ELEMENTS OF STYLE -4ページ目

最近の買い物と最近入荷したおすすめ

 

オーダーしていたスーツとコートが上がってきました。

 

スーツはBRILLAのナポリモデルでオーダーしたストライプのスーツ。

 

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最近個人的に一番気に入っているナポリモデルでオーダーしました。
 
 
 

 

 

生地はDRAGOのSKYFALL

 

 

 

 
14.5マイクロン(SUPAER 180'S)というカシミアよりも細いウールで織られた極上の生地です。

このくらいのクオリティのイタリア生地になると、緯糸(ヨコ糸)が単糸で柔らかいだけの生地が多いですが、このSKYFALLは経糸(タテ糸)も緯糸も双糸で織られているので、極上の手触りでありながら型崩れも少ないという、高級生地の理想的な生地だと言えます。
 
色はミディアムグレーのベースにブラウンのストライプという、どちらかと言えばイタリアぽい雰囲気の生地です。
 
ここ数年は英国調やビンテージ調の生地でオーダーすることが多かったですが、最近ちょっとイタリアっぽい甘めの色柄の生地もいいなと思うことも多く、この生地を選びました。
 
特に秋冬はスーツにタートルネックを合わせるコーディネーをよくするので、こういう生地だと綺麗な色のニットが合わせやすいというのも良いところです。
 
 
 
 

 

イタリアっぽい生地なので袖ボタンは重ねました。

 

 
袖ボタンの仕様は特に決まりごとはないですが、イタリアっぽい雰囲気のスーツは重ねて、英国っぽい雰囲気のスーツは重ねないというのがひとつの目安です。

厳密にはイタリアでも地域によっての違いはありますが、そこまでこだわらなくてもいいと思うので、ここではそのお話はあえてしません。

 ”絶対にこうでなくてはならない” ということではないので、最終的には個人の考えや感覚で決めればいいことだと思っています。

 

 

 

 

 

このモデルのパンツは2プリーツのベルトループ付きですが、サイドアジャスターにしました。

 

 

 

 

 

 

それ以外の変更点はありません。

太くもなく細くもない綺麗なナチュラルテーパードのシルエットがとても気に入っているので、特に修正するところはありません。
 
パンツの裾幅は19㎝でダブルは4㎝。

最近19㎝の裾幅にすることが多くなり、4.5㎝のダブルは重く感じるので4㎝で仕上げることが多くなりました。
 
持っているブラウン系のニットとも相性が良く、ブラウンスエードのブーツにも合わせやすいスーツです。

着るのはもう少し先ですが、今からコーディネートするのが楽しみです。
 

 

 

 

 

 

TAGLIATOREのパッチポケットのバルカラー

 

 

 

 

昨年あたりからパッチポケットのバルカラーコートが気になっていて、タリアトーレでイメージに近いモデルといい生地があったので個人オーダーしました。

 

 

 

 

コート生地では珍しいミニヘリンボーン。

 

 

適度に厚みがありつつ柔らかく、少しナチュラルにストレッチするので、とても綺麗なドレープがでる生地です。

 

 

 
 
腰ポケットはパッチ&フラップポケット。
 

 

ダッフルコートのようなポケットが特徴です。

 

 

 

 

ステッチはダブルステッチ。

 

 
パッチ&フラップポケットは普通のバルカラーよりもさらにスポーティーに見えるので、ダブルステッチはとても相性がいいです。
 
ピーノさん、さすがわかっていますね。
 
 
 
 
裏は背中の上の部分しか裏地がない、いわゆる半裏仕立て。

 

 

軽い仕立ても自分のイメージ通り。

 

裏地がないと寒いのでは?という人もいますが、昨今の暖冬では裏地がないと寒いということは寒冷地以外ではおそらくないと思います。

 

さらに滑りが悪いのでは?という人もいますが、ゆったりとしたシルエットのバルカラーなので、ジャケットやスーツの生地に引っかかるようなこともありません。

 

パッチ&フラップポケットのバルカラーを見慣れないデザインと思われる方も多いと思いますが、80年代や90年代にはよくあったデザインなので、それもあって自分的にはかなり刺さりました。

 

本当はバイイングして展開したかったのですが、昨年からの暖冬でオーバーコートをあまり多くバイイングできなかったので、バイヤー陣や店舗がオーダーしたいものを優先し、自分が着てみたいと思ったものを個人オーダーしたという次第です。

 

シルエットもとても綺麗なコートなので、皆さんご興味があれば来年バイイングしますね(笑)。
 

 

 

 

 

 

そして、動画やブログでも紹介していない、私のいち押しのニットジャケットが入荷してきたのでご紹介します。

 

 

 


BLU BREのチロリアンジャケット


80年代後半頃にBEAMSで大人気だった、あるオーストリアのチロリアンジャケットがありました。

色々調べたところブランド自体はあるものの、このモデルはすでに90年代頃に廃盤となり他のオーストリアのブランドもチロリアンジャケット自体の展開をしていません。

 

古着でたまに見つかることもありますが、コンディションが良いものはほぼなく、シルエット的にも今の雰囲気ではないので、日本のニットメーカーさんにお願いして一から作ることにしました。

 

それがこのジャケットで、かなりイメージに近いものができ上りました。

 

ニッティングしてから高温のスチームをかけて圧縮するという本家と同じ工程で作られていますが、当時のものと比べて軽く柔らかく着やすいニットジャケットに仕上げました。

軽すぎても柔らかすぎても雰囲気が出ないので、何度もサンプルを繰り返して今の時代感にあった丁度いい質感に仕上げました。

 

BLU BREで作った理由は、ディレクターの笹岡さんがチロリアンジャケットが流行っていた時代をリアルに知っていて(ご自身も着ていた)、自分が作りたいもののニュアンスが正確に伝わるというのが理由です。

 

なぜこの時期の紹介になったかというと、実はある店舗の限定商品として私が作ったのですが、サンプルが上がって見せたら、まさかの「これは売る自信がない」という返答・・・

これだけフレンチとか言って立ち襟のジャケットを売っているのに、リアルに80年代のパリでは流行っていたチロリアンジャケットを再現したものが売れないのか・・・ と思いつつも、実はここ数年ずっと展開したいと思っていたジャケットなので、店舗限定でなくどこの店舗でも販売できることは、私にとって結果的に良かったと思っています。

 

ということで、このジャケット先日入荷しました。

ご興味のある方は最寄りの店舗にお問い合わせください。

フレンチテイストと言ってもフレンチ風に着なくても大丈夫です。

ニットジャケットとして手持ちにアイテムと合わせてください。

難しい話はあえてしません(笑)。

 

 

 

 

 

 

動画やブログでご紹介した同じくBLU BREのアルパカのVネックも入荷しました。

 

 

 

 

 


このニットは難しいコーディネートを考える必要はありません。

インナーにTシャツをさらっと着ただけでサマになるVネックのニットです。

上質なアルパカウールを使用し、起毛加工してソフトで優しい風合いに仕上げました。

是非最寄りの店舗でご試着ください。





 

 

 

今回は個人オーダーしたものと私が別注したニットをご紹介しました。

ニットジャケットとVネックは両方欲しいと思っているので、懐具合を見ながら早めに購入しようと思っています。

このコートはまだキャンセル待ち状態・・・

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絶対に欲しいので買えるのか心配になってきました。

 

磐田で見つけたアーカイブ

 

先日プライベートで磐田のセレクトショップREUNIONさんに伺いました。

 

 

噂には聞いていましたが、車でしか行けない住宅街の中にお店があってビックリ。

一見さんはいない完全な顧客商売のお店です。

イタリアでも地方都市に行くと、車でしか行けない店は結構あるので、ヨーロッパのお店のような雰囲気が感じられます。


 

 

 

 

店内は話を聞いていたよりも広く、ゆったりとした落ち着いた感じのいいお店です。

 

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展開ブランドはモンクレール、スティレ ラティーノ、ベルベスト、ドルモア、クルチアーニ、ルッフォ、ボリエッロ、フライ、ギ ローバー、デボレ、ボリエッロ、エドワードグリーン、オールデン、アット ヴァンヌッチ、ソッツィ等々、イタリアブランドを中心に充実した品ぞろえです。

 

 

 

 

 

今シーズン私がSTILE LATINOでリコメンドしているジャケットと同じ生地を使ったコートを展開していました。

 

 

ジャケットでもなかなかの値段なのに、コートでオーダーするとさらに高い・・・

 

富裕層の顧客をたくさん持っているので、これもすぐに売れてしまうのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

奥のフィッティングルームには、オーナーの太田さんが所有する80年代から90年代のアーカイブが展示されています。

 

 

 

 

いまや古着屋さんでもなかなか見つからないレアなアイテムがたくさんあったので、その中から何点かピックアップしてお見せします。

 

 

 

 

 

 

OLD ENGLAND ネルチェックのシャツ

 

 

 

 
グリーンのヘリンボーンのタッターソール風のチェックという、野暮ったさがいかにも当時のフレンチという感じです。

アメリカや英国にはない色使いや柄のシャツが当時のパリではよく見られました。

当時は野暮ったいとは思わなかったのですが、今見ると結構クサいチェックですね。

逆に今はあまり見かけないクサさが、ビンテージ好きな若い人達にはうけるかもしれません。
 
 
 

 

 

OLD ENGLAND GRENFEL製 BLOUSON

 

 

 


グレンフェルのKENTというモデルにOLD ENGLANDのハウスチェックの裏地を付けたブルゾン。

 

グレンフェルのGOLFERやKENTと言った定番のブルゾンは、当時MARCEL LASSANCEでも展開していました(ラサンスはグレンフェル ネーム)。

自分もグレンフェルのこれらのブルゾンを最初に知ったのはマルセル ラサンスでした。

その後90年代になってロンドンのHACKETTやCORDINGSでも展開されているのを見て、英国のクラシックな定番アイテムであることを知りました。

 

 

 

 

 

OLD ENGLAMD 英国製のピーコート

 

 

 


ダブルフェースで裏が赤というのがいかにもフレンチっぽいです。

 

おそらくGLOVERALLかTIBETTあたりが作っていたのではと思われますが、英国の定番アイテムであってもパリらしい色づかいやこなしと言うのが、当時のフレンチアイビーの特徴でもありました。

80年代中~90年代前半の頃のものらしく、かなりゆったりとしたサイズ感のピーコートです。

 

