皆さま、こんにちは!
皆さまは妖怪とか心霊の類を信じますか?
自分は信じてますよ。
自分は直に目撃したことはありませんが、
ウチの女房は小学生だった頃、
長期入院されてた学校の女性担任が
亡くなった晩に枕元に立った経験があります。
これからも頑張って生きるんだよ…みたいな言葉を残したそうですが、
その晩は多くの同級生が同じ体験をしたんですって。
こんな話を聞かされたら、信じないわけにゃいきませんでしょうよ。
スーパースター級の鬼太郎は別として、
日本で一番有名な妖怪は「座敷わらし」ではないでしょうかね?
姿を現すと、その家は繁栄すると言われている子供姿の妖怪です。
そんな「座敷わらし」伝説で有名なのが
岩手県の県北に位置する金田一温泉ですが、玄関口がこちらでした。
IGRいわて銀河鉄道・
金田一温泉(きんたいちおんせん)駅です!
明治42年に開業した駅でした。
現在の駅名は昭和62年に改称されたモノですが、
国鉄時代からのファンには
以前の「金田一駅」の方が馴染み深いかもしれませんね。
駅前を江戸時代から続く奥州街道(のちの国道4号線)が横切りますが、
現在は4号線バイパスが駅裏に通されたために、
物静かな印象だった駅前風景です。
しかし、国鉄時代は国鉄バスのターミナルで、
金田一温泉駅方面のほか、花輪線・荒屋新町駅、
久慈線(現・三陸鉄道リアス線)久慈駅にも路線が伸びてたそうですよ。
駅舎内に昭和38年撮影の写真が飾られてましたが、
ここに写っているのが当時の国鉄バスなのかな?
国鉄バスを引き継いだJRバス東北。
それら路線の大部分は廃止され、久慈駅までの路線も
軽米バス停以東は岩手県北バスの路線に変わってしまったようです。
ホームに掲げられた「のりかえ」看板の空白部分から
寂しさを感じるのは自分だけですかね?
駅のすぐそばに立つ「金田一温泉」の看板塔。
もちろん主役は「座敷わらし」です。
イラストに描かれた座敷わらしの名前は「亀磨くん」。
6歳で亡くなった南北朝時代の公卿・万里小路藤房の次男が
座敷わらしになったという言い伝えから、
この名が付いたそうですよ。
こんなかわいい「座敷わらし」なら会ってみたい気がしますが…
おどろおどろしいリアルなのは勘弁してくだされ。
それでは構内を覗いてみましょう。
現在の駅舎の建立年はわかりませんが、
上記の昭和38年撮影の写真に木造駅舎が写っているので、
昭和40年代に建てられたモノで間違いないかと。
金田一温泉駅は著名な温泉郷の玄関口ですけど、
構内に売店等はなく意外にあっさりめな印象です。
そんな金田一温泉駅も、
国鉄時代は碇ヶ関駅・大鰐駅から奥羽本線・東北本線を経由して
盛岡駅までを結ぶ急行「しもきた」(1往復)、
JR時代は特急「はつかり」1往復が停車していたみたいですね。
続いてはホームにイン。
金田一温泉駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造の駅でした。
個人的にツボったのは、現在は立ち入ることが出来ない
写真に写るホームの末端部分です。
嵩上げされないまま残る石積みホームが見えますけど、
明治時代のホームがそのまま残っているんですよね…
ここからIGR7000系に乗り込む明治時代体験ツアーがあれば、
喜んで参加したいですけど…
短足な自分じゃ、乗り込むのに相当苦労しそう。
2本のホームを結ぶ跨線橋も「座敷わらし」推しが
かなり強めでしたっけ。
最後は温泉郷の玄関口らしく旅館案内の看板で〆ます。
「座敷わらし」が現れると言われているお宿は「緑風荘」さん。
GoToトラベル対象のお宿ですし、
この機会に泊まって「座敷わらし」に会ってみたいなぁ。
こんな自分ですけど、実は心霊現象に関して超ビビりです。
幼少の頃に見た「2時のワイドショー」の心霊写真特集が
今も頭から離れずトラウマになってますが、
そんな方、他にもいらっしゃいますかね?
「座敷わらし」じゃありませんけど、
幽霊の男の子「ウリ坊」が登場する「若おかみは小学生!」の劇場版、
めっちゃ泣けます。
青山駅
好摩駅
いわて沼宮内駅
一戸駅
金田一温泉駅(平成28年8月12日)
↓(目時駅方面)
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