年末ギリギリ
年末ギリギリになってオーダーしていたものが色々上がってきました。
ヨーロッパは24日のクリスマスイブから冬休みが始まるので、クリスマスまでに仕上げて送るというケースが多いです。
なので、必然的に年末ギリギリに届くことが多いのです。
今回はそんな最近届いたアイテムをご紹介します。
TITO ALLEGRETTO BLUE TWEED
今シーズン私のリコメンドのブルーのツイードジャケットを買い逃してしまったので、個人オーダーできる生地を探していました。
イタリアにあるデッドストックの生地屋のストックのなかから、この生地を見つけて個人オーダーしました。
綺麗なブルーのメランジが自分好みで、いい生地が見つかって良かったです。
かなりドライタッチのツイードですが、ウェイトは軽めの生地です。
最近はハリスツイードのフェザーウェイトでも重く感じるので、この軽さは個人的には願ったりです。
軽いツイードなんて邪道だという人もいると思いますが、昨今の気候だと重いツイードはすでに趣味の領域なのかなと思います。
なので、見た目はしっかりツイードでも着心地は軽いというのも、この生地を選んだ理由でもあります。
でも一番刺さったのは、綺麗なメランジのブルーであることは言うまでもありません(笑)。
GIANFRANCO BOMMEZZADRI GREY FLANNEL
ライトグレーのフランネルで、カジュアルにも着られるパッチポケットのダブルブレストのスーツが欲しくてオーダーしました。
生地はDRAPERSからチョイスしたので、おそらくCANONICOだと思います。
経緯双糸のしっかりとした生地感が私好みです。
なぜボメザドリかと言うと、実は数年前にこのモデルで個人オーダーしているんです。
何度かインスタにあげているこのスーツも、実は今回オーダーしたものと同じモデルです。
この生地もDRAPERSからチョイスしました。
綺麗なロイヤルブルーのウィンドウペンは、何度か直しをしながら今でも気に入って着ています。
今回は南イタリアのこってりした感じより北イタリアの端正な雰囲気がイメージだったので、ボメザドリでオーダーしました。
今回は以前オーダーした時と比べると、肩幅を少し広くしてウェストも少し緩くしました。
最近は肩幅を少し広くしてウェストも少し緩くしたナチュラルシェイプで、上着のバランスが少しゆったり見えるのが個人的な好みです。
理由はパンツのシルエットも少し太くなってきたので、全体的なバランスを考えると自然とそうなったという事なんです。
”それが気分”なんて言いません(笑)
パンツは以前オーダーした時はワンプリーツでしたが、今回は2プリーツのテーパードのシルエットにしました。
ダブル幅は4㎝。
最近は裾幅を以前より少し広め(19㎝)にするので、ダブル幅は4㎝がなんとなくしっくりきます。
パッチポケットにしたことによってスポーティーに見えるので、クルーネックのニットやタートルネックをあわせるようなドレスダウンしたコーディネートがより雰囲気よく見えます。
もちろんタイドアップでも着ますが、あまりドレッシーなネクタイは向かないので、多少選ぶ色柄や素材感は注意が必要になります。
来春夏にシングルのパッチポケットのスーツを展開していますが、来秋冬はダブルブレストでもパッチポケットのスーツを展開したいと思っています。
自分はベージュやブラウンのジャケットやスーツにパープルやピンクのシャツをよく合わせますが、最近はグリーンのジャケットを着ることが多いので、同系色で合わせられるグリーンのオックスフォードのシャツが欲しいと思っていました。
次はイエローも欲しいなと思っています。
来秋冬はカラーシャツのバリエーションを増やしたいと思っています。
最近ミディアムグレーのスーツを着ることが多く、グレーのグラデーションでモノトーンのコーディネートもいいなと思いましたが、白シャツにグレーのネクタイだとなんとなく普通過ぎて物足りなく感じて、グレーの無地のシャツを合わせてみるも、それはそれで地味で味気なく感じてしまいました。
そこで、”襟を白にすれば首元が明るくなるのでクレリックにすればいい”とひらめいてオーダーしたのがこのシャツです。
上がってきたものを見ると、グレーのトーンが淡すぎて白とのメリハリが足らず、イメージとは少し違う雰囲気になってしまいました・・・(苦笑)
皆さんもオーダーするときの知識として覚えておいていただければと思います。
GERMANO GURKHA CHINO
自分が好きなGERMANOのグルカのモデルで普通のベージュのチノが欲しくて、工場にあるストック生地を探してもらったところ、2025秋冬用で良いチノがあると提案されたのがこの生地でした。
打ち込みがしっかりしていますが、表面が微起毛してあるので滑らかな手触りのチノです。
自分の理想にかなり近い生地なので個人オーダーをお願いしました。
色も少し薄めのベージュで合わせやすいトーンなのもイメージどおり。
ベージュのトーンって実はすごく難しいんです。
濃くなるとすごく野暮ったくなり、黄色味が強いと色合わせが難しくなるんです。
なので、今回は本当にイメージどおりのベージュのチノを好きなモデルでオーダーできて良かったです。
来秋冬この生地でオーダーするかどうかはまだわかりません(笑)。
DEVORE COTTON FLANNEL
自分は休日にウールのパンツをはかないですが、”コットンでウール見えする生地”のドローコードのパンツを休日にはきたくて探していたところ、この生地を見つけました。
生地はコットン-40%・ポリエステル-23%・ビスコース-34%・エラスティック-3%という混率で、見た目はウールフランネルですが手洗いできる生地です。
手洗い表示ですが自分は普通に洗濯機で洗ってしまいますが・・・
シワにもなりにくくストレッチもするので、休日のリラックススタイルには最適です。
このモデル自体は昨年からBEAMSで展開していますが、太すぎず細すぎないシルエットが好きで何本も所有しています。
最初のイメージはミディアムグレーでしたが、チャコールグレーもオーダーしました。
この生地はDEVOREの定番生地ですが、来愛冬展開するかどうかはわかりません。
ウールじゃないグレーのパンツを探しているという客様の声は実は結構あるんです。
TITO ALLEGRETTO BRUSHED TWILL&CORDUROY
ジャケットと一緒にパンツもオーダーしました。
スーツの組下と同じ仕様とシルエットですが、実はこのパンツのシルエットがすごく気に入っていて、今までも何本かオーダーしています。
太すぎず細すぎない絶妙なシルエットは、GERMANOのグルカやGTAのHERICKと並び自分の中ではベスト3に入るお気に入りのシルエットのパンツです。
今回オーダーしたのはオフホワイトのブラッシュドツイルとコーデュロイ。
自分は秋冬でも濃いベージュのパンツははかないので、オフホワイトや生成りのパンツは必需品なのです。
そして、オフホワイトや生成りの色目にはこだわりがあるので、色々なバンチで色をチェックして最終的にピックアップしたのがこの二つの生地でした。
ツイード系のジャケットに合わせるコットンのパンツがいまひとつしっくりきていなかったので、GERMANOのベージュのツイルと、このTITOのオフホワイトの2本がワードローブに加わったのはとてもうれしいです。
本当にクリスマス前ギリギリに出荷されたようでまとまって届きました。
オーダー会をやっていないブランドの個人オーダーもあるので、役得みたいに思われる方も多いと思いますが、実は今までも自分が個人オーダーしたもので商品化されたものが結構あります。
自分が身に着けてみて良いものもあれば、いまひとつなものもあるので、そういった意味ではモニターと言う側面もあり、実際にオーダーするときは自分が身に着けて気になった点を修正して商品化することも多いです。