 

 

 

 

OLD ENGLAND 2ボタン ツイードジャケット

 

 

 

 

OLD ENGLANDのジャケットは英国のAUSTIN REED(オースチン リード)が作っていましたが、このCLUB COLLECTIONは上級ラインで英国のCHESTER BARRIER(チェスター バリー)で作っていました。

ちなみに、HEMISPHERSのジャケット、スーツもチェスターバリー製でした。

BERNARD ZINSの社長のフランクさん曰く、70年代や80年代のパリではイタリアのハンドメイドのファクトリーよりもチェスターバリーの方がプレステージが高かったそうです。

当時のフランスはイタリアの製品も多く入ってきていましたが、英国製であることがまだまだ重要視されていた時代でした。

 

ブルーのツイードというのも当時のフレンチトラッドの雰囲気です。

 

 

 

 

 

OLD ENGLAND GRENFELL製 トレンチコート

 

 

 


BEAMSでも当時展開していました。

OLD ENGLANDの裏地が付くと、なんとなく本家のものよりもオシャレに感じたものです。

 

今思うと、それが当時 ”パリかぶれ” 的な思い込みでした(苦笑)。

 

80年代や90年代のセレクトショップで英国製のレインコートと言えば、バーバリーやアクアスキュータムではなくグレンフェルでした。

 

他の国に比べて日本で今もグレンフェルの人気が高いのは、この当時のいいイメージが続いていることが一因であると思います。

 

 

 

 

 

 

OLD ENGLAND パール編みのカーディガン

 

 

 

 

これは初めて見ました。

パリの本店でも見た覚えがないパール編みのカーディガン。

当時のパリでパール編みのカーディガンと言えば、HEMISPHERESで展開していたLEMMERMAYER(ㇾマメイヤー)が有名ですが、OLD ENGLANDでもパール編みのカーディガンを展開していたのは知りませんでした。

これもㇾマメイヤー製かな・・・

原産国チェックするの忘れました(苦笑)。

 

 

 

 

 

HEMISPHERES GEELONG LAMBS カーディガン

 

 

 

 

我々世代でフレンチアイビーにかぶれていた人であれば、知らない人はいないエミスフェールのジーロンラムのカーディガン。

当時綺麗な色でかなりのカラーバリエーションで展開されていました。

スコットランドのGLENMAC(グレンマック)製だったので、当時エミスフェールのカーディガンを作っているメーカーと言うことで、グレンマックを扱うセレクトショップも多かったです。

BEAMSは天邪鬼だったので、スコットランドのWILLIAM LOCKIE(ウイリアム ロッキー)に別注した、BEAMS FのオリジナルネームのカーディガンとクルーネックとVネックを展開していました。

フレンチアイビーブームの頃は、とにかくジーロンラムのカーディガンがバカ売れしていました。

 

 

 

 

 

MICHAEL ROSSのフェアアイル

 

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我々世代のとっては懐かしいブランドです。

80年代や90年代のスコットランドのフェアアイルを象徴するようなブランドで、多くのセレクトショップで扱われていました。

フェアアイルのブランドは他にもありましたが、MICHAEL ROSS(マイケル ロス)のフェアアイルは他のブランドにはない綺麗な色出しが特徴でした。

 

このニットもいい色出しですね。

自分はクサい色づかいのフェアアイルは苦手なので、こういう色だしのフェアアイルなら今欲しい感じです。

 

 

 

 

 

 

MARCEL LASSANCE オーバージャケット

 

 

 

 
かなりゆったりしたシャツカフスのついたオーバージャケット。
 
ビンテージ調の生地も当時のラサンスっぽい雰囲気です。
 
OLD ENGLANDやHEMISPHERESのジャケットが英国製でウェストシェイプの入ったジャケットだったのに対して、ラサンスのジャケットはイタリアのファクトリーに作らせたウェストシェイプがゆるいジャケット(短いサイドベンツ)でした。

なので、ラサンスの顧客にはこういったオーバージャケットも好まれていたと思われます。

マルセル ラサンス自身が黒いタートルネックに合わせていたのが目に浮かびます。
 
 

 

 

 

 

MARCEL LASSANCE モッズパーカ

 

 

 


自分のようなリアルフレンチアイビー世代にとって、マルセル ラサンスと言えばモッズパーカです。

英国製のナイロン素材のモッズパーカが自分のイメージですが、ライニング付きのモデルもあったのですね。

作っていたのはおそらく英国のSCIENCE(サイエンス)というブランド。

サイエンスは当時ラサンスのモッズパーカを作っているメーカーということで日本で有名でした。

 

BEAMSも当時サイエンスのモッズパーカをインターナショナルギャラリーで展開していました。

マルセル ラサンス本人がフレンチモッズというくらいモッズ好きだったので、パリのお店の近くで彼がモッズパーカを着て颯爽と歩いているのを当時よく見かけました。

 

 

 

 

 

 

MARCEL LASSANCE レザーコート

 

 

 


ブラックのレザーのコートも80年代から90年代初め頃に流行っていました。

当時のフレンチアイビーは綺麗な色づかいのものが多かったですが、反面モノトーンのアイテムも多く、特にマルセル ラサンスには白黒のチェックやブラックのアイテムが多かったです。

裏地がグレーのウールというのも洒落ていますね。

 

それにしてもレザーのクオリティを見ると当時相当高かったでしょうね。

服道楽にしてもかなり贅沢です(笑)。

 

 

 

 

 

 

INVERTERE ヘリンボーン ダッフル

 

 

 

 

80年代後半から90年代前半頃にかけてパリで大流行して、その後日本でも大流行したINVERTEREのヘリンボーンのダッフルコート。

数年前から日本でもリバイバルしていますが、そのルーツとなるモノです。

詳しい話はここではしないですが、インバーティアは一度ブランドがなくなり10年くらい前に復活しました。

今は英国のJoshua Ellis(ジョシュア エリス)が当時の織機を使って生地を織っていますが、当時は今はなきMOORBROOK(ムーアブルック)という生地がこの生地を織っていました。

 

このダッフルはムーアブルックの生地のもので、今の生地と比べるとかなり柔らかくて毛足も長いです。

同じ織機で織られていますが、今の生地とこの当時の生地は生地感が違うんです・・・

そして、袖口もタタキのステッチではなくハンドで縫われています。

 

当時を知る世代にとっては、この時代のインバーティアは貴重なものです。

 

古着好きの人は、この当時のもので程度が良いものがあれば迷わず買いましょう(笑)

マニアックな人は、現行のモデルの袖口のステッチを取って手縫いで縫い直してはいかがでしょうか(笑)。

 

 

 

 

 

 

BERNARD ZINS モールスキン ジャケット

 

 

 

 

ザンスがジャケットを作っていたのは知っていましたが、フランス製のジャケットがあったのは知りませんでした。

 

自分も90年代前半にザンスからジャケットをセールスされたことがありましたが、フランス製ではなくイタリア製でした(ISAIA製)。

 

当時すでにフランスで本格的なテーラードジャケットを作れるファクトリーがなく、ほとんどのブランドやショップが英国かイタリアでジャケットを作っていました。

カジュアルなジャケットを作れるファクトリーはまだ数軒あったようなので、これはおそらくカジュアルジャケットのファクトリーで作ったものではないかと思われます。

 

ザンスの現社長のフランク ザンスさんから聞いた話ですが、当時すでに本格的なテーラードを縫えるファクトリーはフランスにはなく、ザンスでジャケットを展開するにあたり、ARNYSの当主のジャン グランベールさんにISAIAを紹介してもらい、ザンスのジャケットをISAIAで作ったそうです。

この業界に長くいると、色々マニアックな話ができるものです。

 

 

 

 

 

 
JEAN BOURGUISのブレザー

 

 

 



JEAN BOURGUIS(ジャンブルジョワ)というブランドを知らない人も多いと思いますが、もともと日本では80年代にフランスを代表するパンツブランドと言えばジャンブルジョワでした。

ジャンブルジョワが最初に有名になって、その後フランスの有名ブランドやセレクトショップのパンツを作っているファクトリーということでザンスが有名になったというのが当時の経緯です。

自分もBEAMSに入社したころは、ジャンブルジョワがフランスで一番高品質なパンツブランドと先輩に教わったものです。
 
上のザンスと同様に、フランス製のジャケットを展開していたことは知りませんでした。

オーナーの太田さんは本当にレアなアイテムを持っています。

ネイビーブレザーはフレンチアイビーのマストアイテムでもありました。

BEAMSは当時OLD ENGLANDのブレザー(英国のAUSTIN REED製)のブレザーを展開していました。
 

 

 

 

 

靴もなかなかレアなものがあります。

 

 

 

 
 

 

JOHN LOBB、EDWARD GREEN、CHURCH'S ALDEN、BONARA、SUTOR MANTELLASSI等々、今は展開していないモデルもいろいろあります。

 

洋服屋の自分が見てもなかなかレアなアーカイブがたくさんあるので、ご興味のある人には見ていただきたいですが、オーナーの太田さんが一人でお店を切り盛りしているので、アーカイブだけを見に行くことはご遠慮ください。

Tシャツ一枚でもお買い上げいただければ、見せていただけると思います(笑)。

 

 


 

 

今回REUNIONさんに伺ったのは、オーナーの太田さんが昔の洋服の話を動画でしたいということで、同世代の私にお声がかかりました。

80年代や90年代の貴重なアーカイブがあると聞いていたので、それも見てみたかったので丁度いいタイミングでした。


ファッション業界で80年代や90年代のクラシックの話をできる人も本当に少なくなってきました。

動画はREUNIONさんのインスタグラムYouTubeでアップされていますので、ご興味のある方はご視聴ください。





撮影終了後は浜松に移動をして、REUNIONさんの古くからの顧客で、日本サッカー界のレジェンドの藤田俊哉さんを交えて会食でした。
 


藤田さんが現役時代のサッカー選手のファッションや時計の話、今のサッカー界の色々な話が聞けてとても楽しい時間でした。

 

 

 

 

実は私小学生の頃サッカーやっていました。

ポジションはフォワードでした。

 

 

証拠写真です。

真中が小学6年生の自分です(笑)。

 

新潟市の大会でベスト8くらいのチームでした。

 

 

 


 

