2025秋冬 リコメンド アイテム
2025年秋冬のリコメンドアイテムが揃いました。
今回はいつもより量が多いので長くなりますが、じっくり読んでいただければと思います。
STILE LATINO GUN CLUB CHECK
毎シーズンガンクラブチェックの生地はかなり見ていますが、今シーズンは個人的にこのガンクラブチェックが一番刺さりました。
生成×キャメル×ダークブラウンという、同系色で構成されたチェックですが、柄の大きさと色のトーンのバランスが秀逸で、さすがスティレラティーノと思わせるガンクラブチェックです。
ガンクラブチェックを数多く所有する自分でも ”このチェックは着たい” と思わせる柄です。
英国調の柄がお好きな方にも是非オススメしたいチェックです。
STILE LATINO GLEN PLAID
毎シーズンコレクションに入っているFERLAで別注したエクスクルーシブの生地です。
FERLAの生地はオリジナル用や他ブランドのコレクションでもたくさん見ていますが、こんな絶妙なグレンプレイドを作れるのはSTILE LATINO以外には無いと言っても過言ではないでしょう。
スモーキーなベージュのグレンプレイドにサックスブルーにグレーを混ぜたようなウィンドウペンが絶妙なカラーリングです。
ミラノのショールームでこの生地を使ったサンプルを見た時に、これは絶対にBEAMSで展開すべき生地だと思いオーダーしました。
BRILLA FOX BROTHERS FLANNEL CHECK
ここ数年毎シーズンFOX BROTHERSコレクションに入っているマドラス風やタータン風の生地。
今シーズンはこのチェックをチョイスしました。
一見派手に見えますが、ベースがオリーブグリーンなので、試着したスタッフからは意外と落ち着いて見えると言われています。
この手のチェックを作らせると他社には絶対に真似できないような色柄のチェックを提案してきます。
グリーン×ネイビーの配色も私好みです(笑)。
柄の雰囲気はBEAMS Fのテイストですが、自分が作ったBRILLAのナポリモデルにどうしても乗せたかったので、今回はBRILLAのオリジナルで展開しました。
BRILLA TALLIA DI DELFINO COLOR HOUND‘S THOOTH
TALLIA DI DELFINOらしい綺麗な色のハウンドトゥース。
ベージュに淡いインディゴブルーのようなライトブルーのコンビネーションが刺さりました。
秋冬のオリジナルジャケットの中で、イタリアらしい綺麗な柄の生地ではこれが私の一押しです。
上品で都会的でラグジュアリーな雰囲気がお好きな方には、是非生地を見ていただきたいジャケットです。
モデルはBRILLAのナポリモデルです。
BRILLA CANONICO GLEN PLAID
グレンプレイド好きな私が選んだ、秋冬のオススメの生地がこのCANONICOのグレンプレイド。
昨年はCANONICOで別注したミディアムグレーにグリーンのウィンドウペンのグレンプレイドを展開していましたが、今シーズンはダークブラウンにグリーンのウィンドウペンが入ったこの生地をチョイスしました。
ダークブラウンと言っても、グレイッシュでかなり黒っぽいブラウンなので遠目には黒に見えます。
ペーンは明るめのグリーンですが、悪目立ちせず上品な感じでまとまっています。
タイドアップでもタートルネックやウェスタシャツなどでドレスダウンしても着られるスーツです。
モデルはBRILLAのナポリモデルです。
BRILLA DRAGO GREIGE STRIPE
グレーにベージュ混ぜたような絶妙なグレージュのトーンが刺さりこの生地をピックアップしました。
生地はDRAGOのSKYFALLで、カシミアより細い14.5マイクロン(SUPER 180'S)の糸を使った滑らかなタッチが特徴の生地です。
グレージュのような繊細な色目は高品質な糸を使わないと表現できないので、生地の色目とクオリティーのマッチングがいいのもこの生地をおすすめするポイントです。
少し広めのストライプもイメージ通り。
タイドアップもいいですが、キャメルのタートルネックと合わせて上品なワントーンコーディネートもオススメです。
モデルはBRILLAのナポリモデルです。
DOPPIAA CORDUROY 6B DOUBLE JACKET
DOPIAAは数年前に展開していて、展開をやめてからも色々なアイテムを個人オーダーしていました。
昨年の1月にミラノの新しいショールームに行った時に刺さったコーデュロイのジャケットがありオーダーしました。
刺さったポイントは、カジュアルに着られる少し緩めのシルエットと、少し低めのボタン位置で合わせが浅いところ。
刺さったポイントは、カジュアルに着られる少し緩めのシルエットと、少し低めのボタン位置で合わせが浅いところ。
浅いダブルブレストはボタンを開けてもバランスがいいので、カジュアルに着るダブルブレストにはとても合うパターンです。
色はあえてネイビーなどの定番色ではなく、秋冬のトレンドカラーでもあるブラウンとスモーキーなブルーの2色展開にしました。
ちなみに、ブルーは個人的にもかなり欲しい色なので個人オーダーしました。
EAST HARBOUR SURPLUS CORDUROY PRISONER JACKET
いまやEAST HARBOUR SURPLUSの定番モデルとなったプリズナージャケットに太畝のコーデュロイを乗せたモデルです。
製品染めで洗いがかかっているので、とてもこなれた雰囲気に仕上がっています。
定番のベージュは合わせやすい色ですが、個人的には秋冬のトレンドカラーでもあるグリーンがおススメです。
とにかく手持ちのアイテムと合わせてさらっと着られるカジュアルジャケットなので、テーラードジャケット以外の羽織りモノをお探しの方にはおススメのジャケットです。
EAST HARBOUR SURPLUS HUNTING JACKET
昨年BEAMS HOUSE 神戸店のオープニングのスペシャルアイテムでオーダーして大人気だったコーデュロイのハンティングジャケットと同じモデルにウール素材を乗せてオーダーしました。
生地はツイードに見えますが、柔らかくて軽いソフトなツイード風の生地です。
色もライトグレーにベージュを混ぜたようなとても綺麗な色です。
ハンティングジャケットと言うとクサい雰囲気になりがちですが、都会的な雰囲気に落とし込みたかったのでこの生地をピックアップしました。
ハンティングジャケットと言うとクサい雰囲気になりがちですが、都会的な雰囲気に落とし込みたかったのでこの生地をピックアップしました。
上の画像のように襟を立てて着ても雰囲気がいいので、オトナのお客様に着ていただきたいハンティングジャケットです。
CINQUANTA STAND COLLAR BLOUSON
このブルゾンは、15年以上前にユニセックスで展開していたモデルをアップデートして別注しました。
当時BEAMSではメンズでの展開はなく、ウィメンズで展開していてスタッフや顧客様にも人気のモデルでした。
個人にも良い印象をずっと持っていたモデルなので、いつかメンズで展開したいと思っていました。
最近のCINQUANTAはアメリカっぽいイメージが強かったので、もうこのようなタイプのブルゾンは作れないと思っていましたが、代理店さんに確認したところ、当時の型紙もあり別注も可能と返答をいただき実現したモデルです。
襟裏に貼ったジャージ、前立てと腰ポケットの共革のテープ、肩のダーツ、脇下のパッチと非常に凝ったディティールのブルゾンです。
ボディーのサイズスペックはCINQUANTAのドライビングブルゾンと同じです。
秋冬のレザーブルゾンの中で私が一押しのモデルです。
LIMPERMEABILE WAXED COTTON BAL COLLAR
イタリアのアウターブランド LIMPERMEABILE(リンペルメアビレ)のセットインスリーブのバルカラーコート。
生地はオイルドクロスですが、英国のオイルドクロスと違いベタつきも臭いも全く、オイルドクロスと言わなければ気付かないほどです。
コーデュロイの襟は取り外しができるので、取り外してしまえば普通のバルカラーと同じ見た目になります。
裏地のチェックもクラシックな雰囲気でありながらイタリアらしいセンスが感じられます。
イタリアのブランドでありながら、英国の雰囲気を感じさるのも気に入っているポイントです。
このモデルはもともと水平のポケットでしたが、スラントポケットに変更して別注しました。
80年代や90年代頃は、英国ブランドでもこのようなスラントポケットのコートが色々なブランドで作られていて、ロンドンやパリのショップでも展開されていました。
なので、自分にとってはブリティッシュでもありフレンチアイビーでもあるコートなのです。
ゆったりしたシルエットと長めの着丈も自分のイメージどおりです。
ちなみに、リンペルメアビレは有名な英国ブランドのコートも作っている本格的なコートブランドで、PITTI UOMOのブースはいつ来場者で溢れかえっています。
そして、PITTI UOMOの出展社の中で最も来場者が多いブランドと言われています。
英国テイストや80年代のフレンチアイビーが気になる方に是非着ていただきたいコートです。
BEAMS F OLMETEX CHECK BALCALLOR
一昨年のブラックウオッチ、昨年のガンクラブチェックに続く、秋冬のオススメのチェックコートです。
生地はイタリアのOLMETEXのナイロン素材。
ナイロンと言ってもコットンのようなしっかりとした素材感で、さすがOLMETEXの生地はひと味違うという感じです。
ベースカラーはかなり濃いチャコールグレーとベージュのコンビネーションで、グリーンのウィンドウペンが入っています。
生地の展示会で見た時に、一瞬で ”この生地は絶対に展開しよう” と思ったほど思い入れのある生地です。
