ABARTH 595C 一年点検

今回もお世話になったのは FIAT ABARTH 松濤
3月くらいからメーターパネルに点検整備を知らせるスパナのマークが出て、期限が近づくとカウントダウンのように残りの日数が表示されプレッシャーをかけるんです(苦笑)。
なので、お役所の決まりを守って定期点検しました。
最近気になっていたのがリアブレーキの鳴り。
ブレーキをかけると後輪がかなり大きな音でキーキーと鳴り、さすがにイタ車でも許容できるレベルではないので、点検を依頼しました。
そして、購入依頼ずっと気になっていた右後部座席あたりから聞こえるカタカタという異音も、原因がわからず経過を見るということでずっと放置されていたので、しつこいと思いながら再度点検を依頼しました。
点検の結果ブレーキパッドに異常はなく給油で解決。
後部座席あたりから聞こえるカタカタ音は、右側のCピラーを脱着して調整してもらい解決しましたが、今度はプツプツと小さな音が聞こえるようになり・・・
まあ、イタ車でカブリオレですから、ある程度仕方ないですね。
イタリアの小型車にドイツ車のような静寂性を求めてはいけないと自分に言い聞かせ、細かいことは気にしないようにします(笑)。
オイルはそれほど汚れていないと言われましたが、一年に一度しか交換しないのでお願いしました。
オートバックスあたりで安く交換できますが、ケチらずに純正オイルとフィルターで。
予想外に高くついたのがバッテリー交換。
2年に一度の交換が推奨されていますが、3年以上たっているので交換することにしました。

と言うことで、最終的に点検にかかった費用は¥109,645-。
意外と高かったです・・・
まあ、バッテリー交換したのが大きいですね。
点検整備に付帯しているサービスで、併設しているFIAT CAFEでランチをいただきました。
サービスでいただいたランチは、”ハーブ鳥のサルシッチャ”
サルシッチャはあまり好きではないので、普段イタリアンに行ってもオーダーしないですが、これはなかなか美味しかったです。
付け合わせのポテトもフォカッチャもなかなか美味しい。
正直くるま屋さんのカフェなので味はあまり期待していませんでしたが、予想以上のお味でした。
たいへん失礼しました。
テラス席で近所のお金持ちっぽいおじさんがパスタを食べていましたが、次回はパスタを食べてみたいです。
登録済み未走行車を購入して二年半になりますが、走行距離は伸びず8千キロ程度。
都内中心で休日にしか乗らないので、なかなか距離は伸びないですね。
次の車検は来年の12月なので、それまでは乗るかなと思います。
次に乗りたい車は決まっていますが、2シーターでトラブルも多いというのが踏み込めない理由。

程度の良さそうなA110が次々入ってくるマニアックな車屋さんのサイトを見ながら迷う日々・・・
走っている実車を見ても惚れ惚れするスタイリング。
こんなエレガントなスポーツカーなかなかありません。
オススメのスリッポン
以前若手スタッフのバイイングで展開していた GUIDOのストラップローファー
個人的に欲しかったスリッポンですが、一番小さいサイズでもフィッティングが緩くて断念・・・
それ以降毎シーズンこの手のストラップローファーを探していたのですが、なかなかいいものが見つかないので作ってしまいました。
BEAMSでも人気のイタリアのIL MOCASINOで別注しました。
BEAMSで人気のビットローファーと同じラストを使い、ストラップの形状を何度も試作して完成させました。
BEAMSで人気のビットローファーと同じラストを使い、ストラップの形状を何度も試作して完成させました。
色はCACAO(ミディアムブラウン)とOCEANO(ネイビーカーフ)の2色展開、バックルはCACAOはゴールド、OCEANOはシルバーです。
ブラウンはBEAMSでもここ数年ダークブラウンばかりだったので、少し薄いブラウンがバリエーションに必要と思いミディアムブラウンでオーダーしましたが、サンプルが上がってきたら思ったより少し濃いめで仕上がってきました・・・(笑)
それでもダークブラウンよりは薄いので想定の範囲内です。
春夏なのでネイビーは必須でした。
春夏なのでネイビーは必須でした。
自分の中では、この手のスリッポンは夏はブラックではなくネイビーなんです・・・
GUIDOはアンラインドでしたが、ビットローファーと同様にライニングを付けました。
そして、マッケイ製法の靴のソールはグッドイヤーのように何度も交換できないので、ビットローファーと同様に少し厚めのソールをつけています。
ソールの薄いマッケイの靴はつま先のアッパーが削れてしまうので、そのようなデメリットも考えてのことです。
ソールの薄いマッケイの靴はつま先のアッパーが削れてしまうので、そのようなデメリットも考えてのことです。
ソールの返りはいいので、履きやすさはビットローファーを履いている私が保証します。
私のリコメンドでオーダーしたスリッポンなので、本来はMR_BEAMS CHANNELで紹介したかったのですが、サンプルの仕上がりが遅かったので、このタイミングでのご紹介になりました。
ローファー、タッセル、ビットローファーは持っているという方が多いと思いますが、スリッポンのバリエーションに加えていただければと思います。
ローファー、タッセル、ビットローファーは持っているという方が多いと思いますが、スリッポンのバリエーションに加えていただければと思います。
これからの季節ジャケットスタイルにもカジュアルスタイルにも合わせられるスリッポンです。
値段は¥47,000-(税込み¥51,700-)です。
昨今イタリアの靴も価格が高騰していますが、なるべくお求めいただきやすい価格にしました。
昨今イタリアの靴も価格が高騰していますが、なるべくお求めいただきやすい価格にしました。
足数は私のリコメンドアイテムですが、各色30足なので正直あまり多くはありません・・・(苦笑)
サイズはビットローファーと同じなので、ビットローファーをお持ちの方は同じサイズを選んでいただければ間違いないと思います。
納期は4月末を予定していますので、気になる方は是非ご予約いただければと思います。
品番は2432-0245です。
BEAMSでしか手に入らないエクスクルーシブモデルです。
よろしくお願いいたします。
品番は2432-0245です。
BEAMSでしか手に入らないエクスクルーシブモデルです。
よろしくお願いいたします。
b印マーケット 中村商店の新作が入荷しました。

スモールバッグ好きの私が選んだ、ドレススタイルにもキレイめカジュアルスタイルにも合うバッグです。
https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/post/16715/

