年末ギリギリ
年末ギリギリになってオーダーしていたものが色々上がってきました。
ヨーロッパは24日のクリスマスイブから冬休みが始まるので、クリスマスまでに仕上げて送るというケースが多いです。
なので、必然的に年末ギリギリに届くことが多いのです。
今回はそんな最近届いたアイテムをご紹介します。
TITO ALLEGRETTO BLUE TWEED
今シーズン私のリコメンドのブルーのツイードジャケットを買い逃してしまったので、個人オーダーできる生地を探していました。
イタリアにあるデッドストックの生地屋のストックのなかから、この生地を見つけて個人オーダーしました。
綺麗なブルーのメランジが自分好みで、いい生地が見つかって良かったです。
かなりドライタッチのツイードですが、ウェイトは軽めの生地です。
最近はハリスツイードのフェザーウェイトでも重く感じるので、この軽さは個人的には願ったりです。
軽いツイードなんて邪道だという人もいると思いますが、昨今の気候だと重いツイードはすでに趣味の領域なのかなと思います。
なので、見た目はしっかりツイードでも着心地は軽いというのも、この生地を選んだ理由でもあります。
でも一番刺さったのは、綺麗なメランジのブルーであることは言うまでもありません(笑)。
GIANFRANCO BOMMEZZADRI GREY FLANNEL
ライトグレーのフランネルで、カジュアルにも着られるパッチポケットのダブルブレストのスーツが欲しくてオーダーしました。
生地はDRAPERSからチョイスしたので、おそらくCANONICOだと思います。
経緯双糸のしっかりとした生地感が私好みです。
なぜボメザドリかと言うと、実は数年前にこのモデルで個人オーダーしているんです。
何度かインスタにあげているこのスーツも、実は今回オーダーしたものと同じモデルです。
この生地もDRAPERSからチョイスしました。
綺麗なロイヤルブルーのウィンドウペンは、何度か直しをしながら今でも気に入って着ています。
今回は南イタリアのこってりした感じより北イタリアの端正な雰囲気がイメージだったので、ボメザドリでオーダーしました。
今回は以前オーダーした時と比べると、肩幅を少し広くしてウェストも少し緩くしました。
最近は肩幅を少し広くしてウェストも少し緩くしたナチュラルシェイプで、上着のバランスが少しゆったり見えるのが個人的な好みです。
理由はパンツのシルエットも少し太くなってきたので、全体的なバランスを考えると自然とそうなったという事なんです。
”それが気分”なんて言いません(笑)
パンツは以前オーダーした時はワンプリーツでしたが、今回は2プリーツのテーパードのシルエットにしました。
ダブル幅は4㎝。
最近は裾幅を以前より少し広め(19㎝)にするので、ダブル幅は4㎝がなんとなくしっくりきます。
パッチポケットにしたことによってスポーティーに見えるので、クルーネックのニットやタートルネックをあわせるようなドレスダウンしたコーディネートがより雰囲気よく見えます。
もちろんタイドアップでも着ますが、あまりドレッシーなネクタイは向かないので、多少選ぶ色柄や素材感は注意が必要になります。
来春夏にシングルのパッチポケットのスーツを展開していますが、来秋冬はダブルブレストでもパッチポケットのスーツを展開したいと思っています。
自分はベージュやブラウンのジャケットやスーツにパープルやピンクのシャツをよく合わせますが、最近はグリーンのジャケットを着ることが多いので、同系色で合わせられるグリーンのオックスフォードのシャツが欲しいと思っていました。
次はイエローも欲しいなと思っています。
来秋冬はカラーシャツのバリエーションを増やしたいと思っています。
最近ミディアムグレーのスーツを着ることが多く、グレーのグラデーションでモノトーンのコーディネートもいいなと思いましたが、白シャツにグレーのネクタイだとなんとなく普通過ぎて物足りなく感じて、グレーの無地のシャツを合わせてみるも、それはそれで地味で味気なく感じてしまいました。
そこで、”襟を白にすれば首元が明るくなるのでクレリックにすればいい”とひらめいてオーダーしたのがこのシャツです。