通常ナイロン素材のコートは春夏の展開になりますが、この生地が来春夏に継続展開される保証もないのと、暖冬で12月中くらいまではナイロンのコートで充分なので、秋冬に展開することにしました。
最高に洒落たチェックのコートです。
TAGLIATORE MINI HERINGBONE BALCALLOR
TAGLIATOREのベージュのヘリンボーンのバルカラーコート。
このコートは昨年私が個人的にオーダーして着ていたコートですが、お問い合わせが非常に多かったので今シーズン展開することになりました。
昨年はドレススタイルからカジュアルまで本当によく着ました。
生地に特徴があり、小さなヘリンボーンがバイアス(斜め)に入っているという珍しいパターンです。
生地が少しストレッチするので、とても着心地のいいオーバーコートです。
パッチ&フラップポケットでダブルステッチが入っているのが特徴的なディティール。
バルカラーとダッフルコートをミックスしたようなコートです。
生地は柔らかく色は綺麗なベージュで、柄は見たことがない小さなヘリンボーン、着心地もとても軽いので是非ご試着いただきたいコートです。
サイズは少し小さめなのでワンサイズアップをおススメします。
HEVO GLEN PLAID SEMI DOUBLE COAT
展示会で見た時に大柄のグレンプレイドが個人的にかなり刺さりました。
生地を触って見ると膨らみがあり、もっちとしたダブルフェースのようなタッチ感も気に入りました。
そして、見た目はひとつボタンに見えますが、合わせが浅いダブルブレストというのもこのコートの特徴。
ボタンを外して着ても合わせが浅いので、意外とスッキリとした感じで着られるのもこのコートの特徴です。
実はこのコート、展示会で見て気に入ったので個人オーダーしたところ昨年末に上がって来たので、昨年の秋冬にすでに着ています。
見た目はとは違い軽い着心地なのも良いところ。
ダブルのコートが苦手と言う方にも、シングルのような感覚で着られるのでおススメです。
LECTUR HOUND'S TOOTH RAGLAN COAT
BEAMSも卒業生である五十嵐 裕基氏が主宰するオーダーサロン ”LECTEUR” 初のレディーメイド(既成)のコートです。
このコートは私が2年前にLECTEURでオーダーしたコートをベースに作りました。
これが私がオーダーしたコートです。
生地はW.BILLのツイードのヘリンボーンでオーダーしました。
生地はW.BILLのツイードのヘリンボーンでオーダーしました。
実はこのコートも問い合わせが非常に多く、昨年これと同じヘリンボーンで既製品を展開しようと思いましたが、生地が生産中止となり、似寄りの生地も見つからずペンディングになっていました。
オリジナルのコート用の生地を見ていた時に、英国のABRAHAN MOONでこの大きな千鳥格子の生地を見つけ、すぐに閃いてこのコートに乗せることにしました。
色々なコート生地を見ましたが、柄の大きさと重すぎない生地のウェイトが刺さったポイントです。
袖口はターンナップでボタンが付いています。
パターンもサイズもディティールも自分のパーソナルオーダーをベースにしているので、完全な中村デザインの最高に洒落たコートです。
TAGLIATORE BROWN CASENTINO
二年前にも展開し、予約で完売して買えなかったブラウンのカセンティーノ(ナッピング ウール)のコート。
コレクションには入っていなかったのですが、どうしても展開したくて社長のピーノにお願いして生地を手配してもらいました。
前回はRICHというBEAMS別注モデルでしたが、今回はミラノのショールームでしかオーダーできない、C-LDMOWという新しいモデルでオーダーしました。
腰ポケットのフラップがカーブしていて、サルトリアのコートのような雰囲気があります。
バックベルトもタリアトーレらしい独特な形状です。
このコートもどうしても欲しいので個人オーダーしました。
ブラウンのカセンティーノ、どうしても欲しいんです・・・(笑)。
DRUMOHR MOC NECK ARAN
数年前に展開していた人気のモデルを今シーズン再度展開します。
値上がりをして展開を休止していましたが、他のインポートブランドも高くなってしまったので、DRUMOHRのクオリティーを考えると他のブランドよりも価値のある価格になったことで再度展開をすることにしました。
再度展開することになったポイントがもうひとつあり、ミラノのショールームでフルコレクションを見たときに、秋冬のトレンドカラーでもあるスモーキーなグリーンとライトブルーの色がとても綺麗で個人的にかなり刺さりました。
アランセーターと言うと生成りが定番で、色ものはネイビーやグレーなどが一般的ですが、こんな綺麗なグリーンやライトブルーをコレクションに入れるのは、さすがDRUMOHRという感じです。
モックネックですが襟はそれほど高く、少し高めのクルーネックという雰囲気です。
首に張り付くようなタートルネックやモックネックが苦手な方にもおススメです。
RENCONTRANT FOX CARDIGAN
2年前から展開していて、すでにBEAMSで人気のカーディガンです。
フォックス50% ウール50%で毛足が長くて柔らかく、驚くほど着心地のいいカーディガンです。
これまでブラックとベージュを展開してきましたが、ネイビーが欲しくて展示会で個人オーダーしたところ、ネイビーは秋冬のトレンドカラーということもあり展開することになりました。
少しゆるいフィットなので、ジャケット代わりに軽く羽織るのにもとてもいいカーディガンです。
とにかく柔らかく肌触りのいいカーディガンなので、是非ご試着していただきたいと思います。
GIACOMETTI SUEDE MONK STRAP
このジャコメッティのモンクストラップは、昨年他社さんで展開していて既に人気のモデルです。
BEAMSでは展開していなかったのですが、お客様から展開してほしいというお声をたくさんいただいたので、秋冬で展開することになりました。
色はこのブラウンスエード一色の展開になります。
ハンドソーンウェルテッドのモンクストラップが¥110,000-(税別)というのはもはや奇跡的?なプライスです。
オーダー数量は多くないので、気になる方はご予約いただければと思います。
SANDERS MUDGUARD CHAKKA
マッドガード言えばSANDERSと言われるほど知名度があるブーツですが、ここ数年はスクエアラストのモデルが人気で、2年前までBEAMS PLUSで展開していました。
日本ではスクエアラストもモデルしか見ないので、普通のラウンドトウのモデルは廃盤になったのかと思っていましたが、PITTIのブースに行った時にラウンドトゥのモデルがあったのでスタッフに聞いたところ、スクエアラストは日本のリクエストで作られたジャパンモデルで、英国では今でもラウンドトウのモデルを展開していることがわかりました。
スクエアラストのモデルは武骨に見えるのでカジュアルスタイルにはいいですが、ドレススタイルやドレス系のカジュアルに合わせるのは難しいと思っていたので、ラウンドトウのモデルがあることを知った時に、これは絶対に展開したいと思いオーダーしました。
マッドガードはその名の通り泥や水分から靴を保護する製法なので、アッパーに防水スプレーをかければ雨の日に履いても水がしみこまないのもいいところ。
英国製の靴の値段が高騰している中、5万円台の値段で英国製のチャッカブーツが買えるのも魅力です。
ちなみに、自分はBEAMSにアルバイトで入社した頃に、英国のJOHN WHITEというメーカーのマッドガードを履いていたので、懐かしさもありながら今また新鮮なブーツです。
SEBAGO HARPER
SEBAGOでアイリッシュモカシン風のニューモデルがあり、とても良い雰囲気だったのでオーダーしました。
PITTI UOMOのSEBAGOのブースで展示されていたのはハイカットのモデルでしたが、ローカットのモデルの方がシーズンを問わず履けるのでローカットモデルでオーダーしました。
このモデル、PITTI UOMOでも好評だったそうです。
クラシックなアイリッシュモカシンにスニーカータイプのソールを付けるという、ハイブリッドな仕様も気に入ったポイント。
デッキシューズと同じ波型ソールなので、雨の日でも滑らずガンガン履けます。
これなら雪国でも履けそうです。
このようなタイプのシューズを見たことがないという方も多いと思いますが、実は20年くらい前に同じようなコンセプトのシューズを展開していました。
MR_BEAMS CHANNELでも紹介しているイタリアのPASSENGERSというブランドの靴ですが、当時人気だったCLARKSのナタリーのようなデザインに同じく当時人気だったドライビングシューズのソールを付けたという靴で、BEAMSで人気のシューズでした。
これをバイイングした経験があるので、英国的なデザインのアッパーにスニーカーソールを付ける仕様は全く違和感なく、むしろ久しぶりにいいものを見つけたという感覚なのです。
オトナのカジュアルスタイルに合わせていただきたい靴ですが、カジュアルなジャケットコーディネートにも合わせられる靴です。
夏のデッキシューズのような汎用性があるので、自分も2色買いしたいと思っています。
ネクタイは長くなるのでポイントを簡潔に。
BRILLA ORIGINAL PRINT TIE
イタリアの生地を使ったオリジナルです。
ブラウンもグリーンもとてもいい色です。
FRANCO BASSI JAQUARD
メランジのきいたブラウンに今シーズンのキーカラーであるローズピンクのコンビネーション。
FRANCO BASSI TARTAN CHECK
FRANCO BASSI らしいモダンなカラーのタータンチェック。