スモールバッグ好きの私が選んだ、ドレススタイルにもキレイめカジュアルスタイルにも合うバッグです。
https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/post/16715/
前回のブログで紹介したキャンバスのトートバッグ。
CROOTSのタテ型のベージュにしました。
とてもいいトートバッグです。
もう一色どうするかは思案中です。
軽やかなバッグ
夏日になったと思ったら真冬に逆戻りと、この時期は毎日何を着るか迷います。
これから温かい日が多くなり、軽装になっていくと服と同じくらい悩むのがバッグ。
服の色が明るくなり、リネンやコットンなど生地も軽くなっていくと、レザーのバッグだとどうしても重く見えることがあります。
なので、ここ数年春夏の軽やかなコーディネートにも合う布帛のバッグが必要だと思っていました。
と言うことで、今シーズンは例年に比べて布帛のバッグの展開を増やしています。
バイイングした布帛のバッグの中から自分が購入を検討しているバッグをご紹介します。
表地と裏地の間に天然ゴムをラミネートした、ウオータープルーフのキャンバスにハンドルはベジタブルタンニングのサドルレザーという、英国らしい素材使いのトートバッグです。
CROOTSはブライドルレザーのトートバッグを2色所有していますが、レザーのクオリティー、デザイン、使いやすさも気に入っているので、このトートバッグは当然候補に入ります。
自分がトートバッグを選ぶときにハズせないのが内ポケットの有無。
内ポケットが付いていないものは最初から選択肢からハズれます。
自分の身長で持つと底がくるぶし上くらいになるのでギリギリのサイズ感ですが、B印マーケットでも紹介しているHMAEN(アエナ)のタテ型のレザートートバッグを気に入ってよく使っているので、サイズ感は特に問題ありません。
同じ生地とレザーを使ったヨコ型もあります。
ヨコ型は身長を気にせず持てるのがいいところ。
タテ型はここ10年くらいで増えましたが、それまではメンズのトートバッグはヨコ型が主流だったので、今でもタテ型がしっくりこないという人も多いようです。
自分も10年以上前は、なんとなくタテ型はしっくりきませんでした・・・
CROOTSはタテ型にするかヨコ型にするか迷うところです。
自分は春夏は黒っぽい格好はしないので色はベージュかネイビー、もしくは2色買いという感じでしょうか・・・
DANIEL&BOB DALBY CANVAS トートバッグ
このバッグは生地にウンチクがあります。
90年代にアメリカのある高級ブランド向けに納品する予定だった、コットンキャンバスの生地を使用しています。
納品が決まっていたにも関わらず、引き取られず、生地サプライヤーの倉庫にデッドストックとなっていた生地をダニエル&ボブが買い取ったとのことです。
なので、このバッグに関しては再生産ができないので、2025年春夏の限定品で売切れたら二度と手に入らないバッグです。
今回ご紹介しているバッグの中で一番軽いのも特徴。
生地のウンチクも刺さりますが、荷物が多い自分には軽さは惹かれる要素です。
色はベージュとオリーブの2色。
オリーブのトートバッグはあまり見かけないですが、薄いオリーブなので使いやすそうです。
生地の間にポリウレタンの膜を挟んだ3層構造のキャンバスにブライドルレザーのハンドルと言う、英国ブランドらしい素材使いのバッグですが、老舗のアウトドアブランドらしからぬシンプルなデザインが特徴です。
内ポケットもしっかりついています。
BRADYは1887年創業の英国の老舗ブランドですが、80年代~90年代に日本でも流行していたブランドです。
90年代前半頃は自分がバイイングしていたので、個人的にとてもイメージのいいブランドです。
上のCONDERと同じ生地でストラップは布テープ、真鍮のギボシでストラップを止めるという、 ”THE 英国” というか、” THE BRADY” というデザインのトートバッグですね。
昔は付いていなかった内ポケットが付いているのもいいですね。
トラッド好きの方たちにはなじみのあるクラシックなデザインのバッグですが、ベージュではなくあえて生成りの生地をチョイスしているのがポイント。
ブラックはこのデザインでもモダンな印象に見えますね。
BRADYは選ぶとすれば生成りです。
英国ブランドには珍しく、生成りとブラックのコンビネーションと言うのもモダンな感じでいいですね。
茶色の靴にも黒の靴にも両方合わせたという方にもおススメです。
昨今はショルダーバッグも人気ですが、自分はショルダーバッグは苦手なので、やはりトートバッグという選択肢になります。
そして、大きいバッグが苦手なので、サイズ選びも重要なポイントです。
今回ご紹介したバッグはサイズ感もイメージ通りなので、この5型のバッグに絞って検討しています。
生成りやベージュは必ず購入するとして、ネイビーやオリーブもあったら洋服とのマッチングも広がると思います。
4月中には購入しようと思っているので、購入したらまたお知らせします。
春夏に出番が多くなりますが、秋冬もカジュアルスタイルで出勤する日には使いますし、ジャケットスタイルにも合わせられるのでシーズン問わず使えると思います。
実は昨年もこの時期にキャンバスのバッグが欲しくてネットで色々探していました。
イタリアのあるブランドのバッグが並行輸入で安く出ていたのですが、内ポケットが付いていないのがどうしても妥協できなくて購入に至りませんでした。
なので、今シーズンは自社でしっかり展開できたことはディレクターとしても満足しています。
一般的にはGW明けからクールビズになり、より服装がカジュアルになりますが、街や電車の中で見かけるカジュアルスタイルのビジネスマンの方たちの中には、服装とバッグが合っていない人も多く見かけます。
私のように服装とバッグのマッチングが気になる方もいらっしゃるのではないかと思います。
そういった方は、価格も手ごろなアメリカブランドのトートもいいですが、今回ご紹介したような、少しいいトートバッグをおススメします。
レザーやナイロンのバッグしか持っていない方には、是非オススメしたいバッグです。
初の海外オーダー会
3月20日から25日までシンガポールに出張でした。
シンガポールに行くのは3度目。
今回はBEAMS初となる海外でのカスタムテーラーのオーダー会でした。
開催したお店は、BEAMSのOBの河村さんが代表を務めるCOLONY CLOTHING。
開催前からしっかり宣伝してくれていますね(笑)。
採寸はパターンと縫製を知り尽くしたナンバーワンフィッターである、BEAMS ハウス 丸の内の白井が担当。
私がお客様の要望を聞いて生地を選び、白井が採寸と補正を行いました。
採寸と補正の際も自分が気になるところを細かく白井にチェックしてもらい、さらに補正を入れていきます。
単なるパターンオーダーとは違う精度で補正を行うのも、今回のオーダー会の特徴でもあります。
オーダー会は3日間行われましたが、30名のお客様にオーダーいただき大盛況でした。
シンガポールは多国籍な国なので、日本人、中国人、韓国人、インド人、マレーシア人、イタリア人、アメリカ人と様々な国のお客様がいて体型も様々、さらに体を鍛えている方がとても多く補正の難易度が高くなかなか大変でした。
今回のオーダー会用に42~58までゲージを作りましたが、58ベースの方もいらっしゃったので、結果的にはサイズを多く揃えて正解でした。
LOROPIANAやE.ZEGNAのような名の通ったブランドの生地を好む方が多いのかと思いきや、ヴィンテージファブリックや英国のドライタッチの生地に興味を示される方も多く、ヴィンテージファブリックに関しては、派手めのジャケット生地を選ぶ方が多かったのは予想外でした。
カジュアルな服装でご来店される方がほとんどで、ジャケットやスーツの好みを予想できないのも難しいところでした。
カジュアルな服装でご来店される方がほとんどで、ジャケットやスーツの好みを予想できないのも難しいところでした。
そして、タイドアップでもノータイでも着られるジャケットやスーツというご要望が多いので、その辺のさじ加減が生地選びのポイントですが、自分の得意なところでもあるので、そこはご満足いただけたのではないかと思います。
今回オーダーをいただいたお客様はコロニークロージングの顧客様が大半でしたが、FacebookやInstagramの告知を見てご来店いただいたお客様も数名いらっしゃいました。
私のSNSのフォロワーの方も多く、今さらながら時代が変わったなと実感しました。
3日間フルアポイントで11:00~20:00まで昼メシ抜きで頑張った還暦過ぎの二人のオッサン。
笑っていますが、さすがに顔が疲れていますね。(苦笑)
初めての海外でのオーダー会でたくさんのオーダーをいただきましたが、お客様も初めてのBEAMSのオーダージャケットやスーツなので、仕上がりを気に入っていただくことが大事です。
帰国後に細かい部分を生産担当者と再チェックしたので生地が入荷次第縫製に入りますが、3ヶ月後の仕上がりを満足していただければ継続してオーダー会を開催したいと思っています。
そして、要望があれば他のアジアの国でもオーダー会を開催できれば思っています。
そして、要望があれば他のアジアの国でもオーダー会を開催できれば思っています。
最近はアジアの国々でドレスクロージングのブームが起きていて、イタリアや英国、台湾や香港や韓国のテーラーのオーダー会も多く開催されていますが、仮縫いのないMTMのオーダー会はヨーロッパのメジャーブランド以外はなく、BEAMSのような体型補正まで細かくできるMTMのオーダーはあまりないようです。
今回も他のショップやテーラーでオーダーされている方もいましたが、仮縫があると納期が長いので早く仕上がるのが良いという方や、他のオーダー会やテーラーよりも生地のバリエーションが多いのがいいという声も聞かれました。
手前味噌ですが、私の生地とコーディネートの提案力とパターンと縫製を知り尽くした白井のフィッティングが今回のオーダー会の特徴であり、色々なショップやテーラーでオーダーをされている方にも気に入っていただけることが重要なので、仕上がりは自分自身もプレッシャーを感じています。
今回お世話になったCOLONY CLOTHINGの川村さんと佐藤さんと坂下さん。
大盛況で終えられてホッとしています。
お客様に気に入っていただけるよう、きちっと仕上げます。
次回はランチの時間はいらないので、おいしいサンドイッチかおにぎり用意しておいてくださいね(笑)。
オススメのネクタイのVゾーンコーデ Vol.2
前回に続き、春夏のおススメのネクタイを使ったVゾーンコーディネートの紹介です。
今回も無地のスーツやジャケット、無地のシャツという、皆さんが持っていると思われるベーシックなアイテムでコーディネートしました。
少し長めですが、じっくり読んでいただければと思います。
FRANCESCO MARINO ジャカード タータン
タータンチェックもマリーノの手にかかると、こういう感じになるのかと思わせるチェックです。
ネイビージャケットにシャンブレーのシャツと合わせました。
これは合わないわけがないという、超定番コーディネートです。
いわゆる ”トラッドな合わせ” ですね。
同じシャツでジャケットをシャンブレーに変えても合いますね。
ネイビージャケットよりトラッド感が薄れて、少しこなれた感じになります。
MR_BEAMSのVゾーンのページでは、ダブルブレストのネイビーブレザーと合わせています。
実はこのコーディネート、淡いグリーンのシャツを合わせているのがポイントです。
同じくMR_BEAMSのNAKAMURA NOTEのページでも、BEAMS Fのリネン/コットンのスーツと合わせています。
ウールのスーツに合わせるのは難しいですが、リネンやコットンのスーツにはよく合います。
難しく考えずにブルー系のコーディネートに取り入れると合わせやすいですね。
”タータンチェックのネクタイは子供っぽくて苦手”という人にも是非お試しいただきたいネクタイです。
FRANCESCO MARINO リネン/シルクのオーバル柄のジャカード
ブラウンにオレンジの配色が絶妙です。
オフホワイトのジャケットに合わせました。
ブラウンのシャツを合わせて同系色でまとめれば、合わないはずがありません。
ブラウンのジャケットとも良く合います。
オレンジの色がいい感じのポイントカラーになっています。
私のオススメのウール/リネンのブラウンのグレンプレイドのスーツ(DRAGOの生地)と合わせました。
MR_BEAMSのVゾーンコーディネートのページでは、BEAMS Fのミディアムグレーのストライプスーツと合わせています。
スーツと合わせる場合は、スーツの生地がザックリとしたフレスコのような生地と相性がいいです。
逆に光沢があり生地のタッチが柔らかいラグジュアリーな素材感の生地には合わないので、その点だけ注意をお願いします。
FRANCESCO MARINO フレスコのストライプ