普段BEAMSがある街のセレクトショップしか見る機会がないので、なかなか新鮮で楽しい一日でした。

地方都市の個人経営の洋服屋さんの中でも、REUNIONさんはすでに老舗の部類に入るお店です。

オーナーの太田さんの頑固おやじっぽい風貌もいいですね。

 

藤田俊哉さんは勝新太郎に似てきたと言っていました(笑)。

昭和や平成の初期の頃は、太田さんのような名物店主がいる個店さんが結構あったものです。

 

 

 



お店の前には駐車場もありますので、浜松方面に行かれる際はREUNIONに立ち寄ってみてください。

ただし、冷やかしはNGでお願いします(笑)。

 





 

 

 

最近の買い物

 

やっと涼しくなってきましたが、それでもまだ秋冬モノを着て歩き回るのはちょっと難しい感じです。

 

今の季節が一番中途半端な時期なので、春夏モノで少し厚手のスーツやジャケットを着て、徐々に秋冬物に移行していく時期なのかなと思います。

洋服屋は以前は9月になると無理やり秋冬モノを着ていましたが、それも昨今のような気候になると、もはや昔のお話しということになるのかなと思います。

そんな状況ですが、先日今シーズン初の秋冬物の買い物をしたのでご紹介します。

 

 

 

 

BOGLIOLI K.JACKET

 

 

 

 

 

 
ミラノのショールームで見て、あまりにも綺麗な色だったので個人オーダーしました。
 
ボリオリのKジャケットは、2000年代前半頃に初めて日本に入ってきたときに、カシミアのジャケットを製品染めするというプロダクトの名称でした。

自分も当時K.ジャケットをバイイングしていたので、とても懐かしい感じなんです。

と言うか、”ボリオリはやっぱりK.ジャケットでしょ” という感じなんです。

現在のK.ジャケットはカシミアではないですが、このジャケットもウールに化繊を少しミックスしてカシミア風のタッチに仕上げています。
 
 
 

 

サックスブルーに少しグリーンを混ぜたようなとても綺麗なライトブルーです。

 

 
 
 
 
ミラノのショールームでも打ち出されていたカラーです。
 
 
 
 
今シーズンはライトブルーの流れがあるので、色々なところでこのようなカラーが見られました。
 
 
 
 
このジャケット、こんなに打ち出されていたのに日本からはオーダーが入らなかったようです。
 
BEAMSも今のFのテイストではないのでオーダーしませんでしたが、自分だけが着るのももったいないので、あるショップの限定でオーダーしました。
 
どこのショップで展開するかはまだ言えませんが、11月中頃にはお伝えできるので、ご興味がある方はお買い物の予算を取っておいてくださいね(笑)。
 
コーディネートはデニムやシャンブレーのシャツがよく合いますし、ライトグレーのニットもよく合います。
 
パンツはコットンならベージュやホワイト、ウールならライトグレーが良く合うので、手持ちのアイテムで合わせられるのもいいところです。
 

 

 

 

 

 

BRILLA オリジナル CANONICO別注グレンプレイド

 

 

 

 
 


 
 
このブログやMR_BEAMS CHANNELでもご紹介した、イタリアのCANONICOのファクトリーで別注してきた生地です。

 

ミディアムグレーの落ち着いたグレンプレイドにグリーンのウインドウペンをさしました。

グリーンの色が絶妙で悪目立ちしないので、ビジネスシーンでもドレスダウンでも着られるスーツです。

 

 

 

 

モデルは数年前にBRILLAで展開していたゴージの傾斜が強いナポリ風のモデルです。

 

実は、自分はこのモデルが好きで、展開をやめてからも個人オーダーはずっとこのモデルでオーダーしてきました。

 

自分が着続けている中で、修正した方が良いと思う部分を修正してアップデートさせました。

 

BRILLAのレギュラーモデルに比べると、肩幅が少し広くウェストシェイプの少し緩く、パンツも2プリーツで少しゆったりしたテーパードです。

ナポリのサルトリア テイストのスーツをBRILLA風に都会的にアレンジしたモデルです。



 

当初予約でほぼ完売していましたが、キャンセルが数点出てなんとか購入することが出来ました。

完売サイズもあり、他のサイズも着数がかなり少ないので、ご興味のある方はお早めにお求めいただければと思います。

別注生地なので今後同じ生地を展開することはありません。

別注生地は一期一会なんです・・・





 

A VONTADE ユーティリティ ジャケット

 

 

 

 
1960~70年代のベトナム戦争時に米軍で採用されたジャケットをベースに作られたユーティリティジャケットです。



 

シャトル織機で高密度に織り込んだ50年代のUSミリタリーヘリンボーンをモチーフに作成したオリジナルの生地を使用しています。

 


適度なムラ感があり、着用を繰り返すごとに綾目が強調された風合いへと徐々に変化していくのが魅力です。

 

 

 

 

脇下のマチはオリジナルと同じディティール。

 

 

 

 

 

 

腰回りを調整できるタブや内ポケットはオリジナルにはないディティール。

 

 

 



ヴィンテージウェアをそのままコピーするのではなく、現代的にアレンジしているのも自分好みです。
 
 
 
数年前に初めてこのジャケットを展開した時はSからのスタートで、サイズがかなり大きめだったのでXSサイズから展開した方がいいとアドバイスしたのがきっかけでXSから展開するようになりました。

自分もSではかなり大きかったので、XSが初めて入荷した時に買おうと思い試着したところ肩幅が狭く断念・・・
 
ドレス系のブランドと違い、サイジングを細かく修正するのは難しいと思い諦めていたのですが、久しぶりにハンガーに吊るしてあるXSサイズを見ると、肩幅の感じがなんとなく変わったなと思い試着してみると、アレ、大きくなっている・・・
 
少しドロップしたショルダーが丁度よく、迷わずすぐにXSサイズを購入しました。



世の中ヴィンテージブームですが、自分はリアルなミリタリーの古着は着たくないので、A VONTADEのようなリアルをベースに少しアレンジされた ”綺麗なミリタリーウェア” はありがたい存在です。

ミリタリーウェアは気になるけど本物は苦手という方には特におすすめしたいジャケットです。
 
オリーブだけではなくブラックの展開もあります。

個人的には生成りのような色も欲しいと思っていますが、そもそもユーティリティー ジャケットに生成りはないのかなと思いつつも、皆さん欲しいと思いませんか?
 
A VONTADEさん、ご提案いただけると嬉しいです。
 
 
 
 
 
今回購入したのはこの3着。
 
どれも手持ちのアイテムで合わすことができるので、すぐに着られるものばかりです。

ジャケットやスーツも11月に入れば着られるかなと思っています。
 
これ以外にもオーダーしているジャケットやスーツもあるので、仕上がってきたらご紹介します。
 
 
 
 
 
このコートは自分も予約しましたがキャンセル待ちです・・・
 
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実は30着くらい追加オーダーをしたのですが、それでも全く足りない状況・・・

キャンセルが出ないほうがいいですが、このコートは欲しいですね。

買えなかったらどうしよう・・・
 
 

 
 
 

 

フレンチなアイテム ”UPLAのバッグ”


不定期ですが、80年代や90年代にフランスで流行っていたアイテムを紹介するシリーズ ”フレンチなアイテム”
 

 

一回目のラバーライズドコート、2回目のフィッシュマウスのジャケットに続き、今回は ”UPLA(ウプラ)のバッグ”を紹介します。

 

 

 

ウプラのバッグは、モード写真家と建築家のザッカリアッセン兄弟が「大きなブティックでは手に入らないものを世界中から集める」というコンセプトでブティックをパリに1975年にオープンしました。
 

 

アメリカから輸入したジーンズが若者に飛ぶように売れたことに気を良くした兄弟は、キャンバス地のカラフルなパンツを手掛け、それに合わせたカラフルなバッグとしてUPLA(ウプラ)が誕生しました。


パリ郊外のソローニュ地方で使っていたハンティングバッグや、バカンスのウェッソン島で愛用していたフィッシングバッグ。それらをモチーフに機能的で快適なバッグ本来の姿を追及しました。
 

 

というのがUPLAのプロフィールです。
 

 

1975年創業なので、自分がウプラのバッグを知った80年代中頃は、まだ創業10年の比較的新しいブランドだったということになります。

 

 

 

 

 

1988年にパリのレアールにあった本店の写真があるのでお見せします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、ブランドのアイコンでもあったハンティングバッグやフィッシングバッグを中心に、英国やアメリカにブランドにはないパリらしい綺麗なカラーバリエーションがあったのがウプラの特徴でした。


セレクトショップからスタートしたこともあり、画像の中にも見られますがオイルドコート(おそらくバブアー)やウールのオーバーコートも見られます。
 

 

ELLEやCOSMOPOLITANといった有力なファッション誌の広告のコピーがたくさん並べられているのを見ても、当時勢いがあったことがうかがえます。

 

 

 

 

 


これは私が1989年パリのOLD ENGLANDの前で撮った写真です。

 


二人ともウプラのバッグです。


当時は裕福な家のリセ(女子高生)達にもウプラのバッグはとても人気がありました。


正面の入り口の外でスタッフと待ち合わせしていたら、ウプラのバッグを持ったリセ達を見つけ思わずシャッターを切りました。
 

 

やっていることは30年以上前から変わりません。
 

 

まさに ”継続は力なり” ですね。

 

 

 

 

 

 

1982年のOLIVEでもBEAMSで扱っていたウプラのバッグが紹介されています。

 


自分が入社する前なので先輩に聞いたところ、最初は仕入れルートがなくパリの本店で買ったものを店で売っていたそうです。

 

 

当時はまだまだインポートのルートが確立されていなかったので、BEAMSも海外のショップで購入したものを販売することもありました。



自分が入社したころもそのような商品は ”持ち帰り” と言われ、数量が少なく他店では手に入らない限定品なので、顧客様やスタッフに大人気ですぐに完売していました。

 

 

 


 

 

80年代は英国のBRADYやJOHN CHAPMAN、米国のGURKAなどのフィッシングバッグやハンティングバッグ、ショルダーバッグが人気でした。



BEAMS Fでも定番で、自分がバイイングを始めたころも何かしらのブランドで必ず展開していました。



しかし英国や米国ブランドはベージュやカーキやネイビーなどの定番カラーしかなく、カラーバリエーションが豊富なウプラに惹かれたのは自然な流れだったのかもしれません。

 