こんなタータンはFRANCO BASSIしか作れません。
FRANCO BASSI WOOL STRIPE
サックスブルーがとても綺麗なウールのレジメンタルタイ。
トラッドなスタイルに少し変化をつけられるタイです。
FRANCO BASSI BLACK STRIPE
ブラックベースのネクタイは秋冬のトレンドですが、ブラック×ピンクは80年代のフレンチアイビーブームの頃にフランスブランドのネクタイで見られたカラーリングです。
HOLLIDAY&BROWN SQUARE JAQUARD
ブラウンベースに今シーズンのキーカラーであるスモーキーなブルーの色合わせが絶妙です。
HOLLIDAY&BROWN OVAL JAQUARD
ビンテージな雰囲気が感じられるオーバル柄のジャカード。
クラシックなスーツスタイルに良くあいます。
HOLLIDAY&BROWN VINTAGE JAQUARD
HOLLIDAY&BROWNらしい他のブランドにはないビンテージモチーフのジャカード。
グリーンが良いアクセントになっています。
HOLLIDAY&BROWN PRINT DOT
縦長のドットが特徴のプリントタイ。
ライトブルーの色目がとても綺麗です。
HOLLIDAY&BROWN PAISLEY
秋冬のネクタイのトレンドでもある大柄のペイズリー。
ペイズリーの展開はかなり多いですが、私のいち押しはこのプリント。
FRANCESCO MARINO FRESCO STRIPE
見た目そのまま、マリーノしか作れない独特なアズーロ エ マローネのストライプです。
今回のリコメンドアイテムは例年に比べてかなり多いです。
皆さんに伝わるように、おススメのポイントもなるべく丁寧に書くように心がけました。
洋服屋はとかく ”気分” という言葉でかたずける人が多いですが、自分はそれがどういう気分なのか伝えることが大事だと思っています。
なので、じっくり読んでいただいて気になるモノがあればご予約いただければと思います。
アイテムの紹介にかなり時間をかけたので品番などは記入していません。
申し訳ありません。
ご予約いただく際は、最寄りの店舗で ”中村のブログで紹介されていた○○” と言っていただければわかると思います。
本日から予約を受け付けています。
2025年秋冬もよろしくお願いいたします。
回顧録 HERMESのタブカラー
私が初めて海外出張に行ったのが1989年。
その頃はまだBEAMS Fのショップマネージャーでしたが、その後アシスタントバイヤーとなって毎シーズン海外出張に行くようになると、帰国後店舗スタッフを集めて出張報告会を行うようになりました。
最初はレポートと口頭だけの報告だけでしたが、それではうまく伝わらないということで、出張で撮ってきた写真をスライドで投影して見せることになりました。
1994年からデジカメが一般的に普及しだした2000年代前半頃までの約10年間、毎回出張で私が撮り続けたスライドのマウントが数千枚あります。
数年前から整理を始めましたが、小さなマウントを一枚一枚ルーペで覗いて、年度とシーズンと都市ごとに分類するのはかなり根気のいる作業で、あまりにも大変で一度挫折して作業を休止していました。
最近思うところがあり作業を再開しましたが、1994年からある数千枚のマウントと、それ以降のデジカメで撮ったデータを合わせると、おそらく3万枚近くの画像があり、画像を見れば見るほど会社の資料にとどまらず、クラシックなファッションにおいては世界的にも貴重な資料になるかもしれないと思い始めています。
そのようなこともあり、今後自分の回顧録と備忘録も兼ねて、このブログでも自分が経験してきたものやエピソードを紹介していこうと思います。
初回は90年代前半頃のHERMESのタブカラーについてです。
GW中に家を整理していたら出てきた、90年代前半頃のHERMESの小冊子。
そのカタログに載っていたのが、このダブルカフスのタブカラー。
80年代後半から90年代前半頃は、画像のような綺麗な色のオルタネートストライプやマルチストライプが流行っていたので、英国やフランスやイタリアも、こんな綺麗な色のストライプのシャツが多く展開されていました。
柄以外にも当時自分が注目したのが襟とカフス。
小ぶりの襟のタブカラーはフランスっぽいという印象でしたが、タブをとめるのがボタンではなくスナップボタンというのが初めて見た時は意外でした。
と言うのも、自分がBEAMSに入社した当時タブカラーと言えば、英国のSTEPHENS BROTHERS(スティーブン ブラザーズ)でしたが、なんとなくタブをスナップボタンでとめるというのがチープに感じました。
上の画像のシャツが、そのSTEPHENS BROTHERSのタブカラーです。
襟の大きさは違えども、スナップボタンでとめる仕様はHERMES同じ。
STEPHENS BROTHERSは当時パリのOLD ENGLANDのシャツも作っていたので、もしかしてHERMESもSTEPHENS BROTHERSで作っているのでは?と一瞬思いましたが、タグを見るとMADE IN FRANCEの文字が・・・
当時STEPHENS BROTHERSはアイルランド製だったので、いま思えばHERMESのシャツがアイルランド製の訳はないので、駆け出しバイヤーの大きな勘違いだったと言わざるを得ません。
そして、カフスはダブルカフスの角がラウンドになっているのが当時のHERMESの特徴。
90年代に入ると英国調のブームが起きて、BEAMSでも英国のシャツメーカーでダブルカフスのシャツをたくさんオーダーしていましたが、英国のシャツメーカーのダブルカフスは全てスクエアーでラウンドしているものはなかったので、角の丸いダブルカフスを見て”これがパリのエスプリか” と勝手に思い込んだものです(苦笑)
ちなみに、同じ頃のARNYSの小冊子も見つかりましたが、そこに載っているダブルカフスも角がラウンドなのです。
右岸のHERMESも左岸のARNYSも角丸のダブルカフスなら、これをやらなければと思い込んだ駆け出しバイヤーの私は、パリの後にバイイングで行ったロンドンのSTEPHENS BROTHERSのショールームで角丸のダブルカフスがあるのを見つけてしまいます。
そして、迷わずスナップボタン仕様のタブカラーに角丸のダブルカフスを付けたBEAMSのスペシャルモデルをオーダーしました。
この話を数年前にパリでZINSの社長のフランクさんに話したところ、「英国のシャツメーカーに角がラウンドしたダブルカフスを作らすのは、すごく嫌がられたのではないか」と言われましたが、おそらく当時のSTEPHENS BROTHERSはOLD ENGLANDだけでなく、パリのセレクトショップのオリジナルも作っていたので、英国のシャツメーカーの中では柔軟だったのだと思いました。
余談ですが、この90年代の前半頃のSTEPHENS BROTHERSはエジンバラ公のご用達のロイヤルワラントを持っていましたが、その後90年代の中以降にPRINCE OF WALES(現 チャールズ国王)のロイヤルワラントを授かることになります。
かくして、駆け出しバイヤーの思い付きで誕生した ”HERMES風?” な英国ブランドのタブカラーのダブルカフスのシャツは人気モデルとなり、その後数年間BEAMS Fの定番モデルとして展開しました。
このような他愛もない話ですが、昔の写真を見ていると次々と色々なエピソードを思い出します。
昔話に興味が無いという人もいますが、こんな話ができるのもファッション業界ではもう数人しかいなく、さらに当時のリアルな画像を大量に持っているのは私(BEAMS)だけだと思います。
自分も還暦を過ぎて、いつも間にか業界では古株になってしまいましたが、バイヤーと言う目線からのクラシックの歴史や変遷を皆さんにお伝えするのが使命のように感じています。
なので、このような回顧録をこれからも定期的にアップしていこうと思っています。
”温故知新”-過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらくこと。
まさにそれが大事な時代になってきているように感じます。
MR_BEAMS CHANNEL 思い出のアイテムシリーズ第三弾アップしました。
今回は80年代から90年代のアメリカのシャツについてお話しています。
是非ご視聴ください。
是非ご視聴ください。
ダブルブレストのスーツ
ここ数年ヨーロッパに出張に行くと、ダブルブレストのジャケットやスーツを着たファッション業界人がとても多く、サプライヤーもダブルブレストを積極的に打ち出しているので、確実にダブルブレストの流れが来ていることを感じます。
これらの画像は、昨年の6月に出張に行った時に私が撮った画像です。
昨年の出張後にこのブログでも書きましたが、本当にダブルブレストを着た人が多く、サプライヤーの打ち出しもダブルが多かったです。
日本ではダブルブレスに対して抵抗がある人がまだまだ多く、ネイビーブレザー以外はなかなか広がらないというのが実情です。
そのような流れがあるからというわけではないですが、しばらくシングルのスーツばかりオーダーしていたので、今シーズンはダブルブレトのスーツを2着新調しました。
一着目はウール/リネンのグレンプレイドのスーツ。
iphoneで撮ると色が綺麗に映らないですが、生地は今シーズンBRILLAで展開している私のリコメンドのスーツと同じDRAGOのウール/リネンのブラウンのグレンプレイドです。
モデルはBEAMS Fのハンドラインのブレザーと同じで、パンツはBRILLAの2アウトプリーツのモデルをベースにオーダーしました。
既成のラインはベルトループ付きですが、サイドアジャスターでオーダーしました。
スポーティーな生地なのでジャケットのポケットはパッチポケットにしました。
