン早期に完売するほどの大人気ですが、自分的にはもう少し柔らかい糸で上質感のあるものもバリエーションに加えたいと思っていました。
このカーディガンは、まさにそのイメージどおりのものでした。
なぜ今またスタンドカラーのカーディガンを購入したかと言うと、ショートブルゾンの流れがあるので軽くて柔らかいニットでショートブルゾンぽく見えるカーディガンが着たくなったというのが理由です。
MR_BEAMSでも色違いのグリーンが紹介されています。
こんな感じでボタンを外して着るのもいいですね。
ブルゾン風と言うば、同じくFILIPPO DE LAURENTISのこれもなかなか秀逸です。
ポケットを付けてよりブルゾン風に仕上げたニットです。
これも襟の高さやボタンスタンスを調整して作ったBEAMS別注モデルです。
こちらもとても良くできたブルゾン風ニットなのでおススメです。
今回はこの3つのカーディガンを購入しました。
それぞれテイストが違うので、コーディネートのバリエーションも広がるかなと思っています。
Vカーディガンはジャケット代わりに、スタンドカラーはブルゾンのように着れるのがいいところ。
仕事でスーツもジャケットも着なくてよくなったという方も多いと思いますが、カーディガンはリラックスした雰囲気を持ちながらくだけ過ぎず上品に見えるので、カジュアルなオフィスウエアとしてもおススメです。
カーディガンを持っていないという方も意外と多いですが、確実にコーディネートの幅が広がりるのでオススメです。
リラックス感のある着こなしがポイントですが、サイズ選びは流行りのオーバーサイスではなく、タイト過ぎずユルすぎないフィッティングで選ばれるといいと思います。
大人はやり過ぎない。
そこが大事です。
久しぶりのROZZO SICILIA
コロナ禍になってから会食も減り、ローカルな店ばかり行くようになったので、すっかり街中の店が遠のいてしまった私。
久しぶりに都会の空気を吸いながら食事がしたくなり、数年ぶりに白金のROZZO SICILIAに行ってきました。
昨年末に久しぶりに連絡したら満席で予約が取れず、その前に行ったのはコロナ禍前だったので、3年ぶりくらいでしょうか。
今年ミシュランのビブグルマンをとって、大繁盛で予約が取れないと聞いていたので、ダメもとで連絡したら前日に予約が取れました。
とても久しぶりで嬉しかったので、今日は久しぶりにロッツォ シチリアの料理をご紹介します。
パネッレ
ひよこ豆をペーストにして揚げたシチリアの郷土料理。
お店によって色々な形がありますが、ロッツォのパネッレは薄くして揚げてあるのでカラッとした仕上がり。
色々な店でパネッレを食べましたが、ロッツォのパネッレが一番おいしい。
パクパクいくらでも食べられそう(笑)。
まずは乾杯のための一皿です。
群馬田園プラザのブッラータとプチトマトのマリネ
定番メニューの水牛のモッツァレラがなく、ブッラータをすすめられ・・・
最近クリーミーすぎるブッラータが苦手になり、それをマネージャーの阿部さんに伝えると ”このブッラータは日本で作った最高のもので、ナイフを入れたらミルクが溢れ出るようなイタリアのブッラータとは違うので食べてみてください” と言われれば食べるしかありません。
確かに今まで食べたブッラータと違い、ミルクの重さが無くとても美味しいですが、自分のようなオッサンにはやっぱり普通の水牛のモッツァレラの方があっさりしていていいですね。
トマトはとにかく美味しい。
これを真似て出すお店も増えましたが、ロッツォのトマトのマリネは別物です。
トマトだけでも食べたい一品です。
石川七尾 ヤリイカ炭火焼
柔らかく甘みもあって、とても美味しいヤリイカの炭火焼き。
塩水で洗ったりせずに、ごみを取り除き、そのまま炭火で焼いているので風味があってとても美味しい。
良い食材は余計なことをしなくても美味しということですね。
まるでイタリアの美味しい食堂で出てくるようなシンプルな一品です。
米沢つのニンニクと唐辛子のスパゲティ
メニューはペンネでしたが、スパゲティに変更してもらいました。
シンプルなパスタほど味の良し悪しがわかるもの。
トマトの甘みとしつこくないニンニクの風味、強すぎない唐辛子の辛味のバランスが素晴らしい。
トマトの甘みとしつこくないニンニクの風味、強すぎない唐辛子の辛味のバランスが素晴らしい。
シンプルで繊細な味ですが、もしかするとイタリア人にはパンチが足りないと言われるかも。
繊細な味の料理に平気で塩をたくさんふって食べるようなイタリア人もいるので、そういう輩には絶対に食べさせたくないパスタです。
和牛すね肉 黒ビール煮込
とろけるくらい柔らかく煮込まれた和牛のすね肉。
ワイン煮込みと比べると、ビール煮込みは見た目よりもかなりあっさりしていて自分好み。
飲めない自分が言うのもおかしいですが、赤ワインにすごく合いますね。
ロッツォはオープンしてからしばらく肉料理がなくて、それが少し物足りない感じでしたが、今や肉料理もかなり充実しています。
ローストピスタチオのジェラート
ローストしたピスタチオの香ばしさと粗く砕いた実の触感が絶妙。
最近あまりドルチェまで行かないことが多いですが、これは正解でした。
私の持論ですが、料理がおいしい店は必ずと言っていいほどドルチェも抜かりなく美味しい。
料理がいまひとつでドルチェが美味しいという店も今までありませんでした。
人気店だけあって厨房は大忙し。
いつもシェフの中村さんの動きと手際の良さは目をみはるばかり。
モノづくりをやっている人間にとって、料理を作るのを見るのは食べるのと同じほど楽しいものです。
自分にとってオープンキッチンのカウンターは特等席です。
今回のグラスワインはこの3種類。
