皆さま、おばんです!
先週末、青森県内をウロウロしている間に
驚きのニュースが飛び込んできたんですよ。
JR北海道が平成28年度までに、
留萌本線・留萌駅‐増毛駅間の廃止を検討しているとか。
ブログに戴いたコメントで、この事実を知りました。
何が驚きかって、3週間前に旅したばかりの路線 でしたからね。
検討している廃止期限は平成28年度中とのことですが、
これって、それ以前の廃止もありうるってこと?
今年の冬に沿線の土手の斜面に亀裂が入り、
長期休止に追いやられたことは記憶に新しいですけど、
まさか復旧後、こうも早くに廃止が検討されるとは…
沿線は絶景ポイントも多く、
鉄道ファンだったら絶対に楽しい路線なんですけどねぇ。
今晩はそんな留萌本線の、海辺にあるこちらの駅をいっちゃいます。
留萌本線・瀬越(せごし)駅です!
留萌駅のひとつ西側にある駅でした。
ってことは、この駅も廃止検討中の駅ってことか…
瀬越駅の起源は大正15年に開業した瀬越仮乗降場だそうで。
海水浴場前に開業した、季節営業の仮乗降場だったそうです。
留萌本線と言えば、仮乗降場が数多くある線区ですが、
ここが他と違っていたのは昭和44年に臨時駅に昇格したことです。
故に、時刻表に載らない仮乗降場と違い、
背後には住宅が建ち並び、季節問わずに利用客があったため、
臨時駅ながらも通年営業していたみたいですね。
そんな瀬越駅ですが、単式ホームが1本あるだけの棒線構造で、
おおおっ、これはひょっとして尊師椅子!?
他にベンチは見当たらなく、
あるのはこちらの椅子(定員1名、先着順早い者勝ち)だけでしたのよ。
それにしても、このイスってJR北海道の備品?まさかねぇ。
このイスの謎さ加減に思わずフフッてなっちゃいましたが、
それ以上に大きな謎が瀬越駅には仕込まれていたんですの。
まず見てほしいのがこちら、
昭和52年に撮影された瀬越駅(当時は瀬越臨時駅)の航空写真です。
矢印の先に見えるのが瀬越駅でした。
この写真を見て気づいたのですが、
こんな浜辺近くに自動車教習所があったようですね。
既に廃業していたようですけど、コース跡はハッキリと残ってます。
謎はこの自動車教習所のことではなくて、駅の位置でしたの。
瀬越駅(当時は瀬越仮乗降場)は現在の位置ではなくて、
元教習所のコース側にあったようなんですよ。
ちなみにこの位置、現在は私有地らしく、
入り口付近にも大きな倉庫(廃屋?)が建っていたため
ネットや書籍で瀬越駅の移動のことを調べたのですが、
それにまつわる記載は見当たらず。
もともと仮乗降場や臨時駅は営業キロが設定されていないために、
駅位置の変化に今まで触れられなかったのかなぁと。
こんな謎で楽しませてくれた瀬越駅でした。
えっ、楽しくない?
あと何年、列車の車窓からこの絶景が楽しめるんでしょうかね?
訪問駅リスト(JR線)
留萌本線
↑(深川駅方面)
北一已駅(平成27年6月4日)
秩父別駅(平成27年6月4日)
瀬越駅(平成27年6月4日)