ネイビーとグレーをミックスしたベースに、サックスブルーとライムグリーンがストライプの差し色になっている、マリーノらしい独特な配色のストライプ。
ベースカラーがネイビーとグレーのミックスなので、スーツはネイビーでもグレーでも合います。
ご覧の通り、ネクタイだけ見ると個性的な感じがするので、難しいと思われる方も多いと思いますが、意外と簡単に合わせられて、こんな洒落たストライプのネクタイをしている人はなかなかいないと思います。
手持ちの定番的なスーツやシャツに合わせられるネクタイですので、是非お試しいただきたい一本です。
FRANCESCO MARINO シルク/リネンのスクエア柄のジャカード

ブルーとグリーンをミックスしたような独特のニュアンスカラーのジャカードタイ。
ライトグレーのスーツと合わせました。
前回ご紹介したコーディネートにもありましたが、明るい綺麗な色のネクタイは、実はライトグレーと良く合います。
ブルーのシャツ以外では、こんなクリーミーなトーンのイエローのシャツでも合います。
ライトグレーとイエローは相性が良く、グリーンとイエローも相性がいいので、必然的に色馴染みのいいVゾーンになります。
青みのあるグリーンなのでネイビーのスーツにも合います。
ネイビースーツの場合、ダークネイビーよりも少し青みのあるネイビーと合わせた方がいいです。
リネン混のネクタイですが、リネンは20%なのでリネン感はそれほどありません。
秋冬に着けても違和感はないのでオールシーズン使えます。
ご安心ください。
FRANCESCO MARINO ヘリンボーン ジャカード
ヘリンボーンの上にリーフ柄を3つ重ねたような独特の柄がマリーノらしいネクタイです。
ベースのミディアムブラウンのトーンも絶妙です。
柔らかい雰囲気になるように、ミディアムグレーのスーツと合わせました。
グレーとブラウンは個人的にも好きな色合わせです。
シャツはベージュやイエローのシャツでも合います。
そして、スーツをライトグレーに変えても合いますね。
最近BEAMSでも人気ですが、ベージュやイエローのシャツは一枚持っているとコーディネートの幅が広がります。

