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BEAMS F 45周年 

 

MR_BEAMS CHANNELで今シーズンおススメのスーツとして紹介した、BEAMS F 45周年スペシャルのスーツ

 

 

 

 

動画を見ていない方は、”普通の無地のスーツ” と思われるかもしれませんが、それが違うんです。

 

 

 

 

 

 

生地は80年代後半から90年代中頃まで、BEAMS Fの定番として長く使われていたCANONICOのSUPER 100’Sの生地を復活させました。

 

 

この生地は私がBEAMS Fのバイヤーになってから現在まで、BEAMS Fの歴史の中で最も長い間、無地の定番のスーツやブレザー、パンツなどで使われた、いわばBEAMS Fのオリジナルの歴史を物語る生地です。

 

 

当時日本ではそれほど知名度のなかったCANONICOが日本で有名になったのも、BEAMS Fがかなり貢献したのは間違いありません。



生地の特徴は、縦横の番手が 56番の双糸使い(梳毛糸)で打込がCMあたり縦31.5本、横27.5本と密度が高く、強度に富んでいるうえに、原料はSUPER 100’Sの18.75ミクロンなので、とても滑らかな風合いです。

 

 

洋服屋しかわからない専門的なことを書いてしまいましたが、簡単に言うと、細い番手にできるクオリティーの糸を敢えて太いまま、縦糸も横糸も双糸使い(糸を二本でツイストして一本の糸にする)にして密度をしっかり打ち込んで織ることで、英国生地のように型崩れせず長く着続けられる強度を持ちながら、イタリアの生地らしい滑らかなタッチも感じられる、とてもバランスの良い生地です。

 

 

当時既にイタリアの生地は横糸が単糸で、柔らかく滑らかなタッチであるものの、型崩れしやすい生地が多く、CANONICOのように縦横双糸でしっかり打ち込んで織られた生地を作るメーカーは少なくなっていました。

 

 

昨今、英国調の流れもあって、イタリアの生地メーカーも縦横双糸の生地が増えて来ている傾向もあり、それならば当時評価の高かったこの生地をBEAMS Fの45周年に復活させようと思いました。

 

 

どうせ復活させるのであれば、セルベージを入れようということになり、”VITALE BARBERIS CANINICO 1663 FOR BEAMS F 45TH ANNIVERSARY ” と入れました。

 

 

ですが、文字が長すぎて生地を広げないとセルベージの文字全体を見れないということになりました(苦笑)。

 

 

 

 

 

そのセルベージがどこで使われるかと言うと。

 

 

 

 

ジャケットの内ポケットの中と、パンツのヒップポケットの中に使われています。

 

 

英国生地やイタリアの生地でもオーダー用の生地にはセルベージが付いているものが多く、ジャケットやスーツをオーダーで作ると、どこかにセルベージが見えることが多いと思います。

 

 

今回もオーダーで作ったような雰囲気を出すために、二カ所でセルベージが見えるようにしました。

 

 

 

 

 

 

作りはリングヂャケットのハンドメイドラインです。

 

 

襟は既製服であればKITONやATTOLINIクラスしかやっていない、上衿を後からハンドで付ける ”かぶせ襟” です。

 

 

かぶせ襟なので、上衿と下襟は当然手縫いで付けられます。

 

 

 

 

 

ハンドラインの特徴でもある表地を使った細いお台場。

 

 

見た目の良さだけでなく、胸の部分が柔らかくなるという利点もあります。

 

 

裏地をつけるのが難しいので、縫製に時間がかかる仕様です。

 

 

 

 

 

 

ボタンホールは手縫い

 

 

綺麗過ぎてマシンメイドと見分けがつかないという人もいます。

 

 

あるナポリのサルトリアは ”こんな綺麗にできるはずがないのでマシンだ” と言っていましたが、間違いなくハンドボタンホールです(笑)。

 

 

イタリアでも英国でも、こんな綺麗な手縫いのボタンホールは見たことがありません。

 

 

 

 

 

 

パンツはビジネスで使う方にも抵抗なく穿いていただけるように、ワンプリーツのベルトループ付きのモデルにしました。

 

 

 

 

太くもなく、細すぎることもないオトナが穿ける丁度いいシルエットです。

 

 

ちなみに、BEAMS Fのオリジナルは、80年代後半から90年代前半は2インプリーツ、それ以降はワンインプリーツでした。

 

 

 

 

 

 

 

オーソドックスなベルトループ付きのワンプリーツのパンツと言っても、特別なスーツなので凝るところはしっかりこだわって作りました。

 

 

 

 

フロントの持ち出しが長いサルトリア仕様。



以前BRILLAのオリジナルでこの仕様のパンツをやっていましたが、トイレで用を足すときにフロントが外しにくいという声があり、普通の持ち出しに戻したという経緯がありました。

 

 

ですが、個人的にはシンプルなディティールのパンツは、こういうところにこだわりたいのです。



なので、個人的にはBEAMSのオリジナルのスーツのパンツは全てこの仕様にしたいと今でも思っています。
 

 

 

 

 

 

 

パンツのポケットのカンヌキは全てハンドです。

 

 

 

 

 

 

パッと見ただけではわからない部分ですが、こういうところもこだわりたいポイントです。

 

 

 

 

 

ちなみに、この生地はクリースが抜けにくく膝も出にくいので、パンツにはとても向いている生地と言えます。

 

 

個人的には、この生地を使った単品パンツも欲しいところです。

 

 

 

 

 

モデルは上の画像にある3ボタン段返りのシングルと6ボタンのダブルの二型です。



どちらもBEAMS Fのハンドラインのブレザーと同じフロントダーツの入ったモデルです。

 

 

結果的に当時展開していたモデルをアップデートしたモデルになります。

 

 

色はシングルはミディアムグレー、ダブルはネイビーです。

 

 

ちなみに、Youtubeの動画ではサキソニーと言っていますが、正式にはウーステッド フランネルです。

 

 

ウーステッド(梳毛)の糸でフランネル(紡毛)のような風合いを再現した生地と言う、一般の方には非常にわかりにくい複雑な説明しかできないですが、フランネルと言うよりはサキソニーのように起毛感が少ない仕上げなので、実物を見ていない方がイメージがつきやすいように敢えてサキソニーと言っています。

 

 

プロの方たちは、あまり目くじらを立ててあら探しをしないようにお願いします(笑)。

 

 

 

 

 

 

当時もリングヂャケット製でしたが、当時からクオリティーの高い毛芯を使って縫製していたので、BEAMS Fのスーツは長く着ても型崩れせず、生地が劣化しない限りは本当に長く着られると、お客様から評価されていました。

 

 

事実、この生地を使ったスーツをビジネススーツとして10年以上着続けているというお客様も当時多くいらっしゃいました。

 

 

先日もある古着屋さんで、この生地を使った90年代に販売されていたBEAMS Fのスーツを見つけましたが、30年前のものとはとても思えない状態を保っていました。

 

 

折しもCANONICOが今年360周年。

 

 

歴史の重みは全く違うかもしれませんが、これも何かの縁なのかなと思います。

 

 

10月入荷で既にかなり予約が入っていますが、ご興味がある方は最寄りの店舗にお問い合わせください。

 

 

品番はシングル 2117-0260、ダブル 2117-0261 です。

 

 

仕立ての良さと生地の良さもあいまって、本当に長く着れるスーツです。

 


 

 




最後にひとつだけ、昨今イタリアの生地の主流となっているSUPER表記の高いトロトロで柔らかい生地がお好きな方にはあまりおススメできません。

 

 

理由は、この生地は一般的な柔らかく軽いイタリアの生地に比べると英国の生地に近い雰囲気を持った生地です。

 


なので、しっかり織られたハリとコシのある英国生地が嫌いな方には向かない生地だと思います。


その点だけご理解いただければと思います。


祖父の生地屋を手伝っていた母が生前 ”良い生地はハサミを入れるとわかる” と言っていましたが、このCANONICOの生地はまさにそのような生地です。

 

 

ハサミを入れると手ごたえがあって、”ジョリっという音がする生地”


まさに変態の領域ですね(笑)。


 

 

 

 

 

 

 

 

台湾出張

 

先週末は台湾出張でした。

 

用件は台北の新しい商業施設 DIAMOND TOWERSにオープンするショップのオープニンングイベントであるトークショーを行うため。

 

今まで何度もオープンが延期になり、今回は間違いなくオープンするということで、羽田から早朝のフライトで台北入りしました。

 

ホテルに着きチェックインするもアーリーチェックインはできず、荷物を預けロビーで台湾のスタッフを待つこと10分。

 

台湾のスタッフが来るや否や第一声が「明後日のオープンは延期になりました」という衝撃の一言。

「あれだけ今回は絶対にオープンするって言ってたのに、そんなことあるの?」と聞くと、「台湾ではよくある事なんです」ということ。

 

呆然としている間もなく、イベントをどうするか打ち合わせをして、すぐに別会場を探すことに。

 

台湾のスタッフが迅速に動いてくれて、その日のうちになんとか会場をおさえることができました。

 

 



 

 

到着早々トラブルでしたが、なんとかトークイベントは開催できる目途もたち、現地のスタッフと食事会へ。

 

お店は5年前に開催されたGQ TAIWANのSUITS WALKの時にスタッフと来た ”人和園雲南菜”へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
台北で人気のこのお店は、中国の雲南省の料理なので台湾料理ではないですが、なにを食べても美味しい。
 
特に一番上の ”豆のスープ” が絶品です。
 
東京でも雲南料理を食べさせる中華はありますが、ネットで調べても豆のスープはなさそうです。
 
東京で食べられたら確実にヘビーローテーションですね。
 
ちなみに台北と言えば、白菜の漬物と豚バラ肉を使った ”酸菜白肉火鍋” が有名なようですが、私が ”酸っぱい鍋が苦手” という間違った情報が伝わったらしく、なぜか ”酸っぱい鍋はNGになっていました” ・・・

話を聞く限りでは、酸味のあるあっさりした豚しゃぶと言うことで、どう考えても私の好み。
 
次回は ”酸菜白肉火鍋” を絶対に食べてみたいと思います。
 
 
 
 
 
時間の無いなか台湾のスタッフが頑張ってくれて、トークイベントはなんとか開催に漕ぎつけました。
 
 
ホテルから会場までタクシーで行けと言われましたが、歩いて2分・・・
 
スタッフも頭が回らないほどバタバタでした(笑)。
 


 
 
司会は台湾のドレスクロージングの重鎮で、高梧集というテーラーのオーナーでもあるBRIAN SHIHさん。
 
 
以前PITTI UOMOで何回かお会いして、5年前に行われたSUITS WALKでもお世話になりました。
 
 
 
 
 
会場は満員御礼
 
 
事前に頂いた質問に対して私と西口がお答えするという形で進行しました。
 
 
 
 
 
通訳を通して話すのは結構大変で、微妙なニュアンスが伝わるかがポイントです。
 
5年前のSUITS WALKのトークセッションの時はあまりうまくいかなかったので、今回は来場者の方たちの雰囲気や反応を見ながら話を進めました。
 
 
 
 
 
 
 
