ラバーソール
今年の秋は雨がよく降ります。
私は翌日の服を決めるときに、最初に天気予報をチェックします。
理由は、どんなに考えてコーディネートを組んでも、靴が決まらないと折角考えたコーディネートが台無しになるからです。
それだけコーディネートの中で靴が重要と言うことなのです。
雨の日にレザーソールの靴を履くことは抵抗はないですが、靴下が濡れたまま一日靴を履くのが耐えられないんです。
さらに、アッパーが表革の靴は濡れたまま一日履いているとダメージも大きいので、雨の日は基本的に防水スプレーをかけたスエードの靴を履くことが多いです。
雨の日にも履けてドレススタイルにも合う靴はなかなか無いと思っていたら、良い靴が見つかりました。
CROCKET & JONESの定番のタッセルスリッポン ”CAVENDISH 3”
ソールはCROCKET & JONESが開発したCITY SOLE
薄いラバーソールなので、外から見るとラバーソールには見えません。
フレックスソールとは謳っていませんが、履いてみるとかなり返りが良く軽いので、履き始めから馴染みストレスをまったく感じません。
柔らかい履き心地は、海外出張などかなり歩く時も楽なので出張には必ず持って行きます。
昨年購入して雨の日もかなり履きましたが、ソールから雨がしみこむこともなくグリップもしっかりしているので快適に履けます。
かなり気に入ったので色違いのSNUFF SUEDEも購入しました。
数年前にロンドンのJERMYN STREETのCROCKET & JONESのショップでこのCITY SOLEを見た時は「英国人もラバーソールの靴を履く時代になったか」というのが正直な印象でした。
ちなみに、レザーソールを購入してハーフラバーにすればいいという考え方もありますが、私は良いレザーソールを使った靴に新品からハーフラバーを貼るのは抵抗があって、カジュアルなスリッポン以外でハーフラバーにしたことはありません。
この3足はBEAMSでの展開はなくFRAMEさんで購入しました。
青山に店舗もありますので、気になる方はそちらでご試着してみてください。
ご要望があれば店舗スタッフに遠慮なくお申し付けください。
”ラバーソールの靴なんて履かねーよ” という方はスルーしてくださいね(笑)。
シンガポール出張
9月30日から10月5日までシンガポールに出張でした。
オーダー会前日に行われたトークショーは、シンガポールのファッション業界人とCOLONY CLOTHINGの顧客様をお招きして行われました。

MR_BEAMSの誕生から現在までの様々な作成秘話や、事前にいただいていたドレスクロージングに対する質問に対してお話ししました。
途中質問タイムを設けましたが、たくさんのご質問をいただき、ドレスクロージングの注目度の高さを感じました。
翌日からはCUSTOM TAILOR BEAMSのオーダー会。
今回は事前の予約が6割くらいしか入っていなかったのですが、会期中に毎日アポイントが入り結果的に3日間フルアポイントでした。
体格や体型も様々なので、かなり細かい採寸と補正が必要で、一人のお客様に費やす時間もかなりかかります。
還暦を過ぎた私と白井と、今年50歳になる矢吹の3人で3日間昼食抜きで頑張りました(笑)。

4回目のオーダー会も大盛況で終えることが出来ました。
オーダーいただいた皆様ありがとうございました。
COLONY CLOTHINGのスタッフの皆さん、お疲れ様でした。
11月にはバンコクで初めてCUSTOM TAILOR BEAMSのオーダー会を開催します。
詳細が決まりましたらお知らせしますので、バンコクの皆さん是非オーダー会にお越しください。
毎日ランチ抜きで腹ペコなので夕飯が楽しみ。
今回も美味しいご飯をたくさん頂きました(笑)。
マリナベイ・サンズにある中華 ”MOTT 32”
香港が本店でラスベガスやドバイ、バンコクなどに展開する有名店のシンガポール店。
高級中華だけあって何を食べても上品な味で、予約しないと食べられない ”イベリコ豚のチャーシュー” が絶品でした。
頑張って仕事しているといいことありますね(笑)。
日本ではアジアンフードはほとんど食べないので、タイ料理も初めて?かもしれませんが、とても美味しくいただきました。
タイ東北部のイサーン地方の郷土料理を提供する店ですが、シンガポールは色々な国の美味しい料理が食べられるのも良いところですね。
私のシンガポールでお気に入りの店のひとつ ”TUAN YUAN(テュアン・ユアン)
シンガポール名物の ”バクテー(豚のスペアリブ)” はこの店が一番好みです。
観光客はほとんどいないローカルの人気なので、スーツを着たオッサンが6人でバクテーを無言でかぶりついているのは、他のお客さんから見ると不思議な光景かもしれません。
バクテー以外もとても美味しいので毎回行きたいお店です。
3月のシンガポールから始まり、4月台湾、9月シンガポール、11月バンコクと、CUSTOM TAILOR BEAMSのアジア ツアーも形になってきたと思います。
色々な課題はありますが、小さなこともひとつひとつクリアーして、さらに良いものが仕上がるようにしていかなければならないと思っています。
バンコクの皆さん、11月にお会いしましょう。
回顧録 Vol.7 90年代ブリティッシュ
私がアルバイトでBEAMSに入社した1985年当時は、アルマーニに代表されるイタリアンデザイナーの服が人気で、BEAMSでも肩バッドがしっかり入ってゴージもボタン位置も低いノーベントのジャケットに2プリーツのゆったりしたシルエットのパンツのスーツが大人気でした。
当時日本ではソフトスーツと言われていましたが、一般的なビジネスマンもそのようなスーツを着ていたので、ある意味80年代のドレスクロージングの大きなトレンドであったと言えます。
当時アルマーニ風と言われていたそのようなジャケットやスーツは、BEAMSではインターナショナルギャラリーで展開していましたが、特にオリジナルのジャケットやスーツはBEAMS Fのオリジナルと比較にならないほど人気で、BEAMSのオリジナルのスーツと言えばインターナショナルギャラリーのスーツという時代でした。