BEAMSハウス六本木でもBEAMSハウス神戸でもグレーにベージュのシャツを合わせています。
流行ってますね・・・(笑)
ネイビーのスーツにブルーのシャツで合わせると、いわゆる ”アズーロ エ マローネ” のコーディネートになるので、間違いなく合うネクタイです。
是非お試しになってみてください。
かすれたオリーブグリーンのベースが特徴的な MATTABISCH のプリント
ナポリブランドの王道の小紋のプリントタイですが、色はアップデートされているので古臭さは全くありません。
ミディアムグレーのスーツにサックスブルーのシャツにプリントタイと言う、ナポリクラシックの王道なコーディネートで組んでみました。
ネクタイの色がアップデートされているので、王道なクラシックと言うよりはモダンな印象のVゾーンになっていると思います。
このネクタイを私のリコメンドとしてオーダーした理由は、そこがポイントでした。
ベージュのコットンスーツとも良く合います。
グレーのウールのスーツとは全く印象が異なります。
スーツは私のリコメンドのDRAGOの生地を使ったウール/リネンのブラウングレンプレイドです。
定番的なグレーのスーツからベージュのコットンやリネン混のブラウンのグレンプレイドまで合わせられるのが、このネクタイの意外性?でもあり良いところでもあります。
定番的なグレーのスーツからベージュのコットンやリネン混のブラウンのグレンプレイドまで合わせられるのが、このネクタイの意外性?でもあり良いところでもあります。
PERSONALITY コットン/シルクのプリントタイ
今シーズンのトレンドカラーでもある、スモーキーなサックスブルーがベースのプリントタイです。
かすれた感じのサックスブルーのベースがとても洒落ています。
コットンが70%でコットンの質感が強いのでデニム調のジャケットと合わせました。
これは合わないわけが無いですよね(笑)
シャツは色落ちしたシャンブレーを合わせてもいいと思います。
シャツは色落ちしたシャンブレーを合わせてもいいと思います。
ネイビーのシアサッカーにも合います。
自分のイメージが80年代のブリティッシュアメリカンな雰囲気を持つネクタイでもあるので、アメリカンな雰囲気の生地にも合わせたくなります。
シャツがタブカラーだとよりブリティッシュアメリカンな雰囲気になります。
MR_BEAMSのVゾーンのページのコーディネートにも使われています。
サックスブルーにグリーンを混ぜたようなニュアンスカラーのストライプシャツと合わせても洒落ています。
BEAMS ハウス丸の内でも、私のリコメンドのスーツとコーディネートされています。
それにしても、このスーツ大活躍ですね。
ノータイでもタイドアップでも着られるスーツですので是非お試しください。
春夏にコットンのネクタイはすごくいいのですが、100%コットンだと結構締めずらいものなんです。
このネクタイは30%シルクが混紡されているので、コットンの質感がありながら締めやすいネクタイです。
スモーキーなサックスブルーがとても綺麗なプリントタイなので、是非実物をご覧になっていただきたい一本です。
いかがでしたでしょうか。
前回と同様にどなたでもイメージがわきやすいように、なるべく定番的なスーツやジャケット、シャツを使ってコーディネートしました。
業界人のお洒落自慢的なコーディネートではなく、私がお店でお客様を接客するイメージでコーディネートを組んでいます。
店舗のイベントがあって店立ちすると、毎回必ずおススメのネクタイとスーツやジャケットのコーディネートのアドバイスを求められます。
その時には定番的なシャツやスーツと合わせてご提案しますが、お客様にとても喜んでいただけることが多いので、そういったイメージでコーディネートを組んでいます。
男性だけではなく、女性にも好印象を持っていただけるコーディネートだと思います。
2回に渡っておススメのネクタイをご紹介しました。
私のリコメンドのネクタイは少し数量を増やしてオーダーしていますが、今の時点でもすでに完売しているものや在庫が少なくなっているものもあります。
このブログでも何度もお伝えしていますが、定番以外のネクタイは継続展開されることがほとんどないので、ある意味一期一会です。
数年前に展開していたネクタイをしていると、”いま買えますか?” というお問い合わせをいただくことが結構あります。
それは、私のリコメンドのネクタイがトレンドに関係なく長く使えるという事でもあると思います。
なので、気に入ったネクタイがありましたら、信用していただいてご購入いただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
MR_BEAMS CHANNEL ELEMENTS OF STYLE
2025春夏 リコメンドアイテム カジュアル編 アップしました。
是非ご視聴ください。
雑誌2ndの最新号(5月号) IVY&PREPPY 2025号にご協力させていただきました。
内容はこのような感じです。
最後のリアルアイビー&プレッピー世代として、自分の経験に基づいたお話をさせていただきました。
6ページにわたる特集ページです。
是非本誌をご覧ください。
オススメのネクタイ Vゾーンコーデ
MR_BEAMS CHANNEL RECOMENDアイテム ドレス編 ご覧いただけましたでしょうか。
時間の都合上ネクタイの紹介はできなかったので、今回は昨年の12月のブログで紹介したおススメのネクタイの中から、FRANCO BASSIとFOLLIDAY&BROWNのネクタイを使ったVゾーンコーディネートをご紹介します。
洋服屋のおしゃれ自慢的な難しいコーディネートではなく、誰でもイメージがわきやすいように無地のスーツとシャツを使ったコーディネートで紹介しています。
じっくり読んでいただけると嬉しいです。
少しグレイシュでかすれた感じのネービーベースに、手書き風のオーバル柄が特徴のプリントタイ。
ネイビーのスーツには普通に合うので、ここではライトグレーのスーツに合わせました。
少しグレイシュでかすれた感じのネイビーなので、ライトグレーには良く合います。
シャツはブルーの無地がよく合いますが、定番的なネイビーストライプのシャツでもいいですね。
ライトグレーによく合うということは、遠目に明るいライトグレーに見えるグレンプレイドにもよく合います。