ステッチもスポーティーに見えるようにダブルステッチに。
ダブルブレストのスーツでもコットンやリネンのようなスポーティーな素材のスーツは、個人的にパッチポケットやダブルステッチにするのが好みです。
パンツの裾は19㎝の裾幅でダブルの幅は4㎝。
以前と比べると裾幅も広めにしていますが、太い裾幅は苦手なので19㎝くらいが最近はしっくりきます。
裾幅が少し広くなったので、ダブルは厚めでないほうがいいと感じて最近は4㎝で仕上がています。
2着目はライトグレーのストライプ。
こちらもBEAMS Fのハンドラインのブレザーのモデルをベースに、ストライプなのでポケットはフラップポケットにしました。
パンツはグレンプレイドのスーツと同じく、BRILLAの2プリーツをベースにサイドアジャスターにしました。
裾幅、ダブル幅もグレンプレイドと同じです。
今回のオーダーはダブルブレストですが、タイドアップでもノータイでもどちらでも着ることを想定してオーダーしました。
グレンプレイドはブラウンのウール/リネンなので、なんとなくノータイで着るのが想像できると思いますが、ストライプはタイドアップと思う方が多いと思います。
先日Instagramにアップしたので見た方も多いと思いますが、このスーツを最初に着たときはホワイトのウエスタンシャツを合わせました。

先日Instagramにアップしたので見た方も多いと思いますが、このスーツを最初に着たときはホワイトのウエスタンシャツを合わせました。

ビジネスにも着れそうなストライプのスーツにウエスタンシャツは合わないと思う方も多いと思いますが、生地がザックリとした生地感であることがポイント。
ストライプのスーツをノータイで着るというコーディネートは、Instagramで過去に何回かアップしています。
このスーツはDALCUOREでオーダーしたものですが、シャンブレーのウエスタンを合わせています。

ストライプのスーツをノータイで着るというコーディネートは、Instagramで過去に何回かアップしています。
このスーツはDALCUOREでオーダーしたものですが、シャンブレーのウエスタンを合わせています。

生地はFOX BROTHERSのFOX AIR
いわゆるフレスコなのでザックリとした生地感です。
このスーツはDE PETRILLOでオーダーしたものですが、黒の半袖のニットポロを合わせています。

生地はCANONICOの6PLYのフレスコ
この生地もかなりザックリとした生地感です。
つまり、ストライプのスーツをドレスダウンするときは生地選びが重要で、平織りのトロピカルや高番手の糸を使った滑らかな生地感のモノではなく、フレスコのようなザックリとした生地感のストライプを選ぶことが重要です。
なので、今回もこれからの季節にノータイでドレスダウンして着ることも考えて、ドライタッチでハリコシのあるBIELMONTEの生地を乗せました。
DRAGOのブラウンのグレンプレイドのコーディネートは、近いうちにInstagramにアップします。
今回はたまたま既成で展開している生地が手に入ったので、二着ともダブルブレストでオーダーしました。
ちなみに、DRAGOのブラウンのグレンプレイドは予約で完売してしまいましたが、DRAGOのオーダーバンチの中に似た生地があります。
そして、BIELMONTEのストライプはシングルであればサイズ50だけ残っています。
そして、色違いでネイビーも展開しています。
自分は以前からダブルブレストのスーツやジャケットをドレスダウンして着る時は、フロントボタンを外して着ることもありますが、クラシックにすごくこだわりがある人には邪道だと思われることもあるようです。
世界的にスーツを着る人が少なくなっている状況で、これからのスーツというアイテムの可能性のを考えれば、ドレスダウンして着る場合はシングルのようにフロントボタンを外して着るのは、邪道と言われるほど間違った着こなしではないと思います。
基本を踏まえたうえでのハズしは昔から賛成派ですが、基本を知らずにハズれている人が多いのも事実。
基本をしっかり学んでいれば ”ボタンダウンにネクタイはダサい” みたいな発言で炎上することもなくなると思います。
今回はダブルブレストのお話でしたが、〆はピリッと辛口で・・・(笑)。
基本を踏まえたうえでのハズしは昔から賛成派ですが、基本を知らずにハズれている人が多いのも事実。
基本をしっかり学んでいれば ”ボタンダウンにネクタイはダサい” みたいな発言で炎上することもなくなると思います。
今回はダブルブレストのお話でしたが、〆はピリッと辛口で・・・(笑)。
最近の買い物
GWに入りましたが、2025年秋冬の中村ノートの締め切りに追われ四苦八苦しています(苦笑)。
自分の買い物は忙しいこともあり後回しにしていましたが、GWウイーク前に色々購入しました。
今回は最近購入したアイテムをご紹介します。
MR_BEAMS CHANNELでも紹介した、今シーズンの私のオススメのジャケットです。
今シーズンどうしても着たいジャケットだったので、オーダーの時に個人オーダー分として別にオーダーしていました。
少し幅広のシアサッカーで、ライトブラウンの絶妙な色が気に入っています。
MR_BEAMSの誌面でも使われていますが、こんな感じでブラウンのポロシャツやリネンのシャツを合わせてコーディネートしようと思っています。
Youtubeでもお話ししていますが、個人的にこのての芯地が入っていないカーディガンのような仕立てのジャケットの中ではERNESTOが最もよくできているので、このライトブラウンのシアサッカーとERNESTOの組み合わせは自分にとってベストチョイスでした。
このくらい軽いジャケットだと4つボタンだと大袈裟に見えるので、一つボタンか三つボタンという選択肢でした。
今回はより普通に仕上げたかったので3つボタンにしました。
ご予約をたくさん頂きましたが、キャンセルが出ましたので46と52以外は一着ずつくらいは店頭在庫があるようです。
オンラインには掲載されていませんので、ご興味のある方は是非実物をご覧いただき、ご試着いただければと思います。
品番は2416-0492です。
STILE LATINO 別注 ウール/リネンスーツ
THE RAKEでも紹介された、CANONICO×STILELATINO×BEAMS Fのコラボレーションで実現した、”RHAPSODY”のウール/リネンの生地を使ったスーツです。
これもどうしても欲しいスーツだったので、サンプルの生地が織りあがった昨年の9月時点で個人オーダーを入れていました。
なので、オーダー会でオーダーいただいたお客様より先に上がってきましたがご容赦ください。
色はブラウンで最近は44ベースで肩幅を1㎝広くしてウェストも2㎝ゆるくオーダーしています。
パンツは少しだけ太くしたいので、45ベースで股下の長さと裾幅を指定をしてサイドアジャスターの仕様にしました。
生地の段階でかなり気に入っていましたが、実際に仕立て上がるとさらにその良さがわかります。
経糸がウール、緯糸がリネンで、ウール58%、リネン42%の生地ですが、リネン特有の硬さはなく、独特の滑らかなタッチが今までに経験したことのない生地です。
まだ2回しか着ていませんが、一日中着用してデスクワークが長くてもリネンの特有のシワやクリース抜けもなく、さらにナチュラルにストレッチするので、いまさらながら生地の良さに感動しています。
VINCENZO ATTOLINIはテーラーリングだけでなく、生地づくりにおいても天才です。
オーダー用の生地は全て完売しましたが、既成のモデル(FAUSTO)に乗せたものは、色とサイズによっては一着だけ店頭に並んでいるものもあります。
品番はベージュ(2117-0461)、ダークブラウン(2117-0462)、オフホワイト(2117-0463)、ブラウン(2117-0467)、ネイビーブレザー(2116-0663)です。
二度と手に入らない貴重な生地を使ったスーツとジャケットです。
ご興味のある方は実物の生地をご覧いただき、ご試着いただければと思います。
FAR EAST MANUFACTUARINGのオックスフォードBD
RESOLUTEのデザイナー林さんがプロデュースするシャツブランドです。
自分があれこれ蘊蓄を語るより、ホームページで紹介されている蘊蓄を読んでもらった方がいいので、ホームページから抜粋して添付しました。
「FAR EAST MANUFACTURING のボタンダウンシャツは、1970年代に販売されたアイコン的モデルのディテールを忠実に再現しながら、現代的なフィットに落とし込んでいます。特筆すべきは1ネックサイズに対して4サイズの袖丈が用意されていること。芯地を極力省くことで、堅すぎず、柔らかすぎない着心地の良さを実現しました。シャツ専用のユニオンスペシャルで縫製されたジャパンメイドの自信作です」
つまり、 ”あのブランド” が良かった時代のものをオーマージュして作られたボタンダウンです。
なので、フロントボタンもあのブランドのビンテージと同じ6個です。
色はECRU(生成)を購入しました。
生成のウェスタンシャツがことのほか重宝して出番が多いので、クラシックなシャツでも生成りのシャツが欲しくて、これからの季節にノータイでも着やすいこのシャツを購入しました。
FAR EAST MANUFACTURING のボタンダウンシャツは、昨年このブログでも紹介したグリーンのピケを持っているので2着目です。
このグリーンのシャツも昨年の夏はすごく重宝しました。
FAR EAST MANUFACTURING のボタンダウンシャツは原宿のBEAMS Fだけの展開になりますが、BEAMSのオンラインでも購入できます。
袖丈の長さが32インチから34インチまであるので、ジャストサイズで選ぶことができます。
