オススメのネクタイのVゾーンコーデ Vol.2
前回に続き、春夏のおススメのネクタイを使ったVゾーンコーディネートの紹介です。
今回も無地のスーツやジャケット、無地のシャツという、皆さんが持っていると思われるベーシックなアイテムでコーディネートしました。
少し長めですが、じっくり読んでいただければと思います。
FRANCESCO MARINO ジャカード タータン
タータンチェックもマリーノの手にかかると、こういう感じになるのかと思わせるチェックです。
ネイビージャケットにシャンブレーのシャツと合わせました。
これは合わないわけがないという、超定番コーディネートです。
いわゆる ”トラッドな合わせ” ですね。
同じシャツでジャケットをシャンブレーに変えても合いますね。
ネイビージャケットよりトラッド感が薄れて、少しこなれた感じになります。
MR_BEAMSのVゾーンのページでは、ダブルブレストのネイビーブレザーと合わせています。
実はこのコーディネート、淡いグリーンのシャツを合わせているのがポイントです。
同じくMR_BEAMSのNAKAMURA NOTEのページでも、BEAMS Fのリネン/コットンのスーツと合わせています。
ウールのスーツに合わせるのは難しいですが、リネンやコットンのスーツにはよく合います。
難しく考えずにブルー系のコーディネートに取り入れると合わせやすいですね。
”タータンチェックのネクタイは子供っぽくて苦手”という人にも是非お試しいただきたいネクタイです。
FRANCESCO MARINO リネン/シルクのオーバル柄のジャカード
ブラウンにオレンジの配色が絶妙です。
オフホワイトのジャケットに合わせました。
ブラウンのシャツを合わせて同系色でまとめれば、合わないはずがありません。
ブラウンのジャケットとも良く合います。
オレンジの色がいい感じのポイントカラーになっています。
私のオススメのウール/リネンのブラウンのグレンプレイドのスーツ(DRAGOの生地)と合わせました。
MR_BEAMSのVゾーンコーディネートのページでは、BEAMS Fのミディアムグレーのストライプスーツと合わせています。
スーツと合わせる場合は、スーツの生地がザックリとしたフレスコのような生地と相性がいいです。
逆に光沢があり生地のタッチが柔らかいラグジュアリーな素材感の生地には合わないので、その点だけ注意をお願いします。
FRANCESCO MARINO フレスコのストライプ
ネイビーとグレーをミックスしたベースに、サックスブルーとライムグリーンがストライプの差し色になっている、マリーノらしい独特な配色のストライプ。
ベースカラーがネイビーとグレーのミックスなので、スーツはネイビーでもグレーでも合います。
ご覧の通り、ネクタイだけ見ると個性的な感じがするので、難しいと思われる方も多いと思いますが、意外と簡単に合わせられて、こんな洒落たストライプのネクタイをしている人はなかなかいないと思います。
手持ちの定番的なスーツやシャツに合わせられるネクタイですので、是非お試しいただきたい一本です。
FRANCESCO MARINO シルク/リネンのスクエア柄のジャカード
ブルーとグリーンをミックスしたような独特のニュアンスカラーのジャカードタイ。
ライトグレーのスーツと合わせました。
前回ご紹介したコーディネートにもありましたが、明るい綺麗な色のネクタイは、実はライトグレーと良く合います。
ブルーのシャツ以外では、こんなクリーミーなトーンのイエローのシャツでも合います。
ライトグレーとイエローは相性が良く、グリーンとイエローも相性がいいので、必然的に色馴染みのいいVゾーンになります。
青みのあるグリーンなのでネイビーのスーツにも合います。
ネイビースーツの場合、ダークネイビーよりも少し青みのあるネイビーと合わせた方がいいです。
リネン混のネクタイですが、リネンは20%なのでリネン感はそれほどありません。
秋冬に着けても違和感はないのでオールシーズン使えます。
ご安心ください。
FRANCESCO MARINO ヘリンボーン ジャカード
ヘリンボーンの上にリーフ柄を3つ重ねたような独特の柄がマリーノらしいネクタイです。
ベースのミディアムブラウンのトーンも絶妙です。
柔らかい雰囲気になるように、ミディアムグレーのスーツと合わせました。
グレーとブラウンは個人的にも好きな色合わせです。
シャツはベージュやイエローのシャツでも合います。
そして、スーツをライトグレーに変えても合いますね。
最近BEAMSでも人気ですが、ベージュやイエローのシャツは一枚持っているとコーディネートの幅が広がります。
BEAMSハウス六本木でもBEAMSハウス神戸でもグレーにベージュのシャツを合わせています。
流行ってますね・・・(笑)
ネイビーのスーツにブルーのシャツで合わせると、いわゆる ”アズーロ エ マローネ” のコーディネートになるので、間違いなく合うネクタイです。