さらに、自分が個人オーダーしたものと同じものが欲しいという声をいただくことも多いので、このブログでご紹介するものは単なる買い物自慢ではないと思っています。
ということで、今回ご紹介したアイテムで気になるものがあれば店舗スタッフにお申し付けください。
お客様の声は大事なので、真剣に商品化の参考にさせていただきます。
自分が気に入って個人オーダーしたものが欲しいと言われると嬉しものです。
いつもありがとうございます。
2025春夏のおすすめアイテム
大変お待たせしました。
プレスサンプルもひと通り揃いましたので、2025春夏のおすすめのアイテムをご紹介します。
アイテム数が多いのでじっくりご覧いただければと思います。
STILE LATINO GLENPLAID
STILE LATINOがFERLAに別注したエクスクルーシブ ファブリックを使ったジャケット。
ベージュとサックスブルーのコンビネーションがとても綺麗です。
6月のPITTI UOMOでも、この生地のジャケットが打ち出されていました。

一目見て、このジャケットは絶対にオーダーしようと決めました。
あまり説明はいらないと思います。
スティレラティーノ ファンの方なら画像を見ただけで良さがわかると思います。
TOTO ALLEGRETTO LINEN HERRINGBONE
グリーンとグレーをミックスしたような綺麗なヘリンボーンのジャケット。
実は今年自分がリングヂャケット(BRILLA)でオーダーした生地をTITO ALLEGRETTOにのせてオーダーしました。
私のインスタをフォローしてくださってる人は ”あのジャケットか” とすぐに気づくはずです。
自分が実際に着てみてすごく良かったので、皆さんにもおススメしたいと思いオーダーしました。
ERNESTO SEERSUCKER
久しぶりに展開するERNESTOですが、個人的にはカーディガンのような軽い着心地がすごく好きで、展開をやめてからも色々個人オーダーしていました。
モデルはBEAMSの別注エクスクルーシブモデルです。
ネイビーとベージュの少し大柄のシェファードチェックのジャケット。
このジャケットも今年の春夏に私がリングヂャケット(BRILLA)で個人オーダーしたジャケットです。
ベージュの部分が白と2トーンのベージュで構成されているので、とても立体感のある生地です。
私が個人的に気に入ってオーダーしたジャケットなので、皆さんにもおすすめしたく廃盤になった生地を復活させてオーダーしました。
モデルは私が個人オーダーしたモデルと同じBRILLAのナポリモデルです。
BRILLA ORIGINAL CALRO BARBERA HOUND'S TOOTH
トラディショナルな柄を少しモダンにアレンジした柄と言うのがポイントで、それをクラシックなナポリ風のモデルにのせるというのが、自分がこの生地を選んだポイントです。
難しことを書くと長くなるので簡潔に書きますが、80年代後半や90年代の前半頃に、このようなモダンな雰囲気の柄をクラシックなジャケットやスーツにのせるというのをBEAMSが提案していたことがありました。
なので、この生地を見た時にすぐにBRILLAのナポリモデルにのせようと思いました。
BEAMS F ORIGINAL FOX BROTHERS WOOL MADRAS
この生地を見た時に、これはBEAMSとして絶対に展開しなければならない生地だと思いました。
ここ数年毎シーズンFOX BROTHERSが展開しているマドラスチェック調の柄です。
ダークマドラス風の色柄をフレスコのウール素材で表現するなんてFAX BROTHERSにしかできません。
まだお見せできないですが、2025秋冬もFOX BROTHERSでこのような生地をオリジナル用ですでにオーダーしています。
モデルはBEAMS Fのハンドライン(通称フィレンツェ モデル)です。
BRILLA ORIGINAL CALRO BARBERA PURE MOHAIR
ネイビーとグリーンを混ぜたような独特なカラーが特徴のスーツ。
この生地は色だけでなく素材にも特徴があり、なんとモヘア100%の生地なんです。
生地の色とモヘアの光沢と素材感も相まって、とても洒落たオリジナルスーツが仕上がりました。
クラシックなスーツが売れないと言われる日本で、こんなオリジナルのスーツを展開するのはBEAMSだけだと思います。
先日のプレス内覧会のディスプレイにも使いご好評いただきました。

モデルはBRILLAのナポリモデルで、パンツは2アウトプリーツのベルトループ付きになります。
BRILLA ORIGINAL DRAGO WOOL LINEN GLENPLAID
パッチポケットで少しスポーティーにも着られるリネンの柄のスーツを展開したいと思い選んだ生地です。
リネンの風合いがありながら、ウールのしなやかさも兼ね備えたとてもいい生地感が特徴です。
色柄も自分がイメージしていたベージュのグレンプレイドです。
ポロシャツやリネンのシャツでノータイで着てもタイドアップしてもどちらでもサマになるスーツです。
ウールがミックスされているので、リネンのスーツは着たいけど皺は苦手という方にもおすすめです。
モデルはBRILLAのナポリモデルで、パンツは2アウトプリーツのベルトループ付きになります。
COLONY CLOYHING ULTRA SUEDE WESTERN
これまで展開してきたダブルポケットのモデルをベースに、肩幅や袖の太さ着丈などを調整し、ポケットの大きさや位置、ヨークのラインまで指定して作ったBEAMSエクスクルーシブモデルです。
カラーは色落ちしたシャンブレーをイメージしてチョイスしました。
ウェスタンの流れが来ていますが、難しいことは考えずにTシャツやクルーネックのニットの上にさらってきてほしいオーバーシャツです。
MOLEC SUEDE DRIVING BLOUSON&JACKET
さらにジャケットはテーラードジャケットのような綺麗なラインが出ることにも驚きオーダーしました。
一般的にレザージャケットは縫い合わせ部分の段差が目立ちますが、これはフラットになるように縫われています。
こういう凝った縫製も刺さりました。
とにかく手に触れてご試着していただきたいブルゾンとジャケットです。
HEVO CHAMBREY BAL COLLAR
展示会で一目見てオーダーしようと決めたコートです。
80年代後半頃にインターナショナルギャラリーのオリジナルのサックスブルーのバルカラーを気に入って着ていたのですが、ここ数年その当時のような綺麗な色のバルカラーを展開したいと思っていました。
さすがに当時と同じ明るいサックスブルーのバルカラーは難しと思い、BEAMSのお客様が好きなシャンブレーであれば着て頂けると思いましたが、なかなかシャンブレーのバルカラーは見つかりません。
オリジナルで作ることも考えましたが、色落ちの問題もあるのでどうしようか迷っていた時に、このコートに出会いました。
このストーリーを見ただけで展開しなければならないと思いますよね(笑)。
袖はいわゆる一枚袖のラグランですが、肩のラインも綺麗で一枚袖のデメリットでもある袖のねじれも少なく、すごくよくできたコートです。
HEVOのバルカラーは私も何枚か所有してしますが、とてもシルエットの良いコートです。
DRUMOHR BISCOTTI PRINT PARKA
ナイロンのパーカーは肌寒い時にさらっと着れるのが魅力ですが、巷はダークカラーのアウトドアブランドのものばかり・・・
ちなみに、このパーカーはイタリアのドルモアのショップでも大人気のベストセラーアイテムだそうです。
色は上の画像にある二色展開です。
これもFORTE DEI MARMIのショップで売られていて、個人的にも真夏に着たいと思いバイイングしました。
柄モノのポロはシニアっぽいものが多く、なかなか洒落たものは少ないのですが、このビスコッティ柄はかなり洒落ていて自分がイメージしていたものでした。