ちなみに、私はネックが14ハーフでスリーブレングスが32でピッタリです。
デニム同様に林さんのこだわりがつまったシャツです。
インディゴ系のドローコードのパンツは何本か持っていますが、さすがに色落ちが進んで色が薄くなってきたので、濃いインディゴブルーのものが欲しくて購入しました。
生地はコットン84%にヘンプ(麻の一種)のライトウェイトのデニムです。
ヘンプが混紡されているライトデニムなので、とても軽くて柔らかく真夏にも快適に穿けるパンツです。
真夏でもデニムのパンツを穿きたいですが、普通のコットンのデニムでは暑いので、自分的にはこういうデニムパンツは必需品でもあります。
シルエットはBEAMSで展開しているドローコードのパンツの中では一番太いシルエットです。
太いと言ってもワイドパンツのような太さではなく、2プリーツで腰回りにゆとりがあって裾にかけてテーパードしていくシルエットなので、GERMANOのグルカやGTAのHERICKのようなパンツを穿く人には、まったく抵抗なく穿けるパンツだと思います。
自分は夏でも街ではショーツを穿かないので、休日はほぼドローコードのパンツですが、最近はリラックス感のある少し太めのシルエットが気に入っているので、DEVOREのこのモデルをよく穿いています。
真夏に穿きたくなる時期には完売してしまうと思ったので、この時期に押えました。
ご興味のある方は在庫があるうちに店舗でご試着いただければと思います。
EMMETI セカンドタイプ スエードジャケット
展示会の時に個人的に刺さったモデルです。
バイヤー陣のピックアップは無かったので、自分がバイイングしようかと思ったのですが、春夏のレザーは販売する期間も短いので個人オーダーしました。
レザーはインディゴ風のカラーのスエードをチョイス。
エンメティのスエードの中で数着分しかない残りもの?のストックの中に高品質のインディゴ風のブルーのスエードがあったので、迷わずこの色でオーダーしました。
デニムのセカンドにそれほど興味があるわけではないのに、スエードでセカンド風というのが何故か刺さりました。
試着してみるとシルエットも良く着用感も良く、セカンドのディティールがスエードとマッチしていたのがポイント。
仕上がってきて自分のサイズで着てみたら、本当によくできていてさらに気に入りました。
自分が個人的にオーダーしたものが後に展開されるということも多いので、もしこのブログを見て気になった方は最寄りの店舗スタッフに ”中村が個人オーダーしたセカンドタイプが気になる” とお伝えください。
皆さんの声が多ければ展開される可能性も高くなります。
よろしくお願いいたします。
ここに来て買い物のペースが上がって来ましたが、すでにマイサイズが完売して買えなかったものも結構あります。
自分の買い物は基本的にお客様優先ですが、キャンセル待ちを入れておかないと自分が着たくてバイイングしたものも着られないという状況が数年続いています。
せめて自分のリコメンドアイテムはもう少し多くオーダーしてほしいと思うのは、読者の皆さんも同じかと・・・
と言う反省も踏まえて、秋冬のリコメンドアイテムは少し数を増やしてオーダーしています。
と言いつつ、先日Youtube Liveでご紹介した、自分が企画したBRILLAのオリジナルのウェスタンシャツが入荷早々完売状態で店舗に並ばない状況・・・
夏に向けての長袖のシャツとしては数量を増やしてオーダーしたのですが、うれしい誤算でした・・・
本当によくできたウエスタンシャツなので、ご興味のある方はキャンセル待ちを入れていただけると嬉しいです。
いつもすみません・・・
ABARTH 595C 一年点検
今回もお世話になったのは FIAT ABARTH 松濤
3月くらいからメーターパネルに点検整備を知らせるスパナのマークが出て、期限が近づくとカウントダウンのように残りの日数が表示されプレッシャーをかけるんです(苦笑)。
なので、お役所の決まりを守って定期点検しました。
最近気になっていたのがリアブレーキの鳴り。
ブレーキをかけると後輪がかなり大きな音でキーキーと鳴り、さすがにイタ車でも許容できるレベルではないので、点検を依頼しました。
そして、購入依頼ずっと気になっていた右後部座席あたりから聞こえるカタカタという異音も、原因がわからず経過を見るということでずっと放置されていたので、しつこいと思いながら再度点検を依頼しました。
点検の結果ブレーキパッドに異常はなく給油で解決。
後部座席あたりから聞こえるカタカタ音は、右側のCピラーを脱着して調整してもらい解決しましたが、今度はプツプツと小さな音が聞こえるようになり・・・
まあ、イタ車でカブリオレですから、ある程度仕方ないですね。
イタリアの小型車にドイツ車のような静寂性を求めてはいけないと自分に言い聞かせ、細かいことは気にしないようにします(笑)。
オイルはそれほど汚れていないと言われましたが、一年に一度しか交換しないのでお願いしました。
オートバックスあたりで安く交換できますが、ケチらずに純正オイルとフィルターで。
予想外に高くついたのがバッテリー交換。
2年に一度の交換が推奨されていますが、3年以上たっているので交換することにしました。
と言うことで、最終的に点検にかかった費用は¥109,645-。
意外と高かったです・・・
まあ、バッテリー交換したのが大きいですね。
点検整備に付帯しているサービスで、併設しているFIAT CAFEでランチをいただきました。
サービスでいただいたランチは、”ハーブ鳥のサルシッチャ”
サルシッチャはあまり好きではないので、普段イタリアンに行ってもオーダーしないですが、これはなかなか美味しかったです。
付け合わせのポテトもフォカッチャもなかなか美味しい。
正直くるま屋さんのカフェなので味はあまり期待していませんでしたが、予想以上のお味でした。
たいへん失礼しました。
テラス席で近所のお金持ちっぽいおじさんがパスタを食べていましたが、次回はパスタを食べてみたいです。
登録済み未走行車を購入して二年半になりますが、走行距離は伸びず8千キロ程度。
都内中心で休日にしか乗らないので、なかなか距離は伸びないですね。
次の車検は来年の12月なので、それまでは乗るかなと思います。
次に乗りたい車は決まっていますが、2シーターでトラブルも多いというのが踏み込めない理由。
程度の良さそうなA110が次々入ってくるマニアックな車屋さんのサイトを見ながら迷う日々・・・
走っている実車を見ても惚れ惚れするスタイリング。
こんなエレガントなスポーツカーなかなかありません。
オススメのスリッポン
以前若手スタッフのバイイングで展開していた GUIDOのストラップローファー
個人的に欲しかったスリッポンですが、一番小さいサイズでもフィッティングが緩くて断念・・・
それ以降毎シーズンこの手のストラップローファーを探していたのですが、なかなかいいものが見つかないので作ってしまいました。
BEAMSでも人気のイタリアのIL MOCASINOで別注しました。
BEAMSで人気のビットローファーと同じラストを使い、ストラップの形状を何度も試作して完成させました。
BEAMSで人気のビットローファーと同じラストを使い、ストラップの形状を何度も試作して完成させました。
色はCACAO(ミディアムブラウン)とOCEANO(ネイビーカーフ)の2色展開、バックルはCACAOはゴールド、OCEANOはシルバーです。
ブラウンはBEAMSでもここ数年ダークブラウンばかりだったので、少し薄いブラウンがバリエーションに必要と思いミディアムブラウンでオーダーしましたが、サンプルが上がってきたら思ったより少し濃いめで仕上がってきました・・・(笑)
それでもダークブラウンよりは薄いので想定の範囲内です。
春夏なのでネイビーは必須でした。
春夏なのでネイビーは必須でした。
自分の中では、この手のスリッポンは夏はブラックではなくネイビーなんです・・・
GUIDOはアンラインドでしたが、ビットローファーと同様にライニングを付けました。
そして、マッケイ製法の靴のソールはグッドイヤーのように何度も交換できないので、ビットローファーと同様に少し厚めのソールをつけています。
ソールの薄いマッケイの靴はつま先のアッパーが削れてしまうので、そのようなデメリットも考えてのことです。
ソールの薄いマッケイの靴はつま先のアッパーが削れてしまうので、そのようなデメリットも考えてのことです。
ソールの返りはいいので、履きやすさはビットローファーを履いている私が保証します。
私のリコメンドでオーダーしたスリッポンなので、本来はMR_BEAMS CHANNELで紹介したかったのですが、サンプルの仕上がりが遅かったので、このタイミングでのご紹介になりました。
ローファー、タッセル、ビットローファーは持っているという方が多いと思いますが、スリッポンのバリエーションに加えていただければと思います。
ローファー、タッセル、ビットローファーは持っているという方が多いと思いますが、スリッポンのバリエーションに加えていただければと思います。
これからの季節ジャケットスタイルにもカジュアルスタイルにも合わせられるスリッポンです。
値段は¥47,000-(税込み¥51,700-)です。
昨今イタリアの靴も価格が高騰していますが、なるべくお求めいただきやすい価格にしました。
昨今イタリアの靴も価格が高騰していますが、なるべくお求めいただきやすい価格にしました。
足数は私のリコメンドアイテムですが、各色30足なので正直あまり多くはありません・・・(苦笑)
サイズはビットローファーと同じなので、ビットローファーをお持ちの方は同じサイズを選んでいただければ間違いないと思います。
納期は4月末を予定していますので、気になる方は是非ご予約いただければと思います。
品番は2432-0245です。