チェックとラウンド柄という対照的な柄の組み合わせは、Vゾーンを作るうえではバランスのよい合わせです。
ストライプのスーツとの相性もいいので、柄の大きを気にされる方も意外と合わせやすいネクタイだと思います。
明らかにビンテージの柄をアレンジしたグレーとブルーのジャカードのネクタイ。
この生地を見た時に間違いなく相性がよいと思ったネイビーのスーツと合わせました。
とても誠実で真面目そうな印象のVゾーンになるので、ビジネスやオフィシャルな場でも使えるネクタイです。
クレリックシャツを合わせるとブリティッシュな印象が強まります。
イタリアのブランドのネクタイですが、英国調の雰囲気を持つネクタイです。
スーツはネイビーだけでなく、チャコールグレーとも良く合います。
ライトグレーと合わせると少しぼやけるので、スーツは濃いめの色を合わせた方がよいと思います。
ホワイトのシャツを合わせてコントラストを強めれば、結婚式などフォーマルでも使えるネクタイです。
これからの季節はお子様の入園式や入学式があると思いますが、そういった場にもよく合うネクタイです。
自分も次の入社式はこのネクタイをしようかなと思っています。
今シーズンらしいスモーキーなトーンのピンクのストライプタイ。
ピンクと言うだけで難しいと思う方が多いのではと思います。
このネクタイを見た時にすぐに浮かんだのが、ブラウンやベージュのスーツとのコーディネートだったので、まずブラウンのスーツと合わせました。
シャツはシンプルにホワイトと合わせました。
差し色のブラウンとスーツの色のマッチングもいいので違和感なく馴染みます。
最初にイメージしたとおりのVゾーンになりました。
ベージュのソラーロのスーツとも良く合います。
ベージュのギャバジンやコットンスーツにもよく合うので、ブラウンやベージュのスーツをお持ちの方には、特におススメしたいネクタイです。
シャツはホワイト以外だと、ベージュや淡いクリーム色のシャツも合います。
ホワイトと比べると柔らかい印象になるので合わせてみてください。
MR_BEAMSのVゾーンコーディネートの中にも使われています。
ブラウンのグレンプレイドのジャケットとベージュのタブカラーのシャツと合わせました。
ブラウンやベージュ系のジャケットとも相性がいいので是非合わせてみてください。
これも今シーズンらしいスモーキーなグリーンのプリントタイ。
モチーフもビンテージ風の独特の柄が気に入っています。
このネクタイを初めて見た時にすぐに浮かんだのが、ライトグレーのスーツとのコーディネート。
濃色のスーツと合わせてコントラストを強めるよりも、淡いグレーと合わせた方が春らしいVゾーンにもなると思いました。
柄の色を拾ってブラウンのストライプシャツと合わせてみました。
がらっと雰囲気が変わります。
グリーンのストライプの方が馴染みが良さそうです。
自分はグリーンのストライプのシャツを持っているので、合わせてみようと思っています。
ライトグレー以外にもブラウンやベージュのスーツとも良く合います。
ブラウンやベージュのスーツも濃いトーンよりは少し淡いトーンの方が馴染みがいいと思います。
このネクタイもMR_BEAMSのVゾーンコーディネートに使われています。
これもブラウンのグレンプレイドのジャケットと合わせています。
ジャケットコーディネートにも使えるので参考にしてください。
公開中のリコメンドアイテムの動画でライトグレーのダブルのスーツと合わせているのもこのネクタイです。
よく合っていると思いますが、いかがでしょうか・・・
深いグリーンにブラックという色合わせが新鮮なストライプタイ。
ここ数年、色×ブラックというカラーコンビネーションのネクタイが増えているので、ちょっとしたトレンドなのかもしれません。
ブラックの色がきいているので、ネイビーよりグレーの方が馴染みがいいと思い、ミディアムグレーのスーツと合わせました。
シンプルにホワイトシャツで合わせても、こんな色合わせのネクタイなかなかないので、ちょっと気の利いたVゾーンになります。
制約の多いビジネスマンの方にもおススメしたいコーディネートです。
ホワイトシャツだと普通過ぎるという方には、画像のような淡いグレーのシャツを合わせると変化がつけられます。
淡いグレーのシャツは、BEAMSの若いスタッフもよく着ているシャツですので、気になる方はお試しになってみてください。
ライトグレーのスーツにもよく合います。
同じグレーでもライトグレーになるとVゾーンが明るく感じられます。
ライトグレーに合うということは、遠目でライトグレーに見えるグレンプレイドにも合います。
ストライプの幅のピッチが広いので、グレンプレイドに合わせてもうるさくありません。
先日六本木ヒルズ店で行われた、STILE LATINOのトークイベントの時に私がしていたネクタイもこれです。
スーツは秋冬で別注したCANONICOのグリーンのウインドウペンが入ったBRILLAのスーツです。
ミディアムグレーに見えるグレンプレイドなのでよく合います。
ハウンドトゥースとネイビーのサテンという、英国ビンテージテイストのストライプ。
90年代の英国ブームの頃はよく見かけましたが、昨今はあまり見かけないストライプです。
シンプルにネイビーのスーツとミディアムグレーのスーツと合わせました。
遠目にはネイビーとシルバーの段落ちのストライプのように見えますが、近くで見るとシルバーの部分がハウンドトゥースなので、シンプルな色合わせのネクタイでですが、とても洒落た印象に見えます。
クレリックシャツと合わせると英国感が増します。
90年代前半頃は、自分もこんなコーディネートしていました。
このネクタイ、ホワイトシャツを合わせれば結婚式にも使えますし、お子様の入園式や入学式にも使えると思います。
ビジネスにもフォーマルにも使えて、人と被らないネクタイを探している方には特におススメしたいネクタイです。
いかがでしたでしょうか。
できるだけシンプルなコーディネートでご紹介したので、イメージしやすいと感じていただけると嬉しいです。
上級者の方はご自身でコーディネートできると思うので、最寄りの店舗で実物を見てお気に召したらご購入いただけると嬉しいです。
私のオススメのネクタイは、数年後にしていると「そのネクタイいま買えますか?」と聞かれることがとても多いです。
それだけ長くつけられるネクタイと言えると思いますが、ネクタイの柄は定番以外は継続展開されるものは少ないので、ある意味一期一会です。
なので、気に入った柄があればなるべく早く決断していただいて、完売する前にご購入いただければと思います。
今回ご紹介したネクタイもすでに品薄のモノもありますので、気になるモノがあれば最寄りの店舗にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
FRANCO BASSIとHOLLIDAY&BROWN以外のオススメネクタイのコーディネートに関しては、近々ご紹介できればと思っています。
簡単な置きコーデの撮影ですが、意外と時間がかかるモノなのです・・・
ブログに関しては撮影から編集まで全て一人でやっているので実は結構大変なんです・・・
動画ブームですし自分もしゃべる方が楽ですが、書くことに意義があるように思うんです・・・
なので、”ブログいつも見ています” と言われると嬉しいです(笑)。
MR_BEAMS Vol.11
お待たせしました。
MR_BEAMS Vol.11が発刊されました。
巻頭の特集ページは、今回のMR_BEAMS全体のテーマでもある、CLOTHES that LAST A LONG TIMEを表現した11のスタイリング。