87年くらいになるとヨーロッパを中心に英国調の流れが見られるようになり、BEAMSのスタッフの海外出張のレポートでも英国調の流れが来ているという報告があり、まだまだイタリアンデザイナーのテイストが人気でしたが、少しずつ英国調のテイストを入れたアイテムを展開するようになりました。
私が初めてヨーロッパ出張に行った1989年には、パリやミラノでも英国調の流れが見られ、その後90年代後半までその流れが続くことになります。
今回は80年代のイタリアンデザイナーズのトレンド以降、90年代後半まで続く英国調の流れについて、当時の写真をお見せしながら解説したいと思います。
上は1989年、下は1991年のパリのHERMERS本店のディスプレイ。
ちなみに、ファクトリーはBELVESTでした。
1990年のパリのOLD ENGLANDのディスプレイ。
このツイードジャケットも三つボタン二つ掛けです。
ちなみに、ファクトリーは英国のAUSTIN REEDでした。
パリのMARCHEL LASSANSEの1993年のディスプレイ。
マルセル ラサンスは、クラシックと言うよりメンズブティックという趣のショップでしたが、当時ジャケットやスーツは3ボタンの二つがけのモデルを展開していました。
ちなみに、シェイプは緩く短いサイドベントだったので、英国調の雰囲気を取り入れたという解釈です。
ミラノのDORIANIの1989年のディスプレイ。
ミラノのGALTRUCCOの1996年と1997年のディスプレイ。
チェンジポケット、スラントポケット、三つボタン二つ掛けと、シャツやネクタイはイタリアっぽくてもジャケットやスーツはかなり英国調の雰囲気でした。
LEONなどで紹介されて日本でも有名になったミラノのAL BAZARの1998年のディスプレイ。
当時はチェンジポケット付きで三つボタンで二つ掛けのジャケットやスーツがこの店のスタイルでした。
ちなみに、ジャケットもスーツもコートもCARUSO製でした。
ミラノのNEGLIAの1998年のディスプレイ。
昨年惜しまれつつ閉店したミラノの名店、BARDELLIの分店CASHEMERE COTTON & SILKの1998年のディスプレイ。
ちなみに、このスーツはPIOMBOです。
当時サルトリオはプラダのスーツを作っていて、プラダがモッズスーツ風のモデルを打ち出していたので、その影響もあったかもしれません。
ご覧のように、90年代はフランスもイタリアもかなり英国調の流れの影響を受けていました。
ジャケットやスーツだけでなく、アウター、コート、ニット、シューズ、バッグ等々、あらゆるアイテムで英国製や英国調のアイテムが人気でした。
イタリアでは当時車もジャガーやレンジローバーが人気だったことは、日本では意外と知られていませんでした。
本流の英国はどうだったかと言うと、RICHARD JAMES、TIMOTHY EVEREST、OZWALD BOATENG、MARK POWELL、JOHN PEARSEなどのニューテーラーと言われる人たちが台頭してきて、それらに引っ張られる形でビスポークブームが起き、SAVIL ROWやJERMYN STREETの老舗も再注目されるような流れがありました。
1996年のSAVIL ROWのRICAHRD JAMES
1996年のロンドンのOZWALD BOATENG
ニューテーラーについては、この回顧録でまた詳しく解説したいと思います。
余談ですが、1995年のBEAMS Fのオリジナルのスーツはこんな感じでした。
日本では90年代中頃を過ぎたころからイタリアン クラシックのブームが起き、80年代にイタリアンデザイナーズやそれ風の服を着ていた人たちが、その頃になってやっとイタリアのクラシックに目を向けるようになります。
それまで肩バッドがしっかり入ってゴージもボタン位置も低いノーベントのジャケットに2プリーツのゆったりしたシルエットのパンツのスーツを着ていた人たちが、三つボタンでウェストシェイプが入ったサイドベントに衣替え?するようになります。
そして、KITON、ATTOLINI、BRIONI、ISAIA、BELVESTなどの高品質な既製服を作るファクトリーがブランド化したことによって、メディアもイタリアのクラシックの本質よりはブランドの紹介が先行し、イタリアン クラシックがイタリアン ブリティッシュ (ブリティッシュ イタリアン)であることは、当時あまり認知されていませんでした。
90年代前半頃に雑誌BEGINのイタリアン クラシックのブランドを紹介したページで、イタリアン ブリティッシュ(通称イタブリ)と紹介されていたのが、今となっては正しい紹介のされ方だったと思います。
90年代後半になると、イタリアの既製服は柔らかい仕立てでコンフォート感のあるテーラーリングの流れが出てきます。
そして、2000年代に入るとその流れが加速し、あるブランドが新しいテーラードを打ち出したことによって、ドレスクロージングの流れが大きく変わります。
それについては、この回顧録でまた詳しく解説したいと思います。
2000年代以降にイタリアのクラシックを知った方は、90年代はこんなに英国調だったのかと思う方がほとんどだと思います。
90年代のイタリアのクラシックは、新しい時代のブリティッシュ スタイルを世の中に広める大きな役割を担っていたと思います。
イタリアでエレガントな装いの人に対する誉め言葉が ”MOLTO INGLESE” (とても英国っぽい)と言いますが、90年代はまさにMOLTO INGLESEな時代でした。
いつもと違うお盆休み
10日から16日までお盆休みで新潟に帰省しました。
着いた日は遅かったので前から行ってみたかったおにぎり屋へ。
一番人気の鮭が売り切れていたのでタラコとツナとおかかをオーダー。
看板に ”豚汁を添えて” と書いてあるので豚汁もオーダーしました。
かなり大きく具もたくさん入っているので、一つにして卵焼きをオーダーすれば良かったと思いつつ食べてみると、強く握り過ぎているのか米粒の食感があまり感じられなく、あれ?・・・というのが正直な印象。
豚汁ももう少し野菜が柔らかいといいなと思いながら、なんとか二個間食してお腹はパンパン。
個人的にはもう少し柔らかく握った方がいいなと思いつつ店を後にしました。