 
今回は西口がたくさん喋って、自分が雰囲気を見ながらボケをかますというパターン(笑)。
 
日本でトークイベントをやる時も来場者の方々が緊張されているので、場を和ますことは大事なんです。

台湾でも笑いがとれるか心配でしたが、なんとか役割は果たせました(笑)。
 
 
 
 
 
 
質問も日本のトークイベントの時よりも多くて嬉しい限りです。
 
 
 
これまで行ってきたトークイベントで最長の2時間越でしたが、皆さん最後まで熱心に聞いていただけました。
 
ありがとうございました。
 
人の話を集中して聞き続けるのは1時間が限界かなと思うので、少し休憩を入れた方が良かったかなと言うのが反省点ですね。


 
 
 
 
トークイベント終了後は来場者の皆さんと記念撮影。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
休日で暑い中、皆さんジャケットやスーツスタイルでご来場いただき、ありがとうございます。
 
皆さんドレスの基本がしっかりされていて感心しました。
 
皆でアジアのドレスクロージングを盛り上げていきましょう。
 
 
 
 
 
 
BRIANさん、長時間の司会ありがとうございました。
 
 
 
スーツとラウンドクレリックのシャツが西口ともろカブリでしたが、なんだか嬉しそう(笑)。
 
次回も是非よろしくお願いします。
 
 
 
 
 
最後に皆さんと記念撮影。
 
 
会場が急遽変更になり、お店もご覧いただけず申し訳ありませんでした。
 
結果的に広い会場になり、たくさんの方々に起こしいただき、ゆっくりお話しができ、皆さんに喜んでいただけたかなと思います。

オープンはまだ少し先になりますが、是非新店にご来店いただければと思います。
 
 
 
 
 
 
お客様がお帰りになり、撤収前に頑張ってくれたBEAMS台湾のスタッフと記念撮影。
 
 
トラブルもありましたが、記念すべき海外で初のトークイベントを無事終えることが出来ました。
 
迅速な対応ありがとうございました。
 
皆さんに感謝です。
 
 
 
 
 
 
5年前はほとんどリサーチできなかったので、今回は時間をしっかりとってリサーチをしました。
 
最初にInstagramでよく見ていたTHE ANTHOLOGYへ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
香港のテーラーで作っているレディーメイドとビスポークが中心のお店。
 
靴はCROCKETT&JONESの別注のローファーとタッセルを展開しています。
 
カジュアルアイテムは、香港のBRYCELAND'Sのオリジナルが中心。
 
ビスポークは、ロンドン、ニューヨーク、シンガポール、東京でオーダー会も開催しているのとのこと。

東京は青山のBrift Hさんで定期的に開催しているそうです。

ご興味のある方は、ホームページからお問い合わせしてみてください。
 
 
 
 
 
酒は飲めませんが、いいお酒がたくさんあります。
 
 
同行した台湾のスタッフが響をご馳走になりました(笑)。
 
高いお酒すみません・・・
 
リラックスした空間でゆっくりオーダーや買いもいのが楽しめる良いお店です。
 
 
 
 
 
スタッフの方たちと記念撮影。
 
 
 
自分は二回伺ったのでカジュアルスタイルとスーツスタイルで。
 
スタッフの皆さん、ご案内いただきありがとうございました。
 
次回は東京でお会いできればと思います。
 
 
 
 
 
 
東京で言えば、渋谷か原宿のような若い人たちで賑わっている中山という街にあるOAK ROOM
 
 
数年前にフィレンツェで行われたDALCUOREのパーティーの時に、このお店のオーナーさんと会った覚えがあり、場所を探して伺いました。
 
服を多く扱っていると思っていましたが、靴と小物が中心のお店でした。
 
靴はCROCKETT&JONES、EDOWARD GREEN、ALDEN、JM WESTON、SAINT CRISPIN'Sという圧巻の品揃え。
 
 
 
 
 
これだけのブランドをこれだけのバリエーションで展開している個人経営のお店は、日本でもなかなかないです。
 
 
修理とポリッシュのサービスもしっかりやっています。
 
 
 
 
CORGIのソックス。
 
 
懐かしいです。

80年代や90年代前半頃BEAMSでも展開していました。
 
 
 
 
 
レザーグッズはETTINGER。
 
 
いいブランドを展開しています。
 
自分も英国のレザーグッズの中ではETTINGERが一番好きです。
 
 
 
 
 
ALBERT THURSTONのブレイシーズもバリエーション豊富に展開しています。
 
 
箱の中の帯もOAK ROOMのネームになっています。
 
 
 
 
 
FOX UMBRELLASは既製品だけでなくオーダーも展開しています。
 
 
 
ロンドンのお店に来たみたいです。
 
 
 
 
 
洋服はVALSTARのドライビングブルゾンとオーダーサンプル?と思われるジャケットのみ。
 
 
 
 
ヘリンボーンのジャケットは日本のTAILOR CAIDのもの。
 
以前オーダー会を開催されたそうで、その時にオーナーのロビンさんがオーダーしたものをディスプレイしていました。
 
土曜日の夕方に伺いましたが、お客様も何人かいて試着をされていました。
 
台湾はレザーシューズの需要があまりないと聞いていましたが、そんなことはないですね。
 
こういうお店がしっかりと顧客を持っているということなのだと思います。
 
 
 
 
 
 
OAK ROOMから歩いて数分のところにあるUNCLE JUDE'S
 
 
細い路地の奥まったところにあり、一見さんは見つけられないロケーションですが、なんだか昔のBEAMSみたいでいいですね。
 
 
 
 
 
品揃えはドレスからカジュアルまで幅広いバリエーション。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シャツは鎌倉シャツがメインでネクタイはHOLIDAY&BROWNが中心。
 
テーラードジャケットやスーツは最近のヨーロッパブランドの古着を扱っています。
 
BARACUTA、FULL COUNT、J.PRESS、KENNETH FIELD、TANGENT、BARNSTOMER、ORIENTAL SHOEMAKERS、DOEKと言った日本でもお馴染みのブランドを数多く展開しています。
 
アメリカとヨーロッパのアイテムがミックスされた、80年代から90年代の日本の個人経営のセレクトショップのような匂いを感じさせるお店です。
 
 
 
 
 
UNCLE JUDE'Sが最近オープンした新しいショップ、SORTIE Vも案内してもらいました。
 
 
UNCLE JUDE'Sから徒歩5分くらい。
 
こちらのお店はドレスクロージングを多く扱うショップです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジャケット スーツは、RING JACKET、DALCUORE、パリのHUSBANDSが中心。
 
DALCUOREはパターンオーダーも展開しているようです。
 
ERICCO FORMICOLA、GRENFELL、JOHN SMEDLEY、BERNALD ZINS、SOLOVIERE、ANATOMICAと、こちらも日本でお馴染みのブランドを多く展開しています。
 
来月にはRING JACKETのオーダー会も開催されるそうです。
 
 
 
 
 
両店のスタッフの皆さんと記念撮影。
 
 
 
こちらも自分は二回伺ったので、カジュアルとドレスバージョンで(笑)。
 
何度もお邪魔してすみませんでした。

来年1月のPITTI UOMOでお会いしましょう。
 
 
 
 
 
 
到着してすぐにオープン延期を聞くことになるとは驚きでしたが、トークイベントは無事開催され、リサーチもゆっくりできたので結果的に充実した台湾出張でした。

台北はドレスのショップがほとんどないと台湾のスタッフから聞いていましたが、間違いでした(苦笑)。
 
スタッフもちょっと焦っていました(笑)。
 
BEAMSの品ぞろえに関しては、オープン当初は日本製のアイテムがメインになりますが、トークイベントに来られた方たちのスタイルや現地のショップの品ぞろえを見ると、再考しなければならない点も多いと感じました。
 
今回は台北のドレスクロージング愛好家の方たちや業界人の方々ともお近づきになれたので、機会があればまた台北に行きたいと思います。
 
台湾の皆さん、色々ありがとうございました。

皆さんにお会いできて楽しかったです。
 
またお会いしましょう。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
MR_BEAMS CHANNEL 2023秋冬 リコメンドアイテム 更新しました。
今回はニット編です。
 
是非ご視聴ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
B印マーケット 中村商店 新アイテムの販売が始まりました。
 

数年前に自分がバイイングして店舗で展開していた時に購入し、かなり気に入って今もよくつけているミリタリーウオッチです。

自分が気に入っているものは皆さんにもおススメしたいと思い、再度B印マーケットで展開しました。

 

カジュアルにもジャケットスタイルにも合うミリタリーウオッチです。

 

是非チェックしてみてください。

 

https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 

 

バースデー ディナー

 

先月27日に還暦を迎えました。

 

還暦だからといって特別な思いがあるわけでもなく、毎年のように普通に誕生日を迎えたという感じです。

誕生日のお祝いは、お洒落で派手な店は嫌なので、リラックスして食事ができる店にしました。

 

 

 

 

 

そのお店は、初台の路地裏にひっそりと佇むイタリアンのお店 ”MANGIAFUOCO”
 

 
2018年にオープンした比較的新しいお店ですが、あるご縁があってコロナ禍に一度伺ったのですが、その後数回予約が取れず、今回は自分にはめずらしく1週間前に予約して伺いました。
 
 
 

 

 

前菜一品目は石垣貝と焼きナスのマリネ

 

 
シェフの生家で自家栽培した無農薬のナスを使っています。
 
実は普段ナスをあまり好んで食べないのですが、このナスは甘くてとても美味しい。
 
石垣貝は初めて食べましたが、ホッキ貝に近い食感で甘みもありとても美味しい。
 
ソースも絶品です。
 
 

 

 

 

ウニのクロスティーニ

 

 
説明は不要ですね(笑)。
 
見た目どおりの美味しさです。
 
ウニがこぼれていますが、ちょっとサービスしてくれたかな(笑)。
 
 
 
 
 
 
白エビのフリット

 

 
カラッと揚がっていてサクサク。
 
手が止まらない感じで、あっという間に完食。
 
これは白ワインに合いますね。
 
 
 

 

 

 

 

パスタは駿河湾の桜エビとミニトマトのスパゲッティ

 

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エビが続きましたが、エビが食べたい気分だったんです(笑)。

 

エビの甘みとトマトの甘みが相まって、予想していたよりかなり濃厚なパスタ。

 

ポーションも多いので、甘さがちょっと飽きるかなと思いましたが、あっさり完食。

 

 

 

 

 

 

セコンドは北海道大沼牛のロースのグリル

 

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柔らかい赤身の肉は程よく脂が乗っていて甘みもありとても美味しい。

 

最近めっきり肉が食べられなくなったので、200gからのオーダーは我が家にはちょっと多い感じですが、なんとか完食。

 

還暦を迎えたオッサンには、できればもう少し少ないグラムでオーダーできたら嬉しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

グラスワインはこの2種類。

 

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BORTOLUSSO MALVASIA

 

シェフとシェフの奥さんが、このワインに惚れてワイナリーまで足を運んだというイチオシの白。

 

きめ細かで繊細なミネラル感がありとても美味しい。

 

カミさん、おかわりしていました(笑)。

 

 

 

 

 

赤は大沼牛のグリルに合わせて。

 

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VINO NOBILE DI MONTEPULCIANO POLDO