巻頭の特集ページは昨今のカジュアル傾向もあり、少しカジュアルなテイストを取り込んでもいいという話を毎回していますが、今回もドレススタイルを中心としたスタイリングになっています。
自分より30歳近く若いスタッフが、毎回ドレスのスタイリングでいこうと決めてページを作っているので、私がとやかくいう事は何もなく、軸をブラさずにBEAMSの強みであるドレスクロージングをしっかりと巻頭から見せていることは、自分的にもとても良いことだと思っています。
コロナ禍以降ドレスクロージングの取り扱いが少なくなっているお店が多いのは、業界人としてもとても残念なことであります・・・
コロナ禍以降ドレスクロージングの取り扱いが少なくなっているお店が多いのは、業界人としてもとても残念なことであります・・・
今や人気コンテンツBEST3に入るV ゾーンコーディネート。
今回も36パターンのコーディネートをご紹介しています。
個性を出しつつも、お客様が取り入れにくい業界人ウケを狙ったようなコーディネートはNGという軸はブラさず、ちょっと気の利いたVゾーンを今回も作りました。
毎回写真が小さいというご意見をいただきますが、大きくすると構成上掲載できるコーディネートが少なくなるので、柄がよくわからないという方は、ページ左下のQRコードをインストールしてアイテムをご確認いただければと思います。
個性を出しつつも、お客様が取り入れにくい業界人ウケを狙ったようなコーディネートはNGという軸はブラさず、ちょっと気の利いたVゾーンを今回も作りました。
毎回写真が小さいというご意見をいただきますが、大きくすると構成上掲載できるコーディネートが少なくなるので、柄がよくわからないという方は、ページ左下のQRコードをインストールしてアイテムをご確認いただければと思います。
今回新しい企画でお客様のスナップページを作りました。
ショップスタッフ達が ”彼こそがミスタービームス” と太鼓判を押す6名のファッショニスタにご登場いただきました。
川口様、ワキ様、新見様、水野様、高田様、村上様、ご多忙の中の撮影とインタビューにご協力いただきありがとうございました。
これからもBEAMSをご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
これからもBEAMSをご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
私のページ、NAKAMURA’S NOTEBOOKのテーマは ”FEEL LIGHT”
”軽さ”と”洗練”と”リラックス”の3つをキーワードに、今シーズンの傾向をコーディネートとアイテムでご紹介しています。
ここ数年このページを作るに際して私が気になっていたのが、せっかっく時間をかけてコーディネートを組んでも、コーディネートとモデルのマッチングが良くないとイメージと全く違う雰囲気になってしまうこと。
なので、今回はモデルの雰囲気に引きずられないように着用ではなく置きで見せるコーディネートを増やしました。
それでもモデル着用のコーディネートでイメージが違ってしまったカットがひとつありまして・・・
どれなのかは、皆さんのご想像におまかせします(笑)。
なので、今回はモデルの雰囲気に引きずられないように着用ではなく置きで見せるコーディネートを増やしました。
それでもモデル着用のコーディネートでイメージが違ってしまったカットがひとつありまして・・・
どれなのかは、皆さんのご想像におまかせします(笑)。
そして、今回もう一つ注文したのが、モデルのどや顔?をやめてなるべく笑う事。
軽やかな気分で洋服を着てほしいというメッセージなのに、モデルがどや顔ではリラックス感のある雰囲気が伝わりません。
軽やかな気分で洋服を着てほしいというメッセージなのに、モデルがどや顔ではリラックス感のある雰囲気が伝わりません。
なので、今回はなるべくモデルが笑顔のカットを多くしました。
毎回日本人モデルを採用した方がリアリティーがあるというご意見をいただきますが、実は私が気になっているモデルさんがいても体格的にBEAMSのサンプルが合わないので採用できないという問題もあります。
もし読者の皆さんのお知り合いで良い日本人モデルがいたら、ご紹介いただければと思います。
条件はBEAMSの服が似合うということだけです。
条件はBEAMSの服が似合うということだけです。
恒例のスタッフのページは、7名のスタッフが洋服や靴の手入れについて語っています。
ケアについては、私のインスタライブの質問会の時も結構多いので、じっくり読んでいただければと思います。
洋服屋なので個々のこだわりが表れていますが、間違ったことは言っていないのでご安心を(笑)。
洋服屋なので個々のこだわりが表れていますが、間違ったことは言っていないのでご安心を(笑)。
社内募集したら ”俺のこだわりも紹介させろ”というスタッフもかなり多いのではないかと思います。
普段は語らないのですが、そういうスタッフが実はとても多いのもBEAMSです。
普段は語らないのですが、そういうスタッフが実はとても多いのもBEAMSです。
BRILLA PER IL GUSTOのスタイリングページは、今回もディレクターの小林が ”好感度” なコーディネートを紹介しています。
都会的で洗練されたオトナのスタイリングは、まさにブリッラの世界観が表現されています。
プールサイドのスタイリングは小林の一押しのコーディネートのようです。
プリントのスイムショーツに長袖のニットスキッパーは自分もかなりカッコいいと思いますが、正直高温多湿な日本の夏では無理です(笑)。
でも、ヨーロッパの人たちがリゾートでするようなスタイリングを紹介するのもブリッラの役割だと思います。
ヨーロッパの高級リゾートに行くと、本当にこういうスタイリングの人がいます。
今回の新しい企画は、5人の有名スタイリストさんにBEAMSのドレスのイメージをヒヤリングして、ビームスFとブリッラのアイテムを使ったスタイリングを提案していただきました。
いずれもスタイリストさんの個性が表現されていて、他のページとは趣が違ったスタイリングが個人的にも新鮮です。
小林さん、池田さん、オクさん、荒木さん、村上さん、ありがとうございました。
人気のNISHIGUCHI'S CLOSETは、今回もコッテリした西口ワールドです。
自分的には西口には笑ってほしいんですよね。
インスタとは違う西口の雰囲気がMR_BEAMSで見られるといいのにと思っていますが、皆さんいかがでしょうか・・・
今回も122ページにわたり盛りだくさんの内容です。
皆さんの春夏のお買い物やコーディネートの参考になればうれしいです。
今日3月1日(土)より全国のメンズドレス展開店舗にて無料配布が始まりました。
オンラインショップでは〈BEAMS F〉、〈Brilla per il gusto〉、〈International Gallery BEAMS〉のいずれかの商品をご購入のお客様に先着でプレゼントいたします。
数には限りがございますので、予めご了承ください。
毎回言っていますが、MR_BEAMSはタダですのでメリカリやヤフオクで買わないように(笑)。
あれ?もう出ています。
早い・・・(苦笑)
MR_BEAMS CHANNEL ELEMENTS OF STYLE
是非ご視聴ください。
2025春夏 NAKAMURA NOTE カラー編もアップしました。
こちらも合わせてご視聴ください。
ヨーロッパ出張レポート アイテム編
前回に続きヨーロッパ出張レポートです。
今回はアイテム編です。
継続的なアイテムもありますが、小さな変化が感じられるように画像をかなり多くピックアップしました。
じっくり見ていただければと思います。