BEAMSでしか手に入らないエクスクルーシブモデルです。
よろしくお願いいたします。
品番は2432-0245です。
BEAMSでしか手に入らないエクスクルーシブモデルです。
よろしくお願いいたします。
b印マーケット 中村商店の新作が入荷しました。

スモールバッグ好きの私が選んだ、ドレススタイルにもキレイめカジュアルスタイルにも合うバッグです。
https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/post/16715/

スモールバッグ好きの私が選んだ、ドレススタイルにもキレイめカジュアルスタイルにも合うバッグです。
https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/post/16715/
前回のブログで紹介したキャンバスのトートバッグ。
CROOTSのタテ型のベージュにしました。
とてもいいトートバッグです。
もう一色どうするかは思案中です。
軽やかなバッグ
夏日になったと思ったら真冬に逆戻りと、この時期は毎日何を着るか迷います。
これから温かい日が多くなり、軽装になっていくと服と同じくらい悩むのがバッグ。
服の色が明るくなり、リネンやコットンなど生地も軽くなっていくと、レザーのバッグだとどうしても重く見えることがあります。
なので、ここ数年春夏の軽やかなコーディネートにも合う布帛のバッグが必要だと思っていました。
と言うことで、今シーズンは例年に比べて布帛のバッグの展開を増やしています。
バイイングした布帛のバッグの中から自分が購入を検討しているバッグをご紹介します。
表地と裏地の間に天然ゴムをラミネートした、ウオータープルーフのキャンバスにハンドルはベジタブルタンニングのサドルレザーという、英国らしい素材使いのトートバッグです。
CROOTSはブライドルレザーのトートバッグを2色所有していますが、レザーのクオリティー、デザイン、使いやすさも気に入っているので、このトートバッグは当然候補に入ります。
自分がトートバッグを選ぶときにハズせないのが内ポケットの有無。
内ポケットが付いていないものは最初から選択肢からハズれます。
自分の身長で持つと底がくるぶし上くらいになるのでギリギリのサイズ感ですが、B印マーケットでも紹介しているHMAEN(アエナ)のタテ型のレザートートバッグを気に入ってよく使っているので、サイズ感は特に問題ありません。
同じ生地とレザーを使ったヨコ型もあります。
ヨコ型は身長を気にせず持てるのがいいところ。
タテ型はここ10年くらいで増えましたが、それまではメンズのトートバッグはヨコ型が主流だったので、今でもタテ型がしっくりこないという人も多いようです。
自分も10年以上前は、なんとなくタテ型はしっくりきませんでした・・・
CROOTSはタテ型にするかヨコ型にするか迷うところです。
自分は春夏は黒っぽい格好はしないので色はベージュかネイビー、もしくは2色買いという感じでしょうか・・・
DANIEL&BOB DALBY CANVAS トートバッグ
このバッグは生地にウンチクがあります。
90年代にアメリカのある高級ブランド向けに納品する予定だった、コットンキャンバスの生地を使用しています。
納品が決まっていたにも関わらず、引き取られず、生地サプライヤーの倉庫にデッドストックとなっていた生地をダニエル&ボブが買い取ったとのことです。
なので、このバッグに関しては再生産ができないので、2025年春夏の限定品で売切れたら二度と手に入らないバッグです。
今回ご紹介しているバッグの中で一番軽いのも特徴。
生地のウンチクも刺さりますが、荷物が多い自分には軽さは惹かれる要素です。
色はベージュとオリーブの2色。
オリーブのトートバッグはあまり見かけないですが、薄いオリーブなので使いやすそうです。
生地の間にポリウレタンの膜を挟んだ3層構造のキャンバスにブライドルレザーのハンドルと言う、英国ブランドらしい素材使いのバッグですが、老舗のアウトドアブランドらしからぬシンプルなデザインが特徴です。
内ポケットもしっかりついています。
BRADYは1887年創業の英国の老舗ブランドですが、80年代~90年代に日本でも流行していたブランドです。
90年代前半頃は自分がバイイングしていたので、個人的にとてもイメージのいいブランドです。
上のCONDERと同じ生地でストラップは布テープ、真鍮のギボシでストラップを止めるという、 ”THE 英国” というか、” THE BRADY” というデザインのトートバッグですね。
昔は付いていなかった内ポケットが付いているのもいいですね。
トラッド好きの方たちにはなじみのあるクラシックなデザインのバッグですが、ベージュではなくあえて生成りの生地をチョイスしているのがポイント。
ブラックはこのデザインでもモダンな印象に見えますね。
BRADYは選ぶとすれば生成りです。
英国ブランドには珍しく、生成りとブラックのコンビネーションと言うのもモダンな感じでいいですね。
茶色の靴にも黒の靴にも両方合わせたという方にもおススメです。
昨今はショルダーバッグも人気ですが、自分はショルダーバッグは苦手なので、やはりトートバッグという選択肢になります。
そして、大きいバッグが苦手なので、サイズ選びも重要なポイントです。
今回ご紹介したバッグはサイズ感もイメージ通りなので、この5型のバッグに絞って検討しています。
生成りやベージュは必ず購入するとして、ネイビーやオリーブもあったら洋服とのマッチングも広がると思います。
4月中には購入しようと思っているので、購入したらまたお知らせします。
春夏に出番が多くなりますが、秋冬もカジュアルスタイルで出勤する日には使いますし、ジャケットスタイルにも合わせられるのでシーズン問わず使えると思います。
実は昨年もこの時期にキャンバスのバッグが欲しくてネットで色々探していました。
イタリアのあるブランドのバッグが並行輸入で安く出ていたのですが、内ポケットが付いていないのがどうしても妥協できなくて購入に至りませんでした。
なので、今シーズンは自社でしっかり展開できたことはディレクターとしても満足しています。
一般的にはGW明けからクールビズになり、より服装がカジュアルになりますが、街や電車の中で見かけるカジュアルスタイルのビジネスマンの方たちの中には、服装とバッグが合っていない人も多く見かけます。
私のように服装とバッグのマッチングが気になる方もいらっしゃるのではないかと思います。
そういった方は、価格も手ごろなアメリカブランドのトートもいいですが、今回ご紹介したような、少しいいトートバッグをおススメします。
レザーやナイロンのバッグしか持っていない方には、是非オススメしたいバッグです。
初の海外オーダー会
3月20日から25日までシンガポールに出張でした。
シンガポールに行くのは3度目。
今回はBEAMS初となる海外でのカスタムテーラーのオーダー会でした。
開催したお店は、BEAMSのOBの河村さんが代表を務めるCOLONY CLOTHING。
開催前からしっかり宣伝してくれていますね(笑)。
採寸はパターンと縫製を知り尽くしたナンバーワンフィッターである、BEAMS ハウス 丸の内の白井が担当。
私がお客様の要望を聞いて生地を選び、白井が採寸と補正を行いました。
採寸と補正の際も自分が気になるところを細かく白井にチェックしてもらい、さらに補正を入れていきます。
単なるパターンオーダーとは違う精度で補正を行うのも、今回のオーダー会の特徴でもあります。
オーダー会は3日間行われましたが、30名のお客様にオーダーいただき大盛況でした。
シンガポールは多国籍な国なので、日本人、中国人、韓国人、インド人、マレーシア人、イタリア人、アメリカ人と様々な国のお客様がいて体型も様々、さらに体を鍛えている方がとても多く補正の難易度が高くなかなか大変でした。
今回のオーダー会用に42~58までゲージを作りましたが、58ベースの方もいらっしゃったので、結果的にはサイズを多く揃えて正解でした。
LOROPIANAやE.ZEGNAのような名の通ったブランドの生地を好む方が多いのかと思いきや、ヴィンテージファブリックや英国のドライタッチの生地に興味を示される方も多く、ヴィンテージファブリックに関しては、派手めのジャケット生地を選ぶ方が多かったのは予想外でした。
カジュアルな服装でご来店される方がほとんどで、ジャケットやスーツの好みを予想できないのも難しいところでした。
カジュアルな服装でご来店される方がほとんどで、ジャケットやスーツの好みを予想できないのも難しいところでした。
そして、タイドアップでもノータイでも着られるジャケットやスーツというご要望が多いので、その辺のさじ加減が生地選びのポイントですが、自分の得意なところでもあるので、そこはご満足いただけたのではないかと思います。
今回オーダーをいただいたお客様はコロニークロージングの顧客様が大半でしたが、FacebookやInstagramの告知を見てご来店いただいたお客様も数名いらっしゃいました。
私のSNSのフォロワーの方も多く、今さらながら時代が変わったなと実感しました。
3日間フルアポイントで11:00~20:00まで昼メシ抜きで頑張った還暦過ぎの二人のオッサン。
笑っていますが、さすがに顔が疲れていますね。(苦笑)
初めての海外でのオーダー会でたくさんのオーダーをいただきましたが、お客様も初めてのBEAMSのオーダージャケットやスーツなので、仕上がりを気に入っていただくことが大事です。
帰国後に細かい部分を生産担当者と再チェックしたので生地が入荷次第縫製に入りますが、3ヶ月後の仕上がりを満足していただければ継続してオーダー会を開催したいと思っています。
そして、要望があれば他のアジアの国でもオーダー会を開催できれば思っています。
