お盆休み
先週お盆休みで新潟に帰省していました。
帰省の際に毎回悩むのが、9月で89歳になる父親に何を食べさせるか。
今回は帰省した日が連休前の土曜日で、新潟まつりの真最中だったので飲食店はどこも満席。
料理人の後輩におすすめの和食の店を紹介してもらい、なんとか夕飯難民にならずにすみました。
なぜ新潟で関西風の蒲焼なのかと聞くと、ご主人が大阪で料理の修業されていたので、その流れで関西風ということ。
実は自分もふわふわの関東風よりも身がしっかりした感じの関西風の蒲焼の方が好きなので、新潟でこれが食べられるのはうれしいですね。
父親はうなぎが好きなので〆に蒲焼を食べさせようと思いましたが、ご主人が気を使ってくれて裏メニューの握りずしを用意しておいてくれたこともあり、ひとくちでギブアップ・・・
本当に食が細くなりました。
最近増えているインバウンドのお客様にもとても喜ばれるとのこと。
日本酒好きにはたまらない地酒のバリエーション。
これは定番のリストで、これ以外にもストックがあるそうです。
日本酒好きの方も新潟に行ったら是非行ってみてください。
食が細くなった父親も、茶豆(えだまめ)、焼きナスという新潟の夏の定番のおつまみから一気に九貫たいらげました。
寿司屋にとっては野暮な客ですが、意外と食べられるものがあるものです。
〆にオーダーした茶碗蒸しがとても美味でした。
食が細くなってきたので、さらにそうなってきたのかなと感じました。
なので、次回からは頑張って店を探すのはやめて、父親が行きなれた店だけに連れて行こうと思っています。
そう考えると、ちょっと肩の荷が下りたかなという感じです。
新潟のソウルフード、みかづきのイタリアンとチーフナッツ。
これは帰省したら絶対に食べなければならないものです。
個人的に ”みかづきフルコース” と言っています(笑)。
ラーメンも食べたく最終日までチャレンジしましたが、行きたいラーメン屋は休みで全滅・・・・
拾番のラーメンは食べたかった・・・
せめて麺モノが食べたく、新幹線に乗る前に小嶋屋のへぎそばを食べました。
つるつるでしこしこの布海苔そば、江戸のそばとは違う美味しさがあります。
何年かに一度帰省のタイミングと重なる新潟まつり。
生家の近くを通る住吉行列と言われるこの祭行列は、もともと大阪の住吉大社からご神体を受けたことから始まり、1726年から続く歴史ある祭り行列ですが、自分が子供の頃に比べると行列も随分短くなり寂しい感じ・・・
それでも久しぶりに万代太鼓の音色が聞けて良かったです。
自分も中学生の頃にやっていたので、久しぶりにたたきたくなりました。
今でも太鼓たたけるかな・・・
その夜の花火大会は父親の食事の用意で見れなかったのが残念。
今年は花火大会には縁がなさそうです。
帰省中は掃除や買い物で忙しいですが、空いた時間に近くの海に行きます。
子供のころから行きなれた海は、人も少なくいつもプライベートビーチ状態。
人が少ないので水も綺麗ですね。
今年の夏は特に水質が良いような感じがします。
夕暮れ時の海は本当に癒されます。
こんな風景が毎日見られるなんて本当に贅沢です。

40数年ぶりに会う後輩もいてお互いに近況報告。
60歳にもなると皆本当に色々あって、自分も含めて平穏無事に何もなくここまできた者は誰もいません。
それでもこうやって数十年ぶりに再会して、皆笑って色々話せることは本当に幸せで楽しいひと時でした。
そのほかにも色々な活動をしていて本当に頭が下がります。
お母様の横田早紀江さんもご高齢なので、めぐみさんの一日も早い帰国を願うばかりです。
東京にいるときはまだ仕事をしている時間なので、はるかに健康的です。
酒が飲めれば家の近くには飲み屋がたくさんあるので、一人で飲みにも行けるのですが・・・
”酒が飲めなくて生魚も食えないんじゃ新潟県人である意味がない” なんてよく言われますが、その通りかもしれませんね。
今回はスーツを着たお洒落なマスターがいるバーに行けなくて残念。
それにしてもお盆休みの最中だというのに古町通は誰もいません・・・(苦笑)。
本家の長男なので墓掃除も全て自分がやります。
毎年お寺に来るたびに、そろそろ父親が亡くなった後のことも考えておかなければと思っていたところ、偶然にも再従弟の分家の長男に初めて会うことができ、墓のことなども色々話せたのも先祖の思し召しかなと思っています。
家を掃除していたら、中学生の頃に使っていたギターが出てきました。
このギターは姉が使っていたもので、このギターを姉から借りて練習したのが自分のギター歴の始まり。
GAMMAというブランドはどこのギターなのか調べてみると、静岡の東海楽器で作られたもの。
東海楽器と言えば、自分の世代はCAT'S EYEというギターが有名でしたが、CAT'S EYEができる前のブランドのようです。
おそらく1973年くらいに買ったものだと思います。
もう一本は中学二年の時にお年玉で買ったTHREE Sのギター。
1977年当時2万5千円で買ったギターですが、ネックが細くてとても弾きやすく、音も値段の割には良く鳴ったことを今でも記憶しています。
2台とも高校を卒業したころから押し入れにしまい込んで埃だらけでになっていましたが、綺麗にすれば使えそうなので状態の良いTHREE Sの方を東京に送ることにしました。
最近60年代や70年代に作られたジャパンヴィンテージと言われる日本製のギターがちょっとしたブームになっているので、綺麗にして少し手直して40年ぶりにギターを弾いてみようかなと思っています。
コードも結構忘れているのではたして弾けるのか・・・
当時使っていたソフトケースも出てきました。
タータンチェックのギターケースって、昭和レトロな感じですよね。
当時はトラッドブームだったので、こういうのが普通に売られていました。
でもハードケースに憧れました。
お金持ちの家の子たちは、初めてギターを買った時からハードケースでした。
正直島根の石見銀山より佐渡金山の方が遺跡としては見どころがたくさんあると思いますが、石見銀山は出雲大社という強力な名所があるので、観光と言う意味では新潟はそれには到底及ばないというのが正直なところ。
わざわざ新潟からフェリーに乗って片道二時間(高速艇なら40分)かけて佐渡に行くことの付加価値をどうするかが、これからの課題なのかもしれません。
新潟市にも佐渡金山バブルが来るのか、ちょっと心配しながら見守りたいと思います・・・
お盆と正月の年二回の帰省ですが、ここ数年は一人暮らしの父親の健康状態や暮らしぶりを見るのが主たる目的になっています。
9月で89歳になる父は見た目は70代後半くらいに見えますが、年々耳が遠くなり、足腰も少し弱ってきたかなと感じます。
一日中高校野球を見ていて、気づいたらうたた寝をしていることも多く、ちょっと心配です。
帰省するたびに心配事は増えますが、今の暮らしを変えたくないというのが父親の望みなので、それを尊重しながらどのように支えていけるかと言うことが大事なのかなと思っています。
自分にとっての夏は6月のイタリア出張から始まって、8月の帰省で終わるという感じなんです。
毎年残暑が厳しいので9月中くらいまでは気温も夏と変わりませんが、お盆休みが終わって新潟から帰ってくると、夏も終わったなと言う気分になるんです。
次の帰省はお正月。
夏の新潟は大好きですが、冬は寒くて苦手です・・・