もちろん私が飲んだものではありませんが、テイスティングはしました。
数年ぶりのロッツォシチリアは確実にパワーアップしていました。
以前はメニューが少ないのが少し物足りない感じでしたが、バリエーションがずいぶん増えたなという印象。
厨房もホールもスタッフがかなり増えましたが、料理やサービスの質はむしろ良くなっているように感じます。
スタッフが皆いきいきと働いているのもいい感じですね。
12年前にオープンした当時はホールの阿部さんとシェフの中村さんの二人だけ。
お二人がヘロヘロになりながら、頑張って店を切り盛りしていた姿を思い起こすと、感慨深いものがあります。
ミシュランのビブグルマンもとって順風満帆。
阿部さん中村さんのお二人を見ていると、けして驕ることなく、これからも更に美味しい料理とサービスを提供し続けてくれるだろうと思います。
阿部さん中村さんのお二人を見ていると、けして驕ることなく、これからも更に美味しい料理とサービスを提供し続けてくれるだろうと思います。
イタリア料理好きの人たちの間ではすでに超有名店ですが、まだ行ったことがないという方は是非行ってみてください。
ただし、いつも満席で活気があるので、しっぽりとしたデートや商談系の会食には不向きです。
楽しくワイワイガヤガヤ美味しい料理とお酒を楽しむ。
ROZZO SCILIAはそんなお店です。
ROZZO SCILIAはそんなお店です。
MR_BEAMS CHANNEL 更新しました。
今回はBEAMS Fのオリジナルスーツのこだわりについてお話しています。
かなりマニアックなお話しです。
是非ご視聴ください。
かなりマニアックなお話しです。
是非ご視聴ください。
27日の行ったYoutubeライブのアーカイブです。
今回は新作のPORPETTAとBRILLAのおススメアイテムについてです。
見逃された方は是非ご視聴ください。
1995年秋冬のBEAMS
最近インスタライブで80年代や90年代の話をすることが多いですが、色々資料を探していたら1995年秋冬のBEGINの特集ページの冊子が出てきました。
内容を改めて見ると、当時のBEAMSのドレスクロージングがどのような感じだったのか、とても分かりやすく掲載されているので、今回はその内容に少し触れてみたいと思います。
最初の見開きページはBEAMS FとINTERNATIONAL GALLERYのスーツスタイルの紹介。
この年の秋冬のBEAMS Fのテーマは ”RETURN TO TRADITION” ということで、伝統回帰がテーマでした。
90年代は英国調がトレンドだったと度々お話していますが、この当時のBEAMS Fのオリジナルスーツは、ご覧のとおりかなり英国調でした。
フランネルのストライプスーツは3ピースでポケットはスラントポケット。
肩パッドもしっかりと入った構築的な仕立てでした。
シャツはセミワイドでダブルカフス。
シャツはセミワイドでダブルカフス。
ネクタイはサックスのサテンと、当時の英国人が見てもビックリのブリティッシュスタイルでした。
INTERNATIONAL GALLERYのテーマはREMIX MID-CENTURY MODERN。
当時はインテリアも音楽もミッドセンチュリーが流行り始めた頃だったので、INTERNATIONAL GALLERYのスーツも50年代や60年代のスタイルを当時の気分で表現したものでした。
ウィンドウペンのスーツは2ボタンのピークドラペル。
数年前にもピークドラペルのスーツが少し流行りましたが、自分はこの当時のイメージがあったので、突飛なトレンドとは思わずリバイバルということでその流れを積極的に取り入れましたが、当時を知らない人には ”そんな流行りのスーツは着れない” と言われ、SNSで炎上したりしていました・・・(苦笑)
こういうのをちゃんとお見せしていたら、もう少し信用されたのでしょうか・・・(苦笑)
こういうのをちゃんとお見せしていたら、もう少し信用されたのでしょうか・・・(苦笑)
シャツはルイジボレッリのセミワイドのダブルカフス。
当時は英国調の流れが強かったのでダブルカフスは今より一般的で、洋服に興味のあるビジネスマンの方たちもビジネスシーンで普通に着ていたものです。
当時は英国調の流れが強かったのでダブルカフスは今より一般的で、洋服に興味のあるビジネスマンの方たちもビジネスシーンで普通に着ていたものです。
ちなみに、この当時まだイタリアンクラシックという言葉はなかったので、BEGINではイタリアのクラシックをイタブリ(イタリアン ブリティッシュ)と言っていました。
次の見開きページでは、スタイリングページでモデルが着ていたスーツの仕様などを細かく解説しています。
当時はウエストのシェイプがしっかりと入ったメリハリのあるシルエットが主流だったので、BEAMS Fのスーツはドロップ8で作られていました。
ドロップ8とは、胸囲の寸法に対してウェストの寸法が8インチの差がある事を表しています。
なので、ドロップの数値が大きいほどウエストが細くなります。
ちなみに、現在のBEAMS Fのオリジナルのジャケットやスーツはドロップ7。
90年代後半からのイタリアンクラシックブーム以降はドロップ7が主流になり今に至っています。
パンツは2インプリーツで裾幅は21㎝、ダブル幅は4.5㎝~5㎝で軽めのワンクッションと書いてあります。
今のBEAMSの若いスタッフがはいているパンツとほぼ同じ感じです。
INTERNATIONAL GALLERYのスーツもドロップ8でしたが、肩幅も狭くよりナローなシルエットに見えるラインでした。
画像でもわかるように、BEAMS Fのスーツに比べても更にメリハリのきいたシルエットなのがわかります。