タンニンがあってかなり複雑な味のワイン。

 

赤身の肉に合うくらいのことしかわかりませんが、カミさんはかなり満足していました。

 

タンニンの良し悪しがいまひとつよくわからないんです・・・

酒飲めないので当たりまえですよね(笑)。

 



 

 

ドルチェはお約束のバースデープレート。

 

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ピスタチオのジェラート大好きなんです。

 

お腹がパンパンでしたが、美味しくいただきました。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

マンジャフォーコは、シェフとシェフの奥さんと二人でやっている小さなお店ですが、とてもリラックスして食事ができるお店です。

 

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シェフもシェフの奥さんも、私が15年以上通い続けている赤坂のシーフードイタリアンのラ・スコリエーラの出身で、奥さんには、よくサービスを担当していただいていたというご縁。

お二人が初台でお店をやっているという話をコロナ禍に聞き、これは一度伺わなければと思い、何年かぶりに再会したというお話しなんです。

 

その後何回か予約を入れようとしたのですが、タイミング悪くいつも満席・・・

 

いつも当日予約なので仕方ないですね。

 

 

 

 

 

コロナ禍になってから、めっきり港区あたりの店に行かなくなり、家からわりと近い阿佐ヶ谷、西荻窪、高円寺、永福町、富士見ヶ丘、浜田山あたりの店ばかり行くようになったので、街中の新しい店はかなり疎くなってしまいました。

着ていく服も気張らなくていいので、休日にリラックスして食事したい時は近場に限ります。

 

以前と違って、杉並あたりでも街中と同じクオリティーの店が増えたということもありますね。

 

マンジャフォーコも初台と言う飲食店にとってはマイナーな場所?の路地裏にあるというのも、自分にとっては気張らずに行けるいいロケーションなんです。

 

 

 

 

ということで、今年のバースデーディナーも気張らずリラックスして美味しくいただきました。

ご興味のある方は、是非マンジャフォーコに行ってみてください。

 

初台はお洒落な街とは言えませんが、隠れ家みたいなお店なので、パートナーの方とゆっくり食事をするには良いお店だと思います。

 

 

 

 

 

たまにはおしゃれな街の店も行ってみたいので、いいお店あったら教えてください。

 

コスパのいいお店をお願いします(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お待たせしました。

 

毎回入荷早々完売している、BRILLA オリジナル セッテピエゲのネクタイが入荷しました。

 

 

 

完全なハンドメイドなので、今回も20本限定です。

https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/post/7379/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お盆休み

 

例年どおり、お盆休み真っただ中に新潟に帰省しました。

 

一人暮らしの父親も来月で88歳。

少ない年金と仕送りでなんとか生活していますが、身の周りの事は全部自分でやっているので、お盆と正月は暮らしぶりと健康状態を確認するためにも必ず帰省しています。

 

 

 

 

 

帰省した日はいつも外食ですが、これがなかなか大変。

 

「なにが食べたい?」と聞くと「なんでもいい」と言うのですが、なんでもいいわけでもなく・・・(苦笑)

 

11日は祭日だったので、新潟の飲食店はどこも予約でいっぱい。

 

若者が行くような安い居酒屋しか空いていないので、色々考えた末に前日にオープンしたばかりの後輩のお店に行くことに。

 

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イタリアンがベースですが、ちょっとした和食もあるので、父親が食べられるものはありそう。

 

 

 

 

 

ということで、まずは新潟の味の和食から。

 

新潟で枝豆と言えば茶豆。

 

 
今年は猛暑で味が今ひとつと聞いていましたが、甘みもあってとても美味しい。
 
 
 
 

 

これも新潟の夏の名物焼きナス。

 

 
食べたかったようで、かなり盛りが良かったですが完食。
 
 

 

 

 

これも新潟の夏の名物かきのもと。

 

 

これも一人暮らしではなかなか食べないので喜んでいました。

 

 

 

 

 

和食は大満足。

 

ここからは私のパートでイタリアン。

 

初めて食べるブッラータとルッコラのサラダ。

 

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チーズがフレッシュなのはわかるよう・・・

美味しいと言っていましたが、老人には少しハードルが高かったか・・・



 

 

 

パスタは定番メニューはなく、リクエストでなんでも作るというスタンス。

 

刺身でも食べられるたいら貝があるということで、枝豆とたいら貝のスパゲティーをリクエスト。

 

 
小食の父親は前菜でお腹がいっぱいと言っていましたが、結構食べていました。
 
 

 

 

 

セコンドはオーストラリア牛のもも肉のグリル。

 


最近自分も肉をたくさん食べなくなったので、二人で100gで充分。

 

脂の少ない赤身肉は食べなれないせいか、美味しいけれどちょっと固いというコメント。

 

昭和の人は、牛肉はサシが入って柔らかいものと言うのが一般的な認識なので仕方ないですね。

 

 

 

 

 

 

看板に”おこめとぶどう”と書いてあるように、ワインだけでなく日本酒が充実しています。

 


新潟の地酒をこれだけ揃えている店はなかなかありません。

 

ちなみに、帰省中にもう一度酒飲みの後輩を連れて行きました。

 

食べて飲んで後輩も大満足でした。

 


 

 

 

 

翌日は親戚の子供を海に連れて行き、それから墓掃除へ。

 

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物心ついたときからずっとお盆の墓掃除をしていたので、本家の長男としては自分がやらないと気が済まないのです。

 

 

 

 

 

本家と分家の墓を合わせて3つの墓を、洗剤を使って丁寧に掃除をしていきます。

 

 
昔はそうやって墓掃除をしていた人が多かったですが、今は少なくなりました。
 
墓の上から水をかけるだけの人が大半です。
 
花と蝋燭と線香をセットして準備万端。
 
これで翌日の朝から親戚が来ても万全です。
 
 
 
 
 
家のお寺はこのあたりの寺町の中でも地味なお寺でしたが、皇后陛下雅子さまのご実家の小和田家のお墓があり、雅子さまがご成婚前の1993年にお墓参りに来られてから話題のお寺となり、檀家も増えて新しいお墓も随分増えました。

 

 
それでも本堂が少し綺麗になったかなくらいで派手にならないのは、新潟らしい実直さが感じられます。
 
 
 
 

 

夜は父親を連れて家の近くの寿司屋へ。

 

 

 

 
新潟の寿司屋も高級化が進み、今や一人15,000円~20,000円なんて東京並みの値段の店も増えてきました。
 
新潟の繁華街の古町にあるこの店は、この辺りではリーズナブルな値段で寿司が食べられるので大人気。
 
この日もギリギリ予約なしに入れましたが、その後は次々に来るお客さんを満席で断っていました。
 
人気店で満席なのに、コロナ禍の影響なのか板前さんが二人だけ。
 
悪い予感は当たり、オーダーを回しきれずかなり待たされて・・・
 
父親の注文をまとめて入れて、自分は生ものが食べられないので、食べられそうなものだけちょっとつまむ程度。
 

 

 

 
なので、美味しそうな寿司の画像はありません(苦笑)。
 
 
 
 
 
なんとか父親にお腹いっぱい食べさせて、その後大学時代の友人が待つ近くのお洒落なバーへ。
 
 
友人が腎臓がんになり、無事手術も成功し元気になったので快気祝い。
 
ステージ1で見つかり本当に良かった。
 
ちなみに、酒の飲めない私はノンアルコールモヒートで乾杯でした。
 
 
 
 
 
 
寿司をあまり食べられず、お腹も空いたので一番好きなラーメン屋の拾番に向かうと5人くらいの待ちが・・・
 
新潟のラーメン屋で深夜に並びたくないので、拾番の向かいにある美味しいという評判の浦咲へ。
 
ここもほぼ満席で、なんとか一席空いていてすぐには入れました。
 
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初めて食べましたが、あっさりしていてなかなか美味しい。
 
水菜が入っていて、見た目は大阪の揚子江のラーメンみたいです。
 
東京では絶対にやらない深夜ラーメンも新潟なら有りです(笑)。
 
 
 
 
 
 
お盆は母親の実家にも必ずお参りに行きます。
 
母親の実家は羅紗屋(テーラーに生地を売る生地商)でしたが、祖父は長男の叔父には羅紗屋を継がせず、自分が小学生の頃多角経営で洋服の小売りを始めました。

昭和風に言えば、いわゆるメンズショップ(トラッドショップ)ですね。
 
ちなみに、叔父の店がMEN'S CLUB 1985年 7月号に掲載されています。
 

 

 

 

繁華街の古町の近くにあったので、いわゆる旦那衆や何の仕事しているわからないような怪しい?大人たちが集うトラッドショップでした(笑)。
 
 
 
 
 
数年前に叔父がなくなり、叔母が遺品整理をしていたら叔父がストックしていたブレザーボタンや色々なボタン、エンブレムが出てきて、親族で唯一洋服の仕事をしている自分が譲り受けることに。
 

 

 

 
エンブレムはおそらく70年代後半のものです。
 
当時のエンブレムは日本の職人さんがハンドメイドで作っていたので、高価で中学生や高校生の頃の自分は欲しくてもなかなか手に入れられるものではありませんでした。
 
ネイビーブレザーの胸にエンブレムを着けて着るのがアイビーボーイの憧れでした。
 
翌日叔母から連絡があり、このエンブレムは叔父の孫(従弟の息子)のアーティストNくんに形見として渡すことに。
 
テレビでは度々見ているのですが、まだ会ったことがないんですよね。
 
所属するレコード会社がBEAMSのオフィスと同じビルなので、連絡が来るのを待っています。

お盆にささやかなファミリーヒストリーがひとつ生まれたという感じです。
 
 
 
 
 
 
この日の遅いランチは、みかづきのカレーイタリアン

 

 
新潟のソウルフード、帰省したら一度は食べないとですね。
 
食後にチーフナッツも食べてみかづきフルコースでした。
 
 
 
 
 
 
帰りにセブンイレブンでこんなものを見つけて衝動買い。

 

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今回は本当のポッポ焼きは食べられそうにないのでこれで我慢。

 

味は近からず遠からず?でした。

 

 

 

 

 

 

夜は中学の同窓会。

 

 

 

 

今回は還暦の集いと言うことで、ちょっと贅沢なホテルオークラ
 
 
 
 
 
最上階なので眺めが最高です。

 

 

 

 
夕陽も綺麗。
 
 
 

 

 

会の始めに還暦ということで、同級生の神主さんがお祓いをしてくれました。

 

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東京でまったく違う仕事をしていて、数年前に実家の神社を継ぐことになった彼女。
 
60年も生きていると人生いろいろあります。
 
 
 
 
 
乾杯の音頭は何故か私・・・
 
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数週間前に幹事の無茶ぶりで指名され・・・
 
生徒会長や学級委員だった人がやった方がいいとお断りしましたが、生徒会長は欠席で学級委員は誰だったかわからず・・・

あまりごねるのも野暮なので、おとなしく引き受けました。
 
 
 
 
 
 
立食と思っていたらフルコース。

 

 

 

 

 

 

 

 
まだお腹にカレーイタリアンが残っていたので、完食できず残念。
 

 

 

 

 

場も和み、あちらこちらで記念撮影。

 