 

そして、80年代はパリというキーワードも魅力だったのは言うまでもありません。

 

 

 

 

 

 

自分はショルダーバッグが苦手で、小学生の時以来ショルダーバッグは持ちませんが、先輩でウェルドレッサーのKさんは今でもウプラのフランス製のハンティングバッグを使っています。

 

 

数年前にイタリアの地方都市でばったり会った時もウプラのショルダーバッグを持っていました。



というか、絶対に持っているだろうなと思うのと同時に、絶対ねらって使うだろうなと・・・



あまり突っ込むと怒られるので、このあたりでやめておきます(笑)。

 

 

 

 



80年代勢いがあったウプラですが、その後オーナーが変わり、現在は当時のウプラとはテイストが変わってしまいましたが、いまも80年代や90年代のフランス製ものが中古であれば古着屋やネットで買うことができます。

 

 

さすがに程度が良いものは少ないですが、ご興味があればじっくりと探してみてください。

 

 

 

 

 

自分の世代はフランスのフィッシングバッグやハンティングバッグと言えばウプラですが、いまや当時のウプラを知る人もかなり少なくなったので、これから先はライセンスブランドのイメージになっていくのかなと思います。



昨今はファッション業界を中心にフレンチと言うキーワードがやたらと出てきますが、意外と抜け落ちているモノやコトが多いのと同時に、そんなものあまりなかったけどな・・・というのも結構あるんです・・・



あまり昔話をすると説教じみてしまうので、求められるところだけで話そうかなと思います(笑)。



もちろん、このブログの読者の方にはしっかりとお伝えしていきます。



イタリア、英国、米国、フランスと、自分の経験を通した色々な情報をお伝えしていくことが自分の役割だと思っています。

 

 

気分やノリで語られても皆さん困りますよね・・・





 

 

 

2024秋冬 おすすめのネクタイ PART.2

 

前回に続き2024秋冬のおすすめのネクタイとコーディネートについてです。

 

PART.2となっていますが、MR_BEAMSのウェブでも紹介されているので正しくはPART.3となります。

コーディネートのセオリーやテクニックのようなことにも触れているので、じっくり読んでいただければと思います。

 

 

 

 

FRANCO BASSI サックス×グレー ストライプ

 

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メランジがかったグレーとサックスブルーのコンビネーションがとても綺麗なストライプです。


 

オーソドックスなミディアムグレーのスーツに合わせました。

 

 

 



シャツはシンプルにサックスブルーの無地を合わせてグレーとブルーだけでまとめています。

ネクタイのグレーより少し濃いグレーのスーツでブルーはシャツのサックスのトーンより濃いブルーなので、同系色まとめても微妙にトーンがずれていてVゾーンに奥行きが生まれます。

逆にトーンが近すぎると、まとまりが良いだけの味気ないVゾーンになってしまいます。

こう見ると、ビジネスシーンに使えるちょっと気の利いたVゾーンになっていると思うのですが、いかがでしょうか・・・

ミディアムグレーの無地のスーツをお持ちの方には特におすすめしたいストライプです。


 
 
 
 
 
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ブラウンベースに黒とパープルという色使いでビンテージテイストをアップデートさせた、HOLLIDAY&BROWNらしいジャカードタイです。
 
 
 
 
このネクタイを見た時に最初に思い浮かんだのが、ベージュのスーツのコーディネート。
 
 
 

 

ベージュとブラウンは同系色なので相性が良く、パープルとベージュも相性がいいので、必然的にこのコーディネートになりました。

シャツは無地でもいいですが、細いストライプの方がビンテージの柄が引き立つと思い、このシャツを選びました。

アップで見ると黒のラインが挿し色として引き立っている感じがします。

ベージュのギャバジンやベージュのソラーロとも合いそうなので、自分もそれらのスーツと合わせようと思っています。

それにしてもHOLLIDAY&BROWNは、こういったビンテージ調の柄を作るのが本当にうまいですね。



 

 

 

 

HOLLIDAY&BROWN リーフ柄 ジャカード

 

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あまり見たことがない葉っぱの柄で、色もブラック×ブラウンなので難しいと思われている方も多いと思います。

 

前回のブログでも書きましたが、ここ数年本当にブラックベースのネクタイが増えています。

 

 

 

 

濃いめのブラウンのスーツに合わせました。

 

 

 



シャツはブラウンのトーンに合わせてベージュのシャツを選びました。

黒以外はダークブラウン(スーツ)→ブラウン(ネクタイの柄)→ベージュ(シャツ)という同系色でまとめているのがポイントです。

つまり、Vゾーンの中で黒をポイントカラーとして引き立たせるコーディネートなんです。

ブラック×ブラウンのコーディネートは自分の世代はどちらかと言えばNGと教えられてきた色合わせですが、昨今はモード系でよく使われる色合わせでもあるので、30代~40代の服好きの人たちにはポピュラーにな色合わせになっています。

BEAMSの若いスタッフも好きな色合わせですね。

グレーの無地やハウンドトゥースやグレンプレイドなどのモノトーンのチェックとも合いますが、その場合はシンプルに白シャツと合わせた方がいいと思います。

色柄に主張があるネクタイは、引き算でシンプルにまとめた方が合わせやすくなります。

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI ジャカード ペイズリー

 

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パープルベースにゴールドとネイビーの柄という、ぱっと見派手なジャカードのペイズリー。

 

 

 


ブラウンのハウンドトゥースのスーツと合わせました。

 

 

 

 

ジャカードのペイズリーは重厚感があるので、スーツは素材感のあるフランネルのブラウンのハウンドトゥースと合わせました。

ブラウンとパープルの色合わせは相性がいいので、スーツがチェックになってもブラウン系であれば間違いなく合います。

スーツの柄の大きさとネクタイの柄の大きさが大きく違っているのもポイント。

柄のスーツに柄のネクタイを合わせる場合は、なるべく柄の大きさを離すと合わせやすくなります。

 

シャツはパープルでもピンクでも合うので、今回はピンクの無地を合わせました。

パープルは今シーズンのネクタイのトレンドカラーのひとつですが、ネクタイとシャツを同系色でまとめて、それに合うスーツを選ぶという逆算的にコーディネートを組んでいくと意外と合わせやすいのではと思います。

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI プリント ペイズリー

 

 

 

 

ネイビーベースにベージュの色づかいがきいたプリントのペイズリー。

 

意外と柄がはっきりしているので、どんな風に合わせるのかと思う方も多いと思います。
 

 

 

 

少し幅広のチョークストライプのスーツに合わせました。

 

 

 

 

自分がBEAMS Fのショップにいた80年代後半から90年代前半頃にペイズリーのネクタイがとても流行った時期があり、その時に定番だったのが、こんな感じのストライプのスーツと合わせるコーディネートでした。

なので、自分にとってはとても懐かしいコーディネートでもあります。

スーツとネクタイが柄なのでシャツはシンプルに無地で。

 

Vゾーンの基本は柄二つまでです。

自分も含めてファッション業界人は柄を三つ使う事もありますが、うまくまとめるには柄の大きさのバランスを計算しないと悪趣味なVゾーンになります。

BEAMSのショップディスプレイもたまに柄を三つ使ったちぐはぐなVゾーンが見られるので、その際は指導しています。

このような少し幅広のストライプスーツをお持ちの方には特におすすめのペイズリーです。




 

 

今回ご紹介したのはこの5本。

どれもネクタイ単体で見た印象より、私がコーディネートで紹介すると意外と難しくないと思われるのでは・・・

私自身主張が強いVゾーンは苦手なので、ジャケットやスーツに馴染みながら、ちょっと気の利いたコーディネートになるように心がけています。

そして、前回のブログでも書きましたが、私のおすすめのネクタイは数年後にお問い合わせを受けることがとても多いので、トレンドに関係なく長く使えるのがポイントです。

今回ご紹介したネクタイも継続展開はおそらくないので、完売した場合は今後手に入れるのは難しいと思われます。

 

なので、気になる柄のネクタイがあれば、迷わず押さえていただけると助かります。

数年後に欲しいと言われ、〇年前のネクタイとお伝えするのも忍びないので・・・

よろしくお願いいたします。

 

 

 



 

 

以前ブログで紹介して完売したGUYROVERのベージュのウエスタンシャツ。

 

 



完売してから何件かお問い合わせをいただきましたが。

同じ生地で再入荷しました。

襟型が若干変わったので、正確にはニューモデルになります。

これからのシーズンとても重宝するシャツです。

 

品番は2411-0682です。

前回買い逃した方は最寄りの店舗で是非お試しください。

 

 

 

 

 

 

b印マーケットで初回入荷後すぐに完売したMAISON CORNICHONのボーダーTが再入荷しました。

私も愛用している大人のボーダーTです。
https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/post/11975/

 

2024秋冬 おすすめのネクタイ

 

少し前にアップされた2024秋冬のおすすめのネクタイのなかで、コーディネートをご紹介できなかったネクタイがあるので、その中から4本ピックアップしてコーディネートをご紹介します。

 

 

今回のコーディネートは、先日発行されたMR_BEAMS Vol.10の中で、私のおすすめのネクタイが使われている画像を使ってご紹介していきます。

 

 

ちなみに、このコーディネートは私が監修して最終的にすべてをチェックしていますので、間違いなく私のおすすめのコーディネートなのでご安心ください(笑)。

 

 

 

 

 

FRANCESCO MARINO BLACK×PINK STRIPE

 

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ブラックとピンクのコンビネーションは見慣れない方も多いと思いますが、自分がまだ新人だった80年代中頃にはよくあった色合わせです。

 

 

当時インターナショナルギャラリーで展開していたEDELWEISS(エーデルワイス)というフランスのネクタイブランドがあったのですが、そこのブラックベースにピンクのストライプを購入して当時よくつけていたので、ナポリのネクタイブランドですが、自分的にはパリっぽい雰囲気を感じさせるネクタイです。

 

 

ちなみに、新人だった私にそのネクタイをすすめてくれたのが、鴨志田さんだったというエピソードがあります。

 

 

おそらく本人はまったく覚えていないとは思いますが・・・(笑)

 

 

コーディネートはご覧のとおり、ライトグレーのスーツとホワイトのシャツというシンプルなコーディネート。

ベースがブラックなので、ネイビーのスーツではなくグレーのスーツがよく合います。
 

 