古町の一本裏の道を歩くと花街の風情を感じられます。

古町は京都の祇園と東京の新橋と並ぶ花街とネットで紹介されているのを目にしますが、それは昔の話・・・
確かに私が子供の頃は芸妓さんもたくさんいましたし、色々調べると昭和の初期頃は300人の芸妓さんいて全国的にも有名だったようです。
現在は20人くらいのようですが、今でも路地裏を歩くと古き良き時代の花街の風情を感じることができます。
今回は色々あって家の用事で忙しかったので、大好きな海も2回しか行けませんでした。
相変わらずお盆休みだというのに人もまばら。
今回は佐渡島がよく見えました。
かなり大きい島なので県外から来た人はいまだに北朝鮮だと思う人がいます(笑)。
夕方遅くなってから行ったので、久しぶりに綺麗なサンセットが見られました。
色々あって心身ともに疲れていたので癒されました。
帰省中に従兄弟の集まりがあって、年長の従兄の行きつけの店に行ってきました。
新潟と岩手の食材を使った料理と地酒を出すというお店ですが、私だけナマモノが食べられないのでご覧のとおりの刺身抜き・・・
〆にウナギの釜めしがついたコースで飲み放題がついて¥6000-となかなかコスパの高いお店でした。
新潟駅前の繁華街は自分にとってはアウエーですが、いいお店がありますね。
最近はグルメユーチューバーの動画を見て新潟駅近の店を知ることも多いです。
昼は近くのおにぎり屋へ。
17種類の中から塩引き鮭をチョイス。
塩引き鮭は、新潟の村上市に伝わる雄の秋鮭を塩のみを使って寒風で熟成させた塩鮭で、熟成された強い旨みと塩気があります。
まさか塩引き鮭のおにぎりが食べられるとは思いませんでした。
初日に行ったお店と違って作り置きですが、ふわっと柔らかく握ってあって米の食感も感じられて自分はこちらのほうが好みでした。
昼はほとんど外食しなかったので、家の近くの名店上野屋本店にも何度か買い出しに行きました。
店構えは昭和の雰囲気が漂う町の団子屋さんですが、何を食べても美味しいんです。
ここでもおにぎり。
草しんじょうという名前で売られていますが、いわゆる草だんごです。
甘さ控えめのこしあんとヨモギの香りが豊かな絶品の草だんごです。
これが美味しいということは、笹団子も絶対に美味しいということです。
そして、新潟名物の醤油おこわも絶品。
甘味のあるもち米と香ばしい醤油の香りが食欲をそそり、あっという間に完食してしまいます。
これは皆さんにも食べてもらいたい新潟の味です。
実は私の大好物です。
終戦記念日は護国神社にお参りに行きました。
終戦記念日に合わせてみたま祭りというお祭りをやっているので、娘が小さい頃は毎年連れていきました。
新潟名物ポッポ焼きを買おうと覗いたら15本からしか買えなくなっていて、一人では食べきれないので今回は断念。
実は6月中に父が亡くなり今回は初盆でした。
主治医からは余命二ヶ月と言われましたが、入院当初は元気だったのでもうすこし長く生きてくれると思いましたが、余命宣告どおり入院からニヶ月で亡くなりました。
享年92でした。
父の棺にはお気に入りだったコードレーンのスーツとキルトタッセル靴を入れて見送りました。
父も喜んでくれたと思います。
今回は初盆と家の片付けや遺品整理もあり毎日バタバタしていましたが、その方が気が紛れてよかったかなと思います。
父が亡くなったことで、なんとなく新潟が遠くなったように感じますが、遺品整理はなかなか進まないのでしばらく新潟に行くことも増えると思います。
自分くらいの歳になると、こうやってだんだんと故郷との縁が薄くなっていくのだなと思う今日この頃。
昭和が良い時代だったと思う田舎者の自分にとっては寂しいものです。
真夏の買い物
今シーズンはカジュアルアイテムも結構購入して、ここ数年購入したものと合わせるとバリエーションもかなり増えましたが、それでもまだ欲しいものがあり最近少し買い足しました。
今回は少なめですが、最近購入したものをご紹介します。
ここ数年ベースカラーがインディゴブルーのプリントを探していました。
イタリアだけでなく日本でも色々探しましたがなかなか見つからず、別注で作るしかないかないと思っていたところ、展示会でこのプリントを見つけました。
リアルなインディゴではなくインディゴ調ですが、色落ちも少ないので自分的には問題なし。
多色使いではなくブルーのトーンでまとめているのもイメージ通りでした。
実は数年前にBEAMS PLUSで展開していた、REMI RELIEFのインディゴプリントのシャツを買い逃してしまいました。
かなり気に入っていましたが、4万円以上して値段で迷っている間に完売してしまいました。
それ以降、このインディゴプリントのようなものを展開したくて探していました。
ちなみに、このOFFICINA 36のシャツは¥24,200-(税込)と昨今のイタリアのシャツのプライスと比べてリーズナブルですが、セールになっているので¥16,940-(税込)で購入できます。
コットン100%でかなり薄手の生地なので、今の時期とても快適に着られます。
L以外は在庫がありますので、ご興味がある方は最寄りの店舗でご試着ください。
GRANSASSO PILE SKIPPER
実は二年前に展開していた時に散々迷ってタイミングを逃し、買い逃したスキッパーでした。

ちなみに、今日現在オンラインでは完売になっていますが、サイズ44が一点だけ原宿のBEAMS Fに残っています。
サイズが合えば是非おススメしたいので、ご興味のある方はお問い合わせください。
品番は24-02-0002-343です。
なんと在庫を調べたら8月6日から70% OFFになっていました・・・
BRILLA ORIGINAL NEW EASY LINEN STRIPE
シルエットは腰回りがゆったりして裾に向かって自然にテーパードしていくワイドテーパード。
今週は猛暑日もなく過ごしやすかった感じですが、本来夏はこのくらいの暑さだったので、ここ数年の猛暑がいかに異常なのかということですね。
そして、大幅ではないですが、来年の春夏もほとんどのブランドが値上げをしているので、気になるものがあれば今シーズンおさえておいた方がよいと思います。
回顧録Vol.6 MA.CO.