この当時はウィンザー公のスタイルがちょっとしたブームだったので、ウインドウペンのスーツは大人気でした。
パンツは1アウトプリーツで裾幅は19㎝と、当時としては攻めたテーパードシルエットですが、実は90年代中頃は既にイタリアンクラシックの流れが少し見えていた時期なので、ある意味トレンド先取りのシルエットだったと言えます。
当時32歳の私・・・
4つボタンのフィッシュマウスのコーデュロイスーツを着ています。
当時はパリのARNYSのような、こんなスーツもBEAMS Fで展開していました。
ページの下には、このシーズンのオリジナルのジャケットやスーツに使われているファブリックメーカーも紹介されています。
既に廃業してしまったメーカーもあります。
最近人気のFOX BROTHERSも当時すでに使っていました。
90年代前半頃には既に使っていたので、にわかFOXブームに乗っかている人たちとは年季が違います。
偉そうに言ってすみません(笑)。
BEAMSのオリジナルスーツの作りを解説したページ。
”驚異のつくりとディティール大公開!”って、かなり大袈裟な見出しですが、当時の日本のスーツとしては本当に驚異的な作りとコストパフォーマンスでした。
今のオリジナルは、この当時のものを20数年間かけて更にアップデートさせていますが、27年前にそのベースは既にできていたことになります。
最近こういう話をあまりしないので、スタッフやお客様の世代もかわり、作りの良さやコダワリみたいなものがあまり伝わっていないのかなと思い、先日オリジナルのスーツの作りを解説した動画を収録しました。
あまりにも内容がマニアックすぎて編集が難航しているようですが、今月中にはアップしたいと思います。
楽しみにしていてください。
ネクタイのページは当時のBEAMSを代表する2ブランド。
BEAMS FはDRAKE'S、INTERNATIONAL GALLERYはFRANCO BASSI、今は両ブランドともBEAMS Fでバイイングしていますが、当時はイタリアブランドはINTERNATIONAL GALLERYがバイイングしていました。
DRAKE'Sがマダープリント、FRANCO BASSIがフェルモ フォサーティのジャガードと言うのも、当時の英国とイタリアのネクタイブランドの特徴をよく表しています。
シャツはBEAMS Fが英国のJERMYN STREET SHIRTS MAKERS、INTERNATIONAL GALLERYがナポリのLUIGI BORELLI。
当時BEAMS FはTURNBULL&ASSERのシャツを作っていたJERMYN STREET SHIRTS MAKERSとエジンバラ公御用達だったSTEPHENS BROTHERSが主力ブランドでした。
自分もその二つのブランドは当時よく着ていました。
LUIGI BORELLIはナポリのハンドメイドシャツとして既に日本で大人気のブランドでした。
画像のボタンダウンシャツはLUCA BDという当時大人気だったワイドBD。
今はBEAMSの別注でNAKAMURA BDというモデル名で展開しているのがこのモデルです。
靴はBEAMS FがGEORGE CLEVERLEY、INTERNATIONAL GALLERYがALDEN。
90年代前半にポールセン スコーンのキーマンだったジョンカネーラとジョージグラスゴーが独立してジョージクレバリーを始めたのをきっかけに、BEAMS Fの主力ブランドもジョージクレバリーになりました。
ジョージクレバリーと言えばクレバリーラストとも言われたチゼルトゥ(ノミで削ぎ落したようなスクエアトゥ)が特徴だったので、レディメイドも殆どのモデルがチゼルトゥでした。
当時はイタリアブランドのスクエアトゥが注目され始めた時期とも重なり、クレバリーのチゼルトゥもとても人気がありました。
今はALDENと言えばBEAMS PLUSのイメージが強いかもしれませんが、当時はプラスはなかったのでINTERNATIONAL GALLERYで定番も含めてALDENをバイイングしていました。
INTERNATIONAL GALLERYのテーパードしたパンツにボリュームのある靴を合わせるのが流行っていたので、V-TIPや外羽のプレーントゥやチャッカブーツはとても人気がありました。
コードバンのV-TIPが¥68,000・・・
いい時代でした。
いい時代でした。
裏表紙は小物とショップインフォーメーション。
注目するのは左上のアルバート サーストンのサスペンダー。
当時は鯨筋(クジラの髭)や羊や牛の腸を使ったエンドのモノがガットエンドと呼ばれ、サスペンダーはガットエンドでなければならないというのがBEAMSのこだわりでした。
90年代後半くらいにガットエンドを使ったものが生産中止となり、以降レザーエンドのものが主流となりました。
ガットエンドのサスペンダーは今やビンテージアイテムとして高値で取引されていますが、ビンテージ好きの方は手に入れておいた方が良いと思います。
実はガットエンドが無くなった後2000年代前半頃に、代替え素材を使ってガットエンド風のものが作れないかサーストンに打診したことがありました。
ある素材を使ってかなり近いファーストサンプルが出来ましたが、その後ペンディングになってしまったという経緯があります。
ある素材を使ってかなり近いファーストサンプルが出来ましたが、その後ペンディングになってしまったという経緯があります。
長い間この仕事をしていると、本当に色々なエピソードがあるものなんです。
ご覧のとおり、大まかに言えば90年代はBEAMS Fが英国、INTERNATIONAL GALLERYがイタリアというバイイングでした。
なので、当時BEAMS Fではイタリアのブランドはほとんどバイイングしていませんでした。