そして、要望があれば他のアジアの国でもオーダー会を開催できれば思っています。
最近はアジアの国々でドレスクロージングのブームが起きていて、イタリアや英国、台湾や香港や韓国のテーラーのオーダー会も多く開催されていますが、仮縫いのないMTMのオーダー会はヨーロッパのメジャーブランド以外はなく、BEAMSのような体型補正まで細かくできるMTMのオーダーはあまりないようです。
今回も他のショップやテーラーでオーダーされている方もいましたが、仮縫があると納期が長いので早く仕上がるのが良いという方や、他のオーダー会やテーラーよりも生地のバリエーションが多いのがいいという声も聞かれました。
手前味噌ですが、私の生地とコーディネートの提案力とパターンと縫製を知り尽くした白井のフィッティングが今回のオーダー会の特徴であり、色々なショップやテーラーでオーダーをされている方にも気に入っていただけることが重要なので、仕上がりは自分自身もプレッシャーを感じています。
今回お世話になったCOLONY CLOTHINGの川村さんと佐藤さんと坂下さん。
大盛況で終えられてホッとしています。
お客様に気に入っていただけるよう、きちっと仕上げます。
次回はランチの時間はいらないので、おいしいサンドイッチかおにぎり用意しておいてくださいね(笑)。
オススメのネクタイのVゾーンコーデ Vol.2
前回に続き、春夏のおススメのネクタイを使ったVゾーンコーディネートの紹介です。
今回も無地のスーツやジャケット、無地のシャツという、皆さんが持っていると思われるベーシックなアイテムでコーディネートしました。
少し長めですが、じっくり読んでいただければと思います。
FRANCESCO MARINO ジャカード タータン
タータンチェックもマリーノの手にかかると、こういう感じになるのかと思わせるチェックです。
ネイビージャケットにシャンブレーのシャツと合わせました。
これは合わないわけがないという、超定番コーディネートです。
いわゆる ”トラッドな合わせ” ですね。
同じシャツでジャケットをシャンブレーに変えても合いますね。
ネイビージャケットよりトラッド感が薄れて、少しこなれた感じになります。
MR_BEAMSのVゾーンのページでは、ダブルブレストのネイビーブレザーと合わせています。
実はこのコーディネート、淡いグリーンのシャツを合わせているのがポイントです。
同じくMR_BEAMSのNAKAMURA NOTEのページでも、BEAMS Fのリネン/コットンのスーツと合わせています。
ウールのスーツに合わせるのは難しいですが、リネンやコットンのスーツにはよく合います。
難しく考えずにブルー系のコーディネートに取り入れると合わせやすいですね。
”タータンチェックのネクタイは子供っぽくて苦手”という人にも是非お試しいただきたいネクタイです。
FRANCESCO MARINO リネン/シルクのオーバル柄のジャカード
ブラウンにオレンジの配色が絶妙です。
オフホワイトのジャケットに合わせました。
ブラウンのシャツを合わせて同系色でまとめれば、合わないはずがありません。
ブラウンのジャケットとも良く合います。
オレンジの色がいい感じのポイントカラーになっています。
私のオススメのウール/リネンのブラウンのグレンプレイドのスーツ(DRAGOの生地)と合わせました。
MR_BEAMSのVゾーンコーディネートのページでは、BEAMS Fのミディアムグレーのストライプスーツと合わせています。
スーツと合わせる場合は、スーツの生地がザックリとしたフレスコのような生地と相性がいいです。
逆に光沢があり生地のタッチが柔らかいラグジュアリーな素材感の生地には合わないので、その点だけ注意をお願いします。
FRANCESCO MARINO フレスコのストライプ
ネイビーとグレーをミックスしたベースに、サックスブルーとライムグリーンがストライプの差し色になっている、マリーノらしい独特な配色のストライプ。
ベースカラーがネイビーとグレーのミックスなので、スーツはネイビーでもグレーでも合います。
ご覧の通り、ネクタイだけ見ると個性的な感じがするので、難しいと思われる方も多いと思いますが、意外と簡単に合わせられて、こんな洒落たストライプのネクタイをしている人はなかなかいないと思います。
手持ちの定番的なスーツやシャツに合わせられるネクタイですので、是非お試しいただきたい一本です。
FRANCESCO MARINO シルク/リネンのスクエア柄のジャカード
ブルーとグリーンをミックスしたような独特のニュアンスカラーのジャカードタイ。
ライトグレーのスーツと合わせました。
前回ご紹介したコーディネートにもありましたが、明るい綺麗な色のネクタイは、実はライトグレーと良く合います。
ブルーのシャツ以外では、こんなクリーミーなトーンのイエローのシャツでも合います。
ライトグレーとイエローは相性が良く、グリーンとイエローも相性がいいので、必然的に色馴染みのいいVゾーンになります。
青みのあるグリーンなのでネイビーのスーツにも合います。
ネイビースーツの場合、ダークネイビーよりも少し青みのあるネイビーと合わせた方がいいです。
リネン混のネクタイですが、リネンは20%なのでリネン感はそれほどありません。
秋冬に着けても違和感はないのでオールシーズン使えます。
ご安心ください。
FRANCESCO MARINO ヘリンボーン ジャカード
ヘリンボーンの上にリーフ柄を3つ重ねたような独特の柄がマリーノらしいネクタイです。
ベースのミディアムブラウンのトーンも絶妙です。
柔らかい雰囲気になるように、ミディアムグレーのスーツと合わせました。
グレーとブラウンは個人的にも好きな色合わせです。
シャツはベージュやイエローのシャツでも合います。
そして、スーツをライトグレーに変えても合いますね。
最近BEAMSでも人気ですが、ベージュやイエローのシャツは一枚持っているとコーディネートの幅が広がります。
BEAMSハウス六本木でもBEAMSハウス神戸でもグレーにベージュのシャツを合わせています。
流行ってますね・・・(笑)
ネイビーのスーツにブルーのシャツで合わせると、いわゆる ”アズーロ エ マローネ” のコーディネートになるので、間違いなく合うネクタイです。
是非お試しになってみてください。
かすれたオリーブグリーンのベースが特徴的な MATTABISCH のプリント
ナポリブランドの王道の小紋のプリントタイですが、色はアップデートされているので古臭さは全くありません。
ミディアムグレーのスーツにサックスブルーのシャツにプリントタイと言う、ナポリクラシックの王道なコーディネートで組んでみました。
ネクタイの色がアップデートされているので、王道なクラシックと言うよりはモダンな印象のVゾーンになっていると思います。
このネクタイを私のリコメンドとしてオーダーした理由は、そこがポイントでした。
ベージュのコットンスーツとも良く合います。
グレーのウールのスーツとは全く印象が異なります。
スーツは私のリコメンドのDRAGOの生地を使ったウール/リネンのブラウングレンプレイドです。
定番的なグレーのスーツからベージュのコットンやリネン混のブラウンのグレンプレイドまで合わせられるのが、このネクタイの意外性?でもあり良いところでもあります。
定番的なグレーのスーツからベージュのコットンやリネン混のブラウンのグレンプレイドまで合わせられるのが、このネクタイの意外性?でもあり良いところでもあります。
PERSONALITY コットン/シルクのプリントタイ
今シーズンのトレンドカラーでもある、スモーキーなサックスブルーがベースのプリントタイです。
かすれた感じのサックスブルーのベースがとても洒落ています。
コットンが70%でコットンの質感が強いのでデニム調のジャケットと合わせました。
これは合わないわけが無いですよね(笑)
シャツは色落ちしたシャンブレーを合わせてもいいと思います。
シャツは色落ちしたシャンブレーを合わせてもいいと思います。
ネイビーのシアサッカーにも合います。
自分のイメージが80年代のブリティッシュアメリカンな雰囲気を持つネクタイでもあるので、アメリカンな雰囲気の生地にも合わせたくなります。
シャツがタブカラーだとよりブリティッシュアメリカンな雰囲気になります。
MR_BEAMSのVゾーンのページのコーディネートにも使われています。
サックスブルーにグリーンを混ぜたようなニュアンスカラーのストライプシャツと合わせても洒落ています。
BEAMS ハウス丸の内でも、私のリコメンドのスーツとコーディネートされています。
それにしても、このスーツ大活躍ですね。
ノータイでもタイドアップでも着られるスーツですので是非お試しください。
春夏にコットンのネクタイはすごくいいのですが、100%コットンだと結構締めずらいものなんです。
このネクタイは30%シルクが混紡されているので、コットンの質感がありながら締めやすいネクタイです。
スモーキーなサックスブルーがとても綺麗なプリントタイなので、是非実物をご覧になっていただきたい一本です。
いかがでしたでしょうか。
前回と同様にどなたでもイメージがわきやすいように、なるべく定番的なスーツやジャケット、シャツを使ってコーディネートしました。
業界人のお洒落自慢的なコーディネートではなく、私がお店でお客様を接客するイメージでコーディネートを組んでいます。
店舗のイベントがあって店立ちすると、毎回必ずおススメのネクタイとスーツやジャケットのコーディネートのアドバイスを求められます。
その時には定番的なシャツやスーツと合わせてご提案しますが、お客様にとても喜んでいただけることが多いので、そういったイメージでコーディネートを組んでいます。
男性だけではなく、女性にも好印象を持っていただけるコーディネートだと思います。