 
釧路の歯科医の先生Oくんは、赤いアロハが似合っている。
 
この下には黒いタンクトップ。
 
アロハを脱いで黒いタンクトップ一枚になった時は、イエローカード出しました(笑)。
 
 
 
 
 
 
衆議院議員のT君

 

 
もう少し自分から積極的に皆と交流した方がいいと思うけど、余計なお世話か・・・

次回の選挙は自民党厳しそうだし・・・

頑張ってくださいね。




 
最後に記念撮影。

 

 
皆いい笑顔。
 
 
 
 
 
二次会も盛り上がりました。

 

 

 

 

 

 
珍しくセンターで写っている私・・・
 
たまたまです(笑)。
 

本当に楽しい同窓会でした。

幹事の皆さんご苦労様でした。
 
次回も楽しみにしています。
 
 
 
 
 
3次会はなさそうなので、飲みが足りない?二人とスーツが似合うマスターのいるバーへ。

 

 

 

 
酒が飲めないのに ”いつものやつ” で通用するんです。
 
野暮な客ですが、優しいマスターがいつも歓迎してくれます。
 
家も近いし、酒が飲めれば毎日でも通いたいとてもいいバーです。
 
 
 
 
 
今年の新潟は異常な暑さ。

 

 
台風のフェーン現象もあり、近くの商店街の温度計は39度・・・

 

 

 

 

 

家から一番近い海水浴場は、ただでさえいつも人が少ないのに、猛暑で完全なプライベートビーチ状態。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
帰り際に外人グループが二組来て、自分以外は全て外国人。
 
少しだけ海外のビーチ風?な感じでした(笑)。
 
毎年海に行くのは楽しみですが、今年は暑すぎてあまり行けなくて残念でした。
 

 

 

 

 

家の掃除をしていると、毎回BEAMSのアーカイブが見つかりますが、今回はこんなものが・・・

 

 

 

 

アニエスベーのカーディガン。

 

サイジングやタグから見ると、おそらく80年代のもの。

 

今も父親が着ているようですが、どこで手に入れたのか不明。

 

そういうのがチラホラあるんです。

 

若い頃着ていたものを結構父親に譲ったので、もしかすると自分が着ていたものなのかもしれません。

 

 

 

 

 

今年88歳になる父親は耳が少し遠くなりましたが、元気にしていました。

 

昨年交通事故を起こして免許を返納してから外出することも減ったようで、一日中テレビを見て居眠りをしていることが多くなっているのはちょっと心配。

 

高齢化社会の波は確実に自分の身近にも起きていて、現実に目を向けなくてはいけないことも色々あります。

 

 

 

 

 

この歳になると、帰省しても若い頃のように色々な人と合うわけでもなく、なんとなく退屈な毎日。

 

大学生の頃、午前中は海に行って、午後はテニスをして、夜はディスコに行くようなお気楽で楽しい夏休みが懐かしいです(笑)。

 

今回は同窓会もあり、旧友たちにも会えて楽しいお盆休みでした。

 

友人達も皆元気で良かった。

 

次回はお正月かな。

 

寒い新潟の冬は苦手です・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
MR_BEAMS CHANNEL 2023秋冬リコメンドアイテム スーツ編アップしました。

 


BEAMS F 45周年のスペシャルなスーツも紹介しています。

是非ご視聴ください。

 

 

 

 

 

 

 

BRILLAのオリジナルのコスメが誕生しました。

 

 

とにかく品質にこだわったマルチクリームです。

 

無藤と干場氏が動画で詳しく解説しています。

 

是非ご視聴ください。

 

PITTI SNAP カジュアル編

 

PITTIスナップ、ドレス編、ドレスダウン編に続き、今回はカジュアル編です。

 

私がカジュアルを語るのもどうかと思ったのですが、現状のPITTIで見かけるカジュアルスタイルにも色々思うことがあり・・・

コーディネートの評論のようになっている部分もありますが、客観的に見た今のPITTIのカジュアルスタイルについて書きました。

今や良くも悪くもなんでも有り状態のカジュアルスタイルなので、難しく考えず見ていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

サファリ風ジャケットに白Tシャツ、ベージュのチノパンに足元は黒のジャーマントレーナー。

 

 

シンプルなコーディネートですが、ジャケットのベルトをしっかり結んでいるのがポイントでしょうか。

 

巻モノや目立つアクセサリーをつけていないのも個人的には好きなコーディネートです。

 

スニーカーが流行っぽいものでないのもいいですね。

 

意外とこういうコーディネートは、最近のPITTIの会場ではあまり見かけません。

 

日本でもあまり見かけないコーディネートですね。

 

シンプルで大人っぽく頑張り過ぎていない、個人的には好感度なコーディネートです。

 

 

 

 

 

 

メタルボタンのニットジャケットに白のオープンカラーのシャツ、バンダナをネッカチーフ代わりに巻いて、パンツは星柄プリントのパンツ。

 

 

星条旗のパターンをコーディネートで表現するのがポイントでしょうか・・・

 

かなり作りこんだ感じがあって自分は絶対にマネしませんが、雰囲気はなかなかいいと思います。

 

ネッカチーフとパンツの色柄を変えれば、ニットジャケットのコーディネートとしてはリラックス感もあっていいと思います。

 

ちなみに、この人は前回のドレスダウン編でも紹介しています。

 

 

個人的には、この人の普段のコーディネートを見てみたいと思っています。

 

PITTIの時は皆作りこんできますからね・・・

 

 

 

 

 

 

例年より暑くなかったとはいえ、この時期のフィレンツェでレインコートを着た人はほとんどいないので結構目立ちます。

 

 

コートの色に惹かれてスナップしました。

黒のニットにベージュのチノパン、イエローのハーフコートって、意外と色合わせがしっくりくるものだと思いました。

 

春先ならいいコーディネートではないかと思います。

 

足元のスニーカーは今だとこうなるんです・・・

ウオレットチェーンもそうですが、どうしても足し算になってしまうんです。

この方、どこかのアウターブランドの人でしょうか。

 

このコートの色目はちょっと違いますが、個人的に綺麗な色のハーフコートがちょっと気になっています。

 

 

 

 

 

かなりお年を召したこの方、色づかいがタダモノではないです。

 

 

黒のポロシャツとパンツ、首元にはスカーフを巻いています。

 

モノトーンにパープルのリネンのシャツジャケットってなかなかいないです。

 

少し80年代のデザイナーズの雰囲気も感じられます。

 

このくらい年季の入った人が着ているからこそ映えるコーディネートですね。

しかし、大物感が漂っていますが、この人一体何者だろう。

 

 

 

 

 

 

ここ数年でめっきり増えた、ミリタリー&ワーク系アメカジ?コーディネート。

 

 

 

 

この手のコッテリ系アメカジ?が増えてきたのは、この5~6年くらいでしょうか。

 

 

この画像は2016年のPITTI UOMOのスナップです。

 

 

 

 

アメリカンテイストの流れが見え始めた頃は、このくらい簡単に取り入れられる感じでしたが、その後アメリカのテイストが強まると、どんどんコッテリしたテイストになっていきました。

 

インナーにプリントのシャツやショートスリーブのシャツを着ていますが、夏っぽさは感じられず、30度超えのフィレンツェでこの格好はちょっと無理があるなと言うのが個人的な印象・・・

 

でも、こういう人たちの方がスナップの対象になりやすいんですよね・・・

 

 

 

こちらは同じアメカジテイストでも少しイタリアのテイストが入っています。

 

 

ファッション業界でない一般の方には、こちらの方がリアリティーがあるのかなと思いますが、スナップを撮るような人たちにはあまりウケないアメカジですね。

 

誇張したコッテリ系なのか、リアリティーのあるラテン系なのか、昨今のアメカジは着る人が好きなように着るというのが正しいのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

正統派アメカジ?の人もいます。

 

 

オックスフォードのBDにベイカーパンツ、トリッカーズの外羽のウィングチップという、自分世代には懐かしいコーディネート。

 

80年代や90年代前半頃のBEAMSのスタッフやお客様のコーディネートみたいでとても懐かしいです。

 

PITTIの会場で見ると、こういう人が少ないので珍しさもありますが、日本だとさすがに一昔前の感じでしょうか・・・

 

オーソドックスなアメカジスタイルですが、今やBEAMS PLUSのスタッフにもいないかもしれません。

 

ブレザーを羽織ってレジメンタルタイをすれば、BEAMSの若いスタッフと同じ感じになりますね。

 

 

 

 

 

 

 

ブラックのニットとパンツにグレーっぽいカーキのシャツを羽織ったコーディネート。

 

 

自分はこの手のコーディネートはしませんが、シンプルで好きなコーディネートです。

足元がVANSのチェッカーと言うのもいいですね。

 

自分的には、BRILLAのディレクターの小林が言ってる高感度より好感度なコーディネートです。

 

しかし、PITTIの会場でVANSを履いている人がめっきり少なくなりました。

 

5年くらい前は大流行していたのに・・・

 

 

 

 

 

 

パイルの白いTシャツにミリタリーパンツ、ショールカラーのロングカーディガンという、脱力系?カジュアルコーディネート。

 

 

日本だとOCEANSやSAFARIの誌面に出てきそうなコーディネートですが、PITTIの会場ではあまり見かけないコーディネートです。

 

足元はフリンジの付いたレザーデッキシューズを履いていますが、日本人だと今ならサンダルになるでしょうか・・・

 

 

 

自分の中では、このコーディネートはお洒落なサーファーというイメージなんです。

 

 


元BEAMSの種市くんみたいなキャラだなと思ってシャッターを切りました。

内輪ネタですみません。

 

 

 

 

 

 

ラスティックな色づかいがとても似合う二人。

 

 

服のテイストは二人とも違いますが、それぞれのテイストに合わせたシルエットやサイズバランスがとてもいいです。

 

右の人のパンツのテーパードのシルエットがとても綺麗ですが、ダブルの幅が8㎝くらいあります。

 

左の人のパンツはソフトなフレアーで裾はタタキ上げ、靴はビーフロールのローファーで、二人とも何か狙いがありそう・・・

また会う機会があれば聞いてみたいですね。

 

黒人の人たちはサプールのような派手なスーツを着た人が多いですが、意外とカジュアルが上手い人が少ないのが実情です。

 

 

 

 

 

 

UAの内山さんと豊永さん。

 

 

お二人とも自然で気負った感じが無くていいですね。

 

内山さんのオレンジのジャケットも豊永さんのネイビーのジャケットも洗いがかかっているようなカジュアルなジャケット。

 

フィッティングも適度にリラックス感があっていいですね。

 

トラッドな雰囲気をベースにしながら、身に着けているモノを見るとちょっとしたこだわりが感じられます。

 

スナップ狙いで作りこんでいる感じがないのもいいですね。

 

今回のPITTIで見た日本人のカジュアルスタイルの中では、個人的に一番好きなコーディネートです。

 

 

 

 

 

 

ネクタイ屋さんのカジュアルコーディネート。

 

 

”ネクタイ屋さんなのにネクタイしないとダメでしょ” と言ったら、ホテルに帰って着替えて戻ってきたと・・・

 

一日2コーデですか?

