2024秋冬 おすすめのネクタイ PART.2
前回に続き2024秋冬のおすすめのネクタイとコーディネートについてです。
PART.2となっていますが、MR_BEAMSのウェブでも紹介されているので正しくはPART.3となります。
コーディネートのセオリーやテクニックのようなことにも触れているので、じっくり読んでいただければと思います。
メランジがかったグレーとサックスブルーのコンビネーションがとても綺麗なストライプです。
オーソドックスなミディアムグレーのスーツに合わせました。
シャツはシンプルにサックスブルーの無地を合わせてグレーとブルーだけでまとめています。
ネクタイのグレーより少し濃いグレーのスーツでブルーはシャツのサックスのトーンより濃いブルーなので、同系色まとめても微妙にトーンがずれていてVゾーンに奥行きが生まれます。
逆にトーンが近すぎると、まとまりが良いだけの味気ないVゾーンになってしまいます。
こう見ると、ビジネスシーンに使えるちょっと気の利いたVゾーンになっていると思うのですが、いかがでしょうか・・・
ミディアムグレーの無地のスーツをお持ちの方には特におすすめしたいストライプです。
ブラウンベースに黒とパープルという色使いでビンテージテイストをアップデートさせた、HOLLIDAY&BROWNらしいジャカードタイです。
ベージュとブラウンは同系色なので相性が良く、パープルとベージュも相性がいいので、必然的にこのコーディネートになりました。
シャツは無地でもいいですが、細いストライプの方がビンテージの柄が引き立つと思い、このシャツを選びました。
アップで見ると黒のラインが挿し色として引き立っている感じがします。
ベージュのギャバジンやベージュのソラーロとも合いそうなので、自分もそれらのスーツと合わせようと思っています。
それにしてもHOLLIDAY&BROWNは、こういったビンテージ調の柄を作るのが本当にうまいですね。
あまり見たことがない葉っぱの柄で、色もブラック×ブラウンなので難しいと思われている方も多いと思います。
前回のブログでも書きましたが、ここ数年本当にブラックベースのネクタイが増えています。
濃いめのブラウンのスーツに合わせました。
シャツはブラウンのトーンに合わせてベージュのシャツを選びました。
黒以外はダークブラウン(スーツ)→ブラウン(ネクタイの柄)→ベージュ(シャツ)という同系色でまとめているのがポイントです。
つまり、Vゾーンの中で黒をポイントカラーとして引き立たせるコーディネートなんです。
ブラック×ブラウンのコーディネートは自分の世代はどちらかと言えばNGと教えられてきた色合わせですが、昨今はモード系でよく使われる色合わせでもあるので、30代~40代の服好きの人たちにはポピュラーにな色合わせになっています。
BEAMSの若いスタッフも好きな色合わせですね。
グレーの無地やハウンドトゥースやグレンプレイドなどのモノトーンのチェックとも合いますが、その場合はシンプルに白シャツと合わせた方がいいと思います。
色柄に主張があるネクタイは、引き算でシンプルにまとめた方が合わせやすくなります。
パープルベースにゴールドとネイビーの柄という、ぱっと見派手なジャカードのペイズリー。
ブラウンのハウンドトゥースのスーツと合わせました。
ジャカードのペイズリーは重厚感があるので、スーツは素材感のあるフランネルのブラウンのハウンドトゥースと合わせました。
ブラウンとパープルの色合わせは相性がいいので、スーツがチェックになってもブラウン系であれば間違いなく合います。
スーツの柄の大きさとネクタイの柄の大きさが大きく違っているのもポイント。
柄のスーツに柄のネクタイを合わせる場合は、なるべく柄の大きさを離すと合わせやすくなります。
シャツはパープルでもピンクでも合うので、今回はピンクの無地を合わせました。
パープルは今シーズンのネクタイのトレンドカラーのひとつですが、ネクタイとシャツを同系色でまとめて、それに合うスーツを選ぶという逆算的にコーディネートを組んでいくと意外と合わせやすいのではと思います。
ネイビーベースにベージュの色づかいがきいたプリントのペイズリー。
意外と柄がはっきりしているので、どんな風に合わせるのかと思う方も多いと思います。
少し幅広のチョークストライプのスーツに合わせました。
自分がBEAMS Fのショップにいた80年代後半から90年代前半頃にペイズリーのネクタイがとても流行った時期があり、その時に定番だったのが、こんな感じのストライプのスーツと合わせるコーディネートでした。
なので、自分にとってはとても懐かしいコーディネートでもあります。
スーツとネクタイが柄なのでシャツはシンプルに無地で。
Vゾーンの基本は柄二つまでです。
自分も含めてファッション業界人は柄を三つ使う事もありますが、うまくまとめるには柄の大きさのバランスを計算しないと悪趣味なVゾーンになります。
BEAMSのショップディスプレイもたまに柄を三つ使ったちぐはぐなVゾーンが見られるので、その際は指導しています。
このような少し幅広のストライプスーツをお持ちの方には特におすすめのペイズリーです。
今回ご紹介したのはこの5本。
どれもネクタイ単体で見た印象より、私がコーディネートで紹介すると意外と難しくないと思われるのでは・・・
私自身主張が強いVゾーンは苦手なので、ジャケットやスーツに馴染みながら、ちょっと気の利いたコーディネートになるように心がけています。
そして、前回のブログでも書きましたが、私のおすすめのネクタイは数年後にお問い合わせを受けることがとても多いので、トレンドに関係なく長く使えるのがポイントです。
今回ご紹介したネクタイも継続展開はおそらくないので、完売した場合は今後手に入れるのは難しいと思われます。
なので、気になる柄のネクタイがあれば、迷わず押さえていただけると助かります。
数年後に欲しいと言われ、〇年前のネクタイとお伝えするのも忍びないので・・・
よろしくお願いいたします。
以前ブログで紹介して完売したGUYROVERのベージュのウエスタンシャツ。
完売してから何件かお問い合わせをいただきましたが。
同じ生地で再入荷しました。
襟型が若干変わったので、正確にはニューモデルになります。
これからのシーズンとても重宝するシャツです。
品番は2411-0682です。
前回買い逃した方は最寄りの店舗で是非お試しください。
b印マーケットで初回入荷後すぐに完売したMAISON CORNICHONのボーダーTが再入荷しました。
私も愛用している大人のボーダーTです。
https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/post/11975/