2025春夏はポロの流れが戻ってきているので、ぜひこのような洒落た柄のポロをワードローブに加えてください。
生地は私が選びました。
EAST HARBOUR SURPLUS PRINT OPEN
他のブランドにはないイーストハーバー サープラスのエクスクルーシブのファブリックです。
SEBAGO DECK LOAFER
デッキシューズ好きの私が、今年個人買いしてよく履いていたビーフロールのデッキシューズです。
私が個人的に履いて気にいったのと、デッキシューズの流れが来ているのでバリエーションとしてローファータイプのデッキシューズは展開すべきアイテムと思いオーダーしました。
履いてみると意外と細身に見えるローファーです。
私のインスタを見てお問い合わせも多数ありましたが、BEAMSで展開することになりましたので是非お試しいただければと思います。
私はベージュを持っているので、上の画像の中央のインディゴブルーを購入しようと思います。
FRANCESCO MARINO
ここ数年私が最も好きなネクタイブランドであるフランチェスコ マリーノ。
上の4本もどこにも似たものがない色柄のネクタイです。
PERSONALITY
コットン素材なのでコットンやリネンのスーツにおすすめです。
ペルソナリティーはコレクションは多くないですが、毎シーズン刺さる色柄の生地が見つかります。
HOLLIDAY&BROWN
今シーズンもベーシックでありながら、ちょっと気の利いた色柄のネクタイを展開しています。
下段のスモーキーなグリーンのプリントは特におすすめです。
FRANCO BASSI
今やBEAMSのネクタイを代表するブランドとなったフランコバッシ。
明るい色づかいが特徴ですが、来春夏の私のおすすめは、スモーキーなピンク以外はダークスーツにもよく合うブルー系のプリントとジャカードです。
MATTABISCH
久しぶりに復活できてとてもうれしいです。
ナポリらしい明るい色使いが新鮮です。
かなり多くのアイテムをご紹介しましたが、全て正真正銘の嘘のない私のおすすめアイテムです。
リコメンドのポイントはもっとありますが、文章でお伝えするのは限界があるので、MR_BEAMS CHANNELの動画で再度お伝えできればと思います。
動画の公開は1月末くらいになりそうなので、ブログの読者の皆様には早くお伝えしたいと思いご紹介しました。
かなりアイテムが多いので、品番、値段などの詳細は記載していません(できませんでした・・・)。
”中村のブログに載っていた○○” と言っていただければわかると思いますので、最寄りの店舗のスタッフにお伝えください。
予約は本日から受付が始まりました。
数量が少ないものもありますので、是非ご予約いただければと思います。
2025春夏もよろしくお願いいたします。
最近買ったもの
予約してキャンセル待ちだったBEAMS F オリジナルのガンクラブチェックのコートが、やっと回ってきて購入することが出来ました。
キャンセル待ち10数番目だったので半分あきらめていましたが、購入することが出来て本当にうれしいです。
自分が生地に惚れ込んでオーダーしたコートなのに、自分が着れないのでは悲しすぎますからね。
実は、最悪買えなかった時の為にセカンドチョイスがありました。
MACKINTOSH BALFIELD ガンクラブチェック。
ブラック×ブラウンというモダンな配色のガンクラブチェックのバルカラーコートです。
マッキントッシュの柄モノのバルカラーは毎年人気があるので、予約したオリジナルのキープ分の消化状況とマッキントッシュの販売状況を毎日チェックしながらハラハラしていました(笑)。
セカンドチョイスも買えなかったら悲しすぎるので・・・
正直余裕があればこれも欲しいですね。
マッキントッシュは同じ柄を2年続けて展開することはほとんどないので、買い逃すと二度と買えない可能性が高いのです。
とは言っても、¥162,800-のオリジナルを買ってさらに¥189,200-のマッキントッシュを立て続けに買うのはさすがに厳しいです・・・
やっと買えたオリジナルのバルカラーコートですが、実はちょっとしたオチがありました。
支払いを済まして袖丈の直し出しをしようと思ったら縫製不良が見つかり・・・
工場に送って直してもらうことになりました(苦笑)。
お客様のモノでなくて良かったです。
自分のモノは不良箇所が直れば全く問題ありません。
このオリジナルのガンクラブチェックのコート。
サイズによっては店頭在庫も少し出てきました。
残りは予約分も含めて全サイズで17点です。
来年は同じ生地での展開はありません。
ご興味のある方は、在庫状況を最寄りの店舗にお問い合わせいただければと思います。
個人オーダーしていたCINQUANTAのレザージャケットが上がってきました。
グレーのフライトジャケットって、なかなかないですよね。
ベースのモデルは数年前から展開しているG8タイプ。
実はこのモデル、自分がアイデアを出したモデルなんです。
元となったモデルは、80年代に人気だったWILLIS&GEIGERのG8。
当時BEAMSでも展開していましたが、私がバイヤーになってから90年代の前半頃に他のブランド(おそらくアメリカのLOST WORLDだったような・・・)でこのモデルをバイイングをしてBEAMS Fで展開していたので、自分自身も思い入れのあるモデルです。
フライトジャケットでリアルを追求すればブラウンのホースハイドと言うことになりますが、自分がオーダーしたのはグレーでレザーはラムのナッパ。
ホースハイドに比べると柔らかくて軽いのでとても着やすいです。
フライトジャケット好きの人たちにとっては、軽くて柔らかいレザーなんて完全に邪道です(笑)。
何故グレーかと言うと、20代の頃にPOPEYEで見たヨーロッパのどこかの国のミリタリージャケットがグレーのレザーで、それがすごく洒落ていたので、その良いイメージがずっと残っていたのが理由です。
久しぶりのCINQUANTAですが、イメージ通りのモノが仕上がってきて本当にうれしいです。
グレーのウールパンツと合わせてグレーのモノトーンでコーディネートしようと思っています。
今回の買い物はこの2着。
これ以外にも色々個人オーダーしているものがあるので、また上がってきたらお知らせします。
秋冬物は結構持っているのですが、欲しくなってしまうんです(苦笑)。
クローゼットにも入りきらないので、断捨離をしなければならないものもあります。
シーズンに一度くらいしか着ないものが必要かどうか。
悩ましいところです・・・
2025春夏 プレス プレビュー
11月からイベント続きですが、先週は2025春夏のプレス プレビューが開催されました。
いつものやつも無事完成しました。
今回も長い道のりでした・・・
メインディスプレイ7体はこんな感じです。
春夏は毎回綺麗で明るいコーディネートにするように心がけています。
スーツコーディネートはこの2体。
左は青緑のようなモヘア、右は少し赤みのあるブラウンのスーツです。
テーラードジャケットやスーツは、いつものようにバリエーション多く見せています。
これでも綺麗に見せるためにかなり間引いているので、もっとバリエーションがあります。
メディアの方々からは、「他社のプレビューも色々見ましたが、こんなにジャケットやスーツを展開しているのはBEAMSだけ」という声を多くの方々から聞きました。
売れていなければこんなに展開できないので、これも皆様のご支援のおかげだと思っています。
SUMMER SUEDE
PRINT FABRIC
シャツを中心に例年以上にプリント生地を使ったアイテムを展開しています。
次シーズンもリネンは注目素材。
リネンがらみの素材を使ったアイテムがさらに増えています。
COLOR SHIRTS
コットンやリネンのジャケットやスーツに合う綺麗な色のドレスシャツ。
NECK TIE
服と同様に綺麗な色が昨年以上にあります。