 

”どれだけ気合入ってるの” という感じです(笑)。

サングラスの色も狙ってますね。

 

PITTI用に用意してきたのかな・・・今度聞いてみます。

 

散々いじっておきながらですが、彼のインスタグラムはタイドアップ中心のコーディネートを紹介しています。

 

是非チェックしてみてください。

 

@takayuki.namiki

 

 

 

 

 

 

 

コロナ禍でカジュアル化が進んだこともあり、本当に様々なカジュアルスタイルを見ることができます。

 

その中でもアメリカンテイストのカジュアルはトレンドと言うこともあり、様々なアメカジスタイルが見られます。

 

なので、今のPITTI UOMOにBEAMS PLUSが出展したら相当反響があるだろうなと思います。

パリで行われた展示会も大盛況でした。

 

秋冬になればもう少し英国調のカジュアルスタイルも出てくると思いますが、春夏の英国テイストはかなり難しいです。

 



でも実際はロンドンの名店を見ても、品揃えのテイストはイタリアとフランスをミックスしたようなラテンテイストなのが実情。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個人的にはこういうテイストの方が好きですね。

 

夏は綺麗な色を取り入れてコーディネートするのが好きです。

PITTIでも以前はこういう綺麗な色の服を身に着けた人が多かったですが、コテコテな人ばかりでさらっと綺麗な色を着た人が少なくなったのは個人的にも残念なところではあります。

 

 


 

 

ドレス編、ドレスダウン編、カジュアル編と続きましたが、なんとなく今のPITTIの雰囲気は感じて頂けたかなと思います。

 

これ以外にカプリでもスナップを撮ってきたので、どこかでお見せできればと思います。

 

ネットで検索するとPITTIのスナップはたくさんありますが、正直かなり盛った人や奇抜なスタイルの人が大半なので、一般の方からすれば、PITTIってこんな人ばかりなの?と思ってしまうかもしれません。

そう言った意味では、リアルなカジュアルスタイルのスナップは男前研究所のスナップが一番リアリティーがあるかもしれません。

 

ご興味のある方は、一度チェックしてみてください。

 

 

 

 

 

来年1月のPITTIも頑張ってスナップ撮ってこようと思っています。

 

ドレスもカジュアルも海外のスナップのような感じではなく、リアリティーのあるスナップをもっとお見せできればと思っています。

真似のできないようなスタイルでなく、皆さんがリアルに参考になるようなスナップをもっとお見せできればと常に思っています。

自分の考えに共感してくれる方いませんかね。

 

売れませんか・・・(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お待たせしました。

 

MR_BEAMS CHANNEL 2023秋冬RECOMMENDアイテム アップしました。

 

 

第一回目はジャケット編です。

今シーズンはジャケットの当たりシーズンなので、おすすめのジャケットがたくさんあります。

 

是非ご視聴ください。

 

 

 

 

PITTI SNAP ドレスダウン編


6月の出張ではドレスアップした人だけでなく、ドレスダウンからカジュアルスタイルの人まで、様々なスタイルの人のスナップを撮ってきました。

 

 

ドレスダウンと言っても、クラシックなジャケットやスーツを着崩したスタイルと言うことではなく、昨今日本でも多く見られるセットアップスーツも含めた様々なジャケットやスーツの着こなしです。

 

 

今回は先回のドレス編に続き、ドレスダウンした人のスナップを紹介します。

 

自分が気に入ったコーディネートということではなく、客観的に見た今のドレススタイルの様々な傾向を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

生成りのジャージのセットアップスーツ。

 

 

日本でセットアップスーツと言うと、化繊混の生地でネイビーやブラックでスリムなパンツの付いたカジュアルなスーツと言うのが今やマスになっていますが、ヨーロッパに来るとそのような人はほとんど見かけません。

 

 

もはやジャパニーズスタイル?なのかもしれませんね。

 

 

PITTIの会場でよく見かけるのは、こんなユルイ感じのセットアップスーツ。

 

 

おそらくジャージのセットアップスーツです。



足元はやはりスニーカー。

 

 

どこのスニーカーが分かりませんが、シンプルなデザインとカラーで正解。

 

 

スニーカーが流行っていますが、合わせるスニーカーが微妙な人がとにかく多いです。






 

オイスターホワイトのリネンのセットアップスーツ。

 

 

これもユルイ感じのセットアップスーツ。



パンツは共生地の帯がベルトの代わりになっています。



シャツはプリントのバンドカラー。



白いTシャツだけでなく、この手のセットアップスーツにはバンドカラーやプルオーバーのシャツを合わせている人もよく見かけます。

 

 

これはTシャツ一択の日本とは大きく違うところです。



足元はラフィアのタッセル。

 

 

BEAMSでも以前展開していました。



あまり人気はなかったですが・・・(苦笑)。

 

 

同じセットアップスーツでもこの感じだとスニーカーではないですね。

 

 

足元はこんな感じかエスパドリーユみたいなものがいいですね。



 

 

 

 

クラシックなスーツを用いたドレスダウン。

 

 

6ボタンのダブルブレストにチェンジポケットがついたかなりクラシックなテーラードスーツ。

 

 

インナーはプリントのTシャツでベースボールキャップを被り、足元はホワイトのグルカサンダル。



ドレスダウンというよりも、かなりドレスとカジュアルをミックスしたコーディネートです。

 

 

ここまでクラシックなスーツをカジュアルとミックスするコーディネートは、現地でもなかなか見ないです。

 

 

LL BEANのトートバッグも含め、色づかいにかなり気を配っているのがうかがえます。

 

 

なので、テイストはバラバラですが、なんとなく上手くまとまっているように見えます。

 

 

イタリア人にはこういう人はいないので、おそらくアメリカ人か英国人ではないかと思われます。

 

 

PITTIスナップ=イタリア人というのは、今や間違った認識です。

 

 

 

 

 

 

 

こちらもクラシックなスーツにプリントのTシャツとスニーカーを合わせたコーディネート。

 



6ボタンのダブルでサイドベント、袖口も本切羽になっています。



パンツもクリースが入って裾はダブル。

 

 

明らかにドレス仕立てのクラシックなスーツです。

 

上の人に比べると色合わせもアイテムもシンプルでハードルは少し下がっているので、クラシックなスーツでもコットンやリネンであれば、このくらいのドレスダウンは出来そうですが、こういうコーディネートは ”頑張っている風に見せてはいけない” ので、頑張らなければ着れない人はマネするべきではないコーディネートです。

 

 



 

 

クラシックなダブルブレストのブレザーにベースボールキャップ。

 

 

今までしていたスタイルに、何も考えずにただベースボールキャップを被るという人がかなり増えています。

 

 

彼らにとっては最も簡単で今っぽい?ドレスダウンなのでしょうが、これが今ひとつ・・・



スポーティーなブレザーにベースボールキャップは相性がいいので、インナーとパンツとシューズにひと工夫必要ですね。

 

ベースボールキャップがとにかく流行っていますが、上手くコーディネートしている人は10%くらいしかいないという印象です。

 

 

なので・・・

 

 

ドレススタイルにベースボールキャップを取り入れようと思っている方は、ネットのPITTIスナップは見ずにウチの王子のコーディネートを参考にしましょう。

 

 

いつもながらポーズが決まっています。

 

 

 

 

 

 

 

ドレスダウンと言うか、ジャケット着た方がいいのに?という感じのコーディネート。

 

 

パンツと同じ色のジャケットでスーツだったら無理のないドレスダウンなのに・・・と思うのは自分だけでしょうか。

 

 

クラシックなリネンシャツのボタンも開けすぎ・・・



靴は軽くシンプルなスリッポンで抜きを作っているので、ジャケットは抜かずに普通で良かったのに・・・

 

 

全体的にクラシックな雰囲気が漂うコーディネートなので、色々な意味でもっと普通に寄せた方が良いドレスダウンになると思います。



ヨーロッパは今すごくTATOOが流行っているんです。



”こんな普通の人もTATOO入れるの” というのが今回の出張でも多く見られました。

 

 

このコーディネートも、もしかすると胸元のTATOOを見せることが軸だったのかも・・・



 

 


 

少し前のPITTIでは見かけなかったコーディネート。

 



生成りのシアサッカーのジャケットは肩掛け、パンツはタータンチェックで靴はエスパドリーユ。



首元はネッカチーフを巻いて、ハットをかぶるという、リゾートなのかイタリアンなのかフレンチなのか・・・?

 

 

自分的には上半身と下半身がバラバラな感じがするんです・・・



上半身がモノトーンなので、パンツにダークブラウンのリネンを入れたらいいかなと思います。



エスパドリーユの雰囲気とも合いますし・・・



普通でいいのに普通では済まされない、ドレスを着崩す人はそう言う人が多いのが実情です。

 

 

 

 

 

 

 

今回のPITTIでよく見かけた明るいブルーのスーツ。

 

 

コバルト系のブルーがトレンドと言うこともあるでしょう。

 

 

足元は最近イタリアやフランスで大人気のAUTRYのスニーカー。

 

 

コットンスーツにスニーカーは良いと思いますが、”以前はスリッポンを履いていましたがが、スニーカーに変えました” というコーディネートが本当に多いです。

 

 

それだけスニーカーが大流行しているということなんです。

 

 

このコーディネート、インナーがスキッパーではなくTシャツにするだけでイメージが変わると思います。

 

 

スニーカーの色も合わせ過ぎでしょうか。




 

 

 

マドラス風のジャケットが目に留まり撮ったスナップ。

 

 

このジャケットいいですね。



どこのでしょうか、マドラスチェック好きには気になります(笑)。

 

 

ネイビーのニットTとホワイトデニムでラテンアイビーっぽいのはいいですが、足元は今だとこうなるんです・・・

 

 

ニューバランスのクラシックタイプかコンバースのオールスターみたいなレトロなスニーカーならいいと思うのですが、彼らにはそれでは物足りないのかもしれません。



これはADIDASですが、どこのスニーカーかわからない正体不明の派手なスニーカーをあわせている人が本当に多いです。



スニーカーとベースボールキャップが手っ取り早いドレスダウンのアイテムになっているのが実情です。

 

 

自分だったらレザーのデッキいシューズを合わせるかな・・・

 

 

逆にそれでは彼らにとっては古臭いのかもしれません(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

生成りとホワイトでまとめたコーディネート。

 

 

これも今まではスリッポンだった足元をスニーカーに変えたコーディネート。

 

 

違和感がないのは、ジャケットが適度にユルイ感じなのとスニーカーのカラーリングが他のアイテムと馴染んでいること。



スニーカーのカラーリングまで考えていたらなかなかですね。



取引のあるサプライヤーのスタッフなので、今度会ったら聞いてみます。



イタリアっぽいコーディネートが好きな人には、良いコーディネートだと思います。

 

 

若い子にはわからない、オジサン好感度系コーディネートですね(笑)





 

 

 

グリーンのリネンスーツにストライプ(シアサッカー?)のウェスタンシャツ。

 

 

暑かったのか上着は脱いでバッグに引っ掛けています。

 

 

コットンやリネンのスーツにウェスタンシャツを合わせるのは自分もよくやりますが、比較的簡単にドレスダウンできるコーディネートです。

 