白黒のグレンプレイドやハウンドトゥースのスーツやジャケットにもよく合います。
 

 

ブラックスエードのモンクストラップを合わせて、少しだけフレンチアイビーな雰囲気にしました。
 

 

自分的には80年代のフレンチアイビーのイメージですが、特にフレンチと言うキーワードに引っ張られることはないので気にせず合わせていただければと思います。


あくまでも自分ならこんな風に合わせるという一例です。

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI MULTI STRIPE

 

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ブラックベースにベージュとグリーンの色合わせが絶妙なマルチストライプのネクタイです。

 

 

グリーンにサックスを混ぜたようなニュアンスカラーが、実にフランコバッシらしい色づかいです。

 

 

ここ数シーズン、ブラック×カラーという色づかいのネクタイが本当に増えました。

 

 

このネクタイもブラックベースなので、ネイビー系のスーツではなくチャコールグレーのグレンプレイドと合わせました。

 


シャツはベージュや淡いグリーンとのマッチングを考えてサックスブルーを選んでいます。



もちろん無地のグレーともよく合うので、グレーのスーツをお持ちの方はネクタイを合わせるだけで新鮮なVゾーンになると思います。


 

こちらはスタッフのコーディネートですが、こんな風にミディアムグレーのスーツにシンプルにコーディネートすればビジネスシーンでも使えます。

 

 

ブラックベースのネクタイは難しいと思われる方も多いと思いますが、基本的にグレー系の無地やモノトーンのチェックと良く合いますので、それを押さえておけば難しいことはありません。



この二つのブラックベースのネクタイ、是非お試しになってみてください。

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWN BROWN STRIPE

 

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かなり濃いめのブラウンにベージュとパープルの挿し色がきいた綺麗なストライプ。

 

 

ネクタイの色づかいが温かみがある印象なので、ブラウンのスーツを合わせました。

 


シャツはこの場合、白でもブルーでもなくピンクやパープルなんです。



理由はネクタイのパープルを活かすために、ピンクやパープルのシャツと合わせるとVゾーンのまとまりがとてもよくなるからです。

 

 

実例はこちら。

 

 


ご覧のとおり、ブラウンにピンクやパープルはとてよく合うので、ブラウンのスーツをお持ちの方はピンクやパープルのシャツを一枚持っているとコーディネートの幅が広がります。

 

 

ブラウン系のスーツやジャケットをお持ちの方は、このネクタイにパープルやピンクのシャツを合わせてコーディネートしてみてください。

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSI PURPLE STRIPE

 

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落ち着いたトーンのパープルとブラウンのコンビネーションが絶妙なストライプです。

 

 

このネクタイもブラウンやベージュと良く合いますが、あえてネイビーのスーツと合わせました。

 

 

ネイビーのスーツとあわせても、シャツはブルーではなくやはりパープルなんです。



Vゾーンを同系色でまとめると、スーツやジャケットが真逆のトーンでも結構まとまりが良くなるという一例です。

 

 

そのようなこともあり、今回のMR_BEAMS Vol.10のNAKAMURA NOTEのページでもネクタイとシャツを同系色で色合わせしています。

 

 

誌面には書かれていませんが、ネクタイとシャツを同系色でまとめると合わせやすいというメッセージでもあるのです。



流れをただ提案するのではなく、お客様にわかりやすく、取り入れやすいように提案するのも自分の役割だと思い毎シーズンNAKAMURA NOTEのページを作っています。






ROSS MILANO SHEPAHRD CHECK

 

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先日アップされた、おススメのネクタイの特集の中でも紹介されていたネクタイですが、カーディガンと合わせたコーディネートでしたので、ジャケットと合わせたコーディネートもご紹介します。

 

 

ベージュのウィンドウペンのジャケットと合わせたパターン オン パターンのコーディネートですが、ジャケットとネクタイの柄の大きさをこれだけ変えれば難易度も下がります。

 

 

そして、クルーネックのニットを合わせてネクタイの柄が見える分量を減らすことによって、さらに柄の馴染みが良くなるようにしています。

 

 

ですが、タイドアップの上にクルーネックのニットを着てネクタイを見せるというコーディネートは、一般のお客様にとっては難易度が高いと思いますので、インナーにはカーディガンやニットのベストやジレを合わせたほうが合わせやすいと思います。

 

 

ネクタイだけ見ると合わせずらいと思う方も多いと思いますが、ブラウンやベージュの無地のジャケットによく合うネクタイです。



カジュアルなネクタイなのでシャンブレーのシャツとの相性もとていいです。

 

 

ブラウンやベージュのジャケットをお持ちの方は是非合わせてみてください。






今回は、今シーズンのおススメのネクタイから、新たに4柄をピックアップしてコーディネートをご紹介しました。

 

 

最近SNSやイベントで数年前に展開していたネクタイをしていると、いま買えないかと言うご質問をいただくことがとても多くなっています。



ほとんどが数年前におススメとして紹介したものですが、その時はブログや動画を見ていなかったか、もしくは紹介してもあまりピンとこなかったのかもしれません。



私が選ぶネクタイは色柄に特徴があっても、実は色々なものに合わせやすいものが多く、手持ちのアイテムとも普通に合わせることができるので、私自身も数年たっても色々なスーツやジャケットに合わせています。

 

 

ある意味お客様にとっても、数年たっても古くならないネクタイなのかなと思っています。



と言うことで、今シーズンおススメのネクタイも数年後に買えますかと聞かないでくださいね(笑)。

 

 

ネクタイは定番以外は継続するものは少ないので、ある意味一期一会なんです。



買い逃したら二度と手に入らない、自分自身も今までそういう経験を何度もしてきました。

 

 

なので、これからもできるだけわかりやすいコーディネートでご紹介していければと思っています。



まだご紹介できていないおススメのネクタイも、後日コーディネートをご紹介したいと思います。

 

 

洋服屋のおしゃれ自慢的な難しいコーディネートではなく、お客様が取り入れやすいちょっと気の利いたコーディネートを紹介する。



それが私の役割でもあると思っています。

 

 

 

 

 

MR_BEAMS CHANNEL 2024秋冬 リコメンドアイテム カジュアル編アップしました。

 

 

是非ご視聴ください。

 

 

 

 

 

 

リコメンド生地 追加分


前回アップしたオーダー生地のおススメで、私がチョイスした生地をバンチに入れてもらえるように生地屋さんにリクエストして採用されなかった生地があると書きましたが、ブログをアップした翌日に新しいバンチが届き、なんとそこに私がチョイスした生地が4柄入っていました。

と言うことで、リコメンド生地の追加で私がチョイスしたその4つの生地をご紹介します。
 

 
新しく届いたバンチがこちら。

 

 

 

 

 

MOONのSHEPAHRD CHECK

 

 

 

 

 

 
モノトーンのチェックは毎シーズンなにかしらバンチに入っていますが、自分的には柄の大きさがポイントだと思っています。

このシェパードチェックは4㎜くらいの大きさで、大きすぎず小さくもなく自分のイメージにぴったりのシェパードチェックです。

ウェイトは420グラムありますが、メリノウールなので表面のタッチは柔らかでありながら、ハリコシがあり仕立て映えする生地です。

自分の中ではモノトーンのシェパードチェックはフレンチアイビーのイメージなので、こういう生地を見ると絶対にピックアップしたくなり生地なんです。

もちろん、コーディネートでイタリア風にも英国風にも見せられる生地なので、モノトーンのシンプルなチェックでオーダーを考えている方には、是非おススメしたい生地です。

 

 

 

 

 

MAGEE TARTAN CHECK

 

 
 

 

 


ブルー×グレーのモダンなタータンチェック風の生地です。

今回この手の大柄のチェックでなかなかいいものがないと思っていた中で、個人的にかなり刺さる生地でした。

自分がブルーとグレーのコンビネーションが好みと言うこともありますが、色合いが絶妙なので本当はオリジナルのジャケットに採用したかったのですが、大柄のジャケットはオリジナルでやると当たり外れがあり難しいので、オーダーのバンチに入れていただきました。

英国生地ですがライトウェイトのツイードなので、厚くて重くて硬いツイードが苦手な方にもおススメです。

 

実物は画像より良い色なので、是非生地を見ていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

MALLALIEUS WINDOWPANE

 

 

 

 

 

 
ライトグレーのベースにネイビーとブルーのダブルウィンドウペンが入った生地です。

これも私が好きなグレー×ブルーのコンビネーションです。

実はここ数年、このブルーとグレーのコンビネーションの生地がすごく増えているんです。

なので、英国生地でもイタリア生地でも、このカラーコンビネーションの生地はコレクションの中でよく見かけます。
 
BEAMSでもライトグレーのジャケットは店舗からのリクエストもあり毎シーズン展開して人気がありますが、自分が着るにはライトグレーの無地はシンプル過ぎて物足りなさを感じるので、自分がライトグレーのジャケットを着るならこんな感じの生地が着たいと思いピックアップしました。
 
英国メーカーのツイードですが、これもライトウェイトのツイードなのでとても着やすい生地です。
 
 
 
 
 

MALLALIEUS LIGHT BLUE TWEED

 

 

 

 

 

 
今シーズンおススメのブルーのジャケット生地は、こんな感じの明るめのブルーの生地です。
 
イタリアのクラシックが注目され始めた90年代の中頃は、こんなブルーのツイードジャケットが結構あり人気でした。

最近はあまり見かけないので、個人的にも久しぶりに展開したい生地でした。
 
今シーズン製品ではTITO ALLEGRETTOで展開して、私のおススメのジャケットとして紹介していますが、オーダーでも作れるようにしたいと思いピックアップしました。
 
TITO ALLEGRETTOのジャケットも大人気で予約でほぼ完売しているので、買えなかった方にもおススメしたい生地です。

前回のブログを見て、ブルー系の無地の生地のおススメがないと思った方も多かったのではないかと思いますが、実はこの生地がおススメでした。

この生地も英国メーカーのツイードですが、330グラムのライトウェイトのツイードなので、仕立て上がりは軽くとても着やすい生地です。
 
 
 
 
 
と言うことで、この4パターンの生地も私が選んでバンチに入れてもらった”中村チョイスの生地”です。

ちなみに、選んで採用されなかった生地もお見せします。
 
 
 
 
 