MA.CO.(マコ)と聞いて何のブランド?という人がほとんどだと思いますが、90年代から2000年代前半頃にイタリアンクラシックにはまっていたいた人達の中には懐かしいと思う方も多いと思います。
簡単に言うと、MA.COは今のCARUSOです。
90年代はMA.CO.もしくはR.CARUSOというネームで売られており、2000年代になるとRAFFAELE CARUSOになり、その後CARUSOになって現在に至ります。
MA.CO.が日本のメディアで紹介され始めたのが90年代の中頃。
当時イタリアンクラシックのブームが始まろうとしていた時期で、KITON、ATTOLINI、BRIONI、ISAIA、BELVESTなど、様々なテーラードのブランドがメディアで紹介され始めていました。
そのような中、MA.CO.はイタリア製のフルキャンバス(フル毛芯)の本格的なテーラードのスーツが、ロロピアーナの生地を使って10万円以下で買えるというような、イタリアンクラシックの入門編ブランドのような紹介のされ方でした。
1999年に私が初めてMA.CO.の工場を訪れた時の写真です。

平屋の旧い建物を継ぎ足していったような、決して広くない工場の中に職人たちが膝を突き合わせてスーツを縫っているような雰囲気でした。
当時コストパフォーマンスのあるマシンメイドのファクトリーと言われていましたが、意外と手作業の工程も多く、マシンメイドと一言で片づけてしまうのは少し違うかなと言うのが第一印象でした。
そして、高級ブランドの下請けも数多く受けていたので、誰もが知るような有名ブランドのジャケットやスーツは実はMA.CO.が生産しているという話も多く聞きました。
ちなみに、昨今何かと話題のARNYSはISAIAが生産していましたが、2000年代に入るとMA.CO.も生産を請け負うようになりました。

この写真は2004年1月のPITTI UOMOで撮ったものです。
左は日本のファッション誌でもお馴染みのPRIMO GUERCILENA氏。
彼はミラノを中心とするロンバルディア地方のエージェントでした。
当時ミラノやロンバルディア地方にはテーラードを販売する有力なショップが数多くあり、ロンバルディア地方だけでもかなり多くの製品を販売していたので、彼はMA.CO.の良きパートナーであり、躍進の立役者の一人であると言えます。
この写真はファクトリーを始めた頃のものです。
1999年に初めて工場を訪れた時に、彼の案内で全ての生産工程を見せてもらいました。
生地は英国のMARTIN SONSのフランネルです。
フラップポケットのない両玉ポケットが主流でした。
MA.CO.はジャケットやスーツだけでなく、コートの作りも良いというのがイタリアの業界人の評価でした。
実は当時私がスミズーラで色々修正を加えたものが、翌シーズンの製品に反映させるケースが多かったです。
自らが着て気になる所を修正して品質を高めていくというやり方は今も昔も変わりません。
個人的に今のネームは少しモダンすぎるかなという印象ですが、それが今のCARUSOのブランディングなのです。
イタリアンクラシック全盛時代を経験した私にとっては、BRIONI=ウンベルト アンジェローニだったので、彼がイタリアのファクトリーの最高峰のひとつであるBRIONIを売却して買収したファクトリーがMA.CO.と言うのは衝撃的なニュースでした。
クラシコブームで浮かれていた日本人もイタリア人もたくさんいた時代。
それは本当に大事なことです。
本当は教えたくないイタリアン
久しぶりの食ネタです。
井の頭線に富士見ヶ丘という駅があります。
おそらく、井の頭線沿線に住んでいる人でないと、富士見ヶ丘と言われてすぐにピンとくる人はほとんどいないと思います。
落ち着いた住宅街で私は好きな街ですが、商店街もなく飲食店も少ないので、夜はなんとなく寂しい感じもします。
その富士見ヶ丘の駅から徒歩三分のところに、私が好きな小さなイタリアンの店があります。
先日行った時に食べた料理です。
スタートはさっぱりとしたタコのマリネ。
キノコと玄米のサラダ
キノコの旨味が口の中で広がる、とても美味しい玄米のサラダ。
新ジャガのフリット
ホクホクのジャガイモをサワークリームをつけて食べます。
焼きトウモロコシのカチェ エ ペペ
焼いたトウモロコシが香ばしい私好みのパスタ。
美桜鶏のコンフィ
低温でじっくり揚げてナイフを入れると身がホロっと崩れるほど柔らかくとても美味しいコンフィ。
ワインは、その日のオススメのグラスワインが赤白ともに5~6種類あります。
EROS
最近私が行く他の店でも出されているエミリアロマーニャのシャルドネ。
豊かな果実味と樽のしっかり効いたコスパの高いシャルドネです。
WANTED
このシャルドネは今回が初めて。
こちらも樽のきいたしっかりとした風合いでオレンジワインが好きな人にもウケそう。
上のEROSより少し複雑な感じでしょうか・・・
PAVONALE
店主さんの説明によると、トスカーナのワイナリーで赤ワインを作るサンジョヴェーゼを白ワインの製法で仕上げたという珍しいワイン。
柑橘系の華やかなアロマとミネラル感、フレッシュな酸が重なったとても美味しい白。
CARDILLA
シチリアを代表する品種のひとつであるフラッパートを使った赤。
軽快でありながらもしっかりとした奥行きと旨味を感じます。
酒が飲めない私がテイスティングだけでワインを語るのもおこがましいですが、お許しください(笑)。
グラスワインは基本的にコスパが高いものを揃えているので、600円台から1000円前半くらいのものがほとんどです。

ボトルも他の店と比べると価格設定がリーズナブルなので、しっかり飲みたい人にもいいですね。
本日のメニューはこんな感じでした。
お店の名前はFURO(フーロ)
数年前に家の外壁塗装をした時に頼んだ会社が富士見ヶ丘にあり、打ち合わせ度に前を通って気になっていました。
ネットの評価も高く行ってみたくて初めて予約した日が、久我山のホタル祭りという一番忙しい日だったにも関わらず、一席だけ空いていて予約が取れたのも何かの縁かと・・・