 

ジャケットを着るとヨークは見えないですが、ステッチとボタンがいいアクセントになります。



ベルトはバックルのターコイズブルーがアクセントになったウェスタンベルト。



ウェスタンベルトは10年くらい前に流行りましたが、復活の兆しがあります。



シャツとベルトで抜いて靴はクラシックなタッセル(おそらくALDEN)と言うのもバランスがいいですね。



これでスニーカーやカジュアルなスリッポンだったら大ハズレです(笑)。

 

 

彼はまだ20代ですが、ルイジ ボレッリのネクタイの企画を任されています。



イタリアの20代でクラシックとカジュアルを上手くミックスしている人は意外と少ないです。



日本の20代の人達にはまずいないタイプのコーディネートです。

 



 

 

 

 

日本代表は高田くん。

 

 

白いストライプのスーツってPITTIの会場でもなかなかいません。

 

 

かなりクラシックな感じのスーツですが、インナーをTシャツにしてスカーフを垂らしてアクセサリーも付けて、足し算と引き算でドレスダウンという感じでしょうか。

 

 

バッグは自分も持っているACATEのヘルメットバッグ。



多分中身はほとんど入っていないと思うので、これもコーディネートのひとつでしょうか。

 

 

足元は抑えてクラシックなタッセルと言うのがいいですね。



こういうコーディネートの時は、どこかに正統派なアイテムを入れて整えることが大事です。

 

 

 

 

 

コロナ禍前はクラシック回帰の流れがあって、6月のPITTIでもドレスアップした人がかなり増えていましたが、コロナが開けると一気にカジュアル傾向に振れていました。

 

 

カジュアルと言ってもドレスを軸としたカジュアルの人が多いですが、中でもベースボールキャップとスニーカー、Tシャツなどでドレスダウンする傾向が多く見られました。

 

 

これは90年代中頃から2000年代前半頃まで続いたイタリアンクラシックの流れの後に、製品染めのジャケットが出てきてドレスのカジュアル化が進んだ流れに似ています。

 

 

当時もCONVERS、ONITSUKA、ADIDAS、DIADORAやドレスシューズメーカーが作るレザースニーカーが大流行して、ジャケットやスーツにスニーカーを合わせるスタイリングが大流行しました。

 

 

そういう意味ではドレスの世界にもY2Kのような流れがあるのかもしれません。

 

 

それにしても本当にただベースボールキャップかぶってスニーカー履いてドレスダウンという人が多かったですね。

 

 

PITTIに来るような業界人はミーハーな人が多いので、ちょっと流行ると皆同じになるんです・・・

 

 

そうなるだろうと思って自分は3日間スーツにタイドアップでした。

 

 

おそらく、このご時世に真面目にスーツ着た人の注目度はかなり低いですが・・・


 

 

 

次回はカジュアル編と言いたいところですが、自分の撮ったカジュアルスナップなど説得力がないのかも・・・

 


画像はたくさん撮ってきたので少し考えます。

 


カジュアルはちょっと癖のあるアメカジ系が多かったかなと・・・

 

 

 

 

 

 

MR_BEAMS CHANNEL 23秋冬 ”NAKAMURA NOTE” 更新しました。

 

今回はカラー編です。

 

 
是非ご視聴ください。

 

最近の買い物 2


秋冬モノも少しずつ入荷して来ていますが、自分はかなり出遅れて今頃春夏ものをせっせっと購入しています(笑)。

 

 

まあ、自分の買い物はあまり流行に左右されないものばかりで、短い夏が終わっても来年も使えるものなので、この時期でも欲しいものがあれば何も躊躇せずに買います。

 

 

今回は、そんな最近購入したものをご紹介します。


軽く紹介するつもりが、いつものように長文になってしまいました(苦笑)。

 

 

かなり色々書いていますが、お付き合いください。

 

 

 

 


 

久しぶりにプルオーバーのボタンダウンが欲しくなり、色々探していたらBEAMS PLUSでいいものを見つけました。

 

 

 

 

BEAMS PLUS オリジナル シャンブレー プルオーバーBD



シャンブレーのプルオーバーというのが刺さりました。

 

 

試着してみると少し緩めのフィッティングはイメージどおりで、半袖の重要なポイントである袖の長さも丁度良く、なかなかいいなと言う感じだったのですが・・・



問題は着丈がかなり長いこと。

 

 

”着丈なんて詰めればいいだけでしょ”と言いたいところですが、BEAMS PLUSのシャツは裾のガジェットの部分に+のステッチが入っているので、サイド側が詰められないのです・・・



BEAMS PLUS 原宿店のスタッフに「このステッチがあると着丈が詰められないので無い方がいいんだよね」と言ったら、「これはPLUSのアイコンなので絶対に外せません」と怒られました(苦笑)。

 

 

 
と言うことで、文句を言いながらもSサイズをおとなしく購入して、そのままBEAMS Fに行き、前丈と後丈を4㎝ほど詰めてサイドは詰めずにラウンドをつなげるという面倒?なお直しをして着ることにしました。


BEAMS PLUSのスタッフの話では、”裾をインして着る人もいるので着丈は少し長めに設定しています”ということですが、休日にリラックスした感じで着たいのでタックインは無しなんです。
 
 
仕上がりは、ちょっと裾のカーブが緩くなったなという感じですが、自分的には全く問題なしでした。
 
 
80年代後半や90年代前半頃はアメリカ製でBEAMS FのオリジナルのプルオーバーBDを展開していました。
 
 
当時はBEAMS PLUSはまだなかったので、BEAMSのカジュアルでも春夏は毎シーズンプルオーバーのBDを展開していました。
 
 
当時は自分もかなり着ていましたが、プルオーバーのBDを着るのは30年振りくらいかもしれません。
 
 
コーディネートはドローコードのパンツと合わせて、足元はデッキシューズやエスパドリーユのようなスリッポンという感じでしょうか。


自分の世代だと、リアルアメトラで着るとコスプレになるか、ただ昔のものを着ているオジさん風になるので、少しテイストをズラして着ることがポイントだと思います。
 
 
襟のボタンは外して着ようかなと思います。


イタリアっぽい感じではなく、アメリカ人が洗濯をするときにボタンを外して、休日にそのまま着てしまうというイメージです。
 
 
MEN'S CLUBの1983年8月号の ”ワスピッシュ・ルック”の特集ページのイラストのイメージです。
 
 
 
 
 
 
アメリカではリラックスしたカジュアルスタイルに限り、ボタンダウンのボタン外しはあるという事を当時知りました。


イタリアのそれと違うのは、テクニックとしてではなく、”洗濯の後に襟のボタンを付けるのも面倒だからそのまま着てしまった” という無頓着な感じから生まれたもののようです。
 

 

少し話がそれてしまいましたが、簡単に言うとプルオーバーのボタンダウンだからと言ってアメトラっぽく着なくてもいいので、ポロシャツやTシャツを着るように気楽に自由に着ましょうと言うことなんです。

 

 

 

 

 

 

 

半袖のボーダーTが欲しくなり、生成×ブラウンのボーダーTを購入しました。

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
ホワイト×ネイビーのボーダーは何枚か持っているので、それ以外の色を探していました。
 
 
基本一枚で着るので合わせるパンツの色を考えると、一番合わせやすい生成×ブラウンに落ち着きました。
 
 
長袖で同じ色を持っているので、悩むこともなかったというのが正直なところです。


サイズは2で、よく着ているセントジェームスの3と比べると少しゆったりめですが、スリムでもなくオーバーサイズでもない適度に余裕があって丁度いいサイズ感です。
 
 
このルミノアのボーダーT、セールになっていて30%OFFで購入いただけます。
 
 
在庫はかなり少なくなっていますが、ご興味のある方は是非チェックしてみてください。
 
 
 
 

 

 

 

オリーブグリーンのコットンスーツを新調したので、それに合わせるマドラスチェックのネクタイを購入しました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今となっては貴重なMADE IN USAです。
 
 
このネクタイを選んだ理由は、もちろん新調したオリーブグリーンのコットンスーツに合うことが一番ですが、90年代前半頃によく着ていた、このマドラスチェックのシャツの色使いに似ていることもポイントでした。
 
 
似ていますよね(笑)。
 
 
好きなものは何年経っても変わらないということです。
 
 
コーディネートはこんな感じです。
 
 
コットンスーツ、シャンブレーシャツ、マドラスチェックのネクタイというコーディネートは、合わないわけがない鉄板コーディネートです。


コットンやリネンのスーツをお持ちの方は、是非マドラスチェックのネクタイをコーディネートに取り入れてみてください。
 
 
余談ですが、上の90年代の前半頃によく着ていたマドラスチェックのボタンダウンは、渋谷にあったRED WOODのオリジナルで、IKE BEHARにいたスタッフが独立して始めたEAGLE SHIRTS製という蘊蓄があります。


このあたりの話は、またインスタライブでお話しします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今も所有していますが、さすがにボロくなってしまい屋根裏に資料として保管しています。

 
これはアメリカ製ですが、数年前までアジア生産のスキッドグリップが売られていたので、それでもいいから買いなおそうと思っていましたが、人気が無かったのか廃盤になってしまい、今はネットでレディースサイズでチラホラ見かけるだけになりました。
 
 
ここ数年、スキッドグリップのようなオーソドックスなキャンバスのデッキシューズが欲しいと思っていましたが、なかなかいいものが見つからず、半ば諦めていたのですが、先月のヨーロッパの出張でパリに行った時にBEAMS PLUSの展示会で見つけました。
 
 
 
 
BEAMS PLUSがディレクションした、TOP SIDERの ”MIL CVO”


蘊蓄は満載ですが、簡単に言うと1940年代に米軍に供給されたミリタリーモデルを木型から再現して復刻させたモデルです。


詳しいウンチクはこちらをご覧ください。

https://www.beams.co.jp/news/3580/

 

 

自分が高校生や大学生の頃にあった ”ソラマメ型” のラストとは少し異なりますが、細身のミリタリーラストは自分がイメージしていたものにかなり近いです。

 
 
ソラマメ型のラストという呼び方は、今の若い人は知らないようです・・・


BEAMS PLUSのショップスタッフに「ソラマメ型ってなんですか?」と言われました(苦笑)。


長々と説明するとオッサンが講釈こいてるみたいなので、軽く優しく説明しました(笑)。


当時のミリタリーのコントラクターラベルをモチーフにしたスペシャルデザインのロゴやスタンプもなかなか雰囲気があります。
 
 
 
 
ちなみに、インソールはかなりクッションがきいているので、とても履き心地がいいです。
 

ビンテージの復刻ですが、こういうアップデートは嬉しいですね。
 
 
ということで、早速ネイビーとホワイトの2色購入しました。
 
 
ホワイトのキャンバスのデッキシューズも、80年代後半に購入したCONVERSEのCD1以来なので本当に久しぶりです。
 
 
ちなみに、当時のミリタリーモデルのリアルなカラーがこの色です。
 
 
ヴィンテージの雰囲気がすごく感じられていい色ですが、爽やか系トラッドが好きな自分にはちょっとハードルが高かったです。
 
 
ミリタリーテイストが好きな方には是非オススメしたい色です。
 
 
 