WHITE SOLE SLIPON
今やJOHN LOBBや英国靴のブランドでも展開しているホワイトソールのスリッポン。
DECK SHOES
レースアップだけではなくローファータイプも。
UNLINED SLIPON
他のアイテムと同様に、靴もライニングのない軽いものの流れがあります。
WHITE
ホワイトから生成りの流れは相変わらず強いです。
SAXE
夏の定番のブルーはサックスブルー。
GREEN
グリーンは淡いトーンが主流に。
ピンクは少しスモーキーなトーンで。
今回はこんな感じの会場づくりで、来春夏の傾向とBEAMSとしての打ち出しをメディアの方々にお伝えしました。
細かい流れはプレスプレビュー中に動画の撮影をしましたので、来春夏の中村ノートの動画が今月末に公開される予定です。
年明けはヨーロッパ出張があるので、おすすめアイテムの動画は1月末頃の公開になりそうですが、先にこのブログで紹介できればと思っています。
メディアとお客様向けには2025春夏が始まりましたが、同時進行で2025秋冬のプレコレクションが始まっています。
ドレスクロージングはファッションのカテゴリーの中で実は最も進行が速いのです。
トレンドなんか関係ないという人も多いですが、取り入れる取り入れないにかかわらず、知っておくことは大事だと思います。
と言うことで、今回もできるだけ丁寧にわかりやすくメディアの方々にご説明させていただきました。
全て説明するとだいたい40分くらいのお話になります。
それを何社にもしますが、皆しっかり聞いていただけるのでとてもありがたいです。
話すのは大変ですが、聞くのはもっと大変・・・
自分は話している方が楽なので、聞く方の気持ちもよくわかるんです・・・
退屈にならないように話す。
それを常に心がけていますが、退屈だったらごめんなさい・・・(苦笑)。
週末神戸へ
先週末、数年ぶりの神戸出張でした。
目的は前回のブログでもご紹介した、”BEAMS HOUSE MEN 神戸店”のオープニングです。
新店は天井の高さが4.5mもあり、開放感のあるとても良いお店になりました。
エントランスから入ると手前がカジュアルコーナーで奥がドレスコーナーになります。
今どき業界的にもテーラードのジャケットやスーツが厳しいと言われる中、ご覧のように圧倒的なバリエーションで展開しています。
今や都内でもこれだけのバリエーションで展開しているショップやブランドはないと思います。
いや、世界的に見ても少ないと思います。
”やるときはやる” それがBEAMS魂です。
前回のブログでご紹介した神戸スペシャルのアイテムをエントランス付近にディスプレイしました。
関西地区にお住いの方は、是非BEAMS HOUSE MEN 神戸店でご覧いただければと思います。
オープン前日に行われたレセプションも大盛況でした。
翌日のオープン日も17:00頃までお店にいましたが、多くのお客様にご来店いただきご案内させていただきました。
皆さんに良いお店だとお褒めのお言葉をいただき、うれしい限りです。
当初移転の話があったとき、仲町通りから少し入った区画だったので正直不安はありました。
しかし、お店が出来上がってみると仲町通りからの視認性が良く、旧店と違ってエントランスの外から店全体が見渡せるというのと、何よりも4.5mという天井の高さは今までのBEAMSにはない空間なので、ウィメンズがなくなってしまったのは残念ではありますが、この場所に移転できて本当に良かったと思います。
手前味噌ですが、本当に良いお店が出来ました。
関西にお住いの方は、是非神戸まで足を延ばしてBEAMS HOUSE MEN 神戸店にお立ちよりください。
そして、神戸に旅行や出張に行かれる方も是非お立ち寄りください。

BEAMS HOUSE MEN 神戸店をよろしくお願いいたします。
そして、今週末はBEAMSの新たなコンセプトのショップ ”BEAMS LIFE 横浜店” がオープンします。
300坪のゆったりした空間にアート、ファッション、カルチャーとあらゆるジャンルが融合した、五感を刺激する体験型セレクトショップです。
週末は是非BEAMS LIFE 横浜店に是非お立ちよりください。
BEAMS HOUSE MEN 神戸
神戸のBEAMS HOUSEが移転します。
新たなショップはメンズだけの展開となり、BEAMS HOUSE MEN KOBEとして11月23日にオープンします。
オープンにあたり、私が新店のためにオーダーしたスペシャルなアイテムがありますので、今日はそのアイテムをご紹介します。
EAST HARBOUR SURPLUS コーデュロイ ハンティング ジャケット
展示会で個人的に刺さったジャケットです。
オーダーしたかったのですが、カジュアジャケットのバリエーションが多いのとコーデュロイのジャケットは売りにくいという声もあり、お蔵入りになってしまいました。
新店のスペシャルアイテムをバイイングするにあたり、これは神戸のお客様にもきっと気に入ってもらえるだろうと勝手に思い込み(笑)オーダーしました。
腰ポケットも胸ポケットもマチがあり、少しだけ膨らむ仕様になっています。
アウトドアなディティールを取り入れながら、やりすぎていないのも私好みです。
襟は立てて着てもいいですね。
上のボタンを留めるれば風の強い日でも寒さを凌げます。
ハンティングジャケットのラギッドな雰囲気が苦手な方も、襟を立てると雰囲気がガラッと変わります。
野暮ったくなりがちなハンティングジャケットですが、都会的な雰囲気で着られるのも、私がこのジャケットを気に入っている理由です。
色はベージュとネイビーの2色です。
中畝でしっかりめのコーデュロイなので、着こんでいくといい雰囲気になると思います。
BLU BREのアーガイル カーディガン
ここ数年ずっとアーガイルのカーディガンを展開したいと思っていましたが、インポートブランドではなかなか見つからず展開できずにいました。
そこで、新店のスペシャルアイテムを作るにあたり、日本のニットメーカーさんにお願いして、いちから作り上げた完全別注のアーガイル カーディガンです。
このカーディガンを作るにあたり、まず80年代に流行った毛足の長いモヘアのカーディガンと言うのがベースにありました。
アーガイルの柄はクラシックなパターンを取り入れつつ、少し大柄にしてモダンな雰囲気にしています。
直球のスコットランドのインターシャのアーガイルではなく、80年代の雰囲気がありながら今の雰囲気が感じられるモヘアの糸を使ったアーガイルのカーディガンを作りました。
編みはダブルジャカードという編み方で裏糸の引っかかりもなく保温性にも優れています。
糸にも色々ウンチクはありますが、マニアックすぎるて長くなるので、ここでは控えさせていただきます。
色は2色展開で柄の色合わせも一から行いました。
グレー×インディゴブルー×ネイビー
グレーとブルーのコンビネーションは個人的にも好きな色合わせです。
キャメル×ライトグレー×ホワイト。
上品で柔らかな印象のカラーコンビネーションです。
色はアーガイルの柄自体が難しいと感じるお客様が多いことはわかっていたので、ベーシックな色を使いつつも昔っぽい雰囲気にならないように気を付け、コーディネートのしやすさも考えながら色を組みました。
フィッティングは少しゆったりめには作っていますが、あくまでも大人のお客様が着られるように、いき過ぎないフィッティングにこだわりました。
このようなニットはここ数年カジュアルブランドでよく見かけますが、どれもかなりゆるいリラックスフィットなので、自分が見ても子供っぽいと思っていました。
私が作ったものなので、やりすぎ感はありません。
ご安心ください。
シャツや長袖のTシャツ、タートルネックのニットの上にさらっと着てサマになるカーディガンです。
BOGLIOLIのK JACKET
以前ブログで紹介したボリオリのKジャケットは、BEAMS HOUSE KOBEの限定スペシャルアイテムとして展開します。