厨房がとても小さくコンロもIHなので、料理はワインバーのつまみ程度かなと思いましたが、優しい味でどれも美味しく、それ以来通うようになりました。
場所柄もあり常連さんが多いですが、店主さんもアルバイト?の女性もとても感じが良く、一見さんでも親切に対応してくれます。
ポーション的にもがっつりご飯を食べるという感じではないですが、ワインを飲みながら料理も楽しみたいという人には、とても良いお店だと思います。
お店の雰囲気は落ち着いていますが、椅子はハイチェアでテーブルも広くないので、デートのようなシュチュエーションには向かないのでご注意を。
遠いところから電車に乗って行くには難しいエリアかなと思うので、お近くの方で気軽にワインと軽く食事を楽しみたいという方にはおススメのお店です。
コロナ禍以降すっかり地元派になってしまった私。
たまに街中のイタリアンに行くと、パスタがすべて3000円以上なんて店もあってビックリ・・・
休日に家族と気楽に気軽に食べる食事はコスパが大事だなと、あらためて思う今日この頃です。


二年前に展開したGRAN SASSO。
なんとセールで50%OFF。
44だけまだあります。
グリーンが好きな方、おススメです。
ちなみに着丈4㎝つめ、今日お直しに出しました。
最近購入したモノ
5月16日のブログで購入したものを紹介しましたが、それ以降個人オーダーしたものや予約したもの、盛夏用に入荷したものなど色々購入したので、今日はそれらのアイテムを紹介します。

これからの季節に一枚でさらっと着ることができ、ジャケットやシャツジャケットなどの軽い羽織りモノのインナーとしてもバランス良く収まるよう、ネックラインの形状や全体のサイズ感を突き詰めて作ったオリジナルのボーダーTです。
素材もしっかりとした打ち込みと手触りの滑らかさを両立した生地を厳選しました。
私はSサイズを購入しましたが、ゆったりしたシルエットを求められる方はワンサイズアップで着てもいいと思います。
素材選びからサイズ感、ネックの大きさと高さ、ボーダーの色と幅など、こだわって作ったオリジナルです。
ブラックもありますので、モノトーンがお好きな方はそちらもチェックしてみてください。
以前から汎用性が高いネイビーのシャツジャケットが欲しいと思っていましたが、何度も買い逃しやっとワードローブに加えることができました。
生地はシャツアウターとして頼りなさを感じさせないように、少し厚手のコットンポプリンが使われています。
ネイビーのトーンは自分のイメージより少し淡く感じましたが、暑くなるこれからのシーズンに着ることを考えると、このくらいのトーンで良いかなと納得して購入しました。
私はSサイズを購入しましたが、着丈が少し長く感じたのでお直しで2㎝ほど短くしました。
オッサンの永遠の定番ですね(笑)。
以前このブログでリコメンドアイテムとして紹介したブラウンのリネンのウェスタンシャツです。
このブラウンのリネンは私が展開したくて選んだ生地です。
ブラウンがトレンドカラーと言うこともありますが、それよりも自分が真夏にブラウンのリネンシャツを着るのがとても洒落ていると思っている方が強いです。
それが洋服屋がよく言う ”気分”という事でしょうか・・・
ホワイトや淡いベージュのパンツやショーツと合わせると、シンプルで洒落たコーディネートになると思います。
昨年購入したERNESTOのブラウンのシアサッカーのジャケットに合わせようと思い、イタリア出張にも持って行きましたが、訳あって着る機会がありませんでした。
合わないわけがないですね(笑)。
夏はどうしてもコーディネートがシンプルになるので、ディティールのあるリネンのウェスタンシャツは、これからの季節とても重宝すると思います。
久しぶりにバンドカラーのシャツが着たくて購入しました。
このシャツを選んだポイントは、少しイエローがかった綺麗なベージュとハリコシのあるコットンポプリンの生地感です。
実はこの生地、接触冷感はをうたっていませんが、着ると少しヒンヤリする着用感が特徴です。
GUYROVERのプルオーバーは少し小さめのフィット感なので、サイズはSサイズを選び着丈が少し長いので3㎝詰めました。
タックアウトするシャツは着丈の長さはとても重要なので、自分はお直しで調整することが多いです。
コーディネートはシンプルにホワイトのドローコードのパンツと合わせようと思っています。
BOGLIOLI リネン マドラス ジャケット
展示会で生地を見て、一目惚れして個人オーダーしたリネンのマドラス風チェックのジャケットです。
店舗でも展開するか検討しましたが、プライスが高かったのとイタリアブランドのマドラスチェック風のジャケットを欲しいお客様がどれだけいるか最後まで悩み、結局オーダーしませんでした。
仕上がってきたジャケットを見るとなかなか良い雰囲気なので、今になって少量でもオーダーすれば良かったと後悔しております・・・
今回のイタリア出張にも持って行きました。
そう思うと、やはりオーダーするべきジャケットだったのかなと思います・・・
夏の定番素材であるシアサッカーのジャケットは、トラッド好きな私にとってなくてはならないアイテムです。
これまで様々なシアサッカーのアイテムを着てきましたが、見たこともないような綺麗なブルーのシアサッカーが刺さり、個人的にも着たいと思いオーダーしました。
ブルーのシアサッカーにストーンウオッシュをかけたようなフェード感と、ボタンスタンスが独特な6ボタンのダブルブレストという、どこのブランドにもないDOPPIAAらしいジャケットです。
袖ボタンは一つの設定なので、袖丈を直してオリジナルと同じ一つボタンにしました。
フロントの着丈が長く感じたので、前丈だけ1㎝短くしました。
ダブルブレストは前丈のバランスで見た目が変わるので、長く感じる時は必ず直して着ています。
独特なブルーの色目と生地感なのでコーディネートが難しいと思う方に、私はこんな感じでコーディネートしています。

かなり前に購入した、DRUMOHRのカノコの台襟付きのポロにGERMANOのデニムのグルカを合わせました。