今でこそINATERNATIONAL GALLERYはモードブランドがメインのバイイングですが、当時は今BRILLAで展開しているようなテイストのものと、モード的なトレンドアイテムの両方をバイイングしていました。
なので、この頃のINTERNATIONAL GALLERYのドレスのテイストは、BRILLAが引き継いでいるとも言えるのです。
このような歴史は40代中より若いお客様やBEAMSの若いスタッフも今や知らないことが多く、今の流れを知る上でも知っておいた方が良いことだと思っています。
自分がBEAMSに入社した80年代中以降、英国、アメリカ、フランスと、様々な流れがありました。
イタリアのクラシックが一般的になってからまだ20年ちょっと。
そう考えると、色々なテイストがリバイバルしても ”流行もの” として片付けられるのも仕方がないのかなとも思います。
”温故知新”
様々なテイストが入り組んでいるいま。
古きをたずねて新しきを知る。
これは大事なことなのかなと思います。
ただし、偏らないのが大事・・・
昔を語る人って、偏っていることが多いんです・・・
定番の復刻
これからの季節かなり重宝するダウンベスト。
私も何着も持っていますが、秋も春も気温が中途半端な時期には最も出番が多いアイテムでもあります。
BEAMSでも毎シーズン様々なブランドでダウンベストを展開していますが、店舗からブランドネームが表に付いていないものを展開してほしいという声があり、色々探してみるものの、ブランドがハッキリとわかるダウンが人気の昨今、ブランドネームが付いていないダウンベストを探すのはなかな大変です。
そこで、以前展開していたASPESIのダウンベストがブランドネームが付いていないものでは最も人気があったので、早速ASPESIに問い合わせをしてみました。
結果は生産中止となって今はモデル自体が存在していないということ・・・
あれだけ定番で人気があったモデルが無くなってしまうのも時代の流れなのかなと思いつつ、やはりASPESIのそれしかないかなと思い、モデル名はわかっているので復刻できないか尋ねたところ、なんとすぐにOKの返事が来ました。
ASPESIは数年前に会社の体制が変わり、別注は難しくなったと聞いていたので嬉しい誤算でした。
そして、先日入荷したのがこのダウンベストです。
モデル名はAGILE。
当時と同じモデルで素材やディティールも同じですが、ひとつだけ修正したポイントが着丈の長さ。
当時展開していたものは着丈がかなり短かったので、今の時代感に合わせて着丈を3㎝長くしました。
定番と言えども時代感に合わせてアップデートは必要です。
ショップスタッフも早速スタイリングをアップしています。
シンプルにボーダーのTシャツとあわせて。
カシミアのパーカーとパンツに合わせてワンマイルウェア的に。
BRILLA的なコーディネートですね。
ドレススタイルをカジュアルダウンで。
スーツではなくジャケットの方が良かったかな・・・
北角さん、惜しい(笑)。
BEAMS HOUSE 丸の内のディスプレイ
こんなシンプルなコーディネートによく合うのもダウンベストのいいところ。
ちなみに、私はブラウンを購入しました。
10年くらい前に購入したものはXSで今も所有していますが、今回購入したのはSサイズ。
スリムフィットが流行っていた時に購入したものなので、今着るとXSはタイトに感じるのと着丈が短く感じるんです。
着れないことはないのですが、やはり10年も経つと定番的なアイテムもなにかしら古さを感じるものです。
ずっと持ち続けていればまた着られるかもしれないし着られないかもしれない。
定番と言うのは、意外とそういうモノなんです。
ブランドのネームが目立つのが苦手な方には特におすすめしたいダウンベストです。
ありそうでなかなかないオトナのダウンベスト。
もちろんBEAMSでしか買えないエクスクルーシブモデルです。
ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着ください。
MR_BEAMS CHANNELでおススメしているDRUMOHRの8ゲージのタートルネックが入荷しました。
全部で9色展開。
シームのないホールガーメント製法のニットは、包み込まれるような着心地の良さが特徴です。
様々なミドルゲージのタートルを今まで着ましたが、このタートルが一番着やすいです。
画像の2色は私が持っているアーカイブから別注したカラー。
特におススメのBEAMSエクスクルーシブのカラーです。
春夏大人気で完売したFRANCOIS RENIERのトートバッグに秋色の新色が加わりました。
MARONブラウンとダークインディゴのようなブルー。
どちらも秋の装いにピッタリのカラーです。
もちろんBEAMSだけでしか買えないエクスクルーシブモデルです。
ご興味のある方は最寄りの店舗で是非ご覧になってください。
ミリタリーテイストは好きだけど本物は苦手という方のために、ラギッド過ぎないM-65を作りました。
ディティールはなるべく本物に忠実に、袖の太さや襟の高さ、ポケットの大きさと位置を調整して、リアルM-65のラギッド過ぎる雰囲気が苦手という方にも着ていただけるようなM-65をM.I.D.Aで別注しました。
カジュアルだけでなく、ジャケットやスーツの上からも着ていただけるサイズ感になっています。
是非最寄りの店舗でご試着ください。
BRILLA オリジナル
RING JACKET 製のジャケットとスーツ、コートが大人気のBRILLAのオリジナル。
実はテーラードだけでなく、ここ数年はシャツやニットやカットソーなど、カジュアルでも大人気のアイテムを数々生んでいます。