前にもブログで書きましたが、当初は私が気に入って個人オーダーしたこのジャケットをB印マーケットで展開する予定でした。
しかしその後、神戸店のお客様で明るい色のジャケットをお探しの方が多いという声をスタッフから聞いたので、それならば自分のお気に入りのジャケットを神戸のお客様におススメしたいと思い、新店のスペシャルアイテムとして展開することにしました。
上品で綺麗な色のジャケットです。
私のお気に入りでもありますので、ぜひ神戸のお客様に着ていただきたいジャケットです。
そして、実はもう一点新店用に作ったものがありました。
神戸ハウスの新店用に私が企画したものでしたが、店舗スタッフからは難しいという声があり・・・
通常の店舗展開となりました。
先週入荷しましたが、Lが数点残っているだけでほぼ完売しました・・・
自分がやりたかったものが作れて、お客様にも喜んでいただけたので、結果的には良かったです。
お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。
私が新店用にオーダーした限定品以外にも、STILE LATINO、ENZO BONAFE、INVERTERE等、限定のスペシャルアイテムを用意しています。

スペシャルアイテムに関してはBEAMS HAUSE MEN KOBEの限定品になりますので、他店からのお取り寄せなどはできませんのでご容赦ください。
そして、30,000円(税込)以上お買い上げのお客様には、私が監修したハンカチをプレゼントします。
*数量限定のため、なくなり次第終了となります。
新しくなったBEAMS HOUSE MEN KOBE 11月23日 オープンです。
天井が高くゆったりとお買い物ができる良いお店です。
ご来店お待ち申し上げます。
最近の買い物と最近入荷したおすすめ
オーダーしていたスーツとコートが上がってきました。
スーツはBRILLAのナポリモデルでオーダーしたストライプのスーツ。
生地はDRAGOのSKYFALL
このくらいのクオリティのイタリア生地になると、緯糸(ヨコ糸)が単糸で柔らかいだけの生地が多いですが、このSKYFALLは経糸(タテ糸)も緯糸も双糸で織られているので、極上の手触りでありながら型崩れも少ないという、高級生地の理想的な生地だと言えます。
イタリアっぽい生地なので袖ボタンは重ねました。
厳密にはイタリアでも地域によっての違いはありますが、そこまでこだわらなくてもいいと思うので、ここではそのお話はあえてしません。
”絶対にこうでなくてはならない” ということではないので、最終的には個人の考えや感覚で決めればいいことだと思っています。
このモデルのパンツは2プリーツのベルトループ付きですが、サイドアジャスターにしました。
太くもなく細くもない綺麗なナチュラルテーパードのシルエットがとても気に入っているので、特に修正するところはありません。
最近19㎝の裾幅にすることが多くなり、4.5㎝のダブルは重く感じるので4㎝で仕上げることが多くなりました。
着るのはもう少し先ですが、今からコーディネートするのが楽しみです。
TAGLIATOREのパッチポケットのバルカラー
昨年あたりからパッチポケットのバルカラーコートが気になっていて、タリアトーレでイメージに近いモデルといい生地があったので個人オーダーしました。
コート生地では珍しいミニヘリンボーン。
適度に厚みがありつつ柔らかく、少しナチュラルにストレッチするので、とても綺麗なドレープがでる生地です。
ダッフルコートのようなポケットが特徴です。
ステッチはダブルステッチ。
軽い仕立ても自分のイメージ通り。
裏地がないと寒いのでは?という人もいますが、昨今の暖冬では裏地がないと寒いということは寒冷地以外ではおそらくないと思います。
さらに滑りが悪いのでは?という人もいますが、ゆったりとしたシルエットのバルカラーなので、ジャケットやスーツの生地に引っかかるようなこともありません。
パッチ&フラップポケットのバルカラーを見慣れないデザインと思われる方も多いと思いますが、80年代や90年代にはよくあったデザインなので、それもあって自分的にはかなり刺さりました。
本当はバイイングして展開したかったのですが、昨年からの暖冬でオーバーコートをあまり多くバイイングできなかったので、バイヤー陣や店舗がオーダーしたいものを優先し、自分が着てみたいと思ったものを個人オーダーしたという次第です。
シルエットもとても綺麗なコートなので、皆さんご興味があれば来年バイイングしますね(笑)。
そして、動画やブログでも紹介していない、私のいち押しのニットジャケットが入荷してきたのでご紹介します。
80年代後半頃にBEAMSで大人気だった、あるオーストリアのチロリアンジャケットがありました。
色々調べたところブランド自体はあるものの、このモデルはすでに90年代頃に廃盤となり他のオーストリアのブランドもチロリアンジャケット自体の展開をしていません。
古着でたまに見つかることもありますが、コンディションが良いものはほぼなく、シルエット的にも今の雰囲気ではないので、日本のニットメーカーさんにお願いして一から作ることにしました。
それがこのジャケットで、かなりイメージに近いものができ上りました。
ニッティングしてから高温のスチームをかけて圧縮するという本家と同じ工程で作られていますが、当時のものと比べて軽く柔らかく着やすいニットジャケットに仕上げました。
軽すぎても柔らかすぎても雰囲気が出ないので、何度もサンプルを繰り返して今の時代感にあった丁度いい質感に仕上げました。
BLU BREで作った理由は、ディレクターの笹岡さんがチロリアンジャケットが流行っていた時代をリアルに知っていて(ご自身も着ていた)、自分が作りたいもののニュアンスが正確に伝わるというのが理由です。
なぜこの時期の紹介になったかというと、実はある店舗の限定商品として私が作ったのですが、サンプルが上がって見せたら、まさかの「これは売る自信がない」という返答・・・
これだけフレンチとか言って立ち襟のジャケットを売っているのに、リアルに80年代のパリでは流行っていたチロリアンジャケットを再現したものが売れないのか・・・ と思いつつも、実はここ数年ずっと展開したいと思っていたジャケットなので、店舗限定でなくどこの店舗でも販売できることは、私にとって結果的に良かったと思っています。
ということで、このジャケット先日入荷しました。
ご興味のある方は最寄りの店舗にお問い合わせください。
フレンチテイストと言ってもフレンチ風に着なくても大丈夫です。
ニットジャケットとして手持ちにアイテムと合わせてください。
難しい話はあえてしません(笑)。
動画やブログでご紹介した同じくBLU BREのアルパカのVネックも入荷しました。
このニットは難しいコーディネートを考える必要はありません。
インナーにTシャツをさらっと着ただけでサマになるVネックのニットです。
上質なアルパカウールを使用し、起毛加工してソフトで優しい風合いに仕上げました。
是非最寄りの店舗でご試着ください。
今回は個人オーダーしたものと私が別注したニットをご紹介しました。
ニットジャケットとVネックは両方欲しいと思っているので、懐具合を見ながら早めに購入しようと思っています。
このコートはまだキャンセル待ち状態・・・

絶対に欲しいので買えるのか心配になってきました。
磐田で見つけたアーカイブ
先日プライベートで磐田のセレクトショップREUNIONさんに伺いました。
噂には聞いていましたが、車でしか行けない住宅街の中にお店があってビックリ。
一見さんはいない完全な顧客商売のお店です。
イタリアでも地方都市に行くと、車でしか行けない店は結構あるので、ヨーロッパのお店のような雰囲気が感じられます。
店内は話を聞いていたよりも広く、ゆったりとした落ち着いた感じのいいお店です。