最初からこんなイメージでしたが、もう少し暑くなってきたらネイビーのパイルのスキッパーにホワイトパンツを合わせようと思っています。
実は予約で完売してキャンセル待ちを入れていましたが、一ヶ月間店舗から連絡がなく諦めていたら先週入荷の連絡が来て早速購入しました。
真夏はコーディネートがシンプルになるので、ディティールのあるカーゴパンツはウェスタンシャツ同様に本当に重宝すると思います。
完売間近で在庫はかなり少なくなっていますが、私のようにキャンセル待ちで回ってくる可能性もあるので、ご興味のある方は最寄りの店舗にお問い合わせください。
それでも今年も猛暑で長い夏という予報なので、これからの季節なにを着るかは重要な問題です。
クールビズ完全否定で夏でもドレスアップしろと言う人もいますが、冷房を強くして移動も車と言う重役の人でもなければ、真夏にスーツやジャケットを着て通勤したり外回りをしろと言うのは、もはや熱中症になる危険度を上げるようなもので、健康面を考えても非常識だというのが私の考えです。
それでも会社に休日と同じような格好をしていくクールビズは正しくないと思うので、業種にあった正しいオフィスカジュアルと言うのはあるべきかなと思います。
今シーズンは例年以上に長い夏用に色々なアイテムを展開しているので、購入したらまたご紹介します。
自分が選ぶアイテムはカジュアルでもクセがなくキレイめに着れるものが多いので、クールビズにも使えるものも多いのではないかと思います。
皆さんの参考になれば嬉しいです。
2026秋冬 リコメンド アイテム
2026秋冬のオススメのアイテムのサンプルがかなり揃ったのでご紹介したいと思います。
今シーズンはアイテム数も多いので、じっくりご覧いただければと思います。
今シーズンはブラウンとブルーのコントラストがとても綺麗なガンクラブチェックがおススメです。
この色出しはFERLAでなければできない色出しです。
アルパカが51%なのでとても柔らかくて軽い着心地のジャケットです。
モデルはBRILLAのナポリモデルです。
BRILLA E/ZEGNA SILK HERRINGBONE
生地はシルク52%・ウール46%・カシミア2%でとても軽くて柔らかい極上の生地です。
モデルはBRILLAのナポリモデルです。
BRILLA DORMEUIL WOOL SILK HOUNDTOOTH
ドーメルらしいウール・シルク・リネンで現代的なツイードを表現しています。
柄が目立つチェックが苦手という人にも是非着ていただきたい上品なチェックジャケットです。
モデルはBRILLAのナポリモデルです。
BEAMS F ZANIERI GLEN PLAID
ブラウンのグレンプレイドに幅の広いブルーのペーンのコンビネーションがとても綺麗で、生地選びの際に迷わずピックアップしました。
デニムやシャンブレーのシャツ、ファイブポケットとも相性が良く、タートルやモックネックのニットの上にサラっと羽織っただけでサマになるジャケットです。
私の着ているジャケットは上の青みのあるグリーンですが、今回選んだのは二番目の英国っぽいトーンのグリーンです。
90年代のブリティッシュブームを経験している私にとって、ウィンドウペンのツイードの生地は永遠の定番なのです。
そして、英国テイストの生地をナポリのブランドに乗せるのも私の好みなので、皆さんにも是非着ていただきたいジャケットです。
STILE LATINO GLENPLAID
展開するにあたりボタンの位置を下げるなど修正を加えています。
見た目はサキソニーのような生地感ですが、ストレッチするのがポイント。
皺になり難い生地なので、旅行や出張に持っていくのにも最適なジャケットです。
BRILLA DORMEUIL GLEN PLAID
毎シーズンおススメしているグレンプレイドのスーツ。
今回はこのDORMEUILのAMADEUSの生地をピックアップしました。
おススメのポイントは画像でもわかる綺麗なブルーのウインドウペン。
こんな色のブルーのウインドウペンを見たことがないです。
とにかく柄の良さを見ていただきたいスーツです。
BRILLAのナポリモデルでパンツは2プリーツのベルト付きです。
BRILLA DORMEUIL BROWN DENIM
画像ではわかりにくいですが、実はブラウンのデニム(デニム風)の生地なんです。
サンプルは間違えてコバステッチで上がっていますが、製品はダブルステッチになります。
モデルはBRILLAのナポリモデル、パンツは2プリーツのサイドアジャスターです。
STILELATINO SAXON GABADINE
始まりはBARBERIS CANONICOからBEAMSの50周年のために何かできないかという話をいただきました。
当初オリジナル用に特別な生地を織るという話もありましたが、別注生地は数年前にもあったので、生地の企画のセンスもイタリア人の中では群を抜いているVNCENZO ATTOLINIに生地の企画から入ってもらい、特別な生地を織ってSTILE LATINOで仕立てるという企画になりました。
打ち込みがしっかりしていながらタッチはとても滑らかと言う、自分も見たことがないような素晴らしいウールギャバジンの生地が織りあがりました。
ベージュとグリーンとブラックのカラーコンビネーションもさすがDOPPIAAと言った色出しです。
DOPPIAA CORDUROY OVER SHIRTS
イタリア製でありながら手頃なプライスも魅力です。
色々なアイテムに合わせられて本当に重宝するオーバーシャツです。
DOPPIAA STAND COLLAR
BEAMSも含め巷ではフランスブランドが人気ですが、DOPPIAAのスタンドカラーはテーラードの襟を立てたような雰囲気で、90年代後半から2000年代前半頃にイタリアのブランドでもよく見られたスタンドカラーです。
ウール80%・ポリアミド20%でウールのフリースのような生地感が特徴です。
シンプルでフランスブランドのようなクセもないので、傾向のアイテムをさらっと着たいオトナの方におススメしたいスタンドカラージャケットです。
EMMETI SUEDE 2ND TYPE