そして、今シーズンBRILLAのオリジナルに新たにアウターが2型加わりました。
ひとつはフリースのカバーオール。
ここ数年カジュアルやウィメンズで大人気のフリースですが、こんなオトナっぽいカバーオールタイプのフリースジャケットはなかなかありません。
立ち襟なので雰囲気的にはM-65のような感じに見えつつも、M-65よりディティールがシンプルなので、都会的なアウタージャケットに見えるのが良いところです。
ニットの上にさらっと羽織れるようなアウターですが、ジャケットの上からも着られるように着丈のバランスを調整しました。
なので、このようなアウターにありがちな、ジャケットの上から羽織ると裾が見えてしまうようなこともありません。
機能性も考え両側に内ポケットを付けています。
休日は手ぶらがいいという方やビジネスマンの方にも、内ポケットは嬉しいディティールだと思います。
生地はPOLARTEC。
これでもかという大きなPOLARTECのファブリックネームも付けられましたが、BRILLAはオトナのレーベルなので控えめなファブリックネームを付けました。
軽くて暖かくて、汚れても手洗いで洗えるのもいいところ。
ありそうでなかったオトナのフリースジャケット。
素材選びからサイジングまでかなり拘って作りました。
プライスは¥48.000-(税別)
もちろんMADE IN JAPANです。
数日前に入荷して既に店頭に並んでいるので、ご興味のある方は是非最寄りの店舗でお試しください。
もうひとつはカシミアのコート生地で有名なイタリアのPIACENZAの生地を使ったピーコート。
店舗からオトナが着れる上質な素材のピーコートが欲しいという声があり一から作りました。
PIACENZAはカシミアの生地でとても有名なメーカーで、誰もが知っているあのイタリアの有名生地メーカーのコート生地はこのPIACENZAで作られていることは、生地に詳しいファッション業界人であれば誰もが知るエピソードです。
今回はそのPIACENZAの生地コレクションの中からウールにカシミアを10%混紡したコート生地を選びました。
カシミアが10%だけか・・・という方もいらっしゃると思いますが、カシミアやキャメル、ビキュ―ナーを主力にしている生地メーカーなので、他のイタリアのカシミア混の生地とはクオリティーが違います。
イタリアの生地メーカーのそこそこのクオリティーのピュアカシミアよりタッチが滑らかなので、是非実物でお確かめいただければと思います。
ディティールはオーソドックスなミリタリーのモデルをベースにしつつも、なるべくオトナっぽく上品に見えるようにシンプルに仕上げました。
袖は前振りの袖を採用することによって、テーラードジャケットのような綺麗な袖のラインが出るように作られています。
襟は半月型の台襟とあご癖のダーツをとっています。
あご癖のダーツはハンドメイドのテーラードジャケットによく使われる技法で、これを入れると襟が広がらず胸に良く沿うようになります。
見た目はシンプルですが、テーラードの技法を随所に取り入れて作られています。
サイジングもオトナが着られるように緩すぎず細すぎず、ジャケットの上からも羽織れるような絶妙なサイズ感になっています。
ここ数年本物に近いミリタリーテイストのピーコートや比較的安価でカジュアルなピーコートはよく見かけますが、このような高級感のある素材を使って、拘って作ったピーコートはあまりマーケットにもなかったように思います。
プライスは¥88.000-(税別)
これも、もちろんMADE IN JAPANです。
10月入荷予定ですので、是非最寄りの店舗でご試着ください。
これ以外にもオリジナルでこんなサファリ風ジャケットを作りました。
リングジャケット製です。
既に早々と完売しているサイズも出てきました。
気になる方は是非最寄りの店舗でご試着ください。
BRILLAのオリジナルはインポートブランドのクオリティーを超えるべく、日本のファクトリーで細部までこだわってモノづくりをしています。
インポートブランド好きの方にも是非お試しいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
仙台出張
先日の広島出張に続き、先週末出張で仙台に行ってきました。
仙台は5年ぶりでしょうか。
目的は今年の春にリニューアルしたBEAMS仙台店のTHANKS DAYでトークショーを行うため。
久しぶりのトークイベントです。
12時に仙台駅に着き、時間が無いので仙台店に荷物を置いてすぐに昼食へ。
仙台なのでやはり牛タンかなと、とりあえず仙台店の徒歩圏内の店に行ってみるもどこも長蛇の列・・・
並ぶのが大嫌いなので違うものを食べようと店を探していたら、太助の分店の前を通りかかり、階段の下から覗いてみると並んでいる気配がなく、階段を上ると5名待っているだけ。
牛タンの画像撮り忘れました(苦笑)。
と言うか、店内が激混み過ぎて味わう感じじゃなかったんです…
並ぶのと混んでいるところが大の苦手なので、普段は昼飯はなるべく遅く出る派です。
昼食を終えて仙台店に戻り、簡単な打ち合わせを済ませてトークショーのスタート。
今回は私と西口と小林というメンバーでした。
通常トークショーと言うと30分くらいが大半ですが、BEAMSは内容が濃く盛りだくさんなので、いつも一時間を超えることが多いです。
今回も3人のおススメのアイテムとコーディネートを時間をかけてご紹介しました。
皆さん真剣な表情で一時間お話を聞いて頂きました。
質問もたくさん出て本当に良かったです。
ちなみに、今回のトークイベントのノベルティーは ”ドン ムットーネ”の缶バッチ。
私が持っている秘蔵画像?の中から選びました(笑)。
トークショーを終えてご来場いただいた皆さんと記念撮影。