 
どれもいい生地だと思うのですが、採用されませんでした。

まあ、特に柄モノの生地はBEAMSのお客様には人気ですが、他社さんでは難しいところもあるようなので無理は言えません。





 
前回ご紹介した生地も含めて ”正真正銘の中村チョイスの生地”をまとめました。

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結果的には14パターンの生地を選んで生地屋さんに提案をして、11パターンの生地が採用されました。

実はこの14パターンの生地は、私がBEAMS FとBRILLAのオリジナル用にチョイスした生地で、最終的に採用されなかった生地をオーダーで作れるようにできればいいと思い、生地屋さんに提案した生地なんです。

なので、ある意味とてもBEAMSっぽい生地なのかもしれません。
 
ちなみに、このバンチはBEAMS以外でも扱われている生地なので、他社さんでオーダーされる方にも選んでいただけると嬉しいです。

中村が選んだ生地なんか絶対にすすめないというお店もあるかもしれませんが・・・

アンチがあることはいい事でもあるので、それはそれで良しとしましょう。
 
 
 
 
 
 
タイミング悪く後出しになってしまい申し訳ありません。
 
ご興味のある方は是非実際の生地をご覧いただければと思います。


 
BEAMSのオーダーフェア中はスペシャルプライスでオーダーできますので是非ご検討ください。

よろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 

 

 

 

お待たせしました。

MR_BEAMS CHANNEL 2024秋冬リコメンドアイテム ドレス編 アップしました。

 




是非ご視聴ください。










MR_BEAMS Vol.10が完成しました。
 


8月30日(金)より全国のメンズドレス展開店舗にて無料配布しています。

公式オンラインショップでは〈BEAMS F〉、〈Brilla per il gusto〉、〈International Gallery BEAMS〉のいずれかの商品をご購入のお客様に先着でプレゼント致します。数には限りがございますので、予めご了承ください。

 

2024秋冬 CUSTUM TAILOR BEAMS おすすめの生地

 

秋冬のCUSTOM TAILORのオーダーフェアが始まりました。

 

 

毎回フェアが始まる前にインスタライブやYouTubeライブでオススメの生地を紹介していますが、今回は誰も何も言ってこないうちにフェアが始まり・・・

すみません・・・

毎回私のおススメの生地を楽しみにしているお客様が多いとショップスタッフからも聞いているので、今回はブログで生地を紹介していこうと思います。

 

まずはジャケットから。

 

 

 

FERLA SEPHARD CHECK

 

 

 

 

 

 
ベージュベースにブラックとブラウンのシェファードチェック。
 
黒とブラウンは今シーズン多く見られる色合わせなので、ある意味トレンドのカラーリングとも言えます。
 
ベビーアルパカが33%混紡されているのでとても柔らかく上質感のある生地です。
 
発色も生地の上質感もさすがFERLAという感じの生地です。
 
 
 
 
 

FERLA WINDOWPANE

 

 

 

 

 

 
グレーをミックスしたような綺麗なグリーンのベースにベージュのウィンドウペンをのせた生地。

さすがFERLAだけあって、グリーンもベージュも他社にはない絶妙な色出しです。

この生地もベビーアルパカが混紡されていますが、さらに9%リネンが混紡されています。

ここ数年イタリアの生地メーカーで増えている所謂 ”WINTER LINEN” の生地ですね。

ここ生地は360グラムの目付がありますが、起毛感はないので春にも着られます。

最近はこのような3シーズン着られる生地も増えています。





 
FERLA GLENPLAID

 

 

 

 

 

 

グレンプレイドに明るいインディゴブルーのウィンドウペンを挿し色に使った生地。

モノトーンのチェックにブルーのウインドウペンはある意味定番的な色合わせですが、ブルーのトーンが変わるだけで印象がかなり変わります。

このブルーがロイヤルブルーであれば他社でもよく見かける生地と言うことになりますが、さすがFERLAだけあって色出しが違います。

この生地もベビーアルパカが混紡されているのでとても柔らかく滑らかな生地です。



 

 

CALRO BARBERA GLENPLAID

 

 

 

 

 

 

FERLAのところでも書きましたが、今シーズンは黒×ブラウンのカラーコンビネーションの生地が本当に多く見られます

この生地はCARLO BAEBERRAだけあって、ベージュを少し濃くしたようなライトブラウンの色出しが絶妙です。

13%のリネンが混紡されているウィンターリネンの生地ですが、FERLAに比べると麻の風合いはあまり感じません。

 

上のFERLAのグレンプレイドに比べると生地がフラットなので、柄がクリアーに見えて明るい印象の生地です。

表面感がある生地なら上のFERLA、フラットな表面感ならこのBARBERA。

どちらもモノトーンのチェックで少し変化のある生地を探しているという方に特におススメしたい生地です。

 


 

 


CARLO BARBERRA COLOR HOUNDSTOOTH

 

 

 

 

 


グレーとグリーンのコンビネーションがとても綺麗なチェックです。

自分がグレー×カラーという色合わせが好きなこともありますが、今シーズンの流れでもあるグリーンとのコンビネーションであれば、おススメしないわけにはいかない生地です。

シルクが15%混紡されているので通常であればかなり光沢感が出ますが、コットンも10%混紡されているので、適度に光沢が抑えらつつシルクの滑らかなタッチはしっかりと感じられる生地です。

色モノや柄モノのジャケットは着たいけど、目立ちすぎるのは苦手という方におススメの上品なチェック生地です。

 

 

 

 

 

 

E.THOMAS HERRINGBONE

 

 

 

 

 

 
グリーンのヘリンボーンにパープルのウィンドウペンという、ビンテージの英国ツイードにありそうな生地ですが、7%カシミアが混紡されたタッチがとても滑らかな生地です。

数年前にBRILLAのオリジナルで同じような色柄の生地を展開して早期に完売したので、今回はオーダーでオススメしたいと思いピックアップしました。

生地の色柄はかなり英国調ですが、着方によってはイタリア風にも英国風にもなる生地です。

英国調の色柄が好きだけど、重くて硬いツイードは苦手という人には特におススメしたい生地です。

E.THOMASという生地ブランドは馴染みがないという方も多いと思いますが、LOROPIANAやE ZEGNAと並ぶ高品質な生地メーカーなので品質は折り紙付きです。

 

 

 

 

 

SUBALPINO WINDOWPANE

 

 

 

 

 


ベージュベースにブラウンとサックスブルーのダブルウィンドウペンが映える、SUBALPINOのライトウェイトのツイード生地です。

実はこの生地、今シーズンBRILLAのオリジナル用にピックアップしましたが、BRILLAのオリジナルに使うには生地のタッチが硬過ぎるということで採用されなかった生地です。

ですが、すごく色合いが綺麗な生地なので、オーダーでオススメしたいと思いピックアップしました。

 

ベージュベースにブラウンのウインドウペーンという生地はよくありますが、サックスのウィンドウペンを加えているものはなかなかありません。

英国のクサいツイードが苦手な方に特におススメしたい生地です。
 

 

 

 

この7パターンの生地は、自分がバンチに入れたくて生地屋さんにお願いして入れてもらった生地です。

なので、正真正銘の中村チョイスの生地です。

これ以外にも選んだ生地がありましたが、諸事情もありバンチに入らなかった生地もあります。

その中にもおススメしたい生地がたくさんあったので残念ですが、BEAMSのバンチではないので仕方ないですね。

他社さんでオーダーされる方も気に入っていただければ、この生地をチョイスしていただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

MARING & EVANS WINDOWPANE

 

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綺麗なベージュにグリーンにサックスを混ぜたようなニュアンスカラーのウィンドウペンが目をひく生地です。

英国生地ですが、イタリアの生地のような綺麗な色づかいが特徴の生地です。

ベージュにブラウンのウィンドウペンは、ここ数年MARING&EVANSでも定番でしたが、今シーズンは明るく綺麗な色が出てきていることもあり、英国の生地でもこのような綺麗な色のウィンドウペンが増えている印象です。

上のSUBALPINOもそうですが、ベージュに綺麗な色のウィンドウペンが入った生地は今シーズンのおススメです。

 

 
 
 
MOON SHEPHARD CHECK
 
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サックスの綺麗なウィンドウペンが目を引くツイードです。
 
英国的なブラウンのシェファードチェックですが、今シーズンはやはりこのような綺麗な挿し色を使うのが傾向です。

サックスブルーも少しグレイシュなトーンなので主張しすぎないのがいいところ。

英国の定番的なシェファードチェックやガンクラブチェックにも、少し変化が欲しいという人に特におススメしたい生地です。
 
 
 
 
 
 
HARRIS TWEED GLENPLAID

 

 

 

 

 


少し変形のグレンプレイドに発色の良いブルーの太めのウィンドウペンが入った、今までにはなかった新しいイメージのハリスツイードです。

ジャケットもいいですが、480グラムあるのでコートに乗せてもいいかなと思っています。

BEAMS Fのバルカラーコートでオーダーできればいいですが、残念ながらバルカラーのオーダーはできないので、どこかコートがオーダーできるところを探して、この生地でオーダーしようと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

スーツはストライプから。

 
WILLIAM HALSTEAD FLANNEL STRIPE

 

 

 

 

 

 

450グラムの紡毛フランネルという、打ち込みもしっかりしたかなり本格的なフランネルのストライプです。

フランネルと言うと最近はFOXが有名ですが、WILLIAM HALSTEADも頑なに伝統的なしっかりとしたフランネルを製造する生地メーカーです。

今シーズンはストライプの柄がトレンドでもあるので、オリジナルのスーツもストライプの生地を増やしていますが、ブラウンのストライプは展開していません。

個人的にブラウンのストライプは展開したかったので、オーダーでおススメしたいと思いこの生地をピックアップしました。

昨年の秋冬はこの生地でブルーのストライプをおススメしましたが、その色違いになります。

 

 

 

 

 

DRAGO SUPER 180'S STRIPE

 

 

 

 

 

 

上のWILLIAM HALSTEADとは真逆のSUPER 180'Sのストライプ。

 

柔らかく滑らかなイタリアの生地のストライプは、このDRAGOのSKYFALLがおススメです。

 

以前もお話ししましたが、この生地は14.5マイクロンというカシミアと変わらないクオリティの原毛で織られている生地です。

高品質のウールならではの綺麗な発色のブルーのストライプが特徴ですので、ネイビーのストライプをお探しの方には特におススメしたい生地です。

 