お客様のお問い合わせも多かったので製品化しました。
色は私がオーダーした色と同じネイビーの一色展開です。
画像でもわかるように、大人が着るのに丁度いいサイズ感のジャケットです。
昨年私が個人オーダーして、このブログでも紹介したグレーのG8タイプのジャケットです。
お問い合わせが多かったので、少し修正を加えて製品化しました。
修正ポイントはフロントのウィンドウフラップを取り、肘に付いているダイヤモンドパッチも無くしてシンプルにしました。
グレーのレザーのフライトジャケットは都会的な雰囲気に見えるので、ウィンドウフラップやダイヤモンドパッチのディティールがオーバーディテールに感じて引き算をしました。
自分は少しゆったり着たかったので46を着ていますが、通常のG8の着方だと44でもいいと思います。
GIABSARCHIVIO GLENPLAID
昨年の11月のプレコレクションで気に入って個人オーダーしたブルゾンですが、皆さんにもおススメしたいと思いメインコレクションでオーダーしました。
大柄のブラウンのグレンプレイドと生成りのリブのコンビネーション、肩のラインが綺麗に落ちるラグランスリーブが気に入りオーダーしました。
生地はウール70%.ナイロン30%ですが、起毛感はないので3シーズン着られる素材感です。
少しストレッチする生地なので、インナーに厚手のニットを着ても快適に着られます。
DRUMOHR MOULINE ROLL NECK
今シーズンの傾向であるMOULINE(ムリネ=杢糸)のロールネックのニットです。
実はBEAMS Fのバイヤーの間瀬が昨年ピックアップしてオーダーに至らなかったものを、私が再ピックアップしてオーダーしました。
ロールネックを見たことがないという方も多いと思いますが、80年代後半から90年代中頃に英国のニットメーカーでよく見られ、私も当時英国のMACALASTAIR(マカラスター)などでバイイングしていました。
一枚で着ても下にシャツを着てもいいので、モックネックを着ている人は違和感なく着られると思います。
ムリネのニットは色が野暮ったいものも多いですが、DRUMOHRが手掛けるとさすがに色出しが綺麗です。
GRANSASSO CABLE TURTLE
ウールが70%・ナイロン30%の糸を使っていますが、まるでカシミアのような柔らかいタッチが特徴です。
本当に驚くほど着心地の良いタートルなので、皆さんにも是非お試しいただきたいと思います。
ちなみに、グリーンが難しいと感じられる方はブルーとグレージュもありますので、そちらもおススメです。
TITO ALLEGRETTO BELTED
毎シーズン人気で完売するTITO ALLEGRETTOのベルテッドコート。
今シーズンのオススメはこのグリーンのツイードです。
絶妙な色目がグリーン好きにはたまりません(笑)。
イタリアのツイードなのでタッチはドライですが、半裏仕立てで軽い着心地と綺麗なドレープが出るのが特徴です。
凝った仕様の割にコストパフォーマンスも高いコートなので、皆さんにも是非お試しいただきたいコートです。
TAGLIATORE GUNCLUB
ローゴージの襟が特徴ですが、理由があり2枚目の画像のように襟を立てるとすごく綺麗に襟が立ちます。
自分的には襟を立てて着ていただきたいコートです。
ゆったりとしたシルエットで肩のラインが綺麗に落ちるラグランスリーブ、スラントしたフラップポケット、半裏の軽い着心地が特徴のコートです。
ブルーが入った小柄のガンクラブチェックがとても良く、ブリティッシュな雰囲気とイタリアらしい柔らかい雰囲気を併せ持ったコートです。
BRILLA CASHMERE GLENPLAID
軽い仕立てのスポルベリーノのコートを展開したくてリングジャケットでBRILLAのオリジナルを作りました。
生地はLOROPIANAのカシミアのブラウンのグレンプレイド。
極上の生地を使い、裏地も極力少なくした軽い着心地のコートです。
ジャケットやスーツだけでなく、ニットの上にもさらっと着ていただきたいオトナなコートです。
STILE LATINO SPOLVERINO
極力軽いネイビーのコートを展開したくて色々なブランドで探していました。
結局STILE LATINOのこのモデルが一番良くてオーダーしました。
裏地も袖裏もない本当の一枚仕立てのコートで、さすがSTILE LATINOと思わせる柔らかくて軽い着心地のコートです。
定番のネイビーのコートで仕立ての良いものが着たいという方に是非お試しいただきたいコートです。
LIMPERMEABILE MODS PARKA
1990年代にBEAMSでも展開していた、英国のSCIENCE(サイエンス)というブランドのモッズパーカーをオマージュしてLIMPERMEABLE(リンペル メアビレ)で作られせたJAPAN SPECIALモデルです。
サイエンスのモッズパーカはフレンチアイビーの伝説的なショップだったパリのMARSEL LASSANCE(マルセル ラサンス)のオリジナルにも採用されていました。
なので、私にとってはいわばフレンチアイビーなモッズパーカです。
ミリタリーテイストが苦手なオトナの人たちにも着ていただきたいので、あえてネイビーでオーダーしました。
生地はワックスドコットンですが、臭いもべたつきも全くありませんのでご心配なく。
モッズパーカを着たことがないという方にも是非お試しいただきたいコートです。
LIMPERMEABILE TRENCH
最近バルカラーが多くトレンチコートの展開が無かったので、何かいいものがないか探していました。
定番的なモデルは数年前に色々展開していたので、少し目先の違うものを探していましたが、自分のイメージに合うものがやっと見つかりました。
それがこのLIMPERMEABILEのトレンチコートです。
第二次世界大戦時のミリタリートレンチを現代風にアレンジしたモデルで、チェンジポケットがついているのが特徴です。
グレーのウールのライニングが付いていますが、取り外しことができるので3シーズン着られるコートです。
GIACOMETTI SUEDE MONK STRAP