是非お試しになってみてください。
かすれたオリーブグリーンのベースが特徴的な MATTABISCH のプリント
ナポリブランドの王道の小紋のプリントタイですが、色はアップデートされているので古臭さは全くありません。
ミディアムグレーのスーツにサックスブルーのシャツにプリントタイと言う、ナポリクラシックの王道なコーディネートで組んでみました。
ネクタイの色がアップデートされているので、王道なクラシックと言うよりはモダンな印象のVゾーンになっていると思います。
このネクタイを私のリコメンドとしてオーダーした理由は、そこがポイントでした。
ベージュのコットンスーツとも良く合います。
グレーのウールのスーツとは全く印象が異なります。
スーツは私のリコメンドのDRAGOの生地を使ったウール/リネンのブラウングレンプレイドです。
定番的なグレーのスーツからベージュのコットンやリネン混のブラウンのグレンプレイドまで合わせられるのが、このネクタイの意外性?でもあり良いところでもあります。
定番的なグレーのスーツからベージュのコットンやリネン混のブラウンのグレンプレイドまで合わせられるのが、このネクタイの意外性?でもあり良いところでもあります。
PERSONALITY コットン/シルクのプリントタイ
今シーズンのトレンドカラーでもある、スモーキーなサックスブルーがベースのプリントタイです。
かすれた感じのサックスブルーのベースがとても洒落ています。
コットンが70%でコットンの質感が強いのでデニム調のジャケットと合わせました。
これは合わないわけが無いですよね(笑)
シャツは色落ちしたシャンブレーを合わせてもいいと思います。
シャツは色落ちしたシャンブレーを合わせてもいいと思います。
ネイビーのシアサッカーにも合います。
自分のイメージが80年代のブリティッシュアメリカンな雰囲気を持つネクタイでもあるので、アメリカンな雰囲気の生地にも合わせたくなります。
シャツがタブカラーだとよりブリティッシュアメリカンな雰囲気になります。
MR_BEAMSのVゾーンのページのコーディネートにも使われています。
サックスブルーにグリーンを混ぜたようなニュアンスカラーのストライプシャツと合わせても洒落ています。
BEAMS ハウス丸の内でも、私のリコメンドのスーツとコーディネートされています。
それにしても、このスーツ大活躍ですね。
ノータイでもタイドアップでも着られるスーツですので是非お試しください。
春夏にコットンのネクタイはすごくいいのですが、100%コットンだと結構締めずらいものなんです。
このネクタイは30%シルクが混紡されているので、コットンの質感がありながら締めやすいネクタイです。
スモーキーなサックスブルーがとても綺麗なプリントタイなので、是非実物をご覧になっていただきたい一本です。
いかがでしたでしょうか。
前回と同様にどなたでもイメージがわきやすいように、なるべく定番的なスーツやジャケット、シャツを使ってコーディネートしました。
業界人のお洒落自慢的なコーディネートではなく、私がお店でお客様を接客するイメージでコーディネートを組んでいます。
店舗のイベントがあって店立ちすると、毎回必ずおススメのネクタイとスーツやジャケットのコーディネートのアドバイスを求められます。
その時には定番的なシャツやスーツと合わせてご提案しますが、お客様にとても喜んでいただけることが多いので、そういったイメージでコーディネートを組んでいます。
男性だけではなく、女性にも好印象を持っていただけるコーディネートだと思います。
2回に渡っておススメのネクタイをご紹介しました。
私のリコメンドのネクタイは少し数量を増やしてオーダーしていますが、今の時点でもすでに完売しているものや在庫が少なくなっているものもあります。
このブログでも何度もお伝えしていますが、定番以外のネクタイは継続展開されることがほとんどないので、ある意味一期一会です。
数年前に展開していたネクタイをしていると、”いま買えますか?” というお問い合わせをいただくことが結構あります。
それは、私のリコメンドのネクタイがトレンドに関係なく長く使えるという事でもあると思います。
なので、気に入ったネクタイがありましたら、信用していただいてご購入いただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
MR_BEAMS CHANNEL ELEMENTS OF STYLE
2025春夏 リコメンドアイテム カジュアル編 アップしました。
是非ご視聴ください。
雑誌2ndの最新号(5月号) IVY&PREPPY 2025号にご協力させていただきました。
内容はこのような感じです。
最後のリアルアイビー&プレッピー世代として、自分の経験に基づいたお話をさせていただきました。
6ページにわたる特集ページです。
是非本誌をご覧ください。