連休初日の昼間ということもあり、予定を変更してご来場いただいたお客様もいらっしゃいました。
本当にありがとうございました。
トークショーの後は、お客様にお買い物やコーディネートのアドバイスをさせて頂きました。
2時スタートのトークショーから7時まで、仙台店のお客様と久しぶりに交流できて本当に良かったです。
閉店後にスタッフと食事に行くのでホテルにチェックイン。
ここでトラブル発生。
行き違いで小林のホテルの予約がキャンセルになっていて、なんと宿無しに…
通常は当日でも宿はとれますが、今回は連休の初日とGENERATIONSのライブが重なり、予約の段階からホテルの空きが全くない状況。
本当に宿無しになるので「これから新幹線に乗って帰ります」と連絡があり、まさかの日帰り。
小林の初めての仙台は昼に牛タンを食べただけで、まったく堪能できないまま帰京しました。
打ち上げは仙台の中華の名店 八仙。
メニューは色々ありますが、焼き餃子が有名と言うことで、
とりあえず餃子を6人前(画像は3人前)。
5人だったので、いきなり6人前は多いかなと思いましたが、結局追加もしてガッツリ食べました(笑)。
実は普段餃子はあまり食べないんです。
嫌いではないですが、食べても2~3個で充分という感じ。
今回は10個近く食べました(笑)。
美味しい餃子は結構食べられるものなんですね。
小林にも食べさせたかった・・・
新幹線の中で寂しく一人で駅弁食べてる画像が送られてきました(笑)。
餃子以外にも夏野菜と海鮮の豆板醤炒め、カニ肉入り春巻き、ニラモツ炒め、〆のラーメンと大満足。
地方に来たときは先日の広島の千番やこの店のように、気軽で気楽で美味しい店がいいですね。
仙台店の皆さん、ナイスチョイスでした。
美味しかったです。
コロナ禍になってから初のリアルでのトークイベントでしたが、皆さんに大変喜んでいただいて嬉しい限りです。
インスタライブやYouTubeもいいですが、やはりお客様と直接お会いしてお話ができるのはいいですね。
これから徐々にこのような機会を増やしていこうと思っています。
次はどこの店へ…
皆さん、是非スタッフにリクエストください。
リクエストが多ければ皆さんの街に行けるかもしれません。
お会いできることを楽しみにしています。
広島出張
先週末広島に出張に行ってきました。
広島店がリニューアルオープンして以来なので5年振りでしょうか。
金曜日出張の準備を整えて家を出ようとした途端大雨が降ってきて、小雨になるを待つも一向に収まる気配はなく、タクシーを呼ぼうとタクシー会社に電話するも、電話が殺到しているようでアプリで呼ぶようにガイダンスが流れ、アプリをダウンロードしてやっと配車が出来たと思ったら位置情報がずれているのか家の周りを行ったり来たり・・・
一時間遅れで新幹線に乗り込むと、熱海を過ぎたあたりで浜松が大雨で新幹線が停まり・・・
一時間立ち往生して運転を再開したと思ったら、前の列車との間が詰まっていて減速運転・・・
ということで、東京駅から5時間以上かかってやっと広島に到着しました(苦笑)。
広島駅からホテルに直行し、荷物を置いて広島店に着いたのが20:00近く。
20:30からインスタライブだったので本当にバタバタでした。
ヘトヘトでしたが、疲れた顔も見せずに張り切ってライブやりました(笑)。
来年還暦のオッサンですが、意外と体力はあります。
広島店初のインスタライブでしたが、スタッフも意外とリラックスしてやれました。
質問もたくさんあり、結局1時間半というロングライブでしたが、広島店のお客様にも喜んでいただけたと思います。
私がまだBEAMS Fのショップにいたときにスタッフだった美和くん。
今は広島店のBEAMS GOLF担当で頑張っています。
懐かしいスタッフとも久しぶりに会えて本当に良かったです。
インスタライブを終えて11時近くから近くのビストロで打ち上げ。
気楽な居酒屋をリクエストしていましたが、犬飼くんが頑張ってお洒落なビストロに。
料理をオーダーし過ぎたのとお酒を飲み過ぎて、お会計見たら東京でそこそこする店と変わらない値段・・・
若手スタッフの顔がひきつっていました(笑)。
翌日は夕方から日本アンチエイジング歯科学会で講演。
話すことには慣れていますが、医療系の学会で講演は初めて。
勝手がわからないので、久しぶりにちょっと緊張しました。
今回の学会のコングレスバッグはBEAMS MEDICALが制作しました。
会場中にこのオレンジのバッグを持っている人で溢れ嬉しい限り。
学会のコングレスバッグは終われば捨てられるものが多いとのことですが、このバッグは捨てずに使いたいというお声をたくさんいただき、本当に嬉しかったです。
講演はなんと初日の講演をしめるトリでした。
歯科学会でファッションの話をどれだけ興味を持って聞いてもらえるかと思いましたが、予想に反して満席で質問も多く出てビックリ。
地方の店舗で行うトークイベントよりも盛り上がりました。
講演後も持ってきたサンプルを熱心にご覧になる先生方が多く、時間を大幅にオーバーして大盛況で終えることができました。
最後にちょっとだけ営業も(笑)。
早速、東京のとある有名な病院の先生からお問い合わせがありました。
ありがとうございます。
採用されれば嬉しいです。
講演後は懇親会に出席。
立食のパーティーと思いきや、席が用意されていました。
話には聞いていましたが、会場はちょっとしたセレブパーティーの雰囲気。
控えめな私はちょっと気おくれしてしまいました(苦笑)。
日本アンチエイジング歯科学会 会長の松尾先生と。
私の講演をずっと聞いていただき、面白かったとお褒めの言葉をいただきました。
大会長の黒瀬先生と。
黒瀬先生は私が高校生の頃からのお付き合い。