 
 
 
 
ずっと欲しかったブラックカーフのモンクストラップ。
 
 
CROCKETT&JONESのブラックスエードのモンクストラップは持っていますが、春夏のトロピカルウールやモヘアのトニックや通年のウーステッドの生地のスーツやパンツと合わせると、スエードのブラックはなんとなく違和感があるんです。
 
 
なので、ブラックカーフのモンクストラップストラップは必要という結論になり、購入しようと思ったらクロケットが完売してから追加オーダーもなく・・・
 
 
ブラックカーフのモンクストラップは定番なので、品揃えとして切らしてはいけないとMDに言ったら、なんと隠し玉?をオーダーしていました。
 

それがこの靴です。
 
 
 
 
 

LLOYD FOOTWEARのMASTER LLOYDのブラックカーフモンクストラップ

 

マスターロイドは英国ノーザンプトンで、マスターの称号を持つ職人により制作されるロイドフットウェアの中で最上級のラインです。
 

アッパーは極上のヨーロピアンカーフを使い、オークバーク素材でヒドゥンチャネル仕様のアウトソール。

 
このあたりは、アッパーラインの靴にはお約束の仕様ですね。
 
 
ノーズの長さとトゥシェイプのバランスも絶妙です。
 
 
自分は英国のドレスシューズはどのブランドでもほとんど6ですが、この靴も6でジャストでした。
 
 
英国製となると、”どこのファクトリーで作っているの?” という話になりがちですが、そんな野暮な話はしないでくださいね(笑)。
 
 
英国靴好きの方なら予想はつくと思いますが、今やこのクオリティーで10万円以下で買えるというのは、驚異的なコストパフォーマンスだと思います。
 
 
モンクストラップは、ドレスシューズの中ではスーツにもジャケットにもドレスダウンにも合わせられる汎用性も魅力です。
 
 
フレンチトラッドのテイストもあるので、オックスフォードの靴はひと通り持っているという方には、特におススメしたいモデルです。
 
 
ご興味のある方は、是非最寄りの店舗でご試着いただければと思います。
 
 
 
 
 
 
 
これ以外にも自社以外でも購入したものもあるので、また機会があればご紹介したいと思います。
 

”秋冬のおススメは?”というご質問も少し頂いていますが、たくさんあります。


紹介するのはブログがいいのか、インスタライブがいいのか、Youtubeがいいのか、まだちょっと整理がついていない状況なので、もうしばらくお待ちください。
 
 
PITTI UOMOのブースで見て一目ぼれした、このSTILE LATINOのジャケット。
 
 
 
 
バイオレットのウインドウペンがとにかく洒落ています。


これはおススメです。


自分も欲しいです。
 
 
 
 
 
 
 
 
MR_BEAMS CHANNEL 2023秋冬 トレンド解説動画 KEYWORD編アップしました。
 
是非ご視聴ください。

 

PITTI SNAP ドレス編


バイイングを初めて30年以上経ちますが、出張の画像は人任せにせず自分でずっと撮り続けて来ました。

スナップが流行り始めてからは、スナップはプレスのスタッフが撮っていましたが、最近はプレススタッフの同行もないので、前回からは私が自らスナップを撮るようになりました。

 

空いている短い時間に撮影しているので、それほど多くの画像はありませんが、今回は先月のPITTI UOMOで撮ってきた画像の中からドレススタイルに絞ってお見せします。

 

 

 

 

 

白いジャケットにネイビーパンツの二人。

 

 

 

 

左の人を正面から撮った画像もあります。

ジャケットがシングルピークドラペルという以外は、ベーシックなアイテムとシンプルな色づかいのコーディネートです。

 

シャツの開け方、日焼けのし過ぎ、ミラーのサングラスでイタリアン血中度が高く見えますが、シンプルで綺麗なジャケットコーディネートなので個人的には好感度が高いです。

ホワイトのジャケットはブースでもよく見られ、来場者の着用も多かったですね。

 

夏の定番でもある、ホワイト×ネイビーの色合わせが久しぶりに戻って来ている印象です。

 

 

 

この方、翌日のコーディネートはこんな感じでした。

 

 

ダブルのブレザーにブルーのシャツ、オフホワイトのパンツという、オーソドックスなコーディネート。

 

意外とこういうベーシックなアイテムをさらっと着ている人が少ないのが実情。

普通に着ればいいのに、頑張って盛ってしまい、残念なコーディネートになっている人が意外と多いです。

 

 

 

 

 

ホワイトのリネンのスーツに色落ちしたデニムのウェスタンシャツ。

 

 

こういうシンプルなコーディネートの人はたくさんいるのですが、スナップに撮られるタイプではないんです・・・

首元にネッカチーフを巻いたり、ニットを肩掛けでもしたら撮られるかもしれません(苦笑)。

 

でも、そんなことをする必要はないですね。

このコーディネートは充分この人のキャラクターに合っていると思います。

 

ホワイトのジャケットやスーツにデニムやシャンブレーのシャツを合わせる場合は、シャツが色落ちして淡くなっているモノを合わせるのがポイントです。

 

 

 

 

 

ホワイトジャケットを使ったモノトーンコーディネート。

 

 

ジャケット以外は全てブラックという、PITTIの会場ではあまり見かけないコーディネート。

 

この場合、ジャケットが白黒のチェックというのはよく見かけます。

 

でも、どこかで見たことがあると思ったら・・・

 


既に小林がやっていました(笑)。

こうやって見ると、ホワイトジャケットは色々な着方があります。

自分も来年の春夏は一着手に入れたいと思います。

 

 

 

 

ホワイトだけでなく、生成りのリネンのスーツもよく見かけます。

 

 

ピンクのシャツにブルーのニットタイというコーディネートはいいですが、靴がいまひとつ・・・

このタイプのスリッポン、最近すごく流行っているんです。

 

PITTIのシューズブランドのブースでも必ずと言っていいほど展開されていました。

イタリアだけでなくパリでも結構売られていたので、人気のほどがうかがえます。

 

あるブランドの人気のモデルが、他のブランドにも広がったようです。


ジャケットやカジュアルに合わせるのはいいと思いますが、生地がコットンやリネンのスーツであってもタイドアップしたスタイルにはミスマッチだと思います。

ニットやポロやリネンシャツと合わせるノータイのドレスダウンのコーディネートであれば、この靴を合わせてもいいと思います。

このスーツ、よく見ると襟にタブが付いていて、ポケットにはインバーテッドプリーツが入り、袖はターンナップになっています。

ハンティングジャケットをモチーフにしたようなリネンスーツですが、実は90年代にBEAMSでもこんなジャケットが流行ったことがありました。

 

 

 

 

スナップには殆ど出て来ない正統派なジャケットコーディネート。

 

 

 

 

クラシックなネイビージャケットにストライプタイを合わせたトラディショナルなスタイル。

 

日本のビジネスシーンでも使えるコーディネートです。

 

90年代後半から2000年代前半頃のイタリアンクラシック全盛の頃は、PITTIの会場でもこんな正統派コーディネートの人たちがたくさんいましたが(むしろこっちが主流でした。)、今は少数派になってしまいました。
 

しかし、PITTIの会場の中で見かけないだけで、ミラノのような都会では普通にこのような人たちを見かけるので、あくまでもPITTIに来るような業界人でこういうコーディネートをする人が少なくなっただけと言うだけの話です。

 

 

 

 

こちらもクラシックなスーツをクラシックなコーディネートで着る正統派の二人。

 

 

無地のスーツに無地のシャツに小柄のネクタイ。

 

足元もしっかりクラシックなキャップトゥーを履いています。

スナップを撮られないタイプですが、こういうクラシックなスーツを普通にきちっと着こなす人は会場の中には結構います。

 

左の人のように主張はしないですが、エレガントに装っている人をイタリアンクラシック全盛時は ”MOLTO INGLESE”(とても英国っぽい)と言って賞賛したものでした。


MOLTO INGLESEと言う言葉自体最近聞かなくなりました。

 

 

 

 

 

ライトグレーのスーツにグリーンの剣先付きのニットタイというシンプルなコーディネート。

 

 

スーツはおそらくウールではなく、コットンかリネンです。

 

白シャツと綺麗なグリーンのタイを合わせてポケットチーフも白で、こういうスーツは盛ったコーディネートではなく、シンプルにコーディネートするのが一番。

靴が惜しいかな・・・

ドライビングシューズ風のローファーでハズしたのかなと思いますが、ちょっとミスマッチ。

 

普通でいいと思うのですが、ちょっとハズしたくなる人が多いんです。

 

 

 

 

かなり目にする薄いブラウンのスーツ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リネンやコットンの素材が多いです。

 

Vゾーンはネイビー系のストライプか無地でシンプルにまとめるか、明るめの綺麗な色のネクタイを合わせるか二通りのコーディネートが見られます。

自分は春夏なら後者の方が好みです。

 

足元はブラウンスエードのスリッポンという合わせが多いですね。

 

 

 

 

 

さらに淡いベージュに近いトーンもよく見かけます。

 

 

生成りのスキッパーにオリーブのベルジャンシューズ。

 

靴のオリーブのトーンがスーツの色に馴染んでいるので嫌味がありません。

 

 

 

白シャツを合わせたシンプルの極みのようなコーディネートですが、よく見るとボタンダウンのボタンを外してシャツの襟を少し出して着ています。

 

 

スーツのサイジングやシルエットも良くて思わずシャッターを切りました。

 

こういう、シンプルで雰囲気のある着こなしの人が本当に少なくなったのが残念なところです。

 

 

 

 

 

ベージュのワントーンでまとめたシンプルなジャケットコーディネート。

 

 

バッグの柄、シューレースの色、ボーダーのソックスはこだわったポイントなのかなと思います。

 

シンプルだからこそ細部に気を配る、こういう人は意外と少なく、やり過ぎて嫌味になるパターンが多いです。

 

パンツのダブルの幅が3.5㎝、最近少し細目のダブルが増えてきました。

 

 

 

 

 

昨年のPITTIのレポートでピンクのスーツを着た人が増えているというのを見ましたが、今回もいました・・・

 

 

 

 

偶然にも二人とも似たコーディネート。

 

生地メーカーのコレクションをチェックすると確かにピンクのカラーがバリエーションに加わっているので、そういう意味ではトレンドとも言えるのですが、実際に着ている人は少数です。

 

上の画像のMさん、このスーツをナポリのサルトリアで仕立てました。

 

ピンクのソラーロを着こなせる日本人はなかなかいません。

 

 

 

 

 

70年代風のスーツ。

 

 

モード系の人や日本の業界人には多い70年代風のジャケットやスーツですが、PITTIの会場ではほとんど見かけないのが実情です。

 

欧米の人たちはトレンドとクラシックの境界線をきちっと認識しているので、日本人のような中途半端にトレンドを取り入れる人は殆どいません。

 

やるならやる、やらないならやらない、この手のテイストはそういう考え方で良いのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

今回はネットのスナップではあまり出てこない、クラシックなジャケットやスーツを盛らずに着る人を中心にピックアップして紹介しました。

カジュアルなコーディネートの人が多く、ジャケットやスーツはコスプレ系が圧倒的に多いので、シンプルで気の利いたコーディネートの人を限られた時間でスナップするのはなかなか大変でした。