上がってきたものを見ると、グレーのトーンが淡すぎて白とのメリハリが足らず、イメージとは少し違う雰囲気になってしまいました・・・(苦笑)
皆さんもオーダーするときの知識として覚えておいていただければと思います。
GERMANO GURKHA CHINO
自分が好きなGERMANOのグルカのモデルで普通のベージュのチノが欲しくて、工場にあるストック生地を探してもらったところ、2025秋冬用で良いチノがあると提案されたのがこの生地でした。
打ち込みがしっかりしていますが、表面が微起毛してあるので滑らかな手触りのチノです。
自分の理想にかなり近い生地なので個人オーダーをお願いしました。
色も少し薄めのベージュで合わせやすいトーンなのもイメージどおり。
ベージュのトーンって実はすごく難しいんです。
濃くなるとすごく野暮ったくなり、黄色味が強いと色合わせが難しくなるんです。
なので、今回は本当にイメージどおりのベージュのチノを好きなモデルでオーダーできて良かったです。
来秋冬この生地でオーダーするかどうかはまだわかりません(笑)。
DEVORE COTTON FLANNEL
自分は休日にウールのパンツをはかないですが、”コットンでウール見えする生地”のドローコードのパンツを休日にはきたくて探していたところ、この生地を見つけました。
生地はコットン-40%・ポリエステル-23%・ビスコース-34%・エラスティック-3%という混率で、見た目はウールフランネルですが手洗いできる生地です。
手洗い表示ですが自分は普通に洗濯機で洗ってしまいますが・・・
シワにもなりにくくストレッチもするので、休日のリラックススタイルには最適です。
このモデル自体は昨年からBEAMSで展開していますが、太すぎず細すぎないシルエットが好きで何本も所有しています。
最初のイメージはミディアムグレーでしたが、チャコールグレーもオーダーしました。
この生地はDEVOREの定番生地ですが、来愛冬展開するかどうかはわかりません。
ウールじゃないグレーのパンツを探しているという客様の声は実は結構あるんです。
TITO ALLEGRETTO BRUSHED TWILL&CORDUROY
ジャケットと一緒にパンツもオーダーしました。
スーツの組下と同じ仕様とシルエットですが、実はこのパンツのシルエットがすごく気に入っていて、今までも何本かオーダーしています。
太すぎず細すぎない絶妙なシルエットは、GERMANOのグルカやGTAのHERICKと並び自分の中ではベスト3に入るお気に入りのシルエットのパンツです。
今回オーダーしたのはオフホワイトのブラッシュドツイルとコーデュロイ。
自分は秋冬でも濃いベージュのパンツははかないので、オフホワイトや生成りのパンツは必需品なのです。
そして、オフホワイトや生成りの色目にはこだわりがあるので、色々なバンチで色をチェックして最終的にピックアップしたのがこの二つの生地でした。
ツイード系のジャケットに合わせるコットンのパンツがいまひとつしっくりきていなかったので、GERMANOのベージュのツイルと、このTITOのオフホワイトの2本がワードローブに加わったのはとてもうれしいです。
本当にクリスマス前ギリギリに出荷されたようでまとまって届きました。
オーダー会をやっていないブランドの個人オーダーもあるので、役得みたいに思われる方も多いと思いますが、実は今までも自分が個人オーダーしたもので商品化されたものが結構あります。
自分が身に着けてみて良いものもあれば、いまひとつなものもあるので、そういった意味ではモニターと言う側面もあり、実際にオーダーするときは自分が身に着けて気になった点を修正して商品化することも多いです。
さらに、自分が個人オーダーしたものと同じものが欲しいという声をいただくことも多いので、このブログでご紹介するものは単なる買い物自慢ではないと思っています。
ということで、今回ご紹介したアイテムで気になるものがあれば店舗スタッフにお申し付けください。
お客様の声は大事なので、真剣に商品化の参考にさせていただきます。
自分が気に入って個人オーダーしたものが欲しいと言われると嬉しものです。
いつもありがとうございます。