 

 

 

 

 

MARING & EVANS FLANNEL STRIPE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


幅広のストライプはこのMARING & EVANSのフランネルがおススメです。

色はグレーもネイビーもいいですね。

英国生地ならではのしっかりと打ち込まれたフランネルですが、上のWILLIAM HALSTEADに比べるとメリノウールを使ったフランネルなので、イタリアの生地がお好きな方にもおススメしたい英国生地です。

既製服ではなかなか見かけない幅広のストライプなので、オーダーならではのストライプだと思います。
 


 
 
LASSIERE MILLS GABADINE
 
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80年代に英国の某コートブランドが使っていたギャバジンを復刻させ、現在でもメゾン系ブランドからオーダーを受けているというLASSIERE MILLSを代表する生地です。

ベージュのギャバジンは色目が重要なので、色々な生地をチェックして自分が最も良いと思う生地をピックアップしました。

ベージュのギャバジンのスーツは自分も2着持っていますが、クラシックなスタイルが好きな方は一着は持っていた方が良いスーツなので、私のおススメの生地でオーダーを検討していただければと思います。

 
 
 
 
LASSIERE MILLS WOOL DENIM
 
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デニムと書きましたが、正確にはウールで織られたデニム調の生地です。

このHERITAGE FRONTIERという生地は、アーカイブルームのコレクションを元にして、ウールを粗めに紡いだ糸で織りあげたデニムのような独特の色合いが特徴です。

所謂ビンテージ調の生地ですが、今の英国ブランドでこのような生地を作るのはLASSIERE MILLSしかないかもしれません。

コットンのスーツが苦手と言う方が意外と多いとショップスタッフから聞きますが、そのような方にも是非お勧めしたい生地です。

上のベージュのギャバジンもこのデニム調の生地も真冬と真夏以外は着られるので、長いシーズン着られるのもいいところです。
 
 
 
 

 
他にもおススメはありますが、今回ご紹介した生地は特におススメの生地です。
 
生地の傾向としては英国調の流れは続いていますが、ここ数年の急激な温暖化もあり、少しウェイトが軽い生地が多くなっています。

ガチガチの重い生地は個人的にも好きですが、ある意味趣味性の強いものになっているのは間違いありません。

色に関しては綺麗で明るい色が出てきているので、英国調の柄であっても挿し色に綺麗な色が入っている生地が多くなっているのが傾向です。

オーダーはパーソナルな嗜好で作るものなので、傾向は参考程度にしていただき、ご自身が好きなものをオーダーするのが一番だと思います。

なので、私のおススメはあくまでも皆さんの参考になればと思い毎回ご紹介しています。

値段に関しては最寄りのオーダー開催店舗にご確認いただければと思います。





自分は根っから生地を見るのが好きなので、オーダーのバンチが届くとほぼ全ての生地バンチに目を通します。

40年この仕事をしていると、生地を見ただけで仕立て上がりのイメージが頭に浮かぶので、この生地はこんなシルエットでこんなディティールでこんな裏地やボタン、みたいなことがすぐに頭に浮かびます。

本来であれば、そのようなこともお伝えできればいいですが、SNSやブログでは限界があり難しいというのが正直なところです。

なので、オーダーは信頼できるスタッフとしっかりコミュニケーションをとってオーダーすることが大事だと思います。

信頼できるスタッフがいるかどうか・・・

BEAMSは大丈夫だと思いますが・・・

それも含めてオーダーのご検討よろしくお願いいたします。







 

 

 

 

お盆休み

 

先週お盆休みで新潟に帰省していました。

帰省の際に毎回悩むのが、9月で89歳になる父親に何を食べさせるか。

 

今回は帰省した日が連休前の土曜日で、新潟まつりの真最中だったので飲食店はどこも満席。

料理人の後輩におすすめの和食の店を紹介してもらい、なんとか夕飯難民にならずにすみました。
 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 
この季節割烹 丸十という店は、新潟の旬の食材を使った料理と、蒸らさずに焼く関西風のうなぎの蒲焼が有名なお店。

なぜ新潟で関西風の蒲焼なのかと聞くと、ご主人が大阪で料理の修業されていたので、その流れで関西風ということ。

実は自分もふわふわの関東風よりも身がしっかりした感じの関西風の蒲焼の方が好きなので、新潟でこれが食べられるのはうれしいですね。

父親はうなぎが好きなので〆に蒲焼を食べさせようと思いましたが、ご主人が気を使ってくれて裏メニューの握りずしを用意しておいてくれたこともあり、ひとくちでギブアップ・・・

本当に食が細くなりました。



 
 
このお店は500年前の欅造りの古民家の内装を移築したので、店内はまさに古民家の雰囲気。

 

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最近増えているインバウンドのお客様にもとても喜ばれるとのこと。

 

 



日本酒好きにはたまらない地酒のバリエーション。

 

 

 


これは定番のリストで、これ以外にもストックがあるそうです。

日本酒好きの方も新潟に行ったら是非行ってみてください。
 
 

 
 
 
東京の名店で修業された方が始めた焼き鳥やイタリア料理も食べさせましたが、結局一番父が喜んだのは家から徒歩5分くらいのところにある、以前よく通っていた天狗という寿司屋。

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新潟も東京並みに一人1.5万円から2万円の寿司屋が増えている中で、回転寿司よりも少しだけ高いという価格設定は、新潟の繁華街古町では貴重なお店です。

食が細くなった父親も、茶豆(えだまめ)、焼きナスという新潟の夏の定番のおつまみから一気に九貫たいらげました。
 
 
 
 
 
生ものが食べられない私は、お子様セットのようなチョイス・・・
 
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寿司屋にとっては野暮な客ですが、意外と食べられるものがあるものです。

〆にオーダーした茶碗蒸しがとても美味でした。




 
毎回帰省のたびに父親に美味しいものを食べさせようと頑張って店を探してきましたが、今回気づいたことは、本人にとっては初めて行く店で食べなれない料理を食べるよりも、以前から食べなれた馴染みの味の方がうれしいという事。

食が細くなってきたので、さらにそうなってきたのかなと感じました。

なので、次回からは頑張って店を探すのはやめて、父親が行きなれた店だけに連れて行こうと思っています。

そう考えると、ちょっと肩の荷が下りたかなという感じです。



 
毎日父親の食事ばかり考えていますが、自分が食べたいものと言えばいつものこれです。
 
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新潟のソウルフード、みかづきのイタリアンとチーフナッツ。

これは帰省したら絶対に食べなければならないものです。

 

個人的に ”みかづきフルコース” と言っています(笑)。

 

 

 

 

ラーメンも食べたく最終日までチャレンジしましたが、行きたいラーメン屋は休みで全滅・・・・

拾番のラーメンは食べたかった・・・

 

せめて麺モノが食べたく、新幹線に乗る前に小嶋屋のへぎそばを食べました。

 

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つるつるでしこしこの布海苔そば、江戸のそばとは違う美味しさがあります。


 

 

 

 

何年かに一度帰省のタイミングと重なる新潟まつり。

生家の近くを通る住吉行列と言われるこの祭行列は、もともと大阪の住吉大社からご神体を受けたことから始まり、1726年から続く歴史ある祭り行列ですが、自分が子供の頃に比べると行列も随分短くなり寂しい感じ・・・

 

 

 

 

 

 

 

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それでも久しぶりに万代太鼓の音色が聞けて良かったです。

自分も中学生の頃にやっていたので、久しぶりにたたきたくなりました。

今でも太鼓たたけるかな・・・

その夜の花火大会は父親の食事の用意で見れなかったのが残念。

今年は花火大会には縁がなさそうです。

 


 

 

 

帰省中は掃除や買い物で忙しいですが、空いた時間に近くの海に行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


子供のころから行きなれた海は、人も少なくいつもプライベートビーチ状態。

 

人が少ないので水も綺麗ですね。

今年の夏は特に水質が良いような感じがします。

 

 

 

夕暮れ時の海は本当に癒されます。

 

 

 


こんな風景が毎日見られるなんて本当に贅沢です。

 
 
 
 
中学時代のバドミントン部の後輩から連絡があり、久しぶりに集まることに。

 

 

 

 

 

 

 



40数年ぶりに会う後輩もいてお互いに近況報告。

60歳にもなると皆本当に色々あって、自分も含めて平穏無事に何もなくここまできた者は誰もいません。

それでもこうやって数十年ぶりに再会して、皆笑って色々話せることは本当に幸せで楽しいひと時でした。
 
良い先輩でなかったと思いますが、気に留めて声をかけてくれて本当にありがたいと思っています。
 
 
 
 
後輩たちは北朝鮮の拉致被害者の横田めぐみさんの同級生で、毎年新潟でチャリティーコンサートを開催しています。

そのほかにも色々な活動をしていて本当に頭が下がります。

お母様の横田早紀江さんもご高齢なので、めぐみさんの一日も早い帰国を願うばかりです。



 
 
 
父親と夕飯を食べた後は基本的に暇なので、東京ではまずやらないウオーキングを毎日やります。

 

 

 

 
家から新潟総鎮守の白山神社まで往復約1時間、毎日一万歩以上。

東京にいるときはまだ仕事をしている時間なので、はるかに健康的です。

酒が飲めれば家の近くには飲み屋がたくさんあるので、一人で飲みにも行けるのですが・・・

”酒が飲めなくて生魚も食えないんじゃ新潟県人である意味がない” なんてよく言われますが、その通りかもしれませんね。

今回はスーツを着たお洒落なマスターがいるバーに行けなくて残念。

それにしてもお盆休みの最中だというのに古町通は誰もいません・・・(苦笑)。



 

 

 

本家の長男なので墓掃除も全て自分がやります。

 

 
前日に分家の墓も含めて3つの墓を掃除して、花と線香とろうそくをセットするのが自分の役割、子供のころからずっとやっているので、これをやらないとお盆が来た気分にならないんです。

毎年お寺に来るたびに、そろそろ父親が亡くなった後のことも考えておかなければと思っていたところ、偶然にも再従弟の分家の長男に初めて会うことができ、墓のことなども色々話せたのも先祖の思し召しかなと思っています。
 

 

 

 

 

 

家を掃除していたら、中学生の頃に使っていたギターが出てきました。

 

 

 

 

 

 