展開ブランドはモンクレール、スティレ ラティーノ、ベルベスト、ドルモア、クルチアーニ、ルッフォ、ボリエッロ、フライ、ギ ローバー、デボレ、ボリエッロ、エドワードグリーン、オールデン、アット ヴァンヌッチ、ソッツィ等々、イタリアブランドを中心に充実した品ぞろえです。
今シーズン私がSTILE LATINOでリコメンドしているジャケットと同じ生地を使ったコートを展開していました。
ジャケットでもなかなかの値段なのに、コートでオーダーするとさらに高い・・・
富裕層の顧客をたくさん持っているので、これもすぐに売れてしまうのでしょうね。
奥のフィッティングルームには、オーナーの太田さんが所有する80年代から90年代のアーカイブが展示されています。
いまや古着屋さんでもなかなか見つからないレアなアイテムがたくさんあったので、その中から何点かピックアップしてお見せします。
OLD ENGLAND ネルチェックのシャツ
アメリカや英国にはない色使いや柄のシャツが当時のパリではよく見られました。
当時は野暮ったいとは思わなかったのですが、今見ると結構クサいチェックですね。
逆に今はあまり見かけないクサさが、ビンテージ好きな若い人達にはうけるかもしれません。
OLD ENGLAND GRENFEL製 BLOUSON
グレンフェルのKENTというモデルにOLD ENGLANDのハウスチェックの裏地を付けたブルゾン。
グレンフェルのGOLFERやKENTと言った定番のブルゾンは、当時MARCEL LASSANCEでも展開していました(ラサンスはグレンフェル ネーム)。
自分もグレンフェルのこれらのブルゾンを最初に知ったのはマルセル ラサンスでした。
その後90年代になってロンドンのHACKETTやCORDINGSでも展開されているのを見て、英国のクラシックな定番アイテムであることを知りました。
OLD ENGLAMD 英国製のピーコート
ダブルフェースで裏が赤というのがいかにもフレンチっぽいです。
おそらくGLOVERALLかTIBETTあたりが作っていたのではと思われますが、英国の定番アイテムであってもパリらしい色づかいやこなしと言うのが、当時のフレンチアイビーの特徴でもありました。
80年代中~90年代前半の頃のものらしく、かなりゆったりとしたサイズ感のピーコートです。
OLD ENGLAND 2ボタン ツイードジャケット
OLD ENGLANDのジャケットは英国のAUSTIN REED(オースチン リード)が作っていましたが、このCLUB COLLECTIONは上級ラインで英国のCHESTER BARRIER(チェスター バリー)で作っていました。
ちなみに、HEMISPHERSのジャケット、スーツもチェスターバリー製でした。
BERNARD ZINSの社長のフランクさん曰く、70年代や80年代のパリではイタリアのハンドメイドのファクトリーよりもチェスターバリーの方がプレステージが高かったそうです。
当時のフランスはイタリアの製品も多く入ってきていましたが、英国製であることがまだまだ重要視されていた時代でした。
ブルーのツイードというのも当時のフレンチトラッドの雰囲気です。
OLD ENGLAND GRENFELL製 トレンチコート
BEAMSでも当時展開していました。
OLD ENGLANDの裏地が付くと、なんとなく本家のものよりもオシャレに感じたものです。
今思うと、それが当時 ”パリかぶれ” 的な思い込みでした(苦笑)。
80年代や90年代のセレクトショップで英国製のレインコートと言えば、バーバリーやアクアスキュータムではなくグレンフェルでした。
他の国に比べて日本で今もグレンフェルの人気が高いのは、この当時のいいイメージが続いていることが一因であると思います。
OLD ENGLAND パール編みのカーディガン
これは初めて見ました。
パリの本店でも見た覚えがないパール編みのカーディガン。
当時のパリでパール編みのカーディガンと言えば、HEMISPHERESで展開していたLEMMERMAYER(ㇾマメイヤー)が有名ですが、OLD ENGLANDでもパール編みのカーディガンを展開していたのは知りませんでした。
これもㇾマメイヤー製かな・・・
原産国チェックするの忘れました(苦笑)。
HEMISPHERES GEELONG LAMBS カーディガン
我々世代でフレンチアイビーにかぶれていた人であれば、知らない人はいないエミスフェールのジーロンラムのカーディガン。
当時綺麗な色でかなりのカラーバリエーションで展開されていました。
スコットランドのGLENMAC(グレンマック)製だったので、当時エミスフェールのカーディガンを作っているメーカーと言うことで、グレンマックを扱うセレクトショップも多かったです。
BEAMSは天邪鬼だったので、スコットランドのWILLIAM LOCKIE(ウイリアム ロッキー)に別注した、BEAMS FのオリジナルネームのカーディガンとクルーネックとVネックを展開していました。
フレンチアイビーブームの頃は、とにかくジーロンラムのカーディガンがバカ売れしていました。
MICHAEL ROSSのフェアアイル
我々世代のとっては懐かしいブランドです。
80年代や90年代のスコットランドのフェアアイルを象徴するようなブランドで、多くのセレクトショップで扱われていました。
フェアアイルのブランドは他にもありましたが、MICHAEL ROSS(マイケル ロス)のフェアアイルは他のブランドにはない綺麗な色出しが特徴でした。
このニットもいい色出しですね。
自分はクサい色づかいのフェアアイルは苦手なので、こういう色だしのフェアアイルなら今欲しい感じです。
MARCEL LASSANCE オーバージャケット
なので、ラサンスの顧客にはこういったオーバージャケットも好まれていたと思われます。
マルセル ラサンス自身が黒いタートルネックに合わせていたのが目に浮かびます。
MARCEL LASSANCE モッズパーカ
自分のようなリアルフレンチアイビー世代にとって、マルセル ラサンスと言えばモッズパーカです。
英国製のナイロン素材のモッズパーカが自分のイメージですが、ライニング付きのモデルもあったのですね。
作っていたのはおそらく英国のSCIENCE(サイエンス)というブランド。
サイエンスは当時ラサンスのモッズパーカを作っているメーカーということで日本で有名でした。
BEAMSも当時サイエンスのモッズパーカをインターナショナルギャラリーで展開していました。
マルセル ラサンス本人がフレンチモッズというくらいモッズ好きだったので、パリのお店の近くで彼がモッズパーカを着て颯爽と歩いているのを当時よく見かけました。
MARCEL LASSANCE レザーコート
ブラックのレザーのコートも80年代から90年代初め頃に流行っていました。
当時のフレンチアイビーは綺麗な色づかいのものが多かったですが、反面モノトーンのアイテムも多く、特にマルセル ラサンスには白黒のチェックやブラックのアイテムが多かったです。
裏地がグレーのウールというのも洒落ていますね。
それにしてもレザーのクオリティを見ると当時相当高かったでしょうね。
服道楽にしてもかなり贅沢です(笑)。
INVERTERE ヘリンボーン ダッフル
80年代後半から90年代前半頃にかけてパリで大流行して、その後日本でも大流行したINVERTEREのヘリンボーンのダッフルコート。
数年前から日本でもリバイバルしていますが、そのルーツとなるモノです。
詳しい話はここではしないですが、インバーティアは一度ブランドがなくなり10年くらい前に復活しました。
今は英国のJoshua Ellis(ジョシュア エリス)が当時の織機を使って生地を織っていますが、当時は今はなきMOORBROOK(ムーアブルック)という生地がこの生地を織っていました。
このダッフルはムーアブルックの生地のもので、今の生地と比べるとかなり柔らかくて毛足も長いです。