 

今回改めて思ったのは、トレンドがどうあれ自分らしさを大事にして装うことが一番であるということ。

 

そういう意味では、PITTI UOMOの会場は無理している人が圧倒的に多く、スナップ撮られたくて盛る人が多いのは、コロナ禍後も変わらないというのが実情です。

 

盛らない人たちのスナップ、どこかでやってくれませんかね・・・

誰もやらなければ、自分がやるしかないかなと思います。

 

コスプレじゃないスナップを皆さんにお見せしたいです。

 

 

 

 

 

 

PITTI UOMO 104 続報

 

久しぶりの更新です。



出張中もブログをアップしたのは一回だけ・・・

 

 

サボっていたわけではありません(苦笑)。



コロナ前は深夜でも寝ずにブログを書いていましたが、体調管理を優先させるために少しやり方を変えました。

 

 

具体的にはブログを書けない分インスタライブでリアルな情報を動画配信する手法を1月の出張から始め、今回もPITTI UOMOではSTILE LATINOとBELVEST、ミラノではTAGLIATOREとLARDINI、DRUMOHRのショールームでライブを配信しました。

 

 

私のInstagramのアカウントにアーカイブを残してあるので、まだご覧になっていない方は是非ご覧いただければと思います。

 

 

フィレンツェでアップした前回のブログも画像を増やして加筆して、更に詳しく内容を充実させましたので、既にご覧になった方も再度ご覧いただければと思います。

 

 

と言うことで、今回は遅ればせながらPITTI UOMO 104の続報です。

 

 

 

 

 

 

ERRICO FORMICOLAのブースでディスプレイされていたマドラスチェック風のジャケット。

 

 

プレコレクションの時はシャツで綺麗なマドラス風のチェックがありましたが、ジャケットも良い色柄のマドラス風チェックを展開していて目を惹きました。

 

 

 

ちなみに、PITTIの後にMILANOのBOGLIOLIのショールームに行きましたが、やはりマドラス風のチェックを展開していました。

 

 

 
これもいいですね。


自分のようなリアルアイビー世代にはかなり刺さります。


70年代後半から80年代前半頃のアメリカントラディショナルのイメージなんです。


個人的にも来春夏着たい柄です。
 
 
バイイングしなかったら個人オーダーします(笑)。
 
 
今回のPITTIはシャツもジャケットもパンツもマドラス風のチェックのバリエーションが増えていました。
 
 
 
 
 
 
 
レザーは明るく綺麗な色のバリエーションが増えていました。

 

 
 
 
 
 
 
 
様々な色がありましたが、その中でもグリーン系とサックスブルーが多かった印象です。
 
 
トレンドカラーのラベンダーやホワイトもありました。


形は様々ですが、こんな綺麗な色のレザーは、着るだけで簡単に着こなしに変化をつけられるアイテムだと思います。


日本のようにライダースジャケット一辺倒でないというのもレザーのリアルな流れだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

LBM 1911のブース。

 

LBMは色の提案と見せ方がとてもうまいので、毎回チェックしていますが、バイイングもしないのにいつもブースの中を見せてくれて写真も撮らせてくれます。

 

 

 

 
 
 
今回もトレンドカラーのサックスブルーとライラックを中心とした打ち出しでした。
 
 
スモーキーなサックスブルーとライラックの打ち出しは本当に多く見られました。
 
 
LBMのブースは毎回トレンドカラーを取り入れたカラーコーディネートも明確なので、バイヤーにとってはとてもイメージしやすいビジュアルマーチャンダイズだと思います。
 
 
 
 
 
 
カジュアルなテイストをミックスしてモダンなクラシックスタイルを提案するSARTORIO

 

 

 

 

 

 

 
 
最近のPITTIでのSARTORIOの打ち出しは、良くも悪くも日本人がイメージするKITONのセカンドラインのSARTORIOのイメージとはちょっと違うのかなと思います。


でも、PITTIの後にミラノに行って色々なショップをリサーチすると、このテイストが今のイタリアのドレスダウンスタイルなのかなと思います。


それについてはまた別の機会に触れたいと思います。
 
 
コーディネートの好き嫌いは別として、PITTIの出展ブランドで綺麗な色のジャケットをこれだけメインで提案していたのはSARTORIOだけと言ってもいいでしょう。


諸事情があり、ここ数年はバイイングには至りませんが、毎シーズン必ず必ず生地はチェックしています。


ちなみに、昨年の春夏にSTRASBURGOさんで展開していた、このマドラスチェック風のジャケットは良かったですね。
 
 
ミッドタウンのお店で真剣に試着しました。
 
 
それもディスプレイ外してもらって・・・


こんな綺麗なチェックなかなかありません。
 
 
 
 
そして、今回はこのフレスコのワイドストライプのスーツが良かったです。

 


ジャケットをパッチポケットにして、ちょっとスポーティーな雰囲気で着たいですね。

 

 

 

 

 

会社の体制が変わり、リニューアルしたALTEA

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
完全にトータルブランドになって、テイストもちょっと若くなりました。
 
 
逆にこういったテイストでセンスのいいイタリアブランドはなかなかないので、今のPITTIでは貴重な存在なのかもしれません。
 
 
特に日本人のようなセレクト力と編集力のない国のバイヤーにとっては、ALTEAのようにアイテムも素材も色もトレンドをある程度網羅しているトータルブランドは貴重なのかもしれません。


自分が見ても、なかなかトレンドをおさえたうまい提案をしているなと感じました。
 
 
 
 
 
 
3年ぶりの春夏のPITTI UOMOでしたが、一言で言うとカジュアル傾向に振れている印象でした。


カジュアルと言ってもドレス系のカジュアルなので、ストリート系のカジュアルとは違いますが、色々なカジュアルスタイルを見ている我々日本人にとっては、ちょっと?な打ち出しやコーディネートも見られました。


ジャケットやスーツのサプライヤーも有名どころは、STILE LATINO、BELVEST、CARUSO、SARTORIO、LBMくらいで、あとはあまり聞いたことがないブランドが多く、ちょっと寂しい感じでした。


来場者の中でタイドアップしているのはコスプレ系の人ばかり。
 
 
パイプや葉巻咥えて、ダレスバッグにステッキって、こんな人会場の中には誰もいません。

 
真っ当なクラシックな装いをしているのは日本人が一番多かった印象です。


私もおそらくカジュアルなスタイルの人が多いと予想していたので、敢えて3日間スーツにタイドアップで通しました。
 
 
 
 
いつもと変わらないスタイルですが、色々な方に写真撮って頂きました。


ありがとうございました。
 
 
 
 
 
個人的には少し消化不良なPITTI UOMOでしたが、それでも色々細かな流れも見えて来たので、結果的には行って良かったなと思っています。


やはり、現地でしか感じられない事は多いと思います。


次回の一月は秋冬なので、もう少しドレス系の打ち出しが増えることを期待したいと思います。
 
 
今回は来場者のスナップも撮ってきたので、次回はそのスナップをお見せしたいと思います。


コスプレではないリアルなスナップをお見せします。
 
 
 
 
 
 
 
大変お待たせしました。

MR_BEAMS CHANNEL 2023秋冬”NAKAMURA NOTE” ITEM編アップしました。

 

 
是非ご視聴ください。

 

PITTI UOMO 104

 

火曜日からPITTI UOMOが始まりました。

 

毎日夕食を終えてホテルに帰るのが遅く、二日目が終わった今やっとブログを書いています。

 

春夏という事もあり、前回の1月に比べてもドレス系のサプライヤーの出展が少なく、カジュアルなアイテムばかりが目に付き、なんとなく物足りなさを感じると言うのが正直なところです。

 

そんな中でも気になった傾向やアイテムをお伝えします。

 

 

 

 

前回の1月のPITTIでも綺麗なカラーパンツを打ち出していたBERWICH

 

今回も引き続きカラーパンツを打ち出していました。

 

 

 

 

ブライトなトーンとスモーキーなパステルがありますが、ご覧の通り綺麗なカラーパンツの打ち出しが目を引きました。

 

 

 

 

個人的にはリネンのサックスのストライプと明るいブルーのグレンプレイドが気になりました。

 

 

 
オーダーするかどうかはまだわかりませんが、個人的に穿きたい感じの色柄です。
 
 
 
 
GERMANOも綺麗なカラーパンツを打ち出していました。
 
 
 
カラーのトーンがとても綺麗です。

右側にあるミントグリーンは自分も履きたい感じの色です。
 
 
 
個人的に気になったのが、このリネンのプリント。

 

 
実はここ数年プリントのパンツを展開したくて色々探していたのですが、なかなか良いものがなく、やっとイメージに近い色柄の生地が見つかったと言う感じなんです。
 
少し太めのドローコードのパンツに乗せたい色柄です。
 
 
 
 
ちなみに、こんなマドラスっぽいチェックのパンツもありました。
 
 
イタリアのブランドも提案が随分変わってきました。
 
 
 
 
マドラスっぽいと言えば、DEVOREでもマドラス風チェックを展開していました。
 

綺麗な色ですが、ちょっとかわいすぎました(笑)。
 
 
 
 
シャツで目についたのが、綺麗な色のリネンのチェックシャツ。

 

 

 

 
 
 
 
 
シャツブランドの提案としては確実に増えているので、個人的にも注目しています。

従来のイタリアっぽいチェックではなく、マドラスチェックをイメージさせる少しアメリカっぽいテイストに振れているのが傾向です。

リネンの値段がかなり高くなっているので、色柄が綺麗になればなるほど値段も高くなるという傾向が強くなっているのが気になるところです。
 
 
 
 
 

チェックと並び目に付いたのがストライプ。

 

 

 
 
 
 
 
特にオルタネイトストライプやマルチストライプは、80年代から90年代前半頃にかなり流行ったので、個人的に懐かしさもありつつ今また新鮮です。
 
 
 
 
シャツはもちろん綺麗な無地のバリエーションも多いです。
 
 
綺麗な色のリネンの無地のシャツの提案は引き続きかなり多いです。
 
リネンの生地がかなり値上がりしているので、気に入った色があれば迷わず今シーズン購入しておいた方がいいと思います。
 
 
 

 

 

ニットも綺麗な色のバリエーションがかなり多く見られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
ご覧の通り、本当にニットはカラフルなバリエーションが多く見られました。
 
少しスモーキーなサックスブルー青みのあるパープル系のライラックが新鮮に感じました。
 
ニットはバリエーションを見れば色の傾向が分かりやすいので、トレンドの色を取り入れやすいアイテムであるとも言えます。
 
 
 

 

PARABOOTSはホワイトとベージュのバリエーションが新鮮。

 

 

 

新しいモデルが出ない代わりに、新しいレザーやカラーで変化をつけています。

 

洋服が綺麗な色が多く出て来ているので、必然的にホワイトやベージュのバリエーションが重要になって来るのかなと思います。

 

もともとBEAMSが得意としているテイストなので、どう味付けをしていくのかと言う感じです。

 

 

 

 

二時半を超えたので、そろそろ限界です。

 

またレポートします。

 

おやすみなさい。

 
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