今回先生からお声がけいただき、講演をさせていただきました。
なんとかお役に立てて良かったです。
ちなみに、この日の黒瀬先生は全身BEAMS。
グレンプレイドかぶりでした(笑)。
懇親会が終わり、今回の講演を手伝ってくれたブリッラのディレクター小林と合流。
小林お疲れ様でした。
手伝ってくれて本当に助かりました。
昨晩の打ち上げが高くてひきつっていた若手スタッフも誘いました(笑)。
地元で人気の中華居酒屋で洋服談義。
実は地方出張の時はこういう気楽な店の方が好きなんです。
若手スタッフの皆さん、ナイスセレクトでした。
昨晩遅かったので、この日は早めに解散。
お疲れ様を言って別れたはずが、若手スタッフが後から追いついて、道端でまた20分洋服談義・・・
BEAMSはこういう熱意のあるスタッフに支えられているのだなと改めて思いました。
BEAMSはこういう熱意のあるスタッフに支えられているのだなと改めて思いました。
コロナ禍になってからやっていなかった勉強会(通称 中村塾)をまたやらなければと思いました。
広島にたどり着くまでのトラブルはありましたが、インスタライブ、講演と無事に終えることができました。
初の歯科学会での講演はたいへんいい経験になりました。
来週17日はBEAMS仙台店でトークショーを行います。
詳細は後日お知らせします。
仙台の皆さん、それでは17日にお会いできるのを楽しみにしています。
先日のYouTubeライブのアーカイブアップしました。
90分弱とかなり長めですが、お時間のある時に是非ご視聴ください。
広島店のインスタライブのアーカイブもアップしました。
こちらも100分弱とかなり長めですが、是非ご視聴ください。
YouTube版 ELEMENTS OF STYLE 更新しました。
今回はナポリでも行列のできるピッツェリアの紹介です。是非ご視聴ください。
今週二度目のYouTubeライブのアーカイブです。
今回も80分越とかなり長めですが、是非ご視聴ください。
バースデイ ディナー
先日誕生日を迎え59歳になりました。
とうとう50代最後の歳です。
来年還暦だと思うとゾッとします(笑)
赤いジャケットやスーツは絶対に着たくありません(笑)
この歳になっても記念日はちゃんとした店で食事をするのが我が家のルール。
今年のバースデイ ディナーは日曜日だったので店選びも限られます。
尾山台の鉄板焼き未ら音にしようかと思いましたが、去年の誕生日が未ら音だったと思い出し・・・
少し前に行って良かった麻布十番の酒肆ガランスは日曜日は定休日・・・
ダメもとで国領のドンブラボーのシェフ平さんに連絡を入れるも当然満席。
そもそも二日前にドンブラボーの予約を入れようというのが間違っていますね(苦笑)
初めての店は嫌なので、結局今まで二度行って肉が美味しかったイタリアンの店を予約しました。
一年ぶりの来店です。
最初にサーブされるのがこの大きなパン。
このお店の名物でもあるこのパンは、ポップオーバーと呼ばれるシュー生地のようなパン。
中が空洞でモチモチしていてとても美味しいです。
バターとシロップをつけて食べてくださいと言われますが、バターがとても美味しいので自分はバターだけつけて食べます。
このフワフワのバター、どうやって作るのか聞くと、生クリームに塩を入れてホイップしただけ。
今度家で真似してみます(笑)
このパン、お替り自由なので美味しいからと調子にのって食べると料理が食べられなくなります。
かなりやみつきになるパンです(笑)
ブッラータチーズのカプレーゼ
本場プーリアから直送されたブッラータです。
自分にとってブッラータはクリーミーすぎるので、本当は普通の水牛のモッツァレラのカプレーゼの方が好みですが、メニューにはブッラータだけ。
行きつけの店ならメニューに載っていないものがあるか聞くところですが、3回目の訪問でそれを言うのも野暮なので、おとなしくメニューどおりブラータを。
まあ普通に考えればみんなブッラータが食べたいですよね。
クリーミーなブッラータと新鮮で甘みのあるフルーツトマトがよく合います。
プロシュートのサラダ
生ハムが上にのったいわゆる普通のサラダです。
コースにつく春菊のサラダが店のおススメのようですが、自分はあいにく春菊が苦手・・・
なので、普通のレタス(フリルレタス)のサラダをオーダーしました。
イタリアンのレストランでレタスのサラダは食べませんが(そもそもメニューにない)、今回はメインがガッツリ肉なので、ここでさっぱりした野菜を食べておこうと思いオーダー。
若い女性のホールスタッフが削るパルミジャーノがポロポロテーブルに落ちるのはご愛嬌(笑)
”慣れてなくてすみません” と正直に言うのも初々しくていいですね。
ほとんど近所のおじさんみたいです(笑)。
ハーフサイズを半分に分けてもこのボリュームなので、一人前だったらどんなボリュームなんでしょう・・・
日本人は本当にサラダ好きです。
ヤリイカのフリット
イカは柔らかいのですが、衣が厚くてカラッと揚がっていなくてちょっと残念・・・
タルタルソースもついているので、これでタルタルソースつけたらかなり重くなりますね。
これは改善の余地ありです。
メインは名物のローストビーフとA5ランクの和牛、本日のおススメの3択ですが、ローストビーフとA5ランクの和牛は食べたことがあるので、今回は本日のおススメのトウガラシをチョイス。
トウガラシは牛の肩甲骨付近にある肉で、いわゆる希少部位です。
関西ではトンビと呼ばれるそうです。
赤身の肉で旨味が強く、噛めば噛むほど旨味がにじみ出てくる食べ応えのある肉です。
肉が売りの店だけあって、これはさすがに美味しい。
最近肉がたくさん食べられなくなったので、普段は二人で100gで充分な感じで、ミニマムの200gはちょっと厳しいかなと思いましたが、あっという間に完食。