同じ織機で織られていますが、今の生地とこの当時の生地は生地感が違うんです・・・
そして、袖口もタタキのステッチではなくハンドで縫われています。
当時を知る世代にとっては、この時代のインバーティアは貴重なものです。
古着好きの人は、この当時のもので程度が良いものがあれば迷わず買いましょう(笑)
マニアックな人は、現行のモデルの袖口のステッチを取って手縫いで縫い直してはいかがでしょうか(笑)。
BERNARD ZINS モールスキン ジャケット
ザンスがジャケットを作っていたのは知っていましたが、フランス製のジャケットがあったのは知りませんでした。
自分も90年代前半にザンスからジャケットをセールスされたことがありましたが、フランス製ではなくイタリア製でした(ISAIA製)。
当時すでにフランスで本格的なテーラードジャケットを作れるファクトリーがなく、ほとんどのブランドやショップが英国かイタリアでジャケットを作っていました。
カジュアルなジャケットを作れるファクトリーはまだ数軒あったようなので、これはおそらくカジュアルジャケットのファクトリーで作ったものではないかと思われます。
ザンスの現社長のフランク ザンスさんから聞いた話ですが、当時すでに本格的なテーラードを縫えるファクトリーはフランスにはなく、ザンスでジャケットを展開するにあたり、ARNYSの当主のジャン グランベールさんにISAIAを紹介してもらい、ザンスのジャケットをISAIAで作ったそうです。
この業界に長くいると、色々マニアックな話ができるものです。

JEAN BOURGUIS(ジャンブルジョワ)というブランドを知らない人も多いと思いますが、もともと日本では80年代にフランスを代表するパンツブランドと言えばジャンブルジョワでした。
ジャンブルジョワが最初に有名になって、その後フランスの有名ブランドやセレクトショップのパンツを作っているファクトリーということでザンスが有名になったというのが当時の経緯です。
自分もBEAMSに入社したころは、ジャンブルジョワがフランスで一番高品質なパンツブランドと先輩に教わったものです。
オーナーの太田さんは本当にレアなアイテムを持っています。
ネイビーブレザーはフレンチアイビーのマストアイテムでもありました。
BEAMSは当時OLD ENGLANDのブレザー(英国のAUSTIN REED製)のブレザーを展開していました。
靴もなかなかレアなものがあります。
JOHN LOBB、EDWARD GREEN、CHURCH'S ALDEN、BONARA、SUTOR MANTELLASSI等々、今は展開していないモデルもいろいろあります。
洋服屋の自分が見てもなかなかレアなアーカイブがたくさんあるので、ご興味のある人には見ていただきたいですが、オーナーの太田さんが一人でお店を切り盛りしているので、アーカイブだけを見に行くことはご遠慮ください。
Tシャツ一枚でもお買い上げいただければ、見せていただけると思います(笑)。
今回REUNIONさんに伺ったのは、オーナーの太田さんが昔の洋服の話を動画でしたいということで、同世代の私にお声がかかりました。
80年代や90年代の貴重なアーカイブがあると聞いていたので、それも見てみたかったので丁度いいタイミングでした。
ファッション業界で80年代や90年代のクラシックの話をできる人も本当に少なくなってきました。
動画はREUNIONさんのインスタグラムとYouTubeでアップされていますので、ご興味のある方はご視聴ください。
撮影終了後は浜松に移動をして、REUNIONさんの古くからの顧客で、日本サッカー界のレジェンドの藤田俊哉さんを交えて会食でした。
藤田さんが現役時代のサッカー選手のファッションや時計の話、今のサッカー界の色々な話が聞けてとても楽しい時間でした。
実は私小学生の頃サッカーやっていました。
ポジションはフォワードでした。
証拠写真です。
真中が小学6年生の自分です(笑)。
新潟市の大会でベスト8くらいのチームでした。
普段BEAMSがある街のセレクトショップしか見る機会がないので、なかなか新鮮で楽しい一日でした。
地方都市の個人経営の洋服屋さんの中でも、REUNIONさんはすでに老舗の部類に入るお店です。
オーナーの太田さんの頑固おやじっぽい風貌もいいですね。
藤田俊哉さんは勝新太郎に似てきたと言っていました(笑)。
昭和や平成の初期の頃は、太田さんのような名物店主がいる個店さんが結構あったものです。
お店の前には駐車場もありますので、浜松方面に行かれる際はREUNIONに立ち寄ってみてください。
ただし、冷やかしはNGでお願いします(笑)。
最近の買い物
やっと涼しくなってきましたが、それでもまだ秋冬モノを着て歩き回るのはちょっと難しい感じです。
今の季節が一番中途半端な時期なので、春夏モノで少し厚手のスーツやジャケットを着て、徐々に秋冬物に移行していく時期なのかなと思います。
洋服屋は以前は9月になると無理やり秋冬モノを着ていましたが、それも昨今のような気候になると、もはや昔のお話しということになるのかなと思います。
そんな状況ですが、先日今シーズン初の秋冬物の買い物をしたのでご紹介します。
BOGLIOLI K.JACKET
自分も当時K.ジャケットをバイイングしていたので、とても懐かしい感じなんです。
と言うか、”ボリオリはやっぱりK.ジャケットでしょ” という感じなんです。
現在のK.ジャケットはカシミアではないですが、このジャケットもウールに化繊を少しミックスしてカシミア風のタッチに仕上げています。
サックスブルーに少しグリーンを混ぜたようなとても綺麗なライトブルーです。
BRILLA オリジナル CANONICO別注グレンプレイド
ミディアムグレーの落ち着いたグレンプレイドにグリーンのウインドウペンをさしました。
グリーンの色が絶妙で悪目立ちしないので、ビジネスシーンでもドレスダウンでも着られるスーツです。
モデルは数年前にBRILLAで展開していたゴージの傾斜が強いナポリ風のモデルです。
実は、自分はこのモデルが好きで、展開をやめてからも個人オーダーはずっとこのモデルでオーダーしてきました。
自分が着続けている中で、修正した方が良いと思う部分を修正してアップデートさせました。
BRILLAのレギュラーモデルに比べると、肩幅が少し広くウェストシェイプの少し緩く、パンツも2プリーツで少しゆったりしたテーパードです。
ナポリのサルトリア テイストのスーツをBRILLA風に都会的にアレンジしたモデルです。
当初予約でほぼ完売していましたが、キャンセルが数点出てなんとか購入することが出来ました。
完売サイズもあり、他のサイズも着数がかなり少ないので、ご興味のある方はお早めにお求めいただければと思います。
別注生地なので今後同じ生地を展開することはありません。
別注生地は一期一会なんです・・・
シャトル織機で高密度に織り込んだ50年代のUSミリタリーヘリンボーンをモチーフに作成したオリジナルの生地を使用しています。
適度なムラ感があり、着用を繰り返すごとに綾目が強調された風合いへと徐々に変化していくのが魅力です。
脇下のマチはオリジナルと同じディティール。
腰回りを調整できるタブや内ポケットはオリジナルにはないディティール。
自分もSではかなり大きかったので、XSが初めて入荷した時に買おうと思い試着したところ肩幅が狭く断念・・・
世の中ヴィンテージブームですが、自分はリアルなミリタリーの古着は着たくないので、A VONTADEのようなリアルをベースに少しアレンジされた ”綺麗なミリタリーウェア” はありがたい存在です。
ミリタリーウェアは気になるけど本物は苦手という方には特におすすめしたいジャケットです。
個人的には生成りのような色も欲しいと思っていますが、そもそもユーティリティー ジャケットに生成りはないのかなと思いつつも、皆さん欲しいと思いませんか?