ケーブルのような編み柄からフェアアイル、ノルディック、アーガイル、ボーダー、ヘリンボーン等々、様々な柄のニットがとても多く見られました。
ドレスクロージングのカジュアル傾向が強まる中でニットがキーアイテムになっていて、バリエーションの広がりから柄のニットが再び注目されているように感じます。
ZIP UP SWEATER
イタリアの定番とも言えるジップアップのニットですが、昨今モードやカジュアルでもジップアップのニットやスエットが注目される流れもあり、昨年からリバイバルしている印象を受けます。
PITTI UOMOのブースのディスプレイやミラノのショールームのディスプレイでもよく見られましたが、最近はロンドンのセレクトショップでもジップアップのニットをよく見かけるので、我々日本人が持っているジップアップのニット=イタリアっぽいというイメージも少し変わってきているのかなと思います。
以前はジップアップのニット中にはシャツを合わせるのが定番でしたが、最近はシャツと合わせるディスプレイが少ないというのもジップアップのニットのイメージが変わってきていることを物語っています。
TURTLE NECK
日本は今シーズン11月末まで暖かかったのでタートルネックは先物買いもなく12月まで苦戦したシーズンでしたが、ヨーロッパも暖冬で同じ状況だったようです。
それでも蓋を開けてみたら来秋冬の打ち出しは圧倒的にタートルネックでした。
ディスプレイもとにかくタートルネックを使ったものが多く、誰が見てもタートルネック押しだとわかるくらいです。
ドレスクロージング全体にリラックス感が求められる傾向があるので、その代表的なアイテムでもあるタートルネックが注目されるのは必然的な流れなのかもしれません。
そして、今回フィレンツェがここ10年で最も寒かったように、”暖冬でも結局真冬になれば皆タートルネックを着るよね” というサプライヤーのメッセージでもあるように感じました。
”寒い時期が短くなったからタートルネックではなくモックネックで乗り切ろう” なんていう日本人的な発想は彼らには全くないようです(笑)。
BRUSHED COTTON SHIRTS
ニットに押され存在感の薄いシャツですが、カジュアルシャツにおいて起毛感のあるシャツの提案が増えていました。
特に柔らかく滑らかで上質感のある起毛素材の提案が多く、コットンでありながらカシミアのように滑らかな素材感であることをアピールするサプライヤーも見られました。
また、実際にカシミアを数パーセントミックスした高級な起毛素材のカジュアルシャツも見られました。
チェックもありますが個人的には無地のカラーシャツが気になりました。
ニットを着るまでの間にジャケットに合わせて着られるカラーシャツがあるといいなとここ数年個人的に思っていたので、それと実際の傾向がマッチしたというのが理由です。
ドレスシャツは新しい打ち出しはなにもありませんでした。
どのシャツブランドに行ってもドレスシャツはブースの奥や端の方に数枚置かれているような状況で、カジュアルシャツやシャツジャケットのようなものをメインに展開していたというような状況でした。
OVER COAT
タートルネックと同じく暖冬でオーバーコートの動きが悪かったとサプライヤーたちから聞いていましたが、これも蓋を開けてみたらオーバーコートの打ち出しがとても多かったです。
ゆったりしたシルエットで長めの着丈と言う傾向は変わりませんが、生地のウェイトはどこのサプライヤーも軽めのものを提案しています。
軽めと言っても見た目は変わらず、触ってみると柔らかくて軽いという生地がとても増えています。
ヨーロッパに行くと ”男なら冬はオーバーコートを着なさい” というような無言のメッセージを感じますが、そのような彼らが軸をブラさないためにも生地のウェイトの選択は重要になっていると思います。
”温暖化だから真冬でもコットンのコートでいいよね” なんていうことになったら洋服屋としても寂しいですからね・・・
FOODIE
日本では ”おじさんのパーカ問題” がなにかと話題ですが、今回のPITTI UOMOやミラノのショールームやロンドンのショップディスプレイでもパーカを合わせたディスプレイがとても多く見られました。
さすがにスエットパーカはないですが、ウールのニットパーカーがとにかく多く、パーカのレイヤードはちょっと流行りになっているかなという印象です。
ヨーロッパは日本と違ってアメカジ文化がもともと強くないので不思議なレイヤードもありますが、個人的には上質なニットパーカをドレスカジュアルのスタイルに取り込むのは賛成で、スエットパーカとニットパーカではイメージ的には違うものになると思います。
自分的にはオシャレなおじさんにはニットパーカを着てもらって汚名?を返上していただきたいと思います(笑)。
DOUBLE BREASTED JACKET&SUITS
春夏に続きダブルブレストのジャケットやスーツが多く打ち出されていました。
スーツはオーソドックスな無地と柄のバリエーションが中心ですが、ジャケットは無地のカラーバリエーションも柄のバリエーションも豊富です。
BEAMSでも無地はネイビー以外の色もここ数年売れるようになりましたが、柄ものは難しいというお客様の声もあり、なかなかバリエーションを増やすのは難しい状況です。
来秋冬はいい生地があれば柄もののバリエーションも展開したいと思っています。
これだけ多くのサプライヤーが打ち出していて来場者で着ている人も多いですが、日本はまだまだブレザー以外はダブルブレストに対して難しさを感じている人も多いので、簡単に合わせられるコーディネートを我々が提案していかなければいけないと思っています。
SCARVES&STOLES
ネクタイブランドの出展が激減し、もはや10社も出展していないのではという状況のなか、ネクタイにかわるアイテムとしてスカーフやストールやネッカチーフの打ち出しがかなり増えていました。
ネクタイブランドもネクタイだけの展開では厳しいので、スカーフやストールやネッカチーフを積極的に打ち出しているブランドが増えています。
BEAMSでも展開しているGIERREが典型的で、ここ数年いち早くネクタイ以外のネックアクセサリーに力を入れてきましたが、今回のPITTI UOMOでもいつもブースが賑わっていました。
一方ネクタイしか展開していないブランドは閑古鳥が鳴いているような状況で、今の流れを物語っています。
ストールは英国的なクラシックなものもあれば、イタリア的な薄手のウール生地にプリントしたものもあります。
数年前の英国ブランドを中心とするマフラーブームの時はストールはどちらかと言えば逆風でしたが、昨今の暖冬の影響もあり再注目されているという側面もあると思います。
ネッカチーフは一時の首にぴったりと巻くスタイル一辺倒から色々な巻き方が出てきたこともあり、取り入れやすくなってなっているのかなと思います。
いずれにしても、PITTI UOMO、ミラノのショールーム、ロンドンのショップディスプレイにスカーフやストールやネッカチーフを使ったディスプレイがかなり増えていたのは事実なので、皆さんにお伝えしておきたいと思います。
BEAMSも来秋冬は巻もののバリエーションを増やしていこうと思っていますが、それによってネクタイのバリエーションが少なくなるようなことはないのでご安心ください。
こまごましたものはまだ色々ありますが、今回お伝えしたものがドレス系の大枠での流れと思っていただいて間違いないと思います。
サプライヤーの提案以外でも業界人たちの気分のようなものがトレンドとなることが昨今は多く、特に日本はその傾向が強いのでそれはSNSなどで感じ取っていただくしかないかなと思います。
私のレポートはあくまでもジェネラルな傾向をお伝えしているので、BEAMSでも取り入れるものもあれば取り入れないものもあります。
そして、トレンドとは関係ないものの展開も多々あります。
なので、あくまでも予備知識として ”知らないよりは知っている方がいい” くらいの気持ちで見ていただければといつも思っています。
クラシック系の人たちはトレンドというキーワードに拒否反応を示す人も多いですが、業界人の ”気分” というものの方がわかりにくくて ”気分ってなに?” という拒否反応を示す人も多いように感じます。
感覚的なものも大事ですが、わかりやすく伝えることはもっと大事だと思っています。
ヨーロッパ出張レポート カラー編
今回のヨーロッパ出張は1月13日から23日。
PITTI UOMOから始まり、ミラノのショールーム周り、ロンドンのリサーチと11日間の出張でした。
現地で何度もインスタライブを配信したので、なんとなく来秋冬の雰囲気は感じていただけたと思いますが、今回から数回に分けて来秋冬の傾向をより詳しく解説していきたいと思います。
今回も700枚以上の写真を撮ってきたので、画像多めですがじっくりご覧いただければと思います。
初回は最もわかりやすい色の傾向についてです。
BROWN
今回多くのサプライヤーから提案されていたのがブラウン。
ミディアムブラウンから濃いブラウンまでバリエーションがありますが、特に打ち出されていたのがチョコレートブラウンと言われるかなり濃いめのブラウン。
”2025秋冬はブラウンを打ち出している” というコメントも本当に多くのサプライヤーから聞きました。
自分たちがバイイングしないようなブランドでも、ブラウンの打ち出しがかなり見られたので間違いのない流れだと思います。
GRAYISH BLUE
ライトブルーに少しグレーを混ぜたようなトーンが多く見られました。
ブルーはこのカラーが一番多かった印象です。
スモーキーなパステルは昨年から増えてきたトーンなので、定番のブルーでこのようなトーンが出てくるのは自然な流れだと思います。
自分も好きな色目なので、この流れはうれしいですね(笑)。
GREEN
昨年から続くグリーンは、さらにバリエーションが広がっています。
グリーンの提案は幅広く、どの色目が一番強いということはないですが、ライトブルーと同じく淡いグリーンに少しグレーを混ぜたようなスモーキーなグリーンがバリエーションに加わっています。
LIGHT GRAY
ライトグレーは継続的なカラーですが、今回も本当に多く見られました。
明るいグレーに見えるチェックの提案もかなり増えています。
ラグジュアリーなスタイリングには欠かせない色になっています。
NATURAL
ここ数年続いているウィンターホワイトの提案は、少し生成りがかったナチュラルなトーンになっています。
”ホワイトの流れは続いているが、来秋冬はオフホワイトやナチュラル”というサプライヤーのコメントも多く聞かれました。
ベージュやキャメルは継続的なカラーですが、今回も本当に多く見られました。
そして、ナチュラル、ライトグレー、ベージュ・キャメルを使ったディスプレイやVMDが多く見られました。