このギターは姉が使っていたもので、このギターを姉から借りて練習したのが自分のギター歴の始まり。

GAMMAというブランドはどこのギターなのか調べてみると、静岡の東海楽器で作られたもの。

東海楽器と言えば、自分の世代はCAT'S EYEというギターが有名でしたが、CAT'S EYEができる前のブランドのようです。

 

おそらく1973年くらいに買ったものだと思います。

 

 

 

 

 

もう一本は中学二年の時にお年玉で買ったTHREE Sのギター。

 

 

 

 
THREE Sは名古屋にあった鈴木バイオリンが作っていたギターで、新潟のアポロンという楽器店の店員さんにすすめられて買ったものです。

1977年当時2万5千円で買ったギターですが、ネックが細くてとても弾きやすく、音も値段の割には良く鳴ったことを今でも記憶しています。

2台とも高校を卒業したころから押し入れにしまい込んで埃だらけでになっていましたが、綺麗にすれば使えそうなので状態の良いTHREE Sの方を東京に送ることにしました。

最近60年代や70年代に作られたジャパンヴィンテージと言われる日本製のギターがちょっとしたブームになっているので、綺麗にして少し手直して40年ぶりにギターを弾いてみようかなと思っています。

コードも結構忘れているのではたして弾けるのか・・・
 
 
 
 

 

当時使っていたソフトケースも出てきました。
 

 

 


タータンチェックのギターケースって、昭和レトロな感じですよね。

当時はトラッドブームだったので、こういうのが普通に売られていました。

 

でもハードケースに憧れました。

お金持ちの家の子たちは、初めてギターを買った時からハードケースでした。

 

 

 
 
 
先月佐渡島の金山が世界遺産に登録され、ちょっとしたお祝いムード。
 
今後観光で盛り上がることが期待されますが、佐渡島のインフラが整っていないのと、島に行く拠点となる新潟市の観光が全くないのがちょっと心配・・・
 


正直島根の石見銀山より佐渡金山の方が遺跡としては見どころがたくさんあると思いますが、石見銀山は出雲大社という強力な名所があるので、観光と言う意味では新潟はそれには到底及ばないというのが正直なところ。

わざわざ新潟からフェリーに乗って片道二時間(高速艇なら40分)かけて佐渡に行くことの付加価値をどうするかが、これからの課題なのかもしれません。

新潟市にも佐渡金山バブルが来るのか、ちょっと心配しながら見守りたいと思います・・・





お盆と正月の年二回の帰省ですが、ここ数年は一人暮らしの父親の健康状態や暮らしぶりを見るのが主たる目的になっています。

9月で89歳になる父は見た目は70代後半くらいに見えますが、年々耳が遠くなり、足腰も少し弱ってきたかなと感じます。

一日中高校野球を見ていて、気づいたらうたた寝をしていることも多く、ちょっと心配です。

帰省するたびに心配事は増えますが、今の暮らしを変えたくないというのが父親の望みなので、それを尊重しながらどのように支えていけるかと言うことが大事なのかなと思っています。



 

 

 

自分にとっての夏は6月のイタリア出張から始まって、8月の帰省で終わるという感じなんです。

毎年残暑が厳しいので9月中くらいまでは気温も夏と変わりませんが、お盆休みが終わって新潟から帰ってくると、夏も終わったなと言う気分になるんです。

 

次の帰省はお正月。

夏の新潟は大好きですが、冬は寒くて苦手です・・・



 

 


 

真夏のスタイルに合うバッグ

 

先日の真夏のコーディネートについてお話したインスタライブの中で、コーディネートが軽くなるとバッグ選びも大事というお話をしました。

 

自分自身もこの時期は使うバッグは軽いものが多くなるので、今日は自分が持っているバッグの中で最近よく使っているバッグをご紹介します。

 

 

 

 

デイパック
 



ジャケットやスーツを着た時はほとんど使いませんが、シャツいちの軽いコーディネートにはデイパックをよく合わせます。

高級なレザーものもありますが、真夏に使うには軽いナイロンのトートバッグの方が合わせやすいと思います。

今まで色々なブランドのものを使ってきましたが、いま使っているのは上の四つ。
 
 
 
 
上段左は20年前にくらいにインターナショナルギャラリーで展開していたOROBIANCO
 

 

OROBIANCOが日本に輸入され始めた初期のイタリア製のデイパックです。

最初はグレーっぽい色でしたが、使い続けるうちに色落ちしたのか少しグリーンっぽくなってきました。

でも、そのグリーンっぽい色が好きで最近またよく使っています。

縫製があまい部分が多く何度もほつれましたが、そのたびに自分で直していまだに使っています。

今も外ポケットの端がほつれています・・・(笑)。

それにしても我ながら20年よく使っていると思います。

 

 

 

 

上段右はフランスの定番HERV’E CHAPELIER 
 

 
我々フレンチアイビー世代は、フランスのデイパックと言えばエルベシャプリエです。

シャプリエのデイパックは、ブランドをスタートした当初アメリカのアウトドアプロダクツで生産していましたが、その後ベトナム製になりました。

これも数年前に購入した現行品なのでベトナム製です。

原産国にこだわって古着屋さんで80年代や90年代前半頃のアメリカ製を探す人もいますが、私はナイロンのデイパックにはそこまでこだわりはないので現行品で充分です。

グレーの色目が絶妙で気に入っています。
 

 

 

 

 

下段の二つはSTANDARD SUPLY

 

 
以前このブログでも紹介していますが、STANDARD SUPPLYのデイパックは、私が今まで使ったデイパックの中で一番使いやすいものです。

これは本当に気に入っているデイパックなので、ネイビーも買い足そうと思っています。



デイパックはいつもワンショルダーで使っています。

なで肩なので手でハンドルをつかまないとすぐにずり落ちます(苦笑)。

肩掛けが疲れたり、電車の中で他の人の迷惑になる時はショルダーの付け根のハンドルを持って手提げにしています。
 
意外にナイロンのデイパックを使ったことがないという人もいるようですが、真夏のシャツいちやポロシャツ、Tシャツのコーディネートにはデイパックが良く合います。
 
 
 

 

 

 

トートバッグ

 

 

 

 

トートバッグは大好きなのでたくさん持っていますが、真夏はコットンダックに見えるこのトートをよく使います。

 

ブランドはフランスのFRANCOIS RENIER(フランソワ レニエ)

3年くらい前にBEAMSで展開していた別注のトートバッグです。
 

今となっては希少なフランス製で自分が別注したということもあり、とても気に入って使っています。

色や素材の新しい提案がないので継続展開していませんが、新しい提案があればまた展開したいトートバッグです。

 

 

 

 

コットンやリネンの無地やレザーとのコンビネーションのトートバッグも欲しいですが、なかなかいいものが見つかりません。

BEAMSのオンラインサイトをチェックするといろいろなトートバッグを展開していますが、デザインが良くてもサイズが合わなかったり、内ポケットが付いていなかったりと、なかなか自分の求めている条件とぴったり合うものがないんです・・・

欲しいものは自分でバイイングしたり作らなければならないということですね。

 

 

 



 

タテ型トートバッグ

 

 

 

 

レザーのトートバッグは重く見えるので真夏は使いにくいですが、このHMAEN(アエナ)のトートバッグは柔らかいグローブレザーでカジュアルに見えるタテ型のトートバッグなのでよく使っています。

 

色も少し青みのあるネイビーと言うのも軽いスタイリングには合わせやすいです。

 

ブライドルレザーのネイビーのトートもこの時期たまに使いますが、やはり真夏のコーディネートには少し重いなと感じています。

 

 

 

 

 

ヘルメットバッグ

 

 

 

 

ミリタリーテイストのヘルメットバッグも真夏の軽いコーディネートには良く合います。

このバッグは以前このブログでも紹介した、WEARLNESS別注のACATEのヘルメットバッグ。

横幅があるので荷物が多いときによく使っています。

今は廃盤になっているので手に入らないですが、実はこのバッグのアップグレード版を秋冬に向けて高田くんと作っています。

11月ごろには展開できそうなので、楽しみにしていてください。



 

 

 

PVC プリントのトートバッグ

 

 

 

 

 

 
5年以上前に購入したZANELLATOのPVCプリントのトートバッグ。
 
しばらく使っていなかったので眠らせていましたが、シャツもパンツも無地のコーディネートの時になんとなく物足りなさを感じて、なにかポイントになるバッグがないかと探していたところ、これがあったなとひらめいて最近また使っています。
 
ボディーの材質もPVCでレザーより軽く見えるのも良いところ。
 
柄の入ったバッグはあまりないですが、真夏のシンプルなコーディネートにはこういうバッグがひとつあると重宝します。
 
 
 
 
 
いま自分が持っているバッグの中では、このあたりが今の時期によく使うバッグです。
 
逆にほとんど使わないのがブラックやダークブラウンのレザーのバッグ。

真夏の軽いコーディネートに合わせるには重すぎると感じるので、ほとんど出番がありません。

バッグは結構持っているほうですが、真夏用のバッグはもう少しバリエーションが欲しいと思っています。

文中にも書きましたが、コットンやリネン素材のトートバッグやレザーとのコンビネーションのバッグは、なにか良いものがないか探しています。

個人的に欲しいだけでなく、良いものがあればバイイングしたいと思っていますが、今のところなかなか刺さるものが見つかりません。




 
クールビズが一般的になり、真夏はジャケットもスーツも着ないという人がかなり多くなりました。
 
と言いますか、この暑さでは着たくても着れないですよね・・・


装いは軽くなりましたが、バッグは何故かジャケットやスーツを着ていた時と同じという人を多く見かけます。

デイパック系のバッグを持っている人たちも何故か黒ばかり・・・
 
 
バッグの中身を毎日入れ替えて使うのは確かに面倒ですが、ジャケットやスーツのコーディネートを考なくてもいいこの時期は、

少しバッグ選びに気を使った方が良いと思います。


このブログを読んで気になる方は、コーディネートの最後にバッグを持って鏡を見てください。

合うか合わないかがすぐにわかる人は、スタイリングに対して意識が高い人かもしれないですね。



 

 

 
 
 
MR_BEAMS CHANNEL 

前回好評だった思い出のシューズの続編をアップしました。

 

 

9足の靴を当時のエピソードを交えてお話ししています。
 
是非ご視聴ください。