ジャケットやスーツも11月に入れば着られるかなと思っています。
キャンセルが出ないほうがいいですが、このコートは欲しいですね。
買えなかったらどうしよう・・・
フレンチなアイテム ”UPLAのバッグ”
不定期ですが、80年代や90年代にフランスで流行っていたアイテムを紹介するシリーズ ”フレンチなアイテム”
一回目のラバーライズドコート、2回目のフィッシュマウスのジャケットに続き、今回は ”UPLA(ウプラ)のバッグ”を紹介します。
ウプラのバッグは、モード写真家と建築家のザッカリアッセン兄弟が「大きなブティックでは手に入らないものを世界中から集める」というコンセプトでブティックをパリに1975年にオープンしました。
アメリカから輸入したジーンズが若者に飛ぶように売れたことに気を良くした兄弟は、キャンバス地のカラフルなパンツを手掛け、それに合わせたカラフルなバッグとしてUPLA(ウプラ)が誕生しました。
パリ郊外のソローニュ地方で使っていたハンティングバッグや、バカンスのウェッソン島で愛用していたフィッシングバッグ。それらをモチーフに機能的で快適なバッグ本来の姿を追及しました。
というのがUPLAのプロフィールです。
1975年創業なので、自分がウプラのバッグを知った80年代中頃は、まだ創業10年の比較的新しいブランドだったということになります。
1988年にパリのレアールにあった本店の写真があるのでお見せします。
ご覧のように、ブランドのアイコンでもあったハンティングバッグやフィッシングバッグを中心に、英国やアメリカにブランドにはないパリらしい綺麗なカラーバリエーションがあったのがウプラの特徴でした。
セレクトショップからスタートしたこともあり、画像の中にも見られますがオイルドコート(おそらくバブアー)やウールのオーバーコートも見られます。
ELLEやCOSMOPOLITANといった有力なファッション誌の広告のコピーがたくさん並べられているのを見ても、当時勢いがあったことがうかがえます。
これは私が1989年パリのOLD ENGLANDの前で撮った写真です。
二人ともウプラのバッグです。
当時は裕福な家のリセ(女子高生)達にもウプラのバッグはとても人気がありました。
正面の入り口の外でスタッフと待ち合わせしていたら、ウプラのバッグを持ったリセ達を見つけ思わずシャッターを切りました。
やっていることは30年以上前から変わりません。
まさに ”継続は力なり” ですね。
1982年のOLIVEでもBEAMSで扱っていたウプラのバッグが紹介されています。
自分が入社する前なので先輩に聞いたところ、最初は仕入れルートがなくパリの本店で買ったものを店で売っていたそうです。
当時はまだまだインポートのルートが確立されていなかったので、BEAMSも海外のショップで購入したものを販売することもありました。
自分が入社したころもそのような商品は ”持ち帰り” と言われ、数量が少なく他店では手に入らない限定品なので、顧客様やスタッフに大人気ですぐに完売していました。
80年代は英国のBRADYやJOHN CHAPMAN、米国のGURKAなどのフィッシングバッグやハンティングバッグ、ショルダーバッグが人気でした。
BEAMS Fでも定番で、自分がバイイングを始めたころも何かしらのブランドで必ず展開していました。
しかし英国や米国ブランドはベージュやカーキやネイビーなどの定番カラーしかなく、カラーバリエーションが豊富なウプラに惹かれたのは自然な流れだったのかもしれません。
そして、80年代はパリというキーワードも魅力だったのは言うまでもありません。
自分はショルダーバッグが苦手で、小学生の時以来ショルダーバッグは持ちませんが、先輩でウェルドレッサーのKさんは今でもウプラのフランス製のハンティングバッグを使っています。
数年前にイタリアの地方都市でばったり会った時もウプラのショルダーバッグを持っていました。
というか、絶対に持っているだろうなと思うのと同時に、絶対ねらって使うだろうなと・・・
あまり突っ込むと怒られるので、このあたりでやめておきます(笑)。
80年代勢いがあったウプラですが、その後オーナーが変わり、現在は当時のウプラとはテイストが変わってしまいましたが、いまも80年代や90年代のフランス製ものが中古であれば古着屋やネットで買うことができます。
さすがに程度が良いものは少ないですが、ご興味があればじっくりと探してみてください。
自分の世代はフランスのフィッシングバッグやハンティングバッグと言えばウプラですが、いまや当時のウプラを知る人もかなり少なくなったので、これから先はライセンスブランドのイメージになっていくのかなと思います。
昨今はファッション業界を中心にフレンチと言うキーワードがやたらと出てきますが、意外と抜け落ちているモノやコトが多いのと同時に、そんなものあまりなかったけどな・・・というのも結構あるんです・・・
あまり昔話をすると説教じみてしまうので、求められるところだけで話そうかなと思います(笑)。
もちろん、このブログの読者の方にはしっかりとお伝えしていきます。
イタリア、英国、米国、フランスと、自分の経験を通した色々な情報をお伝えしていくことが自分の役割だと思っています。
気分やノリで語られても皆さん困りますよね・・・





















































































































































































































































