2回に渡っておススメのネクタイをご紹介しました。
私のリコメンドのネクタイは少し数量を増やしてオーダーしていますが、今の時点でもすでに完売しているものや在庫が少なくなっているものもあります。
このブログでも何度もお伝えしていますが、定番以外のネクタイは継続展開されることがほとんどないので、ある意味一期一会です。
数年前に展開していたネクタイをしていると、”いま買えますか?” というお問い合わせをいただくことが結構あります。
それは、私のリコメンドのネクタイがトレンドに関係なく長く使えるという事でもあると思います。
なので、気に入ったネクタイがありましたら、信用していただいてご購入いただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
MR_BEAMS CHANNEL ELEMENTS OF STYLE
2025春夏 リコメンドアイテム カジュアル編 アップしました。
是非ご視聴ください。
雑誌2ndの最新号(5月号) IVY&PREPPY 2025号にご協力させていただきました。
内容はこのような感じです。
最後のリアルアイビー&プレッピー世代として、自分の経験に基づいたお話をさせていただきました。
6ページにわたる特集ページです。
是非本誌をご覧ください。
オススメのネクタイ Vゾーンコーデ
MR_BEAMS CHANNEL RECOMENDアイテム ドレス編 ご覧いただけましたでしょうか。
時間の都合上ネクタイの紹介はできなかったので、今回は昨年の12月のブログで紹介したおススメのネクタイの中から、FRANCO BASSIとFOLLIDAY&BROWNのネクタイを使ったVゾーンコーディネートをご紹介します。
洋服屋のおしゃれ自慢的な難しいコーディネートではなく、誰でもイメージがわきやすいように無地のスーツとシャツを使ったコーディネートで紹介しています。
じっくり読んでいただけると嬉しいです。
少しグレイシュでかすれた感じのネービーベースに、手書き風のオーバル柄が特徴のプリントタイ。
ネイビーのスーツには普通に合うので、ここではライトグレーのスーツに合わせました。
少しグレイシュでかすれた感じのネイビーなので、ライトグレーには良く合います。
シャツはブルーの無地がよく合いますが、定番的なネイビーストライプのシャツでもいいですね。
ライトグレーによく合うということは、遠目に明るいライトグレーに見えるグレンプレイドにもよく合います。
チェックとラウンド柄という対照的な柄の組み合わせは、Vゾーンを作るうえではバランスのよい合わせです。
ストライプのスーツとの相性もいいので、柄の大きを気にされる方も意外と合わせやすいネクタイだと思います。
明らかにビンテージの柄をアレンジしたグレーとブルーのジャカードのネクタイ。
この生地を見た時に間違いなく相性がよいと思ったネイビーのスーツと合わせました。
とても誠実で真面目そうな印象のVゾーンになるので、ビジネスやオフィシャルな場でも使えるネクタイです。
クレリックシャツを合わせるとブリティッシュな印象が強まります。
イタリアのブランドのネクタイですが、英国調の雰囲気を持つネクタイです。
スーツはネイビーだけでなく、チャコールグレーとも良く合います。
ライトグレーと合わせると少しぼやけるので、スーツは濃いめの色を合わせた方がよいと思います。
ホワイトのシャツを合わせてコントラストを強めれば、結婚式などフォーマルでも使えるネクタイです。
これからの季節はお子様の入園式や入学式があると思いますが、そういった場にもよく合うネクタイです。
自分も次の入社式はこのネクタイをしようかなと思っています。
今シーズンらしいスモーキーなトーンのピンクのストライプタイ。
ピンクと言うだけで難しいと思う方が多いのではと思います。
このネクタイを見た時にすぐに浮かんだのが、ブラウンやベージュのスーツとのコーディネートだったので、まずブラウンのスーツと合わせました。
シャツはシンプルにホワイトと合わせました。
差し色のブラウンとスーツの色のマッチングもいいので違和感なく馴染みます。
最初にイメージしたとおりのVゾーンになりました。
ベージュのソラーロのスーツとも良く合います。
ベージュのギャバジンやコットンスーツにもよく合うので、ブラウンやベージュのスーツをお持ちの方には、特におススメしたいネクタイです。
シャツはホワイト以外だと、ベージュや淡いクリーム色のシャツも合います。
ホワイトと比べると柔らかい印象になるので合わせてみてください。
MR_BEAMSのVゾーンコーディネートの中にも使われています。
ブラウンのグレンプレイドのジャケットとベージュのタブカラーのシャツと合わせました。
ブラウンやベージュ系のジャケットとも相性がいいので是非合わせてみてください。
これも今シーズンらしいスモーキーなグリーンのプリントタイ。
モチーフもビンテージ風の独特の柄が気に入っています。
このネクタイを初めて見た時にすぐに浮かんだのが、ライトグレーのスーツとのコーディネート。
濃色のスーツと合わせてコントラストを強めるよりも、淡いグレーと合わせた方が春らしいVゾーンにもなると思いました。
柄の色を拾ってブラウンのストライプシャツと合わせてみました。
がらっと雰囲気が変わります。
グリーンのストライプの方が馴染みが良さそうです。
自分はグリーンのストライプのシャツを持っているので、合わせてみようと思っています。
ライトグレー以外にもブラウンやベージュのスーツとも良く合います。
ブラウンやベージュのスーツも濃いトーンよりは少し淡いトーンの方が馴染みがいいと思います。
このネクタイもMR_BEAMSのVゾーンコーディネートに使われています。
これもブラウンのグレンプレイドのジャケットと合わせています。
ジャケットコーディネートにも使えるので参考にしてください。
公開中のリコメンドアイテムの動画でライトグレーのダブルのスーツと合わせているのもこのネクタイです。
よく合っていると思いますが、いかがでしょうか・・・
深いグリーンにブラックという色合わせが新鮮なストライプタイ。
ここ数年、色×ブラックというカラーコンビネーションのネクタイが増えているので、ちょっとしたトレンドなのかもしれません。
ブラックの色がきいているので、ネイビーよりグレーの方が馴染みがいいと思い、ミディアムグレーのスーツと合わせました。
シンプルにホワイトシャツで合わせても、こんな色合わせのネクタイなかなかないので、ちょっと気の利いたVゾーンになります。
制約の多いビジネスマンの方にもおススメしたいコーディネートです。
ホワイトシャツだと普通過ぎるという方には、画像のような淡いグレーのシャツを合わせると変化がつけられます。
淡いグレーのシャツは、BEAMSの若いスタッフもよく着ているシャツですので、気になる方はお試しになってみてください。
ライトグレーのスーツにもよく合います。
同じグレーでもライトグレーになるとVゾーンが明るく感じられます。
ライトグレーに合うということは、遠目でライトグレーに見えるグレンプレイドにも合います。
ストライプの幅のピッチが広いので、グレンプレイドに合わせてもうるさくありません。
先日六本木ヒルズ店で行われた、STILE LATINOのトークイベントの時に私がしていたネクタイもこれです。
スーツは秋冬で別注したCANONICOのグリーンのウインドウペンが入ったBRILLAのスーツです。
ミディアムグレーに見えるグレンプレイドなのでよく合います。
ハウンドトゥースとネイビーのサテンという、英国ビンテージテイストのストライプ。
90年代の英国ブームの頃はよく見かけましたが、昨今はあまり見かけないストライプです。
シンプルにネイビーのスーツとミディアムグレーのスーツと合わせました。
遠目にはネイビーとシルバーの段落ちのストライプのように見えますが、近くで見るとシルバーの部分がハウンドトゥースなので、シンプルな色合わせのネクタイでですが、とても洒落た印象に見えます。
クレリックシャツと合わせると英国感が増します。
90年代前半頃は、自分もこんなコーディネートしていました。
このネクタイ、ホワイトシャツを合わせれば結婚式にも使えますし、お子様の入園式や入学式にも使えると思います。
ビジネスにもフォーマルにも使えて、人と被らないネクタイを探している方には特におススメしたいネクタイです。
いかがでしたでしょうか。
できるだけシンプルなコーディネートでご紹介したので、イメージしやすいと感じていただけると嬉しいです。
上級者の方はご自身でコーディネートできると思うので、最寄りの店舗で実物を見てお気に召したらご購入いただけると嬉しいです。
私のオススメのネクタイは、数年後にしていると「そのネクタイいま買えますか?」と聞かれることがとても多いです。
それだけ長くつけられるネクタイと言えると思いますが、ネクタイの柄は定番以外は継続展開されるものは少ないので、ある意味一期一会です。
なので、気に入った柄があればなるべく早く決断していただいて、完売する前にご購入いただければと思います。
今回ご紹介したネクタイもすでに品薄のモノもありますので、気になるモノがあれば最寄りの店舗にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
FRANCO BASSIとHOLLIDAY&BROWN以外のオススメネクタイのコーディネートに関しては、近々ご紹介できればと思っています。
簡単な置きコーデの撮影ですが、意外と時間がかかるモノなのです・・・
ブログに関しては撮影から編集まで全て一人でやっているので実は結構大変なんです・・・
動画ブームですし自分もしゃべる方が楽ですが、書くことに意義があるように思うんです・・・
なので、”ブログいつも見ています” と言われると嬉しいです(笑)。