上品でラグジュアリーに見える色合わせは、イタリアだけでなくアメリカでも人気でロンドンのショップディスプレイでも見られました。
こんな色合わせにスモーキーなライトブルーやグリーンを合わせてもいいですね。
定番のネイビーは、全身ネイビーのディスプレイが多く見られたのが印象的でした。
ライトグレーやナチュラルの淡いトーンとは対照的ですが、このネイビーのワントーンもシックな感じで高級感があります。
全身ネイビーのコーディネートは、ブラックを着ないジョルジオ アルマーニ本人のスタイルのイメージが強く、80年代後半や90年代にそれを真似ていた人たち多くいたので、個人的には当時のイタリアのイメージもあります。
これはシックですごく洒落たコーディネートだと思います。
SNS映えはしませんが・・・(苦笑)

グレーの濃淡で表現するモノトーンコーディネートの打ち出しが多く見られました。
黒を使ったモノトーンもありますが、グレーの濃淡で表現するモノトーンのコーディネートとVMDが本当に多く見られました。
クラシックが好きな人はブラックが苦手と言う人も多いですが、グレーのモノトーンであれば手持ちのアイテムを使ってコーディネートができるので取り入れやすカラーコーディネートだと思います。
赤系のカラーは深みのあるボルドーが多くみられました。
今回の打ち出しのカラーの中では一番難易度が高いカラーですが、ブルネロ クチネリもボルドーを打ち出していたのが印象的でした。
こまごましたものはありますが、大きな流れはこのあたりの色目が中心になっていくと思います。
傾向と言っても今までにない新しい色が出てきているということでなく、過去の流行った色がアップデートしてリバイバルしているのと、継続のカラーは毎シーズン少しづつ変化をしながら打ち出され、それぞれの色の組み合わせも毎シーズン少しづつ変化しているのがクラシックの流れなので、その小さな変化を皆さんにお伝えするのが我々の役割だと思っています。
色の好き嫌いは人それぞれなので、傾向と言っても無理に取り入れることはありません。
私のレポートは参考書だと思っていただければ幸いです。
次回はアイテム編です。
MR_BEAMS CHANNEL 2025春夏 NAKAMURA NOTE 更新しました。
今回はキーワード編です。
是非ご視聴ください。
B印MARKET 中村商店に新アイテムが追加されました。

LLOYD FOOTWEARのあの?ブーツです。
是非ご覧ください。
https://www.beams.co.jp/item/bjirushi_market/shoes/70320005232/
明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
年末年始はいつものとおり新潟に帰省していました。
掃除や買い出し、父親の食事の用意と結構忙しく、ゆっくり正月を過ごすという感じではなかったですが、父親が元気にしていたのでひと安心という感じです。
今年の9月で90歳になるので心配事は増えるばかりです。
寒いのが苦手なので、買い出しと親戚の家に年始の挨拶に行った以外はどこにも出かけませんでしたが、年末の30日に夏に会った中学校の後輩たちが食事に誘ってくれて楽しい時間が過ごせました。
自分に気を使ってくれたのか洒落たイタリアンのお店でした。
イタリアンもいいけど、今度集まるときは居酒屋にしましょうね(笑)。
自分がBEAMSにアルバイトとして入社したのが1985年の9月。
なので、今年は自分がBEAMSで働き始めて40年の節目の年になります。
来年はBEAMSの50周年ですが、自分も正社員になって40周年ということになります。
そして、このブログを始めたのが2010年の10月なので、ブログも15年の節目の年になります。
我ながら15年間よく続けてきたなと思います。
昨今様々なSNSがある中で、ブログは古いコンテンツになっているかなと思いつつも、読者の皆さんの有意義な情報ツールとして読んでいただけるように、20年に向けて継続していきたいと思います。
これからもELEMENTS OF STYLEをよろしくお願いします。
初出勤はスーツにタイドアップと決めていましたが、帰京してから体調がいまひとつなのでスーツにタートルネックのリラックススーツスタイルにしました。


今シーズンのリコメンドのCANONICOの別注生地のスーツに、最近購入したMORGANOのグリーンのタートルネックを合わせました。
ウィンドウペンの色をひろったセオリー通りのコーディネートですが、意外とスーツにカラーのタートルを合わせる人は少ないと思うので、皆さんも是非取り入れてみてください。
手持ちのスーツもドレスダウンして着ることができれば、コーディネートのバリエーションも広がると思います。
グリーンのタートル、今日はかぶりましたね(笑)。
ちなみに、今日あわせたコートは5年前に展開していたVALSTARのトレンチコート(通称ハンフリーボガードモデル)。

かなり気に入っているので再度展開したいのですが、ミニマムの着数が数百着なのでちょっと難しいのです・・・
毎年代理店に再生産をお願いしているのですが、ミニマムをこなさないと難しいというのは変わらず・・・
このまま行くと ”幻のモデル” になりそうです。
自分のお気に入りを皆さんにおすすめできないというのは歯がゆいものなのです。
来週13日からヨーロッパ出張に出ます。
持って行くものは何も決めていないので、これから準備を始めます。
冬の出張は服も靴もかさばるので準備が本当に大変です。
パリ経由なのでロストバゲージにならないことを祈るばかりです・・・
パリまで15時間のフライト、トランジット6時間、フィレンツェまで1時間40分。
ウクライナとロシアの戦争が起きてからヨーロッパは遠くなりました。














































































































































































































































































































































