前シーズン予約ですぐに完売したGIACOMETTIの名品のモンクストラップ、お客様のご要望も多く今シーズンはブラックスエードを展開します。
前シーズンのブラウンスエードの倍の足数でオーダーしましたが、今回も早期にご予約で完売しそうです・・・
ちなみに、ブラウンスエードも追加オーダーして継続展開します。
そして、サンプルが上がってきていませんが、ブラックカーフの展開もあります。
こちらは極小なので早めにご予約いただければと思います。
ハンドソーンウェルテッドで10万円前半の価格で手に入るのは、今やジャコメッティしかないので、手が届かない値段になる前に手に入れていただきたい一足です。
ネクタイのおススメポイントまで書くと、とんでもなく長くなるので色柄だけ見ていただければと思います。
FRANCO BASSI JACQUARD
FRANCO BASSI STRIPE
FRANCO BASSI PRINT
FRANCO BASSI WOOL GLENPLAID
HOLLIDAY&BROWN JACQUARD
HOLLIDAY&BROWN STRIPE
STEFANO CAU STRIPE
STEFANO CAU PRINT
SEAWARD&STEARN WOOL PRINT
FITZGERALD WOOL GLENPLAID
FEANCESCO MARINO WOOL SILK STRIPE
ATTO VANNUCCI JACQUARD
ATTO VANNUCCI MELANGE STRIPE
ご予約は本日から受け付けていますので、是非店舗スタッフにお申し付けいただければと思います。
2026秋冬もBEAMSをよろしくお願いいたします。
ボタンダウンにタイドアップ
少し前にSNSで論争になっていたボタウンダウンにタイドアップは有りか無し。
私はそれをチラッと横目で見ながら論争の中には入らず、自分のインスタライブで考えを少しだけお話ししました。
SNSでの論争も収まったようなので、今回はボタンダウンのタイドアップについて自分の経験に基づいたお話しをしたいと思います。
1988年のBROOKS BROTHERSのカタログです。
ご覧の通りスーツにボタンダウンを合わせタイドアップしているコーディネートが見られます。
こちらは1989年春夏のカタログです。
この本は我々世代のクラシックスタイルのバイブルでもある、1985年に発刊されたALAN FLUSSER(アラン フラッサー)のCLOTHES AND THE MAN。
ツイードジャケットやシアサッカーのジャケットにもボタンダウンにタイドアップ。
ちなみに、この当時スーツに柄のベストを合わせるのがフランスで流行っていました。
襟が抜けて袖も裾も折れて、これが 「伝説の名店のディスプレイなの?」と思う方も多いと思いますが、当時のパリはキメ過ぎるのがカッコ悪いという風潮があったので、わざと野暮ったい感じのディスプレイにする店が多かったです。
このように、フランス人もボタンダウンにネクタイを合わせるのが普通であるイメージです。
イタリアはどうかと言うと、スーツにボタンダウンと言えばFIATの会長であったGIANNI AGNELLI(ジャンニ アニエッリ)のブルックス ブラザーズのボタンダウンのボタン外しが有名です。
彼はメンズファッションのアイコンでもあるので、イタリアだけでなく他の国でも彼のスタイルを真似てボタンダウンのボタンを外している人を見かけます。
特にファッション業界人には多いですね。
ちなみに、ボタンを外さないでタイドアップしている画像もあります。
ボタンをとめた時はネクタイのノットがずれている(ずらしている?)のも彼流のハズシなのかもしれません。
元フェラーリの会長だったLUCA DI MONTEZEMOLO(ルカ ディ モンテゼーモロ)もブルックス ブラザーズのボタンダウンにタイドアップしています。
彼はアニエッリの後継者だったので、ボタンダウンのボタンを外すのはアニエッリ譲りですね。
ミラノの名店DORIANI(ドリアー二)の1998年のディスプレイ。
DORIANIはスーツにボタンダウンというコーディネートは以前からよく見られました。
真似をしているのかどうかはわかりませんが、こういったハズシはイタリアらしいですね。
私の経験上、1990年代の英国調がブームだった頃はイギリス人がボタンダウンにタイドアップしているのをあまり見たことがありませんでした。
それがネクタイデザイナーのMICHAEL DRAKE(マイケル ドレイク)です。
彼は1989年に初めて会った時からブルックスブラザーズのボタンダウンにタイドアップでした。
ちなみに、スーツも英国のものではなくBELVESTを着ていました。
ある意味、当時では珍しいグローバルなドレススタイルの感覚を持つ英国人でした。
90年代からの英国調のトレンドやイタリアンクラシックブームの影響を受けている人は、ボタンダウンはスポーティーなシャツなのでタイドアップはNGと思っている人も多いと思います。
そして、最近はミックススタイルのようなものがSNSでも多く見られ、崩した方がカッコいいというような風潮もあるので、一般の方たちも少し混乱しているのかなと思います。
爺の小言みたいですが、なんでもありの時代だからこそ大事だと思うのは私だけでしょうか・・・・













































































































































































































































































































