これでローストビーフ、A5ランクの和牛、本日のおススメ全て制覇しました。
全部食べてみて、この店で最初に食べるのはやはり名物のローストビーフなのかな・・・
いずれにしても、何を食べても美味しいのは間違いありません。
肉がメインなので、シンプルなボッタルガのパスタで〆ました。
この店も最近増えたセコンドが先に出てパスタで〆るスタイル。
前菜のポーションが大きいのと、美味しいパンを調子に乗って食べ過ぎて、さらに肉が普段の倍なので、もうお腹がパンパン。
シンプルで美味しいパスタでしたが、やっと完食しました。
ドルチェはジェラートの盛り合わせ
予約の時にバースデープレートの用意があるということでしたが、お腹がいっぱいなのでお断りしてサッパリとジェラートで〆ました。
いいオッサンがバースデープレートでお店の人に大声でお祝いされるのも恥ずかしいですから・・・(笑)
肉をガッツリ食べる店ですが、照明は暗めでちょっとムーディーな感じです。(笑)
私は3回とも入り口から一番離れた奥の窓際の席でしたが、この場所が落ち着いていてベストな席です。
予約される際はこちらの席がおススメです。
以前と比べるとお店のスタッフが若くなって、少しサービスがおぼつかない感じはありますが、ダメではありません(笑)
焼き肉屋さんから始めただけあって肉は本当に美味しい。
この店は肉を食べることを前提にメニューを選んだ方がいいですね。
イタリア料理に慣れていない方はコースを選ぶことをおススメします。
ローストビーフのコースと和牛のA5ランクのコースがあるので、どちらをオーダーしても間違いはないでしょう。
イタリアンになれていない方でも、パートナーを連れて行けばきっと株が上がると思います(笑)。
記念日は焼肉よりもちょっとお洒落をして美味しい肉が食べられるイタリアンへ。
肉好きの人はグランボッカ行ってみてください。
MR_BEAMS Vol.6 が発行されました。
なんだかタイトルが大袈裟ですが、今回も今シーズンの流れをわかりやすく解説しています。
是非ご覧ください。
ビンテージ タータン
今年1月に行われたFRANCO BASSIのビンテージファブリックオーダー会の際に、BEAMS Fに展示してあった70年代のタータンチェックのネクタイ。
インスタライブでも紹介しましたが、このネクタイはフランコバッシが創業して間もない70年代に実際にフランコ バッシさんが着けていたネクタイなんです。
30年に及ぶ自分の長いバイヤー人生の中でも見たことがないプリントのタータンなので、なんとか復刻できないか社長のチェザレ バッシにお願いしました。
プリントの染料もやり方も当時とは違うので、完全に同じものはできないが、近いものは出来そうだという返答。
とういうことで、プリントのサンプルを上げてもらうことになりました。
待つこと2か月。
最初に上がってきたものは、色も柄もオリジナルとは遠くダメ出し・・・
オリジナルは50年前のもので色も褪せているので、まったく同じ雰囲気を出すのは難しいということでしたが、それは理解しつつも、なるべくオリジナルに近づけるようにセカンドサンプルを依頼しました。
待つこと更に一ヶ月半。
オリジナルに限りなく近いものが上がってきました。
オリジナルの退色による褪せた感じを表現するのはさすがに難しかったのですが、新品の時はこんな発色だっただろうというところまで近づけられたと思います。
実際にオリジナルを見た人はごく少数なので、ここまでやらなくてもビンテージの復刻だと言えば通ると思いますが、BEAMSの別注による復刻にそんないい加減なことはできません。
最近はビンテージブームなので、自分から見ると怪しいビンテージや怪しい話が結構あるんです・・・
”どうせ誰もわからないから言ったもの勝ち” みたいなモノやヒトを自分は反面教師としています。
そんな感じなので、今回も結局OKを出すまで4ヶ月弱かかりました。
フランコさんが着けていたという、この色だけを展開しようと思いましたが、そこはイタリアのブランドなので、何故か頼んでいないカラーバリエーションもしっかり作ってきました(笑)。
他の色はタータンチェックが大好きなBEAMS Fのスタッフが選びました。
選んだ色はグリーン×ブルーとブラウン×ブルーの2色。
やはり選びそうだと思う色を選びました(笑)。
先日入荷して、早速BEAMS Fの店内ディスプレイに使われています。
BRILLAのDORMEIULのグリーンのジャケットに合わせていますが、こんな感じで難しく考えなくても意外とシンプルに合わせることができます。
そして、こんな定番アイテムともよく合います。
白黒のヘリンボーンとシャンブレイに合わせて、ちょっとフレンチ風の合わせで。
ブレザーとオックスフォードのボタンダウンに合わせて80年代風トラッド。
オレンジはブラウンのジャケットと合わせて90年代のPIOMBO風(ちょっと難しいか・・・)。
こんな感じで皆さんがお持ちのジャケットやシャツで合わせられます。
ジャケットやスーツだけでなく、カーディガンやミリタリージャケットやレザーのようなカジュアルなアイテムと合わせてもいいと思います。
プレスサンプルが無かったので、MR_BEAMS CHANNELでも紹介できず、今回初めて紹介しました。
今シーズンは様々なチェックのネクタイが出ていますが、こんなプリントのタータンのネクタイなかなか無いので、個人的にも今シーズン一押しのチェックタイです。
ご興味のある方は是非最寄りの店舗で実物をチェックしてみてください。
どうしても欲しい時計ベルトがあって、神藤さんにお願いして作ってもらいました。
CHANNEL KOTARO 是非